3月2日に開催された白石稲荷山古墳の発掘調査現地説明会に参加した。藤岡市では、現在、七輿山古墳を北、白石稲荷山古墳を南とする範囲で白石丘陵公園の整備を進めている。その一環の史跡整備にあたって白石稲荷山古墳の調査を実施している。令和元年度に早稲田大学と地中レーダー探索を実施した。その結果を踏まえ、令和4年度は前方部に3本のトレンチ(23, 24, 25トレンチ)を設定、上段(3段目)斜面と中段(2段目)斜面の葺石を確認した。令和5年度は、古墳の外側に巡る「基壇」と呼ばれる付随施設の存在やその形状を確認するため4本のトレンチ(26,27,28,29トレンチ)を設定、墳丘の1段目斜面の外側の平坦な面…