京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
“web上だから出来る面白いガイド”をモットーに、 世界でただ一人のアートテラーが毎日役立つ美術情報をお届けします。
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
『美術館カルトQ』本日は、美術館に関するカルトクイズを10問出題したいと思います。正直言って、正解させる気はありません(笑)。だからと言って、絶対に正解できな…
銀座メゾンエルメス フォーラムでは現在、“スペクトラム スペクトラム”という展覧会が開催されています。 本展は、ブリュッセルにあるエルメスのギャラリー、ラ・…
西洋のファッションや関連資料を収集し、保存、研究、公開する機関。京都服飾文化研究財団(KCI)。そんなKCIが所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションを…
約1年間に及ぶ改修工事を終えて、先月4月、生まれ変わって帰ってきた泉屋博古館。そのリニューアル第一弾を飾る展覧会が、“帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち…
先日訪れたアサヒグループ大山崎山荘美術館の庭園には、イギリスを代表する彫刻家バリー・フラナガンの作品が設置されていました。 タイトルは、《ボールをつかむ鉤…
約1年間に及ぶ改修工事を無事に終えて、先月4月に泉屋博古館がリニューアルオープンしました。 外観こそ大きな変化はないように思えます。が、しかし!展示スペー…
現在、世田谷美術館にて、大作の新作が多数出展された、横尾忠則さんの大規模な最新個展が開催されていますが。グッチ銀座 ギャラリーでも、横尾さんの展覧会、“未完の…
昨年9月に世田谷区名誉区民に選定された現代美術家の横尾忠則さん。そんな88歳を迎えた今も現役で活躍するレジェンドの最新個展、“横尾忠則 連画の河”が、現在世田…
本日5月23日に、大阪を特集した、『芸術新潮』6月号が発売になりました。 芸術新潮 2025年6月号 新潮社新潮社がお届けする『芸術新潮 2025年6月号…
「JAROってなんじゃろ?」のコピーでお馴染み、JAROこと日本広告審査機構が昨年、創立50周年を迎えました。それを記念して、日本で唯一の広告ミュージアム、ア…
先日、PLAY! MUSEUMで新たな展覧会が開幕しました。その名も、“どうぶつ展 わたしたちはだれ?どこへむかうの?”です。 タイトルが“どうぶつ展”と…
旧熊本藩主・細川家伝来の歴史資料や、美術品等の文化財を収蔵し、一般公開している永青文庫。こちらで現在開催されている展覧会が、“くまもとの絶景 ―知られざる日本…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが『美術の思っちゃった』です。では、早速…
現在、東京国立博物館では“蔦屋重三郎展”が絶賛開催中ですが、敷地内にある表慶館では、“浮世絵現代”という展覧会が開催されています。 浮世絵の「浮世」とは、…
今年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は観ていますか?自分は放送開始より離脱することなく、見続けています。北斎や写楽はいつ登場するのか。楽しみで…
岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here
造形作家で批評家の岡﨑乾二郎さん。その東京では初となる大規模個展、“岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here”が、現在、東京都…
スピーチと美術の解説は短い方が良い。そんな思い付きから、ChatGPTに誰もが知る美術品を、「五・七・五」形式で解説してもらえるよう頼んでみました。例えば、《…
東京国立博物館に次ぐ2番目の国立博物館として、京都国立博物館よりも先に誕生した奈良国立博物館。1895年(明治28年)に開館し、今年でめでたく130周年を迎え…
板橋区立美術館で開催中の展覧会、“館蔵品展 あの時の風景”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) こちらは、板美コレク…
今年3月。約2年5ヶ月にも及ぶ改修工事を経て、大阪市立美術館がリニューアルオープンしました。カフェやミュージアムショップが開設されたり、無料で楽しめるゾーンが…
■アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家 監督:ヴィム・ヴェンダース出演:アンゼルム・キーファー、ダニエル・キーファー2023年製作/93分/ドイツ ヴェン…
サントリー美術館で開催中の展覧会、“酒呑童子ビギンズ”に行ってきました。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 日本でもっとも有名な鬼……
現在、国立新美術館で開催されているのは、“リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s”という展覧会。 “建築界の伝説”とまで称されるフラン…
現在、日本民藝館で開催されているのは、“民藝 無作為の美 ―深澤直人が心を打たれたものたち”。 日本民藝館の5代目館長にして、世界的に活躍するプロダクトデ…
国宝《阿弥陀二十五菩薩来迎図》京都・知恩院蔵。極楽浄土へ行きたいと念仏を唱える者の臨終の際に、25体の菩薩を従えた阿弥陀如来が迎えに来た様子を描いたもの…
現在、奈良国立博物館では“超国宝展”が絶賛開催中です。そちらとまったく一緒の会期で、京都国立博物館では、特別展“日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―”が開催さ…
京都国立近代美術館で現在開催されているのは、“〈若きポーランド〉―色彩と魂の詩 1890-1918”という展覧会。ポーランドの美術を本格的に紹介する日本初とな…
今年3月に、80歳を迎えたドイツを代表する、レジェンド現代アーティスト、アンゼルム・キーファー(1945~)。そんな彼の個展が現在、意外な場所を舞台に開催され…
~前回までのあらすじ~面倒くさいなあ。あー面倒くさい。面倒くせえぞ。国宝ハンターは、面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。何が面倒くさいって、日本中…
目黒区美術館で現在開催されているのは、“遥かなるイタリア 川村清雄と寺崎武男”という展覧会。イタリアに留学した経験のある画家、川村清雄と寺崎武男を取り上げた2…
東京ステーションギャラリーの“タピオ・ヴィルカラ 世界の果て”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) フィンランドを代…
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京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
『クイズ!知ってる画家の知らない絵』突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・…
