「メディアの虚報が相次いでいることは間違いないのだが、残念ながら、メディアに法的責任を負わせることは難しい」――。これは、当ウェブサイトにおける現時点での暫定的な結論の一部なのですが、これには続きがあります。「しかし、メディアが虚報を続ければ、人々は自衛策として、新聞、テレビを見ないというかたちで自衛策に出るかもしれない」。どうしてこう判断できるのかといえば、その根拠のひとつは、「数字」にあります。製造物責任を取らせる方法製造物責任と挙証責任最近、「製造物責任
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「国境なき記者団(RSF)」が公表したのは「報道の自由度ランキング」ではなく、「報道の正確性」ランキングだったのかもしれません。ゴールデンウィーク中にも話題として取り上げた「報道の自由度」ランキング、日本は今年68位と「G7で最低」を記録しましたが、改めて眺めてみると、ツッコミどころだらけでもありますし、「第四の権力」であるメディアのことを当ウェブサイトで堂々と批判することができるということ自体、日本が本当に自由な社会であるという証拠でもあります。報道の自由度はG7で
今度は「詐欺大国・大韓民国」です。何とも刺激的ですが、これはべつに日本国内の「嫌韓」的なメディアなどに掲載されたものではありません。韓国メディア『朝鮮日報』に掲載された記事のタイトルです。朝鮮日報によると韓国における犯罪件数のトップは「詐欺」だそうであり、しかもその原因が「他人をだまし、うそをつくことを大したことだとは思わない文化」にあると指摘する人も多いのだとか。特定民族を過度に貶めることは控えてほしいおもにインターネット上で、特定民族のことを過度に貶める意見を
岸田文雄・現首相は今日、韓国を訪問し、日韓首脳会談に臨むそうです。これについて一部メディアは「日韓シャトル外交の復活」などと報じています。ただ、岸田首相は「歴史認識を巡る歴代内閣の立場の継承」を表明するそうですが、それをやると日韓関係の「改善」には逆効果かもしれません。韓国メディアの報道によると、韓国政府側は日本に対し、「謝罪」などの誠意ある対応を求めているらしいからです。もし岸田首相が狙ってやっているなら、なかなかの「策士」です。日韓シャトル「怪談」岸田文雄首相
またしても、「NHKがぶっ壊す」のでしょうか。何の話かといえば、今年4月から始まったNHKの受信料割増制度なども相まって、例の「チューナーレステレビ」のラインナップが増え始めている、というのです。これは、じつに興味深い現象です。受信料利権を死守しようとするNHKの強欲と怠惰が、逆にNHK自身が所属するテレビ業界全体を道連れに自滅の道をもたらしているからです。最近話題の表現を使うなら、「(業界そのものを)NHKがぶっ壊す」、でしょうか。ゴールデンウィークで疲れた方は挙手
拓殖大学海外事情研究所の富坂聰教授は尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領の訪米を巡って、「韓国の対外政策が『バランス外交』から『対米擦り寄り』に変化したが、そのわりに韓国にとって成果は芳しいものではない」、「それを『民主主義の自由の重視のため』と額面通りに受け取るほど世界は愚かではない」などと冷徹に指摘しました。まったくそのとおりでしょう。米中等距離外交、あるいは「コウモリ」外交韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権が発足以来、対日関係の改善を掲げていたことは事実で
『読者雑談専用記事(通常版)』を更新しました。どうぞご利用ください。読者雑談専用記事(通常版)とは本記事は、特段のテーマを決めず、読者の皆さまがおのおの、好きなことを書き込んでいただくための「雑談専用記事」です。原則として土曜日と火曜日に新しい記事を立ち上げています。書き込んでいただく内容 読者同士の挨拶ないしは近況報告 最近気になっていること、議論したいと思っていること 自分自身のブログ・SNS記事等の宣伝(※)等々
新聞業界の苦境はむしろ「値上げできない新聞社」に現れるとあるウェブサイトの報道によると、某大手新聞社が希望退職の募集などに踏み切った、などとあります。これについては情報が不完全であり、具体的な実施時期や条件などについてはよくわかりませんが、ただ、ここでちょっとした「仮説」が浮かぶこともまた事実です。極端な話、不動産などの優良資産を抱えている社の場合だと、新聞は「第三種郵便物」の認可が得られるギリギリの500部まで減っても良い、という判断が働く可能性があります。そして、むし
