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  • バル活な日々

    【壱の巻】 呑み友達と呑んでてにわかに拙宅バルコニー会の企画が固まった。日本中のイベントの九割は酒の席で決まっていくのではないか。 ともかく、趣向としては①バルコニーでだらだらする、②互いに一人ずつ、初めてとなる友人を呼ぶ、だった。 当日は梅雨入り前で、日差しも柔らか、絶好のバル活日和。料理は以下の如し。 *フライドポテトと唐揚げ・・・なんてベタな、と思われるでしょうが、元々オッサンふたりがアゲイモ摘まみながらビール呑むという趣旨だったので、むしろこれは外せない。オッサンのつまみといえば、*空豆・・・これも定番ですな。しっかり色が変わるまでと、青みを残したのとふた色に茹で上げて出す。*蛸とトマ…

  • 桃門遺事~追悼 野口武彦~

    まず指が思い出される。 ゼミナールで学生の拙い発表を聞くと、組み合わせた掌の上で蜘蛛が標的に近づくようにうねうねと絡み合いはじめる。それが視界の端に映り込んで動揺し、うっかり目が合うと、いけずな、小憎たらしいにやにや笑いが待っている。 あるいは酒場。セブンスターを操るかバーボンのグラスを揺すってるか以外のときは、間断なく野放図な蠕動を続けている。あ、ママさんの手を握ってるときも除く。なんとなくほっとしてグラスをとった途端にあの長い人差し指がぴいんとそりながら指しつけられ、辛辣な一言がそのあとに来るのだ。 深夜のバーからそのままこちらの下宿に押しかけられたこともある。この時の人差し指は殊の外おそ…

  • 蛍火

    二十二年ぶりだと、辛いなあ。 Netflix見たり酒呑んだりしてなんとか「空白の時間」をまぎらわそうと腐心している。 だから今回は”逃避としての読書”ということになります。しっかり時間を潰せる(無礼ご容赦!)中身のつまった大著が多くて助かった。 ○アイザック・B・シンガー『モスカット一族』(大崎ふみ子訳、未知谷)○スティーヴン・モス『鳥が人類を変えた』(宇丹貴代実訳、河出書房新社)○鷲田清一『所有論』(講談社)○都筑道夫『二十世紀のツヅキです 1994ー1999』(フリースタイル)○安藤礼二『死者たちへの捧げもの』(青土社)○深井智朗『プロテスタンティズム』(中公新書)……贖宥状って、「罪をカ…

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