カン・チュンドさんのブログで、無分配の投信が今後も伸びていくと国としては逸失税収が無視できなくなるので分配金支払いが義務化される可能性があるのでは?という記事がありました。 参考: 将来、投資信託は『分配金』出すべしと義務化される可能性について 金融所得を社会保険料の対象にする...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
2021年7月末の資産は前月(33,981,457円)比629,013円減の33,352,444円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が90.98%、債券が1.76%、ビットコインが7.26%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。 今月は中国株...
MU(マイクロン・テクノロジー)とLRCX(ラムリサーチ)を全株売却し、CXSE(ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーファンド)を25株、XSOE(ウィズダムツリー 新興国株ニューエコノミーファンド)を14株、FM(iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ...
新興国に投資する際にはその国のカントリーリスクに十分留意する必要があります。 たとえば、アスワス・ダモダラン教授によるカントリーリスクプレミアム(2021年7月時点)は以下のようになっています。
MSCIケニアのパフォーマンスが素晴らしいがカントリーETFは存在しない
MSCIケニアのパフォーマンスは非常に良く、2002年5月以降の米ドル建てグロスリターンは米国が年率9.93%、全世界が8.76%、フロンティアが8.32%に対して、ケニアはなんと20.80%です。 データ:MSCI 10年ローリングでは以下のようになります。2016年後半からは...
前回の記事では世界恐慌前夜(1929年9月)にS&P500のみでリタイアしていたらどうなっていたかというシミュレーションをしました。 過去記事: 世界恐慌前夜からのリタイアシミュレーション 前回は税金を全く無視していたので、今回は配当課税のみ考慮した場合で同様に作ってみました。...
Portfolio Visualizerを使えば簡単にモンテカルロ法によるリタイアシミュレーションを行うことができます。 過去記事: モンテカルロ法によるリタイアシミュレーション 過去記事: モンテカルロ法によるリタイアシミュレーション(現金・債券を保有する場合) しかし、モ...
GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)の構成国(2021年6月末)
GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)は世界45カ国から割安な上位25%の国に投資するETFです。 (過去記事: GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF) ) 謎のアクティブ運用への切り替えがあってからは売却し、現在は低CAPE戦略としてはカントリーETF...
MU(マイクロン・テクノロジー)を48株、ERUS(iシェアーズ MSCI ロシア ETF)を30株売却し、AMRS(アミリス)を120株、TWST(ツイスト・バイオサイエンス)を15株、TUR(iシェアーズ MSCI トルコ ETF)購入しました。 低CAPE投資のうちロシアを...
バブル期の日本株をCAPE80近くで高値掴みしても実質ベースでプラスリターン
下図は1982年1月〜2021年6月のMSCI Japan(円換算グロスリターン、1982年1月=100)とCAPEレシオです。 ※MSCI指数のデータはMSCI、CAPEレシオはShiller Barclays CAPE Indicesのデータを使用しています。 バブル期の日本...
長期にわたる債券の強気相場がまだ続くのかは不透明ですが、金利が歴史的な低水準にありこれ以上の低下余地がほとんどないので伝統的な60/40ポートフォリオみたいなものは上手く機能しないのでは、みたいな話は時々目にします。 たとえばシーゲル教授はリタイアシミュレーション上では60/40...
HDB、GD、LRCX、AMAT、UNH、ANTM、RTXを一部売却、0700.HK、9988.HK、TURを買い増し
HDB(HDFC銀行)を30株、GD(ゼネラル・ダイナミクス)を10株、LRCX(ラムリサーチ)を6株、AMAT(アプライド・マテリアルズ)を8株、UNH(ユナイテッドヘルス・グループ)を3株、ANTM(アンセム)を3株、RTX(レイセオン・テクノロジーズ)を8株売却し、070...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2021年6月末)
2021年6月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2021年3月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2021年3月末) ※今回使ったデータはすべ...
今回はニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイト「 Damodaran Online 」で公開されている、米国、ヨーロッパ、日本、新興国のネット総還元性向を見ていきます。 総還元性向=(配当+自社株買い)÷純利益 ですが、Damodaran Onlineでは増資を加味した ...
