平成4年刊『日本相撲大鑑』を…

※昨日までのトータル訪問者数1,108,071窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』【画像】(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入定価5,000円)を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。主要内容は下記のとおりです。序章世界の相撲第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術御希望の方は、520円分の切手を同封のうえ……折返し、「レターパック…」にて送本いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799平成4年刊『日本相撲大鑑』を…

後横綱大鵬、幕下Vを逸す

※昨日の閲覧…387・訪問者…255トータル訪問者数1,107,910昭和三三年夏場所、西幕下三一枚目納谷〔後横綱大鵬〕の星取表である。〇時津浪(幕下30)＝後十両や〇十三ノ浦(幕下32)＝弓取力士〇巴若(〃33)やや〇大富山(幕下25)〇開隆山(〃19)＝後関脇や〇恵戸ノ花(幕下60)や〇江戸錦(幕下37)や●相場(幕下46)や6力士での同点決勝の末、最上位の当時同系で対戦しない後十両玉乃浦が幕下優勝。尚、5番相撲以降の相手は“全勝同士”じゃぁなかった。後横綱大鵬、幕下Vを逸す

皆勤記録更新、18名

明治十九年春場所、幕内力士「皆勤」17名の新記録だったが、5年後の二四年春も…そのタイ記録の17名━当場所は、29力士の人員で、9日間全休が2人だ。そして、3場所後の二五年夏場所、31人中、全休6名ながら皆勤力士18名の記録を残している。東大関〇小錦8勝零敗・1預り西関脇〇大戸平6勝1敗・2預り〃小結●谷ノ音2勝5敗・2預り東前頭筆頭〇朝汐5勝1敗・3預〃同三枚目〇達ノ矢7勝2敗〃同四枚目●出羽ノ海3勝4敗・1分1預西〃●平ノ戸1勝7敗・1預り東同五枚目●今泉2勝3敗・2分2預西〃●司天竜2勝4敗・2分1預東同六枚目〇千年川4勝2敗・1分2預西〃●大炮3勝6敗東同七枚目〇大達5勝3敗・1分〃同八枚目〇大泉4勝3敗・2預西〃●大纒1勝6敗・1分1預東同九枚目〇髙ノ戸5勝4敗西〃●鬼鹿毛3勝5敗・1預東十一枚...皆勤記録更新、18名

製薬会社だけの“責任”じゃない

※昨日の閲覧…358・訪問者…255トータル訪問者数1,107,65556年前の日本相撲協会「機構改革」で「指導普及部」を“明確化”して、時津風理事長(元横綱双葉山)が自ら就任して…張切っていたのだが。しかし、『大相撲』(読売新聞社刊)誌の記者座談会では、「相撲を指導することと、普及させることとは、まったく別の業務だ」と云う趣旨の発言で批判していたのだった。K製薬の「紅麹」問題発生の遠因は、「省庁再編」に因る旧「厚生省」と「労働省」との“合体”にありそうだ━果して、穿ちすぎであろうか…。旧厚生省時代の「薬害エイズ」事件で露呈したとおり、“官・民癒着”の一番最たるものが製薬会社と厚生省との癒着だった。それに加えて厚生省の“公務”なるものは非常に多岐にわたっており、労働省と一緒にすべきじゃぁなかった。兎に角、...製薬会社だけの“責任”じゃない

軽量級は矢張り体力不足…？

既述の如く、昭和三十年代前半31場所に入幕した49力士中、24.5％の12名は全盛期の体重100kg未満の軽量級だった。だから、平成・令和の「現代相撲」とは比較にならぬほど面白い土俵の角逐であった。でも矢張り「体力不足」が一因で彼等に三役入りを果したものは皆無で、昭和三十三年…、「七人の侍」と云われた、若秩父・富樫(→柏戸)・北葉山・明歩谷(→明武谷)・冨士錦(→富士錦)・若三杉(→大豪)と、もう一人の玉響や郷土力士福田山の他、上位進出もできなかった。殊に、前ヶ潮や太刀風は在幕たった1場所、しかも前者は2勝13敗、後者も4勝11敗の惨敗に終っている。更に若秩父や富樫と共に「ハイティーントリオ」と騒がれた豊ノ海も在幕2場所で十両へ陥落してしまった。その豊ノ海はじめ、太刀風・福田山・玉響の4名は、現在も健在ら...軽量級は矢張り体力不足…？

平成四年刊『日本相撲大鑑』進呈

※昨日の閲覧…1,316・訪問者…256トータル訪問者数1,107,400窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』【画像】(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担をお願いします。尚、保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。主要内容は次のとおりです。第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術御希望の方は、520円分の切手を同封のうえ……折返し「レターパック…」にて送本いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799平成四年刊『日本相撲大鑑』進呈

彦山光三の「自家撞着」

六月上旬完成予定の拙作＆私家版『相撲史発掘』第106号は順調に進捗しており、折込み掲載「名力士の対手地位つき星取表」は、拙稿「江戸大相撲熱戦譜」と“連動”させており、江戸最弱横綱不知火諾右エ門の登場だ。彦山光三著『橫綱傳』の一節を抜萃。〔前略〕歌川國貞の描いた八人目の横綱力士不知火諾右衛門━「不知火型」の創始者━の手数入すがたがずば抜けた出来栄えであった。三枚つづきのその錦絵は人物の配置といい・色といい・線といい、渾然として美事にまとまっていることはいうまでもないが、しかも今横綱力士がどしんと力足を踏もうとしている気あいの実感は、まさに画面からはみ出してしまいそうな勢い。私は腹にこたえる力強い感銘に堪能した。ここで彦山翁の「自家撞着」を指摘しないではいられない。不知火型を「権道」〔「邪道」に非ず〕と決めつ...彦山光三の「自家撞着」

