文政8年(1825年)に創業し、現在は日本で唯一の紅屋である伊勢半本店。今年めでたく創業200年を迎えました。それを記念して、伊勢半本店が運営する紅ミュージア…
“web上だから出来る面白いガイド”をモットーに、 世界でただ一人のアートテラーが毎日役立つ美術情報をお届けします。
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
■秘仏の扉 作者:永井紗耶子 出版社:文藝春秋 発売日:2025/1/8 ページ数:296ページ 200年の間、固く閉ざされていた扉。それはフェノロサと…
デザインやゲーム、AI研究などの領域で、特に注目を集めるアーティスト12組の作品約50点を紹介する展覧会、“マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート”が森…
「動物と人のあいだの回路をひらく展覧会」と称する、“PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ”が現在、三軒茶屋の生活工房ギャラリーで開催されて…
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ”という展覧会です。 あれ?生誕120年のエミール・ガレ展って、最近…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 来月3月8日に、京都新聞文化ホールにて、“アートテラー・とに~がひも解く! 泉屋博古館の至宝たち”が…
ウェイド・ガイトン「THIRTEEN PAINTINGS」展
現在、エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催されているのは、1972年アメリカ生まれのアーティスト、ウェイド・ガイトンの個展です。その名も、“ウェイド・ガイトン「…
今年2025年は、大正から昭和を駆け抜けた日本画家、速水御舟の没後90年を迎える節目の年となっています。それを記念して現在、岡田美術館で開催されているのが、“…
昨年8月。DIC川村記念美術館が休館する、という衝撃的なニュースが報じられました。5万件を超える署名や多くの嘆願書も集まったようですが、最終的には「ダウンサイ…
今から7年前。芸術家の名前や美術関連の言葉を冠した物件、「アート物件」の数々を紹介する記事をお届けしました。 『アート物件あります』ルネサンス上板橋、ルネサン…
北は北海道、青森から、南は三重や奈良まで。約30年をかけて日本各地を巡りながら、12万体の仏像を作ることを目指した江戸時代の修行僧・円空。そんな円空の東京のミ…
約3年に及ぶ大規模な改修工事を終えて、ついに横浜美術館がリニューアルオープンを果たしました。 外観こそ大きな変化はありませんが、グランドギャラリーに新たにエ…
たばこ自体は、どんどん値上がりしているのに。1978年の開館以来、一般入館料100円を貫いてきたたばこと塩の博物館。しかし、昨今の物流コストや光熱費の値上げを…
美術の世界には、奇跡を起こしたヒーローが数多く存在する。もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・? インタビュアー(以下:イ)「放送席、放…
埼玉県立近代美術館で開催中の展覧会、“メキシコへのまなざし”に行ってきました。 (注:展示室内は一部撮影可。写真撮影は、特別に許可を得ております。) まず、…
静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会、“豊原国周生誕190年 歌舞伎を描く 秘蔵の浮世絵初公開!”に行ってきました。 こちらは、静嘉堂のコレクションの中から、…
昨年末に、開館5周年を迎えた新生スヌーピーミュージアム。約1年ぶりに訪れたら、路上にトリックアートが誕生していました。 おそらく、スヌーピーの足あとに…
《ラスコーの壁画》フランスの西南部にあるラスコー洞窟の内部に描かれた一連の壁画群。およそ2万年前にクロマニョン人によって描かれたとされる。1940年に飼い…
2013年よりユニットで活動する岩竹理恵+片岡純也(ともに1982年生)。その最新展となる神奈川県立近代美術館 鎌倉別館での展覧会、“岩竹理恵+片岡純也×コレ…
先日は、数年ぶりに神奈川県立近代美術館 葉山館に。久しぶりに訪れたら、入り口がスゴいことになっていました! 「??!!!」 こちらから入れる感じではなさげ…
ボッティチェッリ、アルチンボルド、バスキア・・・・・美術館や美術関連の書籍などで目にすれば、これらのワードが芸術家の名前であると認識できるでしょう。しかし、も…
毎年どこかしらで開催されている印象のある展覧会3本柱。それは、「ゴッホ・恐竜・古代エジプト」です(←とに~調べ)。しかし、コロナの影響も大いにあったのでしょう…
2018年に新豊洲駅前にオープンしたチームラボの常設施設。チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com(通称、チームラボプラネッツ)。当初は、2020…
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965”という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に…
続・無料で観れる美術百選《さいたま新都心合同庁舎(埼玉県さいたま市)》
2000年に「街びらき」し、今年で25年目を迎えるさいたま新都心。その中核をなすさいたま新都心合同庁舎周辺には、パブリックアートが点在しています。 それら…
現在、東京ステーションギャラリーで開催されているのは、“生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った”という展覧会。初公開を含む約150点の作品を通じて…
時は、1983年。アメリカのスミソニアン国立自然史博物館で、“Japanese Ceramics Today(現代日本陶芸展)”という展覧会が開催されました。…
「溶けたりんごの彫刻」などの作品で知られるアーティストの雨宮庸介さん。その東京の美術館では初となる個展が、現在ワタリウム美術館で開催されています。その名も、“…
xAI社が開発したチャット型生成AI。それが、Grok(グロック)。 X(旧ツイッター)を開くたびに、その存在が気にはなっていたので。物は試しにと、《モナ・リ…
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文政8年(1825年)に創業し、現在は日本で唯一の紅屋である伊勢半本店。今年めでたく創業200年を迎えました。それを記念して、伊勢半本店が運営する紅ミュージア…
この夏、渋谷区立松濤美術館で開催されているのは、“黙然たる反骨 安藤照―没後・戦後80年 忠犬ハチ公像をつくった彫刻家―”です。本展の主役は、カンニング竹山さ…
■ガードナー美術館盗難事件-消えた5億ドルの至宝-監督:コリン・バーニクル2021年製作/210分/アメリカ 1990年、警官を装う2人の男がボストンの美…