福島第一原発のALPS処理水の海洋放出を巡って、韓国メディアは頑なにこれを「汚染水」と間違った用語で呼び続けていますが、韓国がこれを何と呼ぼうが、日本政府と国際社会との協議は問題なく進行し続けていることは間違いありません。その一方で、韓国を「(旧)ホワイト国」に戻す政令改悪案へのパブコメは、5000件を超えたようです。ALPS処理水のトリチウム量は安全水準以下福島第一原発から発生する汚染水は、多核種除去装置(ALPS)により、ほとんどの放射性物質が安全基準を満
本稿は、ゴールデンウィークの雑感です。先日、とある病院の待合室から新聞と雑誌が消えたという話題を取り上げたところ、知り合いから「人間ドックの待合室」、「家族サービスで訪れたファミリー・レストラン」などに関する興味深い報告をいただきました。社会の隅々にまでスマホが普及し、データのコストが劇的に低下しているためか、IT化の波はあちこちに押し寄せています。なるほど、新聞が売れなくなるわけです。そして、スマートフォンには電子マネーやクレジットカード、ポイントカードなど、なんでも搭載で
もし岸田政権が対韓外交で国民世論を裏切るなら?岸田文雄首相が今月7日、韓国を訪問するとみられるなかで、それに先立つ今月2日、韓国の国会議員が島根県竹島に上陸しました。外務省の広義にも関わらず、です。これについて例の「口だけの議員」がツイッターで怪気炎を上げていますが、それより重要なことは、岸田首相が自信満々に進めている「日韓関係改善」が、自民党の議席数にとってプラスに働くのか、それともマイナスに働くのか、という要因ではないかと思います。岸田首相は5月7日以降に
フリーダムハウスのランキングだと日本はむしろG7トップクラスフランスに拠点を置く「国境なき記者団(Reporters sans frontières, RSF)」が現地時間の3日に公表した「報道の自由度」では、日本のランキングは68位と昨年より3位上昇したとはいえ、G7で最低となりました。しかし、米国に拠点を置く非政府組織「フリーダムハウス」が今年3月に発表した「自由度ランキング」では、2023年も日本はG7でカナダに次ぎ2番目となり、「極めて自由度が高い社会」との評価を
「ASEAN+3」の通貨のなかで、国際送金の世界で存在感を持っているのは日本円であり、続いて人民元、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツ、マレーシア・リンギットです。これら以外の通貨が国際送金の世界に顔を出すことはほとんどありません。こうしたなか、インドネシアと韓国は1997年のアジア通貨危機でIMFによる金融支援を受けた国という共通点を持っていますが、よりによってその両国がお互いの通貨での取引を推進する覚書を取り交わしたようです。「お好きにどうぞ」、としか言えませんが…。
たった10年でも社会は大きく変わります。コロナ禍の影響もあってか、新聞、雑誌のたぐいが病院や銀行の待合室、空港のラウンジなどから撤去されてしまいましたが、その代わり、私たちはどこでもインターネットに接続できるようになりました。その一方、日本国憲法が施行されてから本日で76年が経過しました。社会は連結決算の時代なのに、いまだに予算単年度主義・現金主義が幅を利かせていることからもわかるとおり、この憲法はあきらかに時代にそぐわないものです。社会は変わるホテルの無料紙
特殊なのは「日韓関係」ではなく「韓国」何度でも繰り返しますが、重要なのは「日韓関係の特殊性」ではなく、「韓国の特殊性」です。平気でウソをついて約束を破る国こそが特殊なのです。なぜそれを強調するのかといえば、またぞろ、「韓日関係の特殊性」に照らし、「日本が誠意ある呼応をすべきだ」とする主張が、韓国メディアから出てきたからです。正しくない日韓関係改善論世の中にはよく、「韓国は日本にとって重要な国なのだから、日本は韓国に譲歩してでも日韓関係を改善すべきだ」などと主張
