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2014/10/11

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  • 国境の銃弾

    ―警視庁公安部・片野坂彰―濱嘉之/文春文庫2019年8月10日初版。著者には12年ほど前「ハニートラップ」で初めてお目に掛かる。その後「オメガ」「聖域侵犯」「ゴーストマネー」などを既読。いずれも警視庁の「情報官」「諜報課」「公安部」等が背景の警察モノ。共通する話の特異性としては、舞台が日本だけでなくアジア、アメリカ、ヨーロッパに及ぶことかもしれない。グローバルな警察モノである。今回は、韓国との国境に近い対馬・比田勝で起きた韓国からの旅行者集団を襲った狙撃事件。「一発の銃弾で三人が死亡」した殺人事件から始まる。使用された銃弾はちょっと変わったファインセラミック弾だった。この弾丸と使用された銃(SAM-R)の出所を探して捜査は開始する。技術的或いは政治的、宗教的背景を確認しながら、捜査は世界中に広がってしまう。政治...国境の銃弾

  • 接点

    ―特任密行捜査―南英男/徳間文庫2015年11月15日初版。今まで「密命警部」「潜入刑事覆面捜査」「抹殺者」「逃走」等の既読があるが、著者はどうも「密行」「密命」「特務」といった特別モノが好きらしい。それと「偉いさん直属」という設定も、何度も使い古している。この辺の話しの導入は、もはや「ひな形」か。捜査の過程で次々と容疑者が登場するが、あまりこれを続けると何だがターゲットがボケるような気がしてくる。このまま新顔が登場し続けて、何が何だか、、。今回も、いきなりブルー・ドラゴン登場というのはどうだろう。まあ、意外なものに出くわすという設定は判らないでもないのだが。ということで、どんどん進んでいくと、最終的に最初に戻るという仕組みだった。いかにもの猟奇的殺人だったのだが、何の事は無い、とんだ偽装殺人だった。それと、副...接点

  • 刑事に向かない女

    山邑圭/角川文庫2019年1月25日初版。著者の作品は初めてお目に掛かる。所謂、警察モノである。「本人がその気が無いのに、徐々に刑事に染まっていく」過程が読みどころ。ストーリーとしてはHappyEndの警察モノだが、悪くはない。設定として、母親が刺殺された、あるいは犯人達の仲間割れ的殺人事件もあって、一応ミステリー仕立てではある。たくさんの警察モノの中で特に目立つというものではないが、少し違った作品である。多くの刑事モノは泥臭く、いかにも刑事っぽい作品が多い中、これは軽快で爽やかでさえある。決してチャライ訳ではない。多くの刑事モノの中で女刑事が主人公というのは、決して珍しいということはないのだが、物事に対する拘り、注意力、想像力といったものが突飛なものでなく、苦し紛れのエスパーもどきでもないリアルさで展開すると...刑事に向かない女

  • 新参者

    ―新・秋山久蔵御用控(五)―藤井邦夫/文春文庫2019年8月10日初版。著者の作品は2013/04/14「乱れ舞」、2014/11/14「影法師」など既読がある。「乱れ舞」は秋山久蔵御用控シリーズなので、何が「新」なのか判らないが、内容としては大差ないものと思われる。「影法師」は「柳橋の弥平次捕物噺」シリーズである。今回の作品では「秋山久蔵」も「柳橋の弥平次」も登場する。つまり著者の作品は、主人公が入れ替わって再び登場するという作りになっているらしい。視点を変えてみるというのは多くの作家が試みる題材らしい。著者は短編を得意としているようで、ここまでくると一つのスタイルになっているのかもしれない。本シリーズは吟味方与力の秋山久蔵が中心人物だが、各短編において必ずしも主人公という訳ではない。しかし、ここ一番の時に登...新参者

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