chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel

とにかく書いておかないとさんの人気ランキング

  • IN
  • OUT
  • PV
今日 11/22 11/21 11/20 11/19 11/18 11/17 全参加数
総合ランキング(IN) 8,416位 8,279位 6,873位 7,808位 8,315位 10,040位 10,013位 1,037,715サイト
INポイント 0 10 40 10 40 10 0 110/週
OUTポイント 0 0 20 10 40 10 0 80/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
教育ブログ 69位 70位 56位 59位 72位 92位 91位 10,955サイト
国語科教育 2位 2位 2位 2位 3位 4位 4位 172サイト
その他日記ブログ 261位 258位 212位 234位 256位 311位 304位 30,913サイト
備忘録・メモ 4位 4位 4位 4位 5位 5位 5位 449サイト
演劇・ダンスブログ 115位 117位 109位 116位 122位 134位 135位 5,216サイト
演劇(観劇) 8位 9位 9位 9位 10位 11位 11位 394サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
今日 11/22 11/21 11/20 11/19 11/18 11/17 全参加数
総合ランキング(OUT) 18,659位 17,473位 16,060位 16,782位 17,633位 20,848位 19,662位 1,037,715サイト
INポイント 0 10 40 10 40 10 0 110/週
OUTポイント 0 0 20 10 40 10 0 80/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
教育ブログ 118位 107位 98位 104位 109位 136位 120位 10,955サイト
国語科教育 2位 1位 1位 1位 1位 1位 1位 172サイト
その他日記ブログ 459位 432位 392位 406位 430位 535位 485位 30,913サイト
備忘録・メモ 6位 4位 3位 3位 3位 7位 5位 449サイト
演劇・ダンスブログ 212位 194位 188位 191位 198位 230位 218位 5,216サイト
演劇(観劇) 20位 17位 16位 16位 16位 19位 18位 394サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
今日 11/22 11/21 11/20 11/19 11/18 11/17 全参加数
総合ランキング(PV) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,037,715サイト
INポイント 0 10 40 10 40 10 0 110/週
OUTポイント 0 0 20 10 40 10 0 80/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
教育ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 10,955サイト
国語科教育 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 172サイト
その他日記ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 30,913サイト
備忘録・メモ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 449サイト
演劇・ダンスブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 5,216サイト
演劇(観劇) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 394サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
  • 映画『本日公休』を見ました。

    映画『本日公休』を見ました。

    台湾映画『本日公休』を見ました。少なくとも私の今年のベスト5には入ります。感動しました。台中にある昔ながらの理髪店。店主アールイは40年にわたってこの店に立ち続けています。かつては夫と一緒に働いていた理髪店ですが、夫は亡くなり、今は一人で経営しています。仕事が丁寧で、常連を大切にし、間が空いた客には電話で来るようにいいます。彼女が育て上げた3人の子どもたちは既に独立しています。娘の夫は近所の自動車修理店で働いています。その男がアールイのことを気にかけてくれ、様々に手伝ってくれます。しかし娘との関係は壊れかけています。他の子どもたちもそれぞれ問題を抱えながらも、母親のことはそれなりに心配しています。この家族の関係が丁寧に描かれています。丁寧に描写されるので、とてもリアリティがあり、映画に引き込まれて行きます...映画『本日公休』を見ました。

  • マスメディアはSNSのせいにして、自分らの落ち度を隠すな!

    マスメディアはSNSのせいにして、自分らの落ち度を隠すな!

    兵庫県知事選で斎藤候補が再選されて大きなニュースになっている。マスメディアは大騒ぎをして、その原因をSNSに求めようとしてる。しかしそれはどうなのだろうか?9月9日のこのブログで疑問を投げかけている。再掲する。兵庫県の斎藤知事の問題がスキャンダラスに報道されている。確かに斎藤知事の言動には問題があるように見えるが、逆にマスコミのこの騒ぎ方にも大きな問題があるように思われる。この問題が最初に騒がれたのは、パワハラとかおねだり疑惑だった。県民局長の告発と自殺については逆につけたしのように報道されていた。マスコミもその程度の扱いだったのである。おねだり疑惑とか、パワハラなんて政治家にはたくさんいそうである。とくにパワハラなんて当たり前のようにいる。みんなを調べれば齋藤知事レベルなんてたくさん出て来るのではないか...マスメディアはSNSのせいにして、自分らの落ち度を隠すな!

