来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
さて皆さま、今年も1年間ありがとうございました。昨年はコロナもあり5場所しか開催されなかった本場所も今年は収容人数制限などはあったものの、無事6場所すべて。そして7月場所からはあるべき場所で開催されることにもなりました。まだ先行き不透明な部分もありますが、来
さて、あと2日で2021年が終わる。そんな2021年の大相撲を振り返ると。今年の大相撲のキーワードは「復活」ということにでもなるのだろうか。照ノ富士は序二段から大関まで復活するどころか、さらにその1つ上の地位を掴み獲った。復活を超えて、陥落前の一番強かった時の照ノ
幕内・十両の番付上昇、降下は目安として「1点勝ち越し1枚上昇、1点負け越し1枚降下」と言われる。要するに平幕7枚目の力士が9勝6敗なら3点勝ち越し。翌場所の番付の目安は3枚上がった4枚目ということになる。無論、上位に行けば上に詰まっていくため、その上がり幅は小さく
大関は〝漠然とした目標〟 御嶽海「そこよりも連続で2桁取ること」を重視(東京スポーツ)御嶽海の2桁に対しての意識は相当に高い。「2桁で満足するな」という声も少なからずあるが、御嶽海のその先の目標であるのなら、2桁勝利というは妥当だろう。だが、大関昇進するため
輝が32場所保った幕内の座を手放した。1月場所の地位は東十両筆頭。あと1つ星が足りずに陥落といったところだろう。とはいえ、東十両筆頭という地位は、勝ち越せば来場所の幕内復帰が約束される地位と言って差し支えないだろう。では、幕内から陥落してきて東十両筆頭に置か
■1389 【相撲ニュース雑感】こういう分割は師匠が望むところなのか
ちょっと昨日の記事から1つ。豪風ら育てた尾車部屋、初場所限りで閉鎖…「やりきったので悔いはない」(読売新聞)予定より1場所早くなったというだけで、尾車部屋というよりも、師匠、元琴風の尾車親方が師匠でいられるのは長くても3月場所まで。これは定年という制度があ
今日はここから。来年初場所で王鵬が新入幕「どれほど通用するか楽しみ」“昭和の大横綱”大鵬の孫(日テレニュース)王鵬が新入幕を果たした。王鵬については、どうしても、大鵬の孫という枕詞がついて回る。父は貴闘力。本来なら、ここも表にしたいのだろうが、なかなか不
さて、これを書いている今、時はすでに12月24日、番付発表の日だ。1月場所の十両昇進者はすでに発表されているわけではあるが、あくまでも「内定」。正式に十両力士として取り扱われるのは番付発表後からだ。そして初めてその位につく力士の1人に紫雷がいる。昨日、違法賭博
さて、ショッキングなニュースが飛び込んできた。幕内の英乃海と、来場所新十両の紫雷が違法賭博に関与していた可能性があるとのことで、1月場所を休場することが発表された。関取の不祥事としては、このところ、コロナ絡みのものばかり(念のため書いておくが、竜電の行為を
■1385 【相撲ニュース感想】合同稽古をうまく利用すること
霧馬山と豊昇龍が連日熱戦 合同稽古、御嶽海は7番(共同通信)合同稽古が行われている。これはコロナ禍で出稽古が禁止となり、巡業もないことで、他部屋の力士と稽古する機会が失われているから設けられているものといってよいだろう。とはいえ、一部の、いやもはや、ごくご
11月場所で阿炎がびっくりするほどの復活劇を遂げた。そもそも謹慎は本人の行動によるところだが、ここまでの復活ができたということは驚きだったと言えるし、しかも、幕内下位とは言え照ノ富士に敗れはしたものの土俵際まで追い詰め、12勝までたどり着いたこと。これは謹慎
■1383 (2回目)web媒体「SPAIA」に寄稿しました
web媒体の「SPAIA」に寄稿いたしました。本名の横尾誠名義でやっております。今回の記事は、三役勝率1位の「最強関脇」御嶽海が大関昇進する可能性、2022年がリミット?です。是非、ご覧ください!
■1382 【相撲ニュース雑感】稀勢の里の荒磯親方が二所ノ関親方に?
