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2014/10/11

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  • コンバット

    コンバット

    youtubeで懐かしいTVドラマ「コンバット」を見掛けた。TVで見たのは高校生の頃だっただろうか、60年以上昔のことである。今更ではあるが、「コンバット」は原文では「Combat!」と感嘆符が付く。そして、主演はヘンリー少尉「RickJason」サンダース軍曹「VicMorrow」である。この二人は、「StarringRickJasonAndVicMorrow」であったり「StarringVicMorrowAndRickJason」と入れ替わったりする。さすがに152話もやれば、斬新さや新鮮さはやはり薄れてくる。これを防止するために「GuestSatr」によってストーリーに新風を吹き込むという仕組みだ。随分長く放送していたように思うが、全部で152話あるらしい。1962年(S37)から1967年(S42...コンバット

  • 絵が殺した

    絵が殺した

    黒川博行/角川文庫2020年4月25日初版(2004年9月、創元推理文庫から)吉永誠一刑事と小沢慎一刑事のコンビ、得意の「ボケとツッコミ」のコンビである。それにしても、運転免許を持たない刑事というのは本当に珍しい。おそらく既読の小説の中で初めてではなかろうか。作品の中身を書いてしまうと「ネタばらし」になるのだが、要するに、美術業界と切っても切れない贋作の問題とそれに巻き込まれた個人の復讐という設定で話が展開する。「贋作集団の元締め」を追うのは警察だけではなかったのである。大方途中で犯人の見当が付くものだけど、今回の作品では306pまで判らなかった。刑事たちの地道な長い努力の継続が遂に目標に「辿り着いた」瞬間だった。かと言って「社会派」小説というわけではないけれども、魑魅魍魎的なこの業界の恐ろしさ、「人間の...絵が殺した

  • 暗闇のセレナーデ

    暗闇のセレナーデ

    黒川博行/角川文庫2022年10月25日初版。(2006年3月の創元推理文庫から)デビューから3作、単行本が1985年発表だというから結構古い。まだ、いろいろ試行錯誤していた時期だったかもしれない。いや当初は「ミステリーもの」「本格推理もの」を目指していたのかもしれない。さすが元美術の先生、絵画だけでなく彫刻やその加工工程など技術的なことだけでなく、業界事情や関係者の思考などには詳しいはずだ。黒川作品には、比較的「美術もの」が多いように思うが、それは美術に対する憧憬というよりも職業的なものなのかもしれない。「ドライアイスで密室を作る」「粘土槽に死体を隠す」「シリコンラバーで指紋を偽装」など、特有のミステリー構築がある。女子大生二人の「ボケとツッコミ」には、後々の作品に続く面白さが既に埋蔵されているように思...暗闇のセレナーデ

  • 八号古墳に消えて

    八号古墳に消えて

    黒川博行/角川文庫2021年10月25日初版(2004年1月、創元推理文庫から)。久々の黒川作品。今回は狭い考古学界に渦巻く魑魅魍魎に立ち向かう刑事コンビの話しである。相変わらずのボケとツッコミ。しかし亀田刑事の創造的な分析力には鋭いものがある。そしてそれを怒りながらも「聞く耳を持つ」相棒の黒木刑事がまた素晴らしい。シリーズとしては四作目だが、「黒マメコンビ」はこの作で最後になっているらしい。肩の凝らない「ボケとツッコミ」も楽しいが、せっかく徐々に存在感を増してきた「黒マメコンビ」なのに、残念なことだ。313p「冷徹、傲岸、狡猾、狭量、そして執拗」これが学者の本性かと思えばゾッとするが、別に学者の世界に限ったことでは無い。どんな組織にも、どんな社会にも潜在する人間の「持病」のようなものだ。そこに「博愛、謙...八号古墳に消えて

  • 日本の保守派(自民党)

    日本の保守派(自民党)

    どうもよく解らないのだが、日本の保守派について、ちょっと勉強してみた。自民党は1955年、自由党と日本民主党が合同して成立した党である。この合同によって「異なる政治的志向をもつ集団が併存」することになった。「軽武装・経済国家を目指す吉田の路線」と「国粋的志向をより強く持つ岸の路線」である。「吉田路線」は「軍事力よりはむしろ経済力を重んじ、日米安保体制の下、自由な経済活動を重視」、「岸路線」は「日本の独立を強く求め、自主憲法の制定を主張、安保改定では米国に対してより対等な関係を求めた」。そして、この違いの中で「保守本流」と呼ばれたのは「吉田路線」に他ならない。戦後、自民党はこの「保守本流」と「保守傍流」を包含継続してきたと言える。岸信介から安倍晋三に至る自民党右派は、神道系右翼である「日本会議」や反共反日集...日本の保守派(自民党)