  • くたばれ、文部科学省!

    くたばれ、文部科学省!

    教員採用試験で定員割れのニュースが流れ始め、やっと文科省も財務省も動き始めたようである。しかし文科省も財務省もお互いを批判するだけで、自分たちの落ち度を認めようとしない。ネットで産経新聞の記事が紹介されている。一部引用させれもらう。令和7年度の予算編成に向けて財務省が示した公立学校教員の給与増をめぐる制度の見直し案について、全日本中学校長会など教育関係23団体は15日、文部科学省を訪れ、見直しに反対する緊急声明を阿部俊子文科相に提出した。阿部氏は「働き方改革や処遇改善などを一体的に進めていくために引き続き財政当局と丁寧に議論していく」と述べた。文科省は教師の見方だというような態度であるが、実は文科省が今の教育の混乱を作り出した張本人なのだから、偉そうに言ってはいけない。文部科学省は教育改革の名のもとに、さ...くたばれ、文部科学省!

  • 映画『ルート29』を見ました。

    映画『ルート29』を見ました。

    綾瀬はるか主演の不思議な感覚の映画『ルート29』を見ました。人間の本質を描こうとする映画でした。主人公は発達障害系の女性のり子。清掃員として働いているが、ある施設で女性から、姫路にいる自分の息子のハルを連れてきてほしいと依頼される。のり子は会社の車を盗み、姫路に向い、ハルを連れ出す。二人は鳥取までの国道29号線をたどる。この道中さまざまなことが起きる。まさに大人のおとぎ話である。これがおもしろいのだが、ちょっとやりすぎであざといかなとも感じてしまった。のり子は姉の働いている小学校に行く。姉は小学校の先生だった。そこで姉に会い、一晩泊めてもらう。夜、姉はのり子に語りかける。小学校の教員という職についての愚痴だと思っていたら、のり子に対する冷酷な言葉に変化していく。この場面がすごい。人と人とのつながりは、実は...映画『ルート29』を見ました。

  • 教員の残業代は判断がむずかしい

    教員の残業代は判断がむずかしい

    公立校教員の残業代支給に関するニュースが流れた。基本的にはその方向はいいことだ。しかし現実にはあまりに多くの課題があり、実現のハードルが高すぎる。その課題が解決するまでにはかなりの年数がかかる。解決したころにはもはや問題が別の方向になっているような気がする。報道によると「現在は、残業代の代わりに一定額を給与に上乗せ支給する「教職調整額」という制度が採用されているが、処遇改善のために残業時間に応じた手当を支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上し、関係省庁がこれを検討した」というのだ。ただ検討しているということだけである可能性も高い。そもそも、何を以て残業とするのか、判断がむずかしい。例えば部活動の問題がある。今日の教員の働きすぎの原因の一番の要素は部活動にあるのは間違いない。しかし未だにそれが改革できていな...教員の残業代は判断がむずかしい

  • 教員の残業代は判断がむずかしい

    教員の残業代は判断がむずかしい

    公立校教員の残業代支給に関するニュースが流れた。基本的にはその方向はいいことだ。しかし現実にはあまりに多くの課題があり、実現のハードルが高すぎる。その課題が解決するまでにはかなりの年数がかかる。解決したころにはもはや問題が別の方向になっているような気がする。報道によると「現在は、残業代の代わりに一定額を給与に上乗せ支給する「教職調整額」という制度が採用されているが、処遇改善のために残業時間に応じた手当を支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上し、関係省庁がこれを検討した」というのだ。ただ検討しているということだけである可能性も高い。そもそも、何を以て残業とするのか、判断がむずかしい。例えば部活動の問題がある。今日の教員の働きすぎの原因の一番の要素は部活動にあるのは間違いない。しかし未だにそれが改革できていな...教員の残業代は判断がむずかしい

