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  • 御朱印

    昨日、ポーランドから旅行に来た学生と一緒に、鎌倉を観光した。 数日前にメールがあって、5月末まで東京にいるのだけど時間があったら会えないか、と連絡をくれたのだった。彼には幼い娘さんがいて、数か月前は、もうすぐ1歳半になる娘さんの夜泣きとか発熱でしばしばクラスを休んでいた。 この旅行も、当然奥さんと娘さんと来ているのかと思ったら、一人で来ている、という。ずっと前から計画していて、リフレッシュのために来たのだ、と。私が見たかぎり、ポーランドでは、日本と比較するまでもなく父親が育児に参加するシーンをよく見かけた。父親が単身ベビーカーを押して買い物したり、博物館をまわる姿や、子どもを抱き抱えて移動する…

  • 脂の木曜日、寒い木曜日

    地下鉄の通路から、階段で地上に上がっていくと、山盛りのポンチキが見えた。ポンチキとは、ミスタードーナツのエンゼルクリームの、中身をクリームからラズベリージャムに変えたような食べ物であるが、要は揚げパンである。いつもはこんなところに、こんなにもりもりとポンチキが積まれることはない。怪訝に思いながら、スーパーの中に入って確信する。今日が、かの「脂の木曜日」なのだと。 「脂の木曜日」とは、ポーランドの宗教的なイベントの一つで、雑に言うと、贅沢品であった砂糖やバターのような食べ物を食べ収めるという名目で大量に食べる行事である。店内にも、ポンチキ。パックで5個セットで売っているものから、小売りの特設販売…

  • Wesołych Świąt

    クリスマスは、ポーランドでは家族の行事である。感覚としては日本の年末年始のそれと似たようなものだろうか。当然やることのない私は、いつも怠けていて、作ろう作ろうと思っているが時間と手間が面倒くさくて作らずじまいだった日本食でも作ろうと考えていた。Zloty Tarasyという中央駅のすぐ近くにある大型ショッピングモール内の輸入食品店で、「 オタフクソース」を見つけてから、ずっと作ろうと思っていたお好み焼きを作るときがついに来たと思った。小麦粉や油は買ってあった。料理が面倒でめったに買わない野菜を買いに行く。キャベツを思い切って玉で買う。人参とか玉葱も量り売りだから面倒くさくてめったに買わない。す…

  • クリスマス到来

    今週に入って、クリスマスモードが加速している。 旧市街のクリスマスツリーだが、旧王宮が改装工事中なのがださい。 街の中心部への買い物がてら、旧市街のクリスマスマーケットを覗く。日曜日だから人が多い。ワルシャワの旧市街は、新世界通りから続く旧王宮まえの広場から、そのさらに奥に、人魚の像を囲む広場がある。 この日は、目的があったのだった。私の教えている学生のお父さんが、趣味で作った木工芸品を売る店を旧市街のクリスマスマーケットで開いていると言う。それで、面白半分で覗いてみることにしたのだ。工芸品店なんてたくさんあるだろうけど、もし顔が似ていればすぐわかるし、それはそれで後日ネタになると思ったのだ。…

  • 師走

    もう12月。 あと4か月、ふとした瞬間に来年の3月いっぱいで日本へ帰ることを日に一度は思い出すたびに、なんだか時間があっという間に過ぎてしまうことが恐ろしくなる。周りから今後の身の振りをたずねられることもあるし、自分でも考えなければならないと思う。8月に今のアパートに引っ越して、9月に一時帰国してワルシャワに戻って、学校の新学期が始まってからだんだん生活が落ち着いて、1か月に1回ぐらい国内旅行をしている。1泊の短い旅行だけど、列車に乗って阿房列車よろしく車窓を眺めながらぼーっと移動する。残念ながら法律で禁じられているので、列車道中でお酒を飲むことはできない。1年というビザの期限の中で、というこ…

  • 11月29日

    できれば信じたくないけれど、今週は寒い。 まだ秋だと言われて、余計に絶望が濃くなる。数か月前にさる人が、去年は-30℃までいった、濡れタオルを振り回して凍てついた凶器を作ってみるべきだったな、あははははは、なんていう話をするのを、遠い昔話を聞くような心持でのん気に拝聴していたのが懐かしい。授業で学生に、「消したいもの」をたずねたら「冬」だと言った。まだ冬は来ていない。これは秋だと言う。私の絶望はさらに濃くなる。 知らないから想像もできない乏しい頭で、零下の世界を考える。家の中は暖かい。私の頭は余計に働かない。日本では雪の降る朝、布団から出たくない寒さで目覚めて、雪や霜を知るけれど、こちらでは家…