現在、アーティゾン美術館で開催されているのは、“彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術”という展覧会。今世界的に再注目されているアボリジナル・…
現在、竹久夢二美術館で開催されているのは、“夢二でたどるアール・ヌーヴォーとその周辺”という展覧会。アール・ヌーヴォーという切り口で夢二の芸術を紹介する展覧会…
2018年の“セーラー服と女学生”、翌2019年の“ニッポン制服百年史”に次ぐ、弥生美術館の学生服展シリーズの第3弾が開幕しました!シリーズ最新作となる本展の…
2022年に開館した大阪中之島美術館をはじめ、国立国際美術館、中之島香雪美術館、大阪市立東洋陶磁美術館など、数々の美術館が密集する大阪随一のアートエリア、中之…
関西No.1と謳われたコレクター・藤田傳三郎と、その息子である平太郎・徳次郎の収蔵品を公開するために、昭和29年に大阪に開館した藤田美術館。最近訪れていなかっ…
現在、ポーラ美術館では“ゴッホ・インパクト”が絶賛開催中ですが。それとは別に、美術館全体を使って、イギリスを代表するコンセプチュアル・アーティスト、ライアン・…
ラッセンよりも普通にゴッホが好き。そんな日本人が多いからでしょう。毎年のように日本各地でゴッホの展覧会が開催されてきました。実は、今年2025年はゴッホ展の当…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
ちひろ美術館・東京で開催中の展覧会、“ヒロシマ🍅トマト 司修展”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 展覧会名の「…
朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)そのものに焦点を当て、アール・デコの様式美が詰まった建物の魅力を紹介する展覧会。それが、建物公開。1年に1度開催されていま…
“たましん”こと多摩信用金庫が、長年収集してきた美術品を紹介する美術館、たましん美術館に久しぶり行ってきました。 こちらで現在開催されているのが、“春のた…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
現在、上野の森美術館で開催されているのは、“五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳―”という展覧会。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いておりま…
現在、生活工房ギャラリーで開催されているのは、“ヘアカラー展 なぜ染める、なぜ染まる。”という展覧会。ヘアカラー文化をテーマにした展覧会です。 白髪家系に…
現在、菊池寛実記念 智美術館では、色絵磁器の人間国宝に認定された藤本能道の個展、“鳥々 藤本能道の色絵磁器”が開催されています。 智美術館での藤本能道展は…
~前回までのあらすじ~日本全国に点在する国宝をすべて目にする。ただ、それだけの企画として2011年にスタートした“国宝ハンター”。前回の記事で、ついに200回…
現在、泉屋博古館東京で開催されているのは、住友コレクションの中核をなす青銅器に焦点を当てた展覧会。その名も、“死と再生の物語―中国古代の神話とデザイン”です。…
調布市文化会館たづくりで不定期に開催されている、「共生」をテーマにした展示プログラム“調布×架ける×アート”。その第3弾として現在開催中なのが、“沼田侑香 現…
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、…
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。ア…
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可…
現在、大阪中之島美術館では、“没後30年 木下佳通代”が開催されています。 戦後、関西を拠点に活動したアーティストで、1994年に55歳の若さで亡くなった…
JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。 そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に…
写真集『里山物語』で第20回木村伊兵衛賞を受賞した、日本を代表する自然写真家・今森光彦さんの大規模個展が、現在、東京都写真美術館で開催されています。その名も、…
現在、東京都写真美術館(通称TOP)で開催されているのは、“TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から”。「時間旅行」をキーワードとした…
今もっとも注目を集めているアートコレクターの一人、事業家で投資家の植島幹九郎さん。2016年にNYでゲルハルト・リヒターの個展を見たのを機に、アート作品を蒐集…
美術界における今まで誰も調べたことのない、“バカせま~い歴史”を徹底研究し、その成果を独自の考察で発表する企画。それが、『美術のバカせまい史』です。 前…
昨年の今頃、資生堂ギャラリーでは、資生堂のクリエイティブワークを紹介する展覧会として、1970年代の資生堂雑誌広告にスポットを当てたものが開催されました。 『…
現在、国立西洋美術館で開催されているのは、“内藤コレクション 写本—いとも優雅なる中世の小宇宙”という展覧会。 2015年度に筑波大学・茨城県立医療大学名…
2020年より5年間5回にわたって、三鷹市美術ギャラリーでは、収蔵作品展が開催されてきました。その最大の特徴は、収蔵作品を、時代や国籍、ジャンルに分けて紹介す…
■フリーダ 愛と痛みを生きた肖像 監督:カーラ・グティエレス出演:フェルナンダ・エチェバリア・デル・リベロ2024年製作/87分/アメリカ 象徴的なアーテ…
来年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。その題字を手掛ける書家・石川九楊さんの大規模展、“石川九楊大全”が現在、上野の森美術館で開催され…
約2年にわたる長期改修工事を終えて、今年4月にリニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館。 『大阪市立東洋陶磁美術館リニューアルオープン』安宅産業株式会社…
安宅産業株式会社の会長・安宅英一が、個人の趣味ではなく、事業の一環として収集した東洋陶磁コレクション。それが、安宅コレクション。その質は極めて高く、世界屈指の…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが、『美術の思っちゃった』です。では、早…
今年2024年は、カルティエが原宿に、日本初となるブティックをオープンしてから50年目の節目の年。それを記念して、現在、東京国立博物館の表慶館では、“カルティ…
現在、アドミュージアム東京で開催されているのは、“コレって広告?!展 -拡張する21世紀の広告クリエイティブ-”。21世紀初頭に展開されたさまざまな広告を紹介…
現在、ポーラ美術館にて、ロニ・ホーン展以来、3年ぶり2度目となる現代アーティスト展が開催されています。その名も、“フィリップ・パレーノ:この場所、あの空”。 …