「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
景気循環調整後PERといいつつもほとんど景気後退期を含んでいない最近のCAPEレシオ
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりもチャイナリスクのほうが気になる
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年3月末)
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...
最近、日本の住宅の断熱性能が国際的に低すぎるらしいというのを知りました。 出典: 馬渡ホーム 日本では2025年から断熱等級4以下の住宅が新たに建てられなくなり、2030年までには新築住宅の平均でZEH(断熱等級5)の実現を目指しているそうですが、これによるとZEHですらヨーロッ...
パースミントが銀や銅の量を増やして希釈したゴールドバーを売っていたそうです。 参考: Perth Mint sold diluted gold to China, got caught, and tried to cover it up この程度だったら個人が持つぶんには誤差程...
証券担保ローン目的で野村證券の口座を開設してから2年くらいが経つのですが、個人的には小口個人投資家にとって取引手数料が高いことを除けばかなり気に入っています。 野村Webローン まずは何といっても保有証券を担保に変動金利1.5%で借りられる野村Webローン。 高属性の人は他にもも...
米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。 過去記事: イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利) 前回の...
2023年2月末(※2/25時点)の資産は前月(33,613,880円)比1,120,919 円増の34,734,799円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が78.74%、債券が0.32%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.94%です。
オルカン(ACWI)のうち、中国と台湾で5.17%(中国3.63%、台湾1.64%)を占めています。 出典:BlackRock 最近はS&P500派よりもオルカン派のほうが若干勢力が強まっているような気がなんとなくしますが、台湾侵攻リスクを考えるとオルカンよりもS&P500か、バ...
最近では好立地のマンションを資産形成の一環として買う人も増えていますが、日本は他の国と比べると住宅供給が多く、住宅価格が下落しやすいという話はよく耳にします。 ちょっと前に話題になっていた経済学101の翻訳記事でも、東京の住宅供給はロンドンやパリ、ニューヨークを大幅に上回っており...
S&P500の名目EPSは1940年以降でみると、だいたい10年ごとに2倍になっているそうです。 参考: 1940年からS&P500の利益はおよそ10年ごとに2倍になっている 最近でいうと名目EPS成長率7%+配当利回り2%-インフレ率2%=実質リターン7%みたいな感じでたしか...
「民間人のための戦場行動マニュアル」という本を読んで、ゴーバッグを作りました。 ナイフ、ロープ、ライト、エマージェンシーシート、レインウェア、カトラリー、ファイアースターター、手袋、マスク、タオル、下着、モバイルバッテリー等々… ナイフはモーラナイフを買いました。安い割にしっかり...
2023年1月末の資産は前月(29,940,373円)比3,673,507円増の33,613,880円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が79.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.62%です。
武者リサーチを読んでいて初めて知ったのですが、日本企業(金融保険除く)の自己資本比率って1975年にはわずか14%だったそうです。 参考: 勝利に近づく、「死に至る病」との闘い(武者リサーチ) 最近のイメージだと諸外国に比べて高すぎるので自社株買いしようみたいな感じなのでそんな...
先日、スポーツジムで知り合った男性を7人がかりで24日間にわたって監禁し、1億円以上相当の暗号資産を強奪するという古典的な5ドルレンチ攻撃が話題になっていました。 (インフレの影響でもはや5ドルでレンチは買えないそうですが。) こういう攻撃は暗号資産のイメージが強いですが、タンス...
いつの間にかSBI証券の貸株サービスが拡充されていて、担保貸株サービスというのができるようになっていたので初めてみました。 出典:SBI証券 私はほとんど日本株を持っていないので今までよく知らなかったのですが、auカブコム証券や楽天証券等で「代用貸株」や「信用貸株」という名前で以...
昨年ドル高ピークアウトでそろそろ新興国株のターンがくるのではという記事を書きましたが、ドル安ヘッジとしてはゴールドが一番ポピュラー?なのかなと思います。 過去記事: ドル高ピークアウトで新興国株のターン? 米ドルNEER(名目実効為替レート)と米ドル建てゴールド価格(右軸)を並...