かなりびっくりなニュースが飛び込んできた。元稀勢の里、「荒磯」から名跡変更 年寄「二所ノ関」襲名を近く正式発表 現親方の定年に伴い…理事会ではすでに承認(サンケイスポーツ)現二所ノ関親方(元大関若嶋津)が来年1月12日に65歳で定年を迎えることになり、来年1月
■1381 【相撲ニュース感想】ちょっと興味深いかも、ドローン撮影
今日はこれで。国技館をドローンで初撮影 免許を持つ峰崎親方が操縦(スポーツ報知)ちょっとこれは興味深い。国技館、何度も足を運んだことはあるけれども、ドローンの目線でなんて国技館を見たことはない。峰崎親方がドローンを扱うことができるというのは聞いたことがあ
さて、先日、皆様にご投票いただいた2021年MVP力士の発表を動画内で行いました。その他、動画内では、2021年のよかったこと、悪かったことなど、アンケートでの集計内容を相撲ライター西尾克洋氏と対談形式で行っております。動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=8306WFHA
■1379 【相撲ニュース感想】まだ、じっとしておくべきでは?
今日はこの記事より。「朝乃山チャンネル」を富山後援会が開設(スポーツ報知)ちょっとこれはまずくないだろうか。朝乃山の動向が気になるファンが多々いるのはわかる。だが、朝乃山は謹慎中の身だ。そして、番付が通常通り編成されるのであれば、3月場所には幕下に陥落する
隆の勝は今年前半は三役。明生は今年後半が三役。西関脇といえば、前半3場所が隆の勝で7月の御嶽海を挟み9月と11月は明生だった。隆の勝は来場所の関脇が確実視されており、この両者の比較で言えば、隆の勝と明生が入れ替わるような形になる。前半は隆の勝で後半は明生。とは
来場所の番付だが、おそらく大部分の方が、両関脇は御嶽海と隆の勝と予想しているのではないだろうか。西2枚目で11勝した隆の勝が、8勝の東西筆頭力士の大栄翔や若隆景を上回ってくるというのは自然のことに思う。余談ではあるが、平成29年11月場所は西小結の阿武咲が8勝で勝
web媒体の「SPAIA」に寄稿いたしました。本名の横尾誠名義でやっております。大相撲年間最多勝の照ノ富士、2位と22勝差は歴代3位「1強」に拍車是非、ご覧ください。なお、ブログはブログで続けてまいります。スポーツ全般のweb媒体ですので、なかなかマニアックなものは寄稿
■1375 【相撲ニュース感想】貴景勝には期待を持ち続けたい
今日はニュース記事より。貴景勝が激動の1年を総括 「もう万事休すとかなと」 一時は大関陥落も覚悟(サンケイスポーツ)今年は貴景勝にとって波乱万丈な1年だったと言ってよかろう。昨年9月に12勝で優勝次点、11月は13勝で優勝。綱取りから始まった2021年。だが、1年はじ
今年1年、大関の座を守り、大関として6場所皆勤した正代の成績は52勝38敗だった。これを1場所平均に換算すると8.7勝。感覚的には大関の成績としては物足りないだろう。年6場所制定着以降の大関の1場所平均勝利数が8.7勝。これは全休や途中休場を含んでの数値であり、これとほ
ちょっとした小ネタ。データとは無関係のお話。相撲ファンの方からすれば、境川、両国といえば、真っ先に元小結両国の境川親方と結びつくのではないでしょうか。両国という四股名、大相撲の世界では由緒ある四股名。そして地名としての両国は言うまでもなく、国技館のあると
■1372 「検証」雑誌相撲12月号 幕内年齢30歳超の記事を掘り下げる
雑誌相撲12月号の「記録の手帖」というコーナーで「幕内力士の平均年齢ー63年ぶりに30歳を超える」という記事が書かれていた。この記事を書かれている山下和也さんは私も目標とする大相撲界におけるデータの神様的存在といってよかろう。今回はこの山下さんの記事の内容を少
■1371 1年後も「幕内力士」でいられる人はどの程度いる?
