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2018/06/28

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  • 謔話§一日一句~年度末~

    季語は・・・弥生尽 乗客の なき終バスや 弥生尽 【去年の今日】春話§そして弥生三月が尽き・・・・・・

  • 週話§日曜流転~弥生三月おしまい~

    元旦の大地震からあっという間に3か月が過ぎようとしている。3月はじめには房総半島付近を震源とする地震が頻発した。 日本海側から、さらに太平洋側へも地震が頻発するようになるとは、さすが地震国であると感心をしている場合ではない。いつ何時、東日本大震災や能登の大地震が自分たちを襲うとも限らないのだ。 万が一にも大きな被害を蒙ったら、そこから日常が失われ、すべては非日常となって、旧に復するためには、気の遠くなるような作業を進めていかなくてはならない。 古希を迎えようとしている今、我々のような高齢者にとって、そうした労力を割くことは何とも過大な負担でしかなく、これ以上大きな地震が起きることのないようにと祈り続けるばかりである。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~黄砂到来~

    季語は・・・霾(よな)ぐもり 西風に 顔をしかめて 霾ぐもり 【去年の今日】泡話§見る夢は・・・・・・“縁”

  • 行話§雷乃発声~七十二候~春分

    春分の末候“雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)”である。 明日で3月も終わり。世間がすっかり春らしくなった。樹々に緑は戻っていないけれど、これも暦が変われば、次第に緑が展開していってくれるはず。そして東京は昨日、平年より5日遅れてようやく桜の開花宣言があった。 そういえばこのところ、春へと季節の変わり目に前線が通過することで鳴る雷を聞いていないような気がする。あれを聞くと春がやって来たと実感するのだが、低気圧と前線が通過しても、雷鳴を聞かないままだ。 そうして桜の日々も終わり、花水木が咲き出すのももうじきのことである。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§土曜流転~1978年3月30日~

    ……という、この日のことは何も記憶してはいない。3日ほど前には大学の卒業式が行われ、4月3日には内定していた会社の入社式が行われるというそんな狭間の日でしかなかった。 大学時代お世話になった下宿を3月上旬に引き払い、交通の便がよかろうという心づもりで、荻窪の北あたりにアパートを借りて住み始めていたのだ。 今にして思えば“学生”でもなく“社会人”でもない……何者であるのか、わからない時空にいたことに気がつく。まあ、それほど大げさでもないし、ことさらに特別なわけでもない。 そんな一週間ほど、荻窪で何をしていたのだろうと記憶をたどっても、思いだせない。三食何を食べていたのだろうと思う。小さなキッチンは付いていたけれど、あれこれ自炊をした記憶もなく、たぶん駅周辺まで食べに行っていたのは間違いなく、覚えているのは、何軒かあった定食屋の世話になっていたのだ。 その時に酒を呑んで..

  • 謔話§一日一句~古びた急須~

    季語は・・・利休忌 常滑で 煎茶一服 利休の忌 【去年の今日】楽話§その昔“プレイガイド”なるものが

  • 俄話§初ラグビー観戦~J・P・R・ウィリアムス~

    ウェールズ往年の名プレイヤーだったJ・P・R・ウィリアムスが1月に亡くなった。享年七十四 彼がプレイしているのを見た。それも初めてのラグビー観戦で、今から50年近く前、1974年の国立競技場、日本対ウェールズのテストマッチであった。新聞は取っていたけれど、どうしてテストマッチののスケジュールを知ったのか……謎である。 その当時、ラグビーに興味はあったが、大学ラグビーのテレビ中継を観るのがせいぜいだったし、今にして思えば“ニワカ”以下でしかなかったという記憶だ。 それでもウェールズのプレイは強烈かつ鮮烈で、前半キックオフから1分もしないうちにノーホィッスル・トライを決められ、その後もトライを重ね、6対82の圧倒的大惨敗を喫したのである。日本の6点は、早稲田から横河電機に進んだフルバックの植山による2本のペナルティキックに終わった。 そんな圧倒的なウェールズが当..

  • 充話§トリスタンとイゾルデ~東京・春・音楽祭~

    前週水曜日に新国立劇場の後、今週水曜日は東京・春・音楽祭の『トリスタンとイゾルデ』(演奏会形式)を聴いてきた。 指揮:マレク・ヤノフスキ トリスタン:スチュアート・スケルトン マルケ王:フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ イゾルデ:ビルギッテ・クリステンセン クルヴェナール:マルクス・アイヒェ メロート:甲斐栄次郎 ブランゲーネ:ルクサンドラ・ドノーセ 牧童:大槻孝志 舵取り:高橋洋介 若い水夫の声:金山京介 管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンマス:ベンジャミン・ボウマン) 合唱:東京オペラシンガーズ 合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩 音楽コーチ:トーマス・ラウスマン まずもって、ヤノフスキ指揮のNHK交響楽団の演奏に“すげぇ!”と感心したが、前週の大野和士&都響を凌駕する音楽だった。もちろんピットの中からとステージ上の違いはある..

  • 謔話§一日一句~古希の感慨~

    季語は・・・山笑ふ 眉に白髪 見つけた午後に 山笑ふ 【去年の今日】甘話§不二家への憧憬

  • 稲話§お米屋さん

    日々食べる米だが、宅配野菜のオプションとして一週間おきに2kg届けられる。普通はその量で2週間食べられる。だが、時々だが米が足りなくなることがあって、そうした時は米屋まで買い求めに出向くことになる。 我々が贔屓にしている米屋さんは、ありがたいことに1kgから、しかも店頭で精米して売ってくれるのだ。1kgもあれば十分に間に合ってくれるし、精米したての白米をいただけるというのが何とも吉ではないか。 そうであるならば、折々にお米屋さんで買うようにすればいいではないかと思うのだが、そこは横着者であるがゆえに、一週間おきに届く白米のほうを重宝しているということなのである。 《日常のトピックス一覧》

  • 大話§お豆腐ご飯

    時折だが無性に食べたくなるのが“お豆腐ご飯”である。 海外旅行から帰ってきた、その日の晩はお豆腐ご飯を作ってもらって食べるのが恒例化していたこともあった。たぶん、旅先の食事に辟易していた反動であるのだろう。 作り方は……豆腐を温めることはせず、そのまま炊き立てのご飯の上にのせて、その上から醤油などを合わせたタレと刻み葱、胡麻油をかけて出来上がりというものだ。 まあ……タレで食べていると言えなくもなく。だが、シンプルであるがゆえにこれが侮れないうまさなのである。海外旅行から帰って来た晩、思い出を反芻しながら軽く肴をつまんで酒を呑んだ後に、さらりといただくお豆腐ご飯は何よりうまく、旅行から帰ってきた安堵とともに、あっという間に胃の腑へと収まってくれるのである。 《B級グルメのトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~野あそび~

    季語は・・・青き踏む はき馴染み ジーンズは黒 青き踏む 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年3月27日付~

