茨城県立歴史館の企画展「常陸平氏 ―将門・清盛につながる一族―」で雷電山経塚遺物(金銅製経筒・渥美焼経筒外容器)を鑑賞したので、その出土地の雷電山古墳を訪れた。舟塚古墳群の2号墳。帆立貝形古墳。文献[1]では全長55.8m。 雷電山の経塚遺物 (市指定有形文化財 雷電山経塚遺物出土地) この雷電山古墳の墳頂から、現在村指定 有形文化財(考古第一号)に指定されている経筒、渥美産陶製壺、常滑焼大甕が出土しました。これは、経筒の中に経文を納め、さらに壺に入れ埋納したものです。 この経塚は、渥美産陶製壺や常滑燒大甕から、鎌倉時代初期という年代が与えられており、国府の常陸大掾氏との関係が深いと考えられて…