さて、今年も1年。大相撲は終わったわけだが、今年1月場所の番付を見てみると、様変わりというほどではないが、顔ぶれはそれなりに代わっている。「不祥事組」というと言い方は良くないが、1月場所は竜電は幕内力士として普通に土俵に上がっていたが、その1年後、来場所はま
高校横綱の落合哲也選手が、5日に行われた全日本相撲選手権大会でベスト8入り。これで落合選手は三段目付出デビューできる資格を得た。この大会で高校生がベスト8に入るのは現在幕内の北勝富士以来。三段目付出という制度ができてからは初のことだ。そして報道を見る限り、落
場所前に魁聖の珍記録について記事を書いた(■1327 魁聖、7勝8敗で大記録?珍記録?達成なるか参照)。場所が終わってみると、まさかのまさか、魁聖はものの見事に「7勝8敗」だったわけだが、来場所の番付が東前頭18枚目になっているかどうかはともかくとして。予想ベースと
芝改め紫雷が十両に昇進。出身は東京都町田市。町田市からは北太樹以来2人目の関取ということになる。東京都出身の関取は珍しくもなんともなく、そもそも東京に日本の人口の1割程度が集まっていることを考えれば、東京出身の関取が比率通りなら1割はいる。現在の関取定員は70
さて、11月場所が終わり、1月場所の番付編成会議も終わった。そんな中、元幕内の芳東に1つの記録が生まれた。元幕内力士ではあるが、もうこの数年は三段目が定位置。ちょっと成績を落とせば、序二段にまで番付を落とす場所がある。年齢も44歳という大ベテランだ。年齢で言え
■1366 【相撲ニュース感想】ファンが求めているのは100%開放ではないだろうが
さて、ニュース記事より。来年3月春場所は観客50%から75%に 2年ぶりの大阪開催(日刊スポーツ)世相というのもあるのだろうが、おそらく近々100%収容に戻るのだろう。だが、果たして、これで席が埋まっていくのかと問われるとはなはだ怪しい。集客力という点では千秋楽
9月場所終了時のRATINGです。※数値の算出方法については「■575 関取レーティング~力士の力量を数値化する手段として~」を参照してください。早速ですが、数字を見てみましょう。照ノ富士は全勝ということもあり数値アップで、2310まで達しました。ちなみに白鵬引退時で白
特別すごいものというわけでもないのですが、令和3年に1場所でも番付に記載された力士の勝敗を散布図にしてみました。縦軸が勝利数、横軸が敗戦数です。つまり上にある点は勝利数が多い力士。右にある点は敗戦数が多い力士ということになります。中央の太い赤線が5割ライン。
今場所、感覚的なもので言えば、幕内取組は全般的に長かったという印象がある。高安が序盤で長い相撲を取り続けたこともその印象を強めているのかもしれないが、実際に、取組時間はどうなっているのだろうか。ちなみに今場所の幕内総取組時間は1時間0分37秒。1時間越えとなっ
目出たいところに水を差したくはないが、かなり疑った。新十両の芝改め紫雷の四股名だ。紫雷と書いて「しでん」と読むそうだ。私は記事を見たときに、「しでん」という読みが目に入ったため「紫電」かと思ったら、電ではなく、雷の字を使い「しでん」と読ませるそうだ。こん
■1361 【相撲ニュース感想】正代は大関と呼ばなくていい?
