言葉は行き交うことで 存在している 行き交うことをやめた言語は 忘れられた言語となり その存在基盤を失う 行き交うことで 言葉はその意味するものと交わり その意味する者の代役をこなす 「太陽」という言葉は 太陽から出る光を受けた視覚と 意識の中で交わり その同一性を擬制され...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
猫の爪は 前足にはちゃんと5本あるのだけれど 後ろ足には4本しか無い 自然というものは 足の指が 4本でも5本でも構わないらしい パンダは6本だと聞いたことがある 4本でも5本でも6本でもよいのだ なのに 人間は5本にこだわる 4本でも6本でも そんなに不便ではないのだろう...
ミツバチと花は 互いに必要としあう間柄だ オスとメスも 男と女も 互いに必要としあう間柄だ その運命は 生まれた時にはすでに備わっていたもので それぞれの自由意思によるものではない 長い歴史の間に育まれた構造のなせる業である 長い間 誰も彼もがそうしてきた そうしてこれたし...
人間が活動するために 食料があり 車が動くするためにエネルギー源として ガソリンや軽油がある様に 細胞の活動のためには ATPという物質が活用されている アデノシントリフォスフェート adenosine triphosphate 体内に取り込まれたグルコースは 細胞内で緩や...
私にとって 言葉は借り物だ 同じ言葉を借りていると その人の間で その言葉で通じ合い 意思疎通できるようになっている 同じ言葉を借りることが大事で この人間観の連帯は その言葉の貸出元ということになる 言葉の貸出先はそれぞれの「人間」なのだが では言葉の貸出元も「人間」だろ...
私は 人間として生きているが 人間になろうと決意して 人間になったわけではない きっと 私の膝の上で のんびり寝ている猫も 猫になろうと思ったことは一度もないままに 猫として暮らしているだろう 繰り返すが 「人間である」ということは 私の意志によるものではない 私の意志でな...
天動説を信じても 地動説を信じても 動物としての生活は大きくは変わらない どちらの説であっても 朝になれば日が昇り 夕には日が沈む どのように 太陽が動くのかが 生活にとって重要であり なぜ 太陽がそのように動くのかは 生活にとっては それほど重要ではないからだ 日が長くな...
意識は 物質そのものに触れることはできず 意識にとって 物質の性質は推測の対象である これと同じように 真理もまた憶測の対象である 正義も同じだ 正義と信じることを為し それがうまくいけば それは正義として維持されるが それがうまくいかなければ その正義は疑われることになる...
自分の気持ちはわかるが 他人の気持ちは 推測するしかない しかし この推測により 他者との関係が成立している この関係の維持がうまくいけば きっと 相手の気持ちの推測が うまくいっているのだろうし この関係の維持がうまくいかなければ その原因として 相手の気持ちの推測が う...
オオカミの遠吠え クジラの歌 ライオンの雄たけび 外の世界に耳をすませば 様々な声が観察できる 猫のニャー 犬のワン 雀はピーチク 声とは何だろう? 音とは何だろう? 声を出す喉があり 声を聞く耳があり 声が発せられ 声が受け止められる 耳がなければ 声を出す合理性がない ...
子供の頃は 言葉を知らなくて 「あれ あれ」と言い 年を取ると 言葉が出なくなって 「あれ あれ」と言う 思考は 確かに 言葉で考えることが多いが 「あれをこうして」などというあいまいな言葉でも 思考は思考である 考えようによっては 「赤に黄色みがかかった明けの空」という言...
「これはペンです」 この単純な構文により 「これ」が「ぺン」とされる この「これ」が 思考の外の存在を指示しているから 思考は 思考の外から存在を取り込むことが出来る 「これはペンです」により 取り込まれた「これ」は 思考の中で「ペン」として存在してゆくことになる また 「...
大きさの異なる2つの正三角形は 「相同」の関係にある 大きさも同じの2つの正三角形は 「合同」の関係にある 2つの三角形である限り それぞれ別の三角形であり 同一ではないけれど 「相同」であったり 「合同」であったりと 共通項が取り出され その共通項に 「相同」「合同」とい...
学校の冬休みの宿題に書初めがあった 書初めの真白な紙に筆を下す時 すでに頭の中には書き上げられた墨の姿が出来ている ところが その通りには筆は動かず どこかいびつな字が出来上がる 途中で墨が足りなくて かすれたり 墨を筆に付け過ぎ 線がにじみながら太くなりすぎたりもする 上...
