医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
王様は言いました。 「以前、陰茎を傷めた男の人の話を聞いたのが、勃起できず、性交できなくなったのは、陰の気が絶えているからだ、と言われたそうだ。でも、その人は…
王様は言いました。 「たいへんだぞ、岐伯、ひげや眉毛を見て、血や気の様子が分かると言っていたが、女の人は全員、ひげが無いぞ。ということは、女の人には血や気が無…
王様は言いました。 「岐伯のような、正しい良い医者は、人の顔を見て、黄色・赤色であれば、熱気が多い、青色・白色であれば、熱気が少ない、黒色であれば、血が多く…
そこに、岐伯がやってきました。 「王様、こんにちは。今は何をされているのですか?」 王様は言いました。 「先日、岐伯が話してくれた、人の二十五種類について、思…
王様は、聞いた話を思い出しながら、書き出しています。 「ええと…右徴と少徴は、右の手の太陽小腸経の上で、左商と左徴は、左の手の陽明大腸経の上で、少徴と太宮は、…
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第六十五「五音五味」をもとにしています。伯高と一緒に岐伯の話を聞いた王様は、さっそく、人を見て、二十五種類に分けようとしました…
王様は言いました。 「それで、実際の治療では三陰三陽十二経脈のうち、どこを刺すのだ?」 岐伯は言いました。 「まず、人迎の脈と寸口の脈を触って、陰陽の様子を診…
王様は言いました。 「では、聞きたいのだが、二十五種類に分けた人への治療では、決まりごとや法則があるのか?」 岐伯は言いました。 「体を外から見て分かる様子を…
伯高は言いました。 「岐伯先生、人の二十五種類について教えてくださり、ありがとうございます。」 岐伯は言いました。 「はい、五行の五種類のタイプが、さらに五つ…
王様は言いました。 「岐伯先生は、経脈の上部・下部と言っていたが、それぞれ、どの部分なのだ?そして、その部分を見て、経脈内の血や気の様子を体表から知ることはで…
「水形の人は、羽の音(ラ)のタイプで、古代、黒帝が治めていた北の地に住む民族に似ています。皮の色は黒く、顔はしわがあり、頭は大きく、あごは角ばっていて、肩が小…
「金形の人は、商の音(レ)のタイプで、古代、白帝が治めていた西の地に住む民族に似ています。顔は四角くて色は白く、頭が小さく、肩も背も、手足も小さく、踵の骨が外…
「土形の人は、宮の音(ド)のタイプで、古代、黄帝が治めていた中央の地に住む民族に似ています。顔色は黄色く、顔は丸く、頭が大きく、肩と背は健康的な美しい形で、お…
「火形の人は、徴の音(ソ)のタイプで、古代、赤帝が治めていた南の地に住む民族に似ています。顔色は赤く、背中が広く、顔がすらりと細く、頭は小さく、いかり肩に柳腰…
岐伯は話し始めました。 「木形の人は、角の音(ミ)のタイプで、古代、蒼帝が治めていた東の地に住む民族に似ています。顔色は蒼く、頭は小さく、顔が長く、肩幅が大き…
王様は、座っていた席から立ちあがり、礼儀に則った正しい作法で数歩後ずさり、恭しく言いました。 「岐伯先生、私は聞いたことがあるぞ。 教えるべき人に出会えている…
王様と二十五種類の人 1(黄帝内経霊枢陰陽二十五人第六十四)
このおはなしは、黄帝内経霊枢より第六十四「陰陽二十五人」をもとにしています。 王様の部屋には、経脈学者の伯高と岐伯先生が来ていて、三人で話しています。 「医者…
王様は言いました。 「では、甘の味はどうだ?」 少兪は言いました。 「甘の気は、気が弱く小さいので、胃に入ると、上って上焦に行けずに食べ物とともに胃に留まりま…
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医療の最初ってどこだろう、を考えるとかなり昔までさかのぼりました。知らない事ばかりで面白かったです。 <医療の歴史②>ーーーーー読んでくださりありがとうござい…
お久しぶりです。4月から、大阪関西万博が始まりました。私は、万博が大阪招致が決まった7年前から会場に東洋医学ブースがあるという夢があって(夢のブログ)健康が題…