  • 映画『パリのちいさなオーケストラ』を見ました。

    映画『パリのちいさなオーケストラ』を見ました。

    映画『パリのちいさなオーケストラ』を見ました。アルジェリアにルーツのある女性の音楽学校の生徒が、何度もくじけそうになりながらも、指揮者になる夢をかなえて行く姿を描いています。感動しました。ザイア・ジウアニというの実話を基に描いた作品だそうです。パリの音楽院でビオラを学ぶザイアがパリの名門音楽院に編入を認められて指揮者を目指すことになります。しかし当時は(いまでもそうかもしれませんが)女性指揮者は世界でわずかしかいません。音楽学校の中ではその出自からばかにされ、指揮をしてもまともに演奏をしてくれません。そんなザイアがチャンスを手に入れます。特別授業に来た世界的な指揮者に才能を認めらられ指導を受けることになるのです。しかしその指揮者の指導は厳しい。ザイアは何度も挫折しそうになりながら町にオーケストラを作ろうと...映画『パリのちいさなオーケストラ』を見ました。

  • 『三四郎』読書メモ⑬

    『三四郎』読書メモ⑬

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は十三章。最後の短い章である。この章は前の章から時間がかなり経過している。前の章の最後で三四郎は母からの「何時立つ」という電報を受け取っている。その後、三四郎は田舎に帰る。おそらくそこで御光との結婚話が取り上げられ、進んだ可能性もある。三四郎は冬休みをほとんど田舎で過ごしたのだと思われる。十三章の冒頭では、語り手の視点も三四郎から離れている。語り手は三四郎専属とだれも決めていないのだからもちろんかまわないのだが、基本的には三四郎の視点にいた語り手なので、読者は多少の違和感を覚えるであろう。時間の経過とともに、三四郎を一瞬遠ざける効果がある。二日目に美禰子は夫と来場する。最初の土曜の昼過ぎに、広田、野々宮、与次郎、三四郎が訪れる。ここで三四郎が戻って来ることによって語り手...『三四郎』読書メモ⑬

  • 『三四郎』読書メモ⑫

    『三四郎』読書メモ⑫

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は十二章。三四郎は文芸協会の演芸会に行く。盛況である。最初の演目は蘇我入鹿の出て来る芝居でよくわからない。幕間に与次郎を見つける。与次郎の動きを見ていると、野々宮と美禰子とよし子もいた。美禰子のそばに男がいてその男が誰なのか気になる。次は「ハムレット」である。ハムレットがオフィーリアに言う「尼寺に行け」と言う。この言葉で広田の話を思い出す。広田がハムレットの様なものは結婚できないと言っていた。ハムレットはオフィーリアのために露悪家になったのだ。自分を悪者にしてオフィーリアを苦しめずに自分を諦めさせようとした。しかし結果としてはオフィーリアに一番の不幸が訪れる。そこにドラマがあるのだ。ここからは邪推である。ハムレットは野々宮であろう。野々宮は結婚できない男なのだ。結婚より...『三四郎』読書メモ⑫

  • 『三四郎』読書メモ⑪

    『三四郎』読書メモ⑪

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は十一章。広田先生の夢の話が出てくる章。与次郎は文芸協会の切符を売って回っている。与次郎が三四郎の下宿に来る。新聞を見せる。その記事によると広田先生は大学の教師には選ばれなかった。もう一紙を見せる。その新聞は広田先生が自分が教師になる様に画策したとある。その一環として自分の知人の学生に「偉大なる暗闇」という論文を書かせたとある。そしてその論文を書いたのは三四郎だというのだ。三四郎は困る。与次郎も謝る。実家から手紙が来る。冬休みには帰ってこいとある。御光は女学校をやめて家に帰ったということだ。三四郎との結婚話が本格化しているようである。三四郎は広田の家に行く。広田は、与次郎の件は確かに迷惑だが、若い人ほど迷惑だとは思っていないという。広田は夢の話をする。生涯にたった一度逢...『三四郎』読書メモ⑪

  • 『三四郎』読書メモ⑩

    『三四郎』読書メモ⑩

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は十章。いろいろな考える要素があって、長くなりそうだ。三四郎は広田の家に行く。広田は合気道のようなものを稽古している。広田は三四郎に『ハイドリオタフヒア』を貸す。その中に「生きるとは、再の我に帰るの意にして、再の我に帰るとは、願にもあらず、望みにもあらず、気高き信者の見たる明白なる事実なれば、聖徒イノセントの墓地に横たわるはなお埃及の砂中に埋まるが如し。」とある。結局は自分に帰り、自分からは離れることができないのである。原口の家に行く途中、子供の葬式に出会う。三四郎は美しい弔いだと思う。『ハイドロオタフヒア』を読み、子供の葬式に出会い、三四郎は客観的に人の生死を見ていることに気付く。そして美禰子のことを考える。美禰子を客観的に見ることができるのだろうか。三四郎は美禰子を...『三四郎』読書メモ⑩

