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ブログタイトル
夢はハリウッド
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/yamasirooenoozi
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将来書きたい小説の創作ノートです。
更新頻度(1年)

130回 / 365日(平均2.5回/週)

ブログ村参加:2017/04/16

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夢はハリウッド

夢はハリウッドさんの新着記事

1件〜30件

  • 目覚

    優子の祭神が目覚めた。『どうした?痛むのか?』久太郎は、彼のモノを舐め出した時から、辛そうに下腹部を撫で回す優子に聞くと…『ううん…何でもない。』優子は、その度に久太郎の顔を見上げて笑みを返しては、また、久太郎のモノの付け根から尿道に沿い、先端に向けて舐め始めた。竿を包み込むように優しく握り、人差し指で先端を撫でながら、カリをチロチロと舐める小さな舌触り…しかし、また眉を顰めて下腹部を抑える優子の舌の動きは振るわない。今日も、一日中、鬼座麿達に激しく責め苛まれ、ソコは傷だらけであった。肉壁の擦り傷も、付け根の裂けた傷も手当てしたが…やはり、奥まで傷ついていたのだろうか…後で、もう一度見てやろう…基本、参道奥の祭神…子袋を傷つける事は、素兎に着物を着せるのと同じくらい、神領に置いて最大の禁忌である。神職見習いであ...目覚

  • 魔法3

    『私のお父さんはね、とってもよくお話なさるのよ。一緒に遊んだり、お出かけしながら、いろんなお話をして下さるの。お母さんは、いつもニコニコしているだけで、何もお話なさらないの。』『そうか、私の家と逆なんだね。』『そう言えば、そうでしたわね。久太郎様は、お父様のお声すら聞いた記憶がないと仰られていたけど…私は、お母さんの声を一度も聞いた事がない。でも、お母さん、とっても優しいの。いつも、三人一緒に眠る時、私を優しく抱きしめて下さるの。』優子は言いながら…『あっ、いけない、いけない。私ったら、また…』寸手で絶頂を迎えそうになった、久太郎のモノを揉み扱く手を緩め、先端に口を近づけチロチロ舐め始めた。今日は、どんな夢の中で遊んできたのだろう…久太郎は、優子の頭を撫でながら思った。優子の舌先は、先端の裏側から尿道をチロチロ...魔法3

  • 魔法2

    夜更…久太郎が土間に現れ着物を脱ぎ始めると、優子は満面の笑みを浮かべて起き上がろうとした。単座位になり、脚を広き、ソコを指で押し広げてあの口上を述べる為である。『ようこそご参拝を、参道は開かれております…』久太郎が、そうされる事を求めてもいなければ、ソコを貫きたがってもいない事は知っている。ただ、他の挨拶の言葉も、歓迎の気持ちを伝える術も知らなかったのだ。しかし…『ウーッ!』優子は、上体を起こしかけた途端、呻きを上げた。今日も一日、鬼座麿達に蹂躙された。また少し胸が膨らみ、三角形が半球状になりつつある乳房を握り潰されながら、股間二つの孔を抉られ続けた。何か理由を見つければ、情け容赦ない暴行を加えられる。見れば、全身に痣の跡がない箇所がない。それでも、殴る蹴るは、まだ生優しい方であった。痣と痣の間には、火傷の跡、...魔法2

  • 魔法

    優子の胸が膨らみを帯びてきた。まだ、掌に包まれるどころか、指先で摘める程度である。それでも、ほんの微かながらも、確実に大人の女になろうとしているのだろう。どんな大人の女になるのだろう…久太郎は、三角形をした小さな乳房を優しく撫で回しながらふと思う。結綿の髪に小袖姿の大人になった優子が、脳裏を過りながら無邪気に笑う。身体は大きくなっても、笑顔の無邪気さは変わらない。何処からとなく聞こえて来る祭囃子の声…周りでは、母に手を引かれ、父に肩車をされた子供達が、はしゃぎながら村の氏神社に向かって歩いていた。皆、つぎはぎだらけではあるけれど、銘々、艶やかな紅や朱に彩られ、桃や桜の模様や絵柄の着物に着飾ってた。収穫を祝う祭りの日。貧しくとも、この日を楽しみに皆精一杯働き、明るく暮してきたのだ。いつもより、ほんの少しだけ粧し込...魔法

