長期的にみれば株式はEPS成長率がインフレを上回るはずですし、短期債(キャッシュ)も金利はインフレに連動して上昇するはずと考えるとインフレヘッジになるといえるかもしれませんが、高インフレ下の実質リターンやインフレ感応度をみるとやはりイメージ通りゴールドが鉄板です。 過去記事: ...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
長期的にみれば株式はEPS成長率がインフレを上回るはずですし、短期債(キャッシュ)も金利はインフレに連動して上昇するはずと考えるとインフレヘッジになるといえるかもしれませんが、高インフレ下の実質リターンやインフレ感応度をみるとやはりイメージ通りゴールドが鉄板です。 過去記事: ...
新NISAがもうすぐ始まるからか、一括投資か積立投資かという話を再びよく目にするようになっている気がします。 株式の場合、一括投資のほうがリターンがよくなることが多いので合理的だと言われていますが、バリュエーションが高くなっており今までのような高リターンが望みにくい現状では積立投...
2023年11月末(※11/25時点)の資産は前月(46,932,832円)比5,592,891円増の52,525,723円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が69.77%、債券が1.21%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が29.02%です。
【S&P500】実質EPS成長率+平均配当利回り+バリュエーション変化の推移
前回の記事ではS&P500の10年毎の実質トータルリターン=実質EPS成長率+平均配当利回り+バリュエーション変化に分解したものをみました。 過去記事: 【S&P500】10年毎の実質トータルリターンを分解してみる 今回はその続きで10年毎ではなく、10年ローリングではどうなっ...
【S&P500】10年毎の実質トータルリターンを分解してみる
今回はONLINE DATA ROBERT SHILLERのデータをもとに、S&P500の実質トータルリターンを10年毎の実質EPS成長率+平均配当利回り+バリュエーション変化に分解してみました。 ※バリュエーション変化はCAPEレシオの変化率とかではなく、実質トータルリターン-...
各国株式のヒストリカル・リターンとモンテカルロ・シミュレーション
以前、米国株には平均回帰性があるのでモンテカルロ・シミュレーションみたいには推移していないという記事を書きました。 過去記事: モンテカルロと平均回帰 Portfolio Visualizerのモンテカルロでは75年分が最長だったのでChatGPTで作ったものとS&P500のヒ...
今までNISAはずっと一般だったので新NISAのつみたて投資枠を考えているのですが、今更ながら銘柄がかなり絞られているので迷っています。 投資期間が超長期ということで繰上償還リスクを考えてなるべく純資産額が大きいもの、そして個人的にはチャイナリスクを避けたいのでオルカンは除外とな...
少なくとも私が投資を始めた頃から既に米国株は歴史的にみて相当割高であり、それに比べて新興国株は割安なので今後はアウトパフォームするだろう、みたいな言説をよく見かけていた気がします。 たとえばGMOの7-Year Asset Class Real Return Forecastsで...
成長率ゼロ、株式リスクプレミアム5%としたときの各国のPER
前回の記事の補足です。 過去記事: 金利が資産価格に与える影響
金利は資産価格に対して大きな影響を与えます。 実際に米国株の過去パフォーマンスをみてみても、金利上昇局面にはバリュエーションが縮小し、金利低下局面には拡大しています。 過去記事: 長期金利上昇局面ではバリュエーションが縮小する 足元の金利上昇も確実に株式のバリュエーションを押し...
上場株式の時価総額は簡単に計算できますが、ゴールドの時価総額は正確な計算が難しいです。 一般的にはゴールドの時価総額は地上在庫(これまで人類が採掘してきた総量)の推計値にゴールド価格をかけて計算されます。 World Gold Councilの推定値ではゴールドの地上在庫は202...
2023年10月末の資産は前月(44,283,354円)比2,649,478円増の46,932,832円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が69.63%、債券が1.08%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が29.29%です。
日本の一人当たりGDPは江戸時代までは中国やインドよりも低かったらしい
日本円が購買力平価や実質実効為替レートでみてかなり安く見えるのは、純粋に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映している構造的なものなのか、という記事を2年前に書きました。 過去記事: 日本円は単に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映しているのか あれからさらに円安が進行してい...
いま読んでいる『東インド会社とアジアの海』という本によると、VOC(オランダ東インド会社)に出資している株主は10〜20%の配当金を受け取っていたそうですが、高い配当が得られるために人気が高く400%以上の額で取引されていたらしいです。 会社の事業に出資する一般の株主は、最低でも...
