時の砂を攫う色なき風は忽然と命の終焉告げ器を失くした灰が残された小夜の空に満ちる眩い名残黒白(こくびゃく)帯びた歌を聴く為に耳を澄ます裸の櫻の下欠けゆく月に「…
思いを。 言葉を。 もっと、強く強く。 それが『ポエティッシモ』。
一人前の詩人になりたくて、詩を認(したた)めています。 生まれついての些細な事に揺らぎやすい感情を宥め和ませて くれた言葉や音楽が好きで、いつしか自ら思いを描く様に なっていました。 今この時、日々を送る世の中は悩ましい出来事の最中ですが、 表現の灯を消さない為には、と足掻きながらも現実と空想の 間を行き交っています。
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時の砂を攫う色なき風は忽然と命の終焉告げ器を失くした灰が残された小夜の空に満ちる眩い名残黒白(こくびゃく)帯びた歌を聴く為に耳を澄ます裸の櫻の下欠けゆく月に「…
【季節の季の記。】蒸せる丑三つにも届く虫の音、涼しい気配にゆっくりと、秋の訪れを感じます。今までどれくらいの時を歪にも大事に詩人として歩んできたかなど、全く意…
貴方が輝かしく巡る満月へ命の際を映していたと知る頃誰もを目眩く魔法にかけたまま満月の傍で一層輝きを増す朽ち果てた鍵盤に身を重ね合わせ音を立てずに浮かべた静かな…
星が墜ちて星と気付くと人は星を手繰り寄せる事を覚える冬暁(ふゆあかつき)に旅立ちは届けどこれからも軌跡を訪ねるだろう美しい君の歌声が鏤められていく宇宙(そら)…
諦めの海にすべては沈み静まり返った水の底からもう何を救い出す力もないでくのぼうと思い知った暗澹たる夜降(よぐた)ちには満ちる事を過ぎた月がまだ、煌々と輝いて継…
諦めの海にすべては沈み静まり返った水の底から もう何を救い出す力もない。諸般の事情から、詩作及びブログの継続が難しくなりました。当面、当分、どちらも可能性があ…
ロス。そんな言葉が胸の内で実にしっくりくる状態で長く続いているのが、シンガー・ソングライター・前野健太さんの『ラジオ100年後』の放送終了。今となってみれば、…
今にもバラバラに砕けてしまいそうな頼りなく揺れる筏の様な暮らしさ高くなる空が届かぬものを遠ざけ夢を見た日はもう跡形もない砂子いつまでも手を繋ぎ眠る夜(よ)さえ…
虫の音も私(わたくし)も夜半のなごりに溶けてささやかな月星に守られていると知る寝もやらず過ぐままに触れる無風優しく桂花香る兆しが暗がりを灯し出す。copyri…
モチーフとした同級生が事故で急逝し、30年が経過するこの時に、僭越ながらもう一度詩を目に触れて頂きたくって。私も翌年には学校生活に躓いたが故に、すべてを閉ざす…
2017/1/24 A.M 6:27みなとみらいの魔法にかかった夜明け。読んでくれて、ありがとう。
幼子が目隠し遊びの布を解けば暗い言葉と侘しさに辺りは包まれクスノキに宿れど弾(はじ)かれている気がした頑是(がんぜ)ない内に失われた光探し誇りを持てなかった生…
後は野となれ山となれと末(すえ)まで焼き尽くされたはずが重なる嘘で煤けた街栄華(えいが)を植え込まれ久しい名無し草の暮らしを燃しては色濃く上がり続く煙失われた…
片手に満たぬ白い紙切れの重さ身に沁む文披月(ふみひらきづき)笹の葉色紙(いろがみ)を潜りながら差し掛かるY字路の手前であの日の少年が今も佇むデモの隊列に並ぶ街…
これが最後かもしれないと思いはいつでも消ゆる事なく浅はかに立ち入った道の茨の痛みに気が遠くなる摘まれる恐れを抱(いだ)きながら私を託した花よ鳥よまだ束ねた言の…
望まず置かれた場所で秘するが花となり切れず摘まれる事から逃れてあらん限り守った夢厭(いと)われても根を張ろうと生き恥を曝しても尚心は檻を拵(こしら)えてやがて…
