「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
低所得の高卒非正規。 2030年までにアーリーリタイアして配当金生活するのが目標です。
2021年7月末の資産は前月(33,981,457円)比629,013円減の33,352,444円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が90.98%、債券が1.76%、ビットコインが7.26%です。債券はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)によるものです。 今月は中国株...
MU(マイクロン・テクノロジー)とLRCX(ラムリサーチ)を全株売却し、CXSE(ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーファンド)を25株、XSOE(ウィズダムツリー 新興国株ニューエコノミーファンド)を14株、FM(iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ...
新興国に投資する際にはその国のカントリーリスクに十分留意する必要があります。 たとえば、アスワス・ダモダラン教授によるカントリーリスクプレミアム(2021年7月時点)は以下のようになっています。
MSCIケニアのパフォーマンスが素晴らしいがカントリーETFは存在しない
MSCIケニアのパフォーマンスは非常に良く、2002年5月以降の米ドル建てグロスリターンは米国が年率9.93%、全世界が8.76%、フロンティアが8.32%に対して、ケニアはなんと20.80%です。 データ:MSCI 10年ローリングでは以下のようになります。2016年後半からは...
前回の記事では世界恐慌前夜(1929年9月)にS&P500のみでリタイアしていたらどうなっていたかというシミュレーションをしました。 過去記事: 世界恐慌前夜からのリタイアシミュレーション 前回は税金を全く無視していたので、今回は配当課税のみ考慮した場合で同様に作ってみました。...
Portfolio Visualizerを使えば簡単にモンテカルロ法によるリタイアシミュレーションを行うことができます。 過去記事: モンテカルロ法によるリタイアシミュレーション 過去記事: モンテカルロ法によるリタイアシミュレーション(現金・債券を保有する場合) しかし、モ...
GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)の構成国(2021年6月末)
GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)は世界45カ国から割安な上位25%の国に投資するETFです。 (過去記事: GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF) ) 謎のアクティブ運用への切り替えがあってからは売却し、現在は低CAPE戦略としてはカントリーETF...
MU(マイクロン・テクノロジー)を48株、ERUS(iシェアーズ MSCI ロシア ETF)を30株売却し、AMRS(アミリス)を120株、TWST(ツイスト・バイオサイエンス)を15株、TUR(iシェアーズ MSCI トルコ ETF)購入しました。 低CAPE投資のうちロシアを...
バブル期の日本株をCAPE80近くで高値掴みしても実質ベースでプラスリターン
下図は1982年1月〜2021年6月のMSCI Japan(円換算グロスリターン、1982年1月=100)とCAPEレシオです。 ※MSCI指数のデータはMSCI、CAPEレシオはShiller Barclays CAPE Indicesのデータを使用しています。 バブル期の日本...
長期にわたる債券の強気相場がまだ続くのかは不透明ですが、金利が歴史的な低水準にありこれ以上の低下余地がほとんどないので伝統的な60/40ポートフォリオみたいなものは上手く機能しないのでは、みたいな話は時々目にします。 たとえばシーゲル教授はリタイアシミュレーション上では60/40...
HDB、GD、LRCX、AMAT、UNH、ANTM、RTXを一部売却、0700.HK、9988.HK、TURを買い増し
HDB(HDFC銀行)を30株、GD(ゼネラル・ダイナミクス)を10株、LRCX(ラムリサーチ)を6株、AMAT(アプライド・マテリアルズ)を8株、UNH(ユナイテッドヘルス・グループ)を3株、ANTM(アンセム)を3株、RTX(レイセオン・テクノロジーズ)を8株売却し、070...
世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2021年6月末)
2021年6月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2021年3月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2021年3月末) ※今回使ったデータはすべ...
今回はニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイト「 Damodaran Online 」で公開されている、米国、ヨーロッパ、日本、新興国のネット総還元性向を見ていきます。 総還元性向=(配当+自社株買い)÷純利益 ですが、Damodaran Onlineでは増資を加味した ...
今回は2021年7月1日時点の世界各国のカントリーリスクプレミアム※を見ていきます。 ※ある国の株式や債券に投資するときに考慮しなければならないリスクをカントリーリスクといいます。 データはニューヨーク大学アスワス・ダモダラン教授のサイトで公開されているものを使用しています...
今回は今後10年間のS&P500の実質期待リターン各種を見ていきます。
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」には、S&P500は初期の銘柄のまま入れ替えをしなかったほうがリターンは高かった、みたいなことが書かれていたかと思います。 これは個人的にはかなり納得感があったので大型優良株を買ったら株価が下がろうが脳死ホールドしたほうが良さそうと長らく思...