  • ウクライナ

    ウクライナ

    2022年2月24日、突然「ロシアがウクライナに侵攻」というNewsが飛び込んできた。確かに数日前からロシアが侵攻の準備をしているというNewsはあったが、世界はただの脅しと思って眺めていたような気がする。当のウクライナでさえ、そう思っていたのではないだろうか。それが、いきなり現実となって、「ウクライナって何処よ」「日本と何か関係があるのか?」と改めて地図を眺めるような事態になった。確かにユーラシア大陸の中央あたり、ロシアと国境を接している東欧と呼ばれている遠い国だった。周辺にはあまり馴染みのないラトビア、リトアニア、ベラルーシ、スロバキア、ポーランド、モルドバ、ルーマニア、ブルガリア、アルメニア、ジョージアなどの国々がある。(かつて、ソビエト共和国の「共和国」は15もあった)歴史をたどれば、陸続きである...ウクライナ

  • カルト教団

    カルト教団

    改めて、カルト教団について考えてみた。カルト教団と目される宗教的な組織は、世界中どこの国にも存在する。アメリカにもロシアにも、フランスにも韓国にも。ブラジルにはキリスト教聖書の個人的な解釈(好きなように解釈すること)によって千以上のカルト教団があるのだという。大きな流れとして、天変地異、未曽有の災害、貧困などの社会不安が生じたとき、雨後の筍のようにカルトが出現するという歴史的経緯(社会的現象)がある。そして時にこのカルトは、信者を心理操作し虐待したり、無償労働を強いたり、高額献金を課したり、法外な金額で物を売りつけたりする。中には、隔離された場所で共同生活を営み、閉鎖的集団を形成し、しばしば反社会的行動に走る。遂には何百人もの集団自殺に誘導したりすることもある。実際、各国政府は自国のカルト集団(新興宗教)...カルト教団

  • 信教の自由

    信教の自由

    改めて「信教の自由」について考えてみた。今まで見たこと、聞いたこと、経験したことも含めて、「宗教の本質」「憲法が示す理念」そして「現実」を。【宗教】宗教は信じる人のためのものであって、信じない人には何の役にも立たない。むしろそれは目の前に立ち塞がる障害であり、自己を抑制する不自由でさえある。単に「世界平和」や「心の安寧」、「無病息災」を願うことは宗教ではない。宗教の根幹にあるものは「布教」である。布教だけが宗教を成立させる唯一の手段である。どんな本尊でありどんな教義なのか等ということは、二の次、三の次のことである。従って、布教の無い宗教の存立というものはあり得ない。【布教】以上のような理由から、宗教にとって「布教」というのは避けて通ることの出来ない死活の問題であり、テーマであり、目標となっている。そのため...信教の自由

  • 高額献金・霊感商法

    高額献金・霊感商法

    統一教会が長年やってきた「高額献金」と「霊感商法」、その実態は全く解明されていない。・1970年代に文鮮明教祖が日本の旧統一教会に“送金命令”を下し、10年間で2,000億円が送られたという元幹部の証言が月刊『文藝春秋』に掲載されている。・1987年から2021年までの34年間で、関係弁護士や消費生活センターが受けた相談だけでも、被害件数は約3万4,500件、被害金額は約1,237億円にのぼる。/全国弁連・1998年、埼玉で開かれた集会の様子も流された。韓国経済が破綻した1997年の翌年に行われたこの集会では、教祖である文鮮明氏が「大きな危機に直面している」とされ、信者1家族ごとに凡そ160万円の献金が求められたという。・2007年頃、1日あたり22億円の売上があったとされている。毎日コンスタントにこの金...高額献金・霊感商法

  • 統一教会

    統一教会

    随分昔の話だ。20代の頃、「合同結婚式」や「霊感商法」で「統一教会」の名前を聞いたことがある。その後、世の中から消滅したものと思っていた。しかし、ここに来て忽然と姿を現し、いまだに活動しているのかと驚いた。山上徹也容疑者による問答無用の銃撃によって元総理が倒れるというショッキングな事件によって、図らずも政権との関係が見えてきたことにも驚きを禁じ得ない。昔はその背景を探るにも簡単なことでは無かったが、今はNetの時代。あらゆる情報があふれる中で取捨選択しながら、改めて「統一教会」とは何なのか、探ってみたいと思う。1954年、世界基督教統一神霊協会(通称:統一教会)は韓国で創設された宗教法人。設立者は文鮮明(ぶんせんめい・ムンソンミョン)で、(1920-2012年)92歳で既に亡くなっている。教祖亡き後、教祖...統一教会

