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2016/10/28

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  • 『バタフライ・ストレージ』安堂維子里 RYU COMICS 全4巻 感想

    あらすじ・概要 死んだ人が蝶になる世界。蝶に関する事件を扱う「死局」で働く主人公小野百士は、蝶を失って廃人になった双子の姉を元に戻す方法を探している。事件に対処し、死局のメンバーたちの過去を知るにつれて、百士は今の社会の闇に触れていくこととなる。 打ち切りなのが残念だけどちゃんと面白い 打ち切り感がすごい! けどちゃんと面白いのもすごいです。 人が死んだら蝶になる世界。死んだ人の蝶は回収され、サーバーに保存されてマザーコンピューターのようなものを形成しています。死んだ人の人格や記憶を連結することで高度な思考や未来予測が可能になっています。 蝶を人間の魂として時に信仰し、ときに忌み嫌う文化はさま…

  • 『「考える」考えかた 個人にもチームにも効く思考プロセス 技術の泉シリーズ』渡辺啓太 インプレス 感想

    あらすじ・概要 新しい意見が出ず、価値観が硬直してしまわないように何をすればいいのか。メモ、ホワイトボードなどを使ってさまざまな「考え方」を紹介する。会議の進行や、複数人での方針決定方法などにも言及する。 考えるときは手を動かせ 頭の中で考えるな、手を動かせ、という話でした。 作中ではさまざまな考え方が紹介されますが、書き出す・仕分ける・比べる・決定するという流れはほぼ同じです。 結局外に出してみないと自分が何を考えているかわからないものだと思いました。 手を動かし、相手と相談しなければ考えて決めることはできないのだなあと思いました。 自分が会議を主催するとき、議論が硬直しないようできることに…

  • 『メルヘン課長とノンケ後輩くん』ミナモトカズキ RYU COMICS 全4巻 感想

    あらすじ・概要 ゲイであることをオープンにしている犬飼課長は、実はメルヘンな恋愛観の持ち主である。それを見抜いた後輩の高木は、課長に好意を持つ。後輩にアプローチを受ける課長だったが、ゲイであること、過去のこと、自尊心のことから素直になれない。 ド直球のラブロマンスをやりながら、マイノリティゆえの恋の悩みを描く どうしてBLレーベルではない作品でBLを?となっていたのですが、一般レーベルでやる意味のある作品でした。 まずド直球のラブロマンスが展開されたことに驚きました。 自分に向けられたものではないのに高木の物言いに照れまくってときめいてしまいました。 相手のことが好きだけれど素直になれない、と…

  • 『ビジネスパーソンのためのセルフメディケーション読本 技術の泉シリーズ』片山陸 インプレス 感想

    あらすじ・概要 ドラッグストアに売っているたくさんの薬・サプリメント・栄養ドリンクなどなど……それらは化学的にどういうもので、どんな効果があるのか。薬剤師の資格を持つ著者が、「医師の処方がいらない薬」について、有効な利用方法や注意点を述べる。 薬剤師が語るドラッグストアの有効活用方法 技術書ってこういう内容もアリなのか……?という疑問はありつつとても面白かったです。 ドラッグストアに売っている薬について薬剤師の視点で解説していく本です。 セルフメディケーションとは、医師の処方箋をもらわずに、病気になった人自ら薬をもらうこと。よいセルフメディケーションとは何か? 消費者はどのような知識を得ればい…

  • 『世界を旅する母ちゃん 駒込で子育て』織田博子 KDP 感想

    あらすじ・概要 旅行が趣味な著者は、駒込で子育てをしている。子どもについての悲喜こもごも、駒込での日常、住んでいるに関する思い。そして子どもが生死をさまよった話をコミックエッセイにまとめた。 著者個人が作品をまとめたものなのですが、だらだら読む分には面白かったです。 あっさりした内容なので、著者の漫画がもともと好きで、日常も知りたい人向けかもしれないです。いつもは結構特殊な旅行の漫画ばかりを描いている方ですからね。 特に子どもがRSウイルスに感染し、生死の間をさ迷った話が怖かったです。 病院に行くのが嫌になるほどの不安、病院の人たちの優しさ、そして子どもの回復。 体験した人にしか描けない怖さと…

  • 『私がダメ母だったわけ』武嶌波 コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 著者は、愛しているはずの子どもにつらく当たってしまう。その原因は、親との関係にあるようで……。虐待の連鎖を起こさないために、著者の模索が始まった。毒親にならないために、親ができることは何なのか考える。 毒がなくならずとも薄まればいいという希望がいい 著者は子育てをきっかけにして、自分の生育歴を振り返っていきます。 子どもに過干渉な母親と、子どもを溺愛しているが、妻に暴言を吐き、いざというときは頼りにならない父。不安な状況で過ごした著者は、大人になっても他人との距離感に悩みます。 毒のない母親になれなくても、とりあえず親より毒が薄れればいいという著者の結論には救われました。 大人…

