鎌倉アルプス

鎌倉にアルプスのある昼寝かな 金太郞 ...

ユッカの花

暮れ残る山は大山花ユッカ 金太郎／くれのこる／やまはおおやま／はなユッカ／我が家近くの川辺に咲いているユッカを見つけてすぐに思い出しました。山陰本線の花...

青い山脈

郭公や岩木山麓声高し 金太郞／かつこうや／いわきさんろく／こゑたかし／以前、俳句結社「童子」の仲間で先生の地元の弘前市の岩木山総合公園吟行で『青い山脈』...

菖蒲守

横須賀は風吹くところ燕子花 金太郎／よこすかは／かぜふくところ／かきつばた／鎌倉の円覚寺で紫陽花を撮っている時に出会ったカメラ女子のK子さんはカメラの事...

赤い薔薇

パーラーを出でてふと買ふ紅の薔薇 金太郎 ...

山羊の眸は

トマト見て山羊の目を見て考へる 金太郎／トマトみて／やぎのめをみて／かんがへる／山羊の眸は四角なのですよね。知っていましたか？「良い俳句を読むにはものを...

樟若葉

晩学は寸暇を励み楠若葉 金太郞 ...

山女魚

風声や山女魚釣師の尖り鼻 金太郞 ...

山桃の思い出

枇杷熟るる木登りする子出来ない子 金太郎／びはうるる／きのぼりするこ／できないこ／私は六歳の時に父の故郷である山口県は山陰の小さな半農半漁の村で暮らすこ...

近況4

青嵐乱れ稽古着直しけり 金太郎 ...

近況3

どくだみの闇の世照らす白さか 金太郞 ...

川尻岬

沖の火は烏賊釣る船よテント張る 金太郞／おきのひは／いかつるふねよ／テントはる／私の育った川尻岬は本州の最西端で朝鮮半島に一番近いそうです。子供頃は度々...

近況2

望郷の椅子の軋みや山法師 金太郞 ...

近況

睡蓮のひとひらごとに今朝の風 金太郎／すいれんの／ひとひらごとに／けさのかぜ／我が町でも75才以上のワクチン接種の予約が始まりました。予約開始の直後は混...

俳共は選者と共作

裏河に巣立ちの朝の羽音か 金太郎 ...

俳句は省略

空見ててソーダー水を飲みにゆく 金太郎 ／そらみてて／ソーダーすいを／のみにゆく／老後の趣味として俳句を始めたいと思っている人は多い...

朴の花

ためらいを捨てよと諭す朴散華 金太郎 ／ためらいを／すてよとさとす／ほおさんげ／あ...

日の盛

ある決意水飲みほして日の盛 金太郎／あるけつい／みずのみほして／ひのさかり／私は決断力のある方だという自覚が若い頃から身に付いていた気がします。「物事に...

恩師

先生のロングスカート夏帽子 金太郎 ／せんせいの／ロングスカート／なつぼうし／小学校四年生の担任の男先生...

猫派と犬派

黒猫の干し傘くぐり卯の花垣 金太郎 ／くろねこの／ほしがさくぐり／うのはながき／「犬派」「猫派」かと問われれば、私は断然...

夏の思い出

裏山に杭打つ音や夏に入る 金太郎 ...

草苺

草苺山盛り摘んで石蕗の椀 金太郎／くさいちご／やまもりつんで／つわのわん／この時期、子供達の楽しみは野苺（草苺）摘みでした。草苺の群れる場所は三年と続き...

夏の鴨

釣り人を寂しがらせて夏の鴨 金太郎 ...

ちょっと映画の話

マリリンを探してゐたり薔薇の園 金太郎 ／マリリンを／さがしてゐたり／ばらのその／20才代の後半は裕次郎や吉永小百合の日活を卒業してハリウッド映画には...

松籟

「突撃」のざわめきに似て青嵐 金太郎 ／とつげきの／ざはめきににて／あおあらし／小田原の城址公園のベンチに一人座って松の枝を揺らして吹...

秩父の子

秩父路に能面の人の背の涼し 金太郎 ／ちちぶじに／のうめんのひと／せのすずし／秩父の自然に魅せられて秩父通いをした時期ありました。そういえ...

ウスユキソウ

玫瑰の沖向く浜の最北碑 金太郎 ...

立夏

頂きに人影動く立夏かな 金太郎 ...

姫女菀

土偶らは出臍かくさず姫女苑 金太郎 ／どうぐうらは／でべそかくさず／ひめじよおん／ ...

鴨足草

水分の根本に群れて鴨足草 金太郎／みくまりの／ねもとにむれて／ゆきのした／鴨足草は実家の庭に小さな池があり、夏にはたくさん群れて咲いていましたので私には...

老欅荘

夏帽子たたみかま入る躙り口 金太郎 ...