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  • 東京・再開発ガイド 街とつながるグラウンドレベルのデザイン 大江新 2022

    第1部「東京の超高層・大規模再開発を歩く」は、約150の東京都区部における超高層ビルや大規模集合住宅、大型商業ビルを、結界、視線、通り抜けと滞留、地形との関わり、新旧対比など12の視点から批評している。建物が道路からセットバックする場合、道路沿いに列柱や樹木で何らかの結界を設けることで、道路~結界~広場~建物といった重層性が生まれ、広場の”懐”効果も高まる。ビルが増えれば遠望が消えて死角が増える。そこでピロティやガラスのロビーなどでビルの背後を見通せるようにすると閉塞感を軽減できる。ビル足元に滞留できる広場や通り抜けできるアーケードを設置すると街との親和性が高まる。公団団地が民間事業者によって分譲マンションに建て替えられるケースが多い。建て替え後も棟間に自由通路や公開空地を設け遊び場や散歩道として近隣住民...東京・再開発ガイド街とつながるグラウンドレベルのデザイン大江新2022

  • 新興国は世界を変えるか—29ヵ国の経済・民主化・軍事行動 恒川惠市 2023

    第1章発展途上国の開発可能性については、1950年代以降冷戦が激化する中で、論争が活発に行われた。・近代化論者先進国からの技術や資本を取り入れることで「離陸」できる。W。W.ロストウ「経済発展段階」説・マルクス主義者途上国は常に搾取されてきたがゆえに持続的成長できない。長期的に発展するためには社会主義革命が必要。Chapter1Thedevelopmentpotentialofdevelopingcountrieshasbeenthesubjectofvigorousdebatesincethe1950sastheColdWarintensified.Modernizationtheoristssaid:theycould"takeoff"byincorporatingtechnologyandcapit...新興国は世界を変えるか—29ヵ国の経済・民主化・軍事行動恒川惠市2023

  • 地理学で読み解く流通と消費 土屋純 2022

    タイトルから想像できるとおり著者は地理学者だ。けれども、地理や都市計画の知識はある程度あり流通業については素人である私が読むと、この本は地理の本にありがちな環境決定論に陥ることなく、スーパー、コンビニ、チェーン店等各業態の特徴や個別企業の、物流システムの発展について丁寧に解説しているところが優れているという感想を抱いた。カバー裏に「ユニクロはなぜ郊外から都心へ出店場所や規模を変化させたのか」とある。そこでユニクロに関する記述を探してみた。<第2章>ユニクロ(ファーストリテイリング)は1984年に広島市都心部に1号店を出店、当初は都心店と郊外店の双方があったが、売れ行きの良い郊外店に立地の方向性を明確にした。90代にはSPA(自社開発、自社店舗販売)の体制を確立し、大店法運用緩和をうけて大型店、中型店を全国...地理学で読み解く流通と消費土屋純2022

  • 城郭研究家の全国ぶらり城めぐり 中井均 2022

    多くの城跡は桜の名所でもあるが、そのほとんどは城だった江戸時代には桜はなく、城跡になった明治時代以降に植えられた。長年、城郭の研究に携わってきた著者が、定年退職後、奥さんとともに桜の咲く城跡を自由気ままに巡るという夢を叶えた。4月スタートとなる初年度は彦根城から北へ、翌年は3月に九州・志布志城から九州、中四国の城を巡った。登場する30の城は、彦根城、高遠城、鹿児島城や伊予松山城といった著名な城もあれば、私は全く知らなかった古代の「柵」や、小さな陣屋も含まれる。彦根城では登り石垣をみるべき。山城で敵の斜面移動を封鎖する目的で築かれた石塁を登り石垣という。彦根城、伊予松山城、淡路洲本城。但馬竹田城など。朝鮮出兵で築いた倭城において築かれ、参画した大名たちが帰国後自らの居城に導入したと言われる。柵(城柵)とは、...城郭研究家の全国ぶらり城めぐり中井均2022

  • 日本の生きもの図鑑 監修:成島悦雄・多摩六都科学館 2020

    旅行先で目にする樹木や花、鳥や昆虫の名前がわかるといいなと思っていたら、ジュンク堂で便利な図鑑を見つけ即購入。これ一冊で日本に生息する樹木、草花、虫、両生類、は虫類、鳥、ほ乳類、魚、その他、合計307種類がまるわかりという図鑑。しかも、1章:街、2章:里、3章:山、4章:水辺、5章:海辺、6章:離島(沖縄や小笠原)と場所別の構成になっている。で、この本をパラパラめくって最初の発見は、カナブンとコガネムシは同じではないといこうこと。子どもの頃夏の夜田舎の家によく飛んできた甲虫をカナブンと呼んでいたが、コガネムシの別名と思っていた。しかしこの図鑑によると、もちろんどちらもコガネムシ科ではあるが、カナブンは体長2.2~3.6cmで頭が四角い。コガネムシは体長1.7~2.4cmとやや小さく頭が丸い。日本の生きもの図鑑監修:成島悦雄・多摩六都科学館2020

  • 鉄道と郊外~駅と沿線からの郊外再生 角野幸博編著 2021

    本書のテーマは「鉄道からの郊外再生」。著者をはじめ執筆者は関西の都市計画・都市政策研究者及び都市開発実務家(阪急)だ。日本の関東圏と関西圏に共通する特徴は、複数の民間鉄道事業者が都心から郊外に路線を伸ばし、住宅地開発はもとより、観光地開発や学校誘致など多岐にわたる不動産開発を手掛けたこと。人々の生活は今も鉄道に大きく依存している。(序章)このことに異議はない。しかし、本書を読むと、鉄道や駅前の役割を強調しすぎているのではないか?と疑問に思うところもある。本書自体、第6章では「郊外は新たな局面を迎えている」として次の3点を示している。(p237)第1に、居住単位である家族の高齢化と小規模化、多様化が、今までの郊外住宅地の空間構成と住宅形式に不適合を起こしながら、新たな住宅地像を探り始めている。高齢者、単身者...鉄道と郊外~駅と沿線からの郊外再生角野幸博編著2021

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