  • 『しんどい母から逃げる!! いったん親のせいにしてみたら案外うまくいった』田房永子 小学館 感想

    あらすじ・概要 過保護で過干渉な母親の元で育った著者は、両親への怒りの感情と向き合うことになる。自分が弱いからできなかったことは、実は親のせいかもしれない。「自分のせいではない」と考えることで、親への怒りを消化していくコミックエッセイ。 怒りを表明し付き合うことを学ぶエッセイ この本では怒りと付き合うこと、怒りを素直に認めることがテーマになっています。 抑圧的に育った著者は怒りをうまく処理することができず、怒りを押さえつけては爆発するを繰り返していました。著者は「まず親のせいにする」ということで自分のなかに親への怒りがあることを認め、それとどう付き合うか考えていきます。 自分の悩みを解体し、ど…

  • 『モノがなくても、大丈夫!』麻生夕貴 ナンバーナイン 感想

    あらすじ・概要 無駄なものばかり買って捨ててを繰り返していることに気づいた著者は、ものを最小限にして暮らすことにした。ものを捨てることで生まれる、思い出との別れの物語。捨てることで自分と向き合うコミックエッセイ。 捨てることで自分の過去を振り返る 自分がこういう生活をしたいわけではないですが、話のネタとしては面白かったです。 断捨離する人も、ただ漫然とものを捨てているわけではなくて、ものとの別れをするときにドラマが生まれます。 過去のわだかまりを解消するために捨てたり、執着心から逃れるために捨てたり。思い出の品やプレゼントを捨てるたびに、著者は過去の自分と向き合うこととなります。 正直に書いて…

  • 『王様のプロポーズ』橘公司 ファンタジア文庫 感想

    あらすじ・概要 世界最強の魔術師・彩禍と同化している無色は、彩禍の姿で滅亡因子と戦っていたことにより落第しそうになる。エルルカと共に補習と言われて向かったのは南の島。一行はそこで採集をしながら補習を行うが、そこにも滅亡因子の危険が迫る。 話は楽しいけどひとりかわいそうなやつがいる ゲーミフィケーションのような描写があったり、それぞれの水着姿の設定が違ったりと面白いですね。 仮面とかニッチ性癖も回収してるのがすごいです。 新キャラはギャンブル依存症の美少女のような美少年とムキムキ筋肉巨女という組み合わせ。ちゃんと挿し絵もあります。 設定的に今後も出てきてくれそうなので、活躍を期待しています。 今…

  • 『フラワー・オブ・ライフ』よしながふみ 感想

    あらすじ・概要 白血病で入院していて一年遅れでクラスにやってきた春太郎。正直すぎる彼にクラスメイトは困惑するが、少しずつ仲良くなっていく。文化祭で盛り上がったり、漫画の投稿に夢中になったり、恋をするクラスメイトがいたり……青春ストーリー。 創作を愛する人の話 創作ストーリーとして面白かったです。 入院中、暇でよく絵を描いていた春太郎は、漫画研究会の三国(上画像左)と組んで漫画を描くようになります。 相手に勝手に作品を変えられて怒ったり、持ち込みに挑戦して打ちのめされたり、徹夜をして漫画を完成させたり。 ふたりで創作をするをする面倒くささが出ていて共感できました。 ふたりともいい子であるこそのト…

  • 『1984』ジョージ・オーウェル 角川文庫 感想

    あらすじ・概要 党のため文書の改竄を繰り返しているウィンストンは、同時に党の支配に強い嫌悪感を覚えている。彼は反体制行為であるはずの日記をつけはじめる。また、逢い引きをして危険視されている性の快楽を謳歌する。ウィンストンはさらに反体制組織に接触してみたいと思うが、党の監視はウィンストンを見逃さなかった。 政府による国民の分断と戦争 舞台はアメリカと大英帝国が一体化した国オセアニア。この国は常に戦争状態にあります。 オセアニアでは、テレスクリーンという機械で党員たちはみな監視されています。さらに「ニュースピーク」と呼ばれる言葉の単純化が進み、複雑で曖昧な概念は言葉で表せなくなりつつあります。 街…

