夫がアルコールとは無縁の生活を送るに伴い、私も、アルコールのことはあまり考えないようになっていった。 苦しくて、誰にも言えない想いを書き綴っていたこのブログも、苦しみが薄らいできたから、もう手に付けることもなくなっていた。 それだけ私も回復してきたのだと思います。 どんなに苦しくても、きっといつかはそれが過去のことになる。 夫がアルコール依存症を発症してから12年。 6年目には仕事を失い、健康を失い、信用を失い、お金を失い、夫はアルコール依存症によって、沢山のものを失った。 無職だった6年のうち、最初の3年は堕ちるだけ堕ちての地獄の日々。そして最後の3年は、緩やかな回復の日々。 そしてそれはき…