  • 呟話§一言つぶやき~騙される日本人~

    振り込め詐欺・・・・・・いわゆる“オレオレ詐欺”の被害が一向に減らない…… ……最大の要因として、自民党長期政権による御上を疑わないという教育の成果であるというのは陰謀論的な発想であるかどうか、間違いないことは、多くの日本人が無批判であることに慣らされてしまって、一向に自分の意志を反映することがない。これすべて自民党による長年の愚民政策の結果で、それが日本を次第次第に蝕んで、いよいよ衰退を迎えようとしているのだ。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 連話§ワタシの酒肴[182]ナムル

    [承前] 韓国朝鮮料理の“ナムル”が好きだ。特にほうれん草と豆もやしがうまい。 焼肉屋でも単品で注文することがあるし、脂っぽい肉の後に食べると、口がすっきりしてくれるようだ。もちろんビールのアテにもウエルカムである。 日本で主に食べられるナムルは、上の2つの他にゼンマイと大根のナムルがあるが、ワタシ的酒肴としてはそれほど好みではないが……ビビンバの中に入っているのはOKだが。 考えてみればほうれん草のお浸しにあたるのがほうれん草ナムルということだと思われるけれど、味付け一つでまったく別の料理になるとはである。 [続く] 《酒肴のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~午後の陽だまり~

    季語は・・・花影 散歩して 用水路には 花の影 【去年の今日】週話§日曜枯寂~すね毛消える~

  • 悼話§マウリツィオ・ポリーニさん(ピアニスト)

    実演を複数回聴いたピアニストの一人である。初めてポリーニを聴いたのはショパンの練習曲集の録音で、第1曲からその技巧の見事さに腰を抜かしそうになった。完璧とは何かを思い知った瞬間だった。 その後、初めて実演を聴いたのは1976年のNHK交響楽団定期公演。岩城宏之の指揮でショパンのピアノ協奏曲第2番だったが、演奏の記憶はまったくない。ただ、その後アンコールで弾かれたポロネーズ第5番の打鍵の強さにこれがポリーニなのかと思わされたのである。 1989年に東京文化会館でシューマンとショパンのプログラムを聴いた時は、あまりにもな会場のピリピリした緊張感にくたびれ果てた記憶があるのみ。 最後は1998年にサントリホールで2回、ベートーヴェンの後期ピアノソナタ3曲ずつ。記憶に残っているのは28番の終楽章。一瞬、指がもつれたように聴こえた。その直後から感情を顕わにして弾き始めたよう..

  • 動話§モチベーションの喪失?

    定年退職して、今年の秋で9年となる。ついこの間退職辞令をもらったような気がするが、時の流れはあまりにも速い。 退職から半年経った翌年の4月、高校の同級生に頼まれた嘱託仕事だったが同級生の急逝であえなく頓挫。それ以降は年金で食い繋いでいるが、まあまあ何とか暮らすことはできている。そんな呑気な年金生活なのだが、残念ながら確固たる“モチベーション”とでもいった何ものかがあるのかといえば“ない”のだ。 宮仕え時代は、日々せっせと会社に行くという大きなモチベーションが存在していたが、それに匹敵するようなモチベーションなど存在しようもない。 せめてもは、せいぜいブログを途切らせることなく、毎日欠かさず綴っていくこととか、あまり怠惰になることなく日々やるべきことをきちんとこなしていくことで、定年ライフを維持しているといえるのだろうが、37年半過ごした時間のスケールにはかなわない。 ..

  • 謔話§一日一句~荒れじまい~

    季語は・・・比良八講 比良八講 新幹線の 通過駅 【去年の今日】週話§土曜枯寂~卒業式~

  • 行話§桜始開~七十二候~春分

    春分の次候“桜始開(さくらはじめてひらく)”である。 今年も桜が咲いた。二十代の頃まで感性の類が中途半端でしかなく、咲いた桜を愛でるという風情を持ち合わせていなかった。 桜に対しての感情が芽生えたのは、今の場所に住み始めたあたりからではないかと想像するが、それこそ眼の前に桜が咲くのである。 眼の前にあれば、嫌でも桜について何らかの感慨を持つのは当然のことで、ようやく一年の“環”を実感することになったのだ。そうした季節の移ろいをありがたがるようになったのは、自分自身が年齢を重ねたからであろう。 結局のところ早い遅いはあれども、感性らしきものは醸成されて、ありがたくも、季節の有様を享受しているようだ。 若い頃、そうした感性がなかったことはもったいないと思うけれど、もしも持ち合わせていたら、あまりの多感さに自分自身が苦しくなったかも……。 《七十二候のトピック..

  • 虚話§スピアーズ対ワイルドナイツ[秩父宮]

    スピアーズは2週連続の秩父宮フライデーナイト。相手は今季無敗のワイルドナイツである。第11節のこの日の観客は9,491人 力不足がそのまま表れて、前半で勝敗は決してしまった。ワイルドナイツは盤石の勝利……22対55だった。 何が違うかといえば、スピアーズは隙だらけで、ワールドナイツは水も漏らさぬ布陣とでも言えばいいのか、前半に犯したペナルティは一つだけ。対するスピアーズは、前半だけで6つのペナルティを重ねてしまう……それだけ相手のプレッシャーが強いということもあるのだが。 与えてしまったトライのほとんどが、ディフェンスの穴をすり抜けていく、見ていて頭を抱えるしかない悠々としたトライを許してしまった。この日のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツ13番のディラン・ライリーの朝やかな突破は、今季のスピアーズができていないもので、推している身に..

  • 謔話§一日一句~彼岸も過ぎて~

    季語は・・・春埃 仏壇の 奥薄っすらと 春埃 【去年の今日】煮話§鍋・・・・・・二日

  • 週話§日曜流転~立ち食い蕎麦~

    根っこの部分ではせっかちな性分だから、宮仕えしていた時の昼食も、よほどのことがない限りは行列に並ぶことはなかった。本当に2軒か3軒を除いて、さっと入れる店で済ましていた。そんな中で重宝していたのが、町内に何軒かあった立ち食い蕎麦の店である。 何より注文するならば、打てば響くように眼の前に蕎麦が置かれる。基本はかけ蕎麦だが、トッピングの種類は豊富で、揚げ置きの天麩羅類がすらりと並んでいて、中でもお気に入りは玉葱のかき揚げなのだ。 これがさくさくとクリスピーで素朴にうまい。たいていは揚げ置きなのだが時に揚げ立てがのってくると、うまさは倍増以上で揚げ立てのカリッとしたところを少しかじり、蕎麦つゆに浸してぐずぐずにするのもまた佳きかな。 そんな週一くらいに愛用していた一軒の立ち食い蕎麦屋が突然閉店したのは 2012年のことで、せめては定年退職するまでやっていてほしかった。そんな..

