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主に米国株と日本株に投資しています。ディープバリュー、スペシャルシチュエーションなど。

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2017/08/20

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  • 2025年6月の投資状況

    今年ももう半分を過ぎそうな感じです。1年は早いですね。今月は30日がまだありますが、来週も仕事が忙しいので27日までの結果となっています。年初来リターン 7.9%(日本株式12.4% 外国株式-0.4%)そうしましたら、売買状況を一部ご紹介したいと思います。《新規買い》・ツツミ(7937)ナナホシが入ってきましたね。入りたくなる理由が非常にわかります。ネットネット株です。さらに買うかはちょっと考えています。・JX金属(501...

  • 線虫と債券市場

    前回の続きです。今回はようやくモーブッシン氏の独特さが出てきます。彼は本当に面白いです(笑)人間の神経科学を理解したいですか?まずは、ありふれた線虫であるC.エレガンス(原文:Caenorhabditis elegans)から始めましょう。科学者たちはC.エレガンスの302個のニューロンすべてをマッピングし、行動の基盤となる神経計算の細胞レベルでの基盤を明らかにしました。遺伝学に興味があるでしょうか?次に出芽酵母(原文:Sac...

  • 投資家の期待の厄介さ

    マイケル・モーブッシン氏の言葉や記事などは独特の表現がなされている場合があり、非常に示唆に富んでいるなと感心することもあります。今回、彼の記事を見かけましたので、一部引用してバリュエーションについて考えていきたいと思います。記事の冒頭では、DCFの計算式について書かれていました。その後、モーブッシン氏はバリュエーションについてどう捉えているかが書かれていましたので、引用したいと思います。バリュエーシ...

  • 2025年5月の投資状況

    今月は寒暖差が激しくて体がついていかず、体調を崩してしまいました… 暑いのか寒いのかはっきりしてほしいところです。年初来リターン3.0%(日本株式7.4% 外国株式-5.2%)特に感想等ありませんが、今月の売買を一部紹介したいと思います。《全売却》・USスチール(x)まだトランプ大統領は買収を承認したとは明言していないらしいですが、買収価格にだいぶ近づいたので売却しました。少ししか保有していなかったので、そんなに大...

  • イベントドリブン・リスト(2025年1Q)

    もう1Qも過ぎて今年も半分近く済んでるのでびっくりしています。なかなか忙しくて、こういう自分の中の気になるリストをまとめ切れていませんが、現段階で面白そうな銘柄をピックアップしていきたいと思います。【買収関係】・ブライトハウス・ファイナンシャル(BHF)グリーンライトのレターにも書いてあったディール。今年はじめに潜在的なオファー(確かカーライルなどの投資ファンド系だったはず)が来て、そのオファーに同社...

  • エスプール(2471)について

    3月末に行われた滋賀投資勉強会で自分が挙げた銘柄です。当ブログでもせっかくなので記事にしようと思います。元々クエ氏に教えてもらったエスプールなのですが少し保有しています。まだそこそこ安いと思っています。確か直近の決算でも大きく下げるほどではないのでは?とも思いましたが、200円後半まで下がったのでちょっと買い増しました。さらに4月の米国のごたごたで値を下げたのでさらに買い増しました。もっと買い増すかは...

  • 投資家が背負う2種類の恐怖 ー証券分析ー

    最近、バブルについて著名投資家のレター等を通してブログ記事にすることが増えてきました。「Security Analysis(証券分析の原著)」を読んでいましたが、クラーマン氏のまえがきのところでバブル(2010年以降)について触れていたので少し紹介したいと思います。大恐慌を生き抜いたベンジャミン・グレアム氏は、予測不可能で劇的な変化の文脈でどのように投資するかについて深く考えました。永遠に続くかと思われた不況に陥りな...

  • サード・ポイント 2025年1Qの投資状況

    サード・ポイントの1Qの成績は、-3.7%(S&P-4.7%、MSCI WORLD-1.7%)という結果になりました。若干S&Pを上回った結果となっていますが、グリーンライトとは対照的に市場と同じような沈み方をしたようです。今レターでは売買・保有銘柄の詳細についてはあまり語っていませんが、まずは今四半期のパフォーマンスを見てみましょう。《PFのパフォーマンス》★トップ5パフォーマンス銘柄・メタ・ロールス・ロイス・インターナショナ...

  • ウォーレン・バフェット氏引退

    最近、バークシャーの株主総会を追っていないのですが、今回の株主総会でバフェット氏が年内にCEOを退任することを明言したようです(関連記事、後任はアベル氏)。もう94歳なので、この年でも第一線で活躍していたこと自体凄いことなのですけどね… 投資家の神様とも呼ばれており、伝説の投資家として名を残すことは間違いないのですが、彼の伝記であるスノーボールを読んだことがきっかけで投資を始めた身としては、彼が一線...

  • 2025年4月の投資状況

    今月は暑いのだか、寒いのだかよくわからない天気で体が壊れそうですね…年初来リターン1.7%(日本株式7.2% 外国株式-9.0%)円高方向に振れたのもあり、外国株式のリターンが顕著に下がったのは何とも言い難いところ。とりあえずトータルでプラスを確保できたのは悪くなかったのかなと思います。4月の売買状況を一部ご紹介したいと思います。《買い増し》・エスプール(2471)4月のごたごたでの買い増しました。・コーア商事(927...

  • グリーンライトキャピタル 2025年1Q ファンドの使命について

    今年1Qのグリーンライトのリターンは8.2%だったらしく、ベンチマークであるS&Pは-4.3%とだいぶ引き離す結果となり、幸先が良さそうですね。久しぶりの展開でもあり、気分は上々らしく、レターの内容も強気?な発言もありました。少しレターの内容を見ていきましょう。★グリーンライトの使命ルール上はベンチマークを採用しているものの、もともと同ファンドの使命はS&P500を上回ることはないと断言しています。もし上回る必要が...

  • ハワード・マークスを50年以上支えてきた指針

    前回の続きです。今回は、投資家がバブルを起こす心理状態と、マークス氏が経験したバブルについて語られています。そして、経験から得た重要な指針についても語っています。バブル思考が非合理的だとしたら、投資家が合理的な思考から逸脱する原因は何か?とマークス氏はメモの中で問いています。答えは「耳新しさ」で、古くからある投資用語「今回は違う」に依拠していると述べています。メモの中でも挙げられていますが、歴史を...

