公平ではない 不公平である 核兵器を持つ国と 持たざる国の差 どの国にも 持つ機会均等が在ればまだしも 持たざる国は 持つ国にその開発を禁じされている こうして 核の拡散が防止され 持つ国と持たざる国の恒常的構造が 維持循環している 拳銃を持つ者と 持たざる者の差 学力を持...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
今という感覚がなくなると 今見ている景色を どの様に見ることになるのだろうか? などと考えてみたところで 今をなくすることが出来ないから 何とも答えが出てこない 夢を見ているにしても きっと今があるのだろうし 考えるにしても今がある 未来の夢を語るのも 今であり 昔の思い出...
「今」とは何だろうか? 「善」や「勇気」とは何だろうか? というわかったようなわからない議論を ギリシア時代に盛んにおこなわれたらしいけれど 「今」については どの様な議論がなされて来たのだろう 今のイデアというのがあれば 善のイデアよりも普遍的でありそうだ さておき 今 ...
過去を捨て 未来を捨てて 今に還ろうと思う そこにある花は 蕾であったこともなく 枯れてゆくこともない そんな薄っぺらで汚れのない今に還ろうと思う 今がどうしてこうなのか これからどうなるのか そんなことから切り離された 純粋な今に還ろうと思う 遠くから音が聞こえてくる そ...
今を変えると 未来が変わる 劣化してゆく未来の中で 今を変えなければ 未来に存在しえなくなるものがある 生命の動的平衡は 変わること(動くこと)により 未来も同じであり続けようとする現象である この生命の動的平衡は 複雑は反応の複合体として実践されているが もっと単純な動的...
思考の中には未来がある 夢や希望であったり 愉しみな予定であったり あまり面白くもない予定であったりする 悲しいかな 私の死も 未来のこととして存在する このように 思考の中に未来が存在するので その未来に向けて 今を活動することができている そして 未来と 体験している今...
考えるという行為には 努力が必要で その努力を怠ると 思考は潰えてしまう とあることに集中していると 別のことを忘れてしまうのも そのせいだろう ところが 実体は忘れてはくれないから 忘れていたことが 眼前に現れ 時に呆然とするというようなことが起こる 約束事を忘れ すっぽ...
「生きなければならない」 この主張あるいは義務が思考の背景にある 内臓の要請に答える思考である 美味しいものに舌鼓を打ち お腹がすけば食べ物を捜し 尿意や便意を感じたら用を足す場所を探す思考である このような 生きるために必要な背景を除去したところに在る哲学は 高尚ではある...
泡沫的世界に 機軸を導入し秩序を形成する すると泡沫性は減少し 世界は安定化することになる しかし問題もある いくつもの機軸を導入してゆくと 機軸間で矛盾が生じることになる 「この矛はどんな盾をも突き通す」という機軸も 「この盾はどんな矛をも跳ね返す」という機軸が 同時に存...
思考対象世界の大きさや重さは泡沫的で 身体世界の大きさや重さは相対的である このような大きさや重さを 絶対化するために メートル原器や キログラム原器が厳密に管理されている 思考対象世界や 身体世界に基準を設けるのではなく 実体世界に基準を設けなければ 絶対化は叶わない 元...
思考対象世界は 実体世界と比較して 時空が可塑的で相対である 時間が一定方向に進み 大きさや質量が安定している実体世界とは 異なる時空に存在しているので 思考対象世界は 独我論的な閉塞状態にある そんな思考対象世界を描いているコギトは 実体世界と同じ時間を過去から未来へ流す...
思考対象世界の時間には 可塑性がある 順方向にも 逆方向にも進め 停まることもできる 時間の可塑性のみならず 空間にも可塑性がある 大きくなったり小さくなったりするから ネズミと像が同じ大きさになったり 太陽がノミより小さくなったりする 顕微鏡の中の世界も 大銀河の世界も ...