債券のリターンはほぼ投資した時点の利回りによって決まります。 過去記事: 米国債、投資適格社債の期待リターン 国債や投資適格社債は実際にそうなっているのですが、ハイイールド債だったらどうなるのかを今回調べてみました。 FREDのICE BofA US High Yield In...
ハワード・マークスは2022年12月に株式を売って利回り9%のハイイールド債を買うべきと主張したそうです。 参考: 今回は本当に違うかもしれない:ハワード・マークス たしかにハイイールド債利回りの推移をみてみると、9%超は割と魅力的なようにも思えます。 Portfolio Vi...
株式市場の長期上昇トレンドが崩れるというテールリスクを想定する必要はあるのか
米国株はずっと年率7%弱の実質リターンを生み続けてきたという話に対して、でもそれはせいぜい150年程度のことなので今後も同じだとはいえないよね、というもっともな反論があります。 しかし、年率7%弱の実質リターンは米国に限らず、資本主義が正常に機能している他の国でも一般的にみられて...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年9月末)
2023年9月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年6月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年6月末) ※今回使ったデータはすべてRes...
2023年9月末の資産は前月(43,635,003円)比648,351円増の44,283,354円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.75%、債券が1.03%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が24.22%です。
自分には遠い話なので今まで特に気にしたことがなかったのですが、暗号資産って出国税の対象外なんですね。 素人考えではいずれ制度が変わって出国税の対象になりそうな感じがしますが、出国税は1億円以上の対象資産の含み益に対して所得税及び復興特別所得税を課税する制度なので、仮に暗号資産が出...
株式益利回りから名目長期金利を差し引いたイールドスプレッドという指標があります。 この数値を簡易的にリスクプレミアムとして、株式(S&P500)の魅力が下がっている、と言われることがありますが、過去をみてみると名目長期金利>益利回りとなっている時期もそれなりにありました。 過去...
米国ではBTCの先物ETFのみが存在しており、BTCの現物ETFとETHの先物ETF・現物ETFは承認されていませんが、カナダでは両方の現物ETFが存在しています。 BTCはBTCC(Purpose Bitcoin ETF)、BTCX(CI Galaxy Bitcoin ETF)...
StarfieldがやりたくてゲーミングPCを新調しようかどうかしばらく迷っていたのですが、ある程度快適に遊びたかったら25〜30万円くらいはするんですよね。 私は常にフルインベストメントでほとんどキャッシュがないので野村Webローンを使おうかなと思っていたのですが、48回払いま...
Twitter(X)で2022年のミリオネアの移民フローを見かけたので2023年はどうなるんだろうと調べてみたらこんなグラフがありました。 出典:Henley & Partners 2023年は流出上位5位が中国、インド、イギリス、ロシア、ブラジル、流入上位5位がオーストラリア、...
ONLINE DATA ROBERT SHILLERの月次データをもとに米10年国債とS&P500の10年ローリング名目リターンを作ってみました。 過去記事: 国債利回り・株式益利回り・CAPE利回りと将来のリターン 10年ローリングだとほとんどの期間でS&P500が勝っていま...
2023年8月末(※8/26時点)の資産は前月(45,345,808円)比1,710,805円減の43,635,003円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が75.86%、債券が0.96%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が23.18%です。
最近読んだ古舘恒介著『エネルギーをめぐる旅』という本で、杉やヒノキが生木になるまでにおよそ50年かかる、つまり木の成長率は約2%なので、自然な状態でサスティナブルな実質経済成長率も2%といえるのでは?(意訳)という話がありました。 過去百数十年の個別国の実質GDP成長率をみてみる...
新NISAつみたて枠は先進国株投信、確定拠出年金は新興国株投信にしていきたい
新NISAのつみたて枠、全世界株か先進国株かどっちにしようか悩んでいたのですが、とりあえず先進国株にすることに決めました。 売却したら簿価で非課税枠が翌年復活するとはいえ、台湾有事を考えると何も考えずに保有できる先進国株のほうが安心安全なので。 SOMPO123みたいな変わり種に...
ゴールドに比べると金鉱株は営業レバレッジによってボラティリティが激しく、長期保有しても大したリターンを得られないこともあります。 出典:Portfolio Visualizer ビットコインのマイニング株も同様ですが、こちらは4年毎の半減期を迎えるたびにマイニング報酬が半分になる...
