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降りていくブログ https://kurahate22.hatenablog.com/

生きづらいものが生きていくために。回復とサバイバルについて考えていきます。

生きづらさは重い負荷ですが、それにより自分が生きるために必要なものへの意識や関心が深くなります。生きづらい人は誰のためでもなく、自分が生きていくために世間にまだ存在しないものを創りださなければいけない切実さを抱えています。生き抜くことは全く保証されていない。それにも関わらず生き残ろうとする人たちの創造は、通じる課題を持つ人たちの力となり、そして自身だけでなく、周囲の世界も回復させる力を持ちます。

ヨネ
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北区
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新居浜市
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2014/09/24

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  • 【11月の催しもの】 DIY読書会・「リードイン」実験会・水曜ゼロ円飯(吉田寮炊き出し)ほか

    【11月の催しもの】 →9月より熾(おき)をかこむ会は第二火曜日の14時〜17時になっています。西川勝さんは、お仕事の都合で熾(おき)をかこむ会には来られなくなりましたが、同日18時半からの星の王子さま読書会には来られます。 11月5日(火)19時半 DIY読書会 11月6日(水)19時 吉田食堂炊き出し 水曜ゼロ円飯(300円) 11月10日(日)13時半 ことばを味わう会 「リードイン」実験会 11月12日(火)14時 熾(おき)をかこむ会 11月13日(水)18時半 ことばを味わう会 「リードイン」実験会 11月17日(日)10時 大地の再生と玉ねぎ植えワークショップ 11月20日(水)…

  • 「適応」ではなく主体化へ

    小沢牧子さんは『「心の専門家」はいらない』において、臨床心理学、心理カウンセリングが問題を個人の心のなかのこととして矮小化してしまうこと、閉じ込めてしまうことに無自覚なことに警鐘を鳴らしている。 blog.goo.ne.jp これがどういうことなのかわかるだろうか。これは電通の高橋まつりさん過労死事件のように、異常な社会や環境のほうが根本的な問題であっても、不適応や何がしかの症状を呈することは、本人の心の問題(その状況でも症状を呈さない人はいる。)であって、つまるところその心が状況適応できるようになればいいという見えない前提への批判だ。 問題は個人の心のなかにあり、それが解決されればその人は治…

  • 抑圧の相互解放のために

    ある属性のマイノリティが別の属性のマイノリティへの抑圧にはまるで無自覚でしたい放題だったり、自覚していても平気だったりすることがある。またマジョリティに対してであれば、抑圧仕返すような結果になろうが、今までマジョリティがやってきたことを踏まえるならば、問題ないだろう、仕返しぐらいしても当然と高を括るような場合もある。 筋からいえば、抑圧からの相互の解放が目指されるところなのであって、自分(たち)だけ安全地帯に入ればそれでよし、他の人を抑圧して気晴らししてもよしというのであれば、抑圧されていたものが単に抑圧側に寝返っただけだと思う。 そんな心性なら、抑圧されていた時代からその人は自分より弱い周り…

  • 【催しもの】11月17日(日)大地の再生と自給農法玉ねぎ定植のワークショップ

    叡山電鉄京都精華大前から歩いて7分の畑で大地の再生と自給農法のワークショップをやります。 昨年はこの畑を畑として使っていくために、シカとイノシシ除けの柵づくりとイグサとセイタカアワダチソウだらけになっているところに初めて畝を立てて、玉ねぎを植えました。 去年の玉ねぎはどうなったか? また現地で見ていただきます。 この畑の取り組みのテーマは、防災を媒介にした出会いと学びです。防災というと、準備や用意することが沢山あって面倒くさい、考えたくないと思われるかもしれませんが、去年、今年の台風や地震の被害を踏まえると、防災は全ての人にとって今や取り組むことを避けられないものになっています。 しかし、全て…

  • 思考の更新は環境を必要とする

    自分や状況を変化させていくにあたっては、世間で言われていることとか、それはそういうふうになっているというような建前はともかく、実態はなんなのかを掴んだ言葉が必要だと思う。 フレイレは、言葉は実践によってより妥当なものに更新され、その言葉によってまた実践が更新されるという指摘をしている。実態の核をとらえていない空虚な言葉では、実践もまた空回りする。実践による言葉の更新、言葉の更新による実践の更新は両輪であり、ずっと続いていく。 フレイレを知る前から、実態に即した言葉を使わないと思考は同じところをぐるぐるまわるばかりだし、どこにもいけないと実感していた。使う言葉を更新していく。実態の核をよりとらえ…

  • 10/16 DIY読書会発表原稿 宇井純『自主講座「公害原論」の15年』

    【はじめに】 小松原織香さんが開いている環境と対話の会で扱われていた本。1970年から1986年まで東大で行われた自主講座の講演録。公害を扱う学問がないなかで、自ら学ぶ場を作った活動。野外で行われた講演には1000人がきたこともあった。1970年からこんな大きくユニークな活動がされていたのかと驚いた。公害の問題の構造(企業寄りの行政、専門機関である企業の隠蔽と改ざんなど)は現代とまるで変わるところがないように思える。時代に対して、変わらない問題に対して、自分たちで学びの場をつくるとはどういうことかをこの本を通して考える。 【読んだところ】第一部Ⅲ 現場からのレポート 1、銚子火力反対運動から …

  • 【感想】修復的司法×水俣×吉田寮〜対話の場を支えるもの〜

    永野三智さんと小松原織香さんと吉田寮の人たちの座談会。 www.facebook.com それぞれかなり踏み込んだ自分の体験やプロセスからのお話しだった。それぞれの人、環境、お互いや主催者との間の信頼感がなければこの水準での話しがされることはなかなかないんじゃないかと思った。 当事者としての体験から「対話」に向ける思いと、対話の「効果」を期待することの誤りがここでも指摘されていたと思う。語りからは、問題が解決されたり、緩和されるために「対話」があるのではないということが再確認された。 一方で、問題を解決したり、緩和するためのものとしての、世間の言葉としての対話はもうなくならないだろうなと思った…