  • 『三四郎』読書メモ⑨

    『三四郎』読書メモ⑨

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は九章。三四郎は精養軒の会に出る。学者サロンといっていい会である。物理学の話になる。広田が「どうも物理学者は自然派じゃ駄目の様だね」と言う。物理学者はただ自然を観察しているだけでは駄目で、人工的な装置を作り、それによって普通の自然界では見出せないものをみえるようにしているというのである。その意味で物理学者は浪漫的自然派だと言う。これはイプセンの劇のようだが、人間は自然の法則にしたがってばかりではないと議論は進む。当時の文壇では自然主義と浪漫主義の対立があったわけだが、漱石はそのどちらかに偏るわけではない。『三四郎』は念入りの仕掛けを用意して、その中で登場人物たちは動いている。それを語り手が語るという構造だ。この語り手の視点は三四郎に焦点化され、三四郎の思考の外にあるもの...『三四郎』読書メモ⑨

  • 『三四郎』読書メモ⑧

    『三四郎』読書メモ⑧

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は八章。三四郎が与次郎に金を貸した顛末が語られる。かなり面倒くさい流れである。①広田が家を借りる際の敷金が足りなくなる。②野々宮が、よし子にヴァイオリンを買ってやるための金を広田に貸す。③広田は金が出来たので、借りた金を返すことになり、その金を与次郎に運ばせる。④与次郎が競馬ですってしまう。⑤与次郎は三四郎に金を借りて、広田の借金を野々宮に返す。もともとは広田が野々宮に借金したものが、いつのまにか与次郎が三四郎にかりたものにすり替わってしまったのである。もちろんすべては与次郎が悪い。与次郎は美禰子に借金を頼む。美禰子は応じるが与次郎には金を渡せないといい、三四郎をよこすように言う。そこで三四郎は美禰子の家に行く。与次郎に金を貸したことによって美禰子に借金することになるの...『三四郎』読書メモ⑧

  • 『三四郎』読書メモ⑦

    『三四郎』読書メモ⑦

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は七章。この章は三四郎と美禰子との直接のからみはない。広田による現代評とそれにからんだ美禰子評が語られる。それが興味深い。広田は言う。昔は他本位であったが、近代になり西洋文明が入って来ると自己本位に変化した。その結果、昔は偽善であったものが、今や露悪になってきている。これはわかりやすそうでわかりにくい。自分なりに整理をする。3つの段階に分類することができる。1.善自分を犠牲にして利他的行動をとる。決して利己的ではない。2.偽善利他的行動のように見えるがそれは利己的である。3.露悪利己的そのもの。自分の主張を明確に示す。美禰子だけが露悪であるわけではない。現代人はみんなそうである。この後に、広田は二十世紀になってから「偽善を行うに露悪を以てする」ようになったというのだ。人...『三四郎』読書メモ⑦

  • 『三四郎』読書メモ⑤

    『三四郎』読書メモ⑤

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は五章。(前回六章を先にだしてしまいました。順番前後してすみません。)三四郎は大久保の野々宮の家に行く。いるのはよし子だけ。よし子は水彩画を描いているが、どうもうまくいかない。三四郎はよし子から野々宮と美禰子の情報収集をする。よし子は「兄は日本中で一番好い人に違いない」と思っている。下宿に戻ると葉書が来ている。美奈子からの菊人形見物の誘いである。その字が、二章で野々宮がポケットに入れていた封筒の上書きに似ている。やはり野々宮と美禰子の関係は怪しいと感じる。大学にも慣れ始め、講義がつまらなくなってくる。しかも美禰子に恋をしてしまったようで、「ふわふわ」した気分になる。会場に行く途中で乞食と迷子に会う。一行は関わり合いを避ける。このあたりの仕掛けが意味深である。現実世界との...『三四郎』読書メモ⑤

