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意味をあたえる https://fktack.hatenablog.jp/

文章としかいいようがない

昼寝をしていたら、となりの家の布団をたたく音が聞こえ、それがどちら側のとなりなのかわからず、下手をしたら自分の家のベランダで叩いているようにも聞こえた。布団をたたく音について文字にするといかにも国語の先生が喜びそうだ。

バビロン東長崎
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2014/09/21

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  • コンクリートの感触

    朝は5時頃に目が覚めて起きた瞬間にいつもより早い時間に目が覚めたことがわかった。あまり良い目覚めでなかった。顔は暑いのに半袖の腕が肌寒かった。少し喉も痛いので寝冷えしたと思った。しまったと思った。寝る前は暑いなーと思って冷房をかけたくらいだったが長袖を着るべきだったかもしれない。目が覚めてしばらくはくしゃみも出るし鼻もつまったが徐々に良くなった。床に横になったり字を読んだりした。また眠くなると思ったがならなかった。そのうちにうなじに当たっているクッションを洗濯したいと思ってきた。体を横たえているカーペットも冬用でうっとうしかった。タイマーでかけた洗濯機が動き出すころだったので一緒に洗うことにし…

  • カフカを読むコツ2

    実は城の少し前には審判を読んでいたがそれは電子書籍でずいぶん前に購入して読んでいたがそのときはとちゅうで読むのをやめてしまった。比較的最近読み直した。主人公のヨーゼフ・Kが最後には死んでしまうというのをどこかで目にして結構ほのぼのしてたのに最後そうなるんだ!? と気になったからである。審判は比較的アクションシーンが多く私が好きなのは鞭打ちのシーンである。鞭で打たれるのは確か裁判所の小間使いだかよくわからない立場の2人組でこの2人は冒頭から登場してヨーゼフ・Kに「あなたに訴訟が起こされています」ということを告げるがのっけから要領を得なくて読む方はイライラさせられる。ひたすらウナギの手づかみをやら…

  • カフカを読むコツ

    最近カフカの「城」を読んでいる。たまたま行った本屋で光文社文庫のやつがあって立ち読みしたら「城」は実は未完の小説だと知って興味が湧いた。光文社は未完のぶぶんを強調した作りになっていて例えば「ノートだとこれが章タイトルっぽいけどわからないから括弧書きにするね」とか書いてある。私は普段はそんなこと気にせずに小説を読んでいるが、「城」については未完だったことを知らなかったことに驚いた。なぜかと言うと私は過去に色々な文章を読んできたが少なくない回数カフカが出てきたからで、それだけ触れていれば城が未完だったことくらい知識として残りそうだが光文社が強調するまでついに気づかなかった。カフカというのはギター界…

  • ここのところ

    ここのところトヨタのエンブレムのことばかり考えている。トヨタの車は他のメーカーは自社の車にメーカーのエンブレムを着けているのに対して車ごとのエンブレムをわざわざ作って取り付けているのである。私はそういうのが好きだしトヨタの車のエンブレムは車名の頭文字を絵にしているので「そういう風に形を崩したか」と思うのも楽しかった。他のメーカーが追随しないのはわりとマニアックな考え方なのかもしれない。エンブレムではないけれど昔のドコモの携帯電話もPとかFとかDとかあって楽しかった。209とか504とかバージョンが新しくなっても必ず全メーカー揃い踏みになるから石原軍団みたいだった。各メーカーに特徴があったのにい…

  • みのもんた

    みのもんたが亡くなったというニュースを目にして思い出したことがある。昔午後は○○思いっきりテレビという昼の番組があってその司会者がみのもんたで確か1時過ぎにねぇ聞いて、思いっきり生電話というコーナーがあってそこで主婦が電話をかけてきて「夫がまったく仕事をしなくなってしまい困っている」という主旨の相談をしていた。みのもんたはスタジオでカメラに向かって回答するのだがその背後でアナウンサーがホワイトボードに電話から得られた情報を記述する。そういうコーナーであった。色々話を深堀すると親が亡くなってかなりの額の遺産が入ったらしくそれで働くなったとのことでみのもんたと他の回答者ともども「それは仕方ないよ」…

  • 習慣

    絵や漫画を書いたり書かなかったりしているが趣味というのはとても集中力と努力の要る行為だ。私は定期的に習慣化の本を読むがいつもとちゅうで飽きてしまう。あーはいはいみたいな気持ちになるが少しすると忘れてしまう。人間の脳の仕組みが何とかとかとある実験とかかったるいのに次の書籍はそういうことは書いてないと期待してしまうのである。私は長い間趣味で悩んでいたが趣味はあってもなくてもいいし、また楽しくても楽しくなくてもいいという風に考えられたらだいぶ楽になった。私は長い間楽しまなければいけないというプレッシャーに支配されていたのである。一方で幸せにならなければいけないというプレッシャーは割と早い段階で抜け出…

  • 防弾チョッキ

    防弾チョッキのようなエプロンを身につけた女が職場にいる。前にも後ろにも大きなポケットがあって色々な物が入る。ポケットが大きいから前にも後ろにも膨らんでまるでガンタンクのような見た目になっているが女の体格もそれなりなのでエプロンの影響がなどの程度なのかはわからない。この女性は私と同い年なのだった。 防弾チョッキはとても仕事ができるが繊細なところもありたまに職場で泣いてしまうことがあった。私は繊細な心を守るために防弾チョッキを着ているのかな、と思ったりした。私の職場にはエプロンを着用する人が多く、というか支給もしているがこのエプロンがとても厚手なので不人気でたいていの人が自前の物を用意してしまう。…

  • 面白くないを成立させるのは困難

    【検証】「普通のこと」を4コマ漫画にしたらすごいんじゃないか? オモコロコメント辛辣でワロタ。 私も読んで思ったが確かに普通とは言えない気がした。注意深く読むと内容よりもむしろコマが4つ縦に並ぶだけですでに面白いのである。これはコマに人生で読んだ4コマの面白さが染み込んでしまったためである。例えるなら美味しんぼで出てた鴨だかアンコウのダシが染み込んだ土鍋がお湯を沸かしただけでしみでてしまうのと同じである。コマに染み込んだダシは面白さを狙ったときは大したアドバンテージにならないくせに普通を狙うと大きな足枷になってしまう。例えば4コマの4は起承転結に対応させるというテクニックがあるが普通は起承…

  • 描写

    円城塔が『コード・ブッダ』で会得した危険な技術と描写の消滅について|畠山丑雄1描写が書くのも読むのもかったるいとあったが確かにその通りだと思った。昔の欧州の小説を読むときや、また章が変わったときにひんぱんに出てきて読む気が萎えるのである。一昔前のバラエティ番組(アンビリーバボーとか)のCM明けにCMに入る前の部分があらすじ的に入るのに似ていると思ったらあんまし似てなかった。似ているのは(かったるいなー)と思うことだけだった。あのやたらと手前から再放送する手法はいかにも視聴者をバカにしているみたいで、どうせ続きが気になって視聴を中断できないでしょ? と言われているみたいでいつも暗い気持ちになって…