  • 黄金の秋

    最近はめっきり寒くなって、先週は10度前後の日が続き、昨日は少し暖かくなったと思ったら、今日は久しぶりに気持ちよく晴れて、気温もぐんと上がった。 天気予報をあまり見なくなったので、暖かいことに気が付いたのは、部屋に居ながらじんわりと汗ばんできたからだった。ヒーターをつけているけど、何だか暑い。もしかして、今日って気温が高いのでは?と思って携帯電話の天気予報を見ると、なんと20度前後。しかも青空。 これは引きこもっているべきにあらず。出かけるしかないと思って、授業が終わったら仕事を早々に放棄して散歩に出かけた。あと数週間もすれば、きっとこの葉っぱも青空もなにもなくなってしまう。できるだけ陽の光を…

  • 学生について③

    ワルシャワには規模の差はあれど、20前後の日本語教育機関があるらしい。私のようにぷらっと来ても、あるいは日本人であれば、イベントやインターネットなんかを通して日本語を学習する人に出会えるし、チャンスがあれば日本語を教えることを仕事にできる。具体的な数字もなしに断ずることはできないけれど、日本語を勉強している人は、案外いる。実に様々な理由で、あるいはとくに理由もなく、様々な人が日本語を勉強しているのでいつも驚く。 日本にはいったい、どれくらいのポーランド語学習者がいるのだろう。 この前ふと気になって、客室乗務員の学生に、いつも長距離フライトの時は、寝られるの?と尋ねた。仮眠をとる人と、待機する人…

  • 一時帰国

    1週間だけ、一時帰国していました。 たった1年の渡航の中で「一時帰国」なんていうのは、格好つけた感じで憚られるけれど、とりあえず日本に帰っていた。日本に行って、友人に会ったりお酒を飲んだりお酒を飲んだり、遊んだりしていた。大学生かよというくらい遊んでいた気がする。すでに9月初旬で寒かったポーランドからすると、30℃の日本では、なんだか夏に戻ってきた!これぞ夏休み!!という感慨。外国から日本に来るのはいつも楽しい。慣れていた当たり前の空間がなんだか余所余所しく、新しく見える。電車内の広告がすべて読めるだけでうきうきする。 日本ではいろんな匂いがした。私の家が田舎だからだろうか、とにかくいろんな匂…

  • 学生について②

    気が付いたら時間が経っている。 新しいアパートに引っ越してきて、もう18日も経っていた。ばたばたと引っ越して来たのだが、仕事が立て込んでいることも助けてあっという間に日にちが過ぎていた。 先週1週間は、というよりこの1か月ほど、ネット経由で上海に住んでいる学生を教えていた。彼は、日本の大学院博士課程の面接をこの8月に控えていて、その会話練習のために私の授業を受けていた。中国の学生に多いことだが、漢字がわかるために難しい日本語能力試験には合格できる、でも会話ができない、という典型例のような学生であった。別に漢字がわかることが問題なのではない、むしろ試験制度のほうにどうにかしてほしいくらいなのだが…

  • 学生について①

    私はよく、疲れると皮膚に表れる。去年もそうだったけど、疲れがたまると、二の腕とか太ももの内側に蕁麻疹とまではいかないけれど、赤いぼつぼつができて、少しかゆい。去年も一昨年も、夏にわきの下とかにそんな赤いぼつぼつができて、ほっといても治らないから仕方なく皮膚科に行ったのだった。もちろん、汗疹のようなかわいいものではなくて、疲労とかストレスからくるぼつぼつで、ビタミン剤とか抗生剤なんかの薬を渡されて、あまり疲れないように、ストレスを溜めないように、なんて日本社会では無理ゲーなことを医者に言われて、はぁ、頑張ります、なんてことを言って診察室を後にした。 それが、今年もやっぱり現れた。 今はストレスな…

  • 夏、到来。

    外国にいると、日本の季節を思い出す。季節の匂いとか、食べ物とか、聞こえてくる音とか。昨日今日と、ワルシャワは夏日で、気温も34℃とかその辺を観測、本当に、夏。 昨日も今日も熱帯夜。 私はポーランドの夏をなめていたと思う。7月は、日陰にいれば長そででもどうにかなったし、朝晩は涼しかった。何故8月になったからと言ってこのように暑くならなければならないのかわからない。日本の夏なら当たり前の事だから我慢もできようが、涼しいと踏んでいたものだから、なんだか予定が狂ったような気がしてならない。もちろん私の勝手な思い込みなのだが。曇れば、やや湿度もある。体感的には日本の夏と大きく変わらない。日差しが強いぶん…

