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遠藤雷太のうろうろブログさんのプロフィール

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遠藤雷太のうろうろブログ
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138回 / 365日(平均2.6回/週)

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遠藤雷太のうろうろブログさんの新着記事

1件〜30件

  • トム・フーパー監督『キャッツ』

    映画『キャッツ』メイキング映像(ALookInside)2020/1/27・腕に覚えのある猫達が年に一度の舞踏会に集まる話。・超メジャー作なのに舞台で見たことがない。原作は確か読んだ。なので、ほぼ初キャッツ。・それが映画でいいのかなと思いつつ、巷の感想を見て怖いもの見たさが勝る。・ただ、演劇自体を見慣れているのでそんなに不安はない。猫がちょっと人型だったくらいで驚いていては、名作『11ぴきのネコ』は楽しめない。・とはいえ、わりと生々しいゴミの集積場っぽいところで、隙間隙間からどう見ても人型の何かが出てくるとギョッとはする。・普通、舞台は全体で見るけど、映画は集中して見るのでデフォルメが効きにくい。苦手な人がいるのも納得。・まず頭の中のメモリを「演劇9映画1」にしっかり合わせて見るのがコツ。・最初に次々と個性的な...トム・フーパー監督『キャッツ』

  • 「中学生サンピアザ短編演劇祭」

    2020/1/25・参加中学は8校。各校、初日2日目で演目を変えて30分程度の作品を2作品上演する(あいの里東は初日のみ)。・当日の昼ごろに公演の存在を知って後半4作品のみ見た。開成中等教育学校『合格ラインがやってきた』・恋人どうしの59点と60点の間に合格ラインが現れて二人の仲が引き裂かれる話。・点数の擬人化というパンチの効いた設定。0点と100点の仲がいいというちょっとした哲学。・既成の本で45~55分想定。終盤カットしても不条理としてギリギリ成立している。後味の悪さも味。・59点の憑依型の演技。熱演で崩れないのは大事。今後も演劇続けてくれそうかなと勝手に期待。あいの里東中学校『かごめかごめ』・百物語を終わらせた人が後ろの正面に取り込まれる話。・率直に話が怖い。中学生がやる話なのかなとは思いつつも、作品とし...「中学生サンピアザ短編演劇祭」

  • クロード・バラス『ぼくの名前はズッキーニ』(2018年)

    「ぼくの名前はズッキーニ」予告編2020/1/25・事故で母親を死なせてしまった少年が、孤児院で子どもとしての生活をやり直す話。・ストップモーション・アニメ。目が大きく具合悪そうな人形の造形。一度見たら忘れない。かわいい。・極めて単純化された自動車や、ちょっとガサガサした動きも、クレイ風でかわいい。・服の生地は細かい。・一目でネグレクト状態とわかる家の内装。・それでも母親を大切に思う9歳の子ども。形見がビール缶なのは不憫すぎる。・事故の結果を見せるかどうかで決まる作品の方針。・結果、見やすい話になったけど、彼にとって一生残る傷になる部分は見えにくくなっているかも。・孤児院ではそれぞれ事情を抱えた子どもたちと生活する。・やろうと思えば1クールくらいのドラマを作れそう。・咀嚼音うるさいけど、子ども表現として強い。・...クロード・バラス『ぼくの名前はズッキーニ』(2018年)

  • 弦巻楽団『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』

    2020/1/21・中年男性二人が、同居生活を通して、お互いのズルさと弱さをさらしてしまう話。・間違いのない作演出に、間違いのない役者二人。・とはいえ、間違いのない面白さにも種類がある。・笑える笑えない、泣ける泣けない、わかりやすいわかりにくい、期待値が高いぶん、どの方向に舵を切っているのか楽しみにして見に行く。・実際、本作には色んな面白さが含まれていたけど、とにもかくにも二人の会話が音として心地いい。・どちらかというと、深浦君がベースライン担当で、村上君がメロディ担当という感じ。・その役割分担は性格にも連動している。・ヤマトは変化を好まない堅物の典型だし、サダクロウはその反対。・対立は二人芝居の王道。定番と言えば定番だけど、この座組みで突飛なことやられても困る。・型として強い関係性を楽しみつつ、そこからにじみ...弦巻楽団『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』

  • メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』

    フランケンシュタイン(創元推理文庫(532‐1))森下弓子2020/1/15フランケンシュタイン博士が生み出した怪物が、博士の周囲の人間達を殺してまわる話。wikiによると、作者のメアリー・シェリーは1797年生まれ。1818年に本作の初版を出版。200年前の20歳前後の若い女性が、どうやったらこんな話を完成させられるんだろう。まだうっすら記憶の残るNTLの作品と比べる。怪物側の立場を強調しているのはオーソドックスな今風のアレンジで、極悪人ではあっても狂人ではないし、なんなら犠牲者とも言える。なので、小説のほうの、博士を高潔な人物として描こうとしているのは無理があるように見える。最愛の人があんなにあっさり退場してしまうとは思わなかった。もろもろNTL版に納得。とは言え、追う者と追われる者が倒錯していく様は間違い...メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』

  • 北海道富良野高等学校演劇同好会『へその町から』

    2020/1/10無人駅で遅れた列車を待つ演劇部員二人と、その友だちが、演劇という行為と向き合う話。同好会活動二年目で全国。すごい。演劇をやりたいという衝動のようなものがテーマ。去年の『放課後談話』も似たテーマ。他作品でもわりと目に付くことを考えると、高校演劇のトレンドなのかも。最近に見た他校の作品と比べても、たどたどしい話運びや記号的な動きにハラハラしてしまう。大人が求める高校生らしさってこういう感じなのかもと思ったりする。危なっかしい自虐ネタ、メタ的なネタはドンドン入れる。「今年の演劇シーズンこれかよって思われるぞ」みたいなセリフが出てきて、正直、ドキッとした。同好会であることを逆手にとってか、思い切りがいい。何か言われても選んだ人のせいにすればいいので、全国大会でも伸び伸びと無責任にやってきてほしい。北海道富良野高等学校演劇同好会『へその町から』

  • リンゼイ・ターナー監督『NTL/ハムレット』

    2020/1/10王子ハムレットが、父を殺し母と再婚した叔父クローディアスを倒そうとする話。誰もが知る古典中の古典を、本場かつ最先端のキャストとスタッフで上演する。見た目、現代風の衣装。400年前の話なので変と言えば変だけど、誰もが知る話はアレンジの許容度が高い。ただただ普通の人っぽいホレイショーと、オフィーリアの明暗の振り幅がよかった。休憩空けの舞台の変化もおもしろい。ハムレット役のカンバーバッチが洪水のようなセリフ量をこなしていく。解説やインタビュー、20分の休憩を含めて200分を超える。ほんとにたっぷりやる感じなので、なかなか話が進まない。画面から話を理解しようとすると、どうしても集中力が続かず、うとうとしてしまう。気力で完全に負けた気分。見た気になれず、わりと落ち込む。リンゼイ・ターナー監督『NTL/ハムレット』

  • まんきゅう監督『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

    『映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ』主題歌PV(60秒)11月8日全国ロードショー!2020/1/10すみっこが大好きなモノたちが、仕掛け絵本の世界に迷い込む話。キャラクター自体は全然詳しくないけど、評判を聞いて見に行く。一口にすみっこと言っても、単にすみっこが好きなだけだったり、生存のためだったり、すみっこそのものだったり、色々。当たり前のように登場人物の一人として「ざっそう」が紹介されることと、彼の夢がブーケになることなのが、結構な不意打ち。案外、数が多くて見た目が似ているので、全くわからないことはないものの、どうしても理解にタイムラグがでてしまう。画面の端のほうでいろいろ踊っているのかわいい。物語のカギになる謎のひよこ。物語終盤で悪魔騎士編のジェロニモを思い出したのは自分だけではないはず。たまた...まんきゅう監督『映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ』

  • 片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

    『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編2020/1/2・広島県呉市の北条家に嫁いだ浦野すずの、太平洋戦争下の日常を描いた話。・2016年の『この世界の片隅に』は映画館で2回、DVDや配信で何度か見ているくらい。・よくわからないところもあったけど、原作やら作品表やら読んだりして、そこそこ詳しくなったつもり。・(さらにいくつもの)は、前作の飛躍部分を埋めていくような感じで、全体的にわかりやすくなっている。・もともとこう語りたかったんだなという気持ちと、前作くらいの情報量だったからこそ、後追いする楽しみもあった。答えあわせするような気持ちで見る。・逆に、よくここの完成形から「説明」の時間を「余韻」に変えながら最初のバージョンを作れた。ギリギリのバランスだったと思う。・わかりやすくなったぶん、作り手の作意みたい...片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