タイトルそのままなんですが、最近改めてSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)の低PER版みたいなETFが欲しいなあと思っています。 S&P500のうち低PERの銘柄群が高PERの銘柄群をアウトパフォームするというのは有名なジェレミー・シーゲルの研究のほか、...
今回は2023年1月1日時点の世界各国のカントリーリスクプレミアム※を見ていきます。 ※ある国の株式や債券に投資するときに考慮しなければならないリスクをカントリーリスクといいます。 データはニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイトで公開されているものを使用しています...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末)
2022年12月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年9月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年9月末) ※今回使ったデータはす...
武者リサーチに2023年の10サプライズというのが載っていたので、当ブログも作りたくなったので適当にやってみました。 参考: 何故2023年が大転換の年なのか(武者リサーチ) 2023年の10サプライズ(適当) ①ドル円レートは115~125円、ドル上がったらきゅんです勢は含み...
2022年も終わりなので各国カントリーETFの年初来パフォーマンスを見てみます。 (データはMorningstarです。) トルコがぶっちぎりで首位となっています。トルコが飛び抜けていて目立たないですが、新興国も中台韓を除くとなかなか健闘しています。 低CAPE戦略(グローバルバ...
2022年12月末の資産は前月(31,657,188円)比1,716,815円減の29,940,373円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が82.99%、債券が0.32%、オルタナティブ資産(BTC等)が16.70%です。 まあ去年が上がり過ぎだったのでトレンドラインまで調...
金(ゴールド)は大昔と現在であまり購買力が変わっていないみたいな話はよく聞きますし、長期でみれば期待リターンはインフレ率程度(実質ベースでは0%)になるのかなと長いあいだ何となく思っていました。 しかし、ジェレミー・シーゲルの有名なチャートを見てみても実質リターンが0%だったのは...
S&P500と米長期金利を比べてみた場合、大恐慌前くらいまでは長期金利と配当利回りが競合しているように見えるのに対して、1960~2010年頃の約50年間は長期金利と株式益利回りが競合しているように見えます。 過去記事: 【長期金利とS&P500】長期金利と配当利回り/株式益利...
2022年はビットコインやゴールドの重要性が増した一年だった
2022年は米ドルの兵器化、個人への資産凍結など、個人的にビットコインやゴールド(現物)の重要性が増した一年でした。 年初来ではゴールドは横ばい、ビットコインは大幅下落していますが、西側に追従しない国家にとってはゴールドの重要性がかなり増したはずですし、個人にとってはビットコイン...
今回は日銀のYCC修正で話題?の短期プライムレートについてです。 日銀のサイトから拾ってきた政策金利(1985年6月以前は基準割引率および基準貸付利率、以降は無担保コールレート)と短期プライムレート(最頻値)の推移は以下のようになります。 現在の短期プライムレートは1.475%で...
私は住宅ローンを借りる予定がないので低みの見物なのですが、最近変動金利型住宅ローンに興味をもっています。 変動金利については、悲観派は日銀が利上げしたら変動金利で借りていたら破産するので固定金利一択、楽観派は店頭金利(短期プライムレート+1%ポイント)が長らくほぼ変わっていないの...
前から思っていたのですが、日本って人口減少で国全体としては明らかに住宅が余っていくのが目に見えているように思える割に、都市部と地方の住宅価格の差が小さい気がするんですよね。 2020年時点なので少し古いですが、ググって出てきた47都道府県の中古マンション価格は以下のようになってい...
労働者の時代が来たら無スキルFIRE民はこの先生きのこれるのか
少し前までは過去から続いてきた金利低下トレンドがずっと続いていくんじゃないかと思っていたのですが、最近は高齢化とグローバリズムの反転による労働力不足→インフレ&金利上昇になる説のほうが納得感があるような気がしています。 過去記事: 高齢化は金利低下要因なのか、上昇要因なのか こ...
日本がハイパーインフレに陥ると主張している人は昔からたくさんいますが、今日見た記事では結論として米ドル(MMFなど現金に近いもの)の保有を推奨していました。 よくある煽り記事みたいな感じだったので内容は置いておいて、もし仮に日本がハイパーインフレになったとして、資産を米ドルMMF...