  • 友達

    『何だ、今日も此処で寝るってか?』『おまえも、好きになったもんだな。最初は、あんなに嫌がってたのによう。』『いざ、便所兎の味を覚えたら、一晩中だもんな。』『それにしても…幾ら、便所兎を独り占めしてえからって、よくこんな子種臭え場所で寝られるな。』『まあ、汚え氏蟲(うじむし)の寝床には、お誂え向きって奴だろう。』『おかげで、俺達も氏蟲臭えおめえと枕並べて寝ずに済ませられるってもんだぜ。』同寮達が、口々に指差して揶揄して笑う中。久太郎は、淡々と着物を脱ぎ捨て全裸になると、土間に繋がれる優子を懐に包むように抱きしめた。『それじゃあ、ゆっくりな…』鬼座麿は、ニィッと笑うと…『おっと、こいつは朝まで預かってやるぜ。便所兎と寝るのに、必要ねえもんな。』久太郎の脱ぎ捨てた着物を掴み取り、持ち去って行った。『行ったようだね。』...友達

  • 約束

    『それは?』不意に顔を上げた優子は、久太郎が手に持ち眺めている物に目を留めて首を傾げた。それは、刃渡り二尺、鋭利な鐺の艶消しされた鞘に納められ、菱形の大きな鍔を嵌め込んだ直刀であった。『毛三本(けさんぼん)。我が大化家(おばけ)に伝わる忍刀だよ。』『しのび…かたな?』『そう…元々、我が家は忍の家系…』振り向き答えて言いかけ…『アァッ…』久太郎は、喘ぎ声を漏らした。『気持ち、良いですか?』優子が、久太郎の股間のモノを揉む指先を、一層丹念に動かしながら尋ねると…『アッ…アッ…アッ…』久太郎は更に喘ぎながら頷いた。優子は、久太郎の股間のモノも一緒に、大きく上下させるのを見て、クスクス笑う。久太郎は、これが好き…竿を激しく扱かれるより、先端を優しく撫で回されるのを悦ぶ。特に…『ハァ…ハァ…ハァ…』猫の顎を撫でるように、...約束

  • 宝物

    久太郎(きゅうたろう)は、皆が寝静まるのを待っては、毎晩のように素兎の繋がれる土間に足を運んだ。それは素兎への同情と言うより、自身の痛みから逃れる為と言うのが正しかった。あの日以来。久太郎は、連日のように素兎とする事を強いられ続けた。それも、久太郎が心底嫌がってる事を知ると、わざと散々責め苛み、傷だらけになった素兎を、何度もさせられた。『嫌だ!こんな幼い子を、もう嫌だ!』久太郎が拒めば…『何だ?おめえ、氏蟲(うじむし)の分際で、産土(うぶすな)の俺に逆らおうってのか?』鬼座麿が胸ぐらを掴み、凄んで言う。久太郎は、大化村(おばけむら)村長の家系である。村長は、村社の氏神宮司を兼ねるところから、家系を氏宮(うじみや)家と言う。対し、鬼座麿は、木佐町(きざまち)町長の家系である。町長は、町の産土社の宮司を兼ねるところ...宝物

  • 改訂しました

    これまでの記事、全て改訂しました。改訂しました

  • 青鳥14

    養生所と保育所の間に、養命舎と呼ばれる棟がある。此処には、成人に達しても一人で生活するのが困難な病人や障害者が暮らしている。彼らは、里人達が栽培や採集してきた薬草を調合して暮らしている事から、この棟は、薬堂とも薬堂養命舎とも呼ばれていた。その日も、作業場では棟の住人達が熱心に薬草を振り分け、摺鉢で擦り、混ぜ合わせて様々な薬を調合していた。「お帰りなさいませ、兄上。」よくすり潰された薬草を秤に乗せ、眉をしかめながら調合していた応次郎(おうじろう)は、薬草の束を担いだ男が庭先に姿を現すと、爽やかな笑顔で出迎えた。「お帰りなさいませ、久太郎(きゅうたろう)様。」周囲で働く住人達も応次郎に続き、一斉に正座して平伏した。久太郎は大きく頷くと…「そのまま、そのまま…」軽く手をかざし、楽にして仕事を続けるよう皆に促した。再び...青鳥14