お久しぶりです!黄帝内経をマンガにしようの取り組みが、どうにも進まなくなってしまったので、別の道を色々考えている中で、華佗について知り、功績や人柄も面白く、黄…
ご無沙汰しておりました、皆様お元気ですか?私は、マンガに挑戦しています。 黄帝内経で一番印象だったのは素問第一と、霊枢第十で、この2篇をマンガにしたいと考えて…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
高校の授業以来、古典を読んだこと無かった私が、黄帝内経を読むことになって、これで続けてこられました。書き出してみると、四回読んでいました。 ①読み下し文をWo…
気のはなし絵本元気 はじめのき ・衛気 まもるき ・宗気 むねのき ・清気 そらのき ・水穀の気 つちのき ・営気 いきるき 東洋医学の絵本陰陽五行 まわるき…
王様は言いました。 「岐伯先生の話では、癰と疽があったがこれらは何によって違うのだ?」 岐伯は言いました。 「癰と疽の違いは、見て分かります。疽の出来物の上の…
岐伯は続けて言いました。 「脛にできる出来物を、『兎齧』といいます。兎に齧られたように赤く、骨まで至るので急いで治さなければいけません。治せなければ人の命に関…
岐伯は続けて言いました。 「大腿部にできる出来物を、『股脛疽』といいます。見た目の変化はそうひどくはないのに、内部で膿が骨まで行きます。急いで治さないと三十日…
岐伯は続けて言いました。 「胸部にできる出来物を、『井疽』といいます。大豆のような形で、出来てすぐ三、四日目で早く治さないと、下りて、お腹に入ってしまうので、…
王様は言いました。 「出来物について、形や状態、治療でしてはいけないこと、治るか治らないか、治らないなら死ぬ日数、病名について聞かせてくれたまえ。」 岐伯は言…
岐伯は言いました。 「王様がおっしゃるとおり、人の経脈はいつも流れていて止まりません。それは、天だけでなく、地の法則とも合っています。まず、それをお話させてく…
王様は言いました。 「これまでに私は、いろんなことを聞いた。 食べ物が胃腸に入ると、消化されて気が取り出される。上焦から出た衛気は、肌肉を温め、骨と関節を養い…
いよいよ、最後の篇になりました。本当にここまで来れるとは、思ってなかったけど、亀の歩みでも、ちょっとずつを何年も続けたら、こんなとこまで来れるんだなあとびっく…
王様は言いました。 「よくわかったぞ、ありがとう。ちなみに、これらのいろんな病変や症状を治すには、どうするのだ?」 岐伯は言いました。 「必ず先に、病人の、体…
王様は言いました。 「いつもよく寝て、睡眠時間が長い人は、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「そういう人は、腸胃が大きく、皮膚が渋で、肌肉の間が通りにくいタ…
王様は言いました。 「病になった人が眠れないというのは、何が原因だ?」 岐伯は言いました。 「人が寝るしくみは、体をめぐっている衛気が、昼は体表の陽を行き、夜…
王様は言いました。 「では、高い所で目がくらんだ時は、どうすればいいのだ?」 岐伯は言いました。 「心は良いと思っているのに、神気が嫌がっているのは、同時に反…
王様は言いました。 「どういうことだ?」 岐伯は言いました。 「目というのは、五臓六腑みんなの精気が上って注ぎ入ることによって、視える力となりますので、精の集…
王様は言いました。 「私は以前、とても高い台に上った時に、階段の途中で振り返ると、目がくらんでしまい、そこから立てなくなって、腹ばいになったまま階段を進んだの…
このおはなしは黄帝内経霊枢より第八十「大惑論」をもとにしています。国の大切な儀式が行われる時、王様は一番大切な役目を担います。場面によっては、一人で高い所に登…
王様は言いました。 「岐伯の話によると、衛気は風府穴を通るたびに腠理に行って、邪気とぶつかって発作が起こるというので、発作が起こる時には、風府穴から邪気が入っ…
王様は岐伯を呼びました。 「王様、何かご用ですか?」 王様は、聞きたいことは後回しで、今読んでいる本について聞きました。 「岐伯、経の本には、夏に暑さに傷つけ…
王様は言いました。 「なるほど、では、急に死んだり、急病になるのはどうしてだ?」 少師は言いました。 「『三虚』の場合、人の死は病からあっという間です。『三實…