  • 謔話§一日一句~餃子にビールから~

    季語は・・・彼岸 彼岸明け 町中華へと しけ込んで 【去年の今日】隔話§バスの免許維持路線

  • 週話§土曜流転~ラベル買い~

    日本酒の味がどうだとか、今だにわからない。純米酒も吟醸酒も山廃も、純米吟醸って何?である。 じゃあ、どういう基準で日本酒を買い求めているか……ラベルである。見た目のデザインがよければ、中身もうまいだろうという訳のわからない理由でラベル買いをしているのだ。 上の二本は最近呑んだもので、単純にネーミングが気に入って買ったのだが味わいはまったく異なっていて、特に久々に呑んだ“久保田”は、さすがに造りがしっかりしていて、存分に楽しむことができた。 そして次に呑んだ“雪の茅舎”は生酒のゆえに、甘み強めでアルコール度数もそこそこあり、酒肴を選ぶことになる。ただし、文字の体裁はいいが、赤い文字色はあまり……。 まあ、そんな程度の味覚しか持ち合わせない人間にとっては、気に入ったデザインのラベルで選ぶしかないということなのだ・・・・・・ははは 《日本酒のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~健康一番~

    季語は・・・山笑ふ 山笑ふ そうであれかし 日々の生 【去年の今日】勘話§電子マネー・・・・・・どうしてる?

  • 呟話§一言つぶやき~多様性?~

    ふと頭の中に“宗教の多様性”なるものが浮かび上がってきたのだが、…… ……多様性をもって任じる欧米は一神教であるキリスト教を信仰していて、多様性への理解が進まない日本で多神教の神道や仏教という宗教が主流ということに不思議なものを感じたが“宗教的不寛容”とは別ということか。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 逢話§トリスタンとイゾルデ~新国立劇場~

    ワーグナーの作品の中で、一番観た回数を重ねているのが『トリスタンとイゾルデ』で、この日で22回目を数えた。白状するが、観始めた最初の半分以上は、何を聴いているのか、まるでわかっていなかったようだった。 おぼろげに見えてきたと感じたのは、1997年バイロイト音楽祭。ハイナー・ミュラー演出、バレンボイムの指揮。トリスタンはジークフリート・イェルザレム、イゾルデがワルトラウト・マイヤーという伝説の舞台。 ……という前史のおかげで、ようやくトリスタンとイゾルデが何とか手の内に入ってきた時には古稀を迎えていたという。 指揮:大野和士 演出:デイヴィッド・マクヴィカー トリスタン:ゾルターン・ニャリ マルケ王:ヴィルヘルム・シュヴィングハマー イゾルデ:リエネ・キンチャ クルヴェナール:エギルス・シリンス メロート:秋谷直之 ブランゲーネ:藤村実穂子 牧童..

  • 謔話§一日一句~頂上の雪は飛んで~

    季語は・・・春荒れ 春荒れや 名残りの富士の くっきりと 【去年の今日】滑話§スピアーズ対イーグルス[第12節]

  • 独話§何ちゃってドイツ語でしたん

    ドイツ語のレベルは……限りなくゼロに近い、と言ってもおかしくはない。大学の第二外国語として2年ほど講義を受けたので、ドイツ語かどんなものであるのか、大雑把な概念は掴んでいるつもりではあるつもり。 “実践”としては、主な海外旅行先がドイツやオーストリアだったので、そこでちょぼちょぼ使うようになったのだ。といっても「こんにちは」や「さようなら」「ありがとう」といった挨拶程度と、あとは食べ物のメニューに何が記載されているかを覚えていて、ドイツ語で口に出す程度ではあるが。 そうして注文する時にドイツ語の食べ物のメニューそのまま口に出すのだがここで最大の問題は、こちらがドイツ語を使えば、当然ながら相手はドイツ語で返してくるわけで、残念ながら大きな弱点としてヒアリングがダメダメだったりするのだ。 そうして、毎回玉砕するのだが、それを懲りもせずにやってしまうのも無謀と言うよりはアホでし..

  • 泡話§焼酎のおもひで

    初めて焼酎を口にしたのは、尾瀬の山小屋でアルバイトをしていた時のことだった。 同じセクションで働いていた20歳ほど年長の人と、同じ部屋で2か月ほど寝起きした時、晩飯を済ませて後は布団に潜り込むばかりになっていた直前、その人が、焼酎の一升瓶と、やかんになみなみと入れた湧き水、それにレモンを持ちだして一言…… 「呑む?」 ……と誘ってきた。まだ二十歳そこそこ、それまで焼酎を口にしたことはなく、どう呑んだらいいのかもわからなかったが、注がれた焼酎に湧き水を足してレモンを搾って呑んだら、まるで水の如くで、何の癖もなくスルスルと呑めてしまった。 「う、うまいっすね」と言えば、ボソッと「な……」と短い言葉が返ってきたのだ。 そんなアルバイトを続けていたある日、体調を崩して山から下りていった。夏のシーズンも終わり近かったから、男手は自分一人で何とかこなすことになったが、その..

  • 謔話§一日一句~思わぬ突風に~

    季語は・・・春疾風 勢いに 老いはよろけて 春疾風 【去年の今日】祝話§歌舞伎座が新開場して十年に

  • 行話§雀始巣~七十二候~春分

    春分の初候“雀始巣(すずめはじめてすくう)”である。 春分である。春分といえば昼と夜の長さが同じと言われているが、以前も書いているとおりで、実は昼と夜の長さがほぼ同じなのは数日前の3月15日。東京の付近の日の出は5時51分、日没が17時51分となっている。ちなみに、今日の日の出は5時44分、日没は17時54分なのだ。 朝は5時半過ぎに明るくなってくれるし、夕方18時過ぎまで明るさが残ってくれるのはありがたい。 辛夷(コブシ)は盛りを過ぎて、世間は桜の季節が始まる。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 跡話§三月大歌舞伎~恐るべし仁左衛門~

    日曜日に三月大歌舞伎昼の部を観てきた。それに先立つ3月14日には松嶋屋片岡仁左衛門が80歳の誕生日を迎えていたのだった……80歳である。 そんな仁左衛門が今月務めたのが『元禄忠臣蔵~御浜御殿綱豊卿~』の綱豊である。しかも真山青果――我が家では真山フルーツと呼んでみたり――の台詞劇なのだ。そんなわけで真山の歌舞伎は苦手なので敬遠しているが、これは観ずばならないと歌舞伎座へ。 果たして、予想した通りの台詞劇……それも、長大な台詞が1時間半の中にぎっしりと詰め込まれていて、それを仁左衛門が淀みなく口にし、演技をしていく。そこには80歳の老いなど微塵も見えず、綱豊(後の六代将軍家宣)の当時の実年齢である40歳の壮年の姿があった。 綱豊に対峙する赤穂浪士富森助右衛門(幸四郎)との息詰まる問答こそ青果が意図した頂点であるのは言うを待たない。幸四郎もまた過不足なく仁左衛門と向き..

