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2014/10/06

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  • トム・マクナブ『遥かなるセントラルパーク』

    トム・マクナブ『遥かなるセントラルパーク』

    新装版遥かなるセントラルパーク(上)(文春文庫)(文春文庫マ1-4)トムマクナブ文藝春秋新装版遥かなるセントラルパーク(下)(文春文庫)(文春文庫マ1-5)トムマクナブ文藝春秋2024/4/18・1931年、ロサンゼルスからニューヨークまでアメリカを横断する三千マイルのフットレースが実行される話。再読。・3月21日から6月20日の三か月かかる。・最初のうちは、競技というよりお祭りや興行に近い。・参加ランナーは一部を除いて記念出場どころか食事目当てだし、サーカスの一団を引き連れて、行く街々でショーを披露する。おしゃべりラバのフリッツ見たい。・世界的な不況のなか、起死回生を狙うランナーたちは高額賞金を狙ってしのぎを削る。・一方で、前例のない巨大レースの運営は、ニューヨークまでたどり着けるかどうか、賭けの対象に...トム・マクナブ『遥かなるセントラルパーク』

  • ままごと『わが星』

    ままごと『わが星』

    わが星「OURPLANET[DVD]ままごとHEADZわが星柴幸男白水社2024/4/16・地球と月とその家族の在り様を、時報のリズムに乗せて言葉とダンスで表現していく話。話なのかな。・作中で、幼い女の子であるちいちゃん(地球)とその幼馴染の月の関係性を人の一生分一気に見せる。・最初は『わが町』と関係ないのかなと思ったけど、この部分だけ取り出すとやっぱり発想元と思われる。・最初の時報のリズムにあわせて群唱するところは躍動感があってかっこいいんだけど、なかなか話に入っていかないので少し不安になる。・抽象表現が多いと、全体の尺の中でどのくらい進んでいるのかわかりにくいので長く感じやすい。・本作では、ちいちゃんと月の二人の物語が組み込まれていて、そういうストレスは少なかった。・それだけなら良くも悪くも単なる「い...ままごと『わが星』

  • 関根光才監督『太陽の塔』(2018年)

    関根光才監督『太陽の塔』(2018年)

    太陽の塔2024/4/16・岡本太郎の作品や人柄を、10個のキーワードをもとに、様々な立場の人が証言していくドキュメンタリー。・自分にとっての岡本太郎は、幼いころ、テレビで「芸術は爆発だ!」と言っているギョロ目のおじいさん。・後になってたいへん優れた芸術家であり、ただの変わったおじさんではないことに気づかされた感じ。・亡くなったのは1996年だが本作の公開は2018年。東日本大震災後。わりと最近。・最初は万博というテーマで当時の様子を解説していく。・当時も色々あったんだろうけど、カジノの前座として公費を浪費している今の大阪万博と比較すると、盛り上がり方にかなり差があるように見える。・1970年から少しでも進歩しているのか、退化しているのか。・当時の万博のテーマ、科学の発展による「人類の進歩と調和」に岡本自...関根光才監督『太陽の塔』(2018年)

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話 ある愛に関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話 ある愛に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/4/16望遠鏡で隣の建物の情事を覗き見していた若い男トメクは、覗きの対象の女性マグダと仲良くなるが、性行為がうまくいかなくて自殺未遂する話。解説文の(彼の視姦は性的なものではなく)「むしろ純粋な愛の対象を見守るまなざしとしてのみ心に残る」と自分の印象が全然一致しなくて困る。彼女に会いたいがために、郵便局員が為替関連の書面を偽造するのもやりすぎに思える。好きな人をクレーマーに仕立てたのも陰湿すぎる。1988年のポーランドならOKなんだろうか。女性がそれに対して寛容すぎるのも変な誤解を招きそうだし、あげく手首を切って自殺未遂なんてただひたすら面倒くさい。性交...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話ある愛に関する物語

  • ダニー・ネフセタイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』

    ダニー・ネフセタイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』

    イスラエル軍元兵士が語る非戦論(集英社新書)ダニー・ネフセタイ集英社2024/4/1イスラエル空軍に在籍経験があり、今は日本で家具を作っているイスラエル人が著者。情報量が多い。最初に文章内でちゃんと右派と左派を定義しているところが信頼できる。政治の話題で使われる「右」や「左」は、人によって意味が全然違うので、言葉としての機能を失ってることが多い。本書では言葉を尽くして抑止力としての武装を否定している。キリがないという。アメリカの銃規制みたいだなと思う。自分自身、現時点で日本の非武装化は現実的ではないと思うけど、とりあえず理想を掲げて、そこに近づこうとすることは大事。今は逆行しているのが残念。現実に敗北している。一方で対パレスチナに関するイスラエル人の考え方、気持ちはわかる。肯定はできないけど、身近に同じよ...ダニー・ネフセタイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』

