新しき病院への道開通す初乗りの日はハミング出たり 長らく工事中だった道路がやっと完成して開通した特によく使うという道ではないが病院が近くなったありがたいこと…
一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。
創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。
祖父母、父母、同胞偲び庭に立つ色なき風の吹き抜ける夕 奥津城に花手向けたし故郷は遠き西方日の沈む里 故郷の懐かしい人は皆逝きて面影だけが残る秋の風吹くこの頃…
ベンチには歩き疲れて座る人茶屋で売られし青唐辛子 公園の池の漣見つめつつ友と黙してアイスを舐める 蕎麦畑を見て公園をひと回り歩き疲れて茶屋によれば生き生きと…
傾斜地に蕎麦の花咲く真白なる花は日差しをふくふく受けて 蕎麦の花を見に行きました東京の片隅に蕎麦畑思いがけなく広がっていました白い花が一面に咲き空には羊雲 …
泣きながら実家と電話する少年外国語のごとき南の方言 昔のことですバイトの少年が泣きながら電話していました実家のお母さんらしき人と何を話しているのか かなりの…
その昔いとこがいいし呪言あり世界は臭気に満ちてふんぷん それ以来漂う臭気が気になって時々呼気を止めてみたりす 子供の頃、従姉妹が言った「地球は繋がっている…
朝まだき空から落ちた星が咲く夜の色した桔梗紫 桔梗の紫は濃い朝まだきの空の色星の形に咲く秋の七草の一つでもあり日本人には深く愛されている 桔梗紋としても愛さ…
夜の更けて眠れる吾の傍に丸まる犬は寝言をいいぬ 犬というものは可愛い寝ていても、文句を言っても、いうことを聞かなくても無条件に可愛い 臆病者の我が家の犬は風…
お隣に時々赤児がやって来る見る度育つぷくぷく育つ マスクして消毒をして赤児見るそろりと小さき足首撫でる お隣のお嬢さんが里帰り可愛い赤子を連れてきた見る度…
姉逝きて一月経ちぬ一筋の曼珠沙華咲く通学路脇 台風が去って秋が来た朝晩の涼しさは十月の気温とか真夏の気温からいきなり十月に飛ぶちょっと体がついてゆけない涼し…
故郷を捨てた私と故郷に根を張る姉の間の大河 コロナ禍で会えない日々は長くなった三年その前だって毎年いけたわけではない故郷が遠くなったのは父母がいないから 歳…
嵐さる暁の空禍々し朱く朱くと草木の染まる 台風14号が通り過ぎて行きました昨夜は雨風の音で寝不足気味朝、あまりに朱い暁光に禍々しいものを感じる 最近は「台風…
青き背が葉叢を揺らす鈴なりのムクロジの実に遊ぶルリビタキ 秋の陽に鈴なりのムクロジが輝く青い背の鳥が2〜3羽枝の間を飛ぶ多分、ルリビタキ 一羽が枝をつつくコ…
雨風が列島を洗い流しゆく五輪・国葬腐臭が消えぬ 台風14号が近づいてくる今回は列島沿いに進むとか災害にならなければ良いがかなり大きいらしいしかもゆっくりと…
お隣の犬は散歩にゆく時に挨拶のごと律儀に吠える 隣の犬は可愛い「シーズー」三匹で仲良く散歩する庭先にいると必ず鳴く賑やかに三匹で鳴かれるとちょっと引いてしま…
栗の実のこぼれてありし二つ三つ遠き古里母の手浮かぶ 月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬の多きに (良寛) 参加しています。 俳句・短歌…
いつまでも夏だ夏だと騒ぎおり楓のひと葉いろづきはじむ 昨日も今日も気温が高いただ座っていても汗ばむまだまだ夏だと言い暮らすそんな日々にも小さな変化あり庭の楓…