  • ハワード・マークスのバブル

    今年初めのマークス氏のメモは「バブル」についてでした。今年から市場は軟調ですが、特に今月はトランプ大統領が関税の適用について強気な姿勢を示したことから、面白いことに市場はジェットコースター状態になりました。個人的には、大学院等のイベントもあって今月は忙しくもあり、あまり売買はしていませんが、今年は市場から目を離せなくなりそうです。そのような環境の中で、マークス氏のメモを読みたいところです。今回のメ...

  • 2024年のパーシング・スクエア② 2024年の保有銘柄

    パーシングのレポートの続きです。保有銘柄についてなかなか熱く書いていました。銘柄によっては、1銘柄数ページを割いていましたので、読むのが大変なものもあり、そういう苦しい銘柄は流し気味で読みました(笑) 要約も辛かったです…興味ある方は、レポートを読んでみてください。全体的な感想としてはよく考えて(ビジネスを見て)投資しているなと思いました。普通株式ではなく、オプションなどを使用している場合もあり、そ...

  • 2025年3月の投資状況

    早いものでもう新学期が始まりそうですね。年初来リターン 3.6%(日本株式7.9% 外国株式-4.3%)今月も何とかプラスで終えられたことに感謝です。3月もそこそこ売買しましたので、売買状況を一部ご紹介します。《一部売買》・インテル(INTC)株価の乱高下がそこそこあるので、24ドル付近で売却しました。またネガティブな報道が出て20ドル未満になれば買い増そうか考え中です。・わかもと製薬(4512)前回同様、多少株価が上がった...

  • 2024年のパーシング・スクエア① 現代版のバークシャー・ハサウェイの考え方

    ハワード・ヒューズを統合して上場するという噂があり、『現代版のバークシャーハサウェイ』とも呼ばれているパーシングですが、同社の先月のアニュアルレポートを少し読みました。意外と面白く、読みごたえがあったかなと思います。複数回にわたって、同社の2024年の動向を簡潔にまとめたいと思います。今回は、パーシングの哲学・考え方についての記事になります。・パーシングの投資ポリシー相も変わらずですが、彼らに言わすと...

  • 無形資産価値の評価について ー文献精査ー

    1月の勉強会でも取り上げた文献です。「無形資産価値の評価について」という文献で、2009年の出なので少し古い文献かもしれません。ただ、この文献の考え方は現在でも色褪せない考え方だと思います。去年の滋賀勉強会で無形資産の取り扱いについての疑問等がありましたので、ネットで検索すると同文献がでたのがきっかけで考えみようと取り上げました。ダモダラン氏の著書やマッキンゼーのバリュエーション本でも無形資産について...

  • バリュー投資家の勝算

    最近、『証券分析』の邦訳の方も買いました。原著と併せて読んでいます(笑)「Security Analysis(証券分析の原著)」「証券分析 邦訳」今回もセス・クラーマン氏の前書の内容についてです。この中で、現在の投資(金融)環境について触れ、多くの資本(機関投資家など)がバリューの手法を用いていると指摘しています。その一方で、バリュー投資の難しさも説いていました。現在ではバフェット氏の若い頃とは違い、バリュー投資...

  • 中国 配当大革命?

    中国株の情報を得られること難しいなと感じているこの頃です。そんな中、最近日経の記事で中国株についての言及がありました。日経の見出しはなかなか大胆な印象を受けましたが、内容としては中国も日本に倣って株主還元の強化を図っているようです。記事の中では、配当総額が利益の75%を下回らないだとか、3年の配当累計額は利益の45%を下回らない企業が存在していることを指摘しています。日本と同様、中国企業でも昨年ごろから...

  • 戦略経営の礎 ~戦略経営論から①~

    パーフェクト投資入門では、第3章で競争優位についての内容が書かれていました。その中で、競争優位を見るためにはいくつかのポイントがあることを明記していたと思います。もちろん間違ってはいないと思いますが、その大部分が外部環境の分析であって、内部環境の話はあまりなかったように思えます。まあ、経営戦略系ではなくファイナンスの本なのでこの手の話は端折られることが往々にしてありますし、本当に競争優位について語...

  • 2025年2月の投資状況

    2月は久々になかなかの雪が降ったりして、大変でした…。今週から暖かくなったので、このまま春に突入してほしいです。年初来リターン 2.0%(日本株式5.1%、外国株式-3.6%)ようやくプラ転しました。DeNAさまさまでした。2月の売買を一部ご紹介したいと思います。《一部売却》・Q-CrossE(231A)利が乗ったので一部売却しました。・わかもと(4512)同社にとって重要な月となりました。ロート製薬が筆頭株主になったり、ア...

  • 博士後期課程に進学へ

    マンガーはまだ若手の弁護士だったから、一時間当たりの報酬はせいぜい二〇ドルほどだっただろう。マンガーは考えた。“ぼくにとっていちばん大事な顧客はだれだろう

  • 2024年度のサード・ポイントの後半戦

    昔はソニーなどにちょっかいかけたりして日本でもそこそこ有名だったサードポイントですが、近年は落ち着いて?います。そんなサードポイント、去年の成績は24.2%と堅調な成績を収めました。4Qのレターを読むと、市場環境の変化を捉え、バリュー株やイベント・ドリブン投資を積極的に展開したとあります。久しぶりの本領発揮という感じでしょうか。【新規購入銘柄】・ブルックフィールド(BN)4Qに新規投資。同社は運用資産5000...

  • イベントドリブン・リスト(2025年1Q)

    トランプ大統領の変わってからイベント・ドリブン系の銘柄増えてこないかワクワクしています。バイデン政権時代はなかなかシビアな所がありましたから… まだ就任してから日が浅いですが、色々と物事を進めていますね(賛否両論ありますが)。一応、現在興味を引いているイベント・ドリブン系の銘柄をピックアップしていきたいと思います。【買収関係】・セブン&アイ・ホールディングス(3382)あまり詳しい話をしなくてもよくニ...

  • グリーンライトキャピタル 2024年後半の状況

    We think Paul Tudor Jones is right whenhe says that managing the last third of a great bull or bear market move is often the toughest. Greenlight capital letter 3Q冒頭の言葉はポール・チューダー・ジョーンズ氏の言葉を3Q のレターで引用したのですが、その前にはウォーレン・バフェット氏がここ最近現金を積み上げていることにも言及しています。彼は、投資のタイミングを計る達人であり、その彼が現在現金を貯め...