円が強かった十数年前は1,000万円くらいあれば途上国ではギリギリ働かずに生きていけるのではみたいな感覚をなんとなく持っていた気がします。 当ブログを始めた2016年末頃は日本でセルフ生活保護みたいな節約生活を許容すれば4,000〜5,000万円くらいあればなんとかなるかな?と思...
2023年7月末(※7/29時点)の資産は前月(45,416,454円)比70,646円減の45,345,808円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が75.05%、債券が1.00%、オルタナティブ資産(BTC等)が23.95%です。
直感的にも受け入れやすい話として、家計金融資産の株式比率と将来のリターンは逆相関であるというものがあります。 過去記事: 家計金融資産の株式比率が上昇すると将来のリターンは低下する 久しぶりにS&P500の実質トータルリターンとあわせてグラフ化してみました。家計金融資産の株式比...
米長期金利=FFレート+140bp=インフレ率+190bp?
最近復活したThe Financial Pointerさんの記事を読んでいて、気になった米長期金利とFFレートとインフレ率の関係をFREDで確認してみました。 参考: 老投資家の目の子計算:米長期金利は高止まり ビル・グロス氏によると、2%インフレ目標が達成されるならFFレート...
米国株は長期にわたって年率実質7%弱のリターンを生み続けていますが、これは米国に限らず資本主義が正常に機能している国では普通のことだと考えてもいいんじゃないかなと思っています。 過去記事: インデックス脳死ホールドは能天気すぎるのか 米国では超長期では実質EPS成長率≒実質GD...
今回は2023年7月1日時点の世界各国のカントリーリスクプレミアム※を見ていきます。 ※ある国の株式や債券に投資するときに考慮しなければならないリスクをカントリーリスクといいます。 データはニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイトで公開されているものを使用しています。 ...
今回は世界の時価総額上位100社について、JPXプライム150指数で注目を集めている(?)エクイティスプレッドを調べてみました。 エクイティスプレッドは「ROE-株主資本コスト」で表され、株主資本コストは様々な計算方法がありますが、JPXプライム150指数では以下のように計算して...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年6月末)
2023年6月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年3月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年3月末) ※今回使ったデータはすべてRese...
米10年国債の将来10年間の名目リターンはほぼ投資した時点の利回りと一致します。 参考: ONLINE DATA ROBERT SHILLER 一方、株式益利回りは将来の実質リターンに近くなるとも言われていますが、10年だとあまり一致せず、期間を20年に延ばすと割と近い感じにな...
2023年6月末の資産は前月(40,577,614円)比4,838,840円増の45,416,454円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が73.51%、債券が0.95%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.55%です。
当ブログは元々は配当金生活でリタイアを目指していたのですが、最近は配当とキャピタルゲインを区別せずに何となくリタイアシミュレーションをしてみて破産確率が許容範囲くらいを目標にしようかなと思っています。 ある程度安全域が必要ですし、最近は円安もあって円建てで目標資産を考えるのもなか...
法人税率が下がるとEPSが上昇し、PERが変わらなければ株価は上昇します。 同様に、配当やキャピタルゲインにかかる税金は株価に織り込まれているとするならば、配当やキャピタルゲインにかかる税率が下がると株価は上昇するはずです。 過去記事: 米国株の配当課税について 過去記事: ...
前回の記事では、長期債やゴールド等を組み入れてリスクを抑えたポートフォリオでも、日本円建てでは米ドル建てよりも為替リスク分だけかなりリスクが上がってしまうので、日本人のFIREのほうが難しくなるということを書きました。 過去記事: 【リタイアシミュレーション】為替リスクと破産確...
前回の記事では米ドル建ての各種ポートフォリオについてリタイアシミュレーションをしましたが、今回は円建てではどうなるかを調べてみました。 過去記事: FIREに向けてパーマネントポートフォリオを参考にしていきたいが 各種ポートフォリオのドル建て・円建ての実質リターン・リスク 下表...
FIREに向けてパーマネントポートフォリオを参考にしていきたいが
当面は高リスク運用を続けますが、目標時期(2030年まで)に向けて徐々にパーマネント・ポートフォリオみたいにもう少しリスクを抑えた感じにしていくつもりです。 参考: PERMANENT PORTFOLIO とはいえ現状はほぼ株式(とビットコイン)なので、株式25%/長期債25%...
