銀河太平記・218『納骨の旅・4・再びの靖国神社』ミクちょっと後ろ髪を引かれたけど中央通りに出てタクシーを拾う。アキバは不滅だ、また来ればいい!そう自分に言い聞かせ「九段の靖国神社まで!」と運ちゃんに大声で言ってしまった。一瞬驚いた顔になった運ちゃんだけど、あとは笑顔混じりのポーカーフェイスで靖国の鳥居の前まで走ってくれる。心の片隅に――間に合うようだったらアキバに戻ろう――というスケベエ根性があったんだろう。急ぎ足で鳥居を潜ろうとしたら、下校途中の小学生が立ち止まってぶつかりそうになる。ム(`・´)反射的にムカつくけど、その子たちは鳥居に向かって一礼して、そのあとは普通にキャーキャー言いながら九段の坂を下っていく。そ、そうか(-_-;)見習って一礼してから鳥居を潜る。思い出すなア……九年前は、ちょうど例...銀河太平記・218『納骨の旅・4・再びの靖国神社』