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  • 『自己責任』という言葉の裏に

    旧統一教会の田中会長が記者会見を行った。その際、信者それぞれでは、自民党を中心とした政治家を応援をしたということがあるのだろうが、「法人(旧統一教会)」としては何もしていないという趣旨の説明をしていた。つまり旧統一教会としての組織ぐるみでの政治家との関係はないという意図である。信者と議員との関係は「自己責任」だという表明である。一方、自民党の対応も同じだ。党としては旧統一教会とは関係ない。各議員がそれぞれ関係をもっていたので、各議員が「自己責任」で説明しなさいと言っている。一見筋が通っているように見える。しかしこれはなんでもかんでも個人の問題にすり替えてしまい、セーフティネットをはっただけにすぎない。近年、このような「自己責任」がはびこっている。新型コロナ対策も自己責任になりつつある。老後の資金も年金にた...『自己責任』という言葉の裏に

  • 旧統一教会の問題を隠すような内閣改造によって、実は他にもたくさんのことが隠されている。

    岸田総理が突然内閣改造を行い、それと絡めて旧統一教会の問題がさらに大きく取り上げられている。旧統一教会については徹底的に究明してほしいものであるが、必要以上に大騒ぎをしている。このままではしばらくしたらみんなに飽きられて、「大騒ぎしておしまい」のような予感もする。そのどさくさの中でいくつかの大きな問題が隠されてしまっていることを忘れてはならない。一つは野田聖子議員の夫が暴力団員だったという問題である。野田聖子・前地方創生相の夫が、過去に暴力団員だったなどと報じた週刊文春と週刊新潮を相手取り、両社に1100万円の損害賠償を求めた2件の訴訟について、最高裁は、夫側の上告を退ける決定を出した。野田聖子議員の夫は反社会的勢力であり、野田議員はそれを嘘をついてまで隠していたということになる。暴力団は反社会的勢力であ...旧統一教会の問題を隠すような内閣改造によって、実は他にもたくさんのことが隠されている。

  • NTLIVE『プライマ・フェイシィ』を見ました。

    ジョディ・カマー主演のひとり舞台NTLIVE『プライマ・フェイシィ』を見ました。性被害を受けた女性の心を描く映画です。性被害者を担当することの多い弁護士自らが性被害を受け、その困難さの中で「真実」を見つけます。脚本も見事でジョディ・カマーも熱演です。内容も演技も見事としか言いようがありません。主人公テッサはトップクラスの弁護士です。同僚の弁護士と仲良くなり、性的な関係を結ぶようになります。ある日酒を飲み、自分の部屋にその同僚を向かい入れ、セックスをします。しかしその後、気分が悪くなり、トイレで吐きます。そのような状況でありながら、男はセックスを求めます。テッサは拒否するのですが、男はテッサを無理矢理犯します。テッサはこれをレイプだと訴えます。しかしこれが難しい裁判になることは明らかです。それでもテッサは自...NTLIVE『プライマ・フェイシィ』を見ました。

  • NTLIVE『ロミオとジュリエット』を見ました。

    NTLIVE『ロミオとジュリエット』を見ました。きちんと「ロミオとジュリエット」を見たことがなかったのですが、近代の演劇の原点がここにあるという作品でした。NTLIVEというのはイギリスの国立劇場ロイヤル・ナショナル・シアターの傑作舞台を厳選して映像化し、映画館のスクリーンで上映する「ナショナル・シアター・ライブ」のことです。この作品はコロナ禍であったために、舞台で上演したものではなく、初めから映像として作ったものです。ですからシーンごとに撮影されていますので、本来ならば生の緊迫感はないのだと思います。しかし逆に役者の表情やしぐさをはっきりとカメラがとらえるので、逆に緊迫感を覚える作品となっていました。「ロミオとジュリエット」のストーリーには無理があり、リアリティを感じなかったのですが、役者の演技こそがリ...NTLIVE『ロミオとジュリエット』を見ました。

  • 映画『エルヴィス』を見ました。

    地元の映画館の公開最終日にやっと映画『エルヴィス』を見ました。スターになる光と影が描かれる映画です。映画『エルビス』を見ました。は私の一世代前のスターで、あまり印象にありません。少し太めの派手な衣装を着たおじさんというイメージしかなかったというのが正直なところです。しかしこの映画を見ると彼が時代の寵児であったこことがわかります。当時の保守的なアメリカに革新的なスターが突如現れ、彼は賛否の的になりました。純粋に歌が好きで、目立ちたがり屋で、一方では神経質なエルビスが、時代に翻弄されていく様がよくわかります。エルビスがロックを受けいれる土壌を無理矢理アメリカに作り上げたおかげで、今のアメリカの音楽文化があります。またラスベガスの巨大ホテルのショーというひとつのショービジネスも作り上げました。確かに彼はアメリカ...映画『エルヴィス』を見ました。

  • 映画『エルヴィス』を見ました。

    地元の映画館の公開最終日にやっと映画『エルヴィス』を見ました。スターになる光と影が描かれる映画です。映画『エルビス』を見ました。は私の一世代前のスターで、あまり印象にありません。少し太めの派手な衣装を着たおじさんというイメージしかなかったというのが正直なところです。しかしこの映画を見ると彼が時代の寵児であったこことがわかります。当時の保守的なアメリカに革新的なスターが突如現れ、彼は賛否の的になりました。純粋に歌が好きで、目立ちたがり屋で、一方では神経質なエルビスが、時代に翻弄されていく様がよくわかります。エルビスがロックを受けいれる土壌を無理矢理アメリカに作り上げたおかげで、今のアメリカの音楽文化があります。またラスベガスの巨大ホテルのショーというひとつのショービジネスも作り上げました。確かに彼はアメリカ...映画『エルヴィス』を見ました。

  • 金子夏樹著『リベラルを潰せ』を読みました。

    金子夏樹著『リベラルを潰せ』を読みました。最近保守主義の力が強くなっています。そしてその保守勢力の力を利用して、反リベラル的な出来事が次々に起こっています。ロシアのウクライナ侵攻、アメリカの最高裁の妊娠中絶を認めないとの判断、日本における統一教会と政治家の癒着などです。この本では今、世界で起きている様々な問題に同じ背景があるということが分かります。世界中が保守化しているという感覚は多くの人にあると思います。ロシアや中国は独裁化しており、民主的だと思われてきたアメリカでさえトランプが大統領になり、保守的な政策を進めていました。日本においても安倍晋三政権は保守色の強い政権でした。東南アジアやアフリカの国々も民主化の方向へは進まず、逆にロシアや中国の支援を受け、保守的な独裁的になってきているように見えます。ヨー...金子夏樹著『リベラルを潰せ』を読みました。

  • 映画『オフィサー・アンド・スパイ』を見ました。

    ロマン・ポランスキー監督作品『オフィサー・アンド・スパイ』を見ました。正義を貫くことの難しさと大切さを伝える佳作です。この映画は「ドレフュス事件」を描いています。「ドレフュス事件」は世界史で勉強したことがあり、名前だけは覚えていたのですが、実際はどういうものか全然わかっていませんでした。「ドレフュス事件」とは、1894年にフランスで起きた、当時フランス陸軍参謀本部の大尉であったユダヤ人のアルフレド・ドレフュスがスパイ容疑で逮捕された冤罪事件です。ドレフュスが無罪であることに気づき、しかもそれが軍によって作り上げられた冤罪であったことに気づいたジョルジュ・ピカール大佐が、正義のために冤罪を晴らそうとしたことを描いています。権力がうそを隠し、それを暴こうとしても嘘に嘘を重ねて権力を守ろうとする姿は現代において...映画『オフィサー・アンド・スパイ』を見ました。

  • ドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』を見ました。

    ロシアの反体制派、反プーチンの急先鋒アレクセイ・ナワリヌイを追うドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』を見ました。どこまでが本当なのかと疑いたくなるような不条理極まるプーチン体制を暴きだします。ナワリヌイはプーチン政権への批判で国内外から注目を集め、2020年に毒殺されそうになります。なんとか生き延びることだでき、その後、逃亡先でその首謀者がロシア当局だと突き止め、その事実をを全世界に発信します。<o:p></o:p>ナワリヌイは翌年モスクワにもどります。もちろん殺されることも覚悟してです。ロシアはナワリヌイを逮捕し、今ナワリヌイは牢獄にいます。<o:p></o:p>あまりにロシアの策略だったということがあっさりと判明してしまうので、ナワリヌイのほうが胡散臭く見えてしまうのですが、それこそがロシアっぽい。なん...ドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』を見ました。

  • ジョニ・ミッチェルがステージに

    ジョニ・ミッチェルがステージに立ったというニュースが流れていた。感動的な出来事だ。ジョニ・ミッチェルは2015年に脳動脈瘤により倒れ、かなりの重病だと報道されていた。再びステージで歌うことはないだろうと思っていた。しかし7月24日、ニューポート・フォーク・フェスティバルにサプライズ出演し、13曲パフォーマンスした。その模様はユーチューブで見ることができる。ジョニ・ミッチェルの名曲「BothSidesNow」は様々な場で聞くことができる。日本では「青春の光と影」という曲名で有名な曲である。最近では今年のアカデミー作品賞を受賞した「コーダあいのうた」で主人公が歌っていた。この曲、最初はいわゆるフォークソングのような印象の曲だった。この曲を2000年に本人がセルフカバーしている。それがいい。もはやジョニミッチェ...ジョニ・ミッチェルがステージに

  • 統一教会の実態の徹底究明を

    安倍総理の暗殺をきっかけとして統一教会が大きな問題となってきている。徹底的に統一教会の実態と政治とのつながりを究明する必要がある。霊感商法で統一教会が問題になったのはかなり前のことである。その後騒ぎは収まり、統一教会も影響力も縮小したのではないかと思っていた。しかし今回実はその力はまだ大きく、そしてその力を政治が利用していたことが分かってきた。自民党は「反共」という共通目的で統一教会と手を組んだ。韓国ぎらいの多い自民党は統一教会と手を組むはずはないというのが第一印象であったが、実はそこが自民党のしたたかさで票になるものは何でも受け入れる。選挙に勝つことが最優先なのだ。統一教会や日本会議など「反共」の組織と手を結び、強力な組織を作り上げてきたというのが今の自民党の実態なのだ。そしてその「反共」をネットを通じ...統一教会の実態の徹底究明を

  • 映画『わたし達はおとな』を見ました。

    新進の劇作家、加藤拓也氏の監督した『わたし達はおとな』を見ました。リアルな会話が心にせまる佳作です。二重の時間が区別なく並べられる映画の時間進行も斬新でした。監督・脚本加藤拓也出演者木竜麻生藤原季節この映画では出演者は自然な日常的な会話をしています。台本がありながら日常的なしゃべり方をするのはかなり難しいことです。しかし役者の演技は見事に日常的です。その結果、人間の良さもみにくさもはっきりと見て取れます。最後に主人公とその彼が喧嘩になります。主人公の彼氏は冷静で論理的であろうとしながら、冷静さを失い、論理的に破綻していきます。主人公も感情的に自分勝手に論理を作っていきます。ふたりの気持ちは理解できるのですが、表に出てくる言葉は「おとな」のふりをしていながら「おとな」になっていません。そこにリアルな人間が見...映画『わたし達はおとな』を見ました。