高インフレ下で自国通貨が崩壊するなかアルゼンチン株やレバノン株が結構良いパフォーマンスを残しているという記事を書きましたが、最近の日本株の好調っぷりをみると、自国株式はインフレヘッジというか、自国通貨安ヘッジとしては優秀なんだなあと改めて思っています。 過去記事: 高インフレ下...
再びS&P500のCAPEレシオが30を超え、米国株の期待リターンが低下するなか、最近(というか去年くらいから書いてる気がしますが)は債券比率を増やしていきたいなと思っています。 債券のリターンはほぼ投資した時点の利回りによって決まることが知られています。 (データはDamoda...
最近はインデックスファンドを買う人が増えてきているように感じますが、それに対して、インデックスを買って寝ていれば年7%とか年4%儲かると考えるのは能天気すぎると批判的な人もいます。 金利上昇サイクルの株式リターンは良くない たしかに数十年くらいのスパンで考えた場合、資産価格に好影...
ゴールドの地上在庫は少し前は約18万トンと言われていましたが、 World Gold Council によると最新の推計値(2022年末時点)は20万8,874トン(内訳はジュエリー46%、バー&コイン&ETF 22%、中銀17%、その他15%)だそうです。いつの間にか16%くら...
2023年5月末(5/27時点)の資産は前月(39,309,775円)比1,267,839円増の40,577,614円でした。 円ベースでは多少増えていても、ドルベースでは2021年秋に遠く及ばないので自国通貨の下落を感じますね… 実質的なエクスポージャーは株式が75.73%、債...
高インフレ下でもACWIを長期アウトパフォームしているアルゼンチン株
高インフレが続くアルゼンチンで、2ペソ硬貨の素材(銅とニッケル)の価値が額面を上回ってしまっており、硬貨を解体して売却する人がいるというのをツイッターで見かけました。 Wikipediaによると、インフレと金属価格高騰で昨年3月から硬化の製造を停止しているそうです。 2022年3...
武者リサーチを読んでいたら久しぶりにFEDモデルという単語が出てきました。 歴史的事実は、長期金利15%の時の益回りは15%(1980~1981年)であったのであり、長期金利が大きく低下した1995年以降、PERが上昇するのは当然、高PERが新常態とみるべきであろう。予想益回り(...
アルファベット株は議決権ありのクラスA株(GOOGL)と議決権なしのクラスC株(GOOG)の2種類が上場しており、本来は議決権の価値の分だけ株価はGOOGL>GOOGとなるはずです。 (ただし、アルファベットは創業者が1株あたり10の議決権が付与されているクラスB株を保有して議決...
前回はゴールドの年間採掘量と全世界のGDPについてでしたが、今回は各国のマネーサプライM3と比較してみました。 過去記事: 全世界のGDPとゴールド年間採掘量 ゴールドのストック(それまでに採掘された総量)と各国のマネーサプライM3を1980年=100としてグラフ化すると以下の...
ゴールドは長年にわたってその価値を保ち続けており、「1オンス金貨1枚で一カ月間生活できる購買力がある」とか「1オンス金貨があれば現代では高級スーツが買えるが、古代ローマでは元老院議員が着る高価な服が買えた」みたいな話もあったりします。 ボラティリティは株式よりも高くても、超長期で...
2022年4月末の資産は前月(37,572,752円)比1,737,023円増の39,309,775円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.19%、債券が0.30%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.51%です。
直近の入れ替え(CRM高値掴み&XOM底値売り)が失敗というイメージが強いダウ平均について、過去8回の入れ替えがあった時から2023年3月末現在までのパフォーマンスを比べてみました。 (なお、複数銘柄の場合は均等ウェイトとしています。) BAC,CVX追加、MO,HON除外(20...
景気循環調整後PERといいつつもほとんど景気後退期を含んでいない最近のCAPEレシオ
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりもチャイナリスクのほうが気になる
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年3月末)
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...
最近、日本の住宅の断熱性能が国際的に低すぎるらしいというのを知りました。 出典: 馬渡ホーム 日本では2025年から断熱等級4以下の住宅が新たに建てられなくなり、2030年までには新築住宅の平均でZEH(断熱等級5)の実現を目指しているそうですが、これによるとZEHですらヨーロッ...
パースミントが銀や銅の量を増やして希釈したゴールドバーを売っていたそうです。 参考: Perth Mint sold diluted gold to China, got caught, and tried to cover it up この程度だったら個人が持つぶんには誤差程...