  • 空を手前に

    昼休みにぼんやり外を眺めていたら私のいる建物には長い庇がついているがその先には鰻屋があって鰻屋は見えないが駐車場の気が見えてその左にはアパートがあってその間の空が三角形になっていた。風景の奥の奥には常に空があるのである。つまり空色の絵の具を持っていれば風景は描けるのである。空色が水色か黒かは知らないが。 私は反転を試みることにした。つまり三角形の空が手前にあって鰻屋の木やアパートや庇の一部を隠しているという構造だ。これはかなりの頭の体操に持って来いだった。具体例は思い浮かばないが出っ張っている物をわざと引っ込んでいるものとして見たりすることもある。しかしそれは二次元かもしれない。小学生の頃にク…

  • 私pad

    今週から絵を書き始めてる。スケッチブックは数年前に買ったのがあってアマゾンの袋に入って封も開けずにそのまま棚と壁の隙間に突っ込んでいたのを出したらホコリがすごかった。宛名の白い紙も黄色く色あせていた。鉛筆もずっとコップの上に立てていたのがあって、しかしこれは一体どうやって削った鉛筆なのかわからない。削った物を用意したのかあるときにカッターナイフで削った物なのか定かでない。自分で削ったにしてはきれいでそういえば私の子供の頃はもう鉛筆削りというのがあって私は鉛筆をナイフで削るのは下手くそでいつか母みたいにきれいに削れるものかと思ったがついにその日は来なかった。 私はジブリ映画が好きだったからそれっ…

  • 辞めた気になるハック

    クソみたいな職場があるとしてそこを辞めた気分を味わう、または辞めた風な雰囲気を醸し出すのに有効なハックは「自分の私物を引き払う」というものだ。自分の作業場やデスクから私物のマグカップやスピーカーなどを引き払う。そうすると周りからは何があったんだと気にされるのは間違いなし。一方で上司その他には辞める旨などは伝えていないので所属はそのままなのである。あるいは天国から遺された家族の様子をうかがうというのに似ているのかもしれない。 私にはそのハックは使ったことはないし特に使いたいとは思わないが(私物を持って帰ってから翌日に退職の連絡をしたことはある)今の職場では過去にそういうことをする人がいて今日もま…

  • インセクト

    寒いので虫のようにじっとしている。今朝はエアコンではまったく歯が立たないので正月に買ったグラファイトヒーターを引っ張り出した。朝なので時間がないので急いで組み立てた。蝶ネジがうまく回らずに苦戦した。向き的に左手です回さなければいけないのが仇となった。右側に持ち変えるには時間がないしヒーターも長い。もちろん私の部屋はヒーターよりは長いがベッドだの机だのあると向きを変えるのもしんどいのである。あと時間がないのである。私はもう朝のことはあまり覚えていないが朝の支度の終盤ならばもうヒーターをわざわざベッドの下から引っ張りだそうとはしないからまだ序盤か中盤なのだ。保管していたダンボール箱にはうっすらホコ…

  • 歯医者の待ち時間

    3ヶ月に一度歯医者に行っているがいつも7時に予約しているがいつも結構な時間待たされる。予約の意味ねーじゃんと思っていたが段々この待ち時間が快適になり幸せとすら思えるようになってきた。分析すると歯医者の待ち時間は人生のタスクから解放されて何もしなくてもいい時間だから幸せなんだと気付いた。たださらに考えてみるとじゃあバスに乗っていたり刷るときも同じように人生のタスクから解放されるから幸せなはずなのにそうでもないから結局は歯医者のソファが快適だから幸せなだけだった。テレビが消音量でながされていて雑誌と絵本があって当然きれいだから私は歯医者の待合室のような家に住みたいのである。 しかし受付の女性の態度…

  • 火事/死神

    勤め先が火事になる夢を見た。室内の角っこが燃えていた。誰かが消火器で火を消そうとしている。それが誰だかわからない。怖い夢だったので早く目が覚めた。二度寝しようかと思ったがそのまま早く出勤した。昨日も今日も快晴で幸せだった。学生がとても多い。小学生と高校生がいた。高校生の学ランが立ち尽くしていて枯れ木のようなたたずまいだった。早く家を出るとこういう光景も見れるのだな、と思った。早く会社に着くとジジイがいて、ジジイというのは以前は違う人でその人はとうの昔に辞めさせてしまった。こぶとり爺さんとか花咲か爺さんとかの隣家に本当に住んでいそうなジジイだった。主張が激しいし弁も立つのでみんな手を焼いていた。…

  • 上書き短歌

    ・鼻毛切り機の電池を替えたらミニ四駆のような音がした・プレッツェルショコラを買ったら中の袋にこちら側のどこからでも開けられますってびっしり書いてあってそこまで食わせたいのかと引いた。欲しくないものまで買わせる消費社会の象徴のようにかんじた。 猿にタイプライターを打たせてシェイクスピアになる確率みたいな話を思い出した。私も適当に言葉を並べたら短歌になるのではと思った。しかしそれは自由律短歌というものですでにあった。だから私はそこまで無茶はしていない気がした。短ければなんでも短歌なのである。ところでユーチューブというのは良くないものだと思う。なんでもかんでも上書きしてしまうのである。私の短歌も上書…

  • 私の戦後教育

    アマテラスの暗号という小説を読んでいたがどうにも登場人物がびっくりしてばかりなのでついていけなくなった。何に限らず「じつは日本人はすごい」みたいなのが苦手なのもある。日本人は実はユダヤ人? みたいな内容でそれを裏付ける証拠がでる度にみんなが驚愕してしまうのである。当然フィクションだから「そうかもしれないなー」と楽しめばいいが段々とどちらでも良くなってしまった。伊勢神宮の六芒星がダビデの星だったとしても「へー、不思議だな」と思うくらいが多数ではないだろうか。主人公は自分の出自に関わるからむしろ陰謀論に寄せていっているのだろうが友人たちがそうなる理由がわからない。 話の中で日本の戦後教育が日本人か…

  • カズオ・イシグロ「日の名残り」

    結構以前に「私を離さないで」を読んでそのあとどこかで「カズオ・イシグロの小説は作品ごとにかなりスタイルが異なる」というのを読んで興味を持ったままずっとそのままだった。もはやどんな感想を持ったのかも定かではない。終盤で臓器もとられて「この人すっかすかなんだな、今」と思った気もする。私が読んだのは日本でドラマ化される前だった。水川あさみが出ていたのである。もちろんドラマはほとんど見なかった。同じイギリスが舞台のせいかそういえばハリー・ポッターの雰囲気が似てるな、とも思う。もちろんハリー・ポッターも読んだことはない。映画もあまり見たことはないが私の子供が好きなので脇で眺めたりする機会はあった。始めか…

  • 高級な文章

    少し前からQuoraというサイトをよく閲覧している。そうするとある周期ごとに読みづらい文章にあたる。読みづらいを通り越して意味がちんぷんかんぷんなものもある。どうやら英語の記事を自動翻訳したものをそのまま載せているケースもあるようで著者の項を見ると英語っぽい名前なのでたぶんそうなのだ。そういうのは主語の配置が独特なので見当がつく。あと英語であれば気の効いた言い回しなのだろうなと思わせる何かの残骸のような文章も特徴的だ。以前三田誠広の小説講座の本を読んだときに「今の人は英語の授業で日本語訳をやりまくっているせいで自然と翻訳みたいな文章を書いてしまう」とあって例として「そのニュースが私を驚かせた」…