  • 『女子高サバイバル』須賀しのぶ コバルト文庫 全2巻 感想

    あらすじ・概要 女子高に通うキリコは友人・スイの誘いでグラウンドホッケーをやることになる。体育会系のノリが苦手なキリコは、なるべくすぐにグラウンドホッケーを辞めたかったのだが、そうもいかず……スイの姉要、関西出身のミステリアスな女子八重垣も加わり、グラウンドホッケー愛好会は賑やかになる。 倫理のないギャグとそれでも面白いスポ根描写 「1998年のギャグって倫理がないなあ」という気持ちと「それでも面白いと感じさせる須賀しのぶの筆力がすごいなあ」という気持ちが同時に来ました。 グラウンドホッケーとは、スティックでボールを打ち合い、キーパーのいるゴールへシュートして得点するスポーツです。人数は11人…

  • 『スソアソコのひとり古墳部』スソアキコ コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 古代をテーマにした漫画から古墳に興味を持った著者は、趣味で古墳を回るように。群馬県の古墳や、古墳の聖地奈良県の古墳を巡る。そこで出会った古墳の姿、遺跡や埴輪たちをイラストと文章で解説する。 独特なテーマでのんびしりててよかった 1ページに2コマという独特のレイアウトですが、読みやすかったです。 古代日本という地味なテーマに対して、真摯に調べて古墳をめぐって……という行為を繰り返している著者が新鮮でした。どんなジャンルにもそれを愛好するマニアが入るのだなと思います。 登場する土地は群馬や奈良。古墳の復元や古墳にまつわる展示に対して、工夫をしている自治体が多いのも面白かったです。 …

  • 『愛がなくても喰ってゆけます』よしながふみ 太田出版 感想

    あらすじ・概要 漫画家のYながは食べることが大好き。おいしい店を探して外食しては、その時間を楽しんでいる。Yながの友人たちも加わって、素敵な食べ物とそれをめぐる人間関係が描かれる。 外食とともに描かれる友人関係が面白い Yながという漫画家が主人公。明らかに作者が自分を投影して描いていますが、どこまで本当なのかはわかりません。だってこんな美男美女が都合よく友達にいる? となりますし。 Yながと同居人や友人が外食に行き、そこでおいしいと言うだけの漫画です。作中の会話で人間関係がわかります。 異性の友人と同居しながら他の異性と付き合おうとするYながを初め、Yながの同居人でアシスタント、そして自由を愛…

  • 『田んぼはじめました』とびやあい コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 食育に興味を持った著者は、自ら農業を実践するために稲作を学ぶ。長期滞在で稲作の一年間を体験するが、そこでは大変なことばかりで……。農業の大変さと、そこで生まれる楽しさを描いたコミックエッセイ。 農業って重労働だなあ 農業って重労働だなあ~と思う作品です。 農業を便利にする機械はたくさん生み出されましたが、機械があっても人間がやらなくてはいけないことも多く、大変そうでした。 私は都会育ちなので農業には詳しくありません。なので知らないことばかりで面白かったです。 稲作における一年のカレンダーは調べれば出てくるんですが、「実感」はなかなか読めません。そういう意味でこういう理屈より実感…

  • 『この闇と光』服部まゆみ 角川文庫 感想

    あらすじ・概要 盲目のレイア姫は、父とともに暮らしている。レイアを溺愛する父との関係は、レイアが成長するにつれて不穏なものになっていく。レイアをいじめるダフネの存在や、外の世界のこと。やがて父とレイア姫の決定的な別れがやってくる。 自分は高尚だと思っていたい気持ちと不安な気持ちと 耽美小説というよりも、何だか身につまされる話でした。 小説は盲目のレイア姫とその父親のやりとりから始まります。最初は童話のように美しいふたりの関係ですが、だんだん不穏な要素が増えていきます。レイアを虐待する侍女ダフネ、そして私たちが生きる世界との共通性。 物語には文学作品や絵画など、いくつもの実在する作品が登場します…

  • 『ギルド最強VSクールな受付嬢 あなたを攻略できるクエストはありますか?』木の芽 ファンタジア文庫 感想

    あらすじ・概要 ギルド最強の冒険者、レイジは受付嬢のアリサに恋をしている。高難易度クエストを受けてはアリサを口説き、振られることを繰り返している。エルフのアリサとレイジはかつての師弟であり、アリサが冒険者をやめた理由が明らかになっていく。 ほほえましいエルフと最強冒険者のラブコメディ ほほえましいラノベで安心して読めました。キャラクターみんなの幸せを願いたくなります。 ギルドの受付嬢にガチ恋しているレイジは、彼女のために高難易度クエストをこなし、何度も口説きます。そのアプローチをけんもほろろに断る受付嬢アリサ。 ストーリーが進むうちに、アリサの過去が示唆されると共に、関係が進展していきます。 …