言葉は間主観的クオリアだ 感動や悲しみが 自分だけのものであるように 言葉も 言葉を話す人たちだけのものだ アリたちのフェロモンも 間主観的クオリアだ クオリアがクオリア生む連鎖のなかで 言葉や フェロモンが 個体から個体へと クオリアを伝達している 「好き」という感情 「...
好きなものやことがあり 嫌いなものやことがあり それと呼応するように 好かれたい気持ちや 嫌われたくな気持ちが醸造されている 好きな人がいて 嫌いな人がいて それぞれの人に対する 自身の対処の仕方がある 好きな人が 嫌いな人が それぞれ同じことをしても 好きな人のそれは好意...
頭の中に 地平線があって その地平線より上には 好きなものやことが浮いていて その地平線より下に 嫌いなものやことが埋められている だから 地平線より下で右往左往していると 息苦しくなり 何とかして 地平線より上に顔を出して 大きく息をしたくなる 反対に 地平線より上で右往...
バラの花の色を表現する時 その色の名は 予め頭の中に存在している色の名の中の一つだ バラの品種名を表現する時 その品種名もまた 予め頭の中に存在している品種名の中の一つだ 色や 品種名としての言葉が 予め私の頭の中にないと 私は そのバラの色を表現できないし そのバラの品種...
春になると 待っていたかのように 生命が躍動を始める 梅が咲き 桜が咲き 燕が返ってくる 逆に 生き物たちは 秋になると 冬を超えるための準備を始める 蝶は 空の固い卵を産んだり 褐色の蛹に身を包み 木々は冬芽を残し葉を落とす 温度や 日の長さを感じ取り 生命たちが これか...
選択肢が多いと 却下する選択肢も多くなる それが悪であるから却下することもあり 善であるにもかかわらず 却下せざるを得ない事情がある場合もある 他者の都合で却下することもあり 自己都合で却下することもある 他者にとっての善で自己のとっても善 他者にとっての悪で自己にとっても...
日々 多様な選択肢の中から 何かを選びながら行動している 環境に応じて 行動を選択するのみならず 人間は 助け合いをするために 仲間や 仲間ではない他者の行動によって 大きく 自分の行動を変えてゆく 対応する相手が多くなればなるほど 選択肢の幅は広がり 選択の機会は増えてゆ...
外胚葉由来の皮膚は 外部と内部を分離する障壁だ 内杯葉由来の消化管も 消化物が通る外部と 血管が張り巡らされている体内を分離している障壁だ この障壁としての機能の他にも 消化管は 食物を消化して 栄養素を吸収するという機能をも負っている 障壁は 外部から身を守る強さであり ...
この国は かの国とは違う 私は あなたとは違う 思考的な多型を制御することにより 自身のアイデンティティーが維持されている 私どもは あなた方と違います 何が違うのか よくわからないけれど とにかく違うことは確かだ こんな根拠のない違いから 違いをあえて作り出したりもする ...
様々な多型がある サカハチチョウは 春に生まれた成虫は 赤みを帯びた羽を広げるが 夏に生まれた成虫は 赤みのほとんどない黒っぽい羽を広げる カラスアゲハも 春に生まれた成虫は 黒色の羽の中に 深みのある青緑色を輝かせているが 夏に生まれた成虫は 青緑色が少ない黒っぽい羽を広...
ベットで寝ている時もあれば 道路を歩いている時もあり テーブルに向かい 食事をしている時もある そして トイレに入り用を足す 様々な現象をつなぎ合わせながら 私は成立している 場所場所に応じ 異なる現象を演じている また 異なる現象を演じるために 場所を選び そこへ赴く こ...
人間は上品だ あさましく肉を食らうのではなく あくまで美しく肉を食らう生き物のようだ 命を大切にする清らかさを 命を大切にする尊厳の中で 命を殺め それを食らうのだ 欺瞞の中で 美しき悪事が蠢く 這いつくばり 肉を食らうのと テーブルの上の肉を 頂くのは 同じことであり 異...
欺瞞を防ぎ 構造の秩序を維持するために 慧眼が進化してきた 同じ目的のために 道徳や倫理 法律が整備されて来た 慧眼は 個人対個人の関係において 重要な防御であるのに対し 道徳や倫理 それに法律は 個人対社会の関係において機能する防御策だ 正義でないこと 欺瞞の可能性が高い...