  • 『三四郎』読書メモ⑥

    『三四郎』読書メモ⑥

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は六章。三四郎は恋の病にかかっている。講義にも集中できずノートに「ストレイシープ」を書くばかりだ。それを語り手は淡々と事実として記述するだけだ。ここにこの小説の「語り」の形が明確に表れる。この語り手は第三者的に客観的に語ろうとはするが、視点人物は三四郎だけである。本来写生文は小説世界に登場するのであるが、語り手が小説世界に存在しない写生文として『三四郎』は書かれているのだ。与次郎が文芸時評と言う雑誌を三四郎に見せる。「偉大なる暗闇」という文章がある。筆者は零余子とある。知らない。実はこれは与次郎が書いたものであった。読んでみると、なるほど釣り込まれる。しかし読み終わった後何も残らない。美禰子から葉書が来る。絵葉書である。小川があり、草が生えて、そこに羊が二匹寝ている。そ...『三四郎』読書メモ⑥

  • 『三四郎』読書メモ④

    『三四郎』読書メモ④

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は四章。三四郎は大学にも慣れ始め、講義がつまらなくなってくる。しかも美禰子に恋をしてしまったようで、「ふわふわ」した気分になる。与次郎と道でばったり出会う。与次郎はもう一人の男と一緒である。この男は三四郎が汽車で水蜜桃をもらった男である。やはりこの男が広田だった。広田は高等学校の先生である。与次郎は広田のファンであり、大学教授にしてよろうと思っている。広田は貸家を探していたのだった。広田は三四郎に「不二山を翻訳してみた事がありますか」と意外な質問をする。ここは意味深な場面である。まずその直前で広田は「富士山」と言っている。それが「不二山」と変わっているのだ。音声では両者は同じだ。と言うことはこの漢字の違いは語り手が顔を出した結果ということになる。翻訳ということばも意味が...『三四郎』読書メモ④

  • 『三四郎』読書メモ③

    『三四郎』読書メモ③

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は三章。いよいよ大学が始まると思ったらそう簡単にはいかない。「学年は九月十一日に始まる」はずで三四郎は学校に行くのだが、学生は誰もいない。そこで事務室へ行く。「講義はいつから始まりますかと聞くと、九月十一日から始まると云っている。澄ましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がない様ですがと尋ねると、それは先生が居ないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。」どう考えても事務の言うことは納得がいかない話なのに、三四郎は納得してしまうのである。たとえ間違ったものでも権威のあるものに服従してしまう姿がそこにはある。「郷に入れば郷に従え」という言葉があるが、どこに行っても集団には共同幻想が存在して居る。その共同幻想の外部の人間はそれに従うことを強要されてしまう。...『三四郎』読書メモ③

  • 『三四郎』読書メモ②

    『三四郎』読書メモ②

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は二章。三四郎が東京でカルチャーショックを受けている。「凡ての物が破壊されつつある様に見える。そうして凡ての物が又同時に建設されつつある様に見える。大変な動き方である。」こんな激動が東京の現実なのだ。そこに孤独を覚える。「この激烈な活動そのものが取りも直さず現実世界だとすると、自分が今日までの生活は現実世界に毫も接触していないことになる。(中略)自分の世界と現実の世界は一つ平面に並んでおりながら、どこも接触していない。そうして現実の世界は、かように動揺して、自分を置き去りにして行ってしまう。甚だ不安である。」母親の手紙に知り合いの従妹が理科大学(今日で言う大学の理学部)にいるので頼りなさいとある。それが野々宮宗八である。野々宮は典型的な世間知らずの科学者である。現実世界...『三四郎』読書メモ②

  • 『三四郎』読書メモ①

    『三四郎』読書メモ①

    夏目漱石の『三四郎』の読書メモ。今回は一章。三四郎が熊本から東京に出る。当時はかなりの時間がかかったようだ。もう京都はすぎている。しかし東京へはその日のうちにはつかない。名古屋に一泊する必要がある。計算上、熊本から出ればさらに1日か2日たっていたと思われる。かなりの長旅である。三四郎は不思議な発見をする。九州から人の顔がどんどん白くなる。三四郎は故郷の御光という女性を思い出す。御光さんは三四郎の後に結婚相手候補となる。ここではどういう関係かまではわからない。御光さんは直接には『三四郎』では描かれないのだが、御光さん物語は全編を通じてサブストーリーとして存在している。注目が必要である。御光さんは黒い色の女性であり、三四郎は「お光さんの様なのも決して悪くはない」と思う。京都から相乗りになった女性がいる。夫がい...『三四郎』読書メモ①

ブログリーダー」を活用して、とにかく書いておかないとさんをフォローしませんか?

ハンドル名
とにかく書いておかないとさん
ブログタイトル
とにかく書いておかないと
フォロー
とにかく書いておかないと

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用