  • コミュニケーションはもっといい加減に

    わたしが30年間、コミュニケーションだと思ってたものが、インタビューだったらしい「そなた腰が低いがゆえに自己開示出来ない民と見た」 - Togetter [トゥギャッター]読んでいてそう難しい話にしなさんなと思った。私はと言えば数年前まではいかに面白いことを述べて相手の注意を引くかということをモットーにしていたがここ数年は人の話を聞いてばかりだ。そういう仕事になったというのもあるし家族の主張もすごい。以前はそこに挑む気もあったがもうそうは思わない。そういえばずっと昔に議論で人を打ち負かすのは格好良くないと思ったことがある。論破とかいう言葉が生まれる前だから私には先見性があった。しかし論破が嫌い…

  • ラブマシーンは私の世代の歌

    少し前に「モーニング娘のloveマシーンはとても暗い歌だ」という書き込みを読んでその通りだと思った。その前後に私があるラーメン屋で味噌ラーメンをすすっていたときに店内BGMでかかっていたのがこの曲でそのときは知らない男の人がカバーをしているバージョンだった。麺をすすりながら私はその歌詞に耳をすませて当時の空気をよく現していると感心した。店の壁には水着を着た女の人がひざ頭に砂をまぶしてビールのジョッキを誇らしげに掲げているポスターが貼られていた。しかしそれは単なるイメージで壁には何もなかったかもしれない。 私はモーニング娘はデビューしたころから知っていて最初は泣かず飛ばずだったと記憶する。テレビ…

  • 魂の午前3時

    夏なので暑いので夜中に目を覚ますことが増えた。冷房をかけて寝ると寒くて起きるし消すと暑くて起きた。暑くて目が覚めて枕元のエアコンのスイッチを入れると冷たい空気がすわ~っと降りてきてこれは至福だった。しかし設定温度や風量を誤るとすぐに寒くなった。他人にそのことを話したら冷房を入れて毛布をかぶるのが良いとアドバイスされたが何故かそうする気が起きなかった。数年前まで寒いより暑い方がぜんぜん得意と思っていたが自信がなくなってきた。寒がりなのは変わらない。 夜中に目をさますと心が丸裸になったような感じがする。村上春樹の文章で魂の午前3時というのを読んだことがあってあらためて検索したら元はスコットフィッツ…

  • ブランキージェットシティのライブを見た

    一夜限りのプレミアムライブというのがYouTubeでやるというから見た。新しいのではなく20年以上の解散ライブの映像をフルハイビジョンにしただけだ。私も同じ映像をビデオで持っていた。だから新鮮味はなかったがわかっている物を見るのは気が楽だった。しかし忘れているぶぶんもあるからそういうところは新鮮だった。私はもう人生を折り返したのだからもう新しい物を見たりする必要はないのだ。一度見たものでも何かしら発見することはできるのだ。明らかに20年前に繰り返し見ていたときとは違うことを考えている。中村達也のドラムを叩くときの腕のしなやかさに見とれた。昔はもっと音の並びばかり見ていた。記憶通りのところが多か…

  • 心のぜい肉

    インスタグラムがはやりだした頃にある芸能人の投稿を目にし、それは男の芸能人だったが撮影された写真から自意識があふれ出ていて辟易した。同時にプロのカメラマンはすごいと思った。同じ芸能人の写真でもテレビや雑誌で紹介されるその人はまるで容姿について無頓着な風に写されている。どうして頓着しちゃいけないの? と聞かれると答えに窮するが前述の写真について私は見るに耐えない、と思った。 さっきインターネットの文章を読んでいたら書いているその人の容姿について「下の上」と表現していてその先を読むのが困難になった。つまり本人は「中と言うのははばかられるけど私より下の人は確かにいる」と言いたいのである。「中の下」と…

  • 男女差

    クジラは魚類か哺乳類かというテーマの本を読んで男女の役割も時代とかで変わるからあまり考えなくてもいい気がしてきた。子どものための哲学対話 (講談社文庫)作者:永井 均,内田 かずひろ講談社Amazon上記の本だとクジラは肺呼吸だから哺乳類と分類されているけど見た目で分類するというのが主流になれば魚類に分類されるだろうとのことだ。つまりこれは相対化というやつでクジラが魚類というのはかなり違和感があるがスイカは野菜か? というのに置き換えると私が子供のころにちょうど果物は木になる物を指すからスイカは野菜というのを聞いてそれはなるほどと思えた。今日ちょうど美容院に髪を切ってもらっているときに「やっぱ…

  • そういえばお金がない

    お金がない人はどういう趣味をもったらいいですかという質問を目にし自分にそういう発想がないことに気づいた。私はそもそも趣味がなないことが多いが、それはあまり人生で多くのお金を持ってこなかったからかもしれない。子供の頃は妹と弟がいてそれほど裕福ではなかったし大学を出てもしばらくは就職をしなかった。就職をしたら一時的に裕福になったがすぐに結婚して自由に使えるお金はアルバイトしている頃とあまり変わらなくなった。なのでやらなくても困らないことににお金をかけるチャンスはずっとなかったしそういうのが染み付いてケチになっている。暇をもてあましても積極的にお金を使おうとはならない。 相対的に文字は安くてまたいち…

  • 哲学者(文学者)はみんなに嫌われる

    本屋をぶらぶらしていたら高橋源一郎の「飛ぶ教室」というラジオ番組のコメントをまとめた本が売っていて立ち読みしたら楽しかった。楽しかったというか高橋源一郎を読んだときのほんわかしたかんじが懐かしかった。本は買わなかったが家に帰ってからラジオを聞いた。2/2放送回が2/9まで聞けるとあるのでそれを聞いた。スマホで聞いていたら途中でなぜか中断するので最初はその都度再生したがやがて聞くのをやめた。 高橋源一郎の話の中にドストエフスキーの「悪霊」のことが出てきた。そういえば私はドストエフスキーの「悪霊」のニコライ・スタブローキンが年端も行かない女をレイブしてしかも女が絶望して首をくくるところを隣の家から…

  • 芸能人が夢に出なくなった

    ここのところどういうわけか古い記事にも星がつけられるようになってなんとなくそれを読んだ。当然私が書いているので楽しく読むことができた。8年とか前の文章である。その頃はもっと意欲的でひょうきんだったようにかんじた。当時は夢に高橋みなみが出てくることが何度かあったが今は高橋どころか芸能人をまったく見かけなくなった。夢そのものの頻度も減ったがやはりテレビを見なくなったことが影響していると分析した。昔から積極的にテレビを見なかったが、今は住んでいるところにテレビがないから物理的にテレビ不可なのである。そうするとテレビをじっくり見るのは実家とか健康診断の待っているときなどに限られ、あるとき朝の情報番組に…

  • 桑田佳祐の孤独の太陽

    桑田佳祐の孤独の太陽というアルバムがあって中学のときからしばしば聞く。もともと中学のときに友人にすすめられて買ったのだがその人はバスケ部で当時はスラムダンクがめちゃ流行っていたからバスケ部所属は花形だった。高校でもバスケを続けたが途中でやめてそれでも花形だった。しかし高校卒業後しばらく会わないで久しぶりに会ったらなよなよしていた。しばらくと言ってもせいぜい一年か二年でつまり私の若いときの話である。それが彼に会った最後だった。それから私の音楽の趣味も変わったからしばらく聞かなかったがたまには聞いていたが先日久しぶり聞いたら後半の曲がいいなと思った。「真夜中のダンディー」以降である。そう言えば昔は…