今回は2021年7月1日時点の世界各国のカントリーリスクプレミアム※を見ていきます。 ※ある国の株式や債券に投資するときに考慮しなければならないリスクをカントリーリスクといいます。 データはニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイトで公開されているものを使用しています...
今回は今後10年間のS&P500の実質期待リターン各種を見ていきます。
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」には、S&P500は初期の銘柄のまま入れ替えをしなかったほうがリターンは高かった、みたいなことが書かれていたかと思います。 これは個人的にはかなり納得感があったので大型優良株を買ったら株価が下がろうが脳死ホールドしたほうが良さそうと長らく思...
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カン・チュンドさんのブログで、無分配の投信が今後も伸びていくと国としては逸失税収が無視できなくなるので分配金支払いが義務化される可能性があるのでは?という記事がありました。 参考: 将来、投資信託は『分配金』出すべしと義務化される可能性について 金融所得を社会保険料の対象にする...
先月、MMMのスピンオフで、親株(MMM)4株につきSOLV(ソルベンタム)1株の割当てられました。 外国株のスピンオフ等コーポレートアクションでは子株だけでなく親株もろとも一般口座に払い出されることがあります。これが面倒なので今回のMMMスピンオフでも事前に一旦売却してあとで買...
資産課税について調べていると、日本の財産税はだいたい75年サイクルという記事を見つけました。 参考: 財産税は75年毎「忘れた頃にやって来る」(PDF) 1946年の預金封鎖&財産税は認知度が高そうです。株式や不動産などあらゆる資産が課税対象となり、個人財産10万円(現在の貨幣...
BTIの配当のADR手数料は今まで1株当たり$0.005だったのですが、今回から$0.01に上がってしまいました。 出典:citi ADR手数料率(ADR手数料/配当)の推移はこのようになっています。今回は1.36%でした。 昔は年2回配当(5月が多くて10月が少ない)だったので...
ダイヤモンドは圧倒的シェアを誇るデ・ビアスが供給をコントロールして価格上昇させているみたいな話をよく聞きます。 具体的にパフォーマンスはどれくらいなんだろうと気になって調べてみると、1960~2019年のドル建てCAGRは4.3%だったそうです。 (チャートは2013年で切れてい...
株式配当への増税・改悪が続いており、所得税と住民税の課税方式を一致させる改正(所得税は総合課税、住民税は申告不要が塞がれる)が行われたかと思うと、次は金融所得を社会保険料の対象にすることが検討されているそうです。 今のところは配当のみで譲渡益は影響なさそうなので高配当株から無分配...
キャシー・ウッド氏のビットコイン予測価格はインフレし続けており、最近では2030年までに1BTC=380万ドル(約6億円)に達する可能性があると主張しているそうです。 参考: 「ビットコインは2030年までに6億円に」ARKウッドCEO 以前、ゴールドの時価総額は全世界のGDP...
有事のために農地を確保しておくみたいな終末論者の人って収穫した作物をどうやって略奪者から守るんだろうと不思議だったのですが、今日読んだ下記記事ではそもそも貨幣経済が壊れたあとには農機、肥料、種子、農薬をどうやって調達するのかということが書かれていて、たしかに収穫物を守る以前に育て...
2024年4月末の資産は前月(8,014万円)比168万円減の7,847万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が65.9%、債券が0.3%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が33.8%です。 2023年4月末の株式ポートフォリオは以下の通りです。...
前回は超長期的にみれば全世界の株式市場やゴールドの時価総額は全世界のGDPと同じペースでしか増加することはできないので、株式の株主還元やゴールドの希釈を加味すると長期的なリターンは株式>GDP成長率>ゴールドになるという記事でした。 過去記事: 長期的には株式リターン>GDP...
「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
旧Twitterでこんなポストを見かけました。 野村総合研究所の『富裕層ピラミッド』、いつまで日本円で分類してるの?価値が暴落していく日本円で評価しても意味がない。ということで『次世代の富裕層ピラミッド』を作成しました。ビットコイン保有量で分類してます。次世代の富裕層は 1BTC...