  • 青鳥13

    塩辛い…英五郎はこねりを一齧りすると頬を引きつらせた。玖玻璃がせっかく持ち込んでくれた差し入れ、せめて一口でもと思って頬張ってみたが…やはり、何を口にしても同じ味しかしない。『お兄ちゃん、アレして、アレして…』可愛いべべを着た女の子を象るこねりをもう一齧りしようとした時、耳の奥底にまた同じ声が聞こえてきた。『よし…それじゃあ、そこに座って。』目を瞑ると、こねりの女の子と同じべべを着て、古びた赤い下駄を履く桃割を結い上げた少女が、兄に言われるままに岩石に腰掛け脚を広げた。まだ少年だった英五郎は、少女が着るべべの足裾に伸ばしかけた手を引っ込めた。ふと振り向くと、少し離れた所から、初老間近に控えた男が一人、意味ありげにこちらを見つめている。当時…鱶見一之末社を預かっていた眞吾宮司である。英五郎が、救いを求めるように目...青鳥13

  • 紅兎〜想望編〜青鳥13

    塩辛い…英五郎はこねりを一齧りすると頬を引きつらせた。玖玻璃がせっかく持ち込んでくれた差し入れ、せめて一口でもと思って頬張ってみたが…やはり、何を口にしても同じ味しかしない。『お兄ちゃん、アレして、アレして…』可愛いべべを着た女の子を象るこねりをもう一齧りしようとした時、耳の奥底にまた同じ声が聞こえてきた。『よし…それじゃあ、そこに座って。』目を瞑ると、こねりの女の子と同じべべを着て、古びた赤い下駄を履く桃割を結い上げた少女が、兄に言われるままに岩石に腰掛け脚を広げた。まだ少年だった英五郎は、少女が着るべべの足裾に伸ばしかけた手を引っ込めた。ふと振り向くと、少し離れた所から、初老間近に控えた男が一人、意味ありげにこちらを見つめている。当時…鱶見一之末社を預かっていた眞吾宮司である。英五郎が、救いを求めるように目...紅兎〜想望編〜青鳥13

  • 青鳥改訂2

    以下の記事を再度改訂しました。後で見直せば、まだまだ書き直さなければならないところがありそうですが…まずは、僕の望んだ形に書き上げる事ができた気がします。それにしても…いつかは気合入れて描きたいと思っていた智子ですが、いざ書き始めると、今まで描いた登場人物の中で一番難しい少女でした。特に心理描写です。この物語に登場する兎と呼ばれる子供達から最も愛され、憧れられている少女であり、和幸と彼女は理想のカップルとみなされていると言う設定であり…僕自身、早苗と並んで一番好きな女性です。しかし…いざ書き始めてみると…記事もお粗末なら、智子と言う女性もお粗末な出来になり、青鳥を描き始めてから、ジレンマの連続となってしまいました。何度書き直しても、智子はメンヘラな女性に仕上がってしまったからです。書いては読み返して、読み返して...青鳥改訂2

  • 青鳥12

    「どうした?会いたくないのか?意識が戻るまでの間、君はいつも和幸の名を口にしていたぞ。」智子は、尚も無言で着物の裾を握り続けた。伊織も大きく溜息をついて口を閉ざした。死の境を彷徨っていた智子は、あの過酷な手術に耐え抜いた。呑舟と共に施した手術の奇跡を、伊織自身がまだ信じられていなかった。奇跡の手術を目の当たりにしたのは、これが初めてではない。五年前、鱶見本社に忍び込んでいた、主水配下である大化けの久太郎と応次郎兄弟に連れてこられた美香。四年前、主水率いる中村組と平蔵率いる火盗組が大量に連れ込んだ、目明組の少年達と弍十手組の男達。三年前、主水の配下である神鳴の尾夜地と泥波親子に連れ込まれた早苗。いずれも、絶対助からないと思われた命であった。しかし、それらと比較しても、智子を死地から連れ戻したのは、奇跡と言うより神...青鳥12

