有事のために農地を確保しておくみたいな終末論者の人って収穫した作物をどうやって略奪者から守るんだろうと不思議だったのですが、今日読んだ下記記事ではそもそも貨幣経済が壊れたあとには農機、肥料、種子、農薬をどうやって調達するのかということが書かれていて、たしかに収穫物を守る以前に育て...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
GDP成長率と株式リターンには相関がないという話はよく知られています。 株式リターン=EPS成長率+配当利回り(+PER変化)なので、それは当たり前といえば当たり前ですが、そもそもGDPとEPSもある程度の長期でみても全く一致しない国も多いと思います。 たとえば中国は過去30年間...
低CAPE戦略は長らく上手くいっておらず、バリューが一時的に息を吹き返した局面でも大して上がりませんでした。 過去記事: 低CAPE・バリュー株と長期金利 しかし、低CAPE国のなかでもロシア株は高パフォーマンスを残しており、2015年以降(2015/01~2021/07)では...
2021年8月末(※8/28時点)の資産は前月(33,352,444円)比734,368円増の34,086,812円でした。 最近はチャイナリスクをビットコインでヘッジしている感じになっています。 実質的なエクスポージャーは株式が89.41%、債券が1.73%、ビットコインが...
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」でもあったかと思いますが、中国株は高いGDP成長の割に株式パフォーマンスが冴えない時期が長く続きました。 1992年12月以降の中国(MSCI China)、全世界(MSCI ACWI)、新興国(MSCI EM)のグロスリターン(米ドル)を...
ジェフリー・ガンドラック氏曰く、「S&P500時価総額/FEDバランスシート」はほぼ定数だそうです。 株価とFEDバランスシートを並べたグラフはよく見ますが、「S&P500/FEDバランスシート」はあまり見たことがなかったので、今回はこの数字がどのように推移してきたのかを見てみた...
最近、若年層のあいだでインデックス投資が流行しているというような話をときどき見かけるようになりました。 自分の感覚的にも短期売買ではなく、つみたてNISAで低コスト投信にコツコツ積立みたいな長期投資派の人が増えているような気がします。 アメリカはどういう感じなのかはよく知りません...
アルファベット株は議決権ありのクラスA株(GOOGL)と議決権なしのクラスC株(GOOG)の2種類が上場しており、本来は議決権の価値の分だけ株価はGOOGL>GOOGとなるはずです。 (ただし、アルファベットは創業者が1株あたり10の議決権が付与されているクラスB株を保有して議決...
何の役にも立たない情報ですが、NGE(グローバルX MSCIナイジェリアETF)と日産の株価はあるときからぴったり寄り添うように動き始め、NGE-日産チャートは私のお気に入りになっています。 250日ローリング・リターンを作ってみると以下のようになります。 最近低迷している阿里巴...
CPIに対する金価格の水準は過去50年で1~8.4のレンジで激しく変動しているので、ゴールドがインフレヘッジとして使えるのは1世紀あるいはそれ以上の超長期にわたる投資の場合に限られる、というWSJの記事を読みました。 参考: 金のインフレヘッジ説は本当か 50年の教訓 CPIに...
アメリカのインフレについて、足元では賃金インフレが注目されていると思いますが、ほかにも住宅価格に遅れて帰属家賃が上昇するのでインフレ要因になるという話も時々見かけます。 ということで、今回はアメリカのCPI帰属家賃と住宅価格を見てみました。 ※帰属家賃とは持ち家の人が自分の家に家...
S&P500実質トータルリターン指数の10年移動平均からの乖離率
S&P500のバリュエーションは歴史的な高水準にありますが、超長期の実質トータルリターン指数のチャートを作ってみると、トレンドラインから大きく逸脱している訳でもなく過熱感はあまり感じられません。 過去記事: 【S&P500】実質トータルリターンのトレンドラインからはさほど乖離し...
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有事のために農地を確保しておくみたいな終末論者の人って収穫した作物をどうやって略奪者から守るんだろうと不思議だったのですが、今日読んだ下記記事ではそもそも貨幣経済が壊れたあとには農機、肥料、種子、農薬をどうやって調達するのかということが書かれていて、たしかに収穫物を守る以前に育て...
2024年4月末の資産は前月(8,014万円)比168万円減の7,847万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が65.9%、債券が0.3%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が33.8%です。 2023年4月末の株式ポートフォリオは以下の通りです。...
前回は超長期的にみれば全世界の株式市場やゴールドの時価総額は全世界のGDPと同じペースでしか増加することはできないので、株式の株主還元やゴールドの希釈を加味すると長期的なリターンは株式>GDP成長率>ゴールドになるという記事でした。 過去記事: 長期的には株式リターン>GDP...
「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
旧Twitterでこんなポストを見かけました。 野村総合研究所の『富裕層ピラミッド』、いつまで日本円で分類してるの?価値が暴落していく日本円で評価しても意味がない。ということで『次世代の富裕層ピラミッド』を作成しました。ビットコイン保有量で分類してます。次世代の富裕層は 1BTC...
ゴールド建てではS&P500はまだ最高値を更新していません。 過去記事: ゴールド建てS&P500トータルリターン指数 ゴールドではなくてM2で割ったらどうなるのかということで、まずは配当を含まないWilshire 5000をFREDで見てみました。 並べるとこうなります。 O...