  • 謔話§一日一句~しぶしぶ還付金~

    季語は・・・ぬくし ぬくしぬくし しるしばかりの 税戻る 【去年の今日】週話§日曜枯寂~団地やマンションの交流~

  • 粘話§イーグルス対スピアーズ[秩父宮]

    これほどの逆転劇をスタジアムで目のあたりにしたのは初めてである。足搔き続けているスピアーズが意地を見せた試合だったといえよう。 寒さが緩んだフライデーナイトの秩父宮に集まった観客は8,910人。 キックオフ2分でスピアーズがペナルティゴールで3点を取った時“いつか来た道”と感じた予感は当たり、前半はイーグルスが3トライで優位に立つことになった。とにかくスピアーズは前に進むことができないのだ スピアーズがシンビンで一人少ない状態で後半3分にイーグルスがトライ&ゴールで18点差をつけた時、勝負あった……3トライ&ゴールで逆転する力はないだろうと、ほとんど諦めていた時、逆転劇の幕を開けたのは、24分にスタンドオフ岸岡智樹がゴール中央にトライを決めた時からだ。 そして後半36分にイーグルスがシンビンで一人を欠いたところで、ラインア ウトからのモール..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[終]旅の終わり

    [承前] そして日付変われば最終日。観光らしい観光はほとんどしていない。初日は昼過ぎに着く予定が大遅延で夕方近くになってしまって、大阪三月場所の会場視察に行って晩飯を食べたくらいでしかなかった。 2日目はメインのラグビー観戦だったし、そして最終日は正午過ぎには帰りの新幹線に乗って帰るのだ。 2日目もホテルのビュッフェ朝食。昨日に引き続き何を食べようか迷うが、まあまあ楽しむことはできた。それにしても、朝食付き宿泊にしたのは正解で、別料金でとしたら、眼の球が飛び出るような……とても元など取れるはずもないそんな豪華朝食だったのである。 10時過ぎにはチェックアウト。この日は手抜き夕食にするつもりだったので隣接のデパ地下で食料を調達しようという目論見だが、できるだけ地元の食品をと考えて、何とか難波の“薩摩揚げ”や淀川の“焼鳥”を見つけ、京都の豆腐と合わせて格好はつけられたか..

  • 謔話§一日一句~指先に~

    季語は・・・入り彼岸 起き抜けや 指ささくれて 入り彼岸 【去年の今日】週話§土曜枯寂~癖のある蜂蜜~

  • 惚話§高い枕は・・・・・・

    やはり、高い枕は健康によくないという医学的結果を、つい先月の新聞報道で確認できた。 15センチ以上の枕で寝ると“首の後ろの血管が裂け、脳卒中を起こす”特発性椎骨動脈解離を起こす危険性があるというのだ。殿様枕症候群とは、今回の分析を発表した国立循環器病研究センター研究チームによる命名である。 目下、我が家で夫婦二人が使っているのは、高さ数センチに満たない薄手の枕……使い始めたのは30年くらい前からで、何度か買い替えて愛用中。 そうして20年近く前には、意を決して海外旅行にマイ枕を持参することにしたのだ。その効果は絶大で到着初日からスーッと睡眠に入ることができた。もちろん時差ぼけは何日か続きはしたけれど、睡眠途中、夜中に目が覚めて眠れなくなるとかいったようなことがほとんどなく済んだのはありがたや。 というわけで、永年低い枕で快適な睡眠を享受してきた我々にしてみれ..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[5]球場の跡

    [承前] 実は、もう一つ気になっている場所があった。1998年にクローズした大阪スタヂアム(通称大阪球場)の今である。 1977年の夏、一度だけ大阪スタヂアムで野球を観ている。野村克也監督率いる南海ホークスと金田正一監督率いるロッテオリオンズのナイターだった。 その当時パリーグの人気はどん底の底にあって、もちろん当日売りでも楽々チケットを買うことはできたし、球場に入れば客席は閑散たるもので、目視でお客さんの人数を数えらえるほどだったのだ。 というわけで、ネットで調べてみれば、何と宿泊しているホテルの真下が、探している大阪スタヂアムだったということがわかったのである。 なんばパークスという商業施設がそれで、球場の記念碑も設置されていると知って、ホテルの部屋から撮影を試みた。そうして見つけたのが下の写真。最初に何とも不思議な屋上庭園に目を奪われた。 ..

  • 謔話§一日一句~温かき懐~

    季語は・・・春時雨 年金が 入金されて 春時雨 【去年の今日】学話§第二十六期歌舞伎俳優研修修了発表会

  • 週話§日曜流転~卒業式~

    保育園に始まって大学まで“卒業式”は合わせて5回通過している。その内大学の卒業式には出られなかった。卒業式当日に行った謝恩パーティの幹事をしていて、その打ち合わせに追われていたからである。 もっとも、卒業生全員を収容できるようなホールもなく、卒業証書を授与されたのは、学科ごとに分かれて行われたのだった。 保育園の“卒園式”の時のことは何となく覚えていて、それは保育園の居心地がよくて、その先の小学校に進むことに不安を感じていたからだ。発想は幼稚だが、何となくその時の心情は理解できなくもない。 そして、小学校を卒業する時も、中学校に対する不安があったことは、よく覚えている。 その後は、ずいぶんと醒めていたようで、高校の卒業式がどうであったのか記憶はほとんどなく、ただ“せいせいした”ことだけは記憶に残っていて、大学の学科に分かれての授与式の時は、何の理由もなく一番に呼ばれ..

  • 謔話§一日一句~今日はどうしたのかな~

    季語は・・・春暁(しゅんぎょう) 春暁や 五分遅れて 始発バス 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年3月16日付~

  • 週話§土曜流転~リンゴの皮むき~

    はなはだ恥ずかしいことを告白するが……リンゴなどの皮が剥けないのだ。 不器用な質であることは自らをもって任じていて、子どもの頃は親が剥いてくれるのを口を開けて待っていた。今はありがたくも同居人の世話になっている。 “剥け”と言われれば剥けないことはないと思うし、実際試したこともありはしたが、結果は何とも無様な出来でしかなかった。 学生時代が自炊をしていたが、ジャガイモなどの皮を剥く必要があった時は皮剥きのピーラーを愛用して切り抜けていたのだ。 リンゴの皮くらい剥けるのはあたりまえだとは重々承知しているが、こればかりは何ともならず、どうにも申し訳ないとしか言いようがない。 《私事のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~株式市場実況~

    季語は・・・春時雨 春しぐれ 短波ラジオの ノイズかな 【去年の今日】民話§その昔「帰れ!」コールが

  • 告話§ビッグイシュー475号発売中!