助け合いの構造の下 笑顔や泣き顔など 表情豊かな顔が行き交う中で 武骨で無表情な一匹狼を標榜する男が しばしばドラマの中で活躍する 多くの人が参加している助け合いの構造から 一線を画しながらも 一匹狼が その助け合いの構造と接しながら 波風を立てながらドラマが進行する 同質...
人間は 個人が生き延びる努力をするだけでなく 互いに助け合うことで 生き延びる機会を拡大してきた生き物だという 互いに助け合うことで 個人の弱さをかばい合い 厳しい自然の中で 生き延びて来たという ダーウィンが「人間の由来」で指摘したように この助け合いが 人間社会の弱肉強...
遺伝情報を保持しているDNAは 記号化している物質だ DNAの塩基配列とアミノ酸の関係は コード表として確立している このコード表は 紙に描いたものではなく コンピューターチップに埋め込まれたものでもなく セントラルドグマと総称される酵素群が織りなす構造により 保持されてい...
因果関係の構造が 頭の中に形成されており 結果を見ると その原因を判断する思考が成立している 原因と結果を紐づけるコード表のようなものが 頭の中にあるのである 言葉の 表現と意味も 同じようにコード表として 頭の中にあり 猫という言葉の意味は さらに 猫を見た時の視覚や 猫...
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言葉は行き交うことで 存在している 行き交うことをやめた言語は 忘れられた言語となり その存在基盤を失う 行き交うことで 言葉はその意味するものと交わり その意味する者の代役をこなす 「太陽」という言葉は 太陽から出る光を受けた視覚と 意識の中で交わり その同一性を擬制され...
様々な存在が それぞれに固有の原因と結果で連なりながら 時間を貫き続けている 言い方を変えると それぞれに固有の因果律が能動的に連なり 時間軸の中で繰り返されると 存在が存在として存在することになる モンシロチョウが スジグロシロチョウではなく モンシロチョウとして存在して...
モンシロチョウは 卵も幼虫も蛹も成虫も モンシロチョウであり その成虫が産んだ卵もモンシロチョウである このように モンシロチョウは 時間を貫きながら存在している 今 タンポポの花にとまり 蜜を吸っているモンシロチョウは こうした時間を貫くモンシロチョウ全体の 一部であり ...
太陽系の惑星の位置関係は 刻一刻と変わり続けている 来し方行く末に 全く同じ位置関係が成立したことはあるのだろうか? 無限の時間の中で およそ同じ位置になることはあるのだろうが 日食や月食という3つの天体の位置関係が 同じ位置関係になることもめったにないのだから 太陽系の惑...
太陽の周りを 地球が回り続けている その地球の周りを 月が回り続けている それぞれ回り続ける理由は 重力と遠心力のバランスが取れているということであり 目的因がない 偶然に 循環が成立し 継続している最中が今なのである この無目的な循環が原因となり 四季が現れ 潮の満ち引き...
時間が存在するということは 変わりゆくということであり 万物が流転しながら 同じではなくなってゆく そのなかで 意識は動きながらも 同じことを繰り返す 食事 睡眠 日々のルーティン 意識にも循環があり その中心に 地球の公転における太陽のような存在がある様な気がしてくる そ...
傘を盗られないようにする為には 傘の柄に 「神は見ている」と 書けばよいと聞いたことがある 人様の傘を手に取ろうとしたときに 「神は見ている」という言葉を見ると 手を戻したくなるようならば その人の心に「神」は生きているのである そして その人がその心を押し留め その傘に手...
言葉は そもそもが嘘である 嘘であることを 努力に努力を重ねて 本当のように仕立てている 本当であると信じられるように 言葉に工夫が凝らされ 信じることで 言葉は 嘘の汚れを落とし 真実の鎧をまとうのである だから 日々の会話の中で繰り返され 信じさせ 信じられる言葉は強い...
よほどのことがない限り この国会で民法が改正され 共同親権が制度化されるらしい あわせて この法改正により 親権は 子が服しなければななないものから 親の義務になるようである 子の利益のために 親が果たすべき義務が親権になるのである 民法においても 子は 親にとって重荷とし...