ロシアがSWIFTから排除されてから、脱ドル決済の流れが強まっています。 第二次世界大戦後は、金ドル本位制(ブレトンウッズ体制)→金兌換停止で急激なドル安(1971年ニクソンショック)→石油ドル本位制(1974年ワシントン・リヤド密約)という感じの流れだと思いますが、そろそろ基軸...
1口座当たり投資者保護基金の1,000万円以内で分散させるかどうか
先日楽天証券が破綻するとかいうデマが話題になっていて思い出したのですが、当ブログを始めたときあたりに地味に悩んでいたのが「1口座当たり投資者保護基金で補償される1,000万円以内に抑えて分散させるかどうか」という問題です。 よく言われるように証券会社は分別管理を法律で義務付けられ...
米株投資をしている人にとって、為替差益をどこまで申告するかというなかなか面倒な問題があります。 たとえば下記のような「円を米ドル預金などに換え、しばらく保有していた後、その米ドルで米国株を買い付けた場合」に生じた為替差益について、米株界隈?では課税対象になるので即米ドルMMFに替...
【Research Affiliates】ブラジル株の今後10年の実質リターン
Research Affiliatesによると、ブラジル株の今後10年の実質リターンは年率18.9%と凄まじく高い数値になっています。 出典:Research Affiliates Research Affiliatesの実質リターンは配当利回り+実質EPS成長率+バリュエーショ...
2022年11月末の資産は前月(33,711,943円)比-2,054,755円減の31,657,188円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が84.61%、債券が0.34%、オルタナティブ資産(BTC等)が15.05%です。
最近読んで面白いなと思った記事に以下のような記述がありました。 住宅は、その供給が制限されたことで、冷蔵庫や自動車のような耐久財ではなく、債券や美術品、貴金属のような「希少資産」となった。これは、現代の私たちが当たり前と思い込んでいるだけで、1920年代以前の東京やソウルやニュー...
キャシー・ウッド氏曰く、ビットコインは2030年までに100万ドルに到達するそうです。 Infinite Market Capによると、現在の時価総額はビットコインが$317.7B、ゴールドが$11.504Tなので、めちゃくちゃ強気に考えてゴールドの時価総額近くまで成長するとして...
1980年インフレピークアウト時のS&P500はCAPEレシオ8.08、PER6.85
最近、インフレのピークアウトで株式が黄金の時代が始まろうとしている、みたいなのを見かけました。 たぶん超高インフレで株式の死といわれるほど低迷した1970年代のあと、1980年にインフレピークアウトしたときと重ねているのかなと思いますが、当時と今とではマルチプルに凄まじい差がある...
コメント欄で、10年ごとにコモディティ→株式→債券という順番で上昇するものが入れ替わっているという話を教えていただきました。 100年以上にわたってそういうサイクルが続いているらしいのですが、とりあえずPortfolio Visualizerで遡れる1970年代からみてみました。...
チャプター11、ハッキング騒動で話題のFTXには、スマホアプリでお手軽さに預けているクリプトを銘柄問わず年利8%(一定額以上は5%)で運用できるFTX earnというサービスがありました。 発行枚数が決まっているビットコインでも年利8%の利回りを得ることができるというのは冷静に考...
1980年〜2018年のTOPIX採用企業とS&P500採用企業の利益成長は実質ベースだとほぼ差がないそうです。 参考: 1980年からのTOPIX採用企業とS&P500採用企業の利益成長率や利益率は実質だとあまり差がない 無料で取得できる日本株のデータは米国株と比べるとかなり...
大幅な円安進行で日銀の金融政策への批判が強まるなか、円安の原因は日銀が紙幣印刷を続けているからという話をよく目にするようになりました。 ドル円レートが日米の通貨供給量(中銀のバランスシートの規模)の比率によって決まるというのが有名なソロスチャートですが、コロナショック以降、このソ...