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「全世界株式は全世界のGDP成長率と同等程度のリターンしか生まない、ゴールドは2004年のETF登場以降で大半の国の株式をアウトパフォームしており、全世界株よりもゴールドのほうが構造的にリターンが良い」という趣旨のコメントをいただいたので、これに関して私の理解を書いておきます。 ...
旧Twitterでこんなポストを見かけました。 野村総合研究所の『富裕層ピラミッド』、いつまで日本円で分類してるの?価値が暴落していく日本円で評価しても意味がない。ということで『次世代の富裕層ピラミッド』を作成しました。ビットコイン保有量で分類してます。次世代の富裕層は 1BTC...
ゴールド建てではS&P500はまだ最高値を更新していません。 過去記事: ゴールド建てS&P500トータルリターン指数 ゴールドではなくてM2で割ったらどうなるのかということで、まずは配当を含まないWilshire 5000をFREDで見てみました。 並べるとこうなります。 O...
少し前にSNSで知って興味を持っている『iFreeHOLD米国国債(T-Zero2044)』という投信があります。 一般的な国債インデックスファンドとは異なり、1銘柄のみ(この投信の場合は2044年に償還を迎えるストリップス債(ゼロクーポン債))に投資するという(たぶん)ありそう...
ジェレミー・シーゲル曰く、ゴールドの200年のインフレ調整後リターンは年率0.9%だそうです。 (以前は年率0.6%とかだったと思うので、直近の上昇で若干高くなっているようです。) 200年間、実質ベースで年率1%未満とするとまあそんなものかという感じがしますが、一方でこれまで人...
2024年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2023年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2023年12月末) ※今回使ったデータはす...
いつのまにか私の主力ETFだったERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)が取引停止されてからもう2年以上が経ちました。 清算が決まってからもうだいぶ経ちますが損失も確定しないままので損益通算にも使えないですし、NGEと並んでウェイトが結構高かったのでアンダーパフォームに大...
自国通貨の減価によるところがかなり大きい気はするものの、とりあえず円建て資産ではニート時代になんとなく考えていた生涯賃金を超えました。 過去記事: ニート時代になんとなく思っていた生涯賃金に到達 インフレと税金が存在しない世界だったとしたら、非正規労働者の生涯賃金くらいに達した...
2024年3月末の資産は前月(6,562万円)比1,452万円増の8,014万円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が64.27%、債券が0.28%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が35.45%です。 2023年3月末の株式ポートフォリオは以下の...
古代ローマの貴族たちは退廃的で美味しいものを食べて満腹になったら無理やり吐いてまた食べるのを繰り返していたという話をずっと信じていたのですが、このあいだYouTubeを見ていたら専門家があれは作り話だと言っていてちょっとだけショックを受けました。 参考: 古代ローマ史の教授だけ...
ゴールド建てのS&P500のチャートは何度か見たことがありますが、トータルリターンの長期のものはなかった気がするので作ってみました。 (1968年まではNational Mining Association( PDF )の年次データ、それ以降は以前取得したFREDの月次データを使...
MSTRの時価総額は保有しているビットコインの評価額とだいたい連動していますが、現在は保有している205,000BTC(142.8億ドル)に対して時価総額は284.5億ドル、100%近いプレミアムがついています。 過去記事: MSTRはビットコインレバレッジドETF? 現在...
フィナンシャルポインターにアスワス・ダモダラン教授の面白い話が載っていました。 参考: AIで株価はどれだけ上がる?:アスワス・ダモダラン 過去40年間はPC(1980年代)、インターネット(1990年代)、スマートフォン(2000年代)、SNS普及と大手テックブーム(2010...
いまのところFIRE後の取り崩し戦略としてバケツ戦略を検討しています。 過去記事: バケツ戦略を検討 そのなかで中期バケツ候補として、国内債券50/米短期国債40/ゴールド10(eMAXIS Slim 国内債券インデックス/SBI・iシェアーズ・米国短期国債ファンド/SBI・i...
FIREが市民権?を得てきて、巷にはFIREにまつわる話がたくさん溢れています。 そういう話では4%ルールとか資産額が最低いくらとかそういう話が多いと思うのですが、いわゆる「FIRE卒業」を回避しようとすると妥当な資産額を決めるのはなかなか難しいなあと思っています。 過去記事:...
(最近は初任給大幅引き上げみたいなニュースをよく見るのでインフレのある世界ではどうなっていくのかは分かりませんが)少し前まではまともに学歴がある人がフルタイム正社員で働き続けた場合の生涯賃金は2〜3億円とか言われていたと思います。 一方、私は低学歴無スキルで労働意欲もないため、ニ...
