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2016/10/28

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  • 『オモロイ台南 台湾の古都でしこたま食ってきました』ヤマサキタツヤ KADOKAWA 感想

    あらすじ・概要 元々旅行好きだった著者は、台湾の南の地域、台南に興味を持ち、各地の食べ物や土地をめぐる。台湾で学ぶ妹と歩いたり、人との出会いがあったり。台南の面白さを紹介するエッセイ。 台湾の南部、台南で食べたり自転車乗ったり コミックエッセイと台南で食べたものが描かれている本。食べ物のデフォルメ具合やシズル感がよく、眺めていて楽しい漫画です。 おいしくないものもはっきり書かれていて、その正直さに笑います。でもいくら美食の土地だからと言って、まずいものもありますよね。 コメントからわかるのは台湾の食べ物は薄味なこと。土地柄というものがあるのでしょうか。 ホテルに関しても結構せきららなコメントで…

  • 『すごいぞ!はたらく知財 14歳からの知的財産入門』 晶文社 内田朋子 萩原理史 田口壮輔 島林秀行 感想

    あらすじ・概要 知的財産は日常見るコンテンツの中にどう活かされているのか。映画・ドラマ・ゲーム・伝統工芸・アートなど、その世界の第一人者の話を聞き取りながら、コンテンツと知的財産の関係について語っていく。何のために知財は守られなければならないのだろうか。 たくさんのお仕事から知財と何か考える お仕事本としての様相が強いです。 インタビュー相手が豪華で多岐にわたり、文化全般に興味があれば楽しめる本だと思います。 特にドラマやアニメの制作についてが面白かったです。 自分自身が興味があることもあり、さまざまな人が絡んで知財を作り上げていく難しさを感じました。 プロデューサーを「この指止まれする人」と…

  • 『人間失格』太宰治 青空文庫 感想 道化の男と共依存的な女性のズブズブ関係

    あらすじ・概要 主人公、葉蔵は女好きで破滅的、問題行動を繰り返す青年だった。しかし彼の内面には、恐怖と絶望があった。独特の一人称で、一人の男の生い立ちと破滅に至るまでを描く小説。 破滅的な男と共依存的な周囲のズブズブ関係 お調子者で女好き、刹那的に生きている主人公ですが、その内面は常に人の視線におびえています「お道化」と言って笑いをとって見せ、それで他社と繋がろうとします。 主人公の努力の一方で、状況は加速度的に悪化していきます。主人公は他者を理解しようとしているわけではなく他者におびえているだけだからです。 主人公は擁護のしようがないクズです。一方で、自我が空っぽだから他人に振り回されている…

  • 『こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識』稲穂健市 NHK出版新書 感想

    あらすじ・概要 著作権、商標権、意匠権、特許権。これらの権利で守られる財産を「知的財産」と呼ぶ。パクリはどこまで許されるのか。権利保持者はどこまで権利を主張できるのか、実際にあった知財トラブルを例にして、知的財産の今を語る新書。 知的財産のトラブル例をたくさん見られる内容の濃い本 『楽しく学べる「知財」入門』と同作者ですが、内容が被るところが少なく面白かったです。 楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書) 作者:稲穂健市 講談社 Amazon コメダ珈琲、任天堂とコロプラの裁判、タニタ、知っている企業がいろいろ出てくるのが面白かったです。 具体的な例があると知財についてぐっと解像度が増しま…

  • NHK「ドキュランドへようこそ」の感想5件 安楽死・ロシアのノンバイナリー インドの風刺漫画家etc

    ドキュメンタリー好きなオタクがNHKの「ドキュランドにようこそ」を見た感想をまとめました。安楽死やロシアのノンバイナリーの人、インドの風刺漫画の話などです。

  • 『35日間世界一周!』水谷さるころ イースト・プレス 全5巻 感想

    あらすじ・概要 漫画家水谷さるころと、男性2名は好評だったテレビ局の世界一周企画をもう一度やることになる。今度は35日と、日数が5日増えた。しかし強行軍は変わらない。トラブルに巻き込まれたり体調不良になったりしながら、世界各地の観光地を巡って行った。 強行軍で世界一周再び 35日で世界を一周するというあまりにも重たい旅行。前作の『30日間世界一周!』の続編にあたります。 30日間世界一周!1 30日間世界一周! 作者:水谷さるころ イースト・プレス Amazon 旅行途中で高山病→そこから慢性的な体調不良になったり、精神が不安定になったり、強行軍の恐ろしさを感じる作品でした。 旅行中もデータを…