  • 中国株注目リスト(2025年2月)

    昨年から本格的に投資を始めた中国株ですが、今年も継続しようと思っています。現在、興味がある銘柄を備忘録のために書き連ねたいと思います。・イオン・ストアーズ(00984)イオンの香港子会社だそうです。ダイソーと提携したり、コメダ珈琲に出店してもらったりと日本の有名企業と色々と手を組んで香港に進出しているようですが、業績は冴えない感じです。恒常的な赤字状態なようで苦しい経営状況のようですが、プライベートブ...

  • DCF法の基本的な考え方

    パーフェクト証券分析はポール・ソンキン氏とポール・ジョンソン氏の共著で、個人的には非常に面白く丁寧に書いている本だと思います。なかなかバリュエーションについてここまで嚙み砕いて説明している本は意外に無いのかなと思っています。本書の読書会にも参加しているので定期的に読んでいますが、個人的に気になる所が多々ありますので、そういうところをピックアップして解説していきたいと思います。とりあえず1章は良いと...

  • 2025年1月の投資状況

    もう新しい年が始まって1か月経ちましたか… 1日1日を大事に生きなくてはいけませんね。年初来リターン -2.4%(日本株式-2.8% 外国株式-1.7%)年初から市場は軟調でしたが、MYPFも同じく軟調になりました。売買内容を一部ご紹介します。《一部売却》・パランティア(PLTR)去年からずっと騰がってきて今年も注目株になり得るのでしょうか。利が乗ったので、一部売却しました。・オーウエル(7670)ようやく4ケタ台の株価になった...

  • ダイナミック・ケイパビリティとは何か?

    先週末に読書会(勉強会)を行いました。今回は新規参加者(源三郎氏、牛歩氏)がいらしたので、有難い限りです。今章のダイナミック・ケイパビリティはなかなか深い理解が難しい話題かなと思いました。本書でも指摘されていますが、学術的にこの理論の見解が統一されていないらしく、少し曖昧さが残る感じもありました。なので、他の経営学関連の本でもこの理論については一般的ではないのかなとも思います。以下、議論した内容等...

  • バリュー投資家のリスクとは

    今年に入って市場が軟調気味です。去年も一昨年も調子がよく、まあこういう時もあるよねって感じです。今後もこのような状況が続くのかわかりませんが、賢人の言葉を思い出したいと思います。(バリュー)投資家の負うリスクとは何か?この答えは人それぞれかもしれませんが、このような状況下で再度自分の考えるリスクを思い起こすべきだと思います。今回はクラーマン氏の言葉を思い起こしたいと思います。「Security Analysis(...

  • 2025年の常に考えたい事

    例のごとく、今年の目標を立てたいと思います。去年の秋ごろからなるべく具体的なことを書こうと思いました(結構抽象的なので)。今年の目標は何を行うか具体的に書いてみました。1.分析関連(主にデータの収集・アウトプット)去年は買収系のデータは結構進みました。これもこなしつつ、他の分野のデータも収集・アウトプットできればと考えております。・最近増加傾向のある買収関係のデータ分析 複数人で作業 現在取り組み中...

  • 日本製鉄とUSスチールの買収案件③ バイデン大統領、買収阻止の命令を出す

    去年から書いている日本製鉄のUSスチール買収の件ですが、年明け早々、動きがありましたので書き連ねたいと思います。★1月3日 バイデン大統領は安全保障上のリスクを理由にUSスチール買収禁止命令を出しました*1。予想された結果でしたが、もちろんすぐさまこの禁止令の撤回を求めて、日本製鉄とUSスチールは反撃に出ます。ちなみに、USスチールのCEOが自社HPを通じて声明を出し、相当手厳しくこの決定を批判しました。★1月6日 ...

  • 2024年末のPF状況

    去年末のPF状況を簡単に表しています。あまり深く考えていなかったんですが、よくよく図示化してPFを見つめ直すと保有銘柄が30銘柄以上あって、結構削減しないとだめだなと感じました。増えた原因は、中国株に本格的に進出し始めるなど、投資スタイルの変化を狙って試行錯誤しており、どうしても少額で色々試してみようという形になりました。今年はもうちょっと減らしたいなと思います。次に、投資スタイル別にPFを眺めてみます...

  • バフェットの成功要因

    ラホラに集まるグレアム主義者たちに、バフェットは指示を書き送った。「一九三四年版の『証券分析』以外の資料はぜったいに持ってこないように」年齢に関係なく、夫人も連れてこないように。余人ならぬ偉大な男グレアムの話をじっくりと聞くために集まるのだと、バフェットは手紙で念を押した。 マンガー、アンダーソン、リューアンは、おしゃべりの傾向がある。もちろん、投資のこととなれば、パフェットも負けず劣らずおしゃべ...

  • 2024年12月の投資状況

    2024年もあっという間でした。今年はどのような年になるのでしょうか。年初来リターン18.9%(日本株式 18.1% 外国株式20.3%)まあそんなものかなと思います。12月の売買を一部ご紹介します。《買い増し》・USスチール(x)まだ結果はでてませんが、おそらく承認は厳しいかもしれません。ほんの少しだけ。《全売却》・マッチグループ(MTCH)一旦全部売却しました。気が向いたら買い直すかもしれません。・日産自動車(7201)アクテ...

  • 能登震災から1年経過

    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。能登の大地震から今日でちょうど1年が過ぎました。去年の今頃は、生まれて初めての大きな揺れを感じて元日どころではなくなってしまい、今後は一体どうなってしまうのだろうかと不安を感じたことを覚えています。正月休みも返上で翌日以降すぐに仕事が入りました。そう考えると、今年はしっかりお休みもいただけそうで有難いなと感じております。仕事で震災の復...

  • 2024年の振り返り

    今年は仕事に始まり、仕事に終わるって感じでした。2024年はあっという間だったていうよりも、まともな記憶が11月と12月しかないくらい忙しかったです。そういう中でも時間を見つけてやれることはやったのですが、どうだったのだろうかというのが今年の本音でしょうか。なので、振り返ってみたいと思います。〇は進めている、△は微妙、×はダメ、という感じです。★現時点で取り組んでいること〇買収関係のデータ分析(買収の動機、...