「6月解散」に関する報道も少しずつ増えてきました。自民党は4月の衆参補選で5選挙区中の4つを制し、最近だと主要メディアの世論調査でも支持率が軒並み不支持率を上回るようになりました。岸田文雄首相がサミット直後に解散総選挙に打って出るほどに自信を深めていたとしても不思議ではありません。もっとも、数字の上から見ると、補選で勝利した4選挙区のうち3選挙区は薄氷を踏むがごとき勝利でしたし、日本維新の会が着実に支持を伸ばしているように見えるのも不気味です。こうしたなか、ウェブ評論サイト『
例の「大韓民国を(旧)ホワイト国に戻すための政令改悪案」に対するパブコメが、現時点で4000件を超えていることが明らかになりました。パブコメで反対意見が多かったからといって、政府が政令改悪案を引っ込めるという保証はありませんが、それでも反対意見を持っている人は、その意見を政府にぶつけてみる価値はあります。韓国のホワイト国外しにコメント4万件超:うち95%が賛成日本政府は2019年7月1日、韓国を輸出管理上の最優遇対象国である「ホワイト国」(当時の名称)から除外する
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共同通信の世論調査によると、改憲が「必要」と答えた割合が、「どちらかといえば」を含めて72%に達し、「必要ない」の27%に圧倒的な差をつけたそうです。ところが、肝心の共同通信の報道記事自体、記事のタイトルが「改憲機運は高まらず71%」、とあります。「国民の大多数が改憲に反対している」かのように装う、一種の印象操作でしょうか?憲法、100年間使い続けるつもりですか?例年、この時期になると、憲法に関する報道が出てきます。思えば現行の日本国憲法が施行された1947年
長年、韓国が米国と中国の双方の間で行ったり来たりを繰り返してきたという事実をかなり早い時期から指摘してきた論者のひとりが、鈴置高史氏です。その鈴置氏によると、尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領の訪米は、米国から見たら「韓国を取り込むのにある程度は成功」したものの、「中国の巻き返しは必至」なのだそうです。まったくその通りでしょう。ただ、本稿で注目しておきたいのは、こうした鈴置論考にも関わらず、「日本が韓国に譲歩せよ」なと主張する意見が出て来るかどうか、です。これに関連しh、本
またしても、コップの水理論です。韓国メディアによると韓国の外相は岸田文雄首相の訪韓を前に、自称元徴用工問題を巡り「日本の誠意ある呼応が続くとみている」、「コップは満たされるだろう」などと述べたそうです。岸田首相にはその「コップの半分」に福島処理水を満たすくらいのことはやってきてほしいものです。こうしたなか、尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領の訪米に関連し、鈴置高史氏の最新論考も出てきたようです。松川理論最近、非常に残念なことに、メディア、政治家などを中心に、「日
「反日国のG8入り」。なんとも恐ろしい話です。ですが、尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領の「積極外交」を侮るべきではありません。世銀データによると、2021年のGDPで見て、韓国は中国、インドとともに世界10位圏に入っているからです。自称元徴用工判決問題がいっさい解決していないにもかかわらず、あたかも「日韓関係が改善された」かの状況を演じた岸田文雄首相の行動が仇とならないことを祈るばかりです。米国人「韓国は拡大G8に入るべき」尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領が4
立憲民主党が迷走を続けていますが、客観的事実を振り返っておくと、たしかにこの政党は選挙のたびに少しずつ議席を減らしてきています。2021年の衆院選、22年の参院選でも獲得議席数が公示前勢力を下回りましたし、先月の衆参補選では獲得議席がゼロに留まりました。こうしたなか、日本経済新聞社の世論調査では、「期待する野党」という設問項目で、立憲民主党は日本維新の会に対し、大差で敗れているようです。立憲民主党という「活動家政党」の迷走ここに来て、立憲民主党の迷走ぶりが目立って