  • 『美大とかに行けたら、もっといい人生だったのかな』あらいぴろよ 光文社 感想

    あらすじ・概要 著者は独立してイラストレーターになり、「絵の仕事をしたい」という夢を叶えた。しかし心の中は依然と劣等感や嫉妬でいっぱいであり、大切なパートナーも傷つけてしまう始末。著者は自らの感情たちと対話を始め、自分を受容するすべを模索する。 自分を変えるために脳内会議 他人への嫉妬と劣等感が描かれた後、インサイド・ヘッドみたいな脳内会議が発生したのでびっくりしました。 インサイド・ヘッド (吹替版) 竹内結子 Amazon 自分に向き合い始めた著者は、内面にある感情たちを擬人化し、対話します。臆病、真面目、クズ、仏、女王など、自分自身のいいところからだめなところまで包括的に観察しようとしま…

  • SF漫画のおすすめ30選 アクション・宇宙・恋愛・終末

    過去の記事を見返していましたが、そういえばSF漫画のまとめは書いたことなかったですね。ということでおすすめのSF漫画の記事を描きました。 アクション 『バタフライ・ストレージ』安堂獅子里 『ワールドトリガー』葦原大介 『いぬやしき』奥浩哉 宇宙 『彼方のアストラ』篠原健太 『きみを死なせないための物語』吟鳥子 『ブレーメンⅡ』川原泉 『果ての星通信』メノタ 『レベルE』冨樫義博 『ぼくの地球を守って』日渡早紀 『バビロンまでは何光年?』道満清明 『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子 終末 『宝石の国』市川春子 『世界の終わりのオタクたち』羽流木はない 『少女終末旅行』つくみず 『日本沈没』小松左京…

  • 『くいしんぼうの南インド生活』作画しばざきとしえ 原案あーちゃん コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 海外で起業したいという夢とともにインドにやってきた著者。南インドは豊かな食文化にあふれていた。南インドで食べたいろいろな食事、スイーツや、インドで仕事をする上での苦労、インド人の優しさを描いたコミックエッセイ。 南インドで起業してインド料理を食べまくる 食べ物関連のコミックエッセイは多いんですが、「南インドで起業する」というのがなかなかない状況で面白かったです。 海外で仕事をする人はガッツがあって面白いです。どうやって商売を軌道に乗せたのかは、ビジネス面で興味深かったです。 登場するインドの人がみんな親切で、気持ちのいい雰囲気だったのがよかったです。距離感が近くて家族のようです…

  • 『先住民から見た世界史 コロンブスの「新大陸発見」』山本紀夫 角川ソフィア文庫

    あらすじ・概要 「新大陸発見」による文化の変化は「コロンブスの交換」と呼ばれる。しかしその「交換」は「侵略」に等しいものだった。先住民が品種改良を重ねて食べられるようになったジャガイモやトウガラシ、トウモロコシは、「新発見」として諸外国にもたらされる。一方で先住民たちは病気に苦しんでいた。 侵略者に奪われたもの、残されたものの話 サクッと読める柔らか目の歴史書でした。 著者が繰り返し語っているのは、「ヨーロッパにとっての『発見』は現地の人たちにとって不断の努力でなされたもの」ということです。 ジャガイモやトウガラシの品種改良を行ったのは現地の人ですし、富を保管するような倉庫もありました。しかし…

  • 『チェーン・スモーキング』沢木耕太郎 新潮文庫 感想 ハードボイルドで日常的なエッセイ

    あらすじ・概要 作家の著者が日常について語る。飛行機に頻繁に乗り遅れそうになること、納豆についての話、人と話したり本を読んだりしたこと……。何気ない日常から気づきを取り出してみるエッセイ。 相変わらず文章が上手い 相変わらず文章が上手い……という気持ちと上手い文章でしょうもないこと書いている……という気持ちが交錯しました。 実際に書いてあることは飛行機に毎回乗り遅れかけるということとか、友達と話したとか、納豆をどうやって食べるかだとか、何気ない話が多いです。 しかし著者にかかるとハードボイルドな雰囲気になるから驚きです。チェーン・スモーキングというタイトルもあいまって、たばこの匂いがしてきそう…