ふと逆イールド発生からの株式と長期国債のリターンはどうなってきたんだろうかと思ったので調べてみました。 まず、10年債と3ヶ月債のスプレッドは1989年5月、1998年9月、2000年4月、2006年1月、2019年3月に逆転しています。 逆イールド(10年債-3ヶ月債)と株式&...
アメリカ企業の平均寿命は年々短くなっています。 出典:Innosight しかし、この平均寿命が短くなっているというのは倒産して株式が無価値になる企業が増えているというよりはM&Aが増えているところが大きいと思います。 ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」には1957/3/1...
一般に新興国株はドル安局面でアウトパフォームすると言われています。 実際に米ドル建てMSCI EMと米ドルの実質実効為替レートを並べてみると以下のようになります。 米ドルが歴史的な高値にありFed pivotが期待されているなか、そろそろドル高もピークアウトして新興国株のターンが...
2022年10月末の資産は前月(31,221,800円)比2,490,143円増の33,711,943円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が81.94%、債券が1.45%、ビットコインが16.61%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。
【ロシア株ETF】清算が決定しているERUSに比べるとRSXと1324は良心的?
非友好国の投資家による売買がいまだ認められていないので取引停止が続くロシア株ETFですが、なかでもERUSはいち早く2022/8/17に清算を開始しています。 出典:ishares 8/17に流動資産から取引コストを引いた1株あたり$0.032727が分配されたあと、少なくとも2...
昨日まではTSMCはとりあえず様子見しようかなと思っていましたが、やっぱり全売却することにしました。 過去記事: TSMCのカントリーリスク TSMCだけならまあいいかと思っていたのですが、今後も買い増ししていく予定の主力ETFのDGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファン...
ロシア・ウクライナ戦争をきっかけに中国株への投資は無理だなと思ったので撤退しているのですが、TSMCだけはどうしようかなとずっと迷っています。 過去記事: 【反米国家資産からの撤退】中国株を全売却 中国が台湾に侵攻した場合、中国がロシア化するので中国資産は少なくとも西側からは投...
BTCの30日ローリングボラティリティ、S&P500を下回る(約2年3ヶ月ぶり)
BTCの30日ローリングボラティリティが約2年3ヶ月ぶりにS&P500を下回っています。 BTCからS&P500のボラティリティを引いた数値は以下のようになっています。BTCのほうがボラティリティが小さい状況は今まではあまり長続きしていませんが、今回はどれくらい続くのでしょうか。...
日本の実質実効為替レートは2022年9月時点で58.94で、1971年9月(58.31)以来の水準になっています。 9月から10月にかけてさらに円安が進んでいるので、10月時点では円の実質的な購買力は1ドル360円の固定相場制だった時代の終わり頃とほぼ同じ水準にまで落ちているとい...
(前はなかったと思うのですが)いつの間にか、ウィズダムツリーETFのサイトに自社株買い利回り(Gross Buyback YieldとNet Buyback Yield)が追加されていました。 出典:Wisdomtree iシェアーズとかバンガードとかのETFは自社株買い利...
最近マイナンバーカードが何かと話題です。 個人的には保険証とか免許証と統合するのは良いとして、将来的には国がマイナンバーを使って個人の金融資産を把握したうえで資産額に応じて保険料の減免廃止とか給付制限みたいなのは怖いなと思っています。 まあ既に証券会社とか取引所ではマイナンバーと...
【長期インフレヘッジ】S&P500 vs ゴールド vs キャッシュ
株式はインフレに強い資産だと言われることもありますが、実際には高インフレ時よりも低インフレ時に強い資産であり、高インフレ下ではゴールドのほうがパフォーマンスが良い傾向にあります。 過去記事: インフレヘッジとしては株式や短期債よりもゴールドが有効 しかし、直近の高インフレ下では...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年9月末)
2022年9月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年6月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年6月末) ※今回使ったデータはすべてRese...
株価にとって金利はとても重要ですが、名目金利が高くてもインフレ率が高ければ企業利益も上昇して相殺されるはずなので、名目金利よりも実質金利のほうが重要だと思います。 S&P500のPERと米実質金利(10年)を並べてみると以下のようになります。 ※PERはmultpl.com、実質...