秋風のさやかに吹けばすんすんと白菊伸びて蕾をつけぬ まだまだ暑い日が続いていますが心持ち風が爽やかです空もずいぶん高くなったような秋ですね 菊がスンスンと…
長々と体を伸ばし陽を浴びる石竜子は顔を陽にむけており 草むらだらけの我が家の庭は石竜子がたくさん棲んでいます石の上に長々と体を伸ばしじっとお日様の方を見て…
秋津飛ぶ秋草しげる公園の落ち葉集める老爺の上を 久しぶりに丘の上の公園にいく大好きな場所なのですが、雨風の日はちょっと敬遠する縄文遺跡のある遺跡公園 ここ…
蟋蟀のただ一匹の声を聴く月満ちる夜の侘しき調べ 昨夜は「中秋の名月」珍しく大きな月がくっきりと見え、なんとなく得した気分なのに無心も声は侘しい限り庭の隅で1…
とのぐもる日に整える木々のあり生垣、柚子の木、木香薔薇と 我が家では庭木の剪定、草取りは私の役目手を出さぬ夫は当てにならない「草木は茂ったほうがよい」 や…
最後まで女王たりし人の逝くエリザベス二世九十六歳 英国の女王、エリザベス二世が逝去された2022年9月8日午後安らかな最後であったという在位七〇年の「プラ…
灼熱の季節(トキ)は過ぎゆきけふも雨朝(アシタ)の草の露の白さよ 曇り時々雨このところの天気です朝になると草の上は梅雨で輝く秋の長雨っていうのもあるけどなん…
どこへ行く新宿地下の通路にはひょこひょこ歩く狸のいたり 新宿、渋谷の街に狸出没新宿の地下道では「危ないですから手を出さないで」狸のあとを拡声器がいく気にし…
これ以上災厄は来るな祈れども温暖化の地球の未来は見えず フランスでムール貝の養殖が危機にある温暖化によって一年に一度卵を産む蟹が一年に二度卵を産むという …
秋風に押されて黄蝶ふらふらと何処へ行かむ我は置き去り 鮮やかな黄蝶を見たまだ明るい夕暮れの草原で遊んでいるのか飛ばされているのか風の中をひらひらと舞う鮮や…
ゴルビーの額の地図が気になって完成しないペレストロイカ 元ソ連大統領、ミハイル・ゴルバチョフ氏が八月三〇日に亡くなったソ連崩壊の元となったペレストロイカに導…
ぎゅいいんと音を響かせ生垣を刈る金曜日ジェイソン気分 春、夏、秋、、、、草木は成長する草も木も、植物は大好きでも、次第に刈り込み作業が辛くなる 夏の終わり…
ドラマでは言葉足らずで行き違うそう言うことってほんとにあるよね お気に入りのドラマがある最近はありそうもない設定とかお決まりのコースは嫌だって言うそんな設定…
真夜の雨朝の草葉につゆ置いて虫の声など確かに聞いた 夜寝る前に虫の声を聞いた朝、庭の草木は露を置いて輝いているそう言えば、夜中に雨の音がした雨の時、虫たち…
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新しき病院への道開通す初乗りの日はハミング出たり 長らく工事中だった道路がやっと完成して開通した特によく使うという道ではないが病院が近くなったありがたいこと…
柿若葉雨の雫を零しつつ葉叢の陰に青き実抱き 若葉の季節になった一番好きな若葉は柿柔らかい色、柔らかい新芽そして、たくさんの赤ちゃん(柿の実)を実らせる 昨日…
AIが造ったような笑顔にて「いただきリリちゃん」おじを騙せり いただきリリちゃんと言う女性人妻JK、魔法少女いろいろ言ってるけど25歳の女性がホストに貢ぐた…