  • 札幌FEDE『FLASH』

    2019/12/27・劇団「札幌FEDE」の旗揚げ公演。・劇団というと、訓練の場だったり、定期的に演劇作品への参加機会を確保するための集まり、というイメージ。・普通は、劇団の公演を重ねつつ、有望な人には外部の企画や仕事で声がかかるようになっていく。・札幌FEDEは、すでに他劇団に所属していたり、あっちこっちから声のかかる方たちが集まっている。不思議な感じ。・メンバーがメンバーなので見るほうが緊張するくらい期待値が高い。・始まってみると「すごい芸術作品作ってやるぞ!」というより「肩の力抜いて楽しんでってね!」という感じ。・フラッシュモブ受注会社の落ちこぼれ部署に配属されたダメ社員が、配属当日に死んでしまう話。・「フラッシュモブは場に溶け込む仕事→悪目立ちする人は閑職へ」という理屈で登場人物全員味付けが濃い。・オカ...札幌FEDE『FLASH』

  • 諏内えみ『世界一美しいふるまいとマナー』

    世界一美しいふるまいとマナー諏内えみ高橋書店2019/12/23大仰なタイトル。怖いもの見たさで読んでみる。仕草をきれいに見せるコツのパート。①ハンド&ハンド(両手を添える)②指先エレガンス(指先をそろえる、伸ばし気味にする)③隙間クローズ(足や手の位置)④背筋ストレート(姿勢よく立つ。かがむときも背筋を丸めない)⑤ワンムーブ・ワンアクション。演劇なら、仕草がきれいなのは大事だし、逆のことをやれば汚く見せることもできる。たしかにこのへんを意識すると、役作りに応用できそう。あとは自宅訪問やパーティや冠婚葬祭などのマナーいろいろ。直接的に見た目がきれいになる仕草と違って、マナーに関してはほどほどがいい。シクラメンは入院のお見舞いには不可(死と苦が入っている)も、ただの語呂合わせだし、言われなきゃ気づかないようなもの...諏内えみ『世界一美しいふるまいとマナー』

  • 片渕須直監督『アリーテ姫』(2000年)

    アリーテ姫予告編2019/12/16・アリーテ姫が悪い魔法使いにさらわれてしまう話。・「世間知らずな姫が外の世界と出会う話」も、「何者でもない私が自分自身と向き合う話」も、世の中にはいくらでもあるけど、片渕須直監督が描くとまた全然違う見え方になる。・かわいいのは間違いないんだけど、美しいかと言われるとちょっと答えをためらう感じの姫。・人の線はかなり単純。人を緊張させない素朴な感じ。・侍女の服の絵柄がかわいい。モデルはちゃんとあるんだろうけど、小さい子の絵みたい。・すれっからしの大人から「おやおや、人生には何か意味があると、まだ信じているのかい」と皮肉られ、アリーテ姫は幼い顔して「当たり前じゃない」と返す。人生との向き合い方が一枚上手。・作り手もヒロイン自身も見た目の美しさに何の価値も持っていない感じ。徹底してい...片渕須直監督『アリーテ姫』(2000年)

  • J・J・エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

    ※SWに詳しくないため、一応配慮はしていますが、ネタバレの加減がわかりません。あと、好きな方は不快になるかもしれません。ご注意ください。2019/12/21・レイを主人公とする三部作(エピソード7~9)の完結編。・公開初日の0:30回。IMAX3D。さすがに満席に近い。・急に思い立って行ったので、前から2列の端側の席。スクリーンがやや歪んで見える。・いきなり見たエピソード7は面白かったし、8も(悪評すごいみたいだけど)楽しく見た。・ただ、9までくると、今までの総決算だからか、重要そうな固有名詞が大量に出てきて処理しきれない。・誰が何のために何をしようとしているのか、わりと早い段階でよくわからなくなる。・8で評判の悪い特攻アタックや爆撃シーンのほうが、まだ何をやってるのかわかるぶんストレスが少ない。・7はかなり久...J・J・エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