  • 「骨太」の教育方針を

    「『82歳の講師』が教壇に立つ深刻すぎる教員不足、教員の自己犠牲で成り立つ公立学校は崩壊寸前」というタイトルの東洋経済オンラインの記事がネットに出ていた。衝撃的なタイトルではあるが、誇張がすぎるわけではない。私もここで何度か書いてきたが、教育現場はもはや崩壊しつつあるのだ。学校によってはすでに崩壊していると言ってもいい。教員不足は喫緊の問題となっている。政治家の教育に対する無理解の根本は、教育に対する過信である。「教師が不足するという事態が起こるはずがない。教師はやりがいのある安定した職業であり、教師になった人間はいくらでも無休で残業する。休日出勤だって苦と思わない。」政治家たちはそう思い込んでいた。だからいくら教員が騒いでも小手先の改革をしてアリバイ作りをしながらごまかしてきた。教育界の多忙化は一向に解...「骨太」の教育方針を

  • 『トップガン・マーベリック』を見ました。

    大ヒットしている映画『トップガン・マーベリック』を見ました。最新の映像技術を駆使しながらも、伝統的な「懐かしい」アメリカ映画の構造をしっかりと押さえた面白い映画でした。最近忙しすぎて映画を見に行くのも1か月ぶりでした。忙しさのピークがようやく抜け、肩の凝らない映画を見ようとこの映画を選びました。公開からかなりたっているので、観客数が減るのだと思っていたら、予約の画面がどんどん埋まっていきます。あわてて予約して劇場に行くと、すでに劇場は満杯。見られなくて帰っていく人がたくさんいました。(ただしとても狭い劇場ではありました。)最近の映画の中では大ヒット作と言っていいのではないでしょうか。この映画の良さは、伝統的な「正義・友情・努力」という価値観です。そしてそれらによって人間は不可能を可能にするという、「人間賛...『トップガン・マーベリック』を見ました。

  • 『ちむどんどん』が雑すぎる

    先日『ちむどんどん』をほめる内容の文章を書いた。雑な部分もあるが、朝ドラとしては暗くならない前向きな内容で悪いものではないという内容である。しかしここに来て雑な部分があまりに大きくなってしまい、さすがにだめだと思うようになった。主人公の兄があまりに愚かすぎである。しかも同じパターンの失敗ばかりなのでさすがに辟易である。さらに主人公の魅力がどこにあるのかがよくわからない。そもそも前向きで明るい頑張り屋であるところがいいはずなのだが、恋敵にあたる女性のほうがよほど前向きで頑張り屋なのだ。「和彦」君がなぜ、この女性を裏切るのか理解しがたい。男女の仲なんてそんなものだと言われればそれまでだが、それを言い始めたらドラマなんか成り立ちはしまい。そもそも主人公が能天気すぎて魅力に乏しい。脚本が主人公の良さを描き切れてい...『ちむどんどん』が雑すぎる

  • アベノミクスについて

    安倍晋三元総理の殺害の後、アベノミクスの評価について賛否出ている。それらの多くはプラスかマイナスかという二者択一評価がなされている。違和感を覚える。アベノミクスは異次元の規制緩和であった。低金利で市場にお金をばらまいたのだ。その結果一時的に経済は周り、また円安が進むことによって貿易がうるおい、外国からの観光客が増えた。安倍元総理が自慢していたように雇用がよくなり、それまでの不況感が一気になくなった。だからその時だけを考えれば正しい政策だった。しかしなかなか物価は上がらず効果は限定的だった。次第にその効果は薄れ始めて、一方では国の借金を気にし始め、また円安に対する不安も大きくなってきた。そのような不安が続くなかで、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻などの大きな事件が起き、経済不安が強くなっていった。...アベノミクスについて

  • 新型コロナウイルスの第7派にどう対応しろと言っているのかわからない

    新型コロナウイルスが急激に感染拡大している。患者数が増え、入院患者も増えている。しかし重症者の数がそれほど増えていない。一方では日常生活を取り戻さなければ、経済が成り立たず、国民の生活が危ない。飲食業や旅行業者はこれまでどれだけ苦労したことか。それがこれからという時に、規制がかけられたらたまったものではない。精神に異常をきたす。日本人は「空気」を読んで生きている。みんな様子を見ながら生きている。しかし本当に苦しんでいる人たちにとっては、「空気」を読まれても困るのだ。困りながらも「空気」のほうが強いから、泣き寝入りするしかないのだ。こんな社会があっていいのか。こういう時こそ政治家の出番である。明確な方向性を示さなければならない。このままいくならばこのままでいい。経済を回復させることは悪いことではない。それを...新型コロナウイルスの第7派にどう対応しろと言っているのかわからない

  • 今日本の政治に求めるもの。②年金改革

    選挙終盤に安倍晋三前首相の襲撃事件が起きた。ご冥福をお祈りしたい。選挙どころではない雰囲気になってしまったが、選挙は選挙である。冷静に考えるのが厳しい状況であるが、心を落ち着けて考えたい。日本の一番の問題は少子高齢化である。子どもが極端に少くなる一方で、高齢者が増加している。高齢者が増加しているのは、みんなが長生きになっているわけだから好ましいことである。しかし少子高齢化によって、年金制度が成り立たなくなるのではないかという心配をみんなが持つようになった。その結果、お金を貯めるようになる。私も50歳を過ぎたころからお金を貯めるように努力するようになった。数年前、安心した老後を送るためには2000万円の自己資金が必要だという提言がなされた。それは批判があり取り消されたのだが、実はあれは記憶にこびりついてしま...今日本の政治に求めるもの。②年金改革

  • 今日本の政治に求めるもの。①教育費の大幅アップ

    参議院選挙はみんながさめているので史上最低投票率になる可能性が高い。そもそもみんな同じことを言っているので選びようがない。私自身困っている。そこで選挙を度外視して、これからの日本に必要なものを考えてみる。もちろん私論であり、まだまだ検討が足りない部分もあるがご容赦願いたい。1回目は教育である。①教育費の大幅なアップ。日本は先進国の中で教育への国の負担が少なすぎる。それを教師の過剰労働によって賄っていた。だから今になって教員不足という大きなひずみとなって表れている。教育の質は落ちる一方である。教育職の充実も必要だが、その他の事務的な仕事をする職員が圧倒的に足りないのである。その人件費を確保し、教育に携わる人間を増やす必要がある。これは今話題の部活動の指導員に関しても同様である。部活動を地域に移行するとすれば...今日本の政治に求めるもの。①教育費の大幅アップ

  • 教員免許状更新制の廃止について思うこと

    2022年7月1日から、教員免許更新制が廃止される。教員免許は10年に1度の更新が必要だったが、それがなくなることになる。これは一方では賛成である。10年に1度、5日間とい期間を取られるということは、かなりの労力だ。しかも免許更新に3万円がかかるのも大きなハードルだった。かなり無理な制度だったからだ。しかし一方では残念な部分もある。教員免許更新の講習は、あらたなことを学べるチャンスでもあった。興味があったが学ぶチャンスがなかったことを学ぶことがあった。さまざまな大学で、さまざまな講習が準備され、それを学ぶことができることは刺激になった。大学を出てから、その知識だけをたよりに60歳過ぎまで教えていたら、マンネリになる。そもそも現在の教員も自分が学校で学んでいた通りの授業をしている。これでは教育が衰退して当然...教員免許状更新制の廃止について思うこと

  • ラニーニャとエルニーニョ

    さすがに今年は暑い。この暑さの原因はラニーニャ現象だという。最近はラニーニャとエルニーニョが交互にやってきている。普通の年がない。なぜなのだろうか。ラニーニャ現象というのは南米ペルー沖の海水温が下がることである。その結果フィリピン沖の海水温が上がり、その結果日本上空の偏西風が北に蛇行し、日本が熱くなるという理屈のようだ。今年の梅雨が短かったのは、北に蛇行した偏西風のおかげで梅雨前線が押し上げられたせいだという。昔、エルニーニョとかラニーニャという現象が言われ始めたとき、それはペルー沖の海底火山のせいだという説明を聞いたことがある。だとしたらこんなに頻繁に起こるのはおかしい。そこで調べなおしてみると、実はエルニーニョとラニーニャの原因がまだはっきりとわかっていないのだという。だとすれば環境破壊がその原因だと...ラニーニャとエルニーニョ

  • 「西舘好子講演会」に行きました。

    東ソーアリーナで行われた「西舘好子講演会」に行きました。西舘好子さんは井上ひさしさんの元の奥様です。貧しい時に出会い、同じ夢を見ながら二人三脚で活動していたら、実は違う夢であったことに気が付くといおう話でした。具体的なエピソードがリアルで、いろいろな面で考えさせられた講演会でした。売れない時代の生活の苦しさと仕事のもらい方、ひょうたん島の仕事が決まった時の安堵と喜び、編集者とのやり取り、そしてぶつかり合い、そのエピソードは当事者だからこそ語ることだできるのものでしたそれらのエピソードは必死で生きていたからこそのドラマになっていました。離婚の理由も、お互い同じ夢に向かって二人で必死に作品を作っていく中で、お互いの微妙な違いが次第に大きくなっていったということでした。お互いに譲れなく、別れる結果となったようで...「西舘好子講演会」に行きました。

  • 少子高齢化での基本的な経済政策の議論を望む

    参議院選挙が始まった。話題はN党に持っていかれて、他はほとんど盛り上がっていない。どうでもいいという雰囲気である。与党の意見も野党の意見も将来的なビジョンがなく、将来的なビジョンは、一部の官僚だけが極秘のうちに見ているのである。だから国民が興味を持てなくてもしょうがない。そもそも選挙に行くように促しているマスコミの報道が滅茶苦茶だ。マスコミは政治を変えるためには選挙にいきなさいと訴える。しかしどう政治を変えるべきかを考えさせるような報道の仕方をしていない。揚げ足取りばかりだ。喫緊の課題としては物価の急激な上昇である。しかしそのために消費税の減税とか、給付金とか結局はばらまきという対処療法しか出てこないところに、野党の無能さが出ている。しかし金融政策の失敗は「アベノミクス」の失敗であり、これは自民党政権の責...少子高齢化での基本的な経済政策の議論を望む

  • 『ちむどんどん』は「朝ドラ」らしいドラマだ

    朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』についてネット上で批判的なコメントが多いようだ。確かにご都合主義的で安直さがあるのは否めない。しかし肩が凝らないドラマであり、毎日見るドラマとしては好ましいドラマである。主人公が明るく前向きであり、エピソードも単純だが無理がない。展開も速く、飽きさせない。暗くなるような理不尽さもない。役者さんがみんな安心して見ていられる。批判的な意見の多いのは、前作の『カムカムエブリバディ』があまりに出来が良すぎたためにハードルがあがってしまったからだと考えられる。しかし毎回、あのような力の入ったドラマを作ろうとしたら、製作者もたまったものではない。プレッシャーでつぶれてしまう。「朝ドラ」は注目度が高い。製作者も大変だろう。ただしあまりがんばりすぎると後が大変だ。私にとって「朝ドラ」はあ...『ちむどんどん』は「朝ドラ」らしいドラマだ

  • 日銀批判がようやく始まった

    日銀の黒田総裁の「家計が値上げを受け入れている」という発言をきっかけとして、日銀への批判が急激に大きなっている。もちろんこれは庶民の感情を逆なでするような発言であり、炎上してもおかしくはない。しかしここまで炎上したのは、多くの日本人が、「異次元の金融緩和政策」に対してもはや信じるのをやまたということを意味している。ゼロ金利政策によって物価が上昇し、経済が周り始めるというのが日銀の説明だった。その期間は2~3年と最初は説明していたように思う。しかし何年たってもそうなっていない。ここまで効果がでないということは、もはや黒田氏の見込み違いだったと言っていいのだ。後に引けなくなってゼロ金利政策を継続し、もはや手のうちようがないところまで追い詰められた。少なくとも多くの日本人はそう思っている。こうなると経済に対する...日銀批判がようやく始まった