ほとほとと菜花に雨が降りかかる吾には深きよい夫婦の日 4月22日は「よい夫婦の日」よい夫婦ってどんな夫婦?雨音を聴きながら考察仲良し? 喧嘩しない?真っ当に…
私の豆腐のような人生の味気なきこと詰まる肉体 私の人生は豆腐のようだ四角四面でどこを切っても面白くない希望の色もない こういえば豆腐に失礼な気もするだって、…
アースデイ病んでる地球を何とする世界の終わりの春の気だるさ 何となく世界が終わる・・・気がするウクライナ、中東、アフリカ、不安の種が多すぎるで、世界の終わり…
流ゆく雲を眺めてため息をこぼす春日の身体の重さ 春は身体が重い寒さが緩み暖かくなると眠気がくるしかしこの頃は眠さよりだるさが勝る いきなり夏日が来ることと関…
一晩に二年分なる雨が降る砂漠の国のうつつの悪夢 ドバイでは24時間で平年の年間降水量の2倍に相当する雨が降ったUAEは国土の大部分が砂漠で、ドバイの1年間の…
鉢に植えカラスノエンドウ楽しみぬ鑑賞されて艶ましにけり カラスノエンドウはかなりしぶとい雑草です鉢の中に出ていた芽をそのまま育ててみた今花盛りです エンドウ…
庭隅にゆうべ落ちたる星あまた白きハナニラ 星に願いを ハナニラの花が咲いた庭の隅に2〜3株植えてあったハナニラテリトリーを増やし花数を増やしいつの間にか群生…
剥き出しの腕に夏日の刺してくる日陰少なき病院の庭 昨日の気温は27℃あまりの気温に半袖を着るそして昨日は病院の日日陰の少ない病院の庭の日差しは鋭い 早朝は幾…
図師の奥小川のほとりの小さき田が三枚ばかり田おこしされぬ ドライブのついでに少し山に入ってみる山間の狭い田が三枚ばかりあり田おこしがされていた周りに転々と家…
雨上がりすみれたんぽぽ犬ふぐりそれぞれの場所でそれぞれに咲く 広い芹が谷公園の片隅に春の花達が咲いているすみれ、たんぽぽ、犬ふぐり、山吹、桜、躑躅、それは綺…
叢に海のかけらをばら撒いて春から夏へ犬ふぐりの季節(とき) 可愛い犬ふぐりを見つけたアクアマリンをばら撒いたように青い小さな花が散らばるオオイヌノフグリより…
桜餅は道明寺が好き散歩する尾根緑道の桜のトンネル 花の時期じゃなくても桜餅は美味しい桜餅には「道明寺」と「長命寺」がある私は「道明寺」が好きあのもっちり感が…
淡色の吐息のような霞みたつ桜の梢の鳥影おぼろ 桜の季節が終わろうとしている今満開の花は明日には散ってゆく昨日の雨風に耐えて咲く満開の桜 今日の穏やかな日差し…
踏切に並ぶ車列は花の下学園駅の春はたけなわ 玉川学園駅の踏切朝晩は車列が並ぶ今の季節、桜並木の花が散る朝の忙しい風景も花の下ではなんとなくのどか 近隣の桜の…
万年の時を生き越し海亀を泳がせてみる海の中ほど 海は生き物の故郷とか暖かい南の海で毎日をゆるゆると暮らしたいチンアナゴのようにサンゴのように 眠ったような時…
駅前の桜並木は満開で三々五々と学生のゆく 大学の名がついた駅駅前は桜並木が並ぶ今、満開の桜の下を校門まで三々五々学生が歩くこの光景は永遠に続いてほしい 入学…
土砂滑りビル傾きし台湾の地震至れり桜(はな)の季節に 満開の桜お花見に繰り出す人々上野も千鳥ヶ淵もお花見の人でいっぱいです恩田川の桜も7〜八分咲き 残念なが…
ネモフィラも芝桜(はなつめくさ)も強すぎるシロツメクサの原っぱが好き ネモフィラの芝桜の広い広い絨毯にたくさんの人が群がっている確かに綺麗です 見事です息…
霧たちて岡城石垣朧おぼろなりはるか天守の影を見る朝 岡城は豊後竹田にあるここは滝廉太郎が幼少期を過ごしたところ「荒城の月」はこの城のイメージらしい そう思…