思考世界には 二種類の時間があるのに 実体世界には 一種類の時間しかない 思考世界には 思考している時間軸と 思考の対象の時間軸がある 思考時間は 過去から未来へと 実体世界と同じように進行している 思考対象時間は 実体世界の時間とは逆に 今から過去の方向へと進むこともでき...
富士山は日本を代表する山で その美しさは日本人の誇りとするところである その富士山に砂で埋めると 富士山は砂山になる 実在する富士山に砂で埋めるのは創造しづらいので 砂浜に富士山のような砂山を作り その富士山に砂をかけてゆき 霧ヶ峰のようななだらかで大地のような山にする こ...
リンゴを見る 表からは リンゴの裏が見えないから 後ろに回って リンゴの裏を見る こうして時間をかけてリンゴ全体を見るから リンゴの表を見る時と リンゴの裏を見るときに時間差がある 同時に リンゴの裏を表を見ることはできない こうして時間をかけて リンゴ全体を見まわしている...
あの人の目は素敵だけれど あの人の鼻はいただけない なんてことがあるとしよう この様な場合の「あの人」は 一体 素敵なのだろうか? それとも 素敵ではないのだろうか? 全体というものは 寄木細工でできている仏像様のようなもので 良いと悪いが混在しているのが大抵である 良い処...
自由には不便なところがある 先行きが見えないのである だから 定石のレールに乗せ 未来を予測できるようにしておきたい それだのに 定石のレールの上の気ぜわしさに 自由を恋しがる 先行きの見えない冒険をしたくなる ロビンソンクルーソーは こうして 中流の生活を捨て船乗りになっ...
「私にだけ優しい」という状態は 維持してゆきたい状態であり 出来れば 永遠であればありがたい しかし それが自由な状態の一環であるならば 状態は推移して 「私にだけ優しい」状態は失せてゆくのだろう さらに それが制限された状態であるならば その制限をしている機構に不具合が生...
愛するもののために尽くすのは 愛する主体と 愛される主体の 二つの主体の相互作用であるが これに第三者がからんでくることがある 愛するもののために 第三者を尽くさせるという状況がそれである この第三者は 愛していないものに尽くすことになる このような第三者により営まれている...
愛するということが 不公平をもたらすことがある 愛する人と そうでない人を区別するからである 愛されている人と 愛されていない人では処遇が違ってくる 愛されるのは人ばかりでなく ペットである場合もある すると ペットの方が 愛されない人間より大事になったりする 愛は 人類の...
悲しいことに 噴火したり 地震が起きることは 地球にとって ごく自然な日常なのだろう ところが 人間の思考ときたら そんな日常を無視しなければ 人間の日常を設計できないので 噴火や地震を畏れることになる 起こりうる全てのことに対応できる能力が 欠けているから仕方がない 全知...
排便とか排尿は 蔑まれているのではないだろうか 排便や排尿をするときには 人様の目を避けなければならないらしい そんなことだから 日に数回 個室にこもり黙想することになる 集団から離れ 一人に戻る時である 周囲の人々にあわせて 自分を脚色していた疲れや嫌悪が ため息とともに...
本当は「こう思っている」けれど 「そう思う」と嘘をつくことがある 思考上の同調を演じるための嘘である これができる子供が「良い子」と呼ばれ これが出来な子供が「素直でない」と言われる こうした環境に育つ子が 思考上の同調を実践することを覚え そのスキルを向上させながら 大人...
太陽が 仮に 巨大なブラックホールだとしたら 光の進む向きは 逆転し 太陽から外側に向かうのではなく 太陽に向けて進むことになる 黒い太陽にむけて 光が進むことになるから 朝日が昇るとだんだん暗くなり 日が沈むとだんだん明るくなる その明るさを 今の太陽のように一点からやっ...
同調により成立している世界において その同調から外れた存在は その世界の構築に寄与する存在ではない むしろ 構築を阻害する存在であったりする ここに 世界内存在と 世界外存在を区別する利点が生まれる この利点を生かすために 思考上の同調が 実体の存在を区別することになる 思...