  • 青鳥11

    「男だっ~たら~一つにかける~かけてもつれた謎をとく~」厨房の台所で、次郎吉が素っ頓狂な声で歌い出すと、洗い場を手伝う平次は、側でニコニコ笑って聞き入る琴絵と反して不機嫌であった。「誰がよんだか~誰がよんだか~銭形平次~花のお江戸は八百八棟~今日も決めての~今日も決めての~銭が~とぶ~」一番歌い終え、琴絵が満面の笑みで手をパチパチ鳴らすと、次郎吉はニィッと笑って、また見事な包丁捌きで魚を捌き出した。そしてまた…「やぼな十手は~みせたくないが~みせてききたいこともある~」次郎吉が得意満面の顔で歌い出すと~「やめろ!やめろ!その歌はもうやめだー!!!」平次が溜まりかねたように、怒鳴り声を張り上げた。ただでさえ、養生所を出てから平次は機嫌が悪い。事もあろうに、ドブと次郎吉が彼の目の前で智子を口説くような真似をして見せ...青鳥11

  • 青鳥11

    「おい!哺乳瓶はまだか!哺乳瓶!哺乳瓶を暖めるのに一体どんだけ時間かけりゃー気が済むんだ!赤子達が餓死するぞ!」「哺乳瓶!哺乳瓶!哺乳瓶ーーーー!!!」「哺乳瓶が足りねーーーーー!!!!」保育所は、その日も朝から戦場状態であった。いや、一人の男が、戦場にしてしまってるのかも知れない。三年前…何処からとなく、主水が大勢の負傷した少年達を隠里に担ぎ込んできた。自らを目明組と名乗る彼等は、社の黒兎であったと言う。黒兎と言えば、元々は、白兎と呼ばれる少女達に性行為を仕込む為の練習台として囲われた少年達である。それが、いつの頃からか、白兎達同様に男色を好む社領の男達の相手をするようになっていた。当然、色事には長けていても、日常生活の仕事は殆どできない者が多い。玖玻璃は、彼等の傷が癒えたら、赤子を教えるように一から教えなく...青鳥11

  • 青鳥10

    「どうした?会いたくないのか?意識が戻るまでの間、君はいつも和幸の名を口にしていたぞ。」智子は、尚も無言で着物の裾を握り続けた。伊織も大きく溜息をついて口を閉ざした。死の境を彷徨っていた智子は、あの過酷な手術に耐え抜いて…呑舟と共に施した手術の奇跡を、伊織自身がまだ信じられていなかった。奇跡の手術を目の当たりにしたのは、これが初めてではない。五年前、鱶見本社に忍び込んでいた、主水配下である大化けの久太郎と応次郎兄弟に連れてこられた美香。四年前、主水率いる中村組と平蔵率いる火盗組が大量に連れ込んだ、目明組の少年達と弍十手組の男達。三年前、主水の配下である神鳴の尾夜地と泥波親子に連れ込まれた早苗。いずれも、絶対助からないと思われた命であった。しかし、それらと比較しても、智子を死地から連れ戻したのは、奇跡と言うより神...青鳥10

  • 青鳥9

    「平次、コトちゃん。」平次と琴絵は、伊織に目配せされると軽く一礼して去り…「トモ母さん、また後でね…」美香もまた、伊織に無言で目配せされると、その場を去って行った。「それじゃあ、トモちゃん。」伊織にうながされると、智子は無言で頷き、着物を脱いで仰向けに身を横たえた。呑舟は、厳しい眼差しで智子の全身に手を当て、丹念に触診を始めた。彼は、その人の身体に触れただけで、あらゆる病状がわかり、その見立てに狂いはないと言う。少なくとも彼を知る者の中で、数十年に亘って診断を誤ったのも、治療を失敗したのも見た者はいない。智子は、また天井に目を移した。顔から始まり首筋の辺りを這っていた手の感触が、ゆっくりと胸元まで移動する。脈の動き、内臓の働き、血の流れ…自らの施した神業とも言える手術の経過を、注意深く観察しているのである。智子...青鳥9