  • 大納会終わりました

    2024年もあっという間でしたが、東証大納会も終わり、終値は40000円にギリ届かない感じで3万9894円54銭で終わりました。これは、バブル期の1989年に付けた3万8915円を超えた値段で、35年ぶりの史上最高値更新だそうです。元日から地震が起きるなど幸先の悪いスタートとなった感じで、途中瞬間的な大きな下落なども起こりましたが、それでも良い最後を迎えたのかなと思いました。ここ最近、日本市場には躍動感がありますので、今後...

  • 日本製鉄とUSスチールの買収案件② 最近の動向メモ

    前回記事を書いてからすぐに動きがありましたので、最近の動向をメモしていきたいと思います。結論から言うと、この買収が成立するのは(前回記事アップ時よりも)非常に厳しい(というか、ほぼ阻止されるのでは)状況になりました。直近、1週間で事が大きく動いたので、動きをつらつらと書き連ねたいと思います。★12月10日おそらく、ブルームバーグが第一報(これは自信ありません)だったような気がしましたが、バイデン米大統領...

  • 不変の原則の遵守と柔軟性を備える必要性

    今月、仕事が少し落ち着き時間が出てきたので、「Security Analysis(証券分析)」を読んでいます。本書の最新版はセス・クラーマン氏が前書を務めていますので、彼の言葉を有難く読んでいます。その中で、昨今のインターネットの浸透、ビジネス環境の速さが速くなっているなど、昔よりも投資家にとって厳しい時代になったと言及しているとともに、彼自身(ひいてはボーポスト)の企業のバリュエーションに対する考えの変化が感じ...

  • 勉強会に参加しました

    先週の土曜日に滋賀投資勉強会へ参加しました。個人的な投資へのモチベーションは上がったり下がったりと、乱高下が激しいので、他の投資家の方々との交流は刺激になります。どうしても日々の活動・習慣はマンネリ化につながってしまうので、このような会に参加できる機会があれば今後も積極的に参加したいと思っています。以下、今回の勉強会の内容を記します。〇読書会:パーフェクト証券分析(1~4章)の質疑・意見交換会〇3人...

  • イベントドリブン・リスト(2024年4Q)

    政権がトランプ政権へと移行するので、特に買収関係に魅力が増しそうで少しうきうきしています。ただ、個人的に面白そうだと思うイベント系の銘柄は多くなく、ちょっと寂しい気持ちになっています。少し気になっている銘柄を挙げてみたいと思います。【買収関係】・セブン&アイ・ホールディングス(3382)前回も同様に記事でリストに入れていますが、それからだいぶ動きがありましたので、再度イン。クシュタール社に二度の買収提...

  • 2024年度11月の投資状況

    もう今月で2024年も終わってしまうことに驚いています。時がたつのが異様に早いです。年初来リターン 14.7%(日本株式13.0% 外国株式17.3%)今月もそこそこ売買しましたので、一部ご紹介します。《全売却》・FCホールディングス(6542)他の銘柄を買いたかったこともあり、若干利が乗ったので売却しました。《一部売却》・パランティア(PLTR)今年、なかなかの上昇を見せているパランティア。なぜ上がっているのかよくわからない...

  • 日本製鉄とUSスチールの買収案件①

    日本製鉄がUSスチールを買収するといって久しいです。同社の買収については、否定的な報道から肯定的な報道まで過熱気味です。最近行われた大統領選でも話題に上がりました(両候補ともUSスチールの買収には反対の姿勢を示していた)。日本製鉄が厳しい状況におかれている事には間違いありません。個人的にはこの買収が発表された当初、USスチールは米国の象徴とも言える歴史的企業なので、外資からの買収には拒否感を抱く人がほと...

  • 2023年度のセコイア・ファンドの成績

    約1年前の話になるので、今頃!っていう感じですが、少し整理してみました。バフェット氏がパートナーシップを解散する際に彼の顧客に推したセコイアですが、最近のレターを読んでなかったので読もうかなと思い去年のレターを探して読みました。以下、レターの要約です。【2023年の成績】セコイア・ファンドは、2023年に27.83%のリターン(S&P 500のリターン26.29%)を上げたようです。このパフォーマンスは「マグニフィセント・セ...

  • 2024年10月の投資状況

    もう11月に入ってしまいました。あと2カ月で2024年も終わってしまうというのが非常にショッキングです…年初来リターン9.8% (日本株式10.3% 外国株式8.9%)《新規購入》・セブン&アイ・ホールディングス(3382)買収アービトラージ的な感覚で買いました。以前の記事でも書きましたが、もしかすると同社に関してはさらに記事にするかもしれません。・コーア商事(9273)親しい人が買ったので影響を受けました(笑)《全売却》・中...

  • セブン&アイ・ホールディングスの変遷

    最近ちょっと話題のセブン&アイ・ホールディングスを少し買いました。8月初旬、同社はカナダのクシュタール社に買収提案を受けたと発表しました。その1か月後、過小評価されているということでその提案を拒否しました*1。クシュタール社が提案した買収価格は1株14.86ドルであり、日本円に直すとおおよそ2100円強の値段であり、株価も報道後から提案価格まで上がり、提案拒否後の現在もその水準を維持しています。各種報道は、ク...

  • 「知」を深く追求する (2024年8月の読書会)

    結構遅い記事になりましたが、8月の中旬に読書会(勉強会)を行いました。個人的には苦手な分野ではありますが、色々と勉強になりました。以下、まとめです。★第13章 知の探索・知の深化の理論②(担当:すっぴー氏)・日本でのイノベーション欠如結構前の記事になりますが、知の探索と知の深化理論のお話があったと思います。第13章ではその続きで、企業イノベーションの創出における「知の探索」と「知の深化」の重要性について...

  • 取り組んでいきたい事(2024年10月時点)

    毎年、今年の目標(というか、考えていきたい事)を挙げていますが、毎度ただ書いているだけだなと感じ、もうちょっと具体的なことを書いた方が良いかなと思っていました。5項目くらいの目標を立てていますが、全項目網羅できるように、唐突ですが具体的な目標を書き連ねてみます(不定期更新)。★現時点で取り組んでいること・買収関係のデータ分析(買収の動機、決定要因等) 複数人で作業・アクティビストのデータ構築(データ...

  • 倒産企業を愛する男

    マックス・ハインという投資家は、日本ではほとんど名前が知られていないような投資家かもしれません。しかし、バリュー投資入門では*1、バリュー投資の世界で最高の尊敬を集めた人物の一人と評しています。彼が天性のバリュー投資家だと分かる話がありまして、1930年代、彼は叔父から結婚祝いとしてアパートの家具を買うために1,000ドルを贈られ、 家具を買う代わりに倒産した鉄道会社の債券を買ったという逸話が残っています。 1...