  • 劇団あはひ『流れる —能“隅田川”より』(2022年)

    劇団あはひ『流れる —能“隅田川”より』(2022年)

    2024/4/8・松尾芭蕉と弟子の曾良が川の渡し守のところで、訳あり気な女と舟守と子供に出会う話。・「奥の細道」ではなく、能の「隅田川」がベース。・能という伝統芸能の敷居の高さはいったん脇に置いて素直に会話が楽しい。・ライターの貸し借りだけでひと笑いある。・舟守のところに自分が行くか弟子に行かせるか二人でいくかという、どうでもいいやり取りがおもしろい。・物腰のやわらかな芭蕉になごむ。・曾良は無自覚に失礼な人だと見ていたけど、女性と話す時はちゃんとしている。・アレンジは現代劇風。服装や小道具、言葉遣いや会話も現代人どうしのやり取りに聞こえる。曾良が黒のダウンジャケットを着ている。・「ご当地俳句読み倒れツアー」。・時代感があるのは、川の船着き場みたいな場所だけ。・舞台はモノクロ。きわめてシンプル。・映像でも奥...劇団あはひ『流れる—能“隅田川”より』(2022年)

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第5話 ある殺人に関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第5話 ある殺人に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/4/9タクシー運転手を殺した若者が死刑になる話。その若者と、彼の弁護士、被害者の三者の目線で構成されている。若者が凶行に及ぶ過程がよくわからない。たぶん、わざとそういう風に見せている。無軌道な若者がためらいながらも一線を越えるという話は、類型がたくさんありそう。理不尽だけど、不運なタクシー運転手は、あんまり共感できないような人間性でバランスをとっている。十戒で言うと、第6の「人を殺してはいけない」らしい。ただ、殺人NGは一般常識の範囲なので、かえって難しいお題なのかも。どこまで現実に即しているかわからないけど、死刑の準備や段取りが生々しい。日常業務として...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第5話ある殺人に関する物語

  • 黒澤明監督『生きものの記録』(1955年)

    黒澤明監督『生きものの記録』(1955年)

    2024/4/8・終戦から復興しつつある日本で、ある老人が水爆や原爆の恐怖から逃れるため家族を連れて南米に逃げようとする話。・今の感覚で見ると、年を取ってから陰謀論に染まってしまい、せっかく築いてきた財産を切り崩していく感じに近いのでわりと共感できる人は多いかもしれない。・ただ、よく見ると結構違う部分もあるので、そのまま入れ替えられるような話でもない。・例えば、戦争からの時間が浅い。終戦から10年。戦争(特に原爆)で人が死ぬということが、今とは比較にならないくらい身近なことだったりする。・彼の恐怖には根拠がある。・未来人である自分は南米に逃げることが正解か不正解か知っているけど、これだって後出しに過ぎない。・家族にジュースをふるまったり、必ずしも悪人というわけではないのが厄介。フード理論的に重要な行動。・...黒澤明監督『生きものの記録』(1955年)

  • 松井周の標本室『標本(複写)』(2021年)

    松井周の標本室『標本(複写)』(2021年)

    2024/4/8光合成できる特殊体質だと気づいた俳優が、その後の生き方に悩む話。ほぼ一人語りの進行。演者は金子岳憲さん。客席に向かって劇場やコロナ禍について語り掛けつつ、少しずつフィクションの割合を増やしていく。完全に話に入った後は、複数の登場人物を一人で演じながら進行する。座っていないだけで、落語のテンポ感に近い。主人公を脇に置いて、女性二人がつかみ合い、たたき合いをするシーンも、動作の単純化、取捨選択が巧みで、全くテンポを損なわずに一人二役を演じていた。終盤の、プログラムをミスったMMDキャラみたいな機械的かつ非人間な動きもおもしろかった。「余らせたもの」というキーワードは、あまり理解できなかったけど、突然変異と自然淘汰による進化論的なことなのかなと考えたりした。なので、光合成ができたからって、生き残...松井周の標本室『標本(複写)』(2021年)

  • ヨハン・ヨハンソン監督『最後にして最初の人類』

    ヨハン・ヨハンソン監督『最後にして最初の人類』

    最後にして最初の人類ティルダ・スウィントン2024/4/4作曲家のヨハン・ヨハンソンの音楽と、古典SF小説をもとにした20億年後の人類からのメッセージ、旧ユーゴスラビアの戦争記念碑「スポメニック」の映像を組み合わせた作品。公式HPにもあったけど、物語ではなく、映像と音楽を使った詩でいいんだと思う。スポメニックのことは知らなかったけど、説明がなくても、その奇妙さと大きさに魅了される。たしかにSFっぽい見た目だし、異世界のそういう兵器なんだと言われたら納得してしまうくらい。ネットで画像は見られるけど、大きさあってのものだと思うので、実物を見てみたい。逆によく知っていたら、なんで戦争記念碑と20億年後の未来が融合しているんだろうとノイズになりそう。映っている物体の数々が未来の人類の成れの果てなのかなと考えたりし...ヨハン・ヨハンソン監督『最後にして最初の人類』

  • クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』

    クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』

    2024/4/2・原爆の父と言われたオッペンハイマーの評伝劇。・180分ある。家でサブスク視聴するには厳しい長さ。こういう作品こそ映画館がはかどる。・せっかくの話題作なのでIMAXにしたけど、会話が9割だったので、そこまでこだわらなくてよかったかも。・ただ、ロスアラモスの原爆実験はすさまじい。クリストファー・ノーランがCGを使わないということくらいは知っていたので、ますます凄みを感じる。・爆発時の数字を聞いて、単に大きな爆弾が炸裂したと思って喜んでいるライト層と、とんでもない異常な規模だとわかる専門家たちの表情の違いも見どころ。・彼のキャリアの振り返りと、戦後の公聴会のシーンが切り替わりながら話が進む。・最初、公聴会で調査しているのは人道的な意味での是非なのかな、ちゃんと検証しているアメリカはえらいなって...クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第4話 ある父と娘に関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第4話 ある父と娘に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/3/29仲良し父娘の娘が、父の机の引き出しから「死後あけること」と書かれた手紙を見つけてしまい、開封するかどうか迷う話。DVDの解説によると、十戒の中の「あなたの父母を敬え」という第五戒がテーマらしい。直接表現しているわけではないので、一致していると言えばしているし、よくわからない。どちらかというと、親とは何かという話。踏み込んだ表現もあるけど、比較的穏当な話だったと思う。過去3回もそうだけど、登場人物の顔が強い。今回も娘の顔が強い。演者はアドリアンナ・ビエェンスカ。名前を覚えられる気がしない。話はとてもシンプルで、なんなら既視感もあるくらいだけど、娘の...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第4話ある父と娘に関する物語

  • 「5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET]」

    「5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET]」

    2024/3/29・デンマークの王子ハムレットが、前王である父親の幽霊からの命令を受け、新しい国王となった叔父に復讐しようとする話。ミュージカル。・役者は男性5人のみ。ハムレットは一人が演じ、他の四人で残りすべての登場人物を演じる。・ハムレットの母親ガートルードや恋人オフィーリアも男性が演じる。恋人同士のやり取りもギャグに逃げず、真正面から演じている。すごく真面目。・登場人物の紹介、関係性、展開、うまく編集されていて2時間弱。わかりやすいのでシェイクスピア作品の入門編としてもおすすめできそう。・ハムレット以外の演者は、一つの役でも異なる演者が担当したりする。なので、衣装が重要。・演じているほうは混乱しないのかなと思ったけど、楠美津香さんみたいな人もいるから今さらか。・着替えは舞台上で見せる方針で、仕草や照...「5GuysShakespeareAct1:[HAMLET]」

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第3話 あるクリスマスイヴに関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第3話 あるクリスマスイヴに関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/3/26クリスマスイブの夜、タクシー運転手の男のところに元恋人がやってきて、彼女の現恋人が行方不明になったから一緒に探してほしいと言われる話。…だと思うけど、よくわからない。本編も1時間弱。30分くらい見て話に付いていけず、最初から見直してみたけど、よくわからなかった。主人公の男は妻がいるのに、元カノの頼みに応じて一晩を一緒に過ごす。妻には「車が盗まれたから警察に通報しておいて」という言い訳をする。意味がわからない。妻に内緒にすること、言い訳に盗難被害という嘘をつくこと、実際に警察へ通報させること、どれも飲み込みにくい。一歩間違えたら逮捕されるし、実際逮...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第3話あるクリスマスイヴに関する物語

  • ベン・モンゴメリ『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイ』

    ベン・モンゴメリ『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイ』

    グランマ・ゲイトウッドのロングトレイルベン・モンゴメリ山と溪谷社2024/3/26・1955年、女性で初めて全長3300㎞のアパラチアントレイルを踏破したエマ・ゲイトウッドを紹介するノンフィクション。・当時の彼女は67歳。1955年5月2日から同年9月25日までの146日、起伏の激しい山岳道を、単純計算で1日あたり20~25㎞くらい歩き続けた。・激しい起伏、足場の悪さ、記録的なハリケーン、ガラガラヘビなどの危険な動物たち。・本の大部分はこの最初のトレイルの様子と、彼女の生い立ちの紹介にあてられている。・過酷なトレイルでも、彼女にとっては楽しいことだったらしい。実際、彼女は一回では満足できず、二回目、三回目と挑戦している。・一方で、彼女の生い立ちのほうで語られる、夫からの暴力は目も当てられない状態。・時代背...ベン・モンゴメリ『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイ』