横綱 東富士7━1小結 清水川

※昨日までのトータル訪問者数1,107,144昭和戦後の好取組とその結果。最高位は横綱対小結である。①昭和二五年秋場所初日東横綱〇東冨士(寄切り)清水川●西前頭三②同二六年春場所二日目西横綱〇東冨士(寄切り)清水川●東小結③同二六年夏場所二日目東張横綱〇東冨士(寄切り)清水川●東前頭三④同二七年秋場所十四日目東横綱〇東富士(上手投)清水川●東前頭筆頭⑤同二八年春場所二日目西張横綱●東富士(浴せ倒し)清水川〇東前頭二⑥同二八年夏場所七日目東横綱〇東富士(寄切り)清水川●東小結⑦同二八年秋場所四日目西横綱〇東富士(寄切り)清水川●東前頭二⑧同二九年初場所初日東横綱〇東富士(寄切り)清水川●西前頭四東富士が同じ江戸っ子の栃錦に横綱の地位を譲った恰好で引退即廃業、プロレスへ転向。そのため必然的にこのカードは終焉と...横綱東富士7━1小結清水川

後大関汐ノ海、序二段Vを逸す

昭和十四年春場所、東序二段八枚目岸本〔後大関汐ノ海運右エ門〕の星。〇相模山(序二段7)や〇晴ノ海(序二段9)や〇大石(序二段20)や〇清錦(序二段1)や〇照ノ海(序二段32)や〇福光山(三段目45)●輝曻(序二段12)や大抵「全勝同士」で対戦、後関脇の輝曻が当場所の序二段優勝となった。それにしても、S氏より頂戴した資料━星取表の複写が不鮮明のため、わざわざ『近世…相撲史』②を引っ張りださないと相手力士の地位がわからなかった。後大関汐ノ海、序二段Vを逸す

138年前、幕内力士「皆勤」17名

※昨日までのトータル訪問者数1,106,958明治九年正月場所は、幕内力士の「皆勤」16名の新記録を達成していたが、その丁度10年後の明治十九年春場所、24名の幕内力士中、17名が初日から九日目までの皆勤を記録している。東大関〇劔山7勝1敗・1引分け西大関〇大達7勝2敗〃関脇〇西ノ海4勝2敗・2分1預り東小結●鞆ノ平1勝5敗・2分1預り〃前頭筆頭●上ヶ汐2勝3敗・3分1預り西〃●髙見山3勝4敗・2引分け東同二枚目●友綱4勝5敗西〃〇常陸山4勝3敗・2引分け東同三枚目●伊勢ノ濱1勝8敗西〃✖千羽ヶ嶽2勝2敗・1分4預り東同四枚目●知惠ノ矢2勝5敗・1分1預り西同五枚目〇一ノ矢6勝3敗〃同六枚目●緋縅2勝7敗東同七枚目✖柏戸3勝3敗・3分西〃〇海山5勝2敗・2引分け〃同八枚目〇綾浪6勝1敗・2預り〃同九枚目〇...138年前、幕内力士「皆勤」17名

『日本相撲大鑑』を〒520で進呈

窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』【画像】(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。保存状態良好で、切抜きや書込み等々は一切ございません。下記宛て520円分の切手同封のうえ……折返し「レターパック…」にて送本いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799『日本相撲大鑑』を〒520で進呈

新「7人衆」をなで斬る

※昨日の閲覧…419・訪問者…252トータル訪問者数1,106,764本場所後の恒例で勝手に選抜した「7人衆」━照強の突如引退で、替りに関取軽量級の……を採り入れた。東前頭三枚目●王鵬7勝8敗祖父に似てきたのか、押されると脆く「押出し」で3敗。克服せねば今年中の三役昇進は無理？同五枚目●翠富士7勝8敗九～十一日目3日連続「肩透し」で白星。これを“封印”しなければ三役入りは難しいと思うのだ。十両八〇朝紅龍9勝6敗初日から7連勝して「不戦勝」を頂戴して、調子が狂ったのか後半戦1勝6敗の「竜頭蛇尾」で終る。同十四●北播〔石偏〕磨4勝11敗また幕下陥落。体力不足をカバーする技能が不足？三段目七十●翔傑3勝4敗また序二段へ逆戻りなのかな…。序二段五四◎炎鵬全休土俵へ上るのに“恐怖感”があるなら、もう駄目だ。同八十●...新「7人衆」をなで斬る

理想・現実の“乖離”を認識せよ

恒例の夏場所、三役「番附」の私製版。95年前の昭和四年春に倣って、最近3場所通算成績を基準━但し、上位陣との対戦範囲外は対象にしない。横綱＜該当力士なし＞東大関琴ノ若34勝11敗西大関豊昇龍31勝13敗・1休東関脇霧島29勝16敗西関脇貴景勝28勝16敗・1休東小結照ノ富士15勝7敗・23休西小結若元春25勝20敗どうも…「若元春」なんて醜名は感心しない。だって、引退後の表現で元若元春と書かれて、なんのこっちゃ…？理想・現実の“乖離”を認識せよ

同点6力士の昭和25夏

※昨日までのトータル訪問者数1,106,512拙稿「古今平幕最優秀力士星取表」36回めを現在鋭意作成中。トップは昭和二五年春(一月)場所、新入幕で「敢闘賞」を頂戴した若ノ花勝治(後横綱Ⅰ若乃花幹士)で、七日目まで3勝4敗だったが、翌八日目から8連勝して結局11勝をあげて平幕での最優秀成績を記録している。問題は、翌場所の同年夏場所なのであり、鳥渡ばかり“すっきり”しない。若ノ花の他、東前頭筆頭吉葉山潤之輔、西前頭十枚目輝曻勝彦、同十三枚目の廣瀬川惣吉、同十四枚目常ノ山勝正、同十七枚目の大蛇泻金作━以上、計6力士が10勝5敗の同成績であり、11勝以上の平幕は皆無だった。同点6力士の昭和25夏