  • マズローピラミッド

    マズローの古典的なピラミッドがいまだにあちこちででてくるのはどうかと思っている。 ずらずら出てくるマズローピラミッド そこでマズローが本当はどう考えていたか、という問いももちろん重要だと思うのだけれど、そこまで押さえないと批判したらいけないということでもないように思う。 現状として流通しているものがおかしいので、延焼を止めるようにまずその影響を打ち消すことと、真理とは何かを吟味し検証して蓄積していく手続きは、別々に考えたらいいのではないかと思う。 そう思うのは、誰か(は、やってほしいが。)が原典にあたって正しいことを見つけてそれを周りに伝えていく影響に対して、扇情的な情報が伝言ゲームを介して延…

  • 対話と対話でないもの

    読書会で、対話という言葉がブームみたいになっているけれど、相手に自分と話せと強制したり、最初から自分と同じ結論にさせるつもりしかないときまで、対話という言葉が使われている現状についての話しがでる。 世間で流通する言葉は、明後日の方向に向いていて無責任なものも多いので、真に受けると生きづらくなる。なぜ流通するかと考えるとき、それは言うことを押しつけられる(強い)人が自分に都合のいい言説を採用するからじゃないかなとも思う。 押しつけられた人は、自分がおかしいのかなと思いもするが、自分からみて周りの「カースト」の高い人たちが採用しているのをみると世間とはそういうものだと内面化して抑圧し、同じような状…

  • 【10月の催しもの】 吉田寮水曜ゼロ円飯(炊き出し) 熾(おき)をかこむ会 修復的司法×水俣×吉田寮他

    【10月の催しもの】話しの場研究室・熾をかこむ会・DIY読書会 →9月より熾(おき)をかこむ会は第二火曜日の14時〜17時になりました。西川勝さんは、お仕事の都合で熾(おき)をかこむ会には来られなくなりましたが、同日18時半からの星の王子さま読書会には来られます。 →DIY読書会はまた19時半開始にもどりました。 →10月9日水曜日に京大吉田寮でイベントと炊き出し(300円カンパで食べられます。炊き出しの名前は水曜ゼロ円飯。) 10月8日(火)14時 熾(おき)をかこむ会 場所:茶山KPハザ 10月9日(水)19時 修復的司法×水俣×吉田寮〜対話の場を支えるもの〜 10月9日(水)19時 吉田…

  • 世界の終わりがきても 緒方正人さんの言葉

    環境は変えていく。必要なことはやっていく。 それぞれの考えがある。しかし、ゴールが「社会変革」だと思わされるところで、打ち棄てられる存在がある。緒方正人さんの言葉を読みなおす。 急にあと数ヶ月の命になったとき、逆に取り戻されることがある。人は、基底部分では、明日なき存在。そこが見えなくなるとき、人間性の抑圧は、疑問も抱かれずに、善意として浸透していく。 白人女性の警官が14時間勤務ののち、アパートの自室に帰ったと思ったら黒人男性がいて射殺した。そこは一階上の黒人男性の部屋だった。部屋には鍵がかかっていなかった。自分の勘違いで他人の部屋に侵入し、人を射殺した。 知り合いが若いころお世話になった親…

  • 当事者研究のグラデーション

    昨日話していたこと。 当事者研究は今は精神福祉領域周辺のものとして受け取られているけれど、『みんなの当事者研究』でも上野千鶴子さんが言及したように、フェミニズムも「当事者研究」であったと思う。 www.kinokuniya.co.jp 精神福祉周辺の当事者研究界隈では、ジェンダーの視点がほぼ共有されてなくて、よって抑圧に非常に無自覚なところがある。これはハラスメントではないかということがなあなあにされるところ、冗談の範疇にいれられて問題視されないところを散見するので、この雰囲気に耐えられず来れなくなった人たちはいると思う。 一方で精神福祉周辺の当事者研究に加えてフェミニズムにも関わっている方か…

  • 安心の国

    安心の国では、安心をおびやかすものが嫌われる 安心の国の安心は、みんなのやることには疑問をもたずに従うことで手に入れられる 安心は、自分より強いものがくれるみんなは強いものに従っているだからみんなとは強さだ そして正しさだ 安心の国は、変化が嫌いだなぜなら変化は自分たちが頼れるものを変えるかもしれないから 安心の国では、時間は止まったままであることが求められる だから安心の国の弱い人たちは、止まった時間のなかで希望を持つことができない 安心の国の人たちは、みんながいうことと同じでなければ、自分自身の考えなど信じられないようにならされてきた 安心の国の人たちはいつも不安でたまらない頼れるものを見…

  • 約束のネバーランド 鬼も人間も「美味しいもの」を我慢できない フェイルセーフの人間観へ

    『約束のネバーランド』 sp.shonenjump.com 被抑圧者(人間)が自分たちの生存と幸福を守るために抑圧者(鬼)を滅ぼそうという流れのところで、抑圧者を完全に滅ぼさないと彼らは自身の生存だけでは満足せず、必ず美味しいもの(人間)を食べようとする、自分たち人間も美味しい食べ物を我慢できないようにとのセリフ。 鬼たちには、食用人間の管理を一手に担う王と貴族がいて、彼らはその力によって下層民を支配している。鬼たちは人間を食べないと知性と人格が瓦解してしまう。決定的なものを握り支配しようとするのは人間と同じ。 マンガではそれ以上は言及されていなかったけれど、力を持つものは自らの幸福を守り、そ…

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