東京・再開発ガイド 街とつながるグラウンドレベルのデザイン 大江新 2022
第1部「東京の超高層・大規模再開発を歩く」は、約150の東京都区部における超高層ビルや大規模集合住宅、大型商業ビルを、結界、視線、通り抜けと滞留、地形との関わり、新旧対比など12の視点から批評している。建物が道路からセットバックする場合、道路沿いに列柱や樹木で何らかの結界を設けることで、道路~結界~広場~建物といった重層性が生まれ、広場の”懐”効果も高まる。ビルが増えれば遠望が消えて死角が増える。そこでピロティやガラスのロビーなどでビルの背後を見通せるようにすると閉塞感を軽減できる。ビル足元に滞留できる広場や通り抜けできるアーケードを設置すると街との親和性が高まる。公団団地が民間事業者によって分譲マンションに建て替えられるケースが多い。建て替え後も棟間に自由通路や公開空地を設け遊び場や散歩道として近隣住民...東京・再開発ガイド街とつながるグラウンドレベルのデザイン大江新2022
2023/03/23 11:48