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  • 建築の意匠が意匠登録の対象に

    特許庁は2020年春から建築の外観と内装の意匠(デザイン)の登録を認めるよう意匠法の改正を目指しているとのことです。建設会社出身の弁理士としては気になるところなので、整理しておきます。 現在の著作権法による建築の意匠の保護 著作権法では建築の著作物(著作権法第10条第1項第5号)を認めていますが、凱旋門や宮殿のような「建築芸術」と呼べるものでなければ、建築の著作物には当たらないと解釈されています。また、建築の著作物に該当したとしても、著作権の効力は厳しく制限されています(著作権法第46条等)。建築物は、絵画や音楽などとは異なり、実用的なものであって、風景の一部になるものであるためです。 なお、…

  • 改正された不競法2条1項11号がすごいことに

    2018年11月29日に改正法が施行された不正競争防止法2条1項11号がすごいことになっていますね。こいつです。 十一 営業上用いられている技術的制限手段(他人が特定の者以外の者に影像若しくは音の視聴、プログラムの実行若しくは情報(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)に記録されたものに限る。以下この号、次号及び第八項において同じ。)の処理又は影像、音、プログラムその他の情報の記録をさせないために用いているものを除く。)により制限されている影像若しくは音の視聴、プログラムの…

  • 「ふかきあきじ」の由来

    ブログタイトルの「ふかきあきじ」は、私の弁理士講座で紹介している商標法第3条第1項各号の規定の覚え方(語呂合わせ)に由来します。 ふ 普通名称(商標法3条1項1号) か 慣用商標(商標法3条1項2号) き 記述的商標(商標法3条1項3号) あ ありふれた氏又は名称(商標法3条1項4号) き 極めて簡単で、かつ、ありふれた標章(商標法3条1項5号) じ 需要者が出所を認識できない商標(商標法3条1項6号) 単に頭文字を並べただけなのですが、受講生の中には「深き秋路」の意味で捉えて、風情があるとおっしゃる方もいます。 学習が進めば、このような語呂合わせを使わなくても、条文番号から規定の内容が思い浮…

  • 元号を表示する商標の審査基準の改訂について

    元号を表示する商標について商標法第3条第1項第6号の商標審査基準が改訂され、2019年1月30日から審査に適用されています。新元号が2019年4月1日に公表され、2019年5月1日に「平成」から新元号になることを考慮した改訂と思われます。 1.改訂の内容 改訂前の商標法第3条第1項第6号の審査基準には以下のような記載がありました。 4.現元号を表示する商標について 商標が、現元号として認識される場合(「平成」、「HEISEI」等)は、本号に該当すると判断する。 これが以下のように改訂されています。 4.元号を表示する商標について 商標が、元号として認識されるにすぎない場合は、本号に該当すると判…

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