  • 『ブルーもしくはブルー』山本文緒 角川文庫 感想

    あらすじ・概要 夫と冷え切った関係で、お互いに愛人がいる佐々木蒼子。彼女は自分にそっくりな女性、河見蒼子と出会う。彼女と話をするうちに、彼女は自分が選ばなかった相手と結婚したことがわかって……。お互いの立場を羨んだふたりの蒼子は、の立場を交換してみることにする。 結婚について考えさせられるサスペンス 恋愛小説というよりサスペンスでした。恐ろしい描写が多かったです。 河見は愛情深い一方短気なDV男です。それを知らずに河見の元に行った佐々木蒼子は衝撃を受けます。慌てて元の立場に戻ろうとしますが、河見蒼子は佐々木蒼子の立場を奪おうとしていました。 自分が乗っ取られるかもしれないという恐怖がありありと…

  • 狂気を感じる漫画おすすめ20選 世界観・執着・自己の同一性

    今日のまとめは、 狂気を感じる小説のまとめが今でも安定したPVを稼いでいるので、その姉妹編として書きました。 異様な世界観 『有害無罪玩具』詩野うら 『かんかん橋をわたって』草野誼 『死んだ彼氏の脳味噌の話』Ququ 人間の執着 『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』桜庭一樹・杉基イクラ 『日出処の天子』山岸凉子 『泥の女通信』にくまん子 『禍話 SNSで伝播する令和怪談』大家・かぁなっき KADOKAWA 何かに打ち込む人間 『ハイパーインフレーション』住吉九 『さよなら絵梨』藤本タツキ 『夢使い』植芝理一 『ハンサムマストダイ』アストラ芦魔 『世界の終わりのオタクたち』羽流木はない 『レベルE』…

  • 『ヨーロッパたびごはん』ながらりょうこ コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 ドイツ、ベルリン在住の著者夫婦は、ヨーロッパを旅しながらその土地のおいしいものを食べる。パンやお菓子、屋台グルメ、豪華な朝食など、食事からその国の文かが見えてくる。かわいくて美麗な食べ物エッセイ。 絵柄がかわいくてかっこいい おいしそう とにかく絵柄がかわいくてかっこいいです。ずっと眺めたくなるコミックエッセイです。 作品のメインテーマであるヨーロッパの風景と食べ物はしっかり描き込まれており、それでいて描写がくどくなりすぎない抜け感があります。 自分もおしゃれになった気分になります。 テーマもヨーロッパの日常食なのがいいですね。屋台で買い食いしたり、パン屋に入ったり。ポテトフラ…

  • 西洋風ファンタジー小説おすすめまとめ20選 政争・恋愛・特殊設定・転生など

    政争系 『おこぼれ姫と円卓の騎士』石田リンネ 『エリスの聖杯』常磐くじら 『聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語』春間タツキ 『帝国の娘』須賀しのぶ 恋愛系 『最強同士がお見合いした結果』菱川さかく 『フィンスタニス統治記』くりたかのこ 『森の魔獣に花束を』小木君人 『重装令嬢モアネット』さき 異世界トリップ・転生 『ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを』古戸マチコ 『コララインとボタンの魔女』ニール・ゲイマン 『不思議の国のハートの女王』長月遥 『公爵令嬢ティアレシアの復讐』奏舞音 魔法系 『霧の日にはラノンが視える』縞田理理 『シンデレラ伯爵家の靴箱館』仲村つばき 『バーティミアス』ジョ…

  • ノベルゲームコレクションの『機械仕掛けの嘘と夢』 感想 登場人物紹介と感じたこと

    あらすじ・概要 主人公はブリキの国にやってきた人間。わけのわからないままにブリキうさぎの世話を任され、ブリキの国の人々と交流する。交流から浮かび上がってきたのは、ブリキの国のいびつさだった。主人公は自分の過去も知ることになる。 うさぎを育てながら絡繰のキャラクターと交流するノベルゲーム すごく面白かった! 以下、核心的なネタバレは避けていますが、雰囲気の感想は言っているのでまっさらな気持ちでプレイしたい人はブラウザバックしてください。 主人公ニナはブリキの国にやってきた人間。仕事としてブリキうさぎの飼育を任されます。 ちなみにこの世界では人間にも絡繰にも番号が振られており、ニナと言う名前も番号…