さて、場所も終わりましたので、場所前にやっていたネットからニュースを持ってきて、それについて感想を述べるというのをまたまたやってみたいと思います。そこで今日はこれ。“ご意見番”武蔵丸が本音で語る、照ノ富士1強「正代なんて、もう大関と呼ばなくてもいい」「大関
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来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
さて、早速ですが7月場所の予想番付です。まずは幕内から。大の里は横綱昇進。これにより大関が琴櫻1人になるので、大の里の番付表記は「横綱大関」になるものと思われます。小結で11勝以上(12勝)を挙げた若隆景は慣例に従って、他者の成績関係なく関脇昇進でしょう。そう
すでに大の里の優勝が決まった千秋楽。どの力士も最後に1勝を積み上げる、今場所を締める、来場所につなげるため。そして目先の相手に勝つことだけに集中した千秋楽。そんな千秋楽を振り返る。■来場所以降を楽しみにさせた結びの一番注目は大の里の全勝なるか。もうだけだっ
大の里が優勝を決めた翌日。久しぶりに優勝が決まったあとの14日目の土俵。何か新鮮さすら覚える日だったように思う。優勝争いという観点でだけで見れば「消化試合」だ。だが、大部分の力士にとっては優勝とはできないものであったり、生涯に数回でもチャンスがあれば恵まれ
13日目の時点で早くも大の里が優勝を決めた。これで横綱昇進を決定的にした。に圧倒的だったといっていいだろう。豊昇龍は大栄翔に勝利し10勝に乗せた。残り2日でどこまで星を積み重ねられるのか。霧島と若隆景も10勝目を挙げて2桁勝利。どちらも大関取りの土台を作っただろ
大の里が伯桜鵬を下し全勝を守った。これだけなら驚くことではないのだろうが、2敗の豊昇龍が敗れ2敗力士も不在になった。12日目を終えて、全勝が大の里で、1敗・2敗が不在で3敗で豊昇龍を含めた5力士。残り3日で3日。大の里は最低でも優勝決定戦で敗れての優勝同点。ここま
大の里が全勝を守り、豊昇龍も2敗をキープ。豊昇龍以外の2敗力士は全員敗れ、大の里と2差までの力士ですら豊昇龍1人となった。数字上は3敗にも当然優勝可能性はあるわけだが、もはや机上の空論レベルか。それでは、そんな11日目を振り返ろう。■横綱・大関の勝負への厳しさ豊
大の里は全勝を守ったが、役力士戦が組まれた1敗の伯桜鵬と安青錦はそろって敗れ1敗が不在となった。これで全勝は大の里1人で1敗不在。2敗で横綱豊昇龍、小結若隆景と平幕の伯桜鵬、安青錦が追う展開になったが、相当に大の里有利な状況が生まれた10日目を振り返ろう。■強さ
大の里は全勝を守り、若隆景に土がついた。これで全勝が大の里1人で、上位陣の1敗が不在になり1敗は伯桜鵬と安青錦の2人。2敗は豊昇龍、若隆景、朝紅龍。いくらなんでも大の里がここから3つ負けるとも思えない展開にはなってきているのだが、まずは9日目を振り返ろう。■強す
伯桜鵬に土がつき、大の里は白星。これで大の里が単独トップで全勝を守った。これで、大の里が全勝、1敗に若隆景・伯桜鵬・安青錦。2敗に豊昇龍含め5人の展開。そんな中日を振り返りたいが、主に尊富士について触れていきたい。■尊富士の変化について思ったこと・尊富士は変
大の里と伯桜鵬が揃って全勝を守った。1敗も若隆景と安青錦だけになり、1敗までに4人と優勝争いは早くも絞られつつあるような状況になって来たか。そんな7日目を振り返る。■とにかく強い大の里もちろん、引いたり叩いたりして勝よりも前に出て勝つほうが良いのだとは思う。
大栄翔が敗れ全勝は大の里と伯桜鵬の2人になった。これで上位での勝ちっぱなしは大の里だけになった。伯桜鵬が不気味な存在ではあるのは言うまでもないが、それでもかなり大の里優位な状況が作られたといって良いのではないだろうか。そんな6日目を振り返る。■エンジンがか
序盤5日間が終わった。全勝は大の里、大栄翔、伯桜鵬、錦木。それを5人の1敗力士が追う展開。1敗勢の中での上位力士は若隆景のみで、全勝者の状態を見ると大きく崩れることはなさそうな印象はあるが、そんな5日目を振り返ってみる。■強い王鵬を一蹴した大栄翔大栄翔が王鵬を