ゴールド建てではS&P500はまだ最高値を更新していません。 過去記事: ゴールド建てS&P500トータルリターン指数 ゴールドではなくてM2で割ったらどうなるのかということで、まずは配当を含まないWilshire 5000をFREDで見てみました。 並べるとこうなります。 O...
少し前にSNSで知って興味を持っている『iFreeHOLD米国国債(T-Zero2044)』という投信があります。 一般的な国債インデックスファンドとは異なり、1銘柄のみ(この投信の場合は2044年に償還を迎えるストリップス債(ゼロクーポン債))に投資するという(たぶん)ありそう...
ジェレミー・シーゲル曰く、ゴールドの200年のインフレ調整後リターンは年率0.9%だそうです。 (以前は年率0.6%とかだったと思うので、直近の上昇で若干高くなっているようです。) 200年間、実質ベースで年率1%未満とするとまあそんなものかという感じがしますが、一方でこれまで人...
2024年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年12月末) ※今回使ったデータはす...
いつのまにか私の主力ETFだったERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)が取引停止されてからもう2年以上が経ちました。 清算が決まってからもうだいぶ経ちますが損失も確定しないままので損益通算にも使えないですし、NGEと並んでウェイトが結構高かったのでアンダーパフォームに大...
自国通貨の減価によるところがかなり大きい気はするものの、とりあえず円建て資産ではニート時代になんとなく考えていた生涯賃金を超えました。 過去記事: ニート時代になんとなく思っていた生涯賃金に到達 インフレと税金が存在しない世界だったとしたら、非正規労働者の生涯賃金くらいに達した...
2024年3月末の資産は前月(6,562万円)比1,452万円増の8,014万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が64.27%、債券が0.28%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が35.45%です。 2023年3月末の株式ポートフォリオは以下の...
高インフレが続くアルゼンチンで、2ペソ硬貨の素材(銅とニッケル)の価値が額面を上回ってしまっており、硬貨を解体して売却する人がいるというのをツイッターで見かけました。 Wikipediaによると、インフレと金属価格高騰で昨年3月から硬化の製造を停止しているそうです。 2022年3...
武者リサーチを読んでいたら久しぶりにFEDモデルという単語が出てきました。 歴史的事実は、長期金利15%の時の益回りは15%(1980~1981年)であったのであり、長期金利が大きく低下した1995年以降、PERが上昇するのは当然、高PERが新常態とみるべきであろう。予想益回り(...
アルファベット株は議決権ありのクラスA株(GOOGL)と議決権なしのクラスC株(GOOG)の2種類が上場しており、本来は議決権の価値の分だけ株価はGOOGL>GOOGとなるはずです。 (ただし、アルファベットは創業者が1株あたり10の議決権が付与されているクラスB株を保有して議決...
前回はゴールドの年間採掘量と全世界のGDPについてでしたが、今回は各国のマネーサプライM3と比較してみました。 過去記事: 全世界のGDPとゴールド年間採掘量 ゴールドのストック(それまでに採掘された総量)と各国のマネーサプライM3を1980年=100としてグラフ化すると以下の...
ゴールドは長年にわたってその価値を保ち続けており、「1オンス金貨1枚で一カ月間生活できる購買力がある」とか「1オンス金貨があれば現代では高級スーツが買えるが、古代ローマでは元老院議員が着る高価な服が買えた」みたいな話もあったりします。 ボラティリティは株式よりも高くても、超長期で...
2022年4月末の資産は前月(37,572,752円)比1,737,023円増の39,309,775円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.19%、債券が0.30%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.51%です。
直近の入れ替え(CRM高値掴み&XOM底値売り)が失敗というイメージが強いダウ平均について、過去8回の入れ替えがあった時から2023年3月末現在までのパフォーマンスを比べてみました。 (なお、複数銘柄の場合は均等ウェイトとしています。) BAC,CVX追加、MO,HON除外(20...
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...