当苑での展示会や企画展そして常設作品の中から、特にお奨めしたい作品を取り上げご紹介してまいります
しぶや黒田陶苑では、ほぼ週替わりで展示会や企画展をおこなっています。 北大路魯山人、石黒宗麿、岡部嶺男を始めとした物故巨匠陶芸家の逸品を扱いながら美意識や見識を養うとともに、皆様との対話から次世代に残るような名品を一点でも現代の作家さんたちに作っていただくことが使命だと思っております。 どうぞ、「陶心」をお楽しみください。
明日より、当苑では3回目となる松永先生の個展が始まります。 1回目は2020年3月。コロナ禍がどうなるのか想像もしていなかった頃でした。とにかく見てくださいという気持ちで準備された初個展。 2回目は2021年6月。コロナ禍でなかなか自由な移動が出来ず、閉塞感に苛まれた中でした。monitorという無機質なものから、人とのつながりを感じ、その中から感じたポジティブなものを。
早くも今週初めには梅雨明け宣言がありました。異例の速さの梅雨明け……少し早起きしてたっぷり水撒きしても、出掛ける頃にはすっかり乾いてしまっているんじゃないかと言うほどの陽射しに、面食らってしまいます。 さて、今週の金曜日からはそんな強い陽射しで乾いてしまったような不思議な土肌の作品を作られる【松永圭太作品展】…
制作総数が10万点とも20万点とも言われる魯山人先生の作品ですが、食器の中でもっとも数の多いのが織部だと言われています。日本文化伝統を重んじた魯山人先生は、織部の緑釉薬と、簡略化された素朴な絵、意匠豊かな器形を、“純日本風”の美として特に好んだそうです。 昭和6年に書かれた『織部という陶器』という文章<「魯山人陶説」中公文庫、中央公論新社、1975>では、魯山人先生の織部…
かつてない早さで明けた梅雨が恋しくなるほどの猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。渋谷はアスファルトからの照り返しを受けて予報以上の気温になっているのではないかと感じています。ですので、しぶや黒田陶苑にいらっしゃる際はぜひ駅からの地下通路をご利用ください。電車から降りて、日に当たることなく移動することができますよ。
梅雨明けの知らせを…
窓を開けて過ごしていると、お隣の小学校のプールからかわいらしい歓声が聞こえてきました。新型コロナウィルスの影響で、一昨年、昨年とプールはずっと静まり返っていましたが、今年は水泳の授業が実施されるようです。泳げる子もそうでない子も、小学校での水泳は記憶に残るものですよね。このまま感染者数が増えず、子供たちの夏の思い出がひとつでも増えることを願います。 さて、当苑では引き続き【壷愁 …
雨降り続きで溜まってしまった洗濯物をまとめて洗い、泣く泣く部屋干しする日が続いていた。そんな時に限って洗濯機も壊れて、踏んだり蹴ったり……。休みの日に点検に来てもらい、修理だけで直り、気持ちが晴れたのと同時に、空の太陽も顔を出した。その代わりに気温が低かった先週とは打って変わって、とんでもない蒸し暑さにクラクラとする。気温や天気、湿度など、ちょっとしたことで気持ちが動…
蒸し暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。梅雨の季節なのに全く雨が降りませんね、と会う人全員に話を振っていましたが渋谷は明日朝にかけてようやく雨が降るようです。折角購入したレインブーツを1度でもいいので活躍させたいものです。さて、今回は梶原靖元先生の小さく個性的な酒器をご紹介致します。
晴れた月曜日は、いつもよりも行き交う人々の活気を感じられるような気がいたします。京橋・魯卿あんに入ると、まず目に留まるショーケースには、現在 二碗の三島茶碗が並んでいます。同じ朝鮮土、刷毛目、彫三島の技法で作られていても全く印象の異なるお茶碗。あまり対比してみる機会もないですので、この機会に取り上げてみたいと思います。 ◇
しずくのしたたる青葉、キラキラと美しい朝になりました。草木の揺らぎをみていると、このムシっとくる暑さも、多少和らぐような気がいたします。 今週は、壷愁 岡部嶺男展 を開催しております。命を吹き込んだかのようにエネルギッシュで逞しく、さらには品格のある作品。ぜひ、ご覧ください。