  • 市民税・都民税など

    市民税・都民税など

    (税金のこと)本日、「市民税・都民税」税額決定通知なるものが送付されてきた。開封してみると、賦票3枚と、年金から天引きの案内。どうやら十月から、「市民税・都民税」も年金から天引きするらしい。取りっぱくれのないように。介護保険料は既に天引きされている。まあ、帳票作成、事務手続きや郵送など手間を省くのは悪いことではないだろう。ひょいと、「市民税・都民税」の内訳を見てみた。何となくおかしい。よく見てみると、昨年1月まで勤めていた会社の社会保険料(一ヶ月分)は計上されているが、それ以降の計上がない。更に、介護保険料の計上も全く無い。これでは控除額が数十万違ってくるのではないか。社会保険料は会社の制度で、任意に2年延長している。確かに、既に退職して給料も出てないので、役所には申告が無いのかもしれない。しかし、介護保...市民税・都民税など

  • 日本美の再発見

    日本美の再発見

    ブルーノ・タウト/篠田英雄訳/岩波新書1939年6月28日初版、1964年10月10日第22刷。1933年来日、1934年から1935年高崎にて指導、1936年イスタンブールへ去るまでのたった3年間のことであるが、建築物以外にも、富山や新潟・佐渡、秋田、青森、仙台の旅行では、第二次大戦前の昭和初期の日本の実情を実によく著わしているように思う。野山、海辺の風景、人々の暮らし、そんな中に見え隠れする日本文化の流れを見出した著者の文化に対する見識、建築物に対する見識には鋭いものがある。伊勢神宮や桂離宮に、日本建築の源泉を見たのは、やはり第三者(外国人)だったからなのだろうか。「建築の聖詞」とまで言われても、当の日本人はすでにその価値を見失い、西洋の模倣に懸命に励んでいるようだ。改めて指摘されて、その形容しがたい価値に...日本美の再発見

  • モモ

    モモ

    ミヒャエル・エンデ/大島かおり訳/岩波少年文庫2005年6月16日初版、2021年11月5日第34刷。これも何かの紹介で、いつか読みたいと思っていた本の一冊である。何と「岩波少年文庫」ということで、児童文学に類するものだとは思わなかったが、ここで投げ出す訳にもいかず、シブシブ読み始めたのが本当のところ。最初は、どうということもない話から始まるが、83pあたりから「灰色の男たち」が登場する。どうやらここからが話の本筋らしい。「灰色の男たち」は人間から時間を盗む時間泥棒である。この辺は、現代社会に対する批判的な部分だと思われるが、この「時間」の扱いが、先日読んだ「時と永遠」と重なって、とても興味深い部分だった。古くからある人間にとっての「時間性」の問題、認識論の問題だからである。「時間性」の問題は「モモ」の中でもほ...モモ

  • あかね空

    あかね空

    山本一力/文春文庫2004年9月10日初版、2004年10月30日第5刷。著者の作品は「まねき通り十二景」「欅しぐれ」を既読しているが、「あかね空」は最初の長編時代小説ということで、これまたいつか読みたいと思っていた一冊である。宝暦12年からの豆腐屋、親子二代の話である。江戸と上方(京)の食文化の違いをうまく使って、その斬新さや困難さを混ぜながら、長屋の人々と共に(1つの文化が)根付くまでの根気の居る命がけの努力である。それだけでなく商売敵や身内の争いが、更にその困難さに輪を掛ける。しかし、腹を割って話してみれば、寛容になれるのが家族である。そんな家族ほど強いものはない。突然亡くなった著者の母への思いと共に作品に込めた思いであろう。作品の中で「人さらい」が登場する。いかにもこの時代の話だが、博徒一家の傳蔵親分は...あかね空

  • 山小屋の灯

    山小屋の灯

    小林百合子/ヤマケイ文庫2021年2月5日初版。何かの紹介でいつか読みたいと思っていた一冊。早い話が、山のガイド本といったところ。著者は結構飲兵衛で、あちこちの山小屋の主人達と忌憚のない付き合いをしているらしい。薄暗い山小屋の灯の下で、それで「山小屋の灯」なのだ。いつも、カメラマンの野川かさねさんとコンビらしい。この本には文章に負けないくらい野川さんの写真が載っている。よく見掛ける絵葉書風の写真ではなく、山小屋とその生活のリアルなヤツだ。それが文章とよくマッチしていて実に良い。山の写真も多くは雲の中に霞んでいる。これが現実だ。訪れたことのない山もあったが、以外にも馴染みのある山も多かった。秩父、尾瀬、大菩薩峠、中央アルプス、富士山等。ただし、50年も昔の話だ。「雲ノ平」の存在がチラホラ聞こえ始めた時代だったよう...山小屋の灯