桜散り敷かれた歩道の曲がり角風が手に託した淡い命の跡その一片(ひとひら)離せず庇いながら仰ぐ夢現(ゆめうつつ)の小間に馳せる戦火の街望みもしなかった惨鼻(さん…
嵐と凪を抱え光と影を湛え海に宛てた恋文捧げる朝夕(あしたゆうべ)愛を受けて止まない思い掛ける風景羨むその姿に焦がれた月日が過ぎ慰むべき命へ傷を深める瀬々(せぜ…
冷たい眼差しに侵された空の下炎を逃れた子供達が縫いぐるみに憩う誰(た)が争いかも解らぬまま安寧は国境に引かれた深い溝に囚われていく青き流れを煙が閉ざし手にも掬…
名の付けられた清(さや)かな星が 睫毛を滑り夜(よ)を告げたなら冬耐(た)う花も灯りの元へ掛け替えのない暫時(ざんじ)を束ね惑う明け暮れ探す瞬(またた)き言葉…
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時の砂を攫う色なき風は忽然と命の終焉告げ器を失くした灰が残された小夜の空に満ちる眩い名残黒白(こくびゃく)帯びた歌を聴く為に耳を澄ます裸の櫻の下欠けゆく月に「…
【季節の季の記。】蒸せる丑三つにも届く虫の音、涼しい気配にゆっくりと、秋の訪れを感じます。今までどれくらいの時を歪にも大事に詩人として歩んできたかなど、全く意…
貴方が輝かしく巡る満月へ命の際を映していたと知る頃誰もを目眩く魔法にかけたまま満月の傍で一層輝きを増す朽ち果てた鍵盤に身を重ね合わせ音を立てずに浮かべた静かな…
星が墜ちて星と気付くと人は星を手繰り寄せる事を覚える冬暁(ふゆあかつき)に旅立ちは届けどこれからも軌跡を訪ねるだろう美しい君の歌声が鏤められていく宇宙(そら)…
諦めの海にすべては沈み静まり返った水の底からもう何を救い出す力もないでくのぼうと思い知った暗澹たる夜降(よぐた)ちには満ちる事を過ぎた月がまだ、煌々と輝いて継…
諦めの海にすべては沈み静まり返った水の底から もう何を救い出す力もない。諸般の事情から、詩作及びブログの継続が難しくなりました。当面、当分、どちらも可能性があ…
ロス。そんな言葉が胸の内で実にしっくりくる状態で長く続いているのが、シンガー・ソングライター・前野健太さんの『ラジオ100年後』の放送終了。今となってみれば、…
今にもバラバラに砕けてしまいそうな頼りなく揺れる筏の様な暮らしさ高くなる空が届かぬものを遠ざけ夢を見た日はもう跡形もない砂子いつまでも手を繋ぎ眠る夜(よ)さえ…
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モチーフとした同級生が事故で急逝し、30年が経過するこの時に、僭越ながらもう一度詩を目に触れて頂きたくって。私も翌年には学校生活に躓いたが故に、すべてを閉ざす…
2017/1/24 A.M 6:27みなとみらいの魔法にかかった夜明け。読んでくれて、ありがとう。
幼子が目隠し遊びの布を解けば暗い言葉と侘しさに辺りは包まれクスノキに宿れど弾(はじ)かれている気がした頑是(がんぜ)ない内に失われた光探し誇りを持てなかった生…
後は野となれ山となれと末(すえ)まで焼き尽くされたはずが重なる嘘で煤けた街栄華(えいが)を植え込まれ久しい名無し草の暮らしを燃しては色濃く上がり続く煙失われた…
片手に満たぬ白い紙切れの重さ身に沁む文披月(ふみひらきづき)笹の葉色紙(いろがみ)を潜りながら差し掛かるY字路の手前であの日の少年が今も佇むデモの隊列に並ぶ街…
これが最後かもしれないと思いはいつでも消ゆる事なく浅はかに立ち入った道の茨の痛みに気が遠くなる摘まれる恐れを抱(いだ)きながら私を託した花よ鳥よまだ束ねた言の…
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