  • 火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 中野劇団『結婚の報告』」

    観劇三昧:中野劇団『結婚の報告』2019/5/24バーの客二人がそれぞれ厄介そうな相手に結婚報告をする話。一人については似たような話を書いたことがあるので、初めて見るのに既視感ある。のんきにはしゃいでいる友達がかわいい。「ちゃんと言ってマジで。マジで?」の言い方。もう一組のほうがひどい。作中でも言ってたけど、最初は状況がおかしい組だったのに対して、次は人がおかしい。最初に状況がおかしい組を見せているので、多少おかしい人を見せても、お笑いコントっぽく見えにくい、という効果はあるのかも。順番逆はありえない。オチももう一組の存在があってのことだし。とはいえ、二つの独立した話を交互に見ているような気分にもなる。配置的に二人対一人になるので、どうしても映像だと二人のほうが中心になる。たぶん、一人のほうもいいリアクションし...火曜日のゲキジョウ「第4回30GP中野劇団『結婚の報告』」

  • 火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 劇団りゃんめんにゅーろん『晴れ間』」

    観劇三昧:劇団りゃんめんにゅーろん『晴れ間』2019/12/18リストラを促す本社の人と、渋る営業所の人が言い争ううちに、謎の三人目が現れる話。典型的な対立ベースの二人芝居。二人ともいい感じにくたびれた中年男性なんだけど、交渉事を生業とする人間独特の軽さと圧迫感だったり、多少の失礼じゃダメージの通らない支店長のメンタルだったり、二人とも経験を積んだ社会人としての生々しい存在感がある。だからこそ、あまりにもド真ん中な物語らしい仕掛けが映える。ジャンルとジャンルが正面衝突しておもしろい事故が起きている。肝心の対立の基礎になるところはフェードアウトしてしまったような感じはするけど、脇道が楽しいので有耶無耶になっている。信じる信じないで距離が縮まっているところがかわいい。結局、おまえは誰なんだよという、誰もが頭に思い浮...火曜日のゲキジョウ「第4回30GP劇団りゃんめんにゅーろん『晴れ間』」

  • 火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 三等フランソワーズ『フレンチとマニュアル』」

    観劇三昧:三等フランソワーズ『フレンチとマニュアル』2019/12/16お見合いパーティで知り合った男女がフレンチのお店で二回目のデートをする話。タイトルおしゃれ。これ以上、単純化しようのないくらい単純な設定なのに、会話の面白さだけで30分弱、あっという間に見せる。体感時間が短い。前回見た『ムーンライト』もそうだったけど、対話の流れを崩すのがうまいし、演技の手数も多い。心が折れるところも、ボクシングでいいのもらって意識が飛んだけど一瞬で気合を入れなおした…みたいなリアクション。自然なツッコミが的確にヒットしている。そして、酔っ払いの支離滅裂な話題のブレ方。ピリピリしていても最初からニコイチ感強い。緊張でガチガチな会話から、三歩進んで二歩下がるの繰り返しで、ジリジリ関係を詰めていく。居酒屋の話題でホントに意気投合...火曜日のゲキジョウ「第4回30GP三等フランソワーズ『フレンチとマニュアル』」

  • 火曜日のゲキジョウ「第4回30GP 劇団乱れ桜『Break Room』」

    観劇三昧:劇団乱れ桜『BreakRoom』2019/12/14オンラインゲームのチャットルームでだべっているプレイヤーたちが、ゲーム閉鎖の危機を通して現実と向き合うようになる話。思わず『V&R』を見返す。ゲームの運営側の人が、立場を隠してゲーム内にいるという型はわかりやすくて強そう。最近は誰も彼もみんなオンラインゲームやってるイメージなので、ゲーム内のヒーロー然としたキャラクターと、負け犬プレイヤーとの対比が、ちょっと懐かしい感じ。鉄砲玉然としたチンピラの舎弟。口調も体もキレてるし、オラつき具体がかわいい。本質的にオンラインゲームって、常に更新されていくもので、お願いして存続できるようなものじゃなさそうだけど、どうなんだろ。必要だと言われて残したけど、直後に使われなくなるの、小さい子を持つ親あるあるでは。これだ...火曜日のゲキジョウ「第4回30GP劇団乱れ桜『BreakRoom』」

