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風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に https://blog.goo.ne.jp/tonodera0916

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。 比べて面白い 比べて響き合う 比べて

風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に
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2018/02/17

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  • 夕顔や 千代女(比歌句 47 右)

    夕顔や女子(をなご)の肌の見ゆる時千代女(ちよじょ)夕方になると肌が見えると言っているのだから、日中はしっかりと小袖(絽かな?)を来ていたのだ。夕方になり、女性が行水を浴びて浴衣に着替える。夕顔の白さと女性の肌の白さが競い合っている。そんな場面を想像させる色っぽい句だ。夕顔や千代女(比歌句47右)

  • 行きなやむ 藤原定家(比歌句 46 左)

    行きなやむ牛のあゆみにたつ塵の風さへあつき夏の小車藤原定家(ふじわらのさだいえ)大岡信ことば館よりhttp://kotobakan.jp/makoto/makoto-1393<『玉葉集』夏歌。牛車、つまり牛にひかせる乗用の屋形車だろうか。炎天にあえぎ、人はもちろん牛までものろのろ歩む。その足元から乾いた塵ほこりが舞いたつ。風がたてば涼しいはずなのに、塵をまきあげる炎天の風はかえって暑くるしさを増す。抜群の耽美的作風の歌人定家に、この印象的な作があるおもしろさ。「むしますなあ」「どこぞ涼しい川べりにでも」。古都の夏は王朝の余映の時代にもやはり暑かったのだ。>この歌は言ってみれば、自家用車の渋滞だ。しかもクーラーなどとい代物がなかった時代の。平安時代の貴人の移動はすべて牛車に依っているようだ。『枕草子』に牛車で説法...行きなやむ藤原定家(比歌句46左)

  • 満員の 古泉千樫(比歌句 46 右)

    満員の電車に乗りて濠見ればうつらあかるく鴨はむれゐる古泉千樫(こいずみちかし)<うつらあかるく>が分からない。“うっすらと明るく”だと、鴨の入る場所の描写だ。“虚ろに明るく”だと、鴨の様子を心象的に理解していることになる。この<うつら>の意味が分かる方がいらっしゃったら、是非ともお教えください。まあ、それにしても、満員電車に押し込まれて職場と向かう、そんな生活は大正時代から始まっていたことが察っせられる歌だ。そして、窓外の景色を何気なく見つめる心情も。日本で鉄道の営業開始が明治5年(1872年)だ。明治3年から測量から始め工事を開始したことは、とてつもなく早い対応だと思う。大政奉還から高々3年なのでから。徳川幕府でも鉄道の敷設を計画していた。しかし、それはアメリカに全てをまかせる形でだった。幕府から得た「江戸・...満員の古泉千樫(比歌句46右)

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