米国債は歴史的なドローダウンの最中にあります。 出典:Portfolio Visualizer 10年国債の5年リターン(年率)は過去50年間で最悪の-0.53%を記録しています。 出典:Portfolio Visualizer とはいえ、インフレ調整後では1982年には-5%近...
2022年9月末の資産は前月(32,862,511円)比1,640,711円減の31,221,800円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が82.44%、債券が1.46%、ビットコインが16.10%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。
【Googleストアの下取りプログラム】PCS Wirelessに「デバイス本体が破損している」認定される
先日のGoogle創立記念セールでPixelを買い換えたのですが、旧端末Pixel 4aをフリマアプリで売るのが面倒だったのでGoogleストアの下取りプログラムに申し込みました。 友人も同じ端末を下取りプログラムに出していて満額で売れたと言っていたので、ほぼ無傷で完全に基準を満...
フリードリヒ・ハイエク著「貨幣発行自由化論」では、貨幣発行を国家が独占するのではなく、民間銀行の競争に任せる(民間銀行がそれぞれ固有の商品バスケットに連動する貨幣を発行し、どれが選ばれるかは市場に任せる)のが最善だと主張しています。 減価する貨幣は価値貯蔵手段として不適格である一...
今みたいに歴史的な超高インフレが急速に落ち着いていく(予定)の状況では名目イールドカーブが逆転するのは当たり前だと思いますが、実質ベースでみても普通に逆転していきていますね。 出典:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY 10年-5年、30年-10年は以下...
G(名目経済成長率)>R(長期金利)はマーケットフレンドリー
武者リサーチのレポートで、米国経済・市場に対して強気である根拠として、G(名目経済成長率)がR(長期金利)を上回る相対的低金利の継続を挙げていました。 参考: マイナス実質金利の下でのドル高進行 株価=EPS/(株式リスクプレミアム+長期金利-成長率)で表すことができるので、金...
アメリカの労働参加率は改善していますが、Long Covidにより200~400万人が就労不能になっていることを考えるとコロナ前よりも働ける人は働いている状態なのでは、という話もあります。 アメリカはそれほど労働参加率が高くないので人口の1~2%が就労不能になっても多少はカバーで...
「バリュー投資の死」はアンダーパフォームしている期間が本当に長かったので仕方ないですが、最近は様々な投資手法が少し不調になったら死亡認定されるのが早いなと感じています。 今年は金利上昇で株式と債券が同時にやられているので、SPXLとTMFの最小分散ポートフォリオも死亡認定されてい...
このまま円安が進行すると名目GDPで日本はドイツに抜かれて世界4位に転落するというのを見かけたので、一人当たりGDPではどうなんだろうと思い調べてみました。
過去40年間の米国株上昇は金融緩和によるものなので今後のリターンは悲惨なものになるという話を最近よく見かけるようになった気がします。 しかし、株式リターンの源泉は株式リスクプレミアムであり、米国株は金融緩和がなかった頃から約150年間にわたって高いリターンを生んできました。 デー...
Long COVIDはパラレル・パンデミックとも言われており、アメリカでは生産年齢人口のうち約1,600万人(生産年齢人口の7〜8%)に症状が出ており、そのうち200〜400万人(1〜2%)が就業不能、大きな経済損失につながっているという話もあります。 失われる賃金や労働力不足に...
私は美容室に行くのが苦手で今まで何度かセルフカットに挑戦しては失敗して諦めていたのですが、YouTubeのカット動画を見てたらいけそうな気がしてきたのでまた始めることにしました。 YouTube、料理とかヘアカットとか色々勉強になるので偉大ですね。セルフカットは顔まわり以外は切る...
2022年8月末の資産は前月(33,353,458円)比490,946円減の32,862,511円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が83.65%、債券が1.68%、ビットコインが14.67%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。
日本の投信は分配金を出さずにファンド内で留保することもタコ配も可能で柔軟性が高い一方、ETFは留保できず、また株式/債券の配当/利子の範囲でしか分配できないのでタコ配もできない仕組みになっています。 一方、アメリカは内国歳入法に「利益は分配しなければならない」規定があり、ETF・...