  • 時と永遠

    時と永遠

    波多野精一/岩波書店1943年6月25日初版、1972年8月15日改定初版、1975年5月30日改定第三版。この本は45年ほど前にいつか読んでやろうと購入したもので、本棚の隅にずっと鎮座していた。大学の宗教哲学の教科書でもあった。少し読み始めたこともあったかと思うが、あまりにも哲学的でしかも旧文体、旧仮名遣いで挫折してしまったように思う。ここで突然読み始めたのは他に適当な本が見当たらなかったからである。「時」は人間の生にとって避けることの出来ない絶対的な有限と認識されるものだが、ここに認識論の限界のようなものがある。この限界を宗教(信仰)的展開によって克服し、永遠性を得ることを試みたのが本書の趣旨と言えるだろう。生の一線を画す「死」というものの認識は、宗教をもってしても簡単に説明し切れるものではないが、過去があ...時と永遠

  • 長いお別れ

    長いお別れ

    RaymondChandler、清水俊二訳/ハヤカワ文庫1976年4月30日初版、2013年4月10日第78刷。ミステリー作品として、よく引き合いに出されるもので、これもいつか読みたいと思っていた一冊である。70年近く前の1953年に発表された長編の作品で、舞台は花のハリウッドである。主人公は独身の私立探偵(フィリップ・マーロウ)だ。この頃「私立探偵」の設定はひとつの流行りであったかもしれないが、日常的な生活の中からサスペンスが湧き出す厭世的リアリズム、この手法が新しい「ミステリー」の先駆け、新しいスタイルの作品だったのかもしれない。言葉のやり取りはいささか古いが、今読んでも十分に面白い。最後の最後、どんでん返しはこの手の作品に付き物だが、最初テリーと出会ったとき、状況説明の中で「整形」が登場したことで、これが...長いお別れ

  • 手仕事の日本

    手仕事の日本

    柳宗悦/講談社学術文庫2015年6月10日初版、2020年10月6日第三刷。これまた以前から気になっていた、読んでみたい本の一冊である。著書の後記は1943年正月となっている。何と80年も昔の話である。一種の「文化論」或いは「芸術論」であろうか。「美」とは何か、という一つの見識でもあると思う。それにしても、日本はこうもあまねく隅から隅まで「紙」の文化であり「織」の文化であり「焼」の文化であったのかと思い知る。そして悲しいことだが、伝統文化であっても流行り廃れがあり、時代の流れに抗して真に「美」を維持し続けることの難しさがあった。「美」を見失い細に過ぎて崩れていくのを見るのは忍びないが、復活もあるのだから捨てたものではない。著者の持論は「有用であり、健康であり、単純である」中にこそ「手仕事」の真の「美」があるとい...手仕事の日本

  • 口語訳・遠野物語

    口語訳・遠野物語

    柳田国男(佐藤誠輔訳)/河出文庫2014年7月20日初版、2021月10月30日第11版。(1992年7月初版の改訂版)何かに付けて登場する柳田国男の「遠野物語」、いつかは読みたいと思っていた一冊である。明治42年(1909年)佐々木鏡石さんから聞いた話し、ということで物語は始まる。明治42年といえば、もう113年も昔の話しである。更に43年前は徳川慶喜によって大政奉還が行われた時代である。「口語訳」が必要な程古い話しなのだが、はたして「都会人を心底からこわがらせ、目ざめさせる」ことができるのだろうか。遠野は花巻から釜石を結ぶ東西「釜石街道」の中ほどにある山深い所である。北に延びるR340もあって、交通の要所でもあったのだろう。「遠野物語」は、とても短い、数行から数十行の「話し」で、119遍が収録されている。い...口語訳・遠野物語

  • 泥濘

    泥濘

    黒川博行/文春文庫2021年6月10日初版。今回は「病院の診療報酬詐欺」、珍しく桑原が持ち込んで来たヤマだ。分厚い。578pもある。何だか得したような気分で読み始めた。桑原は嶋田が代を継いだのを機に二蝶会と復縁、若頭補佐になったらしい。桑原は、診療報酬詐欺の本当の被害額は2億だという。カネの匂いを嗅ぎつけ、起訴猶予された奴(小沼光男、岸上篤、他)から剥ぎ取る気でいるらしい。調べているうちにオレ詐欺という別件が浮かんでくる。診療報酬詐欺同様事件の背後にいるのは警察OBの「警慈会」メンバーだった。普通なら適当な所で切り上げるとかするのだが、イケイケの桑原は意地でも引かない。これはエライことになったと思っていたら、案の定撃たれてしまった。主人公の片方が死んでしまっては話が続かない。しかしかなりの重傷である。まあ、話の...泥濘

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