  • 俺たちの地球空洞説『がらんどう』

    観劇三昧:俺たちの地球空洞説『がらんどう』2019/12/13この「作品」を見に来た「お客さん」の一人が、カバンを盗まれてしまう話。カバンには彼の人生のすべてが詰まっている。そして、その人生は空っぽだという。空っぽの記号としての村上春樹が不憫。実在する人物名、団体名、地名、上演後に始まる前説、客席から現れる登場人物。ごく身近と思われる演劇関係者からアガサクリスティまで、既存の固有名詞で外枠を覆って、作品も、主人公の男も、タイトルどおり、「がらんどう」になるという趣向、でいいのかな。カバンを盗まれて空っぽになる、人生自体も空っぽだった、全体が入れ子構造というところまではわかるんだけど、地球が逆回転したり、推理小説の登場人物が出てくるところのつながりはよくわからず。最後の群唱ももちろんよくわからないので、この外枠を...俺たちの地球空洞説『がらんどう』

  • ダニーボイル監督『NTL/フランケンシュタイン/ベネディクト博士版』

    2019/12/9・ロンドンのナショナルシアターで上演された演劇作品を札幌シネマフロンティアのスクリーンで見る。・客席はまばら。さびしい。・フランケンシュタイン博士によって作られた醜い怪物が孤独を克服しようとする話。・命を与えられた屍が、でろんと円形舞台に放り出されるところから始まる。・縫い目だらけの死体がわけもわからず奇声を上げながら右往左往する。その拙い動きがコンテンポラリーダンスみたいでしばらく見ていられる。・歯車強調しすぎの機関車が超かっこよかったり、芝生が降ってきたり、家が降ってきたり、道が降ってきたり。・舞台も回るし、本火本水もありあり。・電球を寄せ集めて星雲みたいになっている照明も。・場転の豪華さが尋常じゃない。これを一作品に取りまとめる演出もすごい。・それでやっていることはわりと内省的だったりす...ダニーボイル監督『NTL/フランケンシュタイン/ベネディクト博士版』

  • 先崎学『うつ九段』

    2019/12/9将棋マンガ『三月のライオン』の監修でもおなじみ、先崎学九段によるうつ病の体験記。うつ病発生当初から医学的に回復するまで、時間経過に沿って書かれている。先崎九段と言えば、もともと解説がわかりやすい人というイメージ。普段は1秒で解ける七手詰めの詰め将棋が解けず五手詰めを始めるところや、定点観測的に登場するニュース番組の書き方で、素人には基準のわかりにくい「うつ病」の程度をきれいに表現している。さすが。もともと長期休業が許される経済状況だったり、兄が精神科医とのことで、うつ病の治療には恵まれていたように見える。だからこそ、うつ病の患者が感じること、考えることをしっかり記録に残せている。暇を感じることが回復の兆しというエピソードは、落ち込みがちで暇を感じにくい自分としてもちょっと気にしておきたい。うつ...先崎学『うつ九段』

  • BLOCH PRESENTS「PROJECT WALTZ」

    2019/12/8・25分くらいの3人芝居を5本。・合計2時間をこえるものの、どの作品もコンセプトがしっかりしているので、時間ほどの長さは感じない。・「栄光の~」とタイトルにつけるだけあって、装置凝っている。高村由紀子さんデザイン。・劇団しろちゃん『ビッカビカ』。いじめの加害者側の話。・自分の記憶の何かに結びついたらしく「えびせん」で頭に血が上る。・不快表現がうまかったんだけど、どこまで意図的にやっているんだろう。・炎上企画『398』。・どうして三人芝居でシャークネードやろうと思ったのかは謎だけど、わかりやすい。・もともとB級映画モチーフなので、多少チープに見えてもコンセプトどおりになるのずるい。・大人の事情協議会『バンドやろうぜ☆77』。・タイトル的に一番心配だったけど、ここ数年で一番笑った短編演劇かも。自分...BLOCHPRESENTS「PROJECTWALTZ」

  • TGR札幌劇場祭2019 授賞式

    2019/12/5無事授賞式終わりました。とは言っても遠藤自身作品を提供したわけではないので、完全にお客さん目線でしたけども。予想はこちらにあげております。小生意気に有料記事にしておりますが、予想部分を読むには支障ありません。TGR大賞エントリー全15作品+4作品(今年は去年より少なかったです)。全部観劇し感想を書ききった遠藤をねぎらう意思のある方だけ、ご購入ください。大賞はREDKINGCRABの作品『ありあけ』。予想4作品にRKCとトランク機械シアターもあわせて横一列くらいの印象でした。というか、感想を書ききって授賞式まで時間がなかったので、自分の記憶を頼りに予想したわけですが、レギュレーションから大分間違えてました。2年前で止まっていた。4~5作品ノミネート→大賞作品および大賞作品出演者から俳優賞だと持っ...TGR札幌劇場祭2019授賞式