思考と その思考を擦る主体とは別の主体の思考は 別の世界を構築しているが 交流し 同調することが出来る この思考の性質としての同調性により 仲間が形成される 仲間が形成されると 同調することが義務となりえる 絆が強い仲間ほど この義務化が進む このようにして義務化が進んだ思...
実体を写し取った思考と 思考を写し取った実体は 互いにパラレルワールドの関係にある 完全には一致しないが 相関関係を結んだパラレルワールドである その時計と この時計が 同じような時を刻みながら 違う時を刻んでいる この時計たちのようなパラレルワールドが 実体と思考の間にも...
見たいと思うものがあり 会いたいと思う人がいる こうした思考が 私の身体を動かす そして 動いた身体が 私の思考を刺激して 新たな思考をもたらしてくれる その新たな思考が 私の身体を再び動かす 時に 古い記憶がよみがえり 時に 眠らせていた欲望がよみがえり 思考が動き出し ...
思考と実体の間に循環がある 脳内で展開されているであろう小さな循環と 思考と世間の間で展開されている大きな循環がある 脳内の実体は神経細胞の活動で 世間の実態は他者の活動だ コンピューターのモニター画面と コンピューターチップの間にも 電気的な循環がある 小さな循環だ そん...
思考と実体を分離するのは 思考が分離を志向するからに相違ない 思考には 視覚としているところがある 空を飛ぶ鳥を眺めていると 木々や山や雲や空は背景となる 鳥はいつだって そうした背景と共にあるのだけれど 目は鳥のみを追い 背景は目に入っていても 決して 背景を見てはいない...
実体は 周辺と 常に接続しているが 思考は 周辺と 常には接続していない この違いが 机上の空論を産む 空論は 美しく軽やかに空を舞い きらびやかな物語を描いてくれるのだけれど 何時しか 飛ぶことに疲れ 実体の大地をもとめ 羽を下ろすことになる 実体は 常に周辺の制約の中に...
森には森の世界があり 草原には草原の 砂漠には砂漠の世界があり 湖には湖の 海には海の世界がある それぞれ別々の世界観があり 森の生き物は たいがい 海にはいない 逆に 海の生き物は たいがい 森にはいない そして 森に棲む生き物は 森らしさを維持するように活動し 海に棲む...
生命は世界と共にある 太古の海で シアノバクテリアが繁殖し 酸素を放出した このシアノバクテリアの活動により 酸素のない世界が 酸素のある世界へと変わっていった 酸素のある世界に変わると 酸素を利用する生命が現れて 生命も世界も多様化していった 多様化するにつれ 生存競争も...
魔法の力を借りて 身の回りにある物事を 私に都合よく変えてゆきたいと願うことがある この願いの背景には 身の回りと私の間には 相性というものがある この相性が良い時には 何も考えない 考えごとをするときは 大概 この相性が悪い時だ そんな時に 魔法で身の回りを変えたくなる ...
何処の国にも 悪い子がいるらしい そんな悪い子供に この世のものならぬ恐ろしい化け物がやってきて 襲い 脅し 良い子になる様にしむけてゆく 子供たちは そんな恐ろしい化け物から逃れたくて 泣き叫び そして 良い子になってゆく 良い子になると 恐ろしい化け物は その恐ろしさを...
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公平ではない 不公平である 核兵器を持つ国と 持たざる国の差 どの国にも 持つ機会均等が在ればまだしも 持たざる国は 持つ国にその開発を禁じされている こうして 核の拡散が防止され 持つ国と持たざる国の恒常的構造が 維持循環している 拳銃を持つ者と 持たざる者の差 学力を持...
一分の狂いもなく循環していると それは永遠となる この循環に ほんのわずかな わからないくらいな違いが生じると それは一つの散逸である この散逸が修正され 元の軌道に戻り循環が始まれば また 永遠が始まるが 散逸が新たな散逸を呼び始めると 永遠の後退が始まる ニワトリが先か...