  • 青鳥8

    「智子さん、お加減如何ですか?」不意に部屋を訪ねて来たのは、元目明組の平次であった。後ろからは、美香と同様、元素兎であり、今や平次と婚約を交わしている琴絵が恥ずかしそうに顔を覗かせていた。「お陰様で…琴ちゃんもすっかり元気になって来たようね。」「はい。食欲もでて来て、憩い小屋まででしたら、かなり長い時間外も出歩けるようになってきましたよ。春先には、屋敷の外にも出かけられそうです。」「そう、それは良かったわ。」「やっぱり、平次兄ちゃんの愛の力かしら。平次兄ちゃん、コトちゃんが此処に来てから、片時も離れないで世話をやいていたものねー。」智子の膝の上から美香が言うと、平次と琴絵は揃って顔を真っ赤に俯いた。「ほーら、美香ちゃん、二人をかまわないの。」智子が後ろから抱きしめ、頬擦りしながら言うと…「だって…食事の世話から...青鳥8

  • 青鳥7

    お母さんか…智子は、自分の倍の背丈になっても未だにそう呼びかける五歳年下の美香を抱き、子守唄を歌い続けながら、人知れぬもの寂しさを覚えた。『此処は…』半年前…拾里で永い眠りについたかに思われた智子は、目覚めると見知らぬ部屋に寝かされていた。小綺麗ではあるが、実に簡素な部屋。和幸と過ごした小屋の木の香りの代わりに、何処からとなく薬草の香りがする。しかし、岩戸館の部屋とも違っていた。ゆっくり目を開けると、最初に映り込んできたのは、白髪に見事な口と顎髭を蓄えた老人であった。『呑舟…先生…』智子が信じられないものでも見るように呟くと、老人は深々と頷いて見せた。岩戸館で何度か見かけた顔。彼は呑舟と言う、百合に医術を教えたと言う医師であった。百合が素兎だった頃から知っていると言う彼は、正確な年齢を知る者はいないが、かなりの...青鳥7

  • 青鳥6

    細い腕…美香は、智子の優しく細い歌声に微睡ながら、自分を抱きしめる腕を見て思った。頬を預ける小さな胸も、以前にも増して痩せ細り、骨と皮しかないのではないかと思われた。『私は良いの。ほら、もうこんなに大きくなったから。美香ちゃんは、まだ小さいんだから、いっぱい食べて大きくならないとね。』社にいた頃…智子は、そう言っては、自分は殆ど食べないで、僅かに出された食べ物を、美香に差し出していた。あの頃…十二になっていた智子は既に成長が止まっていた。背丈も、七歳だった美香とさほど身長が変わらなかった。聞けば、美香にだけでなく、他の兎達にも同じ事を言って、自分の食べ物を殆ど与えてしまっていたと言う。<br>由香里が、厨房に盗みに入るようになったきっかけの一つ…それは、歳上の由香里にまで自分の食べ物を差し出そうとする智子に、腹...青鳥6

  • 青鳥5

    「智子母さん。」不意に、天井を眺め続ける智子の顔を、美香が覗き込み満面の笑みを傾けてきた。「美香ちゃん、どうしたの?」智子は、美香の頬をなでながら、ゆっくりと起き上がろうとした。「サナちゃん達と赤ちゃん見に行ったんじゃないの?」「うん、行ってきたよ。凄く可愛かった。みんな、今日もよく笑って、ミルク呑んで、元気にしてたわ。」美香は、身動きとるのが辛そうな智子の背中を支えて助け起こしながら、明るく笑って言った。小春日和のような笑顔…社にいる時からそうだった。いつも全裸で過ごさせられ、男達に目をつけられては、その場で弄ばれる地獄の日々…股間をいつも血塗れにしていた彼女に、どうしてそんな笑顔ができるのだろう…智子は、股間の手当てをし、弄んだ男達の性に塗れて臭いの染みつく身体を洗ってやりながら、いつも不思議に思っていた。...青鳥5

  • 青鳥3

    目を開けると、また、天井の景色が広がっていた。寝たり起きたりを繰り返す同じ日々の中、見上げる天井の景色は変わらない。一生、自分は同じ景色を見つめて生きて行くのだろう。生きてる事にどんな意味があるのだろうか…生まれてきた事に何か意味があるのだろうか…ただ、自分の歳だけが積み重なるだけ、古びて煤汚れて行くであろう天井板を見つめながら、智子は、また同じ思いにとらわれた。『アッ…アァァ…アウッ…!』再び脳裏をかすめる遠い記憶の中。全裸に剥かれた智子は、首を振り立てながら、呻き声を上げていた。『智子、どうだ、気持ち良いか?気持ち良いだろう。神漏様達に可愛がって頂いて、天国だろう。』側では、どうにか男を受け入れられるくらいには大きくなった白兎を弄びながら、父がニヤけて見つめている。『決まってるじゃないか。この子達は、ワシが...青鳥3