  • 座・れら『私 ~ミープ・ヒースの物語~』(TGR2019)

    2019/12/2・アンネ・フランクの一家を支援したことで知られる、ミープ・ピースが最後まで信念を貫こうとする話。・戯曲が北海道戯曲賞の最終選考に残っているのは知っていたものの、『アンネの日記』の関連作品はすでに沢山あるので、最初は半信半疑。・序盤は晩年の彼女が当時を回想する形式。・少なくとも自分の知っている範囲で大きなアレンジはなく後半に繋がる種を巻きつつ史実の確認。・竹江維子さんと小沼なつきさんがミープを演じる。・誰かを救うことが別の誰かを見捨てることに繋がる。その正義感ゆえに彼女は疲弊していく。・彼女は正義の人だけど、後年の自分たちはその結果を知っている。彼女はアンネの一家を守れない。・それでも、彼女の人生は続く。お話の凄みを感じたのはそこから。・平和にするのも難しいし平和を維持するのも難しい。・彼女は正...座・れら『私~ミープ・ヒースの物語~』(TGR2019)

  • 総合芸術ユニットえん『半神』(TGR2019)

    2019/12/3・体のくっついた双子のシュラとマリアが世界のハテと向き合う話。と、書いてみたものの、どうまとめたらいいのやら。・近年の日本演劇史で燦然と耀く大ネタ中の大ネタ。今年のTGR作品中だと『十一ぴきのねこ』と双璧。・自分は、夢の遊眠社時代の演目をVHSで見た。・劇団回帰線に所属していたころ、三人芝居に脚色した作品にかかわったけど、それも20年くらい前の話。・そのとき脚色演出をされていた西脇秀之さんが、今回の音響を担当している。不思議な感覚。・ほんとに久々に本作に触れるので、内容についてかなり記憶がぼんやりしている。期待と不安。・会場に入ると、すでに役者達が舞台上に集合していて遊んでいたりウォーミングアップしていたり思い思いに過ごしている。・演出の仕切りで始まる。途中でストップがかかってやり直してみたり...総合芸術ユニットえん『半神』(TGR2019)

  • RED KING CRAB『ありあけ』(TGR2019)

    2019/12/3・精神的支柱の工場長を失ったおもちゃの製作所が、新しい工場長を迎えて廃業の危機を乗り越えようとする話。・ちょっと昔、終戦後の札幌の話。・具体的な時期の説明があったか覚えていないけど、終戦直後ではなく、だいぶ落ち着いてきたころのよう。・人情系の先代に対して、ゴリゴリ合理主義者の新工場長。しかも女性。保守的な既存メンバーとの対立。・朝の連続テレビ小説のような設定。・かなり丁寧に取材をして作られたという話だけど、どこまで実在の話かは確認する時間がなくてよくわからず。・もちろん、本来は実在の話かどうかが大事ではなく、実在感があるかどうかが問題。・そういう意味で成果は間違いなくあって、しっかりした設定に支えられて、きちんと人間ドラマが出来上がっていた。・目先の派手なオモシロに飛びつかず、いいドラマを作ろ...REDKINGCRAB『ありあけ』(TGR2019)

  • メロトゲニ『こぼれた街と、朝の果て。 ~その偏愛と考察~』(TGR2019)

    2019/11/27・気がつくと鎖に繋がれていた男女が、原因究明や脱出を目指して右往左往する話。・まず、雑な感じでそのへんにいる人たちの記憶を飛ばして一か所に集め、鎖に繋いでみた、という感じの不条理な状況。・見た目も登場人物の目的もわかりやすく、不条理のオープニングとしても、とても優れている。・いかにも意味ありげで、目下何の役にも立たなそうなアイテムが箱に入っている。やったことないけど、リアル脱出ゲームってこんな感じだと想像。・不条理な状況だからこそ、演技はリアル度高め。・各人が意識を取り戻してから、状況に戸惑い、記憶をたどり、混乱する。そのリアクションを丁寧に描いているので、臨場感を持って楽しめる。・これだけ設定が強いと、その説明で手一杯になりそうなところ、役者さんの気の利いた演技でエンタメとしての強度も高い...メロトゲニ『こぼれた街と、朝の果て。~その偏愛と考察~』(TGR2019)