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 権力は散逸する この散逸を防ごうと 経済や軍事 法律や言論統制などにより 権力構造の循環が維持され 恒常が保たれている メッカの方角に向かい礼拝をおこなう 十字架の間で十字を切る 賽銭箱の前で手...
目的は 構造全体の部分的機能の存在理由として語られる あるいは 構造全体の部分的機能を希求する理由として語られる だからなのだろう 人生の目的を語る時 個人を超越した構造の中に 自身の存在意義を見出すことが多い 理性が描く目的が語られ その目的が 身体に沁み込んだ目的を遂行...
生命は エネルギーを吸収し そしてエネルギーを外部に散逸させながら 生き永らえている 吸収され散逸するまでの間 エネルギーは 生体内物質として 生体内を循環している 恒常が維持されている生命では 吸収されるエネルギーと 放出されるエネルギーが同じであり 内部保留しているエネ...
遺伝子DNAは 紫外線などの影響を受け その塩基配列を変えてゆく 塩基配列は 散逸してゆく性質なものである このような散逸により 合成されるたんぱく質などの生体高分子が 機能不全を起こすと 生命の循環を維持できなくなり このように変質した塩基配列は消えてゆく このことにより...
原子の周りを電子が循環している この原子に光が当たると 電子軌道が変化し より高エネルギーレベルの軌道の循環を始める しばらくはその軌道を維持しているが やがて光を放出し 元の電子軌道に戻り循環することになる この現象における 電子軌道に入り込み 再び散逸してゆく光は 入り...
散逸構造の内部で 循環構造が成立していると 散逸を著しく遅延させることになる こうした循環構造が安定してる散逸構造ほど 散逸する確率が減少し 循環構造が相対的に増加してくる これが 自然選択による進化である
日常茶飯事を 「にちじょうさはんじ」と正しく読まなければならない この様に厳格に考えている偉い方の前で 「にちじょうちゃはんじ」と言ってしまえば バツの悪いことになる 知識が幼稚な奴だと蔑まれたり チクチク注意されたり 罵声を浴びされるかも知らない こうしたことで 「にちじ...
言葉はそのしきたりの中で その構造を維持している しきたりが乱れると 言葉が乱れ 言葉が持つ意味を共有することが難しくなる 伝統文化も しきたりの中で維持されている 考えてみれば 生化学反応もしきたりの中である 同じことを繰り返す能力が 生命を支えているのである 肝臓には肝...
言いたいことは 頭の中に在るのだけれど それが言葉にならないことが増えて来た 歳はとりたくないものである 人の名前が出てこないのは日常茶飯事 言葉というものは 世間一般に認められた形に 自分の表現したいことを押し込めなければならないのであるが この形に押し込めるのには それ...
形あるものは壊れる 逆に言うと 壊れるまでの間は 形が存在している さらに言えば 壊れても 形を元に戻せば 形は維持される 元に戻す力が宿った形が 構造であり 元に戻す力により 恒常が保たれている 誰かを好きになる この時の「好き」という感情は 壊れやすい 形ではないが 壊...
円形のお風呂の中央に 図太い噴水が設置されていた お湯の湧きだし口が在るのだろう そこから 直径15cm 高さ10cmほどの水柱が立ってるのである 私も ゆったりと温泉に浸かり この水柱を眺めていた 水柱は 刻一刻とその姿を微妙に変え どの瞬間をとらえても 今の姿は二度とみ...
恒常と保つための義務と 義務を導く欲望の蜜月の中 穏やかな日常が流れてゆく この蜜月の乱れると 義務を優先すべきか 欲望に身を任せるのか 葛藤をすることになる 忙しく 寝てはいられない状況において 睡眠への誘いは 迷惑な誘惑である 食事制限中の 焼き肉の匂いや 禁煙中の た...
様々な義務があり 構造の恒常性が維持されている 生命には栄養を摂る義務がある この義務を履行できなければ 生命構造の循環を恒常的に維持するためのエネルギーが 枯渇してしまう 生命維持にっとって 栄養摂取は義務なのである この視点からすると 食事は義務である 実感としては 食...