  • 前世の記憶

    小学2年のとき好きな人がいてその人のパンツを体育館の何かの集会のときに見てしまったことがある。男子の列と女子の列がありその人は私の斜め後ろに体育座りをしていて私が後ろを振り向くとちょうどスカートの奥の白い下着が見えた。ジーンズ生地のような硬い素材のスカートだったので脚をちゃんと閉じないと奥まで見えてしまうのである。私はうれしくなりながらもあまり大っぴらに見ると覗き見ていることがばれるしばれたら一大事なので後ろの男子生徒に話しかけるふりをしながら何度も盗み見たのである。実は話しかけたふりというのはちゃんとした記憶があるわけではなく、私の後ろに座っていた男子など微塵も憶えていない。家に帰ると母に「…

  • 残りの人生

    一年ぶりか半年ぶりくらいに友達と会った。私は気が乗らなかったが今私に声をかけてくれるのはその人くらいなので乗らなくても会うことにした。私は今はもう仕事人間なので早く退社することに抵抗をおぼえた。それでも6時50分くらいまでねばった。そこから自転車で駅まで行ってその人が「ホルモン焼きが食べたい」と言うから少し歩いてホルモン焼き屋さんに行った。店のドアの脇にベンチがあってそこで太った女が煙草をふかしていてまるで番犬のようで私は入りづらかった。ひとりだったら確実に怖じ気付いたがその人もいたし私も大人なので平気なふりをした。ホルモンは大して美味しくもなく話も大して楽しくもなかったがその人はしきりに「人…

  • 学び

    私は昨日空を見上げていた。昨日ではない。昨日は雨降りで私は1日家にいた。だから一昨日だ。公衆浴場の湯船につかりながら見上げたのだ。しかし記憶の中では青空だったからこれもおかしい。公衆浴場に行ったのは夜だから。見上げた空に竹が伸びていて風によって大きく揺れていた。風の強い日だった。上空はもっと強い。私はその竹の葉が揺れる様子に懐かしさを覚えた。 懐かしさ、とは物理的に葉が動く様子に対してではなく、私はかつてこの葉の動きの背後にあるものを捉えようとしていたことに対してかんじたのだった。なので竹と青空を区別する輪郭が分厚くなって青空にシワが寄り、特別なものに見えた。しかしそれ以上は無理だった。そうい…

  • 学生はつやつやしている

    お昼をとろうとコンビニに入ったら学生がたくさんいた。正確に言うと私が入ったときは客はほとんどいなかったがあとから猛烈に人がやってきた。大学がそばにあるからそこの人たちがお昼を買いに来たことは容易に想像できた。しかし土曜日なのであまり人はいないと思っていた。学生の中には「人多過ぎじゃね」とボヤいている人もいたから学生からしてと意外な展開だったのかもしれない。私は学生たちの開けっぴろげなかんじ、慎みのないかんじが怖かった。社会人になるとそこで気付くが人はみんなバリヤーを張って干渉しないのがデフォルトなのであるが、学生のバリヤーはまだまだ薄い。「ジャージャー麺しか勝たん」とか「今日は朝からイライラし…

  • 庭は狭く、ノートは広く

    月に一度くらいは実家に顔を出すが、どういうわけかこの前の日曜に行ったら庭が狭く見えた。ドラクエ5のサンタローズが青年時代に訪れる場合、水路の幅を狭くしているのと同じである。かつて庭ではサッカーやキャッチボールをしたが、よく家にぶつけなかったと思う狭さであった(実際ぶつけまくった)ドラクエのエピソードから考えると誰にでも起きる現象なのだろうか。そう思って家に上がると台所も狭い。かつて母が料理をする脇でダイニングのイスを倒し「お家ごっこ」をしたのを思い出す。脚の部分が建物の壁や柱に相当し、背もたれが畑の畝を表す。いかにも農家の発想である。しかし今はとてもじゃないがそんなことはできない。大人だからそ…

  • 蛇の目

    子供の入学式に出席した。式が終わって子供が教室へはけると蛇の目の女が出てきた。これからクラスの役員を決めようと言うのである。私はこの女の目にすっかり縮みあがってしまった。みんなで揃いのウィンドブレーカーを羽織っているが、とても仲良しさも和やかさも伝わってこない。さきほど挨拶した会長も心なしか表情がこわばっている。蛇の目の女が牛耳っているのは明らかである。 ここからグループごとに割り当てられた教室に各自向かうのだが、とにかく指示が複雑かつ難解で参ってしまった。トイレに行きたい人は申告しなければならず、トイレに行きたくない人はその場に待機しなければならない。男と女で申告する係が違う。勝手な行動をと…

  • 夢を抱いてもしんどいだけ2

    浅草の洋食店に就職した3人のうちひとりの男性は早々と退職してしまっていた。週休1日という勤務体系や寮暮らしというのに我慢ができなかったのである。転職して今はイタリアンでシェフとホールの間みたいなことをしているらしい。間、というのはサラダは盛りつけますよという意味だった。サラダというのは相手を罵倒するのにも、自分の見栄えを良くするためにも使える便利なアイテムらしい。私の感覚なのか番組の演出なのかこの男性の器用さが鼻についた。番組の演出と言ったのはインタビューの顔の角度が絶妙にムカつくかんじで前髪も妙に長かったからである。アリとキリギリスのキリギリスに見えてしまうのである。しかし冷静になって考える…

  • 夢を抱いてもしんどいだけ

    妻がフジテレビの「ザ・ノンフィクション」を見ていてそれは録画されたものだったのでいつ放送されたものかわからない。浅草の洋食店に就職した若い人が辞めたり続けたりする話だった。私自身も今は若い人の面倒を見たりするので重ね合わせてしまうぶぶんもあった。お祖母ちゃんにプリンを食べさせたり料理をするのが好きなのでやってきたという女性は早々と「私にはホールのほうが向いている」と言い出し、やがて過呼吸になって辞めてしまった。ホールというのは料理を運ぶ人のことである。実は3人の男女が就職していて、プリンの女性だけがホール担当となってそこで軽い挫折を味わっていた。それは前回の話だったので詳細はわからない。しかし…

  • 誰に向けて書いているのか

    昨日の記事を書きながら私は私が大人になったようなことを書きながら心の内ではそうは言ってもまだまだ傲慢だとか思っていた。私をよく知る人が記事を読んだら「調子のいいことを述べているな。あなたはあなたが思う以上に自分本位ですよ」と思うかもしれない。しかしそういう人に対して私は記事のURLを教えていないからそれは取り越し苦労だった。今までに対面で私のブログのことを紹介したことはあったが、それらの人は最初の数ページをクリックしてあとは読んでいない。だから私が書いている内容と書いている私本人の再現度というか乖離というかシンクロ率というかそんなことを気にしても意味がないのである。 自分の虚栄心とか他人に良く…

  • 大人は論破しない

    私は大学生の頃に、友人と議論をしたときに何を言っても言い返されるので黙ったら 「俺には口では勝てないよ」と 言われ、当時は論破なんて言葉はなかったが、明らかに論破された瞬間だった。私は元々論理的に話をするのが得意だったから討論とかそういうのは好きだったし今でも自論をひけらかせば「なるほどね」という雰囲気にはなる。一方でやはり論理的な話が得意な人とぶつかるとラップバトルと同じでいかに論理を途切れさせないかという雰囲気になってもはや本論も各論もなくなってしまう。例えば「あなたのAと主張していたが行動と矛盾していませんか?」という議論があったとして、相手がそれを認めたくないとなったら箸でも棒でも投げ…