少し前にSNSで知って興味を持っている『iFreeHOLD米国国債(T-Zero2044)』という投信があります。 一般的な国債インデックスファンドとは異なり、1銘柄のみ(この投信の場合は2044年に償還を迎えるストリップス債(ゼロクーポン債))に投資するという(たぶん)ありそう...
ジェレミー・シーゲル曰く、ゴールドの200年のインフレ調整後リターンは年率0.9%だそうです。 (以前は年率0.6%とかだったと思うので、直近の上昇で若干高くなっているようです。) 200年間、実質ベースで年率1%未満とするとまあそんなものかという感じがしますが、一方でこれまで人...
2024年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年12月末) ※今回使ったデータはす...
いつのまにか私の主力ETFだったERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)が取引停止されてからもう2年以上が経ちました。 清算が決まってからもうだいぶ経ちますが損失も確定しないままので損益通算にも使えないですし、NGEと並んでウェイトが結構高かったのでアンダーパフォームに大...
自国通貨の減価によるところがかなり大きい気はするものの、とりあえず円建て資産ではニート時代になんとなく考えていた生涯賃金を超えました。 過去記事: ニート時代になんとなく思っていた生涯賃金に到達 インフレと税金が存在しない世界だったとしたら、非正規労働者の生涯賃金くらいに達した...
2024年3月末の資産は前月(6,562万円)比1,452万円増の8,014万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が64.27%、債券が0.28%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が35.45%です。 2023年3月末の株式ポートフォリオは以下の...
古代ローマの貴族たちは退廃的で美味しいものを食べて満腹になったら無理やり吐いてまた食べるのを繰り返していたという話をずっと信じていたのですが、このあいだYouTubeを見ていたら専門家があれは作り話だと言っていてちょっとだけショックを受けました。 参考: 古代ローマ史の教授だけ...
ゴールド建てのS&P500のチャートは何度か見たことがありますが、トータルリターンの長期のものはなかった気がするので作ってみました。 (1968年まではNational Mining Association( PDF )の年次データ、それ以降は以前取得したFREDの月次データを使...
MSTRの時価総額は保有しているビットコインの評価額とだいたい連動していますが、現在は保有している205,000BTC(142.8億ドル)に対して時価総額は284.5億ドル、100%近いプレミアムがついています。 過去記事: MSTRはビットコインレバレッジドETF? 現在...
フィナンシャルポインターにアスワス・ダモダラン教授の面白い話が載っていました。 参考: AIで株価はどれだけ上がる?:アスワス・ダモダラン 過去40年間はPC(1980年代)、インターネット(1990年代)、スマートフォン(2000年代)、SNS普及と大手テックブーム(2010...
いまのところFIRE後の取り崩し戦略としてバケツ戦略を検討しています。 過去記事: バケツ戦略を検討 そのなかで中期バケツ候補として、国内債券50/米短期国債40/ゴールド10(eMAXIS Slim 国内債券インデックス/SBI・iシェアーズ・米国短期国債ファンド/SBI・i...
FIREが市民権?を得てきて、巷にはFIREにまつわる話がたくさん溢れています。 そういう話では4%ルールとか資産額が最低いくらとかそういう話が多いと思うのですが、いわゆる「FIRE卒業」を回避しようとすると妥当な資産額を決めるのはなかなか難しいなあと思っています。 過去記事:...
(最近は初任給大幅引き上げみたいなニュースをよく見るのでインフレのある世界ではどうなっていくのかは分かりませんが)少し前まではまともに学歴がある人がフルタイム正社員で働き続けた場合の生涯賃金は2〜3億円とか言われていたと思います。 一方、私は低学歴無スキルで労働意欲もないため、ニ...
2022年4月末の資産は前月(37,572,752円)比1,737,023円増の39,309,775円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.19%、債券が0.30%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.51%です。
直近の入れ替え(CRM高値掴み&XOM底値売り)が失敗というイメージが強いダウ平均について、過去8回の入れ替えがあった時から2023年3月末現在までのパフォーマンスを比べてみました。 (なお、複数銘柄の場合は均等ウェイトとしています。) BAC,CVX追加、MO,HON除外(20...
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...
最近、日本の住宅の断熱性能が国際的に低すぎるらしいというのを知りました。 出典: 馬渡ホーム 日本では2025年から断熱等級4以下の住宅が新たに建てられなくなり、2030年までには新築住宅の平均でZEH(断熱等級5)の実現を目指しているそうですが、これによるとZEHですらヨーロッ...
パースミントが銀や銅の量を増やして希釈したゴールドバーを売っていたそうです。 参考: Perth Mint sold diluted gold to China, got caught, and tried to cover it up この程度だったら個人が持つぶんには誤差程...
証券担保ローン目的で野村證券の口座を開設してから2年くらいが経つのですが、個人的には小口個人投資家にとって取引手数料が高いことを除けばかなり気に入っています。 野村Webローン まずは何といっても保有証券を担保に変動金利1.5%で借りられる野村Webローン。 高属性の人は他にもも...
米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。 過去記事: イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利) 前回の...