ロイターによると、ロシア、ブラジル、アルゼンチンなど一部の国・地域において、中国の通貨である人民元の決済比率が徐々に上がっているのだそうです。ただ、この記事自体にはいちぶ事実誤認もありますし、また、中国が国内金融・資本市場を対外開放していないという事情もあるため、人民元決済自体が順調に拡大していくとは言い難いのが実情でしょう。RMBトラッカーで見る「足踏みする人民元」国際的な送金システムを運営しているSWIFTがほぼ毎月公表しているレポート『RMBトラッカー』に基
速報性はなくても専門性が高ければ生き延びていけるはず今日から5月です。本日以降、大手全国紙の朝日新聞、有力ブロック紙の西日本新聞が購読料を500円値上げします。用紙代の高騰を受けた措置とのことですが、おそらく他紙も遅かれ早かれ追随する可能性が高そうです。その一方で、株式会社産経新聞社が再び割増退職金で希望退職を募る、とする話題も聞こえてきました。こうした話題を目にすると、「いっそのこと、新聞業界は高コストな紙媒体の発行を止めたら良いのに」、などと思わざるを得ません。ただ、
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「メディアの虚報が相次いでいることは間違いないのだが、残念ながら、メディアに法的責任を負わせることは難しい」――。これは、当ウェブサイトにおける現時点での暫定的な結論の一部なのですが、これには続きがあります。「しかし、メディアが虚報を続ければ、人々は自衛策として、新聞、テレビを見ないというかたちで自衛策に出るかもしれない」。どうしてこう判断できるのかといえば、その根拠のひとつは、「数字」にあります。製造物責任を取らせる方法製造物責任と挙証責任最近、「製造物責任
手紙が84円から110円に、はがきは63円から85円に、それぞれ値上げされるようです。報道等によると、郵便物の減少や人件費高騰などで郵便事業が赤字となっている日本郵便は収益改善のために値上げに踏み切るのだそうですが、それ以前の問題として、収益環境が厳しい時の値上げは、一時的な収益改善に寄与したとしても、長い目で見たらユーザー離れを加速させたりしないのでしょうか。年賀はがきの発行枚数は毎年1~2億枚減っている紙媒体の新聞の部数が急落している、といった話題は、これまで
上川陽子外相の「産まずして何が女性か」発言を巡って、ネット上では一般人の批判が続いています。「批判」、といっても、上川氏に対する批判ではありません。メディアに対する批判です。正直、辞任を求めるべき相手は上川氏ではなくマスコミ経営陣でしょう。また、政治家にとっての「辞任」は廃業と同じようなものですので、廃業を求めるべき相手は政治家ではなくマスコミではないでしょうか。麻生太郎は漢字が読めない、ホッケを煮つけにして喰うかつての麻生太郎総理大臣に対てオールドメディアから寄
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人手不足の時代だといわれますが、大手レストランチェーン店はこれにどう対応しているのでしょうか。某定食屋、某王道系ファミレス、某ラーメンチェーン、某イタリ「ヤ」料理系ファミレスなどの事例を集めてみると、ざっくり食券制、設備投資系、スマホ系という3つの系統に分類できるのではないかと思います。人手不足の時代最近だと「人手不足だ」、などと指摘されることが多いようで、なかには「人手不足倒産」などという用語も耳にします。とりわけ飲食店だと、最近、「アルバイトの店員さんが集まら
立憲民主党が政治資金パーティーの開催を禁止する法案を単独提出したそうです。大丈夫でしょうか。法案は否決される可能性が高いにせよ、今後、立憲民主党議員は政治資金パーティーを開催することが難しくなってしまうからです。それに、そもそもパーティー券収入などの報告書不記載問題は立憲民主党議員も発生させているという事実を忘れてはなりません。立憲民主党議員の収支報告書訂正相次ぐケース1 安住淳氏立憲民主党の衆議院議員で国会対策委員長の安住淳氏は2023年11月、自身の資金管
日韓往来「年間1000万人」時代が再びやってくることはほぼ確実と見られるなか、その内情をよく分析してみると、お寒い実態が見えてきます。日本も韓国も同じように相互往来しているのではなく、日本を訪れる韓国人が韓国を訪れる日本人の3倍にも達しているなど、どちらかといえば、「韓国の日本に対する一方的求愛」だからです。こうしたなか、韓国では旅行収支の赤字が過去最大級に達したとの報道がありました。日本の経常収支は黒字:金融が好調先日の『日本はこれから「製造・金融・知財大国」を