    ビッグイシュー475号は3月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。が表紙。 表紙&スペシャルインタビュー ケイリー・スピーニー リレーインタビュー 本田武史(プロフィギュアスケーター) 特集 生きのびるデザイン 資源を採掘し、モノを作り、捨てる「リニア(直線)型の経済」は、気候危機、資源の枯渇など地球環境に大きな負荷を与えてきました。それに代わって進められているのが、あらゆる段階で資源の循環的な利用を図る「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」です。 永井一史さん(多摩美術大学教授)は、多摩美術大学の共創プロジェクト“すてるデザイン”を立ち上げ、デザインを通して、ごみを資源として循環させていく手がかりを探ります。 WOTA(ウォータ)株式会社は、電源と約100..

  • 行話§菜虫化蝶~七十二候~啓蟄

    啓蟄の末候“菜虫化蝶(なむしちょうとなる)”である。 来週には、桜が咲くだろう。もはや、東京あたりでは春分の頃に桜が開花するのがあたりまえになってしまったようだ。何度も書いているが、我々のような年寄りにしてみれば、やっぱり4月の桜が好きで、3月というのは実感が湧きにくい。 宮仕えをしていた頃は、町内にうまい和菓子屋があって、2月頃から道明寺の桜餅と草団子を定番で出していた。そうしょっちゅうは買えないが、ここぞで買いに行くと、人気店らしく、数人が店内と表で買う順番を待っている繁盛ぶりなのだ。 日持ちのしない生菓子ゆえ、一度に買うのは桜餅と草団子を二つずつ、夫婦二人で楽しむために買い求めて帰宅するのである。 初めて買った時は、一個200円そこそこだったのが、今や380円という値段には怯みそうになってしまう……とはいえ、神保町に出向くことがあったら、買って帰ろうか..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[4]戦い済んで

    [承前] 聖地花園での試合は不本意な結果になってしまった。花園を後にしながら、この先再訪することがあるだろうかと思った。これだけの素晴らしいスタジアム環境ゆえに、一度の訪問で終わるのは何とももったいないではないか。機会を捉えて再訪したいものである。 難波に戻り、同居人は大学時代の同級生と久々の再会を果たすべくホテルのティールームへ。その間は部屋でお留守番していたが、窓からの風景で色々発見したことがあった。 まずはベタに通天閣が高層ビルに埋もれて、それでも存在は示していたが、さすがに大阪のシンボルも小ぢんまりと古びた感は否めない。 そうして、望遠を一杯に引っ張って高層ビルと高層ビルの間から南奥を見れば、こんもりとした森が横たわっていた。ひょっとしてと、地図で同定してみれば、どうやらビンゴ!……堺市にある大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)と、手前に小さめの田出井山..

  • 謔話§一日一句~6時前には明るさが~

    季語は・・・春の朝 春の朝 レースカーテン 刺す朝日 【去年の今日】巻話§サンゴリアス対ワイルドナイツ[第11節]

  • 虚話§スピアーズ対ヴェルブリッツ[花園]

    スピアーズが足搔いている。前シーズンの優勝チームが、今季はプレーオフ進出が危ういという状況が続いている。花園へ行ってみようかと決めた時はまだまだそんな雰囲気などは感じられない状態だったが、シーズンが始まるや連敗が続き、ようやく勝敗を五分まで持ち込むという不安な状況が続いている。 ↓白い雪が生駒山系を覆っていく・・・・・・ そうして花園までやって来た。単なる“ラグビー好き”でしかない自分が、まさか花園に足を踏み入れるなど思いもしなかった。そして目のあたりにする花園ラグビー場は見事なスタジアムではないか。これはとても秩父宮など物の数ではないと言ってもいいだろう……大阪恐るべし! 観客は6,888人。 座った席のすぐ横に大屋根を支える柱が立っていた。チケットを買った時は気がつかなかったが、後で調べると柱があるとわかって、視野を妨げやしないかと心配したが、邪魔されることなくピ..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[3]いざ花園!

    [承前] 7時過ぎには目覚めた。今日こそが“天王山”である。8時過ぎに朝食をと上階のビュッフェに行く。このホテルが外資系というだけではないかもしれないが、とにかく外国人従業員の比率が高く、日本人従業員は目立たないくらい。明らかにインバウンドをターゲットにして高いホスピタリティを目指しているのだろう。先々、こうした流れは加速していくに違いない。 久々にホテルの朝食を目にすると、何を食べたらいいのか選択に迷うほどであるが、食べられる量は限られているので、食べたいものを中心に、パンを少しと、後は適当につまみことにしたが、最後の最後になぜかカレーに目がいってしまい、軽く少しばかりのご飯に盛ってしまったがしかたがない。 朝食を済ませ、部屋でゆっくり腹ごなしをして身支度を済ませ、10時過ぎにホテルを出て花園へ向かう。 ラグビー場のある近鉄奈良線東花園駅に行くために難波駅に向かお..

  • 謔話§一日一句~産土神様へ~

    季語は・・・春社日(しゃにち) 雨止んで 土黒々と 春社日 【去年の今日】風話§入浴剤の楽しみ

  • 伸話§170センチはね・・・・・・わたしゃも少し

    日本人男性の願望らしきものとして身長170cmはほしいとあって、180cmとかでないのは、平均身長が170cmちょっと(171.5cm)だから、平均身長はあってほしいという、せめてもの謙虚さの表れだろうか。 そうして見ていると、特にアスリートの中のプロフィールに“身長170cm”と謳っている選手が多いことに気がつくのだ。そうして我が中に、一つの疑惑が沸々と湧き上がってきたのである。 そうしたら、NHKの某サッカー番組が『小さな巨人』というテーマで放映した時、登場したゲストやレギュラーMCの身長を測定したのだ。彼ら全員がプロフィールに170cmと記載していたのが、実測は168cmという結果にスタジオ内は爆笑の渦……コンプレックスというならそのとおりなのだろうが、玉川カルテットの自嘲的な歌ではないが“わたしゃ、も少し背が欲しい!”なのであろう。 我が身は身長171cm..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[2]難波のホテル

    [承前] 今回も過去に何度か利用したことのあるホテル&新幹線パックを予約した。 交通至便なところをと考え、地下鉄難波駅真上の少しばかり上等なホテルを選んだが、パック料金だとかなり手頃、しかも朝食ビュッフェ付きなのだ。 予定より約2時間遅れでチェックイン。とにかく交通至便で、新大阪からの地下鉄御堂筋線の出口から歩いてすぐが入口。そこからの行き方が面倒で、チェックイン・カウンターは6階、そうして泊まる部屋は27階。ルームキーはカードになっていて、スイスドイツ語の方言で“GRÜEZI(グリュェツィ)”とあるが“こんちわ!”を意味する。 比較的広めな部屋で、かなり大きめなツインベッドがありがたい。眺望も抜群で、真下に南海電車の終点難波駅、真正面に開業10周年を迎えた超高層のあべのハルカスが、そして小ぢんまりと通天閣が高層ビルに埋もれていた。 ホテルにチ..