  • 青鳥3

    微睡む智子の脳裏に、また、遠い記憶が過り始めた。来る日も来る日も…朝起きては、繰り返される同じ日々…父は、全く働かぬ男であった。日がな一日、目覚めてる間は、酔い潰れるまで、ひたすら酒を煽り続けていた。その金は、母が生きてる間は母に稼がせ…母が死んでからは、オシメが外れて間がない智子の身体で稼がせていた。遅い朝。泥酔の眠りから覚めた父は、一晩近く弄び、全裸のままの智子に着物を一枚羽織らせると、外に連れ出した。どうせまた、すぐに脱がされる着物の下には何も身につけた事はない。帯をつける代わりに、荒縄をすぐ解けるよう縛りつけ、風が吹けばすぐに裾は巡りあがり、裸でいるのと大差無いほど、智子の身体を露出させた。羞恥を感じる事はなかった。寒さには慣れきってしまっていた。どうせ、とってつけたように着せられた着物も、着ているのは...青鳥3

  • 青鳥2

    「おはよう、トモ母さん。」目覚めると、美香の明るい笑顔が覗き込んでいた。「さあ、ご飯にしよう。今朝は、私と結路(ユジ)ちゃんでこしらえたのよ。辰三兄ちゃんと花姉ちゃんに習いながらね。」「まあ、美味しそう。筍と里芋の煮物ね。それに、揚げ豆腐の味噌汁。」智子は、ゆっくり上体を起こすと、布団の側に置かれたお膳を見つめて、ニッコリ笑った。「美味しい?」美香は、智子が一口箸をつけると、また顔を覗き込みながら小首を傾げた。「ええ、とっても。」智子は、満面の笑みで答えながら、ふと箸を留めて、ジッと美香の顔を見返した。「どうしたの?お母さん。」「何か、不思議。また、こうして美香ちゃんと顔を合わせているのがね。」智子が言うと、今度は美香がクスクスと笑いながら…「ほら、ちゃんと足がついてるわ。」と、それまで正座していた足を前に出し...青鳥2

  • 青鳥2

    深い眠りの中にいた。沈むような深い眠り…眠りは、記憶の深淵へと誘い、気づけば智子は四歳の幼い頃に返っていた。黴臭く狭い部屋の中。ゴミに囲まれた寝床の中で、酔い潰れた父は、いびきをかいていた。このいびきが、永遠に止まらなければ良いと切に願う。いびきをかいている間は、意味のわからぬ事を怒鳴り散らされながら、殴り蹴られる事はない。全身あざだらけになるほど暴行を受けた後に訪れる、更に痛い事も…智子は、その夜も血塗れの股間を押さえながら、全裸で蹲っていた。目の前の、乱暴にはぎ取られた着物に手を伸ばす事など思いも寄らない。許しもなくそのような真似をして、万が一にも父が目覚めでもすれば、また、激しい暴行を受けるだろう。何より…口腔内に、父が際限なく放ったものを呑み干しても尚収まらぬ空腹が、裸の羞恥も寒さも忘れさせていた。智子...青鳥2

  • 青鳥改訂

    いつも紅兎をお読みくださりありがとうございます。思う所あり、青鳥を最初から改訂しようと思います。理由は、改めて読み直した時、微妙に辻褄の合わない点が多々見られたのが一つ…もう一つには、一度死んだとされた人物を生かす事で表現したい事が、うまく伝えられていないと感じた事です。一度死んだとされた人達を生かす事を通して僕が描きたかった事は、一言で言って、人は皆、生きる事それ自体に価値がある事です。例えば、早苗が再登場早々に、殺される筈だった熊を助けた。もし、早苗が本当に死んでしまっていれば、あの熊は助からなかった。早苗が生きていたからこそ、あの熊は助かり、しかも、金太郎と呼ばれる雄熊とも出会えた。そして、これは後の話になりますが、この熊は、隠里や谷間の人々…更には、鱶見社領の人々とも親しくなり、彼らを守る存在になって行...青鳥改訂