  • 映画『教育と愛国』を見ました。

    ドキュメンタリー映画『教育と愛国』を見ました。政府が教育に思想統制的な介入をしているという内容でした。この映画は一方的な視点からではあり、批判される点もある。しかし近年の保守派の圧力によって無理を通す政治の危険性を訴えている点は納得できる。この映画の中で「慰安婦」の問題が取り上げられている。「従軍慰安婦」という用語は、日本軍が強制的に女性に売春行為を行わせたというものであり、国家的な政策としては実際になかったのだろうと私も考える。そういう非人道的なことを正式な方針としていたとは思えない。しかし、「慰安婦」は実際にいたのは事実である。そして正式な方針ではなくとも、軍隊に対する忖度があったということは、現在の日本社会をみても十分想像できることである。さらにたとえそういう忖度がなかったとしても、戦争によって多く...映画『教育と愛国』を見ました。

  • 係助詞とは何か

    係助詞とは何か。実はこれが難しい。古典文法を勉強していると、「係助詞」で出てきて「は・も・ぞ・なむ・や・か・こそ」と覚えさせられる。では「係助詞」とは何かと問われると実は答えられる人はほとんどいない。「係り結び」に使われる助詞ということで説明しようとする人もいる。確かに「ぞ・なむ・や・か・こそ」はそれで説明できる。しかしそれでは「は・も」」が説明できない。「は・も」の結びが終止形だと言えるならばそれでもいいのだが、そうではないのだ。「係助詞」はきちんと説明するのは困難なのである。「係助詞」は山田孝雄という著名な国語学者が命名した助詞であり、なんらかの関連性があるようにも思われる助詞である。しかし実はそれをきちんと説明している人は、国語学者の中でもあまりいない。みんなが漠然と認めているという状態なのだ。高校...係助詞とは何か

  • 民放とNHKのドラマの質が開き始めたのかな

    今期のドラマは私にとっては残念なものだらけだった。民放のドラマは全滅。唯一最後まで見たのは『マイファミリー』。それなりには楽しめたが、謎解きが主になっていて家族愛は付け足しのようなドラマだったし、最終回はおそらくこの人が犯人だろうと思われる人がやっぱり犯人だったし、とってつけた理由だったので興ざめだった。その中でNHKだけが頑張っていた。『正直不動産』はあまり期待していなかったのだが、コメディでありながら丁寧に作ったあったので、人間ドラマとして高い水準にあった。しかも、役者人が豪華である。山下智久福原遥市原隼人草刈正雄倉科カナ高橋克典泉里香大地真央などがレギュラーで、毎回のゲストもすごい。山崎努まで出てくる。民放はやっぱり経営が苦しいのだろうか。どうしても手抜きのように感じられる。それに対してNHKはまだ...民放とNHKのドラマの質が開き始めたのかな

  • 飼っていた猫が亡くなりました

    6月11日土曜日の午後4時20分ごろ、うちで飼っていたネコが亡くなりました。とても残念です。名前をクーと言います。クーはもう21歳になっていました。だから寿命だとも言えますが、長年付き合ってきたからこそ、空虚感が強く、受けいれることに苦労しています。1年ほど前から、関節炎で腰を痛め、走ったり高いところへ上ることができなくなっていました。それでも食欲はあり、元気だったのですが、腎臓が悪くなったようで、ここ1か月でどんどんやせ細っていきました。最後の1日だけは寝たきりのようになり、静かに息をひきとりました。死んだ後にどうしたらいいかわからずに、インターネットで調べて、民間のペット火葬場を見つけ、火葬しました。骨を拾い、今しばらく家で一緒に過ごしたいと思います。飼っていた猫が亡くなりました

  • 子供に無理を強いるな(部活動問題)

    部活動の地域移行の話題がインターネットやテレビで多く取り上げられている。そして様々な観点から、問題点が提出され、その解決方法の提言もある。議論が活発になり、」とてもいいことだ。ただし、やはり問題点があまりにありすぎて整理しきれないというのが現状のようである。整理できないからと言ってボーっと見ているだけでは、進展がない。私なりにいくつか問題点をあげ、その解決策を考えてみたい。もちろんこれはひとつの意見であり、それだけで解決できないほど、部活動は混乱している。しかしひとつひとつをしっかりと把握することが解決のための第一歩であると考える。今回はその1回目。まずは現状の部活動が子供に無理を強いているという認識を持つ必要がある。多くの生徒は無理のない程度であれば、放課後にさまざまな活動をしたいと思っているようである...子供に無理を強いるな(部活動問題)

  • 劇団四季『ロボットインザガーデン』を見に行きました。

    劇団四季の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を見ました。山形市民会館で劇団四季の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を見ました。予備知識まるでなしで見にいったのですが、よくできたおもしろい作品でした、原作デボラ・インストール台本・作詞長田育恵演出小山ゆうな作曲・編曲河野伸音楽監督清水恵介振付松島勇気舞台装置デザイン土岐研一2015年に、イギリスの作家デボラ・インストールによって書かれた小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を、劇団四季がオリジナルミュージカルとして舞台化したもので、2020年10月から上演しています。劇団四季のミュージカルは、「独特な硬さ」があり、正直言って私は若干苦手意識があります。しかしこの作品は外部の人材も積極的に登用して作り上げただけあって、演出も内容もしっくりしました。日本的な良質なミュ...劇団四季『ロボットインザガーデン』を見に行きました。

  • 部活動の地域移行

    学校の部活動を学校単位の活動から地域単位の活動に移行するための検討が急ピッチで進んでいる。やっとここまで来たかという感じではあるが、もちろんこれは望ましい方向である。ただし、このような大きな変革の時は、さまざまな思惑がからみうまくいかなくなる危険性がある。きちんとしたリーダーシップのもとに、忖度のない活発な議論がなされ、よりよい改革になることが望まれる。部活動の地域移行は絶対に必要なことだ。教員は部活動のせいで休日出勤することが当たり前になっている。職場での人間関係にも大きな問題が生じる。部活動を強制する人と部活動をしたくない人との軋轢がある。たとえ表面的には軋轢が見られないとしても、部活動が大好きな教員が力を持つ学校では、言葉にならなくとも部活動プレッシャーが存在し、部活動をしたくない教員は目に見えない...部活動の地域移行

  • 「世界をつくり替えるために」4

    前回、脇道にそれたので戻す。筆者は、第二段落で人間が世界に違和感を覚えるのは、言葉を手に入れたための宿命だと言い、だからこそ世界を学び、世界を自分に合うように作り替えなければならないと言う。そして、学ぶことには二段階あり、自然を学ぶことが第一段階、自然を学んだ人間がつくりだしたものを学ぶことが第二段階だと言う。そしてこの第二段階のために学校があると言う。私はここに疑問を覚える。筆者の主張はあまりに学校よりのように思えるのだ。確かに本来的に学校は「読み、書き、そろばん」を学ぶためにあった。そして「読み、書き、そろばん」は人間の人類の発展のために人間が生み出したものだと言ってもいいだろう。その意味で筆者の言っていることは間違いとまでは言い切れない。しかし、現代の教育はそうなっていない。あきらかに国家にとっての...「世界をつくり替えるために」4

  • 「世界をつくり替えるために」3

    前回人間が「言葉」を使うことによって、世界を対象化しすると言った。世界を対象化することによって自己の存在に覚醒し、自己を特別な存在とみなし、自分によってよりよい世界を望むようになる。言い換えれば、人間は「言葉」を手に入れたことにより、欲を持ち始めたとも言える。つまり「言葉」の獲得が人間の苦悩の源なのである。ここで思い出すのが、旧約聖書のアダムとイブの「禁断の果実」である。「禁断の果実」というのは「言葉」である。人間にとって「言葉」は生きるために必要なものであったが、逆に「言葉」によってつらさも背負いこむことになった。それは現代でも古代でも変わりがない。このつらさを逃れることは人間にとっての必然であり、だから宗教が必要になったのだ。近代になり、宗教の力が相対的に低くなり、人間の欲望が相対的に高くなっている。...「世界をつくり替えるために」3

  • 『立川志の輔独演会』に行きました。

    5月29日(日)に、仙台市電力ホールで開催された『立川志の輔独演会』に行きました。演目は以下の通り。二人癖志の大たけのこ志の輔犬の目志のほん異議なし!志の輔帯久志の輔「帯久」というのは有名な噺なのでしょうか、私は初めてでしたす。本来は上方の落語だったものを、舞台を江戸日本橋に移して江戸の落語にしています。(あらすじ)呉服屋の和泉屋は正直者で人情味が厚く、かつて商売は繁盛していた。しかし、家族を病気でなくし、それに加えて火事で店を失い、失意の中で生きていた。一方、呉服屋の帯屋の主人は、自分のことしか考えない強欲な人物で商売もうまくいかない。そんな帯屋だったが、和泉屋が繁盛していた時にから金を借りて、それを結果的にちょろまかしてしまった。和泉屋もそれに気が付いていたが、証拠もないし、自分の商売もうまくいっていたので...『立川志の輔独演会』に行きました。

  • 「世界をつくり替えるために」2

    東京書籍の『精選現代文B』の冒頭に小林康夫氏の「世界をつくり替えるために」という教材がある。この教材を「クリティカル」に読む。2回目この教材の一番のポイントは「第二段落」の形式段落④の部分だ。引用する。鳥は、本当に自由なのだろうか。私はそうではないと思う。鳥はいわば空の中に閉じ込められている。魚も同様で、水の中に閉じ込められている。鳥は空を「空」とは呼ばず、魚も水を「水」と名付けることはない。人間がするようには自分の住む世界を対象として捉えることがないからだ。人間は言葉を用い、空を「空」と呼び、海を「海」と名付けた。いわば世界と自分をはっきりと分けて認識している。その意味で人間は、世界に閉じ込められてはいない。言い換えれば人間は、鳥や魚と同じような意味では「自然(=世界)」の中に生きていない。恐らくこのことが、...「世界をつくり替えるために」2

  • 「世界をつくり替えるために」

    東京書籍の『精選現代文B』の冒頭に小林康夫氏の「世界をつくり替えるために」という教材がある。来年から新課程になるため教科書が変わり、東京書籍の『精選論理国語』からは外れているようであるが、やさしめの『新編論理国語』には残っている。小林康夫氏は東京大学の先生をしていた哲学者で、東大の教養学部の教科書『知の技法』を作った人である。この「世界を作り替えるために」という教材も、高校生になぜ学ぶのかを考えさせる教材となっている。この教材を「クリティカル」に読んでみたい。(といいながら、まだ私は「クリティカル」の意味が本当はどういう意味なのかがよくわかっていない。)この教材のあらすじは次の通りだ。(第一段落)・みなさんは自分と世界の間に宿命的なズレを感じることがあるはずだ。(第二段落)・人間は他の動物とは違い、ものごとを対...「世界をつくり替えるために」

  • 山形県の政治停滞

    夏の参院選山形選挙区が揺れている。自民党は、当初与党への接近を強めている国民民主党の現職、舟山康江氏を支援し独自候補擁立を見送る構えだった。しかしここに来て一転して公認候補を擁立する方針を固めた。これは山形県の特殊な事情が大きく影響している。現在の山形県知事は吉村美恵子氏である。吉村美恵子氏は野党系の候補であった。この知事は亡くなった元山形市長の親戚であり、吉村一族は山形では有名な政治一族である。吉村美恵子氏はその中でも柔らかいイメージの人であり、敵をつくらなそうな人だった。だからこそ当選した。当初は害のない人という印象だった吉村美恵子知事だが、ここに来てさまざまなことで自民党と軋轢を生むようになってきた。この知事のせいなのか、それとも一族のせいなのか、それとも自民党のせいなのか、ここでは触れないでおく。ただし...山形県の政治停滞