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第2話 ある選択に関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第2話 ある選択に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/3/26不義による妊娠をしてしまった女が、生むべきかどうか判断するため、意識不明になってしまった夫の主治医から話を聞き出そうとする話。姦淫という十戒らしいテーマ。ただし、十戒に対応しているのは偶像崇拝の禁止らしい。どの部分が対応しているのかはよくわからない。「私は私だけの神を持っている」というセリフなのかな。十戒をそのまま組み込むのではなくて、作り手側が、それに対してどのように考えているかを作品にしている感じ。夫が回復して一緒に暮らせるようになるなら、不義による子供は生めないという考え方って、個人的にはあんまりピンとこない。自分は父親とは血がつながってい...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第2話ある選択に関する物語

  • NODAMAP『赤鬼』

    NODAMAP『赤鬼』

    赤鬼[DVD]野田秀樹、富田靖子、段田安則、アンガスバーネット、AngusBarnettカズモ2024/3/25村の嫌われ者の女が、海から漂着してきた「赤鬼」と出会う話。小さめの演技スペースを客席が囲む会場。四人の俳優が、それぞれのベースの役と、シーンに合わせて様々な村人の役を演じる。切り替えが早く、時々ギャグも入るので、見ているほうも忙しい。演者たちの瞬発力はさすがだし、最前列のお客さんに話しかけたり、バッグをお借りして攻撃したりする。楽しそう。嵐の表現や、ボールとポールで船に見立てるのもちゃんとそのように見える。さすが。赤鬼は外国人のことなのかなと思ったけどそういう感じでもなさそうで、人間として考えていいのか、よくわからなかった。話の筋自体はとてもシンプルなので、何の話かわからなくなるということはない...NODAMAP『赤鬼』

  • ケン・クワピス監督『ロング・トレイル!』(2015年)

    ケン・クワピス監督『ロング・トレイル!』(2015年)

    2024/3/24老年の作家が思い立って全長3500㎞のアパラチアントレイルに臨む話。もともとコミュニケーションの苦手な人が、よき理解者と出会って長年一緒に暮らしているうちに、ますます他者との距離感がとりにくくなっている感じが生々しい。相棒は彼よりもヨボヨボのおじいさん。老年だからというより、完全に山歩きをナメていて、踏破できそうな要素が全くない。熊との遭遇や滑落のような絶体絶命のトラブルもどこか呑気。かなり薄められている。熊と対峙して逃げずにちゃんと威嚇したのはよかったけど、人の食い物を奪って去っていくのは餌付けと変わらないのでかなり怖い。アパラチアの熊はそういうものなのか。途中で泊まったホテルはちゃんと料金を払ったんだろうか。諦めさせようとする妻のまわりくどい説得や、途中から同行するうっとうしい女性ハ...ケン・クワピス監督『ロング・トレイル!』(2015年)

  • 岡真理『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』

    岡真理『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』

    ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義岡真理大和書房2024/3/22今起きているガザの問題、というか今のイスラエルという国家の問題点を解説した本。自分の知識では軽々しく事の是非を判断することはできないけど、態度を保留にすれば中立になれるわけでもない。むずかしい。実際、イスラエルが目指しているのはまさにそこ。周囲の人々に態度を保留させているかぎり、イスラエルはジェノサイド(大量殺戮)を続けられる。なので、病院や難民キャンプを襲っている時点でイスラエルの擁護は厳しい、くらいは言っておきたい。大国アメリカも親イスラエル系のロビイストが力を持っていて、止めるどころか支援を続けている。日本にも似たような話はあって気が滅入る。ユダヤ人の国と言いつつシオニズムは敬虔なユダヤ教徒に認められていないという話、イスラ...岡真理『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第1話 運命に関する物語

    クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第1話 運命に関する物語

    2024/3/22モーゼの十戒をモチーフにした短編10作品のうちの一話目。理知を重んじるインテリ親子が、運命からの逆襲に遭う話。理知と信仰の対比(本当に対比になるかどうかはあやしいかも)が軸になっている、哲学的かつ宗教的な話。50分強と短く、単純な構図で、心配していたほどのストレスはない。十戒のひとつ「あなたは私の他になにものも神としてはならない」を犯した親子が悲劇に遭うという道徳的な話に見えなくもないけど、その神やら運命やら何か得体の知れないものに屈服するのか、抗い続けようとするのか、その人の生き方が現れる瞬間を描いた話とも言える。動物がよく出てくる。血の付いた鳩や犬の死体など、人を不安にさせる動物たち。今見るとかなり旧式のパソコンの緑色の光が、人間らしさとの対比のように使われている。派手な装飾はないけ...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第1話運命に関する物語

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