  • キーホルダーがほしい

    ちょっと前に自転車を買った。新しい職場に移って単身赴任を始めたときに距離が2キロメートルほどだったのでそのときにも買ったのだが、そのときは通販で車輪の径の小さいおしゃれなやつを購入したがすぐに後悔した。ペダルを漕いでも漕いでもスピードが出ないため次々に後続の自転車に追い抜かれる。私の住んでいる町はとにかく自転車に乗っている主婦が多くそのほとんどが電動アシスト付きだからとてもかなわないのである。もちろん競争しているわけではないからスピードはほどほどでいいのだがアパートの駐輪場はあまざらしなのですぐにチェーンが錆び、ますます乗り心地は悪くなった。 それでも2年半乗り続けたがついに後輪がパンクしてし…

  • 遅刻の言い訳

    遅刻するときに例えば10分くらい遅れそうでも「15分ほど遅れます」と少し盛って連絡しておくと実際に10分遅れで到着すると印象が良いという記事を読んで「それは詐欺の手口では?」と思った。最初にかなり高めの金額をふっかけて渋ったらまだまだ高いけど最初よりもずっと安い金額を提示すると売れやすくなるというやつと似ていると思った。または家を買うときは金額の感覚が狂って10万程度の高い安いを気にしなくなるというのに似ている。昔知り合いの大工が「全然気にしなくなるんだからすげーよな」としみじみ言っていたのを思い出す。その人は大工でとっくに独立しているのにいつまでもアパート暮らして変なかんじがした。結婚したが…

  • 理想のリーダーとは

    理想のリーダーについてまとめられた記事を読んだが首肯できるぶぶんとそうでないところがあった。私としてはあくまで理想という前置きがつくが、決してチーム内でいちばん能力やスキルがあるという状態にならないということだ。そうしないとメンバーを一目置くことが大変になるからである。人は他人のあるがままを認めるのが大切ということであるがこれは人としてひと皮向けないと難しい。特段長所のない人を認めるには心の中で下駄をはかせなければならず、それがなかなか大変なのである。だがら何かしら秀でた人といる方が簡単に尊敬できるし尊敬できると関係を作りやすい。 細かいことは他にも色々あれど、とりあえずこれだけ気をつけていれ…

  • 人付き合いの学び方

    子供時代はあまり主張ができなかったので主張の強い子の腰巾着になることが多かった。何しろ引っ込み思案で常に腰が引けている私に対し彼らは行動力が強いから一緒にいると世界がどんどん広がった。一方で使い走りのようなこともさせられて結構早い段階でそういうのがしんどくなってきた。突然呼び出されたり無茶な要求をされた。やがてそれがあるときいじめになって私もその対策をとるうちに、誰とでも距離をとることを学んだ。 私の子供が中学生になって、仲のいい友達について昨日話を聞いたら容姿についてネタにされたり写りの悪い写真をSNSに投稿されたりして、要は下に見られているとのことだった。「話を聞く」ということだったので具…

  • 携帯があれば生きていける

    親知らずの治療のため山の上の病院まで来た。本当に山の上かはわからないが坂はのぼった。さびれた駅を降り、しかしここは大学が近くにあるから若い人が多かった。私も大学生に遠目からなら見えるかもしれないと思ったが、すれ違う学生の顔はみんな幼く、せいぜい小学生にしか見えない。私は小学生のように振る舞わなければとても大学生になんかには見えないのである。そういえば甥の小学生などは幼児同然で、私が小学生の頃は子供っぽいのは恥ずかしいと思ったが今は平然と幼児然として時代は変わったと思う。小学生になる直前に母に添い寝を希望したら父に「そういうのは小学生になったらやめたほうがいい」と注意された。寝室の和室から見える…

  • サラリーマンやってます

    会社というか組織というかそういうところはより効率的になって生産的になることが良しとされていて成長が持て囃される。私はそういうこととは無縁に生きたいと思っていたがやはり成長の魅力に抗うのは難しい。私は学校を卒業してからもしばらくはアルバイトをしていてコンビニの店員をやっていたがスーツを着た会社員がいつも偉そうにしていたのでどれだけ偉いのか知りたくて就職をした。もちろん他の理由もあるが私は就職氷河期の世代だったから会社勤めしていなくても「不景気だから仕方ないね」と思われる節があって楽だった。 私はできるだけ楽な仕事がしたいと思いながら就職先を探したが、運良くそういうところを見つけるところができた。…

  • 頭痛

    休みだったがすることもなく寝ていたら頭が痛くなった。そういえばここのところ頭が痛くなる頻度が高い。年を取ると常にどこかしらが不調というアレだろうか。花粉症も本格的に症状が出てきた。ここ2年は薬も飲まずにやってきたが今年は飲んだ方がいいかもしれない。会社の人に「コロナでマスクしてるからいくらか楽」と言ったら「花粉症なのにマスクしないんですか?」と驚かれた。そう言われるとマスクしてたかもしれない。しかしコロナ前はマスクをすると耳が痛いしで極力マスクはしないようにしていた。花粉症なのにマスクをしないのは自殺行為かもしれない。今は家でもマスクをしている。 午前中に自転車を買った。自転車を買いにホームセ…

  • 用事は楽しい

    歯医者にあるとき行ったら「親知らずを抜いた方がいい」とアドバイスされた。ただし私の親知らずは埋没しているからその歯医者では処置ができないのでと、口腔外科を紹介された。とても腕のいい先生だと言う。歯医者を替えるなり言われたから最初は聞き流していたが行く度に言われるからいよいよ紹介状を書いてもらった。とても物腰がやわらかくてもちもちした男の先生で、子供の頃に通ったどの歯医者とも違うタイプだった。こういうところも時代が変わったのだ。義理の父親は「愛想のいい歯医者は腕が悪い」と理論をよくかざしていたものだが。確かにこの医師の本来の実力はわからないが、受付の女が愛想が悪く保険証も返してくれないので、医師…

  • 上京2

    会社にはいろんな人がいる、と書いたがこの場合の会社とは固有名詞で一般名詞ではない。つまり同じような人ばかりの会社もある。いろんな人がいる会社の場合、働きの良い人と悪い人がいる。悪い人のことを「上京したばかりの田舎の人」と表現している人がいた。つまり都会の人は行き先や手順がはっきりしているから行動も早いが、その中に明らかにふらふらしている人がいる。働き蟻の中に怠け蟻がいるのと同じなのである。見れば明らかでも近くにいると案外気づかないのである。否、私が気づかないだけなのだ。周りは気づいていてもわざわざ口にしないのである。 蟻で考えると怠け蟻を無理やり働きにしても別の怠けが発生するからやっても意味な…

  • 上京

    会社にはいろんな人がいて日々振り回されている。気分屋のおじさんがいて機嫌を損ねると口もきいてくれなくなってしまう。損ねていないときは冗談ばかりだから無口になるとすぐに何かが気に入らなかったんだとわかる。猫を飼っているそうで、自然と猫みたいな性格になってしまったのか。他にも顔は梅干しでも猫みたいなおじさんはいる。みんな誰かにかまってほしいのか。しかし誰かが機嫌を損ねると誰かが上機嫌になるのが集団である。一時期怖い顔をしていたおばさんが今はニコニコしている。「あの人は大ざっぱすぎるので私から見えない席にしてほしい」と言っていた人が当のその人といつの間にか仲良くやっている。時間はすべてを解決しないが…