社会の役に立つ 社会に貢献する そこに 社会における個人という還元的要素の 価値が生まれる 社会という構造の循環の一助となることが 社会の還元的要素としての役割であり 貢献することで 社会という構造を維持し 社会からの恩恵という逆流を維持できるのである こうした 社会構造を...
花を見て美しいと感じる 真っ赤な夕日や 山の頂から見下ろす雲海に感嘆する かと思えば 真っ黒な雷雲に恐ろしさを感じたり ワニや蛇に恐怖を抱く 刷り込まれていた感情が 見るものにより呼び起こされる 見聞きするものと 知覚する主体は 共に同じ構造の還元要素であり その要素として...
視覚が映像世界を創造し 言語認識能力が文学世界を創造している 能力が その能力に応じた世界を構築すると こうした能力の組み合わせによっては 動的構造が循環することが可能になる 循環しない構造は動きながら消滅に向かい 循環する構造は遷移しながら維持してゆくのである 循環してい...
コウモリやイルカは 超音波を発信し その超音波の反射を聞くことにより 暗闇の中の獲物や 濁った水の中の獲物の動きを把握し これらを捕獲することが出来るという 私にはない能力である こうした能力があれば どんな様に世界が見えるのだろう 鳥たちは 地球の磁場を感じ取り 渡りをし...
認識するということに 主観が在り対象が在る そして 主観と対象は 別物であり 同一でもある 思考もまた 主観が在り対象が在り その主観と対象は 別物であり 同一である この二重性において 認識世界あるいは思考世界の構造が 維持されている この二重性の構造が 物質の反応に依り...
車は 走るように予定されている だから エンジンがかからず走れないとなると 故障したということになる 昔の車はよく故障した 急坂を登り続ける峠道では よくオーバーヒートした車が 道脇にとまっていた ヒューズが飛んで 電気が流れずに動かなくなることもあった チョークを引いたま...
火力発電にせよ 生命現象にせよ 目的の下に在る現象は 他の現象と連帯している この連帯が 現象の存在意義として認識される 目的は 目標の実践であり 目標の実践に向けた現象は 単独で存在することなく 他の現象と連帯して 目標を実践している この目標実践のための連帯により 様々...
火力発電所では 電気を発生させるという目的の下に 火が燃え盛り 水が蒸発し タービンが回り 磁石が回る これらの現象は それぞれ個別に実践されることもあるが バラバラに実践されている状態では 火で電気を発生させることはない 目的のある現象は 他の現象と連帯しながら存在してい...
火力発電所では 火が燃え盛ると電気が生まれる 火が燃えるという原因と 電気が生まれるという結果の間に 火力発電所の設備があり 必然性がある 火には 水を水蒸気に変える性質があり 水蒸気には空中を上昇してゆく性質がある 風車の様なタービンには 上昇してゆく水蒸気により回る性質...
恋に憧れているうちは 恋は始まらない 恋に不満を持ちはじめ 恋が始まる 憧れは 思ったがごとく揺らめく しかし 実践するとなると 思うようにはならないから 不満が顕れる 兎にも角にも 予定通りに行けば幸せで 予定通りにならないと不満である 幸せでいればよいのだけれど 不満が...
生まれ 成長し 年老い 死んでゆく 私は そんな予定された運命の中に在る 私が創った予定ではない それだから 何時までも若々しく元気でいたくとも そうもいかない そもそも もっと物覚えの良い頭と もっと機敏に動く身体と 誰もがうらやむような容姿を持って生まれたかった 私の意...
予定と実践の間には 様々な連なりがある レコード盤や 音楽CDには それぞれに楽曲が刻まれているが レコード盤やCDだけでは音は出ない レコード盤はレコードプレイヤーで回し 針を落とさなければならないし CDもCDプレイヤーに入れて 再生ボタンを押さなければ 音にならない ...