  • OrgofA『Same Time,Next Year -来年の今日もまた-』(TGR2019)

    2019/11/28・既婚者男女の年に一度の逢引を、1951年から25年間、5年ごとに抜き出して見せる二人芝居。・有名な戯曲だけど未見。コンセプトを聞くだけで想像が広がる。去年のTGR大賞作品『TEAFORTWO』の元ネタでもある。・普通の演劇は役者間で協力し合うものだけど、二人芝居は対決要素も強い。役者と役者の演技合戦。・出演は遠藤洋平さんと飛世早哉香さん。札幌演劇に詳しい人なら、多くの人がワクワクできるマッチメイク。・こんな感じで見るほうはのんきに盛り上がっていたけど、想像するまでもなくやるほうは大変。・10分の休憩を除くと130分ちょっと。長い。しかも二人しか出てこない。セリフを覚えるだけでも重労働。・「絶対笑える」というところもそんなに多くないので、稽古期間中の暗中模索感を想像すると恐ろしい。・最初のう...OrgofA『SameTime,NextYear-来年の今日もまた-』(TGR2019)

  • 札幌山の手高校演劇部『み・ん・な・の・お・し・ば・い』(TGR2019)

    2019/11/30・イチロー先生の42年間の演劇部顧問生活で、特に印象的な出来事を振り返る話。・師匠筋にあたるニジコ先生との出会いと別れ、高文連でのハプニング、とにかく本が書けず苦しむこと。・教文小ホールのサイズにも負けない、30名を超える演者たちがPatosでも役を変え時間を越え次々と現れる。退屈するヒマがない。・高文連でも見ている作品。最初の「緞帳Q」の言い方が好きで、気分的にはそれをもう一度聞きに行く感じ。・ちょっと考えれば当たり前なんだけど、パトスには緞帳がないので「音響Q」に変わっていた。残念。・やや馴れ馴れしい、そして、とにかく聞き心地のよい語り手は、相変わらずの安定感。・初見の楽しさもあるけど、話の理解で精いっぱいになってしまうことがある。一回見ていると、あらかじめ構成や好きなシーンがわかってい...札幌山の手高校演劇部『み・ん・な・の・お・し・ば・い』(TGR2019)

  • 琴似工業高校定時制 演劇部『ロボダン』(TGR2019)

    2019/11/24・ロボットコンテスト準備中のロボット研究部のところに、謎の侵入者が現れる話。・高文連のときの上演は見られず。そのときのパンフによると現在の部員は三人。それでも、平成27年度の全国大会に出場している。つい最近。・開場中、舞台上にロボットが立っていてお客さんを迎える。みんなの期待する工業高校感が楽しい。・アマゾンって言うからあとでアマゾンで探したけど、見つけられず。探し方が悪いのか。アマゾンのフリしてほんとは作ってたんだったらかっこいいけど。・開演早々、ベイマックスみたいな見た目のハジメくんと、その持ち主みたいなアキラくんが真顔でボックスを踏んでいる。最高のツカミで早々に笑う。・主導権がアキラくんにあるように見えて、彼の理屈っぽさもめんどくささもしっかり受け入れるハジメくんの包容力。・見た目も性...琴似工業高校定時制演劇部『ロボダン』(TGR2019)

  • 厚別高校 演劇部『七人の部長』(TGR2019)

    2019/11/24・部活動の部長たちが集まって予算会議でもめる話。・2000年に書かれた台本。翌年上演した川之江高校演劇部は全国大会で最優秀賞。・生徒会室。壁がしっかりしてて、ちゃんと閉じられた空間が出来上がっている。・置きっぱなしの私物やチョーク跡の残る黒板も実在感がある。・高文連は未見。今回のほうが設営に余裕あるはずだけど、やっぱり色々変えてるのかな。・そもそも本作のスケールだとZOOのほうが見やすい。・『十二人の優しい日本人』の高校生版という感じ。・「怒れる男」よりも、お互い何となく知っていたり、学校という狭い社会でもあるので、対立するにしてもより空気を読もうとする感じ。・こういう話のお約束である心底感じの悪い人。・今回は剣道部の部長。桁外れの部費を割り当てられ、彼女一人だけ空気を読もうとしない。・仮に...厚別高校演劇部『七人の部長』(TGR2019)

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