証券担保ローン目的で野村證券の口座を開設してから2年くらいが経つのですが、個人的には小口個人投資家にとって取引手数料が高いことを除けばかなり気に入っています。 野村Webローン まずは何といっても保有証券を担保に変動金利1.5%で借りられる野村Webローン。 高属性の人は他にもも...
米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。 過去記事: イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利) 前回の...
2023年2月末(※2/25時点)の資産は前月(33,613,880円)比1,120,919 円増の34,734,799円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が78.74%、債券が0.32%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.94%です。
オルカン(ACWI)のうち、中国と台湾で5.17%(中国3.63%、台湾1.64%)を占めています。 出典:BlackRock 最近はS&P500派よりもオルカン派のほうが若干勢力が強まっているような気がなんとなくしますが、台湾侵攻リスクを考えるとオルカンよりもS&P500か、バ...
最近では好立地のマンションを資産形成の一環として買う人も増えていますが、日本は他の国と比べると住宅供給が多く、住宅価格が下落しやすいという話はよく耳にします。 ちょっと前に話題になっていた経済学101の翻訳記事でも、東京の住宅供給はロンドンやパリ、ニューヨークを大幅に上回っており...
S&P500の名目EPSは1940年以降でみると、だいたい10年ごとに2倍になっているそうです。 参考: 1940年からS&P500の利益はおよそ10年ごとに2倍になっている 最近でいうと名目EPS成長率7%+配当利回り2%-インフレ率2%=実質リターン7%みたいな感じでたしか...
「民間人のための戦場行動マニュアル」という本を読んで、ゴーバッグを作りました。 ナイフ、ロープ、ライト、エマージェンシーシート、レインウェア、カトラリー、ファイアースターター、手袋、マスク、タオル、下着、モバイルバッテリー等々… ナイフはモーラナイフを買いました。安い割にしっかり...
2023年1月末の資産は前月(29,940,373円)比3,673,507円増の33,613,880円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が79.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.62%です。
武者リサーチを読んでいて初めて知ったのですが、日本企業(金融保険除く)の自己資本比率って1975年にはわずか14%だったそうです。 参考: 勝利に近づく、「死に至る病」との闘い(武者リサーチ) 最近のイメージだと諸外国に比べて高すぎるので自社株買いしようみたいな感じなのでそんな...
先日、スポーツジムで知り合った男性を7人がかりで24日間にわたって監禁し、1億円以上相当の暗号資産を強奪するという古典的な5ドルレンチ攻撃が話題になっていました。 (インフレの影響でもはや5ドルでレンチは買えないそうですが。) こういう攻撃は暗号資産のイメージが強いですが、タンス...
いつの間にかSBI証券の貸株サービスが拡充されていて、担保貸株サービスというのができるようになっていたので初めてみました。 出典:SBI証券 私はほとんど日本株を持っていないので今までよく知らなかったのですが、auカブコム証券や楽天証券等で「代用貸株」や「信用貸株」という名前で以...
昨年ドル高ピークアウトでそろそろ新興国株のターンがくるのではという記事を書きましたが、ドル安ヘッジとしてはゴールドが一番ポピュラー?なのかなと思います。 過去記事: ドル高ピークアウトで新興国株のターン? 米ドルNEER(名目実効為替レート)と米ドル建てゴールド価格(右軸)を並...
タイトルそのままなんですが、最近改めてSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)の低PER版みたいなETFが欲しいなあと思っています。 S&P500のうち低PERの銘柄群が高PERの銘柄群をアウトパフォームするというのは有名なジェレミー・シーゲルの研究のほか、...
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長期的にみれば株式はEPS成長率がインフレを上回るはずですし、短期債(キャッシュ)も金利はインフレに連動して上昇するはずと考えるとインフレヘッジになるといえるかもしれませんが、高インフレ下の実質リターンやインフレ感応度をみるとやはりイメージ通りゴールドが鉄板です。 過去記事: ...
新NISAがもうすぐ始まるからか、一括投資か積立投資かという話を再びよく目にするようになっている気がします。 株式の場合、一括投資のほうがリターンがよくなることが多いので合理的だと言われていますが、バリュエーションが高くなっており今までのような高リターンが望みにくい現状では積立投...