  • 4630万の男にだって人権がある

    山口県阿武町が誤って振り込んだ新型コロナ対策の臨時特別給付金4630万円をだまし取ったとして23歳の男が逮捕された。その容疑者についてTBSが容疑者の小学校のアルバムを紹介した。「もしもタイムマシンがあったなら」という質問に「ロト6のばんごうをみらいにみにいく」と書いていたという。さらに今日の朝のテレビ朝日の番組でもこの話題が紹介され、これを根拠にこの容疑者はお金に執着するとまで言っていた。この報道は何なのだ。小学校時代に書いたことを根拠に、その人の人間性を決めつけるなんてありえないことだ。いい加減にいい加減にしてほしい。百歩譲って、この容疑者が極悪な犯罪者ならばまだありうる報道かもしれない。しかしそもそもは町のミスが発端だったわけだし、警察の聴取も受け、さらに反省し返却するとも言っているのだ。ここまでこの容疑...4630万の男にだって人権がある

  • 新国立劇場で『ロビー・ヒーロー』を見ました。

    映画『マンチェスタ・バイ・ザ・シー』の脚本で知られるケネス・ロナーガンの戯曲作品『ロビー・ヒーロー』を見ました。「うそ」はどこまで許されるのか。そもそも「うそ」とは何か。「うそ」を生み出す「空気」とは何か。そして人間の弱さと強さを考えさせられる映画でした。アメリカでもやっぱり「忖度」ってあるということがわかります。【作】ケネス・ロナーガン【翻訳】浦辺千鶴【演出】桑原裕子【出演】中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎【あらすじ】ニューヨークのマンションのロビーに警備員のジェフが働いている。真面目で向上心のある上司ウィリアムは、弟が殺人罪に問われて心配していた。見回りに来た有能な警察官ビルと相棒の女性新人見習いのドーン。ふたりは男女の関係に発展しそうである。ビルはとあるマンションの部屋に用があると言ってエレベーターを...新国立劇場で『ロビー・ヒーロー』を見ました。

  • 「日銀は政府の子会社だからいくら国債を借り換えてもかまわない。」?

    安倍晋三氏が「日銀は政府の子会社だ」と発言したという。だから「60年の満期が来たら毎回借り換えていい。」とまで言ったという。本当だろうか。私には国がサラ金に頼ってもいいと言っているような無責任極まりない発言のように思われる。この発言、藤井聡氏などの経済学者の主張のようである。それを安倍氏は根拠にしている。だからそれなりに自信をもって安倍氏は言ったのだろう。しかし、そんなに簡単に借金を増やしていいはずがないというのが、「常識」である。この理論にはどこかに無理があるはずだ。論理の間違いがどこにあるのかを見極めればいい。安倍氏の発言の中で、「日本の国債は今でも信認されている。」の部分がどうもあやしい。今はまだ信頼されているかもしれない。しかし円安が進んでいるし、これ以上借金が増えていけば一気に信頼は失われる。今は大丈...「日銀は政府の子会社だからいくら国債を借り換えてもかまわない。」?

  • 紫式部が主人公でいいのだろうか?

    2024年の大河ドラマが紫式部を主人公に描かれるという。期待と不安がある。以前、私はこのブログで大河ドラマが描く時代が戦国時代か幕末に限定されてしまっていることを書いた。https://blog.goo.ne.jp/masasamm/e/0059695a98a1a59d155f6e4de8efa1e8そこで新しい大河ドラマの題材を提案してみた。https://blog.goo.ne.jp/masasamm/e/9bede283a155da1d497ed9a2faeae06eこの中で道長を主人公にしてみる案をあげた。今回その時代を紫式部を主人公にして描くという。時代的にはこれまで取り上げられなかった時代であり、その割には有名人の多い時代であり、比較的に時代背景が多くに人に知られている時代でもあるので、とてもおもし...紫式部が主人公でいいのだろうか?

  • シネマ歌舞伎『桜姫東文章』を見ました。

    シネマ歌舞伎『東姫東文章』を見ました。片岡仁左衛門と坂東玉三郎は真面目で華のある役者です。その二人の演技のすごさを感じました。芸を極めていく生き方に感動します。同時に、この演目のシュールさに唖然としてしまいました。出演片岡仁左衛門、坂東玉三郎、中村歌六、中村鴈治郎、片岡孝太郎、中村錦之助、上村吉弥、中村福之助、片岡千之助、片岡松之助、嵐橘三郎ほかこの作品、コロナの影響で令和3年4月と6月の2回に分けて上演されました。シネマ歌舞伎でも2回に分けて上映されました。この芝居、ストーリーが滅茶苦茶です。話がどう展開していくのか予想もつきません。おそらくこの作品は土台があって、そのパロディ、もしくはスピンオフという意味合いで作られた作品なのではないかと思います。前回『鎌倉殿の13人』について触れました。『鎌倉殿の13人』...シネマ歌舞伎『桜姫東文章』を見ました。

  • 『鎌倉殿の13人』は大河ドラマ好きのためにドラマだ

    『鎌倉殿の13人』を見ている。おもしろいのはおもしろいのだがついていけないところも多い。登場人物が多すぎて整理しきれないし、展開も早すぎて何が原因で何がおこっているのかが整理しきれない。これは前提になっている歴史的事実が私には足りないからである。自分の無学さに失望している。ただし、そこまで歴史的な知識がないと大河ドラマを見てはいけないのかという思いも出てくる。おそらくこのドラマの前提になっているのは過去の大河ドラマだろう。過去に描かれたものが、実はこういうことだったのだという作者の見解がおもしろいのだろうと考えられる。だから、大河ドラマ好きにはたまらなくおもしろく感じられる。しかしそういう前提のない人間にとっては、ついていくのが難しくなっているのだ。今回は「壇ノ浦の戦い」が描かれていた。義経が船の漕ぎ手を狙うよ...『鎌倉殿の13人』は大河ドラマ好きのためにドラマだ

  • 映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』を見ました。

    映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』を見ました。実話をもとにしたとは思えない、おもしろい展開の映画ですし、イギリスという国のおもしろさを感じさせる映画でした。監督ロジャー・ミッシェルキャストジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グッド【あらすじ】イギリスのニューカッスル。ケンプトンは高齢者のために公共放送BBCの受信料無料化を求める活動に熱心に取り組んでいた。妻ドロシーと息子ジャッキーと小さなアパートで暮らしをしている。経済的に苦しい。ある日、ロンドンでゴヤの名画が盗難にある。その絵がケンプトンの家に隠されていた!皮肉にとんだイギリス人の会話がおもしろい。特に裁判のシーンのケンプトンの堂々とした態度とユーモアは、気持ちのいい笑いを生んでくれます。...映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』を見ました。

  • ドラマ『しずかちゃんとパパ』に感動しました。

    最近ドラマの質が落ちてきていて、見るべきドラマが減ってしまって残念に思っていたのですが、NHKの連続ドラマ『しずかちゃんとパパ』は上質なドラマでした。感動しました。過疎化が進んでいる地方都市が舞台で、企業による再開発案が持ち上がっているのですが、地元の商店街はもちろん反対します。商店街の中に聾唖者が経営する写真館があります。その聾唖者には健常者の娘がいます。聾唖者が笑福亭鶴瓶が演じ、その娘が吉岡里帆が演じます。鶴瓶さんがうまい。聾唖者を見事に演じると同時、表情だけですべてを表現しています。吉岡里帆も負けていません。誠実な娘を的確に演じています。企業側の担当者と娘が恋に落ちます。空気を読めないまっすぐな青年担当者を演じるのは中島裕翔。ロミオとジュリエットですね。二人は結婚を考えますが、担当者が海外出張になってしま...ドラマ『しずかちゃんとパパ』に感動しました。

  • 映画『英雄の証明』を見ました。

    イランの映画『英雄の証明』を見ました。ちょっとしたことが悲劇を生み出すということは誰もに経験がある。あそこをきちんとしていれば何の問題もなかったのにという後悔である。誰もに起こりうる悲劇を描いた名作だった。【あらすじ】イランの都市。ラヒムは借金の罪で投獄され、服役している。仮釈放で街に戻り婚約者と会う。婚約者が偶然金貨を拾い、ラヒムは、その金貨を現金に換え借金を返そうと考える。借金さえ返すことができれば出所できるからだ。しかし、罪悪感にさいなまれたラヒムは、金貨を落とし主に返すことを決意する。そのささやかな善行がメディアに報じられると大きな反響を呼び、ラヒムは「正直者の囚人」という美談とともに祭り上げられていく。ところが、ラヒムは周りの人々のアドバイスもあり、悪意のない小さな嘘をついていた。SNSを介して広まっ...映画『英雄の証明』を見ました。

  • シアターコクーンで『広島ジャンゴ』を見ました。

    シアターコクーンで蓬莱隆太作・演出の『広島ジャンゴ』を見た。心の傷を抱えながら生きていく人々を描く感動作だった。作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希、鈴木亮平/野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那/辰巳智秋、本折最強さとし、江原パジャマ、川面千晶、エリザベス・マリー、小野寺ずる、筑波竜一、木山廉彬、林大貴/宮下今日子、池津祥子、藤井隆/仲村トオル【あらすじ】現代の広島の牡蠣工場で働きはじめた山本は周りと合わせることもしなく、残業や懇親会にも出ない。ワンマン社長の言うことを聞かない山本に対して、シフト担当の木村は困り果てていた。このままでは首を切るしかない。なんとかしようと悩んでいると、いつの間にか西部劇の世界に変わっていた。山本は荒野の一匹狼「ジャンゴ」として現れ、木村は馬「ディカプリオ」としてその世界に...シアターコクーンで『広島ジャンゴ』を見ました。

  • 新国立劇場で『アンチポデス』を見ました。

    新国立劇場小劇場で『アンチポデス』を見ました。物語を求める物語であり、そこに物語を失った現代人の姿が浮かび上がってきます。おもしろい作品でした。作アニー・ベイカー翻訳小田島創志演出小川絵梨子出演白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、チョウヨンホ、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香【あらすじ】ある会議室に男女8人が集められている。彼らは「新しい物語」を考えるために集められたのである。「新しい物語」を生み出すために、参加者たちは競うようにして自分の「リアル」な物語を披露していく。しかしその内容は単なる下ネタだったり、あざとい内容であったりする。参加者の中にはその雰囲気に耐え切れなくなり、参加を取りやめる者も出てくる。新たなアイディアは生まず、参加者は現代にはもはや新たな物語りは残っていないように考え始める。追...新国立劇場で『アンチポデス』を見ました。

  • 舞台『セールスマンの死』を見ました。

    東京のパルコ劇場で舞台『セールスマンの死』を見ました。アーサーミラーの有名な作品ですが、私は初めて見ました。自分を信じたいがためあらすじ1950年代前後のアメリカ、ニュに嘘に嘘を重ねて生きていく現代人を見事に描いた切ない作品でした。すばらしい舞台でした。作:アーサー・ミラー翻訳:広田敦郎演出:ショーン・ホームズ出演:段田安則鈴木保奈美福士誠治林遣都前原滉山岸門人町田マリー皆本麻帆安宅陽子鶴見辰吾高橋克実あらすじ1950年代前後のアメリカ、ニューヨーク。セールスマンのウィリー・ローマンも、もう63歳。年齢のせいもありセールスの成績も上がらない。精彩を欠き厄介者として扱われている。妻のリンダは夫のウィリーを尊敬し献身的に支えているが、経済的な不安と家族の不和に苦しんでいる。ウィリーは小さい頃は子供たちのいい父親であ...舞台『セールスマンの死』を見ました。