  • 外国人、ワルシャワで部屋を探す

    というのは、とても大変だった、という今回の顛末。 今思うと、4月にワルシャワへ来て、5月から住む部屋(今住んでいるところ)を探すのに1週間ぐらいかけたけど、思ったよりもスムーズにいった気がする。いや、今から考えると、だが。 Gumtreeというサイトで空き部屋を探して、目ぼしいいくつかの物件に申し込みのメールを出したものの、なかなか返事は返って来なかったが(英文とGoogle翻訳のポーランド語)、結局一件目の今の部屋に下見に来て、すぐに契約が成立した。今思うと、ものすごくラッキーなことだったのだ。部屋の広さも、街からのアクセスも、立地条件も、それらにたいする家賃も、何にしても。まぁ結局3か月で…

  • 悪いニュースのあとには

    先日の「悪いニュース」の翌朝に、「いいニュース」が届いた。 私には、御年87歳になる友人がオーストラリアにいる。友人というか、昔のホストマザーなんだけど、ホストマザーって、なんだろう。うまく彼女との関係を言い表せないけど、「オーストラリアのおばあちゃん」という感じだろうか。8年前に、3週間だけオーストラリアのパースという町で英語を勉強したりプラプラしていたことがあって、その時のホストマザーがJoなのだ。彼女の名前はMrs.Josephine. 初めて会ったとき「Joって呼んで」と言われて、こんな年上の女性をニックネームで呼ぶなんて、気が引けるようなドキドキするような気持ちになったのをよく覚えて…

  • 7月末に

    引っ越すことになりました。 これまた急なんですが、これぞ、おそらく「ポーランド日記」なんてつけている、海外生活ならではの醍醐味ではなかろうか。外国にいるけれど全然「海外ブログ」らしい記事が書けないから、最近ブログの改名を考えているところだったが、これは唯一海外らしい内容ではないだろうか。 急な話だけど、引っ越ししなければならないことになった。 というのは、フラットメイトのモニカが、彼との同棲を決めたからだ。少し前から、剣呑だとは思っていたのだ。まず、とにかくラブラブ。まぁよろしいことだ。そして遡ること5月末に、人生で初めて友人の結婚式に参列したという(多くの彼氏持ちアラサー女子がそうであるよう…

  • 読書録「阿房列車」と百閒氏について

    私は活字が好きで、本を読んだり、誰かが落とした文章を読みたくてはてなブログの「こんなブログもあります」をサーフィンしたりするのが好きだ。実にいろいろな人がいろいろな文章を落としている。どうでもいいもの(私のブログもそのひとつ)もあるし、きっと誰かのためになる文章もあるし、はっと息をのむ美しい文章もある。私の書く文章は残念ながらあまり意味のないものだけど、誰かが読んでくれていると思うとインターネットはすごいなぁなんて思う。 最近読んでいる本は内田百閒の「阿房列車」というもの。これは、列車大好きな百閒先生が、とくに用事もないけど、列車の旅に出る紀行文だ。 阿房と云うのは、人の思わくに調子を合わせて…

  • 6月8日

    フラットメイトのモニカには、同僚のジャーナリストのボーイフレンドがいるのだが、彼はちょくちょく遊びに来る。私も面識はあるし、とても誠実そうでいい人だ。泊まっていくこともあるけど、私は家の中でかち合ったことはない。たぶん気を遣っているのだろう。 昨日は、夜11時半ごろ彼が来て、私は内心「うわ~この時間かよ」と思った。私とモニカの部屋はもちろん分かれていて、テレビや音楽の音は聞こえないが、話し声はなんとなく聞こえてくる。私の懸念は的中し、かなり遅くまで話し込んでいた。酒を飲んでいるようでけっこう談議はヒートアップしていて、12時過ぎたら気を遣ってくれることを期待していたが、そんな願いも虚しく2時過…

  • アイルランド後記

    まだ続くのかよと思う方もいるだろう。 まだ、続くのだ。 8年ぶりに行ってみて感慨もひとしお、というよりも、やはり「旅行」という非日常は思うところが多い。私は無駄に順応性が高く、ワルシャワでの生活も若干2か月で日常になってしまって何を書いたものかわからない。こっちでは一応働いているので遊び回っているわけにもいかない。いや、まぁ遊んでいるけど。 さて、私はショッピングモールが好きだ。ダブリン中心部のショッピングモールはすべて行きつくしたし、売り場や店舗の情報も当時すべて頭の中に入っていた。薄気味悪いくらい暇だったのだろう。その時間に勉強すればいいものを、私はありあまる余暇を街歩きに費やしていたのだ…