  • 2024年9月の投資状況

    もう今年もあと3ヶ月と、月日が流れるのが早いなと思う今日このごろです。年初来リターン9.8%(日本株式12.9% 外国株式4.3%)一部売買しましたので、ご紹介いたします。《新規買い》・ノーリツ(5943)アクティビストが参入したと聞いて、インしてみました。・ヤマエグループ(7130)ピザハットなど買収して、結構勢いのある会社なようです。少し様子を見たいということで、買ってみました。《一部売却》・マッチ・グループ(MTCH...

  • より高い可能性の幅を探求する

    最近、「アメリカン・ベースボール革命」という本を読んでいます。本書の序盤では、この数十年間の中でMLBの野球に対する取り組みや考え方が変わってきたの様子が描かれています。野球と投資はあまり関係ないようにも思えますが、リンクしているなと感じた箇所がありますので紹介したいと思います。“マネー・ボール”という言葉は、アスレチックスが最も効果的だと判断した何か特定の戦略を連想させるが、実際にはチーム編成やゲー...

  • 2024年度のサード・ポイントの前半戦

    数年前からAIについて非常に関心を持っている同ファンド。今年の1Q のレターでもAI関連の言及がありました。そのレターの中で、投資判断を行う際に3つの観点を鑑みて投資を行っているようです。① 金利とインフレ② 経済成長と収益③ AIとエネルギー転換サードポイントに限らず、3点とも非常に重要なポイントだと言えます。③のAIの影響力については言わずもがなですが、多数の産業に影響を及ぼしていると述べています。②に関して...

  • イベントドリブン・リスト(2024年3Q)

    今年はあまりイベント関係が良い感じしないんですよね。特に買収関係のアイデアが浮かびませんが、最近気になっている銘柄挙げてみます。【買収関係】・パラマウント(PARA)多くの会社、例えばソニーやWBDなど色々な企業から買収提案があったようですが、最終的にスカイダンス・メディアからの買収を受けたようです。この報道があってから、実業家エドガー・マイルズ・ブロンフマン・ジュニア氏がスカイダインを上回る買収金額で...

  • 2024年8月度の投資状況

    最近、市場が上がったり下がったりしてますね。8月の初旬はとんでもない下がり方をしていましたが、その後市場は回復傾向?にありましたが、最近また軟調ですね。年初来リターン 8.4%(日本株式12.2% 外国株式1.5%)でした。売買を一部ご紹介します。《買い増し》・エスプール(2471)一時期ガクッと下がったとき、買い増しました。200円台なんて下がり過ぎでしょう。。・インテル(INTC)何かと話題のインテルですが(悪い意味で...

  • 史上初の43-43達成!

    43HR-43盗塁というMLB史上初の偉業を達成しました。甘い球でしたがよく逆方向でスタンドまで持って行くな!と感嘆するホームランでしたね。50-50も期待できそうですね。こんな凄い選手をリアルタイムで見れることに感謝しなくてはいけません。...

  • 40-40達成!

    昨日、大谷選手がまた偉業を達成しました!しかもサヨナラ満塁ホームランというとんでもないメモリアルアーチでした。今日も片手でホームラン打ってるし、何と表現して良いかわかりません。日本で大活躍した選手でも、運動神経やパワーなどが違いすぎて、レギュラーを取るだけでも大変な世界です。なので、正直、MLBで日本人が40HR-40盗塁を達成するとは想像できませんでした。40-40達成はMLBでも史上6人目らしいですが、史上最速...

  • 曖昧性に対する市場の調整機能について

    ただの独り言になってしまいますが… 頭の整理として、書き連ねたいと思います。6月末に滋賀投資勉強会に参加させて頂きました。コロナ禍になってから、オンラインでは勉強会等に参加していましたが、実際に現地に行くのは久々でした。オンライン形式は、移動が省略できる一方でなかなか雑談もできないので、一長一短という感じでしょうか。そういった意味では、現地にいって色々な方と交流する楽しさや重要性が身に沁みました。勉...

  • 書評:ロジャー・マレーの証券分析

    日本では有名ではないロジャー・マレー氏ですが、バリュー投資の祖であるベンジャミン・グレアム氏の後継として、コロンビア大学のビジネススクールの証券分析の講座を引き継いだ人物です。そのような、偉大な経歴を持つ投資家の物語です。 投資家一覧 個人的な評価 本書の概要 本書の構成 関連記事◆個人的な評価読みやすさ☆☆☆内容の面白さ☆☆☆☆実用度☆おススメ度☆☆☆☆評価は個人的偏見です ◆概要ロジャー・マレー氏の伝説の講義を...

  • 相手のいないところにボールを打つ男 マイケル・プライスのアドバイス

    今度の勉強会でマイケル・プライス氏の話でもしようかなと思って色々と調べていたところ、なかなか面白い記事を見つけました。結構古い記事なのですが、モーニングスターの記事で彼の話がありましたので、ご紹介したいと思います。ロンドンで開かれた会議で、プライス氏は投資家たちに 「テニスをするときは、相手のいないところでボールを打つように」他の人がいないところに行きなさいとアドバイスをしました。このアドバイスこ...

  • グリーンライトキャピタル 2024年前半の状況

    1Q同様、2QでもS&P500に負けている様子のグリーンライト。1Qのレターの冒頭で、パッシブ戦略は割高株をさらに割高にし、割安株をさらに割安にしていることを指摘しています。要するに、パッシブ戦略が主となる現在において(そしてさらにパッシブ戦略に資金が流入する現状において)、市場のプライステイカーが少なくなり、市場の価格調整機能が壊れていると考えているようです。ただし、悲観しているというよりは、投資機会と捉...

  • 2024年度7月の投資状況

    流石に無茶苦茶暑いですね。夏だなという感じでしょうか。仕事が忙しすぎて、お盆はゆっくりできるのでしょうか(笑)年初来リターン9.9%(日本株式13.3% 外国株式3.9%)売買は少ししましたので、一部ご紹介したいと思います。《全売却》・PLANT(7646)買ってから3~4倍になりました。利が乗ったので持分すべてを売却しました。・ハワイアン・ホールディングス(HA)少し利が乗ったので売却しました。買収成立は雲行きが怪しい...