今度は、上川陽子氏が「被害者」となったようです。上川氏が18日の静岡県知事選の応援演説で「産まずして何が女性か」と発言したと報じられ、上川氏自身は翌・19日、「私の真意と違う形で受け止められる可能性があるとの指摘を真摯に受け止める」と述べ、発言の撤回に追い込まれたのです。ただ、発言の詳細を調べてみると、上川氏の「うむ」は「出産」ではなく「知事を誕生させる」という意味で用いられていることは明らかだったのですが、問題はそれだけではありません。三権分立の枠外にいるマスコミ
韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)前大統領と聞いて、真っ先に思い出すのは、「運転席理論」かもしれません。これは「運転席に座っているのは韓国」とする、なかなかにイタい理論ですが、もちろん、韓国が運転席に座っているという事実などありませんでした。それどころか米朝双方からの不興を買っていた、という方が、実態に近いかもしれません。文在寅政権時代の「運転席理論」文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代の韓国からしばしば聞こえてきた主張のひとつに、「運転席理論」というものがあります。
なぜ日本のメディア報道の質は低いのでしょうか。その理由として考えられる仮説はいくつかあるのですが、そのひとつは彼ら自身が「確信犯」として、報道の役割を曲解していて、結果的に報道の質が極めて低くなっている、というものです。ただ、日本では問題報道が法的に罰せられることはほとんどありませんが、収入源の減少という形で、「経済的な罰」が、現在進行形で下り始めているようです。質が低い日本の報道機関改めて問う:日本の報道の自由度は低いのか?先日の『新聞は権力の監視役自称も…
X(旧ツイッター)でとあるユーザーの方が「コミュニティノート被弾ランキング」というものを作成されていたようですが、これによると、NHKや産経、日経、毎日、朝日、東京、共同といった報道機関のアカウントが複数確認できるのです。Xで情報を収集している人にとっては、「報道機関が発信する情報だから正しいとは限らない」という当たり前の事実を認識することができる、というわけです。岡山理科大・獣医学部の教育水準は低いのか?先日の『加計学園の「獣医師国家試験合格者数」は全国5位に!
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ロシアは2021年12月末時点で保有していた6000億ドルあまりの外貨準備のうち、4000億ドル前後ほどを西側諸国によって凍結されたはずです。そして、最近の金価格高騰の影響か、2024年3月末時点で見ると、ロシアが保有しているとされる外貨準備のうち、金が1660億ドルに達していて、現金預金や有価証券の合計残高は3956億ドル。これは、凍結されているとされる金額とほぼ等しく、逆にいえば、ロシアは現在、国を挙げて外貨資金繰りに苦慮している可能性が出てきます。ロシアの外貨準
ロシアの大統領で遅刻魔としても知られるウラジミル・プーチン容疑者は昨年、ロシア・アフリカサミットで「ある姿」が報じられて話題になりました。それは、会談相手から待たされて手持無沙汰で部屋をうろうろする姿です。そんなプーチン容疑者、16日には習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席と会談をしたようですが、会談に際して習近平主席を待たせた、とする報道は、見当たりません。どんな偉そうな人間も、面接官の前にはおとなしくなるのかもしれません。ロシア大統領のウラジミル・プーチン容疑者とい
警察庁のウェブサイトに掲載されている道路交通法の改正案によれば、自転車に青切符制度が導入されるようです。これは、自転車の交通違反を検挙した際、軽微な違反(信号無視、速度超過、一時不停止など)では反則金の納付で済ませるというもので、自転車の交通違反に関する取り締まりが迅速化することが期待されます。ただ、残念ながら、現在の道路上の問題点は、これだけで解決するものではありません。新たな乗り物が歩道の安全を脅かす?以前の『自転車、キックボード、モペッド…法制の見直しが必要