豊昇龍が連敗。大の里は4連勝スタート。明暗が分かれてきた。琴櫻は勝利し星を五分に戻した。4日目を終えて、全勝は5人。上位での勝ちっぱなしは大の里と大栄翔だけだ。こうもなると1敗力士がどうなってくるのか。こんなところが気になりだしてもくる4日目を振り返る。■豊昇
3日目に豊昇龍に土がついた。琴櫻も敗れ1勝2敗と黒星先行。大の里は3連勝スタートとなったものの、このまま安泰の流れで行くのかと思いきや一気に暗雲となった3日目だが、その3日目を振り返ってみる。■王鵬が強かった相手がどんな相撲をとろうとも。相手が好調だろうとも。
豊昇龍と大の里は連勝スタート。琴櫻も初日を出した3人の大関以上が全員白星となった2日目。全体的にはまずまずの出だしといって良いのだろうか。そんな2日目を振り返る。■豊昇龍が横綱らしくなってきた「地位が人を作る」になってきているのだろうか。賛否両論あった中での
さて、5月場所が始まりました。注目はいろいろあるとは思いますが、やはり綱取り大関がいるとなると、最大の注目は当然のことながらそこになるのでしょう。今場所も翌日、昼頃までを目途に雑感を書き連ねていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。■強かった豊昇龍
今場所「も」と言ってよいのか。高安が優勝をあと一歩のところで逃した。そして優勝したのは大の里だった。そんな大の里の優勝に対して師匠の二所ノ関親方は「3敗したので、まだ稽古が足りない。これが13、14勝になるようにしっかり指導していきたい」とコメントを残したよう
さて、来場所の予想番付です。まずは幕内から。悩ましいポイントはいくつか。まずは西関脇。候補は高安か霧島でしょう。優勝していれば高安関脇もあっていいのかとも思いましたが、やはり3年前にはなるとはいえ、以前の筆頭で13勝で優勝した大栄翔が小結で止められたのは引っ
皆さま、15日間お疲れさまでした。結果は本割で大の里、高安がそろって勝ち、この両者の決定戦で勝利した大の里の優勝。終わってみれば大関が12勝で優勝したというのは決して悪いわけではなく、落ち着くところに落ち着いたともいえるのだろう。そんな千秋楽と今場所を振り返
昨日日中にいつも通り、幕下5枚目までの予想番付を記したが、作っていてとにかくシビアな番付になると感じた。シビアというのは、とにかく勝ち越し者が上がりづらい。反面、負け越し者は大きく落ちる可能性がある。「上がりづらいし落ちやすい」といった力士からしたらたまっ
さて、来場所の予想番付です。早速ですが幕内から。おそらく小結まで。ここまでは誰が作ってもこの予想になるのではないでしょうか。とはいえ、大関から陥落してくる関脇がいるといつも書いているのですが、霧島の立ち位置です。大関に最も近い関脇は霧島。いくら大の里が強
さて、千秋楽の土俵を主に、今場所について振り返っていこう。ひと言でいうと、ただただ大の里が強かった。ここに尽きる場所だったのだろう。だが、どうしても注目はそこに行ってしまうのだが、全体感として、近年を象徴するような場所。そんな印象もあった。そして見ごたえ
3敗の2人。大の里は勝利し、琴櫻は敗れた。これによって大の里が単独トップに立った。4敗が4人。豊昇龍、琴櫻、阿炎、大栄翔。優勝はこの5人のうちの誰か。ここまでは「確定」した。そして「千秋楽用」の取組として残されていたといっても良かろう大の里ー阿炎が組まれた。大
13日目を終えて先頭は3敗で琴櫻と大の里。3敗はしているとはいえ先頭は役力士のみとなった。ここ数日「番付崩壊」というワードが何やら賑わせているが、豊昇龍も1差でついている展開となった。そんな13日目、ちょっと良く言われる話にスポットを当てて振り返ってみたいと思う
12日目にただ1人2敗だった湘南乃海が敗れて、12日目終了時で先頭は3敗となった。過去に4敗での優勝例はあるが、大部分の場所で優勝者は最低でも12勝はしていると考えれば、これを保つためには3敗力士の誰か1人で良いので、残り3日間すべて勝つ必要がある。今場所は現時点で3