  • 青鳥12

    花のお江戸は八百八棟…これは、ドブが谷間の子供達に広げた大風呂敷であり、一つの村が丸々入ってしまうような屋敷などこの世に存在するわけがない…が…隠里の江戸屋敷が、お城に見えてしまう程大きく、中に沢山の建物が立ち並んでるのは確かである。その数、八棟…屋敷の門を潜って最初に目にするのは、病人や怪我人の治療と療養を目的とする養生所である。智子が部屋を出て最初に目にしたのは、雪積もる庭先の向こうを流れる小川…小石川のせせらぎであった。養生所は、小石川の流れに添って建てられている事から、小石川養生所とも呼ばれている。眩しい…部屋の縁側に立ち、銀色に煌く庭の雪化粧と川面の輝きに目が眩み、智子は微かな目眩を感じた。何か月振りだろう…こうして外の景色を直に目の前にしたのは…此処で目覚めてから、智子は部屋の奥からしか外の景色を見...青鳥12

  • 青鳥11

    「男だっ~たら~一つにかける~かけてもつれた謎をとく~」厨房の台所で、次郎吉が素っ頓狂な声で歌い出すと、洗い場を手伝う平次は、側でニコニコ笑って聞き入る琴絵と反して不機嫌であった。「誰がよんだか~誰がよんだか~銭形平次~花のお江戸は八百八棟~今日も決めての~今日も決めての~銭が~とぶ~」一番歌い終え、琴絵が満面の笑みで手をパチパチ鳴らすと、次郎吉はニィッと笑って、また見事な包丁捌きで魚を捌き出した。そしてまた…「やぼな十手は~みせたくないが~みせてききたいこともある~」次郎吉が得意満面の顔で歌い出すと~「やめろ!やめろ!その歌はもうやめだー!!!」平次が溜まりかねたように、怒鳴り声を張り上げた。ただでさえ、養生所を出てから平次は機嫌が悪い。事もあろうに、ドブと次郎吉が彼の目の前で智子を口説くような真似をして見せ...青鳥11

  • 青鳥10

    「おい!哺乳瓶はまだか!哺乳瓶!哺乳瓶を暖めるのに一体どんだけ時間かけりゃー気が済むんだ!赤子達が餓死するぞ!」「哺乳瓶!哺乳瓶!哺乳瓶ーーーー!!!」「哺乳瓶が足りねーーーーー!!!!」保育所は、その日も朝から戦場状態であった。いや、一人の男が、戦場にしてしまってるのかも知れない。三年前…何処からとなく、主水が大勢の負傷した少年達を隠里に担ぎ込んできた。自らを目明組と名乗る彼等は、社の黒兎であったと言う。黒兎と言えば、元々は、白兎と呼ばれる少女達に性行為を仕込む為の練習台として囲われた少年達である。それが、いつの頃からか、白兎達同様に男色を好む社領の男達の相手をするようになっていた。当然、色事には長けていても、日常生活の仕事は殆どできない者が多い。玖玻璃は、彼等の傷が癒えたら、赤子を教えるように一から教えなく...青鳥10

  • 青鳥9

    「それじゃあ、トモちゃん。」伊織にうながされると、智子は無言で頷き、着物を脱いで仰向けに身を横たえた。呑舟は、厳しい眼差しで智子の全身に手を当て、丹念に触診を始めた。彼は、その人の身体に触れただけで、あらゆる病状がわかり、その見立てに狂いはないと言う。少なくとも、彼を知る者は、数十年に亘って診断を誤ったのも、治療を失敗したのも見た者はいない。智子は、また天井に目を移した。最初は首筋の辺りを這っていた手の感触が、ゆっくりと胸元まで這ってゆく。脈の動き、内臓の働き、血の流れ…自らの施した神業とも言える手術の経過を、注意深く観察しているのである。智子は、老医師に身体中触れられる事も、二人の男に裸体を見られる事も、今更恥ずかしいとは思わない。これまで、何百何千と言う男達に弄ばれ、猥雑な視線を浴びせられてきたか知れないの...青鳥9

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