関脇以上との対戦なしで…

大正三年夏場所、東前頭十四枚目に入幕した両國勇治郎(→梶之助)の星。〇土州山(前頭三)〇鶴渡(同十二)〇緑嶋(同七)〇玉手山(小結)〇小ノヶ﨑(前五)〇眞砂石(同十六)〇浦ノ濱(同九)や〔横綱太刀山が弟弟子寒玉子を強制欠場〕〇金ノ花(前十一)〇石山(同十八)太刀山・梅ヶ谷の両横綱、鳳・伊勢ノ濱の両大関や関脇の大蛇泻との対戦なし。当時、相撲協会が「個人優勝」を制度化しておらず、『時事新報』(現『毎日』)が表彰した。だから取組編成について協会を批判できないわけ。尚、彼は当時独立許さずの出羽海から立浪系へ移り「武隈部屋」を創設、さきの星取表の対戦相手の「天覧山」の廃業により部屋が消滅してしまった。更に、女流作家田村俊子とのロマンスも……写真をみると美男力士だった。昭和三五年…、68歳で歿している。関脇以上との対戦なしで…

74年前の珍・怪 星取表

※昨日までのトータル訪問者数1,106,279昭和二五年春、東三段目六枚目多良錦〔後幕内Ⅳ海山〕星取表。●満汐(三段目5)〇月嶋(仝)〇筑後山(三段目11)〇勢力(〃8)〇柏山(〃6)〇梅ノ里(幕下26)〇豊瀬川(三段目別格)●天覧山(幕下25)〇河津山(三段目別格)〇荒木(〃12)＝後幕内双ッ龍〇御幸山(〃19)〇廣松(〃15)〇八泻錦(〃22)〇玉風(幕下24)●羽後湊(三段目18)〇●の“配列”が非常にユニークな珍・怪星取表だろう。当場所の三段目優勝は、豊瀬川で13勝2敗だった。74年前の珍・怪星取表

81kgの起雲山 世志介

昭和三十年代前半〔三十年初～三十五年九州場所の計31場所〕の入幕力士のうち、最軽量は、起雲山〔改名歴なし〕だが、彼も不祥事に関係した“失格”力士じゃぁなかったか━『サンデー毎日』別冊の相撲号あたりの記事で読んだかも知れない。尚、『大相撲』の昭和三七年六月号所載「二所ノ関・片男波紛糾」問題の記者座談会に拠れば、起雲山の師匠追手風(元大関清水川元吉＝当時勝負検査役)が、昭和二八年春、大阪に於て酔って暴れて「謹慎処分」となったそうな。81kgの起雲山世志介

平成4年刊『日本相撲大鑑』進呈

※昨日の閲覧…380・訪問者…256トータル訪問者数1,106,045窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』【画像】(21.6×15.4cm、466ページ。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。主要内容は次の通りであります。第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術御希望の方は、520円分の切手を同封のうえ…〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799平成4年刊『日本相撲大鑑』進呈

楽観できない角界の前途

久しぶり古雑誌『大相撲』(読売新聞社刊)の彦山光三論文を抜萃してみたい。昭和三六年五月号「弟子づくりの七名人」より。〔前略〕ある会社がもし十人の新社員を必要とするばあい、何らかの方法で募集しさえすれば、立ちどころに何百・何千の自弁による大学卒業の応募者が殺到するにきまっている。会社は試験によって好き勝手に所要の十人を選ぶことができる。ところが大相撲界はそうはいかない。この社会では新弟子を集めて食べさせて着せて小づかいをやって、いわば幼稚園から小学校・中学校・高校・大学まですべてを経営しながら、その弟子たちを修行させなければならない。つまり五十人の幕内力士をそろえるためには、年がら年中千人前後の修行者を養成しつづけなければならない。それが大相撲協会であり、その協会の仕事を各部屋─年寄たちはそれぞれ独立の立場...楽観できない角界の前途

148年前、「皆勤」幕内力士16名

※昨日の閲覧…575・訪問者…352トータル訪問者数1,105,789148年前の明治九年正月場所〔前年の冬場所が延引と思える。〕は、幕末慶應二年冬の幕内「皆勤」15人を10年ぶりに更新して16名の新記録を達成。東大関〇境川6勝1敗・2分け西大関●綾瀬川2勝4敗・3分東関脇〇雷電7勝2敗西関脇〇朝日嶽3勝1敗・4分1預り東小結〇大纒5勝2敗・1分1預り西小結●鯱ノ海2勝7敗東前頭筆頭〇浦風4勝3敗・2分け西前頭筆頭●小柳3勝6敗西同二枚目●佐野山2勝5敗・2分東同三枚目〇若島8勝1敗西同三枚目✖武藏泻4勝4敗・1分東同四枚目〇勝ノ浦6勝1敗・2分東同五枚目〇手柄山4勝2敗・3分け西同五枚目〇荒虎3勝2敗・3分1預り東同六枚目〇清見泻4勝2敗・2分1預り西同六枚目●鬼面山4勝5敗それにしても引分け相撲花盛り...148年前、「皆勤」幕内力士16名

昭和30年代前半 入幕24.5％が百kg未満

昭和三十年初場所から同三五年九州…までの31場所、新たに入幕した49力士のなかから「軽量級」を選抜━━体重100kg未満が24．5％の12名である。資料は『大相撲人物大事典』。①前十九・新潟・起雲山世志介180cm・81kg②前十八・大分・豊ノ海義美178cm・83kg③〃・岐阜・前ヶ潮春夫175cm・88kg④前廿・鹿児島・太刀風義経175cm・90kg④前十五・香川・神生山清173cm・90⑥前九・秋田・清ノ森政夫183cm・92kg⑦前十六・栃木・八染茂雄172cm・93kg⑧前四・長崎・福田山幸右エ門181cm・94kg⑨前八・青森・芳野嶺元志173cm・96kg⑩前二・大分・玉響克巳178cm・98kg⑩前十六・大阪・小野錦喜三郎176cm・98⑫〃・秋田・大ノ浦一広171cm・99kg昭和30年代前半入幕24.5％が百kg未満

漢和辞典に不掲載の「血道」

※昨日までのトータル訪問者数1,105,437早速の御指摘ありがとうございます。当初、「血道」かも…と思って、『漢和中辞典』(初版昭和三四年、手許は同四五年の102版＝角川書店刊)を調べて不掲載、次いで『大漢語林』(平成四年初版＝大修館書店刊)にも全然載っておりません。「けつどう」と音読みの“漢語”じゃぁないのが不掲載の理由なのでしょう。あらためて当該古新聞を“刮目”してみて「血道」と記してあるようにみえます。但し、ルビは摩耗した状態で殆んど読むことが出来ません。漢和辞典に不掲載の「血道」

『日本相撲大鑑』を〒520のみで…

窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)【画像】を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。主要内容は次のとおりです。第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。郵送料として520円分の切手を同封のうえ…下記宛お送りいただければ折返し「レターパック…」にて送本いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799『日本相撲大鑑』を〒520のみで…

明治の元老に「品行方正」な人物は皆無❔

※昨日の閲覧…485・訪問者…285トータル訪問者数1,105,208大正七年五月十七日づけ『國民新聞』の相撲記事から…「▲力士と女」と云う小見出しの短文を転載してみたい。強い力士を稱揚する時『アレは品行方正だから』と直ぐ人は云ひたがるが實際は之れに反し力士が品行方正になれば最早や負け出す下り坂で今盛りの栃木山などは新橋邊の美形に隋分血□を揚させてゐるさうで却つて色男の土州山浦ノ濱とか敷島とか云ふ連中は近來遊ぶ勇氣さへなき者なりとは一寸奇ならずや出羽ノ海、雷乃至は元の荒岩の花籠でも盛んな時代は女に關係なしでは勝てないと思つた位だと一樣に同じ實驗談をして居た【註】□は判読不能。明治日本の政界における「元老」と呼称される人物で「品行方正」と云われたものがひとりでも存在していたであろうか━━鳥渡ばかり疑問に感ず...明治の元老に「品行方正」な人物は皆無❔

後横綱柏戸に決勝で敗北

昭和三一年夏場所、西幕下二枚目松錦〔最高位十両二枚目〕星取表。〇松葉(幕下3)や〇黒田山(十両22)や〇能登ノ山(幕下7)＝元十両〇髙葉山(〃17)やや〇明ノ海(十両23)〇立武蔵(幕下25)や〇剣龍(十両22)やや〇森ノ里(十両19)半数は関取を破って全勝したけれど、優勝決定戦で幕下六九枚目(最下位)の富樫(後横綱柏戸)に敗北を喫した。後横綱柏戸に決勝で敗北

62年前、「叩込み」 僅か2.1％強

※昨日の閲覧…389・訪問者…291トータル訪問者数1,104,923某古書に62年前の昭和三七年名古屋…における幕内取組の極り手の分析が掲載されていた。対象取組は281番。1寄切り75回2押出し44回3寄倒し29回4上手投21回5吊出し14回5突落し147打棄り13回8突出し9回9小手投8回10下手投811掬い投7回12叩込み6回13外掛け4回14内掛け415突倒し3回〔以下、割愛。〕「叩込み」の割合が相当低く僅か2.14％だったのである。土俵際の攻防が「寄倒し」や「打棄り」として如実に表現されているであろう。62年前、「叩込み」僅か2.1％強

元小結 若葉山3─3後関脇 若前田

昭和戦後の好取組とその結果━最高位は関脇対小結であった。①昭和二九年秋場所四日目西前頭十〇若葉山(寄切り)若前田●西前十三②同三十年夏場所七日目東前頭四〇若前田(押出し)若葉山●東前頭五③同三十年秋場所十四日目西前頭九●若前田(小股掬い)若葉山〇東前十一④同三一年春場所二日目西前頭三●若前田(捲落し)若葉山〇西前頭四⑤同三一年秋場所十二日目東前頭三〇若前田(寄倒し)若葉山●東前頭八⑥同三二年九州場所三日目東前頭七〇若前田(寄倒し)若葉山●西前十二その後、元小結若葉山が大抵平幕二桁→十両陥落、若前田は上位に定着のため対戦が6回で終ってしまった。若葉山は、相手の“足”を取るチャンスがなかった…？元小結若葉山3─3後関脇若前田

平成4年刊『日本相撲大鑑』を進呈

※昨日までのトータル訪問者数1,104,632窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)【画像】を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。主な内容は次のとおりです。序章世界の相撲第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術保存状態は良好、切抜きや書込み等は一切ございません。御希望の方は、520円分の切手を同封のうえ…下記へ━━折返し、「レターパック…」にて送本いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799平成4年刊『日本相撲大鑑』を進呈

幕内皆勤15名が3場所

遂に、江戸本場所大相撲における幕内力士の「皆勤」者数の調査を一応終った。先ず、皆勤力士の最多記録は15名であった。それを“逆順”━新→旧の順に列記してみたい。〇慶應二(1866)年冬場所幕内人員20名、うち全休1〇文化二(1805)年冬場所幕内人員18名、全休なし〇同元年冬場所幕内人員22名、うち全休3次に、幕内力士の「皆勤」ゼロの記録。●弘化二(1845)年冬場所幕内人員22名、全休なし●天保十五(1844)年春場所幕内人員24名、うち全休1●天保十(1839)年春場所幕内人員18名＋附出し1、全休6名●文政十三(1830)年冬場所幕内人員20名、全休なし●天明三(1783)年冬場所幕内人員14名＋附出し1、全休2尚、「入れ掛け」の場合「や」が1ならば「皆勤」に含めることにした。果して、皆勤力士16名の...幕内皆勤15名が3場所

旧国名は教科書に不掲載？

※昨日までのトータル訪問者数1,104,402また話は旧聞で恐縮だが、『大相撲』誌へ「明治相撲繁盛記」を連載したY氏〔元相撲→文化部記者〕が若い人達に…「君たち、常陸山や梅ヶ谷(2代め)って知ってるかい…？」と訊いたら、知っている少年は皆無だったとか。私見では、大相撲に無関心な若年層は、谷風や雷電の醜名だって全然知らないだろう━大抵の百科事典に記載しているはずなのに。つい先日TVを視聴していたら、茨城県民たる若者たちが、旧国名の「常陸」を「ひたち」と正確に読めないのだと云う。なんで…そんなの“常識”と考えていた。なにをか況やである。梅ヶ谷だって「うめけ…」と誤読してしまいそうだ。思うに、社会科教科書の「日本地理」の項目に旧国名は一切採りあげられていないのか。筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・薩摩・...旧国名は教科書に不掲載？

38年前の「総評鼎談」から…

久しぶり古雑誌『大相撲』(読売新聞社刊)から抜萃してみたい。38年前の昭和六一年秋場所総決算号、天竜三郎・小坂秀二・三宅充3氏の「総評」鼎談より……。三宅十両の相撲みて思うんですがね。栃ノ華〔註＝臺灣出身、春日野部屋。183cm・184kg〕と栃纒〔註＝神奈川県、仝部屋。179cm・175kg〕、この2人なんか、太りすぎで仕切る度にフーフー言って、仕切りだけで力入っちゃってる感じなんですね。大乃国〔註＝大関7場所め〕もあれに近いんじゃないかと思いますね。天竜一体何kgあるんだい？三宅202kgです。天竜冗談じゃないよ〔笑〕小坂精々180kgまでだと思いますね。三宅寧ろ小錦の方がまだ太り過ぎという感じが少ないですね。兎に角、平成・令和の現代力士のなかには「栄養過多」＆「稽古不足」で“異常肥満”と酷評されても...38年前の「総評鼎談」から…

楽日●で三段目Vを逸す

※昨日の閲覧…618・訪問者…315トータル訪問者数1,104,167昭和十四年夏場所、西三段目五二枚目橋本〔後十両相武山〕の星取表である。〇江戸錦(三段目51)〇小坂川(〃52)＝後幕内や〇若錦(三段目55)や〇大岩山(序二段2)＝後幕内・弓取力士や〇肥後ノ海(三段目47)や〇九州錦(序二段12)＝後幕内や〇楯曻(三段目59)やや●薩摩洋(三段目36)当場所の三段目優勝は、同点で上位の達ノ里だが、最高位は十両五枚目で終る。楽日●で三段目Vを逸す

『日本相撲大鑑』切手520円分で…

窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)【画像】を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料520円を御負担下さい。主要内容は次のとおりです。第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵の主役力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術御希望の方は下記宛て520円分の切手を同封のうえ…折返し、「レターパック…」にて送本いたします。〔配達方法は、対面でお届けし、受領印または署名を戴きます〕〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799『日本相撲大鑑』切手520円分で…

「猿芝居」乃至「茶番劇」だ

※昨日の閲覧…430・訪問者…281トータル訪問者数1,103,852大正十二年春場所、西方大関源氏山(→西ノ海)の星取表。〇柏山(前七)押倒し●阿蘇ヶ嶽(同六)押切り〇鶴ケ濵(同五)下手投〇光風(同四)突出し〇大門岩(同二)〃〇福柳(同一)掬い投〇東雲(小結)寄切り〇大ノ里(関脇)突放し〇常ノ花(大関)寄切り✖栃木山(横綱)───このあと源氏山に横綱免許。その理由とされているのが、当時角界のNo.1栃木山と引分けたためだと云う。〔その前場所＝昨夏の源氏山は全休〕三宅充記者が直接…春日野取締に“がちんこ”だったか・否か質したら、元栃木山は否定も・肯定もしなかったらしい。与党の裏金問題をめぐる「政倫審」━NHKが相撲放送より優先的に中継してるようだが、一種の“茶番劇”だ。角界になぞらえるならば、八百長体験者...「猿芝居」乃至「茶番劇」だ

横綱 千代山7━0平幕 大昇

昭和戦後のパーフェクト記録をひとつ拾ってみた。①昭和二六年秋場所四日目西張横綱〇千代ノ山(引落し)大曻●西前頭二②同二七年春場所十二日目西張横綱〇千代ノ山(押倒し)大昇●西前頭三③同二七年夏場所三日目西横綱〇千代ノ山(叩込み)大昇●西前頭五④同二九年夏場所八日目西横綱〇千代の山(掬い投)大昇●西前頭七⑤同三十年初場所三日目東横綱〇千代の山(掬い投)大昇●西前頭五⑥同三十年春場所二日目東横綱〇千代の山(突出し)大昇●西前頭筆頭⑦同三十年秋場所三日目東張横綱〇千代の山(掬い投)大昇●東前頭四その後、大昇が平幕二桁→十両陥落では当然対戦の機会がなくなってしまった。横綱千代山7━0平幕大昇

101年前、序二段で1勝9敗

※昨日の閲覧…1,260・訪問者…683トータル訪問者数1,103,571大正十二年春場所、東序二段三四枚目大ノ山〔非関取＝年寄「大山」と混同しない？〕●朝ノ梅(序二段30)●千葉錦(〃36)●小天狗(〃33)●山颪(〃39)●土佐錦(序ノ口1)●武州山(〃3)●竜田野(序二段12)〇増嵐(〃40)●九州洋(〃25)●最上山(〃37)相撲隠語に登場する「源武山」(最高位十両2)も一時「最上山」と名乗っているが、上記とは“別人”と思われる。101年前、序二段で1勝9敗

能登の復興を祈りながら…

昭和二四年夏、東幕下二三枚目能登ノ山の相手地位つき星取表。●若風(幕下22)〇大蛇海(〃23)〇嶋錦(〃22)＝後幕内〇駒泉(〃24)〇石﨑(仝)＝後幕内大瀬川〇阿賀ノ川(三段目2)〇陣乃花(〃5)＝後幕内小野錦〇荒馬(幕下12)＝後幕内豊山〔後地方議員〕〇能代海(三段目6)〇玉ノ川(幕下20)〇若國(〃18)〇大竜山(〃10)＝後幕内大龍〇水澤(三段目5)＝後十両白雄山●若嵐(幕下6)＝後幕内●若置山(〃19)当場所の幕下優勝は、若嵐で13勝2敗。能登の復興を祈りながら…

『日本相撲大鑑』〒520円でOK !

※昨日の閲覧…486・訪問者…285トータル訪問者数1,102,888窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)【画像】を先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。この度、梱包して〔勿論宛名など不記載〕郵便局へ持っていったら、想定外の運賃1,040円と云うので、もう鳥渡ばかり安くならないの…？「レターパック…」を利用すれば、丁度“半額”の520円でOK━だと、わかった。下記へ520円分の切手を同封のうえ…〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。☎095-845-6799『日本相撲大鑑』〒520円でOK!

安念山3─3明武谷

昭和戦後の好取組とその結果。対戦成績が五分・五分と拮抗しているので一応「好取組」の部類に…。最高位は両力士とも関脇だ。①昭和三六年春場所千穐楽西小結●安念山(打棄り)明歩谷〇東前頭五②同三六年九州場所七日目西張関脇〇羽黒山(寄倒し)明武谷●西張小結③同三七年秋場所三日目東前頭九●羽黒山(寄切り)明武谷〇西前頭九④同三八年初場所七日目西小結〇羽黒山(寄切り)吉葉洋●東前頭筆頭⑤同三八年名古屋場所二日目西前十一〇吉葉洋(打棄り)羽黒山●西前十二⑥同三八年九州場所十三日目西前頭三●明武谷(掬い投)羽黒山〇東前頭七安念山改め羽黒山は、「三賞」は受賞せず、「金星」なんかも皆無じゃぁなかったか。安念山3─3明武谷

187年前、東・西 総帥のみ皆勤

※昨日の閲覧…372・訪問者…252トータル訪問者数1,102,603天保八(1837)年冬場所は、東西の総帥両力士だけが「皆勤」した異例の記録。東方大関、手柄山〇四声山(幕下)〇藤川(〃)△頂(前一)〇桐山(同五)〇天津風(同四)●濃錦里(同三)●小松山(同六)✖追手風(関脇)✖稲妻〔横綱〕や西方大関〔横綱〕稲妻〇和田ノ浦(前七)●和田ヶ原(〃)◇稲川(同四)〇布ヶ滝(同二)〇荒礒(同三)✖鰐石(同一)〇平石(小結)〇黒岩(関脇)✖手柄山(大関)や拙稿「江戸大相撲熱戦譜」では必ずしも“皆勤”について言及していなかった。187年前、東・西総帥のみ皆勤

元関脇 明武谷を偲んで…

昭和三十年春、東序二段二五枚目明歩谷〔当時17歳＝後関脇明武谷〕〇中ノ海(序二段23)や〇高濱(序二段27)〇廣ノ國(〃29)や〇塚田(序二段22)やや〇丸目(序二段40)〇澤出(〃2)やや〇井坂(序二段13)〇西中(三段目84)＝後十両や幕下以下「8日制」は取組編成が鳥渡ばかり難しそうだ。6～8番相撲の相手は既に1敗を記録し、“全勝同士”の対戦じゃぁなかった。当場所以外で彼の「全勝記録」はない。元関脇明武谷を偲んで…

「大八洲」の“先代”でした…

※昨日の閲覧…1,013・訪問者…471トータル訪問者数1,102,351大正十二年春場所、東序ノ口二二枚目大八洲〔後幕内…とは別人〕星取表。●玉ノ花(序ノ口10)●梅光(〃25)〇神田川(〃26)●土佐ノ海(〃17)●岡山(〃27)●都嶋(新序7)●汐ヶ﨑(〃4)●北光山(序ノ口9)●米錦(新序8)●摂州山(〃2)当場所の10戦「全敗記録」力士は皆無と思われるのでいちばん不成績をピックアップしてみた次第。尚、過日の「双葉山の兄弟子」と記した大八洲も別人の“先代”で、所属部屋も立浪部屋じゃぁないかも知れない。「大八洲」の“先代”でした…

免許状→推挙状の“責任”は彦山翁にも

彦山光三59回忌に因んでライフワーク『橫綱傳』(昭和二八年末刊)の問題箇所を俎上に載せてみたい。〔前略〕昭和二十六年春場所中、〔吉田〕司家代表者と〔大日本相撲〕協会とのあいだで十分話しあったうえ協定が成立して、そのおりとりかわした「覚書」〔中略〕なるものの原案はこの私が作成したのであって、数項にわたっているが眼目とするところは、一、横綱をもって大関以上の最高地位とし、協会がこれを決定すること。一、横綱の授与式は東京でおこない、司家の代表者が臨席して「故実」とともに授与すること。の二項目に要約することができるであろう。〔中略〕当時協会側一部の鼻息は甚だ荒かった。この際七面倒くさい司家との関係を断ちきって協会独自の立場で処理することにしようじゃないか、それが民主的というものだよ、こっちから逆破門といくか━など...免許状→推挙状の“責任”は彦山翁にも

101年前、序ノ口尻2枚め星取表

※昨日の閲覧…728・訪問者…366トータル訪問者数1,101,880大正十二年春場所、東序ノ口二六枚目太勝山の相手地位つき星取表である。〇福湊(序ノ口18)●射水山(〃23)や〇甲州川(序ノ口24)●小鳳(〃11)〇摂州山(新序2)〇梅光(序ノ口25)〇香知時(〃15)〇生汐(〃9)●立嵐(〃12)三日目は、恐らく中途欠場者の発生のため全出場力士が“奇数”になり、対戦相手を欠くので仕方なく……。【今夜の予告】彦山光三著『橫綱傳』45頁を俎上に載せて徹底批判したい。101年前、序ノ口尻2枚め星取表

何故か…天明・天保期に集中

江戸本場所大相撲が晴天「10日間」興行になって以降、天保期まで対象に幕内力士の「皆勤」がたった1人の事例を列記しておきたい。天明四(1784)年春場所東小結小野川6勝2敗・2預り同六(…86)年冬場所西前頭三関ノ戸3勝2敗・1分3預同八(…88)年春場所西関脇谷風7勝無敗・1分1預り文政十三(1830)年春場所東大関〔横綱〕阿武松7勝1敗・1預り天保二(1831)年春場所西小結秋津風3勝4敗・1分1無勝負同六(…35)年春場所東大〔横〕阿武松7勝無敗・2引分け同七(…36)年冬場所東前頭五桐山1勝8敗同八(…37)年春場所東前頭五桐山3勝5敗・1無勝負同九(…38)年冬場所西前頭四天津風8勝無敗・1預り何故か…天明・天保期に集中

雷電・大錦と同列扱い不可…

※昨日までのトータル訪問者数1,101,514早速のコメントで御教示ありがとうございます。当方も早速ながら所蔵の『大砲から大鵬まで』(昭和三六年刊)169頁で確認いたしました。〔前略〕有名なのは、大正五年三月に大阪千日前で十日間興行された大合併相撲で〔中略〕大阪方にあって一人気をはいたのは十両の宮木山(後の横綱宮城山)で、東京方の常ノ花、千葉ケ崎、宮城山、駒泉等を破り、七勝二敗(源氏山と紅葉川に負けた)で人気の的となり、大阪に宮木山ありと世に認められた〔後略〕でも、これを寛政期の雷電(爲)━雷電(灘)とか、大正八年頃の大錦(卯)─大錦(大)と同列的記録あつかいには“無理”があると愚考します。その訳は、“同音”ではあるが「木」と「城」は完全な“別字”なので…。雷電・大錦と同列扱い不可…

宮城山対宮城山戦は全然なかった❔

あんまり旧い出来事、即ち江戸～明治時代に関聯するものは、敬遠される人がいらっしゃるかも知れないので、今夜は「近代相撲」の大正時代の大相撲で、鳥渡ばかり疑問点が閃いたのである。それは、小結を最高位とする宮城山正見と、後横綱の宮城山福松━この両力士の年齢差は5～6年程度で、しかも大正五年夏から同十一年春までの期間、前者は東京大角力協會の…、後者は大阪角力協會の幕内力士として在籍しており、当時は、所謂東・西合併大相撲等々で同名力士の宮城山対宮城山戦が1度は実現したのじゃぁないか、と勝手に想像したのである。『日本相撲史』明治・大正篇にも合併相撲の記事・星取表が載っているが、“断片的”な扱いで“割愛”された箇所も少なくないと思える。そこで、読者諸賢のなかに、当該「同名取組」の有・無など御存知の方、是非とも御教示いた...宮城山対宮城山戦は全然なかった❔

“不可抗力”の欠場…？

※昨日の閲覧…544・訪問者…357トータル訪問者数1,101,271幕下以下も原則的に「連日出場」の試行錯誤と思われる大正十二年春場所、東方の序ノ口27名のうち、25名は実際にも10日間全日出場していることがS氏提供資料で確認できるのである。東序ノ口二三枚目、射水山の星取表です。〇梅光(序ノ口25)〇太勝山(〃26)〇軍竜(〃25)●高汐(〃15)や〇朝ノ山(新序6)●有明(序ノ口1)〇綾瀬川(〃23)●新高山(〃5)＝非関取？〇勇駒(〃19)五日目の「や」は全出場力士“奇数”のための措置ではないだろうか…。もう1人、太勝山も三日目だけ「や」印が記入されているが、後日検証したい。尚、当場所東序ノ口二二枚目は後幕内力士大八洲(後白玉多喜知理事)〔双葉山の兄弟子〕である。“不可抗力”の欠場…？

天保末期まで…調査結果発表 !

江戸本場所大相撲における幕内力士の「皆勤」数を寶暦末から天保期まで一応調査して自家製ノートに記入した。幕内皆勤が1人も記録されない場所。天明三(1783)年冬場所、幕内14名＋附出し1その47年後の…文政十三(1830)年冬場所、幕内20名天保十(1839)年春場所、幕内18名＋附出し1〃十五(1844)年春場所、幕内24名凡そ83年間に4度も星取表で判明したわけ。逆に、「皆勤」幕内力士の最多場所としては文化二(1805)年冬場所の18名中、15力士以後天保末までに更新はおろか、タイ記録さえ全然なかった。弘化～慶應の幕末期は果して如何だろうか。天保末期まで…調査結果発表!

漢和辞典に載っていた…

※昨日の閲覧…375・訪問者…270トータル訪問者数1,100,914昨夜の既述は、遺憾ながら殆んど誤りでした。あらためて『大漢語林』(大修館書店刊)の「十一画麻冠」を調べてみて1593頁に「麽」なる文字が載っており、「な」に非ず「ま」と読むことが判った。まったく“間抜け”でした、御免なさい。でも「彼麽」を「あんな」と読んだのは当時の新聞記者の独断と云うほかはない。そんな2字熟語は掲載されていない。しかし、「原文尊重」の方針なので、「あんな」のルビを附記することにしたい。漢和辞典に載っていた…

また漢和辞典にない文字が…

徳富蘇峰〔文久三年、熊本生れ、昭和三二年歿〕が創刊した『國民新聞』の大正七年五月十八日づけ相撲記事の末尾に難しい漢字が表記されていた。ルビが振ってあるので読めるのだが、平仮名→漢字の“変換”ができないので困惑している。…強味に於て彼□失敗はなかつたであらう「彼□」には「あんな」と振り仮名がついているが□の文字が漢和辞典に載っていない。広－ム＋林＋久＋一のイメージなんです。或いは、麻冠なのかも知れません。また漢和辞典にない文字が…

“夢の珍取組” 炎鵬VS宇瑠寅

※昨日までのトータル訪問者数1,100,644最近の本場所大相撲、横綱・三役陣の取組には…てんで興趣が沸いてこない。「水入り」もなければ「打棄り」にも出くわすことはないからだ。春場所番附の上から4段め━に眼が…東序二段五四枚目に元幕内の炎鵬、東序二段八十枚目に超軽量級の宇瑠寅がランクされて、両力士が“急接近”した恰好なのだ。昭和二十年代前半みたいに幕下以下も15日間「連日出場」ならば、仮令“同成績”じゃぁなくても対戦の機会は充分にあったはず。しかし7日制で地位が26枚離れているので、前半は勿論、後半戦に同成績になって両者が取組む可能性は零ではないけど相当低いであろう。仮に珍取組が実現したって炎鵬が断然有利なのは否定しようがないが、200kg超重量級を「正攻法」で寄切った宇瑠寅に“勝機”が全然ないとは云えま...“夢の珍取組”炎鵬VS宇瑠寅

32年前の『日本相撲大鑑』を…

窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(21.6×15.4cm、466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)【画像】を御希望の方、先着1名さまに無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。平成十二年二月の『大相撲』誌「…図書解題」から抜萃。相撲に関する知識・データを集大成した書。世界各地の格闘技から書き始め、相撲の成立、大相撲の組織と制度、歴史的由来、相撲と芸術について記している。資料篇として、年表、相撲部屋案内、力士人國記、決り手など〔後略〕近日、梱包して送料を確定したいと思っております。32年前の『日本相撲大鑑』を…

また1時間も“缶詰”状態で…

※昨日の閲覧…459・訪問者…258トータル訪問者数1,100,415運転免許証更新手続で丁度1時間“缶詰”状態に━月曜で申請者が多く、待ち時間が長かった。前々回までは直近の警察署まで歩いて…〔以前は大村の運転免許試験場まで高速道路利用で…。〕兎に角、JR長崎駅前の…センターまで往復だけでも大変。もう我が後期高齢者なので①高速道路は運転しない②夜間～深夜も運転しない③知らない道へ車を走らせない━これでリスクが10分の1以下低減されると信ずる。これから『相撲史発掘』の執筆・編集。1～7頁は、一応原稿清書完了したので、「大正期の新聞記事から」の第17回を…。大正7.5.18づけ『國民新聞』は相撲記事が満載だ、転載するだけでも大変なのです。また1時間も“缶詰”状態で…

一錦が●一ノ峰で三段目V逸す

昭和十九年春、西三段目四三枚目一錦〔後十両〕の星取表である。●一ノ峰(三段目43)〇小田ノ浪(〃45)や〇三戸錦(三段目47)や〇鷹揚山(三段目40)や〇藤川(三段目45)や〇鯱錦(三段目42)や〇清津川(序二段9)や〇鏡冨士(三段目25)や当場所の三段目優勝は、東三段目二十枚目の小倉(後関脇出羽錦)である。成績は4番相撲に黒星の7勝1敗の“同点”━当時、決定戦はなしだ。一錦が●一ノ峰で三段目V逸す

宇瑠寅、約3.5倍の重量級を翻弄 !

※昨日の閲覧…548・訪問者…296トータル訪問者数1,100,157日本相撲協会機関誌『相撲』最新号(通算960号)の星取表に拠れば、去る初場所十一日目、西序二段六六枚目の宇瑠寅〔最軽量60kg〕が東同七四枚目肥後ノ龍〔209kg余〕から白星を得て貴重な2勝めをあげている。凡そ自らの体重の3.48倍の超重量級力士を存分に翻弄したのである。まさに“奇蹟”的な勝利じゃぁないか。【追記】…ネットでVTRの珍取組を視ました。決り手「寄切り」で堂々の相撲っぷりでありました。宇瑠寅、約3.5倍の重量級を翻弄!

後関脇 玉乃海、初日●で序ノ口V

昭和十三年夏場所、西序ノ口筆頭福住〔後関脇玉乃海＝片男波監事〕●薩摩洋(序二段48)や〇伊吹山(序ノ口1)や〇佐田岬(序ノ口10)や〇髙嵐(序ノ口2)や〇十文字(序二段44)や〇柏木(序ノ口7)＝後幕内那智ノ山や〇竜ヶ﨑(序ノ口12)当時の『相撲』星取表に年齢が「一七」と記載。昭和十六年春かぎり廃業後、二十五年夏に復帰している。後関脇玉乃海、初日●で序ノ口V

元十両の8番相撲…

※昨日の閲覧…443・訪問者…290トータル訪問者数1,099,861去る初場所、東幕下四枚目、元十両千代の海星取表である。〇聖富士(幕下3)やや〇木竜皇(幕下5)●若隆景(〃1)や●對馬洋(幕下2)や●北大地(幕下6)や●天照鵬(十両12)や●嘉陽(幕下1)や●栃武蔵(十両14)幕下以下は「7日出場」のところ、楽日に負越し十両力士と対戦させられた。関取の出場力士が“奇数”になった所為だろう。かつて全力士が「全日出場」制の場合、欠場者が頻出し、奇数の場合、残った1人は仕方なく「や」扱いになったのかな？元十両の8番相撲…

相手地位がわかり難い

興行日数が11日間から13日間に延長された昭和十二年夏、東幕下三十枚目照錦〔元十両→再十両〕の星取表。●北見泻(幕下29)●一ノ海(仝)●山陽山(幕下22)●大雪山(〃33格)●髙鳴山(〃25)●界王山？●穂波川(幕下27)●横山(〃24)●鎌田(〃25)●礒錦(三段目1)●大蛇岩？や●南山(幕下28)どうも当場所幕下以下星取表の複写が不鮮明箇所が多くて判読できない。照錦の個人別星取表は鮮明なのに…。13日制、幕下も原則「連日出場」の方針だったみたい。三段目以下は隔日出場。相手地位がわかり難い

220年前の新記録、幕内“皆勤”15力士

※昨日の閲覧…445・訪問者…294トータル訪問者数1,099,571221年前の享和三年の江戸大相撲は、春・冬の両本場所とも…皆勤した幕内力士が各12名だったが、この記録は僅か1年後に更新されている。即ち、文化元(1804)年冬場所の幕内皆勤力士を列記すれば、次のとおり。東大関平石7勝2敗西大関雷電8勝1敗東関脇大見﨑6勝3敗西関脇千田川7勝2敗東小結柏戸5勝2敗・2預り東前頭筆頭鬼面山4勝3敗・2引分け西前頭筆頭鳴滝4勝1敗・2分2預東同二枚目荒馬5勝2敗・1分1預西同三枚目佐渡ヶ嶽5勝3敗・1分東同四枚目緋縅6勝2敗・1分西同四枚目山颪4勝4敗・1分西同五枚目大綱6勝2敗・1無勝負東同六枚目鏡岩4勝2敗・1分2無勝負西同六枚目荒岩4勝3敗・1分1預り西同八(幕尻)音羽山3勝4敗・1分1預1無勝負220年前の新記録、幕内“皆勤”15力士