言葉が 意識の中に法を作り その法面を乗り越えようとする感情や本能を 堰き止めている そうして 言葉の檻ができあがる この檻の中で 不自由を感じながら 言葉を愛でる 言葉がもたらす 恩恵を祈り 恩恵に感謝する 文明は こうして 人の命を明るく照らしている その灯に 人は集ま...
死ぬと 桜の花を見ることが出来なくなる 死んだことがないので 上の言葉の真偽を実感したことはないのだが 視覚が生きているがゆえに働いている機能であるならば 死ねば 視覚が機能しなくなり 桜の花も見えなくなることは 必然な出来事である 鏡に映った桜は 鏡が割れると無に帰するの...
どんなに長く生きて来ようとも 今しかなく 過去は消えてしまった そして死は いつでも未来に待ち構えている だから どれほど生きてきても いつでも 死に臨み 残された時間を思うことになる 残された時間を 長いと思ったり 短いと思ったり ありがたかったり 恨めしかったりする 何...
満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
1+2=3である 3=5-2である よって 1+2=5-2である 3をいろいろに表現できるということである 1+2や5-2はむろん 103-100も3である 1003-1000も 105-102も3である 表現される形は違っても みな3である 3は 無限に異なる表現を持って...
人間には 言葉を愛する才能に恵まれているらしい 言葉に魅せられ 言葉を求め その言葉に服従し 言葉を発して 言葉を賛美する 時に 自己愛よりも 言葉への愛が強くもなるらしい 自らの気持ちと裏腹な言葉にさえ 自らを曲げても 従うことがあるのである 愛するもののために 自らを犠...
ある日 イタチがタヌキになった そのタヌキは しばらくタヌキとして生きていたのだが ある日 再びイタチに戻った こんなことをこのイタチタヌキは繰り返していた この繰り返しには周期があるようで 春に イタチはタヌキとなり 秋に タヌキはイタチになるのであった だから 夏にはイ...
異なるものを同じとすることで 異なるものを 同じものとして連ねることが出来る そして この連なりが円環を描くと 循環が始まる 循環が始まると 循環している間 その同じものは存在し続けることになる 生きた化石と称される生き物は 昔生きていた個体とは異なる個体でありながら 同じ...
過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「...
言葉は 鏡に映った虚像のようなものである そのような言葉の中に真実を見出そうとする意識が存在している 鏡に映った私の中に真実がある探すのである 本物は本物として 鏡の中にも真実を見出すのである そして それに手足が協力する 言葉に真実を見出した意識が手足を動かし 現実を言葉...
鏡の中の私は 私ではないが私である 私は一人であるが 鏡に映った私は 鏡の数だけ増えることが出来る 同じように ひとつの言葉が 聞く耳の数だけ 増えてゆくことが出来る 一つの太陽が それを見る目の数だけ 増えてゆくことが出来る 意識は鏡のような存在である 様々な存在を集め ...
言葉の背後世界は 言葉だけで形成されていない 言葉には 記憶がこびりついている 「池」という言葉は 様々な池の姿ばかりではなく そこでの思い出をも引き出してくれる 過ぎ去った現実が 言葉には隠れている 言葉の仲介で その現実が 今の現実と会話をする この会話の中で 平衡状態...
言葉が 心を縛ることがあるけれど 言葉そのものが縛るのではない その言葉の背後世界が心を縛る その言葉を裏切ることの報復として 背後境から何が来るのかを想像しながら 言葉と心が会話をする 言葉の裏にある 仲間からの冷たい仕打ちや 仲間からの暴力が 心を縛る 一般的に 厳し刑...
泥で汚れた水を容器の中に入れ 数日ほったらかしておくと 泥は容器の底に沈み 水は濁りが取れ透明になる 宇宙空間では こうはいかないらしい 密閉した容器の中に入れた水と油も 宇宙君間では交じり合ったままだという 重力が 比重の違いで 水と油や 水と泥を分離するが 宇宙空間では...
言葉が語る内容を 二種に分けることが出来る いろいろな分け方があろうが その一つに 未来を語る言葉と 過去を語る言葉の2種がある 往々にして 過去を語る言葉は 結果から原因を語り 未来を語る言葉は 来たるべき未来のために 今なすべき原因を語る 過去を語る言葉は なぜこうなっ...
結果が紆余曲折の末に その原因を誘導すると 循環が出来上がり 循環が恒常的になると 循環としての平衡状態が成立する この紆余曲折の間に 循環の軌道から外れてしまうことがあっても たくさんの存在が その軌道にあり 増殖することができれば 外れた存在を補完して 平衡状態を維持で...