  • 『オルフェウスの窓』池田理代子 集英社文庫 全9巻 感想

    あらすじ・概要 フォン・アーレンスマイヤ家の庶子であったユリウスは、母親の意向で男の子として育っていた。男の姿のまま男子校である音楽学校に通うが、そこで「オルフェウスの窓」から姿を見られてしまう。オルフェウスの窓から誰かを見たものは、その誰かと熱烈な恋をし、悲劇的な別れを経験するという。 ドロドロ恋愛模様とロシア革命の運命が面白い 恋愛模様がドロドロ! 登場人物ほぼ全員が人に言えない恋をしているんじゃないかというレベルでこじれます。ここまでこじれると逆に冷静になってきますね。昼ドラなんかでも恋愛がドロドロになるほどリアリティを失ってギャグのように見られるのと近いです。 愛憎に関してはひたすら複…

  • 『Markdownライティング入門』藤原惟 技術の泉シリーズ

    あらすじ・概要 簡単な記号やスペースで見出しやリストを指示するMarkdown。初めてMarkdownを使う人のために、その始め方を解説する。Markdownの成り立ちや、Markdown特有の方言の派生についても触れる。Markdownがどんなものかわかる本。 Markdownとは何か、どう使うものかを解説する HTMLで見出しやリストの設定をするのが煩雑だったことから生まれたMarkdown。プレーンテキストの状態で記号で書式を指定し、対応するツールで表示することもできます。 「ブックワームのひとりごと」ではてなブログもそのツールのひとつです。 Markdownのメリットは、キーボードだけ…

  • Kindle端末を買ってみた雑感4つ コスパは? サイズ感は? 漫画を読むのは?

    Kindle端末を買ったのでその感想です。 機種はこちら。6インチのモデルです。 最近はKindleUnlimitedの本を読むのに使っています。 コスパはよい とにかくコスパは良いです。 ○○ができなくてイライラする、ということが少ないです。さすが電子書籍専用端末と言ったところです。 普通のタブレットより動作が遅いのは否めません。が、自宅で本をダウンロードし、外で読むという用途であればそれほど気にならないです。 壊れた電子書籍端末が、微妙にかゆいところに手がとどかなかったことを思うと、1万4000円は安いです。 便利なのは画面の明るさが選べること。かなり明るい状態から暗い状態まで、明るさの幅…

  • 『ごきげんわんこの平休日』くにのいあいこ コミックエッセイの森 感想

    あらすじ・概要 著者は実家で犬を飼っていた。ももという雑種犬は、大家族に囲まれ、田舎の自然を謳歌し、たくましく暮らしていた。著者もまた、ももの存在に支えられていた。ノスタルジックで愉快な動物コミックエッセイ。 犬ってかわいいという気持ちと昔の犬の飼い方の雑さと 犬ってかわいいよね、というテーマと共に時代の変化を感じさせる作品です。 印象的だったのは犬と子どもとの関係です。この作品では、犬はよき相談相手として描かれています。 両親が忙しく、構ってくれない子どもたちにとっては、犬が相談相手でした。人間の言葉を完全に理解しないからこそ、気軽に相談できます。そしてある程度人の心を察するのが興味深いです…

  • 『よなきごや』かねもと 電書バト 全2巻 感想

    あらすじ・概要 夜鳴きする赤ちゃんを抱えて、子育てに悩む女性たち。そんな人の前によなきごやは現れる。セルフサービスの飲み物をもらい、粉ミルクをお湯に溶かし、同じくよなきごやに来た人たちと話す。人々はよなきごやから勇気をもらい、日常生活へ帰っていく。 つながりたい、孤独を癒したい女性たちの願望を描く ご都合主義の話ではありますが、面白かったです。むしろ今まで母親たちのこういう「つながりたい」「助けてもらいたい」という願望を扱う作品が少なかったことが意外でした。 子どもを愛しているのにうまくいかず、好きなはずの子どもすら憎んでしまいます。そんな子育て世代の女性たちが安らげる場所を作りたいという意気…

  • 『くうのむところにたべるとこ』ヤマシタトモコ マーガレットコミックスDIGITAL 感想

    あらすじ・概要 生ハムの原木を見ながら妄想にふけるコックの男。その妄想は想像を越えた内容になって……。ぬかどこをこねる女、食事をする女性同士のカップル、意味深な会話をする高齢夫婦など、食べ物と恋愛をテーマにした連作短編漫画。 ギャグの強い連作短編でサクッと読める 食べ物に関する連作短編。ギャグ色が濃いめです。 生ハムの原木を見ながら妄想にふける青年が面白かったです。ぼんやりしているときに妄想があっちこっち行くことってありますよね。荒唐無稽だけど共感します。 外面がよくておしゃれなお年寄りカップルを装っていますが、実際普通のおじいさんおばあさんでしかないふたりも笑いました。勝手に勘違いする周囲の…

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