2023年11月末(※11/25時点)の資産は前月(46,932,832円)比5,592,891円増の52,525,723円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が69.77%、債券が1.21%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が29.02%です。
前回の記事ではS&P500の10年毎の実質トータルリターン=実質EPS成長率+平均配当利回り+バリュエーション変化に分解したものをみました。 過去記事: 【S&P500】10年毎の実質トータルリターンを分解してみる 今回はその続きで10年毎ではなく、10年ローリングではどうなっ...
今回はONLINE DATA ROBERT SHILLERのデータをもとに、S&P500の実質トータルリターンを10年毎の実質EPS成長率+平均配当利回り+バリュエーション変化に分解してみました。 ※バリュエーション変化はCAPEレシオの変化率とかではなく、実質トータルリターン-...
以前、米国株には平均回帰性があるのでモンテカルロ・シミュレーションみたいには推移していないという記事を書きました。 過去記事: モンテカルロと平均回帰 Portfolio Visualizerのモンテカルロでは75年分が最長だったのでChatGPTで作ったものとS&P500のヒ...
今までNISAはずっと一般だったので新NISAのつみたて投資枠を考えているのですが、今更ながら銘柄がかなり絞られているので迷っています。 投資期間が超長期ということで繰上償還リスクを考えてなるべく純資産額が大きいもの、そして個人的にはチャイナリスクを避けたいのでオルカンは除外とな...
少なくとも私が投資を始めた頃から既に米国株は歴史的にみて相当割高であり、それに比べて新興国株は割安なので今後はアウトパフォームするだろう、みたいな言説をよく見かけていた気がします。 たとえばGMOの7-Year Asset Class Real Return Forecastsで...
前回の記事の補足です。 過去記事: 金利が資産価格に与える影響
金利は資産価格に対して大きな影響を与えます。 実際に米国株の過去パフォーマンスをみてみても、金利上昇局面にはバリュエーションが縮小し、金利低下局面には拡大しています。 過去記事: 長期金利上昇局面ではバリュエーションが縮小する 足元の金利上昇も確実に株式のバリュエーションを押し...
上場株式の時価総額は簡単に計算できますが、ゴールドの時価総額は正確な計算が難しいです。 一般的にはゴールドの時価総額は地上在庫(これまで人類が採掘してきた総量)の推計値にゴールド価格をかけて計算されます。 World Gold Councilの推定値ではゴールドの地上在庫は202...
2023年10月末の資産は前月(44,283,354円)比2,649,478円増の46,932,832円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が69.63%、債券が1.08%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等)が29.29%です。
日本円が購買力平価や実質実効為替レートでみてかなり安く見えるのは、純粋に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映している構造的なものなのか、という記事を2年前に書きました。 過去記事: 日本円は単に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映しているのか あれからさらに円安が進行してい...
いま読んでいる『東インド会社とアジアの海』という本によると、VOC(オランダ東インド会社)に出資している株主は10〜20%の配当金を受け取っていたそうですが、高い配当が得られるために人気が高く400%以上の額で取引されていたらしいです。 会社の事業に出資する一般の株主は、最低でも...
債券のリターンはほぼ投資した時点の利回りによって決まります。 過去記事: 米国債、投資適格社債の期待リターン 国債や投資適格社債は実際にそうなっているのですが、ハイイールド債だったらどうなるのかを今回調べてみました。 FREDのICE BofA US High Yield In...
ハワード・マークスは2022年12月に株式を売って利回り9%のハイイールド債を買うべきと主張したそうです。 参考: 今回は本当に違うかもしれない:ハワード・マークス たしかにハイイールド債利回りの推移をみてみると、9%超は割と魅力的なようにも思えます。 Portfolio Vi...
米国株はずっと年率7%弱の実質リターンを生み続けてきたという話に対して、でもそれはせいぜい150年程度のことなので今後も同じだとはいえないよね、というもっともな反論があります。 しかし、年率7%弱の実質リターンは米国に限らず、資本主義が正常に機能している他の国でも一般的にみられて...
2023年9月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年6月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年6月末) ※今回使ったデータはすべてRes...
先日楽天証券が破綻するとかいうデマが話題になっていて思い出したのですが、当ブログを始めたときあたりに地味に悩んでいたのが「1口座当たり投資者保護基金で補償される1,000万円以内に抑えて分散させるかどうか」という問題です。 よく言われるように証券会社は分別管理を法律で義務付けられ...