生命は 原因を実践し 結果を誘導しながら 生存している ただ闇雲に原因を実践するのではなく 結果を想定して 原因を実践している 未だ現れていない結果を 追い求めながら生きている 卵は 孵化する結果を追い求めているから生きている 孵化するための原因を積み重ねない卵は 死んでい...
コード表は反応の一覧表である このコード表に基づき 順算や逆算が行われる 意味から言葉へ 文字から発音へ 発音から意味へと コード表に基づき 反応が起こる 反応できないと そこには何もない 空だ 反応前の現象だけが残存し やがて消えてゆく 反応すれば その反応した現象が持続...
因果律が成立している事象について 結果から原因が究明され 原因から結果が誘導される 基礎科学は結果から原因究明し 応用科学は原因から結果誘導を試行錯誤する 言葉とその意味は 互いに原因であり結果であり 互いに究明され 互いに誘導する 言葉の因果律は 反応による 辞書は 反応...
言葉は 真実を語れるという野望の上に成立している幻想だ 予言が真実であることを取り繕うために 予言通りのことが起こるよう画策するがごとく 発した言葉を実現しようと 様々な努力を重ね 言葉に信頼を持たせることにより 言葉はその威厳を維持している このような実践努力がなくなると...
♬ オタマジャクシはカエルの子 ナマズの子ではあるまいな それが証拠に何よりも やがて手が出て足が出る ♬ 見事な循環論が展開されている カエルの子であることの証明は カエルになるという結果による 言葉尻だけとらえ 論理構造を考えると そういう循環論をうたっているにすぎない...
「イケ」の発音で「池」を連想する この反応が共有され 「池」という言葉が機能する 「池」の連想には 池の風景を伴うこともある この風景は 人それぞれの思い出により異なろう 万人の 万にも及ぶ池の姿が全て「池」という言葉に連なる こうして モナドのように 「イケ」は 一にして...
池を「いけ」と読む原因はなにだろう 「い」をイと発音し 「け」をケと発音する原因はなにだろう い=イ け=ケ 池=イケ これらの等式が その根拠もわからぬままに 維持されて平衡が保たれている世界がある この世界を維持しているのは いをイと反応し けをケと反応し ケをけと反応...
池の水の供給という現象と 池の水の排出という現象 この二つの現象の間に 正の相関関係があると 水の量は一定に保たれる傾向が高くなる このような それぞれ独立した現象の間に 関係が生じるとこにより 池の水の量の平衡という新たな現象が維持される 言葉を 聞くという現象と 話すと...
池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし こ...
池に 水道から水を入れ ポンプで池の水を汲みだす 入れる量と 排出する量が同じであれば 池の水は一定だ この一定を保つためには 入れる量が増えたら 出す量を増やす必要がある また 出す量が減ったら 入れる量を減らる必要がある 入れる側と 出す側は それぞれ別々の現象であるが...
平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いので...
様々な存在が寄せ集まり 不均一な平衡状態が維持されている 私もそんな平衡状態として維持されている 身体も精神も そんな平衡状態を維持するための部分だ 心臓も肝臓も 脳みそも手足も そんな平衡状態を維持するための部分だ 何かが欠けると たちまち平衡は崩れ 私という状態も消え失...
半透膜を挟んだ水溶液の間には ショ糖濃度の差が浸透圧の差となり 水溶液の高さに差が生まれる この様に 半透膜の性質(水は通すがショ糖は通さない)が 不均一な平衡状態を作り出すことが出来る 同時的な平衡状態が 半透膜により維持される 炭素と水素や酸素の結合も 有機化合物と水や...
血糖値は 能動的に制御されながら 平衡を保っている 血糖値が上がると インスリンが分泌され 血液から糖の回収がはかられ 血糖値が下がると グルカゴンが分泌され 血液へ糖の供給が促される このようなホメオスタシスにより 血糖値は適正値を維持しているのが通常であるが 飢餓状態で...
半透膜を挟んだ二つ入れ物の片方に水を入れると 半透膜を水が通過して もう一方の入れ物の水の高さも 始めに水を入れた方と同じ高さになる ところが 半透膜を通らないしょ糖を溶かした水を入れると 水はもう一方の入れ物に流れるけれど しょ糖は流れない このため しょ糖の濃度差が二つ...