オールドメディアは、なぜか知りませんが、国境なき記者団(RSF)のランキングをやたらと重視する一方で、フリーダムハウスの評点を頑なに無視します。日本社会がじつは非常に自由であるという事実を知られるのが不都合だからでしょうか?しかもこのRSFランキングも評点が怪しい限りですが、なかにはこのRSFランキングをもとに、「我々は権力監視の役割を果たしていく」、などと宣言するメディアもあるようです(実名は挙げませんが)。腐敗トライアングル自由・民主主義の「敵」先日の『【
関西国際空港の案内板の韓国語表示が盛大に誤っていた、などとする話題を発見しました。「工事中のためこの先行き止まり」という趣旨の看板の韓国語訳が「未来は行き詰っている」、などと表記されていたのだそうです。正直、多言語表記は施設管理者にも大きな負担をもたらします。この際、日本国内の多言語表記が本当に必要か、考え直してみてはどうでしょうか。良いか悪いかは別として、インバウンド観光は現在の日本にとって、大きく伸びている産業分野であることは間違いありません。今朝の『訪日外国人が
自分たちの不祥事には徹底的に甘いわりには、企業や役所の不祥事は針小棒大にあげつらい、徹底的に追及する――。日本のメディアには、そんな側面がありそうです。こうしたなかでちょっと気になったのは、横浜市の救急隊が道を間違え、搬送時に心肺停止だった女性の死亡が確認された、などとする話題です。記事タイトルだけをパッと読むと救急隊のミスにも読めてしまうのですが、こうした読み方は正しいのでしょうか?不誠実なメディア報道機関(新聞、テレビなど)が誤った報道をしたときには、メディア
2024年4月の訪日外国人数も、300万人を超えました。単月で300万人を超えるのは前月に続き、史上2回目です。訪日客は韓国、中国、台湾、米国、香港の5ヵ国・地域でざっと7割前後を占めているという構図ですが、2019年と比べると、中国人訪日客の落ち込みを、中国以外の国・地域からの訪日客が満遍なく増えることでカバーした格好です。ただ、一見好調な日本のインバウンド産業に「穴」はないのでしょうか。訪日外国人の現状前月に続き4月も300万人達成日本政府観光局(JNTO
加計学園が開設した岡山理科大学獣医学部、今年3月に発表された獣医師国家試験での合格率は67.54%と新卒の全国平均(84.35%)を「大きく下回った」と問題視する意見が、X(旧ツイッター)にポストされています。ただ、岡山理科大の受験者数は114人で全国4位、合格者数は77人で全国5位であるという事実を踏まえると、そこまで悪い成績だったともいえないのではないでしょうか。全然「問題」でも何でもなかった加計学園「問題」少し古い話題ですが、俗にいう「加計学園問題」とは、岡
「韓国は心理的にはG8」。「日本では『原爆加害国・米国』のバイデン大統領が謝罪をすべきだという声も出てきた」。信じられないことに、これらはどちらも韓国を代表する保守系紙とされる中央日報に掲載されたものです。そもそも事実認識自体、なかなかついていくことが難しいのですが、それだけではありません。これらに伴い展開される主張も、なかなかに強敵です。「大韓民国は心理的にG8国家に仲間入りした」ウェブ評論を続けていると、たいていのことにはあまり驚かなくなるものです。ただ、
G7広島サミットにおける中露両国の反応が、大変わかりやすいものです。中国外交部は日本に対し「厳重に抗議した」のだそうですが、一方でロシア外務省も「G7の活動は世界の問題を悪化させる主因となっている」などと舌鋒鋭く批判したのだとか。これに加え、ロシア当局は中露両国が安全保障上の協議を緊急で実施するとも発表したようです。中国がG7を舌鋒鋭く批判G7広島サミット、が成功だったのか失敗だったのか。これについて考えるうえで、大変にわかりやすい記事を発見してしましました。
すでに予定を10分超過していた会見の場で、当初の予定通り4社からの質問に対する回答を終えて演台を去ろうとした岸田文雄首相に対し、とある記者が「逃げるんですか」と畳みかけ、岸田首相が演台に戻って3分ほど質問に答えた、という「珍事」が生じました。広島サミットという貴重な機会で重要な会議がおしている首相の時間を奪うほどの価値がある質問だったのかという点もさることながら、国民の代表者たる首相に対し、「逃げるな」とは、いったいなにさまのつもりなのでしょうか。マスコミ業界の苦境