  • 一日を振り返って

    そういえば金曜日は休みを取って市役所まで歩いていった。市役所は街の中にあり久しぶりに行ったら色んな景色が変わっていたがもう何が変わっていたか思い出せない。家に帰ったときに家の前に妻の友人が犬の散歩ついでにやってきていて、その人に「ずいぶん変わったね」と言ったことだけ覚えていてだから変わったのだ。市役所の職員はびっくりするくらい寡黙に仕事をしていてそれは窓口の前に大勢の人が待っているからで、そう思うとなんだか気の毒な気がした。私なんかは仕事をするときはもっと騒がしいし誰かの悪口ばかり言っている。悪口も私なりのエンタメ性は維持しようと思っている。必ず自分のターンで終わらせたがる人がいて、でも上司だ…

  • 野性味

    自分のゴミも捨てない夫のようにならぬよう息子に家事を教えてきたのに、結婚後の息子は家事をしない夫になってしまっていた話「子育て難しい」 - Togetter何度も書いたけれど昔見たテレビ番組である母親と娘が出ていてこの母親がいわゆる過保護というやつで娘の趣味の集まりにも一緒についていくというかんじで何でもかんでもお世話してあげてスタッフも呆れて「なんでそんなに過保護なんですか?」て訊いたら「私もそうやって育てられたから」と答えていてそれが私の教育観にもなった。私の家はとにかく妻が理不尽だと私は思っていたから自然と私が過保護君になってしまう。私までガミガミ言ったら気の毒だと思ってしまう。さすがに…

  • 哲学ゾンビにでもなったのかしらん

    一昨日の夜に電車に乗っていたら風がとても強くて高架を走る電車だったので 「安全のためにゆっくり走ります」 ということでゆっくり走っていたのでダイヤが大幅に乱れていた。車内は混んでいて基本的に人々はスマホを眺めながらむっつり黙っていたがずっとおしゃべりしている男性二人組がいてうるさかった。会話の内容から察するに同じ職場に属しているものの同じ部署というわけではなくそれほど親しいわけではない。完全に打ち解けてはいないからお互いの感情のツボがわからずにさぐり合っている状況だ。つまり控えめなジョークにオーバーなリアクション、という状況だ。片割れの笑い声が独特の引き笑いで私は途中からうんざりした。絶対にそ…

  • 頭がもやがかったような

    花粉がとぶようになったせいか頭がもやがかったようになっていくらか痛い。こういうのは初めてである。10年前から花粉症に対して薬を飲んだり医者にかかったりしたがここ数年はコロナでマスクをずっとする生活になったから花粉症の症状もやわらぎ何もせずにいた。そのことを会社の人に話すと 「花粉症なのにマスクしないんですか?」 と驚かれた。そう言われてみると不思議な気がしてくる。花粉症というのは病気ではないから認めたら負けみたいな風潮があってこの前も「アレルギーの検査で反応が出たけど私は一生ならない」と言う人がいて意味不明だった。明らかに鼻をぐずぐずさせても「鼻風邪です」と言う人もいるが、これがホメオスタシス…

  • 主語の難しさ2

    実は私自身は他人に食事を奢ったことはあまりなくそれは第一にそれほど経済的に余裕があった時期がなかったことと第二に飲み会文化が廃れてきたり仕事が変わったりして他人と食事をする機会が減ったことだ。経済的に余裕がないのは年功序列が当たり前じゃなくなったこともあって年上の人が若い人に奢らなくても変じゃなくなった。私自身も若い人には近づかないよう注意している。飲み会文化が廃れたということは若い人も遠慮せずに主張する機会も増えたからで散々話を聞いた上にお金まで払うのは割に合わない。もちろん私がお金を払って何かを主張したいわけでもない。 飲み会にしろお酒にしろ決して嫌いではないがやっぱり嫌いな人と飲むのは楽…

  • 主語の難しさ

    デートについて全ての男に伝えたいこと奢り奢られのことが話題になっているが、私はあまり興味を抱かなかったが引用の記事はすっと読めて割と腑に落ちた。正しい支払い仕草を求めるのは不毛だが取引という視点で見たらいかがですか、と私は理解した。昔の村上龍のエッセイで「女性は食事をご馳走になるときは代わりに求められているのが何か考えた方がいい」みたいなことを書いていたのを思い出す。 しかしコメントを見ると「主語がおかしい」という指摘がいくつかあって窮屈なかんじがした。確かに「女性は」「男性は」と言ってしまうとそこに含まれない男女が必ずいて間違ったことになる。だのにどうしてこのような言い回しが存在するのか。時…

  • 階段

    駅で階段を降りていたらずいぶん独特なリズムで軽快に降りていく人に遭遇した。男である。実は私も階段に関しては独特な降り方をする一派であり「たたっ/たたっ」と小刻みに飛び跳ねるようにして降りる。この方が膝が楽だからである。別に生まれつき膝が悪いわけではないが、それでも階段を降りるとき極力足を曲げないようにしてきた。幼い頃からの癖だから背景はわからない。もしかしたら家が平屋だったからかもしれない。 今日の人はさらに軽快でアフリカの草食動物さながらにぴょんぴょん跳ねながら階段を下っていった。ひょっとしたら私も他人から見たらああなのかもしれない。みんなは当たり前のように歩くときと同じリズムで階段を降りる…

  • 比較的テレビ見てます

    今年は大河ドラマ見ようと思って見ている。徳川家康の話である。渡部篤郎年取ったなあと思った。昔はストーカーのドラマに出ていた。私が高校くらいにストーカーという言葉が生まれ、立て続けに2つドラマができて男のストーカーが渡部篤郎だった。女のストーカーは雛形あきこだった。渡部篤郎(今)は渋くて良かった。顔は知っているけど名前を知らない役者がたくさんでている。エキストラみたいな人もみんなちゃんと戦国時代の格好をしていて感心をした。もちろん正しい戦国時代の格好は私にはわからないが、それなりに汚い格好をしているという意味である。代わりに遠くの景色とか建物の遠景がCGなのか現実感がないのが残念だった。話の内容…

  • ハンプティダンプティなんかじゃない

    会社にハンプティダンプティに似た人がいてその人は私とは別部署の別の建物で働いているのでたまにしか顔を合わせないが今日久しぶりに会ったらハンプティダンプティっぽさが減じていた。実は久しぶりと言っても月に1、2回は顔を合わせていてしかしハンプティダンプティ加減に気づいたのは今日が初めてだった。以前は頭をつるりと丸めていたのに今は芝生くらいまで伸びていて頭まで無精ひげを生やしているようである。さらにメガネをかけ、心なしか体型も一回り小さくなったようだ。年を取ったというかんじがする。 ハンプティダンプティと会ったのは5、6年前にあったのが最初でテレビ会議の画面越しだった。なぜかハンプティの顔はいつも画…

  • 人ごみ

    人ごみが苦手、という人はたくさんいるが、人ごみが得意という人は見たことがない。せいぜい苦にしない、程度だろうか。昨日はいつもの帰りよりも早い時間の電車に乗ったら思いの外人が多くて驚いた。少し時間をつぶさなければいけなかったので改札前に突っ立っていたら次から次に無限増殖みたいに人がわいていた。たくさんの人が毎日移動しているのだと感心してしまった。コロナが騒がれたときはもっと人が少なかったのだろうか。私の会社はとっとと本社を小さくしたからテレワーク継続なのだろう。私自身は現場仕事だから関係のないことだが。テレビ会議の発言しても反応がないかんじにもだいぶ慣れた。 今日も子供の発表会があって人ごみに行…

