京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
“web上だから出来る面白いガイド”をモットーに、 世界でただ一人のアートテラーが毎日役立つ美術情報をお届けします。
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
今年1月1日に発生した能登半島地震の影響で、天井のガラス板が約70枚落下してしまった金沢21世紀美術館。しばらく一部の展示を休止していましたが、安全が確認され…
昨日に引き続き、本日もGO FOR KOGEI 2024について。昨日は、富山市の岩瀬エリアでの展示を紹介しましたが、実は今年のGO FOR KOGEIは、金…
北陸を舞台に2020年より毎年開催されている工芸とアートの芸術祭。それが、“GO FOR KOGEI”です。今年は「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」…
■イッツ・ダ・ボム 作者:井上先斗 出版社:文藝春秋 発売日:2024/9/10 ページ数:208ページ 「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティ…
この秋、皇居三の丸尚蔵館で開催されているのは、“花鳥風月―水の情景・月の風景”という展覧会です。 日本の美しい自然の景色を表す言葉、花鳥風月。その中から、…
来年2025年に生誕130年を迎える型絵染の人間国宝・芹沢銈介。それを記念して、この秋、日本民藝館では、“生誕130年 芹沢銈介の世界”が開催されています。 …
東京都美術館で開催中の展覧会、“大地に耳をすます 気配と手ざわり”に行ってきました。 こちらは、自然と深く関わりながら、作品を制作している現代作家を紹介す…
1976年に放送が開始されてから、今年で49年目、その放送回数は、なんと12000回以上を数える長寿番組。それが、『徹子の部屋』です。これまで『徹子の部屋』…
今年2024年、パリで100年ぶり、3度目となるオリンピックが開催されました。青いおじさんやらセーヌ川の水質やらとともに、大きな話題となったのが、新種目として…
グラフィックデザイナーで主にアイディアを“練る”田中義久さんと、紙や文字を素材とする彫刻家で“彫る”担当の飯田竜太さんによって、2007年に結成されたアーティ…
東京藝術大学大学美術館で開催中の展覧会、“黄土水とその時代―台湾初の洋風彫刻家と20世紀初頭の東京美術学校”に行ってきました。 黄土水。その字面だけ見ると…
アフタヌーン・エキシビジョン食べてみたらホントはこんなアジだった⁉
2020年春、竹芝の複合施設ウォーターズ竹芝に開業した、ラグジュアリーホテル〈メズム東京、オートグラフ コレクション〉。その16階にあるバー&ラウンジ「ウィス…
この夏、国立科学博物館では、6年ぶりとなる昆虫をテーマにした展覧会が開催されています。その名も、“昆虫 MANIAC”。 国立科学博物館の研究員がマニアッ…
今年2024年、新宿中村屋が運営する美術館、中村屋サロン美術館が、開館10周年を迎えました(←おめでとうございます!)。それを記念して現在開催されているのが、…
(注:田名網敬一さん逝去のニュースが8月20日に報じられました。 この記事はそれ以前、8月10日に書いたものです。 臨場感を残すため、あえてそのまま記事を公開…
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 アートテラーのとに~氏が公式ナビゲーターを務める、美術展ナビ初となる超大型イベント「美術展ナビフェス…
先日は表参道のGYRE GALLERYに行ってきました。こちらでは現在、“ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展”が開催されています。 本展の主役はもちろん、こ…
現在、GALLERY A4(エー クワッド)で開催されているのは、“6つの点から広がる世界 点字にふれる”という展覧会です。 知ってるようで知らない・・…
高須咲恵さん、松下徹さん、西広太志さんの3人を中心に、公共空間や路上を舞台としたプロジェクトを展開するアートチーム、SIDE CORE。その個展“SIDE C…
〈シーグラム壁画〉20世紀を代表する画家マーク・ロスコが、マンハッタンのシーグラムビル内のレストラン、「フォー・シーズンズ」のために制作した30点の絵画シ…
東京都写真美術館(通称TOP)が所蔵するコレクションの総数は、約37000点以上。それらをテーマに沿って、不定期に紹介するのが、“TOPコレクション”です。現…
いわいとしお×東京都写真美術館 光と動きの100かいだてのいえ
この夏、東京都写真美術館で開催されているのは、“いわいとしお×東京都写真美術館 光と動きの100かいだてのいえ”という展覧会です。 ある時は、日本を代表す…
2019年にみなとみらい線「新高島駅」の構内に誕生したアートスペース。その名も、BankART Station。現在、こちらで開催されているのが、“島袋道浩 …
先日、十和田市現代美術館を訪れた時に、そこから1時間ほど車を走らせて、十和田湖の近くに宿を取りました。その際に目に飛び込んできたのが、こちらの看板↓ どう…
Gucci Bamboo 1947: Then and Now
グッチ銀座ギャラリーで開催中の展覧会、“Gucci Bamboo 1947: Then and Now”に行ってきました。 なんでも今年2024年は、グッ…
現在、泉屋博古館東京で開催されているのは、“昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界”。昭和時代に、モダーンな作風で人気を博したモザイク作家、板谷梅樹…
今年2024年は、詩人のアンドレ・ブルトンが、『シュルレアリスム宣言』を発表して100年目の節目の年。それを記念して、今年の春、板橋区立美術館では、日本におけ…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが『美術の思っちゃった』です。では、早速…
東京都現代美術館が所蔵するコレクション、通称MOTコレクションをさまざまな切り口で紹介する“MOTコレクション”。その最新版のテーマとなるのが、「竹林之七妍」…
開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ
現在、東京都現代美術館では、現代美術家・開発好明(かいはつよしあき)さんの、都内の美術館では初となる大規模個展が開催されています。その名も、“開発好明 ART…
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京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
『クイズ!知ってる画家の知らない絵』突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・…