米株投資をしている人にとって、為替差益をどこまで申告するかというなかなか面倒な問題があります。 たとえば下記のような「円を米ドル預金などに換え、しばらく保有していた後、その米ドルで米国株を買い付けた場合」に生じた為替差益について、米株界隈?では課税対象になるので即米ドルMMFに替...
Research Affiliatesによると、ブラジル株の今後10年の実質リターンは年率18.9%と凄まじく高い数値になっています。 出典:Research Affiliates Research Affiliatesの実質リターンは配当利回り+実質EPS成長率+バリュエーショ...
2022年11月末の資産は前月(33,711,943円)比-2,054,755円減の31,657,188円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が84.61%、債券が0.34%、オルタナティブ資産(BTC等)が15.05%です。
最近読んで面白いなと思った記事に以下のような記述がありました。 住宅は、その供給が制限されたことで、冷蔵庫や自動車のような耐久財ではなく、債券や美術品、貴金属のような「希少資産」となった。これは、現代の私たちが当たり前と思い込んでいるだけで、1920年代以前の東京やソウルやニュー...
キャシー・ウッド氏曰く、ビットコインは2030年までに100万ドルに到達するそうです。 Infinite Market Capによると、現在の時価総額はビットコインが$317.7B、ゴールドが$11.504Tなので、めちゃくちゃ強気に考えてゴールドの時価総額近くまで成長するとして...
最近、インフレのピークアウトで株式が黄金の時代が始まろうとしている、みたいなのを見かけました。 たぶん超高インフレで株式の死といわれるほど低迷した1970年代のあと、1980年にインフレピークアウトしたときと重ねているのかなと思いますが、当時と今とではマルチプルに凄まじい差がある...
コメント欄で、10年ごとにコモディティ→株式→債券という順番で上昇するものが入れ替わっているという話を教えていただきました。 100年以上にわたってそういうサイクルが続いているらしいのですが、とりあえずPortfolio Visualizerで遡れる1970年代からみてみました。...
チャプター11、ハッキング騒動で話題のFTXには、スマホアプリでお手軽さに預けているクリプトを銘柄問わず年利8%(一定額以上は5%)で運用できるFTX earnというサービスがありました。 発行枚数が決まっているビットコインでも年利8%の利回りを得ることができるというのは冷静に考...
1980年〜2018年のTOPIX採用企業とS&P500採用企業の利益成長は実質ベースだとほぼ差がないそうです。 参考: 1980年からのTOPIX採用企業とS&P500採用企業の利益成長率や利益率は実質だとあまり差がない 無料で取得できる日本株のデータは米国株と比べるとかなり...
大幅な円安進行で日銀の金融政策への批判が強まるなか、円安の原因は日銀が紙幣印刷を続けているからという話をよく目にするようになりました。 ドル円レートが日米の通貨供給量(中銀のバランスシートの規模)の比率によって決まるというのが有名なソロスチャートですが、コロナショック以降、このソ...
ふと逆イールド発生からの株式と長期国債のリターンはどうなってきたんだろうかと思ったので調べてみました。 まず、10年債と3ヶ月債のスプレッドは1989年5月、1998年9月、2000年4月、2006年1月、2019年3月に逆転しています。 逆イールド(10年債-3ヶ月債)と株式&...
アメリカ企業の平均寿命は年々短くなっています。 出典:Innosight しかし、この平均寿命が短くなっているというのは倒産して株式が無価値になる企業が増えているというよりはM&Aが増えているところが大きいと思います。 ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」には1957/3/1...
一般に新興国株はドル安局面でアウトパフォームすると言われています。 実際に米ドル建てMSCI EMと米ドルの実質実効為替レートを並べてみると以下のようになります。 米ドルが歴史的な高値にありFed pivotが期待されているなか、そろそろドル高もピークアウトして新興国株のターンが...
2022年10月末の資産は前月(31,221,800円)比2,490,143円増の33,711,943円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が81.94%、債券が1.45%、ビットコインが16.61%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。
非友好国の投資家による売買がいまだ認められていないので取引停止が続くロシア株ETFですが、なかでもERUSはいち早く2022/8/17に清算を開始しています。 出典:ishares 8/17に流動資産から取引コストを引いた1株あたり$0.032727が分配されたあと、少なくとも2...
昨日まではTSMCはとりあえず様子見しようかなと思っていましたが、やっぱり全売却することにしました。 過去記事: TSMCのカントリーリスク TSMCだけならまあいいかと思っていたのですが、今後も買い増ししていく予定の主力ETFのDGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファン...