抜かりなし一人呟く厠にて 手を洗いしは戦いの日々
世界中 墨汁の雨注ぎ来る
濃緑に囲まれ唄う紫陽花は 淡い恋ほど似合うのだろうか
じとじとと在りてこの空この季節 憂う如くは革靴の手入れ
どの業も 隠したりぬる ヘドがあるそう諦めていた 自分を憎む
儚きや二年だった君との時代が 己を縛り未来を隠す
ああ虫だ 春の終わりの黄昏は また来る季節憂うばかりよ
そよ風に何処に居たいか聞かれれば 宙に貼りつく雲の如くか
汗も冷め ひとりになるは喫煙所 せめて風でも吹いてくれたら
唸る夜になき人現れ叱られる 自分の道を歩きなさいと
浴びるほど 飲んで飲まれ寝潰れたい今は出来ずに 月に愚痴言う
目配せの周波と PC打っているあの子と奴に気をもみ舌打ち
貴方その高い身なりもあと寸前踵の汚れが浮き出て哀れ
俺の好きな 奴はとうとう 逝っちまった跡形も無く きれいさっぱり
こつこつといやせかせかとせくせくがひりひりとなりやがてきゅうきゃう
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