11日目に単独トップに立った湘南乃海に土がつき、12日目の時点で2敗が不在に。先頭は3敗で琴櫻、大の里、湘南乃海、欧勝馬が並ぶ展開となった。結果だけで見れば、地力等を鑑みれば妥当な結果だったようには思えた12日目だ。■守れて粘れる琴櫻の強さ薄氷、という程ではない
このブログでは過去に取り上げたことがあるネタではあるのだが、本日はその更新版ということで。タイトルにも示した通り、今年に入ってから1月場所で琴ノ若(琴櫻)、3月場所は尊富士。そして今場所は宇良と湘南乃海が「初めて経験した」ことがある。ちなみに昨年、令和5年は
湘南乃海と宝富士の2敗直接対戦は湘南乃海が勝利。同じく2敗の大の里は豊昇龍に敗れ3敗に後退。これで湘南乃海ただ1人2敗を守り、湘南乃海が単独トップに。それを6人が3敗で追う展開。12日目の湘南乃海は阿炎戦、3敗に後退した宝富士は大の里戦と上位戦がようやく組まれだし
5人いた2敗力士の中では琴櫻と御嶽海に土。先頭は大の里、湘南乃海、宝富士で2敗。それを7人の3敗力士が追う展開。休場明け高安が復帰後大関戦連勝。その高安に琴櫻は土を付けられた。混戦であることは間違いないが、これでまた大の里が一歩抜け出した展開になったと言えるの
大の里と宝富士に土がつき1敗がいなくなった。9日目終了時で先頭は2敗。琴櫻、大の里、御嶽海、湘南乃海、宝富士の5人。そして3敗は7人。ここで少し場所が動き出したか。■驚いた平戸海の攻め大の里とはいえ、さすがにこのまま14勝1敗での優勝とはならないだろうとは正直思っ
大の里が快進撃を続けている。そしてこの大の里。新入幕場所、入幕2場所目の先場所で三賞を受賞している。今場所もここから大崩れでもしなければ十分に三賞候補となってくるだろうし、今場所のここまでを見ていれば何らかの三賞は受賞できるのではないだろうか。本音としてケ
大栄翔と大の里の1敗対決は大の里が制した。宇良と湘南乃海に土がつき、1敗は大の里と宝富士。そして5人が2敗で追う展開となった。それにしても大の里、負けない。この強さは本物なのか。それとも、まだ大の里の弱点を周りがつかみきれていないだけなのか。そんな中日を振り
7日目より、霧島と若元春が休場した。初日から朝乃山。2日目から照ノ富士と貴景勝。そして7日目からの2人。結果的に番付には9人いる三役(横綱は三役ではないが以下便宜上、横綱・大関・関脇・小結の4地位を三役と表記する)力士のうち出場したのは4人だけだった。過去に出場
この日より霧島と若元春が休場。上位陣は軒並み休場。なんと小結以上の9人中5人が休場というとんでもない事態となった。だが、当然ながら、出場する力士がいれば場所は続く。全勝の宇良が敗れ幕内は全勝不在。大の里、大栄翔、宇良、湘南乃海、宝富士が1敗。そして6人が2敗の
さて6日目の土俵。この日の注目はなんといっても琴櫻ー大の里だろう。この段階で当ててほしくなかったと結果的にはなるのかもしれないが、ここで当てるのも順当だし、いくら大の里が驚異的な存在と言っても小結であることを鑑みれば、ここでの対戦は堅実な組み方か。ちなみに
序盤5日間が終わった。初日はどうなることやらとも思ったが、なんとか形はできてきた。見えてきたようにも思う。全勝は平幕だけとなっているが、本来の力ある人が抜け出しかけてきてる。星勘定だけで見れば、そこまで驚く場所でもないのではないかという印象も持ち出してきて
少しは落ち着いてきたといっていい4日目だったと言って良かろうか。それでも、まだまだ。本来あるべき姿からは程遠い。そんな様相とも言えよう。では、その4日目を振り返る前にちょっとだけ、この雑感について冒頭に今更ながら振り返ってみようと思う。■線でなくて点で見る
高安がかなり良いのではないかと述べた昨日だったが、その高安が3日目より休場。2日間の相撲を見た限り、かなり体調も良いのではないかと見られた中、またも腰痛の発症だ。なにがきっかけで、何の要因があってこうなったのかはわからないが、残念でならないし、悪く言えば高
早くも2日目から照ノ富士と貴景勝が休場。初日の顔見せだけで終わってしまったことは残念でもあるし、出場への見極めがまずかったのではないかと言う声もあるだろうが、横綱や大関がヘタレ相撲を見せるわけにはいかない。この両者、相撲内容含め褒められる部分はなかったのだ