  • 謔話§一日一句~また来年~

    季語は・・・雛納 そそくさと 親王様を 雛納 【去年の今日】週話§日曜枯寂~確定申告~

  • 悼話§鳥山明さん(漫画家)

    『Dr.スランプ』を目にした瞬間の印象は鮮烈なものだった。 宮仕えを始めてまだ3年ほど。何気なく手にして読んでみたのだが、これがメチャおもしろい。何より絵がポップでうまく、一気にはまってしまったのである。 ドイツを旅行していた時、書店に入ったら日本のコミック本のコーナーにもアラレちゃんが置かれていて、そういえば彼女の「んちゃ!」はドイツ語でどう表現されているのかとページをめくってみたら…… Tag! ……“ターク!”とあり、なるほどうまいものだ!とうなずいたのだった。 一歳下の鳥山明が生まれた1955年はタレント揃いの学年で、十八代目勘九郎に始まって、野田秀樹、サザンの桑田佳祐、プロ野球の掛布雅之や江川卓と錚々たる存在が輩出されている。そんな中で“超”と呼んでもおかしくない鳥山の死は単に残念であるとか、その程度の表現でおさまるものではない。享年六十八 合..

  • 西話§東大阪花園ラグビーの陣[1]久々の旅が

    スピアーズ不調である。であるによって、推しチームに“カツ!”を入れるべく、我々も大阪遠征をすることにした。大阪を訪れるのは20年ぶりくらいではなかったか。 試合前日の金曜日、10時前に自宅を出て新横浜に向かう。新横浜に着いたのは11時過ぎ、新大阪行きののぞみの出発は12時7分で、駅弁などを買い求めてゆっくり新幹線を待つつもりだったが……新幹線改札口のあたりが雑然としているのが見えた。 ↓カオス・・・・・・である 朝方、新岩国で“触車事故”があって、大幅に遅延しているとのこと。そんな事故に遭遇したのは初めてのこと。運転は再開していて、遅れを取り戻すべく、おそらくは運転間隔を可能な限り縮めて動かしている様子がわかる。 とにかく運行は再開してるので、待合室に座って運行状況をチェックしつつ自分たちののぞみを待つことしかできない。 ↓せっかくのグリーン車利用だっ..

  • 謔話§一日一句~尾瀬の春到来~

    季語は・・・雪解 雪解の水は 片品川に満つ 【去年の今日】週話§土曜枯寂~東日本大震災十二年~

  • 痛話§辛いもの好き

    辛いもの全般が好きである。香辛料に好き嫌いはほとんどない。山葵、辛子に始まって、胡椒、唐辛子に至るまで、満遍なくウエルカム!である。 ところが、それが古希を前にして少しばかり変化が起きているような気がするのだ……どうも、このところ辛いものに弱くなってきていると感じるのだが、それは特に、寿司に入っている山葵が辛いなあということだ。 以前だったら、ヒステリック――とまではいかないが――多め山葵を使って同居人の大顰蹙を買っていたのだが、このところテイクアウトの寿司に添付してあるくらいの小パックでも十分過ぎるくらい満足している自分に気がついた。 これが、加齢によるものであるのか、何であるのか、理由は不明だが、いずれにしても同居人から云々されることは少なく、合わせて健康にもいいのではなかろうかと、それは手前味噌なのだが。 そして、最初に“ほとんどない”と書いたのは、たった一つ..

  • 厄話§東日本大震災十三年

    2011年3月11日14時46分18秒に発生した東日本大震災の地震が東京を襲ったのは、およそ1分後のことだった。あの時から13年が経過した。 改めて、13年前の自分のツイートを辿ってみると「地震!」とつぶやいたのは、発生からおよそ1分半後とツイッターに記録されている。完成して数年ほどと新しい9階建てのビル最上階にいて、凄まじい横揺れが続いた直後のツイートだが、よくキーボードに向かって叩いたものだ。 そして20分後には大きめの余震が起きたことをツイート。その後首都圏の鉄道が徐々に運行中止したことなども細かくツイートしていた。 あまりに事態が大きすぎたからかどうか、当人の頭は冷静だったような記憶だが、そうではなくて軽い思考停止状態に陥っていたと考えるのが正しいような気がする。 鉄道が運行中止したことで考えたのは、当然ながら自分は帰宅できるだろうかということだが、..

  • 謔話§一日一句~観戦日和~

    季語は・・・水温む 花園へ 水は温みて 生駒山 【去年の今日】働話§扱いは“失業者”なのだ~死ぬまで~

  • 行話§桃始笑~七十二候~啓蟄

    啓蟄の次候“桃始笑(ももはじめてさく)”である。 花粉が飛び交って、花粉症のシーズンである。一度だけ何ちゃって花粉症になりかかったのは2016年の今頃のことで、突然に眼が痒くなったのだった。 “いよいよ我が身にも来てしまったか”と憂鬱を抱えて耳鼻科に行ってみたら医師から「檜花粉……ですかねえ」と診立てられて、2種類の目薬を処方されたのだ。 帰宅して檜花粉について調べてみたら飛散するのは4月以降とあって、そうだとすると、微妙に違わないかと、頭の中が“?”マークになってしまったのである。 目薬のおかげもあって、症状はさほどひどくならずに治まってはくれたが、問題は次の年も再発するのか、死ぬまで花粉症と付き合わなくてはならぬのかと戦々恐々と翌年の3月を覚悟しつつ待った。 だが、何ということか……3月になっても花粉症が我が身に再びやって来ることはなく、それじゃあ..

  • 週話§日曜流転~耐久消費財の買い替え~

    我が家にある“耐久消費財”が、軒並みに使用期間が軽々と10年を超えて、買い替えを本気で考えなくてはならなくなってきている。 2005年から一年おきに大規模リフォームを3回やったタイミングで購入した例えば浴室乾燥機が既に19年使用、液晶テレビやビデオレコーダーは17年、キッチンの食洗機や冷蔵庫あたりで15年が経過していた。 いきなり一気にということはないとは思うが、もしも突然にその時がやって来たら……そんな予算は……ない! だから、現時点で問題はなくても、少しずつ時間差で買い替えを進めていく必要があるということだ。 というわけで、そろそろ浴室乾燥機あたりから買い替えを進めていけたらと思っていて、リフォームをしてくれた業者と相談しなければと思っている。その次が食洗機あたりだろうか。そしてテレビが続くだろう……などと考えていたら、もう一つパソコンという大物が控えていた。 ..

  • 謔話§一日一句~喧噪の道頓堀~

    季語は・・・春の雨 上方の 訛り難波は 春の雨 【去年の今日】街話§神保巷塵[96]神保町交差点近くの更地

  • 週話§土曜流転~タモリ倶楽部~

    「毎度おなじみ流浪の番組……」で始まる『タモリ倶楽部』が終了したのは一年前の今頃のことだった。深夜の放送時刻に見ることはできず、毎回予約録画して後でゆっくりという流れがデフォルトだった。 そもそも緩い作りの番組だったので、番組の出来の歩留まりは半分行ったか行かないかくらいだったと思うが、それはテーマ自体のおもしろさに負うところが大きく、おもしろいかどうかは、タモリがテーマに喰いついてくれるかどうかだったのである。 そしてもう一つ……MCを担当するキャラクターによって、おもしろいか、つまらないかが決まるのだ。若手芸人が担当すると、時としてタモリに媚びるような、へりくだり過ぎるようなスタンスで進行すると、おもしろいはずのテーマがぶち壊しになってしまうのだ。 要するに、タモリの“機嫌”が番組がおもしろいかどうかの成否を決めるとこと大なのに、それができないMCがたまに残念な番組に..