  • 続 アイルランド紀行

    2日目、つまり5月25日は、日帰りのバスツアーに参加した。 周辺の景勝地を巡りながらGalwayという西部の街へ行く。 私は東京で働いているとき、満員電車で鮨詰めになりながら生活しているとき、いつもいつもバスに乗ってアイルランドの平原を移動することを夢想していた。とにかくどこか、何にもない平らで広い場所に行きたかった。なーんにも考えないで次々に変わる景色を眺めていたかった。 羊がいる。牛もいる。時々、思い出したかのように、石造りの教会や家の遺跡がある。特に保護されるでもなく、泰然とそこにあって何百年も雨風に晒されている。ぽつぽつと家もあって人が生活している。 今回の旅行で本懐を遂げたのである。…

  • アイルランド紀行

    5泊6日で、アイルランドへ行ってきた。 はじめ、なんで6日も予定を組んでしまったのか馬鹿か私はと後悔していた。お金もないし、居れば居るだけお金を使わなければならないし、一度行った(住んでいた)ことがある場所で何も新しいものもあるまいと思った。それから、だけどほかの日程だと飛行機のチケットが摩訶不思議に高くなってしまうのでこの日取りにしたことを思い出す。結果としては、意外なほど、いや本当に楽しかった。 アイルランドは、イギリスの隣りにある島国で、広さはだいたい北海道より小さいぐらい。私は8年ぐらい前に、この国の首都ダブリンをぶらぶらしていたのだ。 ワルシャワからダブリンまで、飛行機で2時間半。時…

  • 私のフラットメイトについて

    5月に引っ越した新しい部屋には、フラットメイトがいる。 これはアパートの外観。いわゆる団地の中の一棟。わかりずらい。 彼女はモニカ。27歳、ポーランド人で、ジャーナリスト。 彼女の仕事は、テレビに映ってニュースを読み上げたり、取材のインタビューに出かけたり、ニュースの記事内容を書いたり、番組のとあるコーナーの内容を考えたりすることで、日本でそれに該当する職業が何なのか私にはよくわからないんだけど、イメージとして、アナウンサーとADと、その他なんだかを混ぜたような仕事をしている。休みは不定期で、とても忙しそうだ。 ということを読んでお察しの方も多いと思うが、彼女はとても優秀な人間だ。私はテレビ局…

  • 四畳半のすゝめ

    最近、日本では「夜は短し歩けよ乙女」が映画化されたということで(「乙女」という変換の一番初めの候補がなぜか「お留」という謎)、見たいけど見られないもやもやを晴らすために何となく「四畳半神話大系」のアニメを見返していた。海外にいて本当に素晴らしいと思うのは、時間を自由に使うことができることだと思う。外国で多忙にしている人も見かけるけど、私はたいてい海外に出ると暇になる。ベトナムでも、ポーランドでも日本でも、基本的に薄給なこの職業だけど、海外で働くと自由な時間が取れることだけが、唯一、そして何よりも魅力的な点である。在越中、私はアニメをシリーズ単位で見まくった。暇だったのだ。そして今年も、シリーズ…

  • 5月11日

    5月あたまに、引っ越しをした。 4月の30日に新しいフラットメイトから鍵を受け取り、スーツケース2つ分とちょっとの荷物を2回に分けて地上4階の部屋に運んだ。エレベーターはなし。1回目は、たまたま来たフラットメイトの彼が運んでくれたが、2回目はおよそ20キロのかばんを4階まで自力で休み休み運ぶ。部屋に到着すると、思った以上に物がなく、布団だとかカーテンだとか物干しだとかを2回ほど郊外のイケアに通って物資をそろえる。学生だった先の住人が、ベルリンの大学院へ行くために引っ越した後に入ったので、布団やら持っていけるものはほとんど持って行ってしまったのだ。 私が越してきたマンションは大きな公園に隣接して…

  • イースター

    仕事をして、本や漫画を読んで、食べて飲んで寝て、ふとワルシャワにいることを忘れてしまう事がある。そういえば私はワルシャワに来たんだった。もう通勤の満員電車に乗るのは嫌だと、新しい所に行ってみたいと思って外に出るけれど、ふと、私はなんでここに来たんだっけ?と分からなくなることがある。日本語を教えることは面白い。興味深い。だから友人や家族から離れて外国へ来るのだろうか。 好奇心は、いつまで私を生かしてくれるのだろう。冷たい冷たい雨が降る。こんなに寒いのに、雨が降る。 今日はイースターで、ほとんどの店や会社や学校が休みで、バーガーキングも休みだったのに近くのケバブ屋は開いていたのでそこで昼ごはんを食…