足元の資産価格上昇は少し高所恐怖症を感じるくらいですが、AIバブルみたいに"バブル"と呼ぶほどのものではないんじゃないかなと思っています。 個人的には指数全体がPER60〜80だった日本のバブルや、Cisco等の一部テック株がPER100〜200だったらしいITバブルはあまりにも...
2024年2月末の資産は前月(57,073,490円)比8,529,234円増の65,622,724円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が68.57%、債券が0.33%、オルタナティブ資産(BTC、ゴールド等コモディティ)が31.10%です。 2023年2月末の株式ポー...
CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price Earnings Ratio:景気循環調整後PER)は現在株価を実質EPSの10年平均で割って計算したPERで、その名の通り景気循環の影響を調整するために作られた指標です。 だいたい10年あればその間に一回くらい...
インデックス使用料を除くとVTすら下回る超低コストのTracersオールカントリーが話題です。 あらゆるモノの値段が上昇していくなかでインデックス投信のコストだけはデフレスパイラルが続いていますが、個人的には全世界株投信はベーシスポイントレベルのコスト差よりも約3.6%のウェイト...
全然買えないままに上がり続けているゴールド。 コメント欄で500gとか大きいバーを買うと雑所得なので売却時の税金がとんでもないことになるという話を聞き、購入時の手数料は重量が大きいほうが有利とはいえ売却時のことを考えるとスモールバーのほうが良いのかと思い至りました。 過去記事:...
2023年3月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。 前回は2022年12月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。 過去記事: 世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年12月末) ※今回使ったデータはすべてR...
ゴールド価格が急騰しており、円建てでは史上最高値を更新、米ドル建てでもあともう少しで突破しそうな雰囲気になっていますが、これはインフレ調整後で見てもやはり過熱感があります。 (米ドル建てゴールド価格はWorld Gold Council、米CPIはFRED) ちなみに、1973年...
2023年3月末の資産は前月(34,734,799円)比2,837,953円増の37,572,752円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が74.08%、債券が0.31%、オルタナティブ資産(BTC等)が25.61%です。
イーロン・マスク氏をはじめ、AI脅威論を唱える人たちは多いです。 (マスク氏のAI開発停止運動は嫉妬っぽい感じがしますが…) AIに支配されることはかなり悲観的に捉えられがちですが、個人的には人類が生み出したAIは人類の子孫といっていいと思うので、自ら生み出したAIによって支配さ...
ChatGPTの登場でGoogleの検索トラフィックが減少しているそうです。 私は全く知識がないながらも生きている間にシンギュラリティが起こることを願っているので、この調子でガンガン進化していってほしいなと応援しています。 (自分では今のところググったほうが正確で早いように感じる...
株式益利回りと長期金利の差のことをイールドスプレッドといいます。 一方、株式リスクプレミアム(エクイティリスクプレミアム)は株式の期待リターンから長期金利を差し引いたものですが、期待リターンは直接観測することができないため、イールドスプレッドのことをリスクプレミアムと呼ぶことが多...
最近、日本の住宅の断熱性能が国際的に低すぎるらしいというのを知りました。 出典: 馬渡ホーム 日本では2025年から断熱等級4以下の住宅が新たに建てられなくなり、2030年までには新築住宅の平均でZEH(断熱等級5)の実現を目指しているそうですが、これによるとZEHですらヨーロッ...
パースミントが銀や銅の量を増やして希釈したゴールドバーを売っていたそうです。 参考: Perth Mint sold diluted gold to China, got caught, and tried to cover it up この程度だったら個人が持つぶんには誤差程...
証券担保ローン目的で野村證券の口座を開設してから2年くらいが経つのですが、個人的には小口個人投資家にとって取引手数料が高いことを除けばかなり気に入っています。 野村Webローン まずは何といっても保有証券を担保に変動金利1.5%で借りられる野村Webローン。 高属性の人は他にもも...
米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。 過去記事: イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利) 前回の...
2023年2月末(※2/25時点)の資産は前月(33,613,880円)比1,120,919 円増の34,734,799円でした。 実質的なエクスポージャーは株式が78.74%、債券が0.32%、オルタナティブ資産(BTC等)が20.94%です。
オルカン(ACWI)のうち、中国と台湾で5.17%(中国3.63%、台湾1.64%)を占めています。 出典:BlackRock 最近はS&P500派よりもオルカン派のほうが若干勢力が強まっているような気がなんとなくしますが、台湾侵攻リスクを考えるとオルカンよりもS&P500か、バ...