  • 新型コロナの雑感

    今回は投資とは全く関係ありません。先週、おそらく初めて新型コロナに罹りました。感想としては、本当にしんどくて風邪とは違うなという印象を持ちましたし、初期の頃に感染したら相当ヤバかったんだろうなと思いました。初期のあの凄い混乱はなるべくしてなったのだと納得させられました。色々調べたら、ウイルスの型も変わったりしているのもあるでしょうが、何回も罹る可能性があるらしいので、備忘録として症状を記録しようと...

  • リスクに対する姿勢のサイクル

    前回の続きです。今回もレバレッジについてですが、投資家の「リスクに対する姿勢のサイクル」とレバレッジの関係を話しています。私の2冊目の著書『Mastering the Market Cycle』(邦題:市場サイクルを極める)の中で、 最も長い章のひとつで、おそらく最も重要な章のひとつは、執筆当初は書くつもりがなかった 「リスクに対する姿勢のサイクル」です。投資家心理は短期的には市場に圧倒的な影響力を持ち、投資判断の原動力とな...

  • 2024年度6月の投資状況

    2024年ももう半分終わったのか思うとゾッとします。蒸し暑い感じで、体調に異変をきたしております…年初来リターン 12.0%(日本株式14.0% 海外株式8.6%)ぼちぼちという感じでしょうか。6月の売買状況を一部ご紹介したいと思います。といっても、6月はほとんど売買がありませんでした。《新規買い》・シンガマス・コンテナ・ホールディングス(00716)割安だったため購入してみました。中国株の買い意欲はまだなくならなさそうです...

  • ハワード・マークスのメモ ボラティリティ+レバレッジ=ダイナマイトを思い出す

    久々に賢人のメモを読んでいます。最新のメモは先月公開されていました。メモのタイトルは

  • 2024年度5月の投資状況

    5月から7月まで仕事がとんでもなく忙しいため、なかなか投資の時間を割けない状態になっています… ようやく5月の集計が終わりましたので、紹介したいと思います。年初来リターン10.3%(日本株式12.4% 外国株式6.4%)《全売却》・VTHD(7593)何の動きもなく、他に買いたいものがあったので、資金確保のため・アルバートソンズ・カンパニズ(ACI)買収が阻止されそうな感じになってきたので、いったん撤退しました。もし、状況が変...

  • 中国銘柄リスト(2024年6月)

    ここ数カ月でいくつか中国株を買っています。本格的に投資し始めたのは今年なのでまだまだ勉強中の身であります。勉強の意味も込めて気になっている銘柄を羅列していきたいと思います。・チャイナ・ウォーター・アフェアーズ(00855)2011年にオリックスも資本参加している企業であり、同社会長に次ぐ第2位の株主になっているようです。湖南省や河北省などで上水供給や下水処理などのサービスを行っており、管轄する水道管は15万キ...

  • トゥイーディー・ブラウンの投資講義⑦ キャッシュフロー分析による「隠れた価値」を考える

    トゥイーディー・ブラウンのお話で、今回はキャッシュフローの観点からの研究になります。いくつかの関連研究を簡単に説明したいと思います。・マイケル・ケプラー氏 国際的な株価キャッシュフロー比率と投資リターンの関係研究内容等:世界中の企業の株価キャッシュフロー比率と投資リターンの関係を検証することを目的とした研究。1970年1月31日から1989年12月31日までの19年11ヶ月間、18種類のMorgan Stanley Capital Internat...

  • 2024年のバークシャーハサウェイの株主総会

    今月開催された2024年のバークシャーハサウェイの株主総会は、バフェット氏の盟友であるマンガー氏が亡くなってから初の総会でした。直接、ライブ映像を見たわけではないのですが、複数メディアを鑑みて、今総会のバフェットの発言をポイントを抑えながらまとめたいと思います。・バフェット氏の後継者やはり、バフェット氏がバークシャーから去ってからの運営の話になったようです。バフェット氏はできる限り長くバークシャーで意...

  • 2024年4月の時事・経済ニュース

    5月も中旬に差し掛かっていますが、備忘録として先月の気になったニュースを書き連ねたいと思います。・住友化学―国内外で約4000人削減へ2月の発表よりもさらに業績が悪化して、2023年度の最終赤字が3000億円以上になる見込みになるそうです*1。同社だけでなく、今年に入ってオムロンや資生堂も希望退職者を募るなど、大企業のリストラクチャリングを見かけるようになりました。オムロンは中国経済の減速による業績悪化が原因だそ...

  • 極東開発工業の事例(2023年) アクティビスト:ストラテジックキャピタル

    ストラテジックキャピタルは極東開発工業に対して今年も株主提案権を行使すると通達したようです*1。 今年の提案の詳細は後日専用HPを開設してお知らせするらしいので、今回は2023年の提案内容を見て過去を振り返ってみましょう。 目次 株主提案の概要 株主提案の背景及びポイント 提案の妥当性と極東開発工業の変化●株主提案の概要ストラテジックキャピタルが主張しているように、極東開発工業は日本の特装車市場におけるトップ...

  • カーネギー学派の重要性(2024年4月の勉強会)

    4月の終わりに勉強会を行い、その会の中で「世界標準の経営理論」の読書会も行いました。今回の読書会では、第11章のカーネギ学派と第12章の知の探索・深化の理論①についての発表がありました。本書では、第11章からマクロ心理学ディシプリンの経営理論についての内容があります。主流の経営本では、あまり時間を割かない内容もありますので、個人的にはなかなかの刺激になっています。各章の簡潔にまとめた内容を書きたいと思いま...

  • 2024年度4月の投資状況

    急に暑くなったり、肌寒い日になったりと体がついていきません。一貫性のある気候になって欲しいと思います。年初来リターン10.2%(日本株式10.9%、米国株式9.0%)特に感想とかはありませんが、4月も少し売買しましたので一部ご紹介したいと思います。《全売却》・ナフコ(2790)利益がそこそこ出てきたので、売却しました。《新規買い》・中国株いくつか最近、中国株に少し関心を持ち、いくつか投資しました。まだまだ投資したい...

  • トゥイーディー・ブラウンの投資講義⑥ 低PERに関する投資パフォーマンス(その他)

    前回の記事から2カ月ほど間が空いてしまいましたが、今回は国際的な低PER、業界内の低PERのパフォーマンスについて言及しているので、紹介したいと思います。・Chisholm氏 4か国の株価収益率に関連した投資パフォーマンス研究方法等:イギリス、フランス、ドイツ、日本の企業を対象に、収益と投資結果に対する価格の関係を調べている。かなり流動的で買いやすい企業(大企業のこと?)で構成されている企業群を各年末にPERによっ...