  • Biblioteka Universytecka w Warszawie

    勢いあまってブログを始めたけど、ぜんぜん書く気が起きない。そもそも私はブログや日記なんかを続けたためしがない。面白い文章を読むのは好きだ。でも自分の文章にはあまり興味が持てない。自分でも興味が持てないようなものを人様が興味が持てるとも思えない。そうだ私ってロム専だったと今更思い当たったけど、生活も変わるしと、続かないのがわかりきっているのに始めてしまったのだった。こういう目的のないブログが一番意味不明なのもわかっているけど、惰性で続けてみようと思う。 先日、ワルシャワ大学図書館に行ってみた。警備員のおじさんに観光客(みたいなもの)だと言ったら門前払いされたけど、しばらく住むのに外国人だからとい…

  • 4月4日(火)

    昨日ドライヤーのスイッチを入れたら、バチン!という音と、ひとかたまりの空気砲が顔に当たって、そのあとに焦げ臭いにおいがしてきた。ああ、海外対応のドライヤーを国内使用の120V設定のまま使おうとしていた。やってしまったと思いつつ、まだこのドライヤーは生きているかもしれない…!とすがる気持ちで240Vに切り替えてもう一度スイッチを入れたら、もくもくと煙が出てきて焦げ臭いにおいが増した。怒られたような気がして、すぐにスイッチを切った。思えば2009年からの付き合いだったこのドライヤーともお別れのようだ。時差ぼけなのか、ぼーっとしたまま髪を乾かそうとして、重い荷物の中に入れて持ってきたドライヤーはあっ…

  • 28歳、「年相応」ということについて考える

    同年代の友人と話していると、彼らが見事に、年相応になっていくので驚く。それは、28歳の自分だったら、こんな風になっているかもしれない、というような子どものころ夢見ていた何かに近いような。そりゃ結婚したり子供を産んだりすれば、当然なのかもしれない。あるいは誰かは結婚する相手のいないことを嘆いたり、誰かは周りからの結婚への圧力に対して焦りを感じたり、そういう話題や、話し方すら、どこかで聞いたことがあるような気がしていたら親戚のおばさん達のような、テレビドラマの女優のような口ぶりで話すので、みんな凄い、本当に28歳を28歳らしくこなしている、としみじみ感心してしまう。 そういう話題について、どうして…

  • 出発

    もうしばらくすると、出発する。 私は、よくどこかへ向けて出発する。どこかへ行くのが好きなのだ。何の特技もないけれどフットワークの軽さだけは自信がある。かなり、自信がある。どれぐらいあるかというと、一年以上前に一度だけ会って、仲良くなったタイ人の友だちが結婚式をするからと招待してくれたのでホイホイ予定をあけて出向くほど、軽やかに飛ぶ(もちろん旅費は自己負担)。 少しずつ出発が現実味を帯びていくのが楽しい。 これからますます春になるのも、楽しい。 しかし、出発前のドキドキとか、浮き立つようなわくわく感は年々薄れてしまったような気がする。初めてデートするときみたいな緊張感とか不安とかをごちゃまぜにし…

  • すごいよ日本旅券

    旅行が好きだ。 家族や数少ない友人とも行くし、一人でも行く。 と思って思い返してみたら、今まで一人で行ったのは、台湾だけだった。 単身で、現地にいる友人に会いに行く、とか 途中まで単独行動で、のちに合流、なんかが多い。 友人あらば、私はいろんなところに飛んで行く。物理的に。 今年は、せっかくだから欧州の 昔行ったところへも、新しいところへも、 行ける限りいろいろなところへ行きたい。 私の周り(大学時代を除く)には、あまり海外へ行くことに興味がない人が多い。 パスポートなんて手にしたことない人も少なからずいる。 あるいは、行きたくても実際に「行く」までに踏み切れない。 日本人は、忙しい。 知らな…

  • ワーホリ準備のタイムスケジュール(雑)

    さて、これまでに私がどんな準備をしてきたのか、 まとめてみた。 記録と、これからワーホリする人の準備の参考になれば。 ワーホリ準備って大変かと思うかもしれない。 けど、案外そんなことはなく、あっさりビザはとれる。 どれぐらい前に、何を、いつすればいいのか、 するべきことを挙げて、逆算してひとつひとつこなしていく。 9月~ ワーホリに行こうと考え始める。 ネットで情報をあさる。 悩んだのは主に、どの国か?その先でどのようにお金を得て生計を立てるか 12月中旬、渡航先をポーランドに決定 生計の手段を、オンラインでの日本語授業にすることにして、 ネットでの仕事探し 1月にしたこと オンラインで仕事探…

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