朝顔の観察と言えば今も昔も小学生の定番の学習ですが、大の大人の私も今年は朝顔を育てています。西に向いた窓から入る陽射しを少しでも和らげるために緑のカーテンを作ってみようと思っていた春先、宇宙を旅した朝顔の種を分けてもらえる企画があることを知りました。補給船に乗って国際宇宙ステーションに行き、半年ほどISS内で過ごした後、クルードラゴン(Demo-2)で地球に帰還したものだそうで、その名も「ヘブンリ…
六月の半ば差し掛かったと言うのに20℃を下回る気温に、一瞬たじろいでしまう。しかし、明日からはまた夏日が戻り、急激に気温が上がるのだとか……。勢いを増して咲きだした庭の紫陽花たちも、暑さに首をもたげないか心配になってしまった。 さて、今週の金曜日からは4年ぶりとなります【壷愁 岡部嶺男展】が始まります。
武蔵野というと、猛々しい荒者が背丈ほどにもなる植物をかき分けて真っ直ぐに進んでいる、というイメージをどこで獲得したのか・・・幼い頃からの記憶を辿ると、校歌だったり地域の伝承だったり、昔は一面にあったトウモロコシ畑だったり、はたまた大河ドラマなどの演出が、ここそこで、室町時代から江戸幕府が出来るまでという時代設定と共に、「わたしの武蔵野像」を作り出しているように思います。
梅雨入りしたとは言え、時折青空が見られ、汗ばむ日々も多く感じられます。住宅街の中では、アジサイが開花を迎え、濃い緑の葉の上に、青や赤紫、白の半円がきれいに広がっていますね。小学生の安全帽子のような明るい黄色のお花があるなと思ったら、金糸梅でした。梅雨時期は五月の日差しを受けて濃くなった緑の葉と引き立てあう彩度の高いお花が多く、ゆっくりと歩くことができる休日などは傘をさして…
雨があがり、今朝は清々しい風のふく穏やかな日曜日になりました。今週は、唐津の矢野直人展を開催しております。 使うほどに、愛着が湧くような、深く、渋い表情を楽しめる矢野唐津。じっくりと手元で味わって戴きたいです。
いよいよ梅雨の季節となりました。はっきりとしない天気は嫌なものですが、一雨毎に濃さを増す緑を見るとこの雨の重要性も改めて感…
包丁を買った。愛用の包丁が幾つもあるのだが、大きな刃こぼれはないものの、ごくごく小さな虫食いほどの欠けもあり、まとめて研ぎをお願いすることにした。研ぎから戻ると、刃が少し小さくなるし、気に入りの不在中も不便と理由をつけて、一番よく使うタイプにした。完熟トマトも皮から線を引くようにスパッと切れるのが実に気持ちよく、スライサーに頼っていた物も片っ端から切っている。他に切る物はないかと探すほど。し…
雨の季節がやってくると、矢野先生の個展の時期。そんな風に季節を感じられる方も多いのではないでしょうか。 明日より【唐津 矢野直人展】が始まります。個展の荷物を送り出して、一息つかれている先生にお話を伺いました。 ●繰り返し、繰り返し 笑いながら「僕は結構しつこいんです」とおっしゃる先生。その心は…「同じことをずっとする性…
先週のお休みは、雨の合間の良いお天気で庭仕事にはもってこいの一日となった。気付けば、先日まで花を咲かせていたオダマキの花が実になって、少し弾け始めている。中からは、爪楊枝の先ほどの真っ黒で艶やかな種がポロポロとこぼれ落ちてくる。その姿は無駄なく、小さいながら締りがあってブラックダイヤのような美しさを放っている。その上、次の年には零れ種でどんどん株を増やすほど丈夫。毎年春に芽が出…
初夏を思わせる日差しに心地よい風が感じられた週末が明け、大粒の雨の月曜日となりました。東京も梅雨入りとのこと、しばらく傘が手放せない日々になりそうです。 父の日まで2週間を切りました。(今年の父の日は6月19日(日)です。) 母の日と違ってわかりやすいシンボルがない父の日はプレゼント選びに迷われる方もいらっしゃるかもしれません。今年は、染付の…
カウンターで店番をしていると突然の轟音が…ゲリラ豪雨発生ですね。一瞬のうちにあたりは水浸しになってしまいましたが、皆さんお洗濯ものは大丈夫でしたでしょうか。雹が降った地域もあるとか、気温や気圧の変化が激しい今日この頃ですので、くれぐれも体調にはお気を付けください。そして、本日より伊藤展の2週目が開催となります。作品に変化はございませんが、何点かお求めいただける作品がございますので、ご紹介…
強い雨風のお天気から始まった【青ノ花 伊藤秀人展】も、初日の夕方頃から空が晴れ上がり、翌日からは夏日のような晴天が続いております。静かな店内には、柔らかな布で作られたドレープを感じさせる、華のような作品が大小ズラリと並んでいます。
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