『えー先日のことなんですけども、ついに私のブログが無断転載されていました。ライブドアブログに私のブログが無断転載されていました。本当はこのままスルーしておこうと思ったんですけども・・・』 ブログタイトルから記事までガッツリ無断転載されてるのを見つけた。 ttps://ronadr...
とりあえず足元のインフレはピークアウト感がありますが、もっと長い目でみると労働人口減少&高齢者人口増加がインフレを引き起こすのでは?説もあったりして、最近では従来よりもやや高インフレに備えたほうがいいんだろうかという気になっています。 過去記事: 高齢化は金利低下要因なのか、上...
サクソバンク証券では国内では取り扱いのないETFが売買できていましたが、昨年11月に法令上国内で提供できない銘柄が含まれていることが判明したとのことで新規買付注文ができなくなりました。 私の主力ETFであるNGE(グローバルX MSCIナイジェリアETF)は脱法ETFと化してしま...
私は投資に対するリスク許容度はかなり高い方だと思うのですが、最近のコロナについての風潮をみると、感染症に対するリスク許容度はめちゃくちゃ低い方なんだろうなと改めて感じています。 個人的な感覚では金融資産はどうなっても脳死で買い増していくだけなのであまり何とも思わないです。 (本格...
2022年7月末の資産は前月(32,163,293円)比1,190,165円増の33,353,458円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が81.90%、債券が1.77%、ビットコインが16.33%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。
武者リサーチにrとgに関するこんな図が載っていました。 出典:武者リサーチ( PDF ) r1(利潤率)とg(成長率)の乖離が広がりすぎれば経済が恐慌に陥るので、gを高めてr1を引き下げることでこの差を縮小させる必要があるという話です。 今回は肉体労働者を中心に賃金が上昇していて...
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「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
旧Twitterでこんなポストを見かけました。 野村総合研究所の『富裕層ピラミッド』、いつまで日本円で分類してるの?価値が暴落していく日本円で評価しても意味がない。ということで『次世代の富裕層ピラミッド』を作成しました。ビットコイン保有量で分類してます。次世代の富裕層は 1BTC...
ゴールド建てではS&P500はまだ最高値を更新していません。 過去記事: ゴールド建てS&P500トータルリターン指数 ゴールドではなくてM2で割ったらどうなるのかということで、まずは配当を含まないWilshire 5000をFREDで見てみました。 並べるとこうなります。 O...
少し前にSNSで知って興味を持っている『iFreeHOLD米国国債(T-Zero2044)』という投信があります。 一般的な国債インデックスファンドとは異なり、1銘柄のみ(この投信の場合は2044年に償還を迎えるストリップス債(ゼロクーポン債))に投資するという(たぶん)ありそう...
ジェレミー・シーゲル曰く、ゴールドの200年のインフレ調整後リターンは年率0.9%だそうです。 (以前は年率0.6%とかだったと思うので、直近の上昇で若干高くなっているようです。) 200年間、実質ベースで年率1%未満とするとまあそんなものかという感じがしますが、一方でこれまで人...
2024年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年12月末) ※今回使ったデータはす...
いつのまにか私の主力ETFだったERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)が取引停止されてからもう2年以上が経ちました。 清算が決まってからもうだいぶ経ちますが損失も確定しないままので損益通算にも使えないですし、NGEと並んでウェイトが結構高かったのでアンダーパフォームに大...
自国通貨の減価によるところがかなり大きい気はするものの、とりあえず円建て資産ではニート時代になんとなく考えていた生涯賃金を超えました。 過去記事: ニート時代になんとなく思っていた生涯賃金に到達 インフレと税金が存在しない世界だったとしたら、非正規労働者の生涯賃金くらいに達した...
2024年3月末の資産は前月(6,562万円)比1,452万円増の8,014万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が64.27%、債券が0.28%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が35.45%です。 2023年3月末の株式ポートフォリオは以下の...