  • 謔話§一日一句~今日は冷えるね~

    季語は・・・寒戻る 燗酒は 少し熱めと 寒戻り 【去年の今日】滞話§写研という会社ありき

  • 呟話§一言つぶやき~政治家~

    法律を制定するのは政治家だから、政治家自らを縛りつける法律などを…… ……作るはずもなく“やりました”感だけは見せながら、実は抜け穴だらけの法律を都合よく作って、自分たちに不都合がないようにと心を砕いている様子を見ると“政治家を縛る”法律は、我々国民の側が作れるように制度を変えてもいいのではないかとすら思うのだが。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 与話§給料日は二十五日?

    結婚してしばらくの間、夫婦共稼ぎを続けていたことがあった。ローンを組んだりしていたものだから、とても一人だけの収入で家計あれこれを賄えるわけではなかった。 そこでおもしろいことがあった。夫婦それぞれ会社からの給料日が違っていたのだ。一般的かつ普通には毎月25日が給料日というものだが、夫の給料日は26日で同居人は28日だったのである。 そのことに気がついたのは、同居を始めて最初の月末がやってきた時で、それぞれが「うちは26日だよ」「えっ、うちは28日」と言い合ったかして、どちらも25日ではないことを不思議がったのだ。 会社の経理セクションは、月の半ばまでは取引先との決済が行われるので、給料計算は半ばより後なり、25日あたりを給料支払い日として設定されたということのようだ。 なのに我が給料日が26日、同居人が28日というのは、いかなる事情によるものなのだろうか。夫婦顔を..

  • 謔話§一日一句~ちょっとショートカット~

    季語は・・・水温む 水温む 多摩川沿いの 抜け道を 【去年の今日】惜話§ノイマイヤー&ハンブルク・バレエ

  • 精話§世界文学全集

    父親が“少年少女世界の名作文学”全50冊を買ってくれたのは、小学校に入るタイミングだったと記憶している。 自宅に本は少なく、まとまった全集はこれが初めてのことで、まあまあ好奇心があったようで、家に届いたところでせっせと読み始めることになった。 世界のと謳ってはいるが、日本の“文学”も何冊か入っていた。夏目漱石の『坊つちやん』やら『太閤記』みたいなもので、いずれにしても原文ではなく、子どもが読みやすいように翻案がなされているものだ。 さらに“世界”のとなると、これが多彩で『飛ぶ教室』に始まって『長靴下のピッピ』から『ビーチャとゆかいな仲間』とか『クオレ』といたものまで小学生の感性などたかが知れてはいるが、それでも“それなり”の感性で読み進んでいったようである。 そんな50巻全部を完読したわけではなく、何冊かは途中で放り出してしまったものある。たぶん、読んでいてストーリ..

  • 無話§歌舞伎の客席~通さん場~

    歌舞伎を観始めて何に驚いたかというと、幕が開いても遅れた客がかまわず入場してくることだった。 クラシックのコンサートだったら考えられないことで、おおらかと言うならおおらかだが、きちんと開演前に着いて座っている客の前を自分の席に入るとは何という狼藉であろうかと、今でも思っている。 昔の歌舞伎中継の映像を見ていると、たとえば『勧進帳』で富樫が舞台に登場していても、ぞろそろと客が入ってくる様子を呆然と眺めることになるのだ。 さすがに『仮名手本忠臣蔵』の判官切腹の場は“通さん場”と言って、客が途中から入場することを禁止しているが、そんなことが珍しがられるわけで個人的には、そうした出入り勝手御免のような悪癖はなくすべきだと考えているのだが。 結局は、だらだらと変わらないままだが、自分が座っている前を“とりあえず”は、申し訳なさそうに殊勝な顔をして通っていくが、歌舞伎座の客席は..

  • 謔話§一日一句~騙されてたまるか~

    季語は・・・春の闇 携帯の メイルはスパム 春の闇 【去年の今日】片話§溜まりゆく紙の類

  • 顧話§今日の歴史~愛称はイモ電~

    1907年3月6日、玉川電気鉄道が、道玄坂上-三軒茶屋間で開業。 東京に出てきた時には、既に“玉電”は廃線となっていた。だから実際に走る様子を見たことはない。 元々が路面電車好きなので、通称“イモ電”が走る姿を見たら、さぞや喜んだことだろう。合わせて都電も、荒川線を残して姿を消していた。 そんな玉電の残滓を辛うじて残していたと思われるのが、京王線下高井から三軒茶屋の間を現役で走っている世田谷線で、今はモダンな車両に替わっているが、最初に見た時はまだまだクラシカルで鄙びた往年のそれだったのである。 昨今、宇都宮だったかで路面電車が新たに運用を始めたりしている。それをもって路面電車の復権だなどとは思わないが、公共交通の一つの形態としてあってほしいと思っているのだ。 《歴史のトピックス一覧》

  • 縁話§身の上相談のおためごかし

    新聞のコーナーや、週刊雑誌の見開きページなどに“身の上相談”がある。身辺の悩みなどを著名人が回答、アドバイスするというものだ。 ごくたまに辛口の回答があったりするが、その多くはおざなりというか、あまりにも一般的過ぎてそれじゃあ何の解決にもならないだろうというものが散見される。 そんな回答の典型的なものが“血を分けた親族、親子なんだから”なる定型的な物言いがあって「あ、それ無理だから」と思ってしまう。 自分にそうした経験がないからかもしれないが、親族や親兄弟間の争いほど始末の悪いものはないと、正に数多の実例が如実に語っているではないか。つまり“血を分けた……”云々は、実に手軽&安易な回答でしかないことがわかるということだ。 そして回答の多くが、正面から立ち向かうよう促しているが「それは無駄なことだからさっさと逃げなさい」と、紛うことなき本音を説く回答者はごく一握りでし..