  • 千葉

    仕事の関係で今年度は千葉に行くことが多かった。千葉と言っても船橋とかの東京埼玉寄りの方面である。そういえば海ほたるもしばらく行ってない。海ほたるパーキングで流れる車を上から眺めるのは楽しかった。とにかく千葉県というのは交通量の多い都市である。駅を降りるとものすごい台数のタクシーが待機している。並列で10台並べるように線が引かれて番号が振られている。お客を目的地まで届けたら若い番号のスペースから埋めていくのである。次のお客を乗せるのはそのとき一番若い番号のところに停めていたタクシーになる。その辺のシステムは厳格であり、私はバスを待ちながらタクシープールの秩序を眺めた。対して一般車両のスペースは住…

  • 生きていても眠いだけ2

    逆に一人暮らしの人というのはマイペースであることが多い。これは私の見た話だからその辺は割り引いてほしい。ある人に同僚のことをこぼしたら「あの人は子供を育てたことがないから」と言っていてそれは偏見だろと思ったし子供を育てたことを肯定したいが故の言葉と思ったがコミュニケーションのスキル向上に子育ては効果があるのかもしれない。そう言った人は長年親の介護に忙殺される生活を送った人で親が死んだらやることがなくなってしまい仕方なしに仕事に来ている。仕事しかないから成果を出さざるを得ないのである。そういうのを聞くと好きだから頑張れるとか好きなことを仕事にしたら幸せというのも相対化されて趣味を仕事にするのはと…

  • 生きていても眠いだけ

    会社によく休むおじさんがいて元々よく休んでいたわけではないがここ2年くらいはよく休む。最初のうちは困ったなあと思ったが最近はあまり思わなくなった。良くも悪くも慣れてしまうのである。私の職場はある意味では過酷でそれは自由が故の過酷に似ていると私は思っていてよくあるこの上司が悪いというのがないせいである。悪者はいない方がいいのだがいない場合自分が悪者にならなければいけない場面というのが出てくる。そういうのが引き受けられる人というのは、まあ、限られてくる。能力というか、根性というか、体力というか。本当に生活のために来ている人というのは月並みだが根性がある。逆に道楽で来ている人というのも実は一生懸命や…

  • 鳥貴族

    家へ帰る途中鳥貴族の横を通りがかると窓越しに男がサーベルを振り回している。私はバスに乗っていたからそんなに長い時間見られたわけではないが、やはり貴族だから決闘でもしてんのかなと思った。私は少し前まで大聖堂という小説を読んでいたから中世の貴族というものがどんなものかよく知っているのである。政治的な細々したことは省略するが貴族は相手の城を乗っ取れば伯爵になれるのである。私の感覚からすると不思議な感じがする。例えば私が市役所に入り込んで市長を倒して自分が新市長を名乗っても誰も歓迎しないし警察に逮捕されるのがオチである。つまり中世には警察は当然いないし警察に替わるものがあったとしても貴族の抱える兵隊の…

  • 小池栄子の前髪

    電車に乗っていたら小池栄子と少年が並んで写真に写っている広告があった。進学塾かそういうところの広告である。少年がな子供で小池栄子がお母さんなのである。小池栄子は俳優なのかタレントなのかよくわからないけど小池栄子も母親役をやるようになったんだなあと思う。そういえば車のCMでも母親役をやっていた気がする。私は別に小池栄子のファンではないけれどクレイジージャーニーという番組のMCをやっていたとき一度だけ前髪を下ろしていたときがありそのときはワイプに小池栄子がでる度にドギマギしてしまったことは以前書いた。クレイジージャーニーも一度打ち切りになった後に復活したらしいがそれからはほとんど見ていない。最後に…

  • 日曜は暖かいゾ

    三寒四温という言葉を知ってまだ10年経たない。最初に春のありがたみを知ったのは二十歳の頃でコンビニの早朝バイトをやっていたときだ。6時からのバイトは冬の間は家を出るときは真っ暗なので車のヘッドライトをつけなければいけないが、あるときからつけなくても十分明るいと気づく。「あれ? つけなくても見えるじゃん」となったときは感動した。世界は終わってなかった、と勝手に思った。一年のタイミングで夜と昼の長さは違いますよという知識とは全く別の次元の話だ。知識というものには主体がない。他人が発見したものを吸収するから当然だ。経験はその逆だがどっちがいいという話でもない。 今年の冬はここまま寒くてもいいと初めて…

  • 働くとは2023

    私にとって今は働くという行為は暇つぶしついう意味合いが強い。私は会社員で会社に行けばとりあえずやらなければいけないことが用意されている。つまり考えなくても時間が過ぎていくのである。3年前や4年前はあまりそうはとらえられなかった。初めてのことが多く、また多過ぎた。仕事だからいい加減にやろうというスタイルは自分を守るために身につけた。今日も後輩に「あまり真面目にならないように」とアドバイスした。そうしないと自分が壊れてしまう。それくらい会社という場所は殺伐としており、びっくりするくらい身勝手な人が多い。そうした人とつき合うためには親身にならないということが重要になる。ひっくり返せば親身になりたけれ…

  • ミュゼプラチナム2

    今日は再び電車に乗る機会があったので乗ったらまたミュゼプラチナムの広告が目に付いた。今日見たのは以前のと微妙にポーズが異なっていて、またドアを挟んで以前の広告もあった。相変わらずの特徴に乏しい2人組だが、そのせいで新ポーズの2人が旧ポーズと同一人物なのか判断がつかなくなってしまった。新ポーズは微妙な笑顔なので旧と似ているものの目鼻の大きさが若干異なっている。右の女は旧では三白眼なのが新ではそうではなく見える。別のモデルを起用したものの担当者の顔の好みのせいで結局似たような顔立ちになったと見えなくもない。服装は同じだ。結局は2人の手を見て同じと判断した。もちろん私はミュゼプラチナムの広告のターゲ…

  • 大越冬

    ここ数年でけっこう太ってしまったためダイエットを始めた。それは最近の話ではなく夏くらいから、あるいはもっと前から始めている。生活環境が変わり、食生活がかなり乱れてしまったのだ。私はもともと太りやすい体質で高校の時と30歳の手前でダイエットをした。特に30のときは太り方もすごかったので少し過激なダイエットをした。とてもつらかったので、もう太るのはやめようと思った。それで10年以上もったのだから良かったのかもしれない。今も当時ほどは太っていないが黄色信号である。 最初はあまり真面目に取り組んでなかったため長期に渡ってしまっている。食事や筋トレの習慣を身につけるのはそれなりの時間がかかるという見方も…

  • 大聖堂読み終わった

    ネットでおすすめされていた小説・大聖堂を読み終わった。すでに書いたが読んでいてとても疲れる小説だった。Kindleで読んだが残り10パーセントになってもまだ悪党がしつこく悪事を働く。ものすごい執念だとかんじた。すべての出来事が何らかの事件と結びつくのでハラハラしてとても文章を楽しむ余裕がない。保坂和志の言う「ストーリーが小説を遅延させる」というやつである。それでもこの小説の良いところは馬が多彩な走り方をすることと、痛風のキャラが登場することだ。痛風は自信がないがどちらも私の読書で初めて登場したものである。ギャロップとかトロットとか私にはわからないから想像で読むが車やバイクのギアをあげるとかそん…

