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2014/11/19

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  • 野中光正氏の最近作を展示して。

    おそらく15年近くになるのでしょうが、野中さんは、日記を書くように毎日朝の9時から12時までの3時間の間に1枚の作品を仕上げるのを日課にしています。今回の展示会では、その膨大な数の作品の中から私がピックしたものを時系列に従って並べて見ましたが、彼の内部で生起する出来事および事実がより一層鮮明に感じられるようになりました。過去から現在まで、一作家の濃密な「今」の連続を一気に眺めわたすことができる、企画者であり鑑賞者であるがゆえの特権を味わうことができました。彼にはシュルレアリストのように内奥の自我を探ろうという、あるいは、西洋の抽象画のように概念的な思考のレベル、形而上的な世界へと探求を進めようという意図もありません。むしろ、最初にそういう意図があることを、創作の喜びを疎外するものとして、彼は嫌うのです。日々移り...野中光正氏の最近作を展示して。

  • 野中光正&村山耕二展 9/20(金)〜28(土)

    この二人のコンビでの展示は、今年で何回目になるだろうか。野中さんの展示はもっと長く10年以上になると思う。野中さんの展示を続けているのは、具体的な作品を通して、「抽象とは何か」ということを、今まで観念的に展開されてきた知識や既成の理論の受け売りに基づかず、自分で感じ考え続けて行くためである。言葉を変えれば、画家にはある必然性を持ってなされている行為の意味を画家ではない私が知りたいという願望に基づく。その自分の側の勝手な要求に、野中さんは作品を持って応答してくださる力量を十分にお持ちの作家であった。自分自身の覚書の意味もあって、以下にこれまでの自分が関わった展示に際してのコメントをまとめてみた。まずは身近に迫った展示会の案内から●野中光正&村山耕二展2019.9.20~28確かに確かにモノと心がぶつかり合い、作家...野中光正&村山耕二展9/20(金)〜28(土)

  • タイニーハウス界のウィリー・ワンカ Kirsten Dirksenのユーチューブ映像から

     →タイニーハウス界のウィリー・ワンカ←カーボウイハットにロン毛結び、ランニングシャツ、短パンで筋骨隆々の日焼けした肌を露出させ、モーゼのように杖を片手に、しかも「裸足」で、テキサス郊外のロードサイドのだだっ広い敷地をエネルギッシュに歩き回って始めから終わりまで、マシンガンのようにしゃべりぱなし。こういうエキセントリックなキャラの爺さん・・正直、大好きだ。この爺さん、こんなバカなこと誰もしないような、しかしエコロジーの時代にすごくいいことをしているのだ。それは何かというと、アメリカでも次々古い住宅が壊されゴミにされているのだと思うが、その古材を大量にかき集めて来て、タイニーハウス、それもアーリーアメリカの伝統的な様式の家を作り上げ、ホームレスを始めプアな層に破格値で建売として供給しているのだ。理不尽な法律をクリ...タイニーハウス界のウィリー・ワンカKirstenDirksenのユーチューブ映像から

  • 橋の下の隠れ家 Kirsten Dirksenのyoutube映像から

    →橋の下の隠れ家←高速道路の橋の下にはたっぷりした空間がある。しかし、スペインの配管工FernandoAbellanas以外に、これを利用してこんな遊び場を作っちゃおうなんてことは考えもつかないし、まして実現した人なんていなかったに違いない。手回しのゴンドラを動かして橋梁に押し付けると、誰にも邪魔されずに本を読んだり、絵を描いたり、ビデオを見たり、夜はマットを引いて寝ることさえできるインビジブルなプライベートルーム(まるで子供の隠れ家のようだ)が出現する。彼が住むペイポルタはスペインのバレンシア市近郊の小さなベッドタウンだが、彼のリアルな生活空間である自宅もこれまたユニーク。通りに面したアパートメントの裏に接合してたてられていた粗末な建物を解体し、3年かかって構造体以外はすべて自分で少しづつデザインし立て直した...橋の下の隠れ家KirstenDirksenのyoutube映像から

  • 忘れられた巨人シリーズ Kirsten Dirksenのyoutube映像から

    https://www.youtube.com/watch?v=g73esx9z37sトップ映像の野原や森林のあちこちに置かれたいろんなポーズの巨人像にまずびっくりした。登ったり、滑り台にしたり、くぐり抜けたりして、夢中になって遊んでいる子供たちの姿が見られる。もっと驚くのは、これら6つの魅力的な巨人像がすべてコンテナなど廃材のみで作られていることだろう。デンマークのトマス・ダンボ(と二人の従業員)は、通勤途中はもちろん、ビッグシティ、コペンハーゲンの街中のゴミ集積場所や大きなゴミ箱や建築現場、マーケット、フェスティバル会場などを漁ってあらゆる使えるゴミを集めてくる。運転免許をとる時間もトラックを買う金もないので、それらを運ぶのはもっぱらリアカー付きの自転車である。ワークショップのための倉庫には、それらありとあ...忘れられた巨人シリーズKirstenDirksenのyoutube映像から

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