アカデミー賞で、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した話題の映画『ノーアザーランド』を見ました。世界の中にはっきりと目に見える形で存在する、差別、横暴な国家権力、それらを生む歴史など、様々なことを考えさせられる映画でした。バーセル・アドラーという名の若いパレスチナ人活動家によるドキュメンタリー映画です。彼らが住む村はイスラエル領となり、突然イスラエル軍の軍事練習場にさせられます。そこに住むパレスチナ人は強制移動させられることになります。住民は抵抗するのですが、イスラエル軍は徐徐に住民を切り崩し、住民は少しずつ減少していきます。その様子をアドラーは映像に残していきます。イスラエルのパレスチナ人に対する差別意識には看過しがたいものがあります。今起きているガザ地区への攻撃もだれがどうみてもやりすぎです。...ドキュメンタリー映画『ノーアザーランド』を見ました。