  • 中途半端な能力は変化の足枷になる

    結論から言えばどう自分を軽く扱うかということだが、今日美容院で髪を切ってもらいながら仕事の話をしていて、私の職場で頭角をあらわしてきたのは結局一見地味で冴えない人たちだと気づいた。あるいは私の職場が特殊なだけの話かもしれない。PCを使う業務はあるがそれが必須になることはない。頭角をあらわした人は正直そういうスキルがほとんどなかったが、その分こちらの言ったことをすがるようにして守った。そのためうまく行ったときはもちろん、うまくいかないときも原因の特定が素早くできた。最初からスキルがある場合は人によってムラがでる。無駄な装飾を施そうと試み、道迷いをおこす人がいる。そういう人に「言われたとおりにやれ…

  • 会社に行く途中で登校する高校生と一緒になる。彼らは黒い学ランを着ていて、そういえば女性はいないから男子校なのか。黒い学ランは蟻のように見える。横断歩道を渡ると公園があり、私はそこで時計を見る癖がある。公園の周囲を沿うようにして角を曲がっているが、学ランの蟻どもは公園を突っ切ってショートカットをする。蟻だから人間の引いた区画なと関係ないのである。あるいは少しでも距離を短くしたいという合理的な判断かのか。よく考えたら私有地ならともかく公園なのだから突っ切っても問題ない。私の方が頭が固いのである。しかし今のところ突っ切ろうという気は起きない。しかもよく考えたら私は普段は自転車通勤であり、雨や雪の時だ…

  • 髪型大百科・ミュゼプラチナム

    定期的に電車に乗るが必ずミュゼプラチナムの広告を見る。私は立って乗車する際はあまりスマホを操作せずに車内の広告を眺めることが多い。そうするとそのうちの一つは必ずミュゼプラチナムなのである。2人組の女性が白系の比較的薄い衣装を身につけ中途半端なポーズで自分たちのサービスがいかに優れているかを見せつけてくる。何が言いたいかはわかるから広告として問題はないがこの2人組の中途半端さが毎回目に付くのである。例えば隣のマイルが貯まってお得ですよの広告は通勤姿の女性がビシッと服をキメている。一方のミュゼは前述の通りパステルカラーの軽装だ。しかし下着姿というわけではない。ターゲットは男性ではないからセクシーさ…

  • 親子

    スーパーで買い物していたら袋詰めするコーナーに親子連れがいて、父母娘のその親子はみんな丈の長くてスポーツをする人が着るコートを着ていた。三人とも同じ格好なので(これは親の影響で子も着てるんだな)と悟った。昔子供の友達に薄い色のジーンズを履いて白いTシャツを着て髪はポニーテールで白いシャツはズボンにインしていて、夏休みに旅行へ行っている写真を見せてもらったらお母さんも同じ格好をしていた。2人はどこかの施設でアーチェリーをしていた。それを見てお母さんの影響力を感じ、それがいつまで続くのか、いつか娘がシャツを外に出すことをやり出したらケンカになるのか、等勝手に妄想した。子供の友達の話なのでその後どう…

  • B

    毎日音楽を聞きながら通勤をしている。音楽を聞くためにできるだけ静かな車通りの少ない道を選んでいる。それでも細かい音は拾えないのでもっぱらロックばかりを聞いている。さらに実のところよく聞こえないので知っている歌ばかりになってしまう。私は今はアップルミュージックで音楽を聞いていてその前はグーグルプレイミュージックだった。つまりサブスクである。サブスクは音楽を飽きさせる効果がある。音楽って要するに音楽聞いてりゃいいんでしょ? というノリがサブスクにはある。あとこれはサブスクじゃないけど写真を撮るとすぐにスライドショーにされてあの間延びした感じが投げやりにかんじる。 とにかく音楽が代わり映えしないので…

  • 大聖堂を読んでいる

    インターネットでお勧めされていた「大聖堂」を読んでいる。なるほどオススメだけあってまったく退屈しないが私には少し刺激が強い。ハラハラしっぱなしで少しひと息つく場面とかほしい。その前に読んだ「ペンギン・ハイウェイ」はもっと間延びしていてリラックスできる場面があった。さらに前に読んだ世界のすべての七月は読んでいて面白いのかつまらないのかよくわからなくて良かった。しかし今回は面白さでいったら間違いはない。間違いがないから何かしらが起きることが約束されていてそれが苦しいのである。高いところに登れば落ちるし、女は乱暴される。今日は落ちなかったけどその代わり遠くから敵が攻めてくる羽目になった。財産は奪われ…

  • 寒さになれてきた

    立春をすぎたら妙に寒さがやわらぎ戸惑っている。私は元来暑さより寒さが苦手でそれなのにあまり対策をとることはなく相変わらず薄い掛け布団で寒い寒い文句を言いながら日々しのいできた。去年はゆたぽんという電子レンジで温める湯たんぽみたいなのを教えてもらい購入したら足先がいくらか楽になった。しかし朝になると元通りなのでとても寒くて足を縮めて丸くなって寝るしかない。丸くなって寝るのはあまり楽な体勢ではなかった。とにかく自分の体と布団の間に隙間ができると冷気が入ってくるので寝返りをしたら体をもぞもぞさせて布団をちゃんと体にくっつけなければならない。ここのところは顔も冷えるので顔の半分を布団で覆わなければなら…

  • 人間やめる

    振ってかかる仕事量が私のキャパを超えて早数年、半年前からタスク管理についての本を読み、タスクを管理するようになった。それまでは私からしても周りからしても明らかに仕事があふれかえっており、締め切りを守らないのが通常だった。「締め切りを守るのはむずかしい」と正直に言うと「じゃあいつまでならできる?」と質問されるのが常なので、適当な日にちを決め、過ぎたら謝るほうがずっとコスパがいいと気づき、とちゅうからそうしていた。振ってくる方も忘れることも大半なので、忘れ去られたらラッキーだった。そうして私はやりたい仕事だけをやっていた。あともうひとつのテクニックとしては、とりあえず手をつけてつまづいた状態で放置…

  • 寒いし眠い

    「雪でも降るんじゃないかしら」 と事務の女性が言った。この人は昔の職場の事務の同僚の人に似ていて頑固でプライドが高い。さらにできるだけ自分の責任にならないような行動をとる。仕事の優先順序に柔軟性がなく依頼をした人はやきもきする。昨日も上司が一生懸命テプラと格闘しているから聞いたら頼んだことになかなか手をつけてくれないから自分でやり出したところだと言う。私もテプラはいつもノリで使っていてたまに「この段落?」と問いかけられるがエンターを連打してごまかしてしまう。今の私のメイン業務は話し相手と監視員で誰それが早く休憩に入るから見張ってほしいと言われ物陰から見ていた。そこで証拠をつかんで注意をすること…

  • タイトル

    私はこのブログサービスを利用していていつもスマホで投稿している。スマホの入力フォーマットだとタイトルと本文が別々のフォームで、本文を書こうとするとタイトルが隠れてしまう。スマホの画面は小さいから少しでもスペースを広くとろうという配慮だが本文を書いているうちにどんなタイトルだったか忘れてしまう。本当は昨日にこのことを書きたかったのだが脱線したまま戻ってこれなくなった。マメな人ならばタイトルをたまに