現在、アーティゾン美術館で開催されているのは、“彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術”という展覧会。今世界的に再注目されているアボリジナル・…
現在、竹久夢二美術館で開催されているのは、“夢二でたどるアール・ヌーヴォーとその周辺”という展覧会。アール・ヌーヴォーという切り口で夢二の芸術を紹介する展覧会…
2018年の“セーラー服と女学生”、翌2019年の“ニッポン制服百年史”に次ぐ、弥生美術館の学生服展シリーズの第3弾が開幕しました!シリーズ最新作となる本展の…
2022年に開館した大阪中之島美術館をはじめ、国立国際美術館、中之島香雪美術館、大阪市立東洋陶磁美術館など、数々の美術館が密集する大阪随一のアートエリア、中之…
関西No.1と謳われたコレクター・藤田傳三郎と、その息子である平太郎・徳次郎の収蔵品を公開するために、昭和29年に大阪に開館した藤田美術館。最近訪れていなかっ…
現在、ポーラ美術館では“ゴッホ・インパクト”が絶賛開催中ですが。それとは別に、美術館全体を使って、イギリスを代表するコンセプチュアル・アーティスト、ライアン・…
ラッセンよりも普通にゴッホが好き。そんな日本人が多いからでしょう。毎年のように日本各地でゴッホの展覧会が開催されてきました。実は、今年2025年はゴッホ展の当…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
ちひろ美術館・東京で開催中の展覧会、“ヒロシマ🍅トマト 司修展”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 展覧会名の「…
朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)そのものに焦点を当て、アール・デコの様式美が詰まった建物の魅力を紹介する展覧会。それが、建物公開。1年に1度開催されていま…
“たましん”こと多摩信用金庫が、長年収集してきた美術品を紹介する美術館、たましん美術館に久しぶり行ってきました。 こちらで現在開催されているのが、“春のた…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
現在、上野の森美術館で開催されているのは、“五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳―”という展覧会。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いておりま…
現在、生活工房ギャラリーで開催されているのは、“ヘアカラー展 なぜ染める、なぜ染まる。”という展覧会。ヘアカラー文化をテーマにした展覧会です。 白髪家系に…
現在、菊池寛実記念 智美術館では、色絵磁器の人間国宝に認定された藤本能道の個展、“鳥々 藤本能道の色絵磁器”が開催されています。 智美術館での藤本能道展は…
~前回までのあらすじ~日本全国に点在する国宝をすべて目にする。ただ、それだけの企画として2011年にスタートした“国宝ハンター”。前回の記事で、ついに200回…
現在、泉屋博古館東京で開催されているのは、住友コレクションの中核をなす青銅器に焦点を当てた展覧会。その名も、“死と再生の物語―中国古代の神話とデザイン”です。…
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、…
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。ア…
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可…
現在、大阪中之島美術館では、“没後30年 木下佳通代”が開催されています。 戦後、関西を拠点に活動したアーティストで、1994年に55歳の若さで亡くなった…
JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。 そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に…
写真集『里山物語』で第20回木村伊兵衛賞を受賞した、日本を代表する自然写真家・今森光彦さんの大規模個展が、現在、東京都写真美術館で開催されています。その名も、…
現在、東京都写真美術館(通称TOP)で開催されているのは、“TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から”。「時間旅行」をキーワードとした…
今もっとも注目を集めているアートコレクターの一人、事業家で投資家の植島幹九郎さん。2016年にNYでゲルハルト・リヒターの個展を見たのを機に、アート作品を蒐集…
美術界における今まで誰も調べたことのない、“バカせま~い歴史”を徹底研究し、その成果を独自の考察で発表する企画。それが、『美術のバカせまい史』です。 前…
昨年の今頃、資生堂ギャラリーでは、資生堂のクリエイティブワークを紹介する展覧会として、1970年代の資生堂雑誌広告にスポットを当てたものが開催されました。 『…
現在、国立西洋美術館で開催されているのは、“内藤コレクション 写本—いとも優雅なる中世の小宇宙”という展覧会。 2015年度に筑波大学・茨城県立医療大学名…
2020年より5年間5回にわたって、三鷹市美術ギャラリーでは、収蔵作品展が開催されてきました。その最大の特徴は、収蔵作品を、時代や国籍、ジャンルに分けて紹介す…
■フリーダ 愛と痛みを生きた肖像 監督:カーラ・グティエレス出演:フェルナンダ・エチェバリア・デル・リベロ2024年製作/87分/アメリカ 象徴的なアーテ…
来年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。その題字を手掛ける書家・石川九楊さんの大規模展、“石川九楊大全”が現在、上野の森美術館で開催され…
約2年にわたる長期改修工事を終えて、今年4月にリニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館。 『大阪市立東洋陶磁美術館リニューアルオープン』安宅産業株式会社…
安宅産業株式会社の会長・安宅英一が、個人の趣味ではなく、事業の一環として収集した東洋陶磁コレクション。それが、安宅コレクション。その質は極めて高く、世界屈指の…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが、『美術の思っちゃった』です。では、早…
今年2024年は、カルティエが原宿に、日本初となるブティックをオープンしてから50年目の節目の年。それを記念して、現在、東京国立博物館の表慶館では、“カルティ…
現在、アドミュージアム東京で開催されているのは、“コレって広告?!展 -拡張する21世紀の広告クリエイティブ-”。21世紀初頭に展開されたさまざまな広告を紹介…
現在、ポーラ美術館にて、ロニ・ホーン展以来、3年ぶり2度目となる現代アーティスト展が開催されています。その名も、“フィリップ・パレーノ:この場所、あの空”。 …