  • 謔話§一日一句~ぱちぱちぱち~

    季語は・・・冴返る 焚き火爆ぜる 音冴え冴えと 冴返る 【去年の今日】週話§日曜枯寂~江戸城無血開城~

  • 行話§蟄虫啓戸~七十二候~啓蟄

    啓蟄の初候“蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)”である。 啓蟄がやって来た。ここまで来れば“春”と言ってもよかろう。一か月前であれば、6時を過ぎても世間は暗かったが、もう5時前には世間は明るくなる。夕方も18時を過ぎても明るさは残ってくれるのでありがたい。 啓蟄と呼ぶにふさわしく、何となくだが土はふっくらとしてきたように感じるし、我が家周囲の野鳥たちも元気に囀りだした気がする。 樹々に緑は戻ってきてはいないが、辛夷(コブシ)は白い花を開いたし、春の晴れがましさがありがたい。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 残話§スピアーズ対ダイナボアーズ[秩父宮]

    今季のスピアーズ低迷を象徴するような、秩父宮は雛祭りのゲームを観た。この日の観客は6,593人。8,000人は入ってほしかったが、寂しい客席……。 ぐずぐずと点が取れず、ダイナボアーズに先行されては追いつきを繰り返して、ようやくペナルティゴール2本で突き放しかけてやれやれと思ったところで逆転を許し、28対34で今季4敗目。この敗戦でプレーオフ進出が難しくなったことを認めるしかない。 ちなみに去年は60対22でスピアーズの完勝。 前節で、CャノンEグルスのS木監督が自チーム敗戦に「○×なゲーム」と記者会見で言葉を荒らげたが、この日のゲームも○×と言うしかない残念な一戦だった。 ワタシ的にゲームのターニングポイントになったと思われるのは、前半39分過ぎに、立川が蹴ったボールを木田が取り損ね、こぼれたボールをダイナボアーズウィングのベン・ポルト..

  • 謔話§一日一句~不思議な犬~

    季語は・・・雛の家 チャウチャウが モフモフ行きて 雛の家 【去年の今日】週話§土曜枯寂~喫茶店のオペレーション~

  • 如話§2024年2月の天気模様を振り返る

    2024年2月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。 このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。 厳しい冬とはならず、気温も乱高下……最高気温23.7度と、夏日になりかかりそうな日もあった。雪や雨の日も少なくはなく、少しばかり季節を先取りしていったような気がした。 2月は秩父宮でのラグビー観戦が3回あったが、凍えるような寒さとまではならず、念の為と用意していった携帯カイロまで使うことはなくて済んだ。 暦変わって3月となり、天気の変化は、いよいよ顕著なものになるだろう。 《天気のトピックス一覧》

  • 過話§上京五十年~下宿で自炊~

    予備校から大学と5年間の下宿暮らしの間は自炊で通していた。親からの仕送りが潤沢ではなく、当たり前のように自炊をするものだと思っていたので苦になることはなかった。 最初の2年は一人暮らし、3年目から弟と二人での下宿生活である。記憶は曖昧だが、どうも朝食を抜いていた節があり、昼は学食で食べていたので、夕食だけ用意すればよかったのだ。 炊飯器でご飯を炊き、おかずを一品と味噌汁……簡素なものである。ご飯は二人で二合……まだまだ食欲があったから、それくらいは事もなく平らげていたのである。 おかずの材料は、学校帰りに最寄駅のスーパーマーケットで、値札をにらみながら、1円でも安い食材をと頭を悩ませては買い揃えていた。作る料理も若い男そのもので、肉野菜炒めであるとか、具だくさんの豚汁を鍋一杯とか、とにかくご飯を食べられればそれでよかったのだ。 その程度の自炊だったので、料理の腕がど..

  • 謔話§一日一句~あっという間に~

    季語は・・・風花 跡形も なくて風花 のぞみ過ぐ 【去年の今日】珈話§チェーン系カフェのサイズ

  • 週話§日曜流転~高級時計をシェア?~

    一言で言えば“さもしい”としか思えないような事件である。 何百万、何千万円もするような時計を持つオーナーが“腕時計シェアリングサービス”に貸し付け、サービス会社はそれを第三者にシェアして、手数料を稼ぐという……らしい。 それが、どうやら立ち行かなくなって運営を終了。第三者にシェアした高級時計が戻ってくる見込みはないという。 “そもそも”そんな高級時計を持っている人間が、シェア手数料を稼ごうとするものだろうか。そのことだけでも、ずいぶんとさもしいと思うし、ましてや、自分が大切にしている――であろう――高級時計を、他人に渡して、第三者の腕に収まっているということが平気なのだろうか。 というわけで、この報道を見た瞬間、あまりのさもしさに何の同情も湧き起こらなかったのだった。なお個人的に“ロレックス”には一切興味はなく、何が欲しい?と聞かれたなら“Lange & S..

  • 謔話§一日一句~勉強不足~

    季語は・・・雪の果 一浪を 覚悟の朝や 雪の果 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年3月2日付~

  • 週話§土曜流転~三月ですか~

    3月……ですよ。 季節の進み具合はいよいよ早くなっている昨今、桜は春分の日のタイミングで咲き出して、4月に入る頃には散りかかるという東京である。 小学校に入学したのは既に60年以上前のことになるが、入学式の時の写真を見るならば、咲き誇った満開の桜の下に6歳の少年が佇んでいるのだ。 東京で、この先も入学式と桜がシンクロすることはないのだろう。個人的には、桜は4月に咲いてほしいと思っているのだが……。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~ついつい放置したまま~

    季語は・・・仲春 仲春や 五分遅れの 掛時計 【去年の今日】弥話§2023年3月の予定あれこれ

  • 告話§ビッグイシュー474号発売中!

    ビッグイシュー474号は3月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ノバク・ジョコビッチが表紙。 表紙&スペシャルインタビュー ノバク・ジョコビッチ リレーインタビュー 荻原次晴(スポーツキャスター) 特集 ふくしまの13年 東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きて13年が過ぎます。 今も福島の原発周辺の7町村には帰還困難区域があり、廃炉作業は最大の難関の燃料デブリの取り出しが始まらず、計画より遅れています。 さらに、1号機のペデスタルという原子炉を支える鉄筋コンクリート製の土台が壊れ、鉄筋がむき出しになっている状況が明らかになるなど、新たな問題も出てきています。昨年夏には、漁業者をはじめ多くの反対を押し切って処理汚染水の海洋放出も開始されました。 ..

  • 弥話§2024年3月の予定あれこれ

    月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。 3月1日の日の出は6時10分で日没は17時39分、月末の日の出は5時28分で日没は18時4分。一日がずいぶんと明るくなってきたと感じる。中旬の終わりには桜も咲くだろう。 さてさて、今月は忙しくなりそうだ。歌舞伎は三月大歌舞伎で、今月は昼の部だけを観る。菅原伝授の『寺子屋』は、菊之助の松王丸に愛之助の源蔵という顔合わせが珍しい。そして『御浜御殿綱豊卿』は仁左衛門が徳川綱豊卿を務める。真山青果脚本は苦手だが、観ずばなるまい。 そして『トリスタンとイゾルデ』祭りである。 何と新国立劇場と東京・春・音楽祭がそれぞれ上演するという悩ましい状況が生まれてしまった。そんな過密日程のやり繰りに頭を絞ったのは言うまでもない。新国の舞台は2010年に初演した時と同じなので、あまり期待はできない。とにかく音楽..

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