  • 2種類のカタリスト

    前回の記事から間が空きました。今回はロジャー・マレー氏の講義の4週目「価格と価値の収束」の中で「カタリスト」について語っている箇所がありました。私が重要だと思ったのは、マレー氏の言葉ではなく、著者の注釈の部分なのですが、「カタリスト」の細部についてはあまり考えていなかったなと思わされる一文でしたので、ご紹介したいと思います。われわれは、価格と価値が収束するまでにどのくらいの時間がかかるのか、という...

  • アップデートされたウォルター・シュロス

    前回のインタビューの続きです。以前から述べていますが、シュロス氏の投資スタイルの変遷や葛藤のようなものを感じ取れる場面がありました。一部ご紹介したいと思います。OID:実際、それは議論の余地がありますね。ほとんどの人は、自分が不愉快になるようなものを所有するのがいいでしょう。最悪のタイミングで売ることさえしなければね。しかし、あなたとあなたのパートナーにとって、株式が最も居心地がいいというのは幸運な...

  • 株を持っている方が良く眠れる男

    Outstanding Investor Digestのインタビューの続きです。OID:あなたは以前、(資金の)ほぼ100%投資することを好むと、そして一般的には投資し続けることを好むとおっしゃっていました。私の記憶では、暴落前は90%近く投資していましたね。ウォルター・シュロス:その通りですね。長期的に見れば株式は一般的に債券を上回ります。証券市場で本当に成功した人は同じことを言っています。だから、彼らは常に市場に多かれ少なかれ...

  • わかもと製薬(4512)の事例 アクティビスト:ナナホシマネジメント

    焼津水産化学工業に提案を行っていたナナホシマネジメント。焼津水産の件は落ち着いたのか、ナナホシは次のターゲットにわかもと製薬を選んだようです。今回、わかもと製薬の課題点が8項目述べられていました。課題の概要、そしてナナホシの見解を以下に記載します。①株価に対する異常に低い評価賃貸等不動産の含み益を反映した修正PBRは0.5倍程度非常に低い(通常のPBRでも0.7倍弱)。★ナナホシマネジメントの見解株主価値向上に...

  • 2024年度3月の投資状況

    今月はずっと寒くておかしいと思いながら過ごしてきましたが、ようやく春の季節になってきたなと思えるようになってきました。4月から仕事が本格的に忙しくなりそうなので、戦々恐々となっています。年初来リターン13.0%(日本株式13.5%、外国株式12.0%)今月の売買状況を一部ご紹介したいと思います。《全売却》・JSR(4185)鞘が閉じ始めたので、売却しました。《一部売却》・ワキタ(8125 )資金が欲しかったので、売却しました...

  • 良決算プログラムの投資結果の報告(2023年10月~11月)

    少し時間が経ちましたが、前回までの結果を経て、良決算プログラムを作ったようです。そのプログラムに従って実際に投資を行ってどのような結果になったかをまとめていました。実際に、私も参加させてもらっていますので、クエ氏の結果+私の結果のご報告も兼ねてまとめていきたいと思います。全文はこちらをクリックしてください⇒プログラムで株式分析 その9 「投資結果のご報告 2023年10月~11月決算シーズン」過去の...

  • ウォルター・シュロスの寛容性

    Outstanding Investor Digestのインタビューの続きです。インタビュー全般に言えることですが、バフェット氏のエピソードが度々でてきており、シュロス氏の投資スタイルとの対比がされています。OID:株式を事業の所有権の一部として考えますか?ウォルター・シュロス:その通り。私たちはウォーレンほど事業を評価するのが得意ではないです。私たちはただ、購入時に支払う金額以上の価値があると考えるだけなのです。ほとんどの場...

  • イベントドリブン・リスト(2024年1Q)

    最近気になったイベントドリブン関係を羅列していきたいと思います。ここ直近は米国で面白い案件はあまりないのですが、日本の方が結構面白くなっていますね。この調子が続いてくれればと思います。《スピンオフ》・GE Vernova(GEV)来月にスピンオフ予定らしいです。同社は再生可能エネルギー、電力、デジタル部門を統合した事業部門となります。去年、GEはヘルスケア部門をスピンオフしましたが、第2弾となります。GEヘルスケア...

  • ウォルター・シュロスが資産を重要視する理由

    Outstanding Investor Digestのインタビューの続きです。今回の内容は、私の想像していたウォルター・シュロスという投資家のスタイルというか考え方が少し変わった内容でした。OID:あなた方のアプローチを要約すると?エドウィン・シュロス:私たちは株を安く買おうとしています。 OID:もう少し詳しく説明してもらえませんか?ウォルター・シュロス:一概には言えません。その昔、グレアムは非常に優れた理論を持っていました。...

  • 2024年度2月の投資状況

    2月は冬って感じがしませんでしたが、3月に入って雪が降るなど、今年はちょっとおかしい天気になっています。来週以降も気温があまり上がらなさそうなので、体調には気を付けたいと思います。年初来リターン11.2%(日本株式12.1%、外国株式9.5%)でした。今年は年初から指数が強すぎなので、何とか追いつきたい気もあるんですが、自分の投資スタイルを無理やり変えないように無理しない感じで行きたいと思います。《一部売却》・焼...

  • バフェットからの手紙 チャーリー・マンガーへの追悼文

    長きにわたりバフェット氏の相棒であったマンガー氏が亡くなって初めてのレターです。今回のレターでバフェット氏はチャーリー・マンガー氏をバークシャーの建築家と評しています。チャーリー・マンガーが100歳の誕生日を33日後に控えた11月28日に亡くなりました。彼はオマハで生まれ育ったが、人生の80%を別の場所で過ごしました。そのため、私が初めて彼に会ったのは1959年、彼が35歳の時でした。1962年、彼は資産管理事業を始...

  • 配当か、自社株買いか② シグナリング効果について

    前回、株主還元で得られるいくつかのメリット(効果)を書き連ねました。今回から個々のメリットを少しづつ私見を交えながら書いていきたいと思います。書き始めると長々としてしまいましたので、1項目ずつ語りたいと思います。まずはシグナリング仮説からです。【シグナリング仮説とは】バリュー投資関係でも時々言われる仮説です。日本のエクイティ・ファイナンスによると*1、シグナリング仮説も考え方がいくつかあるようで、思...

