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  • 末路

    私の若いころは、ツッパリという文化が流行っていた。不良という言葉がかっこよかった時代だ。時代はまさに校内暴力の全盛だった。私もその流れに乗っていた。今思うと中学時代に勉強しなかったことで、人生のスタートという歯車が狂ったと感じている。何の勉強もせずに入学した底辺高校・・・。途中で中退その後は、水商売の世界へ。20代までは、女性にもモテて楽しかった。しかし、30歳を過ぎるころから、肉体労働の世界へ。いや、それしか仕事がなかったのだ。40代を過ぎると、短期の道路工事の誘導員で食いつなぐ日々。そして、50代・・・どこに行っても愛にされなくなった。勉強もしない修行もしない資格もない忍耐もない楽なことばかり・・・今、人生の末路は自己責任だ。末路

  • 朝から酒を飲む53歳

    リストラされて、何もやることがくなて、朝から酒をのんでいる。それも日本酒をのんでいる。酔っている感覚だけが自分の救いになってきている。アル中まっしぐら・・・もうどうでもいい・・・・・朝から酒を飲む53歳

  • リストラ

    私は飲食店で働いている62歳だ。調理師の資格をもち、ずっと働いてきた。しかし、このような状況下で、解雇を言い渡された。クビを切られた。若いころから、何回、転職したことだろう。30回は仕事を変えてきた。一年持たないことがほとんど。我慢とか、人間関係とか、そんなことがあるともう仕事に行くのが嫌になってしまう。だから、年金も掛けてこなかった。死ぬまで働くか、生活保護をもらうしかない。どうするか・・・なんともならないところまできた。リストラ

  • 面影

    厚化粧で彼女は今日も店に立つ。彼女の働くスナックは、かつて栄えた繁華街のスナック。1990年代はこの繁華街は、賑わっていた。彼女はその時代を煌びやかに生きていた。男性受けする外見で、彼女は輝いて生きていた。あれから30年・・・彼女も五十路になった。結婚もせず、まだ夜の店で働ていている。かつての繁華街も賑わいを失い、別な地域の繁華街が栄えている。ゴーストタウンのようなかつての繁華街。彼女は今日もそこで極めて少なくなったかつて輝いていた初老の男性たちに囲まれて生きている。面影

  • パチンコ屋に入り浸る53歳

    今日、紹介するのは、53歳の男性、仕事はない。生活保護を受けている。見た目は、髪を茶髪にして、まともな仕事に就ける雰囲気ではない。彼の良く行くパチンコ屋の前にラーメン屋がある。彼はほぼ毎日、ここで食事をする。昼からピールをのんでいる。そして、またパチンコ屋に戻る。彼は店主に馴れ馴れしくいつも話しかけている。若いころに豪遊した話や、自分がこの街で有名人だったということを吹聴している。周りの客は見て見ぬふりをしている。心の中では、みんな彼に同情を感じている。生活保護でパチンコ・・・若いころの武勇伝・・・全てが痛々しかった。今日も一日が始まるパチンコ屋に入り浸る53歳

  • 支えてくれた人

    不遇だった時代に支えてくれた女性がいた。ギャンブルに明け暮れ、腐敗していた時間を過ごしていた時に一緒に暮らした女性がいた。尽くしてくれた。彼女の存在がなかったら・・・今日も一日が始まる。支えてくれた人

  • 1993年

    不遇だった時代のころを振り返ると、今になって、あの時代は意味があったと思う。その時は、惨めだったが、時間という薬が治してくれた。いや、自分が真摯に向き合える職に就いたことが大きい。働くことで不遇の時代を乗り越えることができた。最初は馴染めな仕事が、30歳を過ぎるころから、没頭した。仕事が自分を救ってくれた。1993年

  • どーんと構えていこうか

    月曜日だあみんなが重くるしそうな雰囲気で出社してくるさあ、今日もどーんと構えていこうかあ何とかなるさどーんと構えていこうか

  • やるしかない

    働くとは、嫌なこととの対決だ。ただ、そういったなかで、時々、「よかった」と思える時がある今日も一日が始まるやるしかない

  • 風のように

    悪意の言動を受けたときに報復を考えてはいけない風のように流せる度量と器を目指して・・・難しいが、これができないと、人の上に立つ資格はない今日も一日が始まる風のように

  • 心の狭い人

    お昼を食べに行ったら、店員に味付けが悪いと文句を言っている女性がいた。「お金払ってまで食べるものではない」と、お金を投げ捨て出ていった。後姿から人生において、全て人を攻撃してきて、人から相手にされないオーラを出していた。嫌われない年寄りになりたいと思った。心の狭い人

  • 虚勢

    虚勢を張りたがる人がいる。特に50代はSNSで自分の近況や感情を発信している人に多い。なぜ、虚勢を張りたがるのだろうか?そんな50代を尻目に、今日も一日が始まる。虚勢