古代ローマの貴族たちは退廃的で美味しいものを食べて満腹になったら無理やり吐いてまた食べるのを繰り返していたという話をずっと信じていたのですが、このあいだYouTubeを見ていたら専門家があれは作り話だと言っていてちょっとだけショックを受けました。 参考: 古代ローマ史の教授だけ...
ゴールド建てのS&P500のチャートは何度か見たことがありますが、トータルリターンの長期のものはなかった気がするので作ってみました。 (1968年まではNational Mining Association( PDF )の年次データ、それ以降は以前取得したFREDの月次データを使...
MSTRの時価総額は保有しているビットコインの評価額とだいたい連動していますが、現在は保有している205,000BTC(142.8億ドル)に対して時価総額は284.5億ドル、100%近いプレミアムがついています。 過去記事: MSTRはビットコインレバレッジドETF? 現在...
フィナンシャルポインターにアスワス・ダモダラン教授の面白い話が載っていました。 参考: AIで株価はどれだけ上がる?:アスワス・ダモダラン 過去40年間はPC(1980年代)、インターネット(1990年代)、スマートフォン(2000年代)、SNS普及と大手テックブーム(2010...
いまのところFIRE後の取り崩し戦略としてバケツ戦略を検討しています。 過去記事: バケツ戦略を検討 そのなかで中期バケツ候補として、国内債券50/米短期国債40/ゴールド10(eMAXIS Slim 国内債券インデックス/SBI・iシェアーズ・米国短期国債ファンド/SBI・i...
FIREが市民権?を得てきて、巷にはFIREにまつわる話がたくさん溢れています。 そういう話では4%ルールとか資産額が最低いくらとかそういう話が多いと思うのですが、いわゆる「FIRE卒業」を回避しようとすると妥当な資産額を決めるのはなかなか難しいなあと思っています。 過去記事:...
(最近は初任給大幅引き上げみたいなニュースをよく見るのでインフレのある世界ではどうなっていくのかは分かりませんが)少し前まではまともに学歴がある人がフルタイム正社員で働き続けた場合の生涯賃金は2〜3億円とか言われていたと思います。 一方、私は低学歴無スキルで労働意欲もないため、ニ...
足元の資産価格上昇は少し高所恐怖症を感じるくらいですが、AIバブルみたいに"バブル"と呼ぶほどのものではないんじゃないかなと思っています。 個人的には指数全体がPER60〜80だった日本のバブルや、Cisco等の一部テック株がPER100〜200だったらしいITバブルはあまりにも...
2024年2月末の資産は前月(57,073,490円)比8,529,234円増の65,622,724円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が68.57%、債券が0.33%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が31.10%です。 2023年2月末の株式ポー...
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...
最近、日本の住宅の断熱性能が国際的に低すぎるらしいというのを知りました。 出典: 馬渡ホーム 日本では2025年から断熱等級4以下の住宅が新たに建てられなくなり、2030年までには新築住宅の平均でZEH(断熱等級5)の実現を目指しているそうですが、これによるとZEHですらヨーロッ...
パースミントが銀や銅の量を増やして希釈したゴールドバーを売っていたそうです。 参考: Perth Mint sold diluted gold to China, got caught, and tried to cover it up この程度だったら個人が持つぶんには誤差程...
証券担保ローン目的で野村證券の口座を開設してから2年くらいが経つのですが、個人的には小口個人投資家にとって取引手数料が高いことを除けばかなり気に入っています。 野村Webローン まずは何といっても保有証券を担保に変動金利1.5%で借りられる野村Webローン。 高属性の人は他にもも...
米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。 過去記事: イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利) 前回の...
2023年2月末(※2/25時点)の資産は前月(33,613,880円)比1,120,919 円増の34,734,799円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が78.74%、債券が0.32%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.94%です。
オルカン(ACWI)のうち、中国と台湾で5.17%(中国3.63%、台湾1.64%)を占めています。 出典:BlackRock 最近はS&P500派よりもオルカン派のほうが若干勢力が強まっているような気がなんとなくしますが、台湾侵攻リスクを考えるとオルカンよりもS&P500か、バ...