  • ディスカバー・クイーン

    3月までNHKのFMで『ディスカバー・クイーン』という番組をやっていた。ほぼ毎週「らじるらじる」で聞いていた。ロックバンド「クイーン」を1年間にわたって掘り下げる番組である。おもしろい番組だった。私が中学生のころクイーンの「ボヘミアン・アプソディ」が大ヒットした。ドラマチック曲の展開に衝撃を受けた。それをきっかけにして洋楽にのめり込んでいった。クイーンの楽曲はポップだが、ちょっと変わっていた。奇をてらったような楽曲が多かったので、私の好みとはずれていった。しかし、後で振り返ってみると、奇をてらった楽曲も「クイーン」というバンドの枠組みの中にすべてすっきりと収まっていることに気が付いた。クイーンが活動していた後半はあまり熱心には聞かなくなっていたのだが、フレディが亡くなってから、ベスト盤を何度も聞くようになってい...ディスカバー・クイーン

  • 円安が進む

    円安が進んでいる。日本経済がこれから本当に持ちこたえられるのか心配になる。これは明らかに「アベノミクス」以来の金融緩和政策の結果である。当初日銀が金融緩和政策を行ったこと自体は間違いとは言えない。経済活性化のためには金融緩和が必要だった。しかしそれによる経済効果はなかなか得られなかった。まずはその原因の分析をしなければなるまい。日銀は経済を活性化し、景気浮上を狙っていた。しかし結果がでず、金融緩和を続けるしかなくなった。日銀は国債を買い支え続けて、日本は借金を増やしていった。否定する人もいるようだが、日本の経済は危機的状況のように思える。それを多くの人が感じているからこそ、円に対する信用は崩れ円安が進んでいると考えるのが自然である。私は経済にそれほど詳しくない。だから私の意見をバカにする人は多いと思う。しかし、...円安が進む

  • 夏目漱石『文学論』を読みました。

    夏目漱石の『文学論』を読みました。夏目漱石は小説家になる前に、英国に留学し、その後東京帝国大学で英文学を教えます。その時の講義を本にしたものです。むずかしい内容ですが、日本には夏目漱石がいたからこそ、近代文学が生まれ、日本の文学が発展したということがよくわかる本です。おそらく英文学の理論をもとにしているからなのだとは思いますが、内容は科学的です。有名な(F+f)にしても文学を科学的に解明しようという姿勢がよくわかります。Fは「認識」のことで、どういうものがあるかを分析、分類します。fとはそれに伴う情緒のことでこちらも分析されます。Fは個人のものでもあるし、抽象化した集合のものでもあります。社会学的な分析もなされていきます。さまざまな科学的な分析がなされ、とても1回で理解できるものではありません。丁寧に読んできた...夏目漱石『文学論』を読みました。

  • 夏目漱石『文学論』を読みました。

    夏目漱石の『文学論』を読みました。夏目漱石は小説家になる前に、英国に留学し、その後東京帝国大学で英文学を教えます。その時の講義を本にしたものです。むずかしい内容ですが、日本には夏目漱石がいたからこそ、近代文学が生まれ、日本の文学が発展したということがよくわかる本です。おそらく英文学の理論をもとにしているからなのだとは思いますが、内容は科学的です。有名な(F+f)にしても文学を科学的に解明しようという姿勢がよくわかります。Fは「認識」のことで、どういうものがあるかを分析、分類します。fとはそれに伴う情緒のことでこちらも分析されます。Fは個人のものでもあるし、抽象化した集合のものでもあります。社会学的な分析もなされていきます。さまざまな科学的な分析がなされ、とても1回で理解できるものではありません。丁寧に読んできた...夏目漱石『文学論』を読みました。

  • 「こそそめスープ」

    東京書籍の『新編現代文B』の一番最初に村田沙耶香さんエッセイ「こそそめスープ」が掲載されている。このエッセイはおもしろい作品である。筆者は大人になるまで「コンソメスープ」を「コソソメスープ」だと思い込んできた。「コソソメスープ」が本物のスープの名称なのだが、たいていはレトルトなどのインスタントスープであり、そういうまがい物の「コソソメスープ」を、ちょっと馬鹿にして「コンソメ」という名称を与えたと思い込んでいたのだ。現実には「コソソメスープ」と誰も言わないのは、本物の「コソソメスープ」は高級レストランでしか食べることができず、一般庶民が食べるのはまがいものの「コソソメスープ」しかないからだと筆者は解釈していた。筆者はこの勝手な思い込みを真実だと疑わず大人になった。ある時それが間違いであったと気が付く。しかし筆者は...「こそそめスープ」

  • 古典の参考書第10回「瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」

    作者は崇徳院。『詞花集』と『小倉百人一首』に収められています。【品詞分解】瀬名詞、「瀬」は川の流れが浅いところを間投助詞はや形容詞の語幹み接続語尾岩名詞に格助詞せかカ行四段活用の未然形るる受け身の助動詞の連体形滝川名詞の格助詞われラ行下二段活用て接続助詞も係助詞末名詞に格助詞あはハ行四段活用の未然形む意思の助動詞の終止形と格助詞ぞ係助詞思ふハ行四段活用の連体形、「ぞ」の結び【現代語訳】川瀬の流れがはやいので、岩にせき止められる急流のように、今は分かれても、いつかはきっと逢おうと思う【~を~み】「名詞+を+形容詞の語幹+み」で「○○が~なので」の意味を表します。【序詞】「瀬を早み岩にせかるる滝川の」が「われ」の序詞です。流れの速い川の水は岩にあたると分かれていくということが、「われ」るという言葉を導き出しているの...古典の参考書第10回「瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」

  • 古典の参考書第9回「玉の緒よ絶えなば絶えね ながらへば忍ぶることの弱りもぞする」

    この歌は、後白河法皇の娘であった式子内親王が詠んだものです。新古今和歌集と小倉百人一首に収められているとても有名な和歌です。【品詞分解】玉の緒名詞よ間接助詞絶えヤ行下二段活用「たゆ」の連用形な強意の助動詞「ぬ」の未然形ば接続助詞絶えヤ行下二段活用「たゆ」の連用形ね強意の助動詞「ぬ」の命令形ながらへハ行下二段活用「ながらふ」の未然形ば接続助詞忍ぶるバ行上二段活用「しのぶ」の連体形こと名詞の格助詞弱りラ行四段活用「よはる」の連用形も係助詞ぞ係助詞するサ行変格活用「す」の連体形【現代語訳】(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。【助動詞「つ」「ぬ」の強意の用法】完了の助動詞「つ」と「ぬ」は、もう一つ「強意」の意味になるときがありま...古典の参考書第9回「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」

  • 古典の参考書第8回「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」

    これも、古今和歌集と伊勢物語収録されている在原業平の歌です。【品詞分解】世の中ーに格助詞たえて副詞桜ーの格助詞なかりク活用の形容詞「なし」の連用形せ過去の助動詞「き」の未然形ば接続助詞春ーの格助詞心ーは係助詞のどけからク活用の形容詞「のどけし」の未然形まし反実仮想の助動詞「まし」の終止形【現代語訳】世の中に、全く桜というものがなかったなら、春の人々の心はどんなにか、のどかであったろうに。【呼応の副詞】呼応の副詞というのは、下にくる特定の語とセットになって働く副詞のことをいいます。例えば、現代語でも、「おそらく」は「〜だろう」とセットになっているし、「まるで」は、「〜ようだ」とセットになっています。このような「おそらく」や「まるで」が呼応の副詞です。呼応の副詞は大切な表現が多いので、単語集などでまとめて覚えてくだ...古典の参考書第8回「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

  • 古典の参考書第7回 「唐衣着つつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」

    これも『古今和歌集』に収められている、六歌仙のひとり在原業平の和歌です。『伊勢物語』の「東下り」で登場する和歌ですので、すでに知っている和歌ですね。さまざまなテクニックを使っていて整理しにくいのですが、知っている和歌だからこそ理解しやすいと思います。【品詞分解】からころも枕詞着カ行上一段活用「きる」の連用形つつ接続助詞なれラ行下二段活用「なる」連用形に完了の助動詞「ぬ」の連用形し過去の助動詞「き」の連体形つま名詞し強調の副助詞あれラ行変格活用「あり」の已然形ば順接確定条件の接続助詞はるばる副詞来カ行変格活用「く」の連用形ぬる完了の助動詞「ぬ」の連体形旅名詞を格助詞し強調の副助詞ぞ強調の係助詞思ふハ行四段活用「おもふ」の連体形【現代語訳】(何度も着て身になじんだ)唐衣のように、(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いる...古典の参考書第7回「唐衣着つつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」

  • 映画『ベルファスト』を見ました。

    ケネス・ブラナーの幼少時代の自伝的な映画『ベルファスト』を見ました。前半はなんとなくダラダラとした苦しい展開でしたが、後半に動き始め、最後は感動を与えてくれました。すばらしい映画です。監督ケネス・ブラナー出演ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ、キアラン・ハインズこの映画はアイルランド紛争時の北アイルランドの都市ベルファストを舞台にしています。宗教の違いによって町は分断され、主人公一家の生活は脅かされていきます。生きるために生まれ育った町を出ていくか、古くからの友人、知り合い、親戚のいる思い出のつまった町に残るか選択を迫られます。生まれ育った町で生きるか、そこを出ていくかは大きな選択です。現代は経済が優先され、都会に移り住む人が多くなり、「故郷」は壊れていきます。しかし少し...映画『ベルファスト』を見ました。

  • 古典の参考書第6回 「思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを」

    思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを古今和歌集に収められている小野小町の和歌です。小野小町は六歌仙の一人で、美人だったと言われています。しかし実際はどうだったのかはわかりません。六歌仙というのは古今和歌集が編纂された時代の一時代前の有名な歌人です。紀貫之が仮名序で紹介してるので有名になりました。【品詞分解】思ひハ行四段活用「おもふ」の連用形つつ接続助詞ぬれナ行下二段活用「ぬ」の已然形ば接続助詞や係助詞人名詞の格助詞見えヤ行下二段活用「みゆ」の連用形つ完了の助動詞「つ」の終止形らむ現在の原因推量の助動詞「らむ」の連体形夢名詞と格助詞知りラ行四段活用「しる」の連用形せ過去の助動詞「き」の未然形またはサ行変格活用「す」の未然形ば接続助詞覚めマ行下二段活用「さむ」の未然形ざら打消の助動詞「ず」の未然...古典の参考書第6回「思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを」

  • ロシアの撤退は簡単には信じられない

    ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア側が譲歩しはじめたと思われる行動をとっている。しかしそれは単に態勢立て直しのための一時的なものであるという見方もある。注意深く見なければならない。ロシア軍はキエフへの攻撃を弱め、一部では撤退しているという情報もある。それはよいことだ。しかも軍の士気が落ちているという情報もある。経済的な制裁が効き始めたという期待もできる。この期待通りだったら、武力の限界をしますことになり、今後戦争を起こす人はへるだろう。歴史的な大事件である。しかし、こんなに簡単にうまくいくはずがない。このように戦争が終結に向かえば、プーチンは失脚するに違いない。意地でもここで終わらせるわけにはいかないはずだ。最低でもウクライナ東部とクリミア半島はロシアに組み入れるまでは戦い続けるに違いない。まだまだ気を抜くことは...ロシアの撤退は簡単には信じられない