えー、緊急で記事を書いております。何でもネット上では、明日7月5日に大災害が起こると話題になっているそうですね。自分はまったく信じていませんし、皆さまの不安を…
京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
『クイズ!知ってる画家の知らない絵』突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・…
現在、アーティゾン美術館で開催されているのは、“彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術”という展覧会。今世界的に再注目されているアボリジナル・…
現在、竹久夢二美術館で開催されているのは、“夢二でたどるアール・ヌーヴォーとその周辺”という展覧会。アール・ヌーヴォーという切り口で夢二の芸術を紹介する展覧会…
2018年の“セーラー服と女学生”、翌2019年の“ニッポン制服百年史”に次ぐ、弥生美術館の学生服展シリーズの第3弾が開幕しました!シリーズ最新作となる本展の…
2022年に開館した大阪中之島美術館をはじめ、国立国際美術館、中之島香雪美術館、大阪市立東洋陶磁美術館など、数々の美術館が密集する大阪随一のアートエリア、中之…
関西No.1と謳われたコレクター・藤田傳三郎と、その息子である平太郎・徳次郎の収蔵品を公開するために、昭和29年に大阪に開館した藤田美術館。最近訪れていなかっ…
現在、ポーラ美術館では“ゴッホ・インパクト”が絶賛開催中ですが。それとは別に、美術館全体を使って、イギリスを代表するコンセプチュアル・アーティスト、ライアン・…
ラッセンよりも普通にゴッホが好き。そんな日本人が多いからでしょう。毎年のように日本各地でゴッホの展覧会が開催されてきました。実は、今年2025年はゴッホ展の当…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
ちひろ美術館・東京で開催中の展覧会、“ヒロシマ🍅トマト 司修展”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 展覧会名の「…
朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)そのものに焦点を当て、アール・デコの様式美が詰まった建物の魅力を紹介する展覧会。それが、建物公開。1年に1度開催されていま…
“たましん”こと多摩信用金庫が、長年収集してきた美術品を紹介する美術館、たましん美術館に久しぶり行ってきました。 こちらで現在開催されているのが、“春のた…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
現在、上野の森美術館で開催されているのは、“五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳―”という展覧会。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いておりま…
今年2024年は、アジアで唯一のダリ常設美術館として知られる、福島県の諸橋近代美術館が開館して、25年目を迎える節目の年。それに加えて、ダリの生誕120周年で…
2024年7月3日より、20年ぶりに新札が発行されました。その1000円札の新紙幣の図柄に採用されたのが、ご存じ、葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》です…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 まずは成川美術館に関するニュースから。芦ノ湖の大パノラマも楽しめる、箱根屈指の人気を誇る成川美術館で…
水天宮前駅のほど近くにある隠れ家系ミュージアム。それが、ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション。1998年に開館し、今年2024年で、めでたく開館25周年を迎えまし…
2018年に、栃木県那須塩原市にオープンしたN's YARDに行ってきました。 N's YARDの『N』は、現代美術家・奈良美智さんの『N』。「作品をより…
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、…
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。ア…
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可…
現在、大阪中之島美術館では、“没後30年 木下佳通代”が開催されています。 戦後、関西を拠点に活動したアーティストで、1994年に55歳の若さで亡くなった…
JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。 そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に…
写真集『里山物語』で第20回木村伊兵衛賞を受賞した、日本を代表する自然写真家・今森光彦さんの大規模個展が、現在、東京都写真美術館で開催されています。その名も、…
現在、東京都写真美術館(通称TOP)で開催されているのは、“TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から”。「時間旅行」をキーワードとした…
今もっとも注目を集めているアートコレクターの一人、事業家で投資家の植島幹九郎さん。2016年にNYでゲルハルト・リヒターの個展を見たのを機に、アート作品を蒐集…
美術界における今まで誰も調べたことのない、“バカせま~い歴史”を徹底研究し、その成果を独自の考察で発表する企画。それが、『美術のバカせまい史』です。 前…
昨年の今頃、資生堂ギャラリーでは、資生堂のクリエイティブワークを紹介する展覧会として、1970年代の資生堂雑誌広告にスポットを当てたものが開催されました。 『…
現在、国立西洋美術館で開催されているのは、“内藤コレクション 写本—いとも優雅なる中世の小宇宙”という展覧会。 2015年度に筑波大学・茨城県立医療大学名…
2020年より5年間5回にわたって、三鷹市美術ギャラリーでは、収蔵作品展が開催されてきました。その最大の特徴は、収蔵作品を、時代や国籍、ジャンルに分けて紹介す…
■フリーダ 愛と痛みを生きた肖像 監督:カーラ・グティエレス出演:フェルナンダ・エチェバリア・デル・リベロ2024年製作/87分/アメリカ 象徴的なアーテ…
来年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。その題字を手掛ける書家・石川九楊さんの大規模展、“石川九楊大全”が現在、上野の森美術館で開催され…
約2年にわたる長期改修工事を終えて、今年4月にリニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館。 『大阪市立東洋陶磁美術館リニューアルオープン』安宅産業株式会社…