  • 2023年のサイオン・キャピタル

    ポートフォリオが割と頻繁に大きく変わるので、本当は細かく動向をチェックしなくちゃいけないんでしょうが、そこまで気になっているファンド(投資家)ではないので、年単位のチェックでも良いかなと思ってます。実際にマイケル・バリー氏の言葉があるわけではないので、なぜ今回の売買に至ったかわからず推測でしか語れませんので、なるべく事実のみを記述していきたいと思います。【売り】・ステランティス(STLA)同社はオラン...

  • グリーンライトキャピタル 2023年度の成績

    グリーンライト・キャピタルの2023年度の成績は、ベンチマーク(S&P500)を4%ほどアウトパフォームしました。しかし、ロングのリターンだけで見ると48%と、復活の兆しが見えた気もします(ショートは-25.6%で台無しにしている感じですが…)。表-1 グリーンライト・キャピタルの2023年リターン(ネット・リターン)Longs48.0%Shorts-25.6%Index hedges-1.8%Macro1.4%Total22.1%【2023年のトップパフォーマンス銘柄】・グリー...

  • マネックス・アクティビスト・フォーラムを聞いて

    今週月曜日にマネックス・アクティビスト・フォーラムが開催されました。毎年は見れていませんが、今年は時間が取れましたのでWebで拝聴しました。4時間となかなか長い時間、複数のテーマを議論していました。すべてのテーマが興味あったわけではないので、途中ダラダラと拝聴していた部分もあり、聞き漏らしているところもあるかもしれませんが、個人的に気になったことを書き記したいと思います。★オアシスの最高投資責任者セス...

  • 配当か、自社株買いか①

    時間が少し経ちましたが、去年の滋賀勉強会でお話させていただいた内容を記事にしたいと思います。【株主還元に効果はあるのか?】ファイナンスの本などを読んでいると配当や自社株買いといった株主還元は企業価値に対して何の効果も与えないと記載されていることが多いです(企業価値に対しては中立)。理屈としては、将来のキャッシュフローが増加しない、要するに株主還元とは、株主にお金を返しているだけの行為だからです。ペ...

  • 震災から1か月

    まだ2月かというくらい1月の1ヶ月が長く感じました。この1ヶ月でようやく被害の全容が見えてきたようです。驚いたのが、M7以上の地震が10秒間程度の間に2度来たという研究結果が公表されていました。確かに、大きな揺れが非常に長く続いたなというのが印象深かったんですが、まさかそんな大きな地震が2度来ているとはわからなかったです。金沢大学の研究2度もそのクラスの地震が来てしまったら甚大な被害が出るのは当たり前だな...

  • グレアムーニューマンを辞めようと考えた出来事

    以前書きましたOutstanding Investor Digestのインタビューの続きですが、シュロス氏がグレアムーニューマンに在籍していた当時の話を少ししていました。その話の中で、グレアムーニューマンを辞めようと感じた時期・出来事について語っていましたので、ご紹介したいと思います。ウォルター・シュロス:当時も(1954年、市場が高すぎると考え、パートナーに資金の返還を示唆した)、そろそろ(グレアムーニューマンを)辞める時期...

  • 2024年度1月の投資状況

    元旦からとんでもない1日となり、幸先の悪い年となってしまいました。年初来リターン 3.3%(日本株式4.4% 海外株式1.4%)特に感想はないです。1月の売買状況を一部ご紹介したいと思います。《新規買い》・応用地質(9755)何年かぶりに買いました。おそらく、震災関連で仕事が増えそうな気がします。・焼津水産化学工業(2812) 再度inしました。上手くいけば今の水準以上の株価も期待できるのかも。とりあえずアクティビストの動...

  • 2023年の投資振り返り(焼津水産化学工業)

    2023年度、儲かった取引の一つは焼津水産工業でした。株価が何倍にもなったわけではありません。同社は、ナナホシマネジメントに株主提案を受けて経営改善を要求されましたが、J-starに買収してもらい非上場にしようと試みました。ホワイトナイト的な役割でしょうか。当初の買い付け期間は8月7日から9月19日までだったようですが、その期間中にアクティビストである村上系ファンドと3Dが株式を取得し、アクティビストが2割超保有...

  • 低PERに関する投資収益

    トゥイーディー・ブラウンの記事です。次は低PER銘柄群のリターンについてです。これに関連する研究ももちろんいくつもあるようです。以下、研究を要約しました。・バス氏 株価収益率に関連した普通株式の投資パフォーマンス研究方法等:1957年から1971年までの14年間、毎年、NYSE上場企業約500銘柄を対象としている。計算方法として、年末に対象銘柄の株価収益率を計算し、株価収益率の高いものから低いものへとランク付けし、五...

  • 2023年度末のPF

    去年末のポートフォリオを出してみました(見づらくてすいません)。狙っていないですが、非常によく分散されたPFになってしまっています。保有銘柄が多すぎると、わけわからなくなるので、可能であれば削減していく方向を目指そうと思います。...

  • 令和6年能登半島地震災から1週間

    元旦に起こった能登半島の震災から1週間が経ちました。金沢市であってもとんでもない揺れで、生まれてこの方経験したことのない感じの揺れでした。幸い、私の周辺は大きな被害もなく、若干の節水を求められているのみで済んでいます。毎日、テレビで能登の状況が写されており、徐々に被害の規模も明らかになってきていますが、仕事でもプライベートでもそこそこ能登方面には行っていたので、現在の惨状を目の当たりにして非常にシ...

  • 2023年度の投資成績

    年初から大地震ととんでもない新年となってしまった2024年です。仕事でもプライベートでもそこそこ能登付近には行っていたので、ショックで言葉が出ない状況です。現時点で、私にできることは少ないですが、自分のできることがあればしっかり行いたいと思います。年初来リターン28.7%(日本株式29.4%、外国株式27.5%)去年はS&P500もTOPIXも好調な1年でした。好調過ぎて、今年以降は少し恐ろしい気もしますが、去年の出来にはそこ...

  • 2024年の常に考えたいこと

    明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。今年の常に考えたいことを書き連ねようと思います。今までは、自分のしたいことの理想形を書きすぎてしまって、あまり実用的ではないというか、しっかり守れなかったというのもあり、今年からは少し現実性・具体性のある目標にしたいかなと思います。1.論文を読む&アウトプットする(文理問わず)去年は仕事の関係もありそこそこ読んだのですが、アウトプット...

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