  • 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を見ました。

    アカデミー賞の候補になっている映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を見た。象徴的な事物をちりばめながら、登場人物の心理を描く。さらに見るものに精神的な圧力を与えていく心理戦を挑む。緊張感が最後まで続く見事な作品だ。ただし主人公のフィルと、その弟ジョージの妻ローズの子供のピーターとの描写がたりないような気がする。そのために最後が唐突な感じがしてしまい、あざといストーリーのような印象を受けてしまう。監督ジェーン・カンピオン出演フィル・バーバンク、ローズ・ゴードン、ジェシー・プレモンス、コディ・スミット・マクフィーいくつかのポイントを上げる。1.ピアノフィルは、妻にピアノを買ってあげる。ローズは実はピアノがそんなにうまいわけではなかった。一人で練習を続けるがうまく弾けない。フィルがそれを見て、馬鹿にするシーンがある。なん...映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を見ました。

  • 橋下徹の頭の悪さ

    とにかく橋下徹はなんとかしてほしい。今日は精神的なことが原因で仕事を休んでしまった。仕事を休んでしまったことによってさらに精神的には追い詰められている。気を休めようとテレビをつけたところで、橋下徹が出ていた、すぐにでもチャンネルを変えようと思ったが、ついつい見てしまった。橋下徹はウクライナ戦争に対して、徹底的にプーチンを倒すか、妥協するかの2択しかないと言っていた。プーチンを倒すことは核戦争につながる。だから妥協するしかないと言う。それはそうだろう。しかし妥協するしかないのだから、ロシアに妥協しなさいというような趣旨の発言をし始める。馬鹿か、橋下。妥協するしかないという趣旨では多くの人が賛同するであろう。かといって理不尽なロシアと簡単に妥協しなさいというわけにはいかないからこそ、みんな苦しんでいるのだ。妥協のあ...橋下徹の頭の悪さ

  • 映画『偶然と想像』を見ました。

    『ドライブ・マイ・カー』を監督した濱口竜介監督の3つの短編からなるオムニバス映画です。偶然の引き起こす人間の心の揺れを丁寧に描写する名作です。「魔法」古川琴音中島歩玄理「扉は開けたままで」渋川清彦森郁月甲斐翔真「もう一度」占部房子河井青葉濱口監督の最大の特徴は、抑揚のほとんどない棒読みのようなセリフです。役者は他の演劇だったら下手だと思われるようしゃべり方をします。しかしこの演出は観客をセリフに集中させます。セリフひとつひとつが、役者の余計なフィルターを通さずに、観客に直接とどくのです。不思議な効果があります。役者が演技をしていないわけではありません。役者はセリフに集中し、そのセリフを自分のものにしていきます。そして普段の自分のしゃべり方になるまで自分の中で育て上げています。他の人のまねをしているのではなく、自...映画『偶然と想像』を見ました。

  • ドキュメンタリー映画『テレビで会えない芸人』を見ました。

    ドキュメンタリー映画『テレビで会えない芸人』を見ました。芸人・松元ヒロさんを追ったドキュメンタリーです。テレビが主流だった日本で、テレビがその力を失っていく姿を描いているように感じました。松元ヒロさんは、かつて社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のメンバーとして活躍していました。しかしテレビ局からの要求が強くなったために、テレビを離れ舞台に活動の主戦場を移しました。現在政治や社会問題を題材にした1人の語り芸で活躍しています。社会を風刺する芸は、現在の日本では嫌われます。社会風刺は悪だという「空気」を経済界と自民党と電通が作り上げたのだと思います。テレビは当たり障りのないものだけになってしまい、もはや時間つぶしにもならなくなってしまいました。まともな批判さえもされなくなったこの国は、どこに行くのでしょうか。...ドキュメンタリー映画『テレビで会えない芸人』を見ました。

  • 夏目漱石の「文鳥」

    夏目漱石の短編小説「文鳥」を読んだ。エッセイのような作品だが、小説としての虚構性も十分感じさせる、見事な作品である。語り手の「自分」は小説家である。「三重吉」から文鳥をもらう。文鳥を育てるし、可愛がるのだが、仕事が忙しくなり、時々手を抜いてしまい世話をしなくなることがある。そのために文鳥を死なせてしまう。「自分」はやけになり文鳥の死を他人のせいにする。明らかに「自分」は夏目漱石である。「三重吉」は鈴木三重吉であり、小説の中には「筆子」という漱石の長女の名前の子も登場する。だれがどう見ても夏目漱石の事実を綴っただけの作品のように見える。しかし、「自分」のやけになった様子をそのまま描くというのは「自分」を対象化しているとしか思えない。「自分」を戯画化しているのである。写実的なエッセイのように見えながら、そこには小説...夏目漱石の「文鳥」

  • 大人になったらなりたいもの

    第一生命保険が、全国の小学生・中学生・高校生を含む計3000人を対象に行った、第33回「大人になったらなりたいもの」のアンケート調査結果がインターネットニュースに出ていた。小学生男子の1位が会社員なので、小学生は会社員にあこがれているという結論が見られるのだが、さすがにそれは安直の分析であろう。そもそも小学生は親の職業を見てそれにあこがれるケースが多くある。日本のほとんどの家庭では両親は会社員である。だから会社員が多いのは当たり前と言えば当たり前なのだ。しかし現実には9.6%しかいないのである。これは逆に少ないという解釈だって十分成り立つのである。それにしても「会社員」という区分はなんなのだろう。会社員の中でも様々な職種がある。私のような世間知らずは、会社員が実際には何をしているのかがよくわかっていない。という...大人になったらなりたいもの

  • 投資

    高校の家庭科の授業で投資を学ぶことになるという。本当に必要なのだろうか。政府が投資を学ばせるというのは、もちろん投資を促したいからである。その意図はどこにあるのか。まずはそこを説明してもらいたい。おそらく理由の1つは経済界からの要請である。投資額が増えれば株価があがり企業は助かる。それがひとつの理由である。もう1つは、年金問題である。年金制度は破綻しかけている。自分の老後資金は自分でなんとかしなければいけないという意識を植え付けようとしているのだ。「自己責任」という言葉を最近頻繁に耳にするようになった。制度に頼ることなく、成功しても失敗しても自分の責任だ。いちいち国は責任を負いませんよ、という時代になってきたのだ。あなたが投資すれば企業は活性化し、株価はあがる。それによってあなたの資産は増えますよという、「明る...投資

  • 東日本大震災

    きのうは東日本大震災から11年目である。一日、あの日のことを思い出していた。亡くなった方をお悔やみし、その後に大変な生活を強いられている方々にお見舞い申し上げたい。しかし、東日本大震災の記憶も次第に薄れてしまってきているのも事実である。加えて近年様々な大きな事件が起きている。次第に東日本大震災の衝撃も忘れるようになってきた。新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻など信じられないような出来事が次々起こり、世の中の不安定さをいやというほど思い知らされている。異常気象も続いているし、大きな地震もある。小さな地震など、毎日のようなあるように感じられる。東日本大震災を忘れる時間は増えてきたが、あの日の揺れは体から離れていない。小さな地震でもトラウマのように恐怖が襲ってくる。そしてあの日以来、「不安」が心を占めるように...東日本大震災

  • GIGAスクール構想

    新型コロナウイルスの感染拡大は我々の日常を変え始めている。その一つはIT化である。教育においてもこれまであまり進んでいなかったIT化が急激に進んでいる。これは悪いことではない。しかしこの急激な変化についていけなかったり、経済論理での無理な「改革」も含まれていたり、さらには教育の根本の人の存在が無視されたりという事態まで心配される。新型コロナウイルス感染拡大防止により遠隔授業が必要となった。その機を逃さず「GIGAスクール構想」が始まった。ひとり一台パソコンが支給(あるいは自費購入)され、授業はパソコンなしには成り立ちにくくなる。しかもプログラミング学習や、大学入試で「情報」が必要になったりと、一気に「攻め」てきた。IT化が悪いことではない。時代に合わせて教育が変化しなければならない。その変化を拒んでいるのは教育...GIGAスクール構想

  • ミュージカル映画『シラノ』を見ました

    ミュージカル映画『シラノ』を見ました。演劇的な要素が強く映画化がむずかしいのではないかとも思われる作品ですが、ミュージカル舞台を映画化することによって、不自然さが逆に効果的な作品になっていました。感動的な映画です。監督ジョー・ライト出演ピーター・ディンクレイジヘイリー・ベネットケルビン・ハリソン・Jr.ミュージカル映画だということもあり、登場人物は戯画化され特徴が強調されています。しかしこれは悪いことではありません。逆に効果的に人物が象徴的に描かれています。不自然さが自然に感じられるのです。ミュージカル映画の特徴をうまく利用して、不自然を自然に感じさせてくれます。見事です。映像も室内のシーン、屋外のシーン、戦場のシーンなど、それぞれが効果的です。最後の修道院の格調ある崇高な舞台は、感動的なラストシーンを見事に演...ミュージカル映画『シラノ』を見ました

  • 人間が人間を殺してはいけないという常識

    ロシアがウクライナの原発を攻撃した。常軌を逸している。原子力発電所の危険性について知らないはずがあるまい。ウクライナが危険なだけでなく、世界中が危険にさらされるのだ。もはやロシアを許しておくわけにはいかない。ロシアはウクライナのザポリージャ原発を4日未明に攻撃した敷地内で火災が発生し、何とか鎮火はしたという。しかし、原発が破壊され暴走する危険性も十分あり得たのである。これは世界的な大惨事になる。こんなことを命じたのはプーチンである。もはや、この男は異常な独裁者となった。もしかしたら自分の思う通りにならずあせっているのかもしれない。プーチンが追い詰められていると考えることもできる。しかし、たとえそうだとしても許されることでないのはあきらかだ。ロシア国内でなんとかこれを止めることができる人間はいないのだろうか。プー...人間が人間を殺してはいけないという常識

  • ロシアの蛮行を許すな

    ロシアの蛮行は許せない。即時ウクライナから撤退することを望む。同時に、他国の軍事介入はやめてもらいたい。それは多くの罪なき人の命を奪うだけだからだ。ロシアのウクライナ侵攻は、単なるプーチンのわがままだ。頭がおかしくなっているとしか思えない。ロシア内でも抗議するデモが起こっているという報道がある。誰がどう見ても正当性がない。許すことができない。すでに多くの人の命を奪っている。すぐに撤退することを望む。世界各国の対応は、冷静である。ロシアに抗議しつつも軍事的な介入はしていなく、経済的な制裁、ならびに情報戦での支援に徹している。確かにロシアの蛮行に対しては、だれもが腹を立て、軍事的な支援をしたくなる。しかしそれをしたら、恨みの連鎖がとどまることがなくなり、桁違いの人の命を奪う結果になる。絶対にあってはならない。世界中...ロシアの蛮行を許すな

  • 映画『ドリームプラン』を見ました。

    映画『ドリームプラン』を見ました。テニス選手ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズの生涯を描いた映画です。監督レイナルド・マーカス・グリーン出演者ウィル・スミスアーンジャニュー・エリスサナイヤ・シドニーデミ・シングルトントニー・ゴールドウィンジョン・バーンサルこの父親、そばにいたら本当にいやな奴です。おそらく誰もがこの映画の父親を嫌うでしょう。まったく協調性がない。しかし一方ではうらやましくも思います。だれもが彼のような自信を持ちたいと思います。他人に嫌われながらも信念がなければ、夢は成し遂げられなかったのかもしれません。彼の自信を支えたのは家族です。いくら嫌われようと家族の支えがあれば生きていけます。家族のために戦い続ける姿はうらやましく感じる部分もありま...映画『ドリームプラン』を見ました。