  • 腹が立った時こそ

    相手が自分の悪口を言っていると聞かされると、どうしても腹が立つ。借りたお金を返さない、期日を守らない、約束を破る人たちがいる。正論をぶつけると、そんな人たちは、相手の悪口を言い、相手を拒否するようになる。正しいことを言っている自分がどうして?と腹が立つ。しかし、腹が立った時こそ、冷静にならなければ・・・・・。どこかで、自分は傲慢になっていなかっただろうかと自分を省みることだ。正しいことを言っていると自分が思い込んでいるとき、どうしても人は傲慢になる。腹が立った時こそ

  • 傷つける人

    相手を傷つけることを好む人がいる。顧客という立場を利用し、会社に対して、理不尽な要求を突き付けてくる人たちがいる。昨日、部下の若手手社員から、「メンタルがボロボロです。部長はそんなとき、どうしているのですか?」と尋ねられた。「人を傷つける人を哀しい人と思うことかなあ」と答えた。今日も一日が始まる。傷つける人

  • 鼻につく人

    SNSにはその人の人間性が映し出される。彼はある中小企業の社長だ。本業と副業の二つの会社を経営している。この街では昔から評判が悪い。たいして高いわけでもない学歴をひけらかしている。外見も並以下だ。お世辞にも女性にはモテるタイプではない。しかし、彼は女性にもてようと、高くもない学歴と収入を誇大広告して生きてきた。遅かったが結婚もして、子どももいる。子供の教育もプロとして何とかかんとか、屁理屈をこねて、発信している。いつも思う。寂しい人だなあと・・・。彼は今日も姑息に生きている。鼻につく人

  • 馬鹿

    鼻につく社長がSNSで相手を汚く罵っていた。「馬鹿」という言葉を何度も発していた。彼の会社は経営状態が良くない。その一因は、彼の言動にある。「馬鹿」と罵る会社の食品を誰が買いたいと思うだろうか。馬鹿

  • 忍耐料

    理不尽なことに耐えることが仕事だと思う。頭を下げて、作り笑いをして・・・お金をもらうことは、我慢料・忍耐料だ。家族のために働くということは、そういうことだ。今日も一日が始まる。忍耐料

  • 腐っていたあの頃

    大学を卒業しても、就職もせずに、自堕落にギャンブルにのめり込んでいた日々腐ったあの時代の記憶が蘇る今、こうやって、緊張させてもらえる仕事とポジションにいることに感謝しなくては・・・今日も一日が始まる家族のために泥をかぶりながら、懸命に仕事をしている52歳腐っていたあの頃

  • 水曜日の朝

    雨が降っている水曜日の朝また一日が始まる今日も穏やかな日になるかないや無理だろう覚悟を決めて・・・がんばるのみ水曜日の朝

  • 揉め事

    ベテランの女性社員が顧客とトラブルになっている。私の世代は、顧客とのトラブルは、個人の責任において解決せよと教えられた年代だ。人に応援を頼むということは、自分の力量のなさを認めるものだと若いころ教わった。しかし、時代は変化している。顧客のニーズが複雑になってきている。また、批判力旺盛な顧客が増えてきている。そのために組織的な役回りで対応することが求められる。女性社員が辛そうだった。支えなくては・・・。また、助けを借りることを負けだと認める社内雰囲気を根絶しなければならない。今日も一日が始まる。揉め事

  • 偽善表現者

    月曜日かあ仕事してくねえ今週も面倒くさいことだらけ・・・朝から思考回路はネガティブワードでいっぱいしかし、爽やかな、やるき満々という雰囲気で部下たちを迎えている。「今週もよろしく」心にもない言葉を発しながら、偽善表現者の一週間が始まる徐々にポジティブシンキングにもっていこうさて、今日も夜のウォーキングを楽しみにがんばりますか。昭和42年生まれの皆さん、一緒にがんばりましょう。偽善表現者

  • 土曜の朝

    土曜の朝、誰もいないオフィスに一人佇む。何となくこの時間と空間が好きだ土曜の朝

  • もし彼が生きていたら

    高校2年生の時に、ラジオから流れてくる彼の歌を聞いた衝撃的だったその彼は不慮の死を遂げたもし、彼が生きていたら、どんな歌を歌っているのだろうかそんなことを考えていた一日が始まるもし彼が生きていたら

  • 待ち合わせ

    1993年の7月付き合い始めた彼女と飲みに行く約束をした。待ち合わせ場所は、本屋さんだった。本を眺めている間の心地よい緊張感を覚えている。あの頃のとくめきをふと思い出していた。今日も一日が始まる。待ち合わせ

  • 53歳

    今日から7月もうすぐ53歳になるストレスフルな毎日を必死に生きている自分を押し殺し、感情を直接的に表現せずに常に冷静さを保ちながら・・・今日も一日が始まる。53歳

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