能動的活動は エネルギーの供給なくして継続できない そのために 植物は太陽光エネルギーを有機物に吸収する 動物は他の生物を食らい その有機物からエネルギーを得る 恩恵としてのエネルギーを得るため 植物も動物も様々な工夫を凝らし エネルギーを消費し 消費したエネルギー以上のエ...
予定されていたものが実践され この実践により 予定としての存在に恩恵をもたらすと そこに循環が生まれ 永遠への存続として輪廻を始める DNAとして存在している生命の予定が実践され その実践によりDNAが複製され 予定が増幅してゆく すると 予定の実践も増幅し より多くの予定...
人間社会では 言葉に従うことにより 予定を実践することに連なっているところがある 幸せが訪れるように予定が組まれ 予定通りに実践されると幸せが生じるということならば 幸せは 予定を設けた人の幸せであり 予定を実践した人の幸せとは限らないということになる 言葉を介するからであ...
ゴルフのティーショット スウィングを始めると 途中で 「あ 止めよう」と思っても スウィングは止まらずに ボールを打ってしまう 意識と身体は 完全には一致してくれない 右手を動かそうと思えば 右手が動き 左手を動かそうと思えば 左手が動くといったように 大体において 意識と...
設計図は製品の予定であり 製造された製品は その予定が実践された存在である 夏休みの宿題をこなしてゆく予定表は予定であり 実施された宿題が実践された存在である 予定と実践は 時空を別にして存在しているが 相同なものとして扱われるところがある 生命でいえば 遺伝子と生体は異な...
「春になったら花を咲かせる」 桜はこのように決めているらしい 「気温が下がれば氷になる」 水はこのように決めているらしい 性質というものは それぞれの決め事の様なものである しかし 決めればすべて性質になるわけではない 性質は実践を伴うのである いい人になろうと決めても い...
水を急速に冷やすと氷になるような 定常状態から次の定常状態への移行期は 水という存在と 氷という存在が混在することになる 定常状態と同じように 予定と実践がうまくいっている恒常状態では 安定した状態が続いているのだが 幼虫が蛹になり 蛹が蝶になるような 恒常状態から次の恒常...
恒常を予定した反応が引き起こされ 恒常が実践に移される この予定と実践の繰り返しの中で 与えられた条件に その予定が実践可能であるや否や 実践可能であるとしたら その予定が持続可能的であるや否やが問われることになる 実践可能であり 持続可能性も高いということになると 適応的...
地球の公転のように 同じことを繰り返す現象は 時間軸の経過の中で 消滅することなく 持続してゆく 生命も このような現象を目指し 活動している 反応が繰り返され 恒常が維持される 同じことを繰り返すことが出来るという性質が 地球の公転や 生命現象を維持させているのである 元...
ブドウを見ると おいしそうだと思う 石を見ても おいしそうとも まずそうとも思わない 石は食べるものではないからである ブドウは食べるもので 石は食べるものではないと決定されているらしい この決定に従い 私は ブドウを見ると食べてみたくなり 石を見ても 食べたいとも食べたく...
私の右足の親指を動かそうとするときと 私の左足の親指を動かそうとするときとで 私の意識は異なっている この違いを 私は言葉にできない 動かそうとするとき 極端に言うと 「右足」とか「左足」とかいう言葉は 私の意識の中に無い 言葉をあまり意識することなく 私は 私の右足の親指...
登校してゆく小学生に 「おはよう」と声掛けしても 元気に「おはよう」と返してくれる子は それほど多くない 私にも覚えがある 子供の頃 知らない人に声掛けされても 天真爛漫に「おはようございます」と 元気に返すことなど とても気恥ずかしくてできるものではなかった この気恥ずか...
右足の親指を動かそうと思うことが出来る そして その通りに 自分の右足の親指を動かすことが出来る 右足の親指を動かそうと思うことは 右足の親指を動かさないまま実践することが出来る だから 自分の右足の親指ではなく 向かい合っている他人の親指を動かそうと思うこともできる しか...