先週金曜日の鈴置論考の「答え合わせ」のようなものが出てきました。尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権に対し、「米国側に傾きすぎるな」と警告する、韓国・ハンギョレ新聞の社説がそれです。今後、韓国を巡って、「日米陣営」と中国との綱引きが激化することは間違いありません。故・安倍晋三総理大臣が作り出した韓国との「ほどよい距離感」を壊した岸田文雄首相は、罪深いことをやらかしてくれたものだと言わざるを得ないでしょう。「尹錫悦氏は素晴らしい人物だ」尹錫悦(いん・しゃくえつ)氏といえば
日本の新聞の部数が急激に減っており、業界全体としても10年前後で紙媒体の新聞の多くは廃刊に追い込まれると考えられます。ただ、日本の新聞業界の苦境の原因は、日本の新聞に「批判精神が欠如している」ことである、などと主張するツイートがありました。正直、この見解には賛同できません。日本の新聞に決定的に欠如しているのは「批判精神」などではなく、「事実を正確に伝える能力」だからです。新聞部数の凋落新聞の「寿命」「新聞部数の凋落が止まらない」――。こんな話を、当
「沈んじゃうならもっと高い建物を建てれば良いじゃない」ニューヨーク自体が建物の重みで沈んでいるとしたら…!?米国の地質学者らのグループがこのほど公表した報告で、ニューヨークは摩天楼の重さで毎年平均して1~2ミリほど沈降しているというのです。ただ、これに対し、「沈んじゃうならもっと高いビルを建てればいいんじゃない?」など、大変心無い反応も寄せられているのだそうです。ニューヨーク全体が沈んでいるのだそうです。ニューヨークが「高層ビル群の重さ」で沈み始めていると
軍事侵略防ぐのは「世界市民の連帯」ではないことだけは間違いない日本で開催されたG7が、過去にここまで大成功を収めたことがあったでしょうか。ハイライトはやはりウクライナのウォロディミル・ゼレンシキー大統領のG7参加ですが、それだけではありません。インドのナレンドラ・モディ首相が日本に贈ったマハトマ・ガンジーの胸像の話題、サミットのメイン会場である宇品島やエクスカーションの厳島神社などの「メッセージ性」なども強烈です。ただ、こうしたなかで個人的に目についたのが、北海道新聞のと
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福島原発のALPS処理水のことを「汚染水」と呼んで非科学的に批判するのは韓国国内の悪い癖ですが、これに関し、韓国メディアによると英オックスフォード大学の名誉教授は韓国国会で、これらの言説を木っ端みじんに破壊したようなのです。ただ、それ以上に不思議なのは、こうした科学的主張に対し、韓国側から科学的観点に基づく反論が出てこないことでしょう。「安全性の問題」ではなく「倫理性の問題」?東京電力・福島第一原発で多核種処理装置(ALPS)による処理水の海洋放出を巡って、韓国メ
「たとえ北朝鮮が韓国を併呑しても、影響は朝鮮半島どまり」本日以降開催されるG7広島サミットに合わせ、ウォロディミル・ゼレンシキー大統領が広島を訪問するとの報道が出てきました。「関係者の話」としてブルームバーグが報じたものですが、これが事実なら、ロシアに対してだけでなく、中国や韓国などに対しても、非常に重要な効果がありそうです。それでなくても注目点があ多数ある今回のG7、関連する情報を注視する価値はありそうです。岸田首相にとっての外交成果昨日開幕したG7広島サミ
本日以降開催されるG7広島サミットに合わせ、ウォロディミル・ゼレンシキー大統領が広島を訪問するとの報道が出てきました。「関係者の話」としてブルームバーグが報じたものですが、これが事実なら、ロシアに対してだけでなく、中国や韓国などに対しても、非常に重要な効果がありそうです。なにより一部でささやかれていた「サミット解散」が「ゼレンシキー解散」となるのか…。それでなくても注目点が多々ある今回のG7、関連する情報を注視する価値はありそうです。ゼレンシキー大統領が訪日か事実
NHKが受信料利権維持のために、なりふり構わぬ行動に出始めたようです。NHKは17日、メディア関係者向けに説明会を開き、「特殊な負担金」理論を改めて強調したそうですが、それを報じた記事に対する読者コメントのうち、上位コメントはNHKに対する批判一色なのです。それでもNHKが受信料利権に拘れば、今後、チューナーレステレビが普及するなどし、結果的にNHKは民放を巻き添えにテレビ業界を滅ぼすかもしれません。公共放送とは?NHK自身が定義する「公共放送の3要件」「