突然にベニエ食べたくなる日ありカフェデュモンドの甘き朝食 あの、甘いベニエが食べたくなる甘いものが苦手な私ですがカフェデュモンドのベニエだけは別時々、無性…
心地よき春の五限の数学は眠りを誘う風のやさしさ 春の日の陽気は眠りを運んでくるそういえば昼食後の五限の授業特に数学の授業中は眠かった 窓の外を眺めぼーっと…
楽しみは「らんまん」花を追う無垢なる人の爛漫に生く 朝ドラの「らんまん」が楽しみです植物学者牧野富太郎博士がモデルとかで花がたくさん出てきます。 まだまだ…
星降りて青き葉叢に散り敷けり朝陽に耀くベツレヘムの星 ハナニラが咲いていますあまりお世話もせずほったらかしの花にらそれでも精一杯に咲く六つの花弁をすっきり…
友の手を引いて引かれて大船の観音様に初参りの日 いつも、電車の中から拝していた大船の観音様大船に食事にきたついででは気も咎めるけどチャンスだからとお参りす…
突然にベニエ食べたくなる日ありカフェデュモンドの甘き朝食 時々、突然に「ベニエ」が食べたくなるニューオーリンズの「カフェデュモンド」の朝食甘い甘いベニエ …
雨の中歌会にゆく乗り継ぎのホームのベンチ濡れて切なき 思いがけず雨電車を乗り継いで歌会に行くホームを歩く人々の傘は濡れている 直通が車で2〜3本待つ間、ベ…
飛来する紫花菜に降る黄砂優しく洗う春の雨かな 昨日の雨思いがけず強く降りましたねちょうど黄砂の後で自然の妙というかちゃんと洗い流すようになっている 今ちょ…
朝ドラを待つ朝八時突然のJアラート来 北のミサイル 驚きました、Jアラート朝の楽しみ「朝ドラ」の始まる時間にまたもミサイルを打ち上げたとJアラートが響く …
定型は面白くないと言う夫の料理の味は自由奔放 「男の料理」って、大切です妻に先立たれて、一番困るのが料理だそうですそれで我が家でも少しづつ手伝ってもらおう…
山吹の清しき花を絵手紙に描いて友の病とんでいけ 友が白内障の手術をすることになったこの年になると白内障になる人が多い私も飛蚊症を持つ身いつ白内障になるか分…
宗教を持たぬ吾にも届くなり美しきかなコーランの響き 東京ジャーミーはイスラム教の寺院です住宅街に突如尖塔が現れる日本の街のあちこちでキリスト教会はよく見か…
蝶がきて紫花菜に囁きぬ花はふるふる笑いておりし 久しぶりに紋白蝶を見たどこから来たのか、ただ一羽紫花菜に留まりつつ危なげに飛んでいる風に吹かれて 紫花菜も…
言の葉の森に迷えり一文字のただ一文字の定まらぬとき 一文字に迷う時がある「が」「は」「に」大抵は助詞他にも「る」「り」特に文語は使い難い ただ一文字で意味…
信心に遠き身ながら再びの生賜われば尼となりたし しっかりした信仰心というものを持たない私は無宗教それでも幼い頃より墓参り、寺参り、神社にも行く行けば手を合…
ゆきやなぎ零れて白き路端に何の足跡てんてんとゆく ユキヤナギが満開です桜も美しいけどユキヤナギの白は緑のはむらと相まって清々しい美しさです あの小さな花び…
開花して初めて世間を見た刹那がっかりしたかに桜散り初む 桜が散って花水木の季節となりました我が家の近くには花水木通りがありまして今真っ盛りです 花水木も白…
むらぎもの心の底のもやもやの晴れるを待たず花の散るらん 春は憂鬱心浮き立つこともある然れど憂鬱も昔は花芽どきなどと言ったそういう季節 心の底のもやもやはな…