  • 映画『前科者』を見ました。

    保護司を題材にした映画『前科者』を見ました。ちょっとしたことが人間を壊し、それによって多くの人がその後の人生を狂わせる。その悲劇に襲われた人たちのやるせなさと、そこから立ち直ることを支援する人々のけなげさを描く感動作です。【スタッフ・キャスト】監督岸善幸出演有村架純磯村勇斗若葉竜也マキタスポーツ石橋静河北村有起哉宇野祥平リリー・フランキー木村多江森田剛【あらすじ】罪を犯した者や非行歴のある者の更生、社会復帰を助ける保護司の阿川佳代がは、職場の同僚を殺害した過去のある工藤誠を担当していた。まじめな生活態度で社会復帰も間近と見られていた。しかし、彼はある日突然姿を消し、再び警察に追われる身となってしまう。そのころ街で連続殺人事件が発生し、捜査の進展につれ工藤がその容疑者となる。人間として生きていれば、耐えられなくな...映画『前科者』を見ました。

  • うちの猫

    今日は「スーパー猫の日」だそうです。確かに2が多い。うちの猫はそもそもが拾ってきた猫です。年齢はもう20歳ぐらいになりました。元気なことは元気なのですが、最近さすがに年をとって関節炎になっています。歩くのもたどたどしくなってきました。昔は高いところにもぴょんぴょん上がっていったのですが。今はジャンプはできません。トイレにいくのもよたよたとしていて、トイレでも苦労しているようです。目もほとんど見えていないようです。そして一番大変なのは、耳がほとんど聞こえていないということです。呼びかけてもわかっていないようです。何が困るのかというと、自分の声も聞こえていないということです。だからなのだと思いますが突然大声で叫び始めます。自分の声が聞こえないために、そうなるのだそうです。マッサージが大好きになり、マッサージをせがむ...うちの猫

  • ウクライナ危機 なんとか平和裏に解決を

    緊迫するウクライナ情勢をめぐり、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領が直接協議することで原則的に合意したというニュースが出ていた。期待したい。絶対に戦争を回避してもらいたい。ウクライナ情勢については、わかるようでよくわからない。歴史は後から理屈をつければわかりやすくはなるのだが、それはつじつま合わせでしかない。現実に起こっていることには様々な要素が絡み合っているので、そんなに簡単なものではない。だから解決するのがむずかしいのだ。ロシアがどうしてこれだけ強硬なのかが理解しがたいが、ロシアにはロシアの理屈があり、事情があるのだろう。その論理をまずは理解しなければならない。そしてお互いに譲歩すべきことは譲歩する道を探らなければならない。もしそれができなければ、ロシアとNATO加盟国だけの問題ではなくなるのは明らか...ウクライナ危機なんとか平和裏に解決を

  • ワリエア選手騒動の失敗は自分のことしか考えない大人たちにある。

    冬季オリンピックのフィギュアスケートでロシアのカミラ・ワリエワがドーピング問題がありながらも、15歳であるという理由で出場を認められた。しかしその渦中でワリエア選手は自分を見失い、本来のスケートができずにメダルが取れなかった。この問題は様々な要素が絡んでいるが、結局は自分のことしか考えられない大人たちの無能な権力騒動が悲劇を呼んだのだ。フィギュアスケートは自分のことしか考えられない「大人の事情」でゆがめられたのだ。まずはそもそもフィギュアスケートのジャンプ至上主義がおかしい。体重が増加することはジャンプが難しくなる。だからまだ子供の体形である若い選手を育てることになる。近年の女子のフィギュアスケート選手は低年齢化が進み、ロシアの15歳が金メダルを取る。、それをすぎるとすぐに選手生命が終わってしまっている。こんな...ワリエア選手騒動の失敗は自分のことしか考えない大人たちにある。

  • ミュージカル映画『ウエストサイドストーリー』を見ました。

    シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を基に、アーサー・ローレンツ、レナード・バーンスタイン、スティーヴン・ソンドハイムが1957年に発表したブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド物語』をスティーヴン・スピルバーグが監督して作り上げた長編映画。当時のニューヨークの状況が見事に描かれ、アメリカ映画らしいハードボイルドなストーリー展開、そしてバーンスタイン、ソンドハイムの作り上げた名曲の数々、見事なミュージカル映画です。監督スティーヴン・スピルバーグ出演者アンセル・エルゴートレイチェル・ゼグラー音楽レナード・バーンスタイン(作曲)スティーヴン・ソンドハイム(作詞)アメリカは自由であるが、その自由さは差別に対しても寛容です。黒人が差別され、中南米からの移民も差別され、そして一部の経済的に貧しい白人も差別...ミュージカル映画『ウエストサイドストーリー』を見ました。

  • 藤井聡太の活躍は空気を変えた

    将棋の藤井聡太が王将位を獲得して5冠になった。この青年の活躍は将棋界だけでなく、日本の空気をまるで変えてしまった。藤井聡太が活躍する前から、将棋は若手が台頭し人気はあがっていたのは事実である。しかしコンピューターと人間が対戦し、もはや明らかにコンピューターには勝てないことが明らかになっていた。人間の限界を思い知らされ、将棋というゲームの価値が崩壊しつつあったのである。しかし藤井聡太の活躍によって、人間がコンピューターに勝てないということは何の意味もないことだという空気になっている。そもそもコンピューターが将棋で人間に勝てなくなるなんてことは当たり前だ。それは将棋というゲームの本質とは別次元のことなのだ。日本はAIばかりがもてはやされ、AIなしでは生きていけない空気になっている。年配者はAIに取り残されてしまうの...藤井聡太の活躍は空気を変えた

  • 平野歩夢選手は新たな時代を作った

    平野歩夢選手がスノーボードハーフパイプで金メダルを獲得した。インタビューなどでは決して感情的にならず、クールなふるまいをしているが、競技では攻めまくる姿勢が本当にかっこいい選手だ。すごく感動した。平野選手の滑りを見ていると人間業とは思えないくらい高く飛び上がる。そしてこんなに回って大丈夫なのかと思えるくらい、着地ぎりぎりまで回る。見ているほうはひやひやしてしまうが、本人は決して妥協しない。平野選手に限らず、この競技はみんなが攻めまくる。置きに来るような滑りはしない。すごいことである。スノーボードは当初は新規種目であり、「こんなの必要なのか」と思ってしまっていた。しかし、平野選手をはじめとする選手たちの姿を見ているうちに、この競技のすばらしさが多くの人に伝わり、いつの間にかなくてはならない競技となった。今回は日本...平野歩夢選手は新たな時代を作った

  • 古典の参考書第5回 「烏などもこそ見つくれ。」

    烏などもこそ見つくれ。『源氏物語』の「若紫」の垣間見の場面の中の一文です。【品詞分解】鳥名詞など副助詞も係助詞こそ係助詞見つくれ。カ行下二段活用・已然形【現代語訳】烏などが見つけたら大変だ。【重要文法事項】〈「もぞ・もこそ」の識別〉「もぞ・もこそ」は「~すると困る、大変だ」という意味です。【若紫】『源氏物語』の「若紫」の巻には光源氏が紫の君と出会う場面があります。この例文はそこからのものです。とても有名な場面ですので、教科書には必ず載っています。暗記とまではいかなくても、できるだけ覚えてください。さてここで源氏は紫の君を垣間見します。垣間見というのはつまり「のぞき」です。ちょっとイメージは悪いのですが、当時の貴族の女性は基本的には男性に顔を見せなかったようです。部屋にはすだれをおろして生活し、外出は極力さけ、ど...古典の参考書第5回「烏などもこそ見つくれ。」

  • 映画『ドライブマイカー』を見ました。

    映画『ドライブ・マイ・カー』を見ました。3時間という時間にビビっていたのですが、長さを感じさせません。苦しみの中でも自己を見つめていきていくことの意義を描く名作です。高く評価されて当然だと思いました。監督濱口竜介出演西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、パク・ユリム主人公の妻はセックスの後に不思議な物語を語る。主人公はその話を聞く。しかし妻はその話を覚えていない。次の日に自分の物語を主人公に語り直してもらい、それを自分の作品とする。自分のことは自分では一番わかっていません。それなのに自分のことが一番わかっていると思い込んでいます。しかしある時ふと自分のことがわからないことに気づいてしまいます。不安になり、自分を信じられなくなります。それがさまざまな苦しみにつながります。生きていくためには自分をとりもどす必要があります...映画『ドライブマイカー』を見ました。

  • 古典の参考書第4回 「いつしか梅咲かなむ」

    いつしか梅咲かなむ。『更科日記』の継母との別れの場面で登場する一文です。「なむ」の識別で有名です。【品詞分解】いつしか副詞梅名詞咲か動詞カ行四段活用未然形なむ他への願望の終助詞【現代語訳】はやく梅の花が咲いてほしい。【重要文法事項】〈「なむ」の識別〉「なむ」にはいくつかの種類があります。次の文中の「なむ」を文法的に説明するとどうなるでしょうか。1.いつしか梅咲かなむ。2.梅咲きなむ。3.梅なむ咲く。1について・・・願望の終助詞この「なむ」は他への願望の終助詞です。未然形接続です。願望の終助詞には「自己の願望」と「他への願望」があります。「なむ」は「~してほしい」と他者に対してお願いする意味があり、「自己の願望」とは異なります。「自己の願望」の終助詞としては「ばや」があります。「ばや」も未然形接続です。いかで見ば...古典の参考書第4回「いつしか梅咲かなむ」

  • 二兎社『鴎外の怪談』を見ました。

    山形市、東ソーアリーナで二兎社『鴎外の怪談』を見ました。権力の横暴に苦しむ人々を描く傑作です。作・演出永井愛出演松尾貴史瀬戸さおり味方良介渕野右登木下愛華池田成志木野花大逆事件を題材として、森鴎外やその周辺の人物がどのように大逆事件に翻弄されていたのかが描かれる作品です。大逆事件については私もこれまであまり関心がありませんでした。調べてみると、明治天皇の暗殺を計画したとして、全国の社会主義者や無政府主義者を逮捕・起訴して死刑や有期刑判決を下した政治的弾圧事件ということでした。幸徳秋水をはじめとする多数の社会主義者・無政府主義者が逮捕され、証拠不十分なまま死刑24名、有期刑2名の判決がでました。その事件に森鴎外が関わっていたという説があり、それをもとにした作品です。敵対する勢力を排除するために権力を用いる時代は過...二兎社『鴎外の怪談』を見ました。

  • 映画『コーダ あいのうた』を見ました。

    聾唖者の両親と兄と、健常者の娘の家族を描く映画『コーダあいのうた』を見ました。家族愛の美しさを描いた感動的な映画でした。あらすじ両親と兄が耳が聞こえない4人家族。その中で唯一耳が聞こえる高校生のルビーは、家族のために手話通訳となり、家業の漁業を手伝う日々を送っていた。ルビーはひょんなことから合唱クラブに所属することになり、顧問は彼女の歌の才能に気づく。顧問はバークレー音楽大学への受験を勧める。しかし家族はルビーの通訳がなければ家業の漁業に支障が生じるため反対する。夢と現実の中で苦しみながらも、ルビーは精一杯の努力を続けるがさまざまなトラブルが押し寄せる。監督シアン・ヘダー出演エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、ダニエル・デュラント、マーリー・マトリン、エウヘニオ・デルベス、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ...映画『コーダあいのうた』を見ました。

  • 原田ひ香作『三人屋』を読みました。

    原田ひ香さんの『三人屋』を読みました。原田さんの作品は『ランチ酒』シリーズ、『三千円の使い方』を読んでいます。どれもおもしろい作品です。この『三人屋』も不思議な魅力に満ちた作品でした。三姉妹が同じ店を朝、昼、夜と別の形態で飲食店として営業しています。朝は三女がパンとコーヒーの店、昼は次女がうどんの店、夜は長女がスナック、どれもそれなりのはやっています。最初はこの三姉妹の心温まる人情ストーリーなのかなと読み始めますが、まったく違うことに気がつきます。この三人、あまり仲が良くありません。長女と次女はほとんど口も利かないような状態です。三人にはそれぞれ影の部分があり、それが現在の三人の状況を作っています。三人の微妙な関係が、不思議なリアリティを生んでいます。最後のレコードのエピソードがとても面白い。亡くなった父親は小...原田ひ香作『三人屋』を読みました。