  • 『二次元すぎる祖父の話』丹堂エンヂ クロフネCOMICS くろふねピクシブシリーズ 感想

    あらすじ・概要 著者の父方の祖父、母方の祖父は現代では考えつかないような暮らしをしていた。その来歴は「二次元のキャラクターのよう」で……。著者は母方・父方の家族から祖父たちのエピソードを聞き取りつつ、漫画として彼らの生き方を紹介する。 大正昭和の価値観や波乱万丈さを平成令和の視点から見る 二次元すぎる……というより大正、昭和の文化というのは平成の視点からはびっくりするようなもの、と表現するのが正しいでしょう。少し世代がずれるだけで、価値観はどんどん変わってしまいます。そこが面白くもあります。 ジェンダーや家制度的にも嫁が使用人同然として姑にこき使われていたり、長男夫婦に家を乗っ取られていいよう…

  • カリスマを見たのでキャラ7人の感想を上げる 倫理のないイケメンたちのどんちゃん騒ぎ

    YouTube中心に発信しているメディアミックスプロジェクト「カリスマ」のボイスドラマを聞いていました。 なんとボイスドラマは全部無料で見られるというフリーミアムコンテンツです。 今日はそのキャラクター別の感想を書きました。 草薙理解(くさなぎ・りかい) 猿川慧(さるかわ・けい) 本橋 依央利(もとはし・いおり) 湊大瀬(みなと・おおせ) テラ 天堂天彦(てんどう・あまひこ) 伊藤ふみや(いとう・ふみや) 草薙理解(くさなぎ・りかい) 秩序のカリスマ。強すぎる倫理観を持つ青年。 モラルが高いという点では常識人ですが、高すぎるモラルのせいでディストピア小説みたいな思想を披露することもあります。実…

  • 私は少女小説(女性向けライトノベル)に何を望んでいるのか3つ考えてみた

    少女小説とは何か? という気持ちになったので、私が少女小説(女性向けライトノベル)に求めていることを書いてみました。 ちなみにうちのブログではもう少女小説という言葉をあまり使わなくなっています。読んでいる私が少女ではないですから。女性向けライトノベルと呼ぶことが多いですね。 01.女性の生に肯定的であること これが一番重要かなあ。 人間、女性向けジャンルなので特に女性を肯定する物語でなければならない。 女性向けジャンルは女性が楽しくハッピーに生きることには肯定的であってほしい。 例えば「女性は陰険」みたいな描写が出てくると、なんで女性向けでそんな話をするんだという気持ちになります。 もちろん女…

  • 『モンプチ 嫁はフランス人』じゃんぽ~る西 祥伝社 全3巻 感想 フランスと日本の文化差と子育て

    あらすじ・概要 フランスで暮らしていた著者は、日本に戻ってからフランス人記者の女性と結婚した。子どもも生まれ、家にいることの多い著者は子どもの世話を引き受けることとなる。フランスと日本の違いや、夫婦生活の事情、子育ての喜びや苦労などを描くコミックエッセイ。 フランスと日本の文化差と共通点と 作者の妻、カレンさんのキャラクターが面白かったです。キャリアウーマンでモノトーンのファッションを好むいかにも「強い女」ながら、その実自分が日本になじめるかは結構気にしています。電車内の人に話しかけて「怪しい外人だと思われた」と落ち込んだり、義理の家族とのもめ事を避けようとしたり。 我ながら「○○人だから」「…

  • 『楽しく学べる「知財」入門』稲穂健市 講談社現代新書 問い合わせたり買ったりして知財を説明

    あらすじ・概要 特許、商標、意匠、そして著作権。現代の産業は様々な「知的財産」で守られている。それらの権利はどのように使われているのだろう。著者が問い合わせをしながら、知的財産がらみの判例やトラブルを紹介。知的財産について考える。 問い合わせたり買ったりして知財を説明 本で調べたこともまとめる以外に、著者が実際に企業や権利者に問い合わせたり、商品を買ってみたりしているのが面白かったです。こういうくだりがあると、話にリアリティが出ます。 問い合わせてみると意外な事実が判明したり、思っているのとは違う考えがあったり、聞いてみるものだなと思いました。想像であれこれ言うよりは聞いてくれた方がよほど良い…

  • 『ラストマイル』の持つ危うさとイライラする社会でええやないかという話

    「ラストマイル」見ました。 面白かったですが、社会派の作品のわりに描かれていることには違和感もあります。 こういう違和感というのはある程度作品の中の倫理観にこだわったからこそ出てくるものだと思います。細かいことは気にしないダラダラした作品であれば、そのまま受け取りますから。 かなりグダグダした内容になってしまったので有料化しよう。 おおまかなあらすじ ・エンタメとしては面白い作品だね ・しかし、作品としてテロを肯定するのかしないのかよくわからなかった。 ・「テロが社会を変える話」を書くことは民主主義を描く作品としては危うい。 ・他人のことばかり考えてる人が多いので、バックレたりさぼったりする人…

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