なぜ日本の新聞は部数が急減しているのか――。それには単純に、紙媒体の新聞は情報が古く、使い勝手が悪く、保存も検索も難しいという不便さだけによるものではありません。新聞社の「感覚」が、私たち国民の関心事とは、かなりズレているからではないでしょうか。こうしたなか、とある雑誌のウェブ版に、新聞記者の皆さんが環境について語り合う座談会が掲載されていたようです。環境について語るなら、真っ先に問題視すべきは環境にやさしくない紙媒体の新聞ではないでしょうか?各種データで見る、新聞部
中国人民銀行の報告書によると、外国中央銀行が引き出している人民元建てのスワップの総額が、2023年3月時点で1090.85億元に達したのだそうです。Bloombergの報道記事によると、残高が1000億元を超えるのは史上初だそうですが、ただ、中国が外国と締結しているスワップの残高が約4兆元であることを思い出しておくと、これを「巨額」と見るのは尚早です。なにより中国が担保として受け入れている外貨の価値は絶賛目減り中。これが中華金融のお寒い実態でしょうか。通貨スワップ/為
ブーメランが大好きなのは「国民性」なのでしょうか?韓国メディアで最近、福島第一原発のALPS処理水海洋放出に関する「安全性」に関する記事が多々掲載されますが、それらの多くは、「科学的には安全だけれども心理的には不安感がある」といったものであったり、酷いときには科学的根拠なしに「汚染水の海洋放出を止めるべき」というものであったりします。ただ、「不安だ」「海洋放出を止める代案を出すべきだ」とおっしゃるのなら、まずは韓国国内の「不都合な事実」を直視したうえで、自国でそれを実践する方
最近、「国際決済の世界で米ドルの利用が減り、人民元の利用が増えている」、などとする報道を目にすることが増えています。ただ、国際的な統計資料を見る限り、そのような事実は確認できません。SWIFTが18日に公表した『RMBトラッカー』のデータで見ても、国際送金において人民元の利用量が劇的に増えているという事実はなく、むしろ米ドルのシェアが過去最高値となっているのです。その反面、(理由は現時点ではよくわかりませんが)なぜかユーロの利用が急減していることも確認できます。世界の
韓国政府・法務部が17日に発表した訪韓外国人に関する統計を確認していくと、大変興味深い点がいくつか判明します。まず、3月と比べて訪韓日本人の数は減ってしまいました。また、入国外国人の絶対数では日本が韓国に圧勝しているのですが、国別にみると、中国人と米国人に関しては日本が圧勝というわけではありません。米国に関して考えられるのは、「トランジット・ツアー」でしょうか。また、入国者の男女別内訳をみると、韓国旅行は圧倒的に「女性に人気」です。韓国に入国した外国人、もうすぐ100
ついに、綿貫渉氏のことが『Yahoo!ニュース』で取り上げられてしまったようです。山手線の駅名を冠する怪しい自称会計士あたりは、「先を越された!」と悔しがったそうですが、それもそのはず。綿貫渉氏といえば、知る人ぞ知る、大変マニアックな動画を配信する人物だからです。「スーツ」こと藤田裕人さん、「限界ニュータウン」の吉川祐介さんなどのように、最近のYouTubeでは優れたクリエイターが大挙して出現しているようですよ。「綿貫渉」とは?交通系YouTuberの綿貫渉(わた
日本政府観光局は17日、2023年4月までの訪日外国人統計(速報値)を公表しました。これによると入国者総数は前月よりさらに131,600人増えて1,949,100人となりました。中国人入国者数が増えてくると予想されるなか、このペースで推移すれば、早ければ今後数ヵ月以内にも「月間200万人超え」は確実な情勢です。もっとも、観光客の急増を手放しで喜ぶべきでもありません。さまざまな課題が隠れているからです。JNTOの4月分の統計を読むインバウンド観光、「月間200万人」
ツイッター上で新聞業界関係者と思しき人物が、「日経新聞も7月から500円の値上げに踏み切る」との観測を示しています。もちろん、現時点では値上げは「確定」ではなく、あくまでも観測ではありますが、もしこれが事実だとしたら、やはり新聞業界は「ほぼ同じ時期に一斉に値上げする」という、古き慣習から抜け切れていない証拠となるかもしれません。日経新聞、7月から値上げか?「日経新聞が7月から値上げ」、という情報が出てきました。日本経済新聞は6月から値上げという噂もあり