  • 古典の参考書第3回 「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」3

    【時めく】「時めく」は現代語訳を間違えやすい重要語です。現代語では「胸がどきどきする」という意味で使われるますが、古語ではこのような意味はありません。次のようになります。①時代の流れに乗って栄える。②寵愛を受ける、目をかけられる。ここでは②の意味です。「寵愛する」のではなく帝の「寵愛を受ける」のです。帝の寵愛を受けることが「時代の流れに乗って栄える」わけです。【源氏物語】『源氏物語』はどういう物語なのか、これは一般常識レベルなのですが、実は多くの高校生は知らないというのが現実です。平家と源氏の物語だと思っている高校生もいます。それはそれでしょうがない。いつの間にか理解するとは思いますが、きちんと教えるべきときに教えておくべきことです。『源氏物語』は世界文学の視点からも重要な作品です。は知っておくべき常識です。千...古典の参考書第3回「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」3

  • 古典の参考書第3回 「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」2

    【「女御」と「更衣」】「女御」と「更衣」は天皇の妻です。天皇の妻で一番身分の高いのは「皇后」「中宮」です。「中宮」は「皇后」の住む場所であり、本来「皇后」=「中宮」でした。しかし天皇に同格の正妻を二人置く必要があったために、「皇后」と「中宮」を別の存在とするということをしてしましました。『枕草子』で有名な中宮定子と、藤原道長の娘である皇后彰子のことですね。一条天皇には中宮(皇后)定子という「正妻」格がいたのに、道長が無理矢理彰子を「正妻」格にするために「皇后」という身分を「中宮」とは別のものとして作り上げたのです。「女御」は「中宮」の次に身分の高い妻であり、「更衣」はそこまでは身分が高くはありません。身分とは言っても、自分の身分というよりも父親の身分に準じています。この後に出てくる「いとやむごとなき際にはあらぬ...古典の参考書第3回「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」2

  • 古典の参考書第3回 「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」1

    いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。【源氏物語】説明するまでもないでしょう。源氏物語の冒頭の一文である。【品詞分解】いづれ代名詞の格助詞御時名詞に断定の助動詞・連用形か、係助詞女御、名詞更衣名詞あまた副詞候ひハ行四段活用・連用形給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形ける過去の助動詞・連体形中名詞に、格助詞いと副詞やむごとなき形容詞・ク活用・連体形際名詞に断定の助動詞・連用形は係助詞あら補助動詞・ラ行変格活用・未然形ぬ打消の助動詞・連体形が、格助詞すぐれラ行下二段活用・連用形て接続助詞(または「すぐれて」で接続助詞)時めきカ行四段活用・連用形給ふ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連体形ありラ行変格活用・連用形けり。過去の助動詞・終止形【現代...古典の参考書第3回「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に」1

  • 水島新司さんのこと

    水島新司さんが亡くなった。少年時代に楽しませていただいた漫画家だ。少年のころが思い出される。水島新司さんの作品は少年のころはたくさん読んでいた。『ドカベン』『男どアホウ甲子園』『一球さん』など、当時リアルタイムで読んでいた。しかし水島さんの作品で一番好きだったのは『野球狂の詩』だった。当時私は少年マガジンを毎週読んでいた。『野球狂の詩』は連載ではなく、時々掲載される作品だった。東京メッツという弱い架空の球団が舞台であり、そのチームの選手の人生が描かれるいい漫画だった。野球のロマンを感じさせた。日本の野球ブームは実は水島さんが作り上げたのではないか思っている。もちろん野球自体のおもしろさもあった。しかし、野球にドラマを与えたのは水島さんをはじめとする漫画家たちだった。野球はズポーツを超えた人気を得たのは水島さんの...水島新司さんのこと

  • 学校はみんなを不幸にするシステムとなってしまった

    東京大近くの路上で、高校2年生が高校3年の男子生徒と女子生徒、そして72歳の男性が刃物で切りつけられるというショッキングな事件が起こった。この事件そのものについて軽々しく何かを発言することは差し控えるべきであろう。それぞれの事件にはそれぞれの事情があり、見えないうちに何か言ってしまうと、他の人を苦しめる可能性があるからだ。ただし、現在の学校には大きな問題があるのは言ってもいい。それは学校のせいというわけではない。学校等制度が様々な課題を無理矢理に背負わなければならない状況であり、学校に関係する人たちはみんなギリギリのところで生きていかなければならないのだ。子どもたちは様々なことを要求され消耗しながら勉強や部活動をする。逃げる者は学校という場所から排除される。学校から排除されるということは社会から排除されるのと同...学校はみんなを不幸にするシステムとなってしまった

  • 市川実日子さんは「出演してほしい役者さん」だ

    連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』を見ている。前作や前々作は連続テレビ小説を見ていなかったので、私にとって久しぶりの朝ドラだ。どうもコロナが流行してから朝ドラから遠ざかってしまっていた。上白石萌音さんが主役に第一部はとてもおもしろかった。ただし、最後が納得がいかなくてがっかりしていた。深津絵里さんが主役になった第2部もところとてもいい。深津さんも、オダギリジョーさんも、その他の出演者もみんないい。特に市川実日子さんがいい。市川さんはいろいろなドラマに出ている。独特の雰囲気があり、市川さんが出るとドラマの魅力がぐっと上がる。不思議な魅力のある役者さんだ。私がよく見ていたドラマでは、「山のトムさん」「宮沢賢治の食卓」「アンナチュラル」「凪のお暇」「BG〜身辺警護人〜」などに出演していた。私が見た映画では、「めが...市川実日子さんは「出演してほしい役者さん」だ

  • 映画『チャサンオボ』を見ました。

    映画『チャサンオボ』を見ました。史実をもとにした生涯を描いた映画です。わたしの好きなタイプの映画です。朝鮮王朝時代の韓国で発表された海洋生物学書「茲山魚譜(チャサンオボ)」に記された史実をベースに、同著を記した学者のチョン・ヤクチョンと彼を支えた漁夫チャンデの師弟関係の行く末を描いたドラマ。社会が社会として成立するためには組織が必要です。個人個人がいくらがんばっても組織的な活動がなければ混沌として社会は成立しません。組織が成立するためには権力が必要になります。組織権力は組織を維持していくためには必要不可欠なものです。しかし組織権力は固定化しやすい。一度固定化してしまうと、目的を見失い、利権を維持するためだけを追求し始めます。本来の目的を見失ってしまい、崩壊していきます。崩壊の過程では、多くの人間が抹殺されます。...映画『チャサンオボ』を見ました。

  • 古典の参考書第2回 「世の中に物語というもののあんなるを」2

    【更級日記】例文の「世の中に物語といふもののあんなるをいかで見ばや。」は『更級日記』の冒頭からの引用です。更級日記の作者は、菅原孝標の女(むすめ)です。もちろん本人に名前があったのでしょうが、伝わっていないのでこのような言い方をしています。作者は物語の世界に強いあこがれを抱き、『源氏物語』の夕顔や浮舟のような恋愛に焦がれる娘でした。東国に任官していた父・菅原孝標の任期が終了したことにより、上総から京の都へ帰るところから始まり。『源氏物語』を読みふけり、物語世界に憧憬しながら過ごした少女時代、度重なる身内の死去によって見た厳しい現実、祐子内親王家への出仕、結婚、出産、夫の病死などを経て、子供たちが巣立った後の孤独の中で次第に深まった仏教傾倒までが描かれています。日記とはいいながら、自伝小説といったほうが適当なので...古典の参考書第2回「世の中に物語というもののあんなるを」2

  • 古典の参考書第2回 「世の中に物語というもののあんなるを」1

    世の中に物語といふもののあんなるをいかで見ばや。【品詞分解】世の中名詞に格助詞物語名詞と格助詞いふ動詞ハ行四段活用連体形もの名詞の格助詞(主格)あん助動詞ラ行変格活用連体形「ある」の「る」の撥音便化したものなる伝聞の助動詞「なり」の連体形を格助詞いかで副詞見マ行上一段活用未然形ばや願望の終助詞【現代語訳】世の中に物語というものがあるというのを、何とかして見たい。【重要文法事項】「あんなる」伝聞推定の助動詞「なり」や推定の助動詞「めり」は終止形接続です。しかし、ラ行変格活用型の単語に接続するときは連体形に接続します。ですからここでは「ありなる」ではなく、「あるなる」になります。このようなラ変型+推定「めり・なり」のパターンの時は多くの場合、上のラ変型の「る」が撥音便化します。ですから「あるなる」が「あんなる」とな...古典の参考書第2回「世の中に物語というもののあんなるを」1

  • 100万円のワイン

    お正月番組を今年もいくつか見ました。いつの間にか定番になってしまった『芸能人格付けチェック』も見ました。実はこの番組、その前身の『人気者でいこう!』という番組から見ていた番組だ。『人気者でいこう!』はもう20年以上の前の番組であり、それだけ時間をかけて定着した番組なんだと思うと、新番組の視聴率で騒いでいる現在の状況が本当にばからしくなってくる。さてこの番組でいつもやっているのが、ワインの評価である。今回は100万円のワインと5000円のワイン。100万円のワインってどんな味なんだろう。100年もののワインであり、100年たつとどう味が変わってくるのかとても興味がある。とは言え、100万円のワインが飲めることなんて私にはありえないことだ。なんだかむなしくもなる。宇宙旅行のようなものだ。私にとっては5000円のワイ...100万円のワイン

  • 米澤穂信作『黒牢城』を読みました。

    あけましておめでとうございます。このブログで自分の駄文を多くの人に読んでもらって励みになっています。今年もよろしくお願いします。今年までは忙しい状況が続くのでなかなか思うようにいかないことも多いと思います。何とかがんばりたいと思います。年末年始休み、と言っても1週間ないのですが、米澤穂信さんの『黒牢城』を一気に読みました。戦国時代の武将、荒木村重が織田信長に謀反を起こし、有岡城に籠城したと言う史実をもとに、その籠城中に起きた様々な事件の謎解きを絡めながら描かれた小説です。荒木村重に重要なヒントを与えるのは、有岡城の土牢に幽閉されている黒田官兵衛です。私は歴史に詳しいわけではないのですが、歴史好きにはたまらない設定かもしれません。この小説はミステリーといえばミステリーかもしれませんが、事件の謎解きというよりも、事...米澤穂信作『黒牢城』を読みました。

  • 2021年に見た映画

    今年はコロナの影響で観劇のために東京に行くことがほとんどありませんでした。その結果と言ってもいいのですが、地元の映画館で映画をたくさん見ました。数えると51本。週に1本の計算になります。たくさんいい映画と出会うことができました。1私をくいとめて2燃ゆる女の肖像3アーニャは、きっと来る4声優夫婦の甘くない生活5ヒトラーに盗まれたうさぎ6ニューヨークの親切なロシア料理店7シラノドベルジュラクに会いたい8この世界に残されて9ザ・バンドかつて僕らは兄弟だった10すばらしき世界11わたしの叔父さん12あの頃。13パリの調香師14あのこは貴族15キンキーブーツ16夏時間17ノマドランド18ラストフルメジャー19シカゴ裁判20水を抱く女21サンドラの小さい家22ジェントルメン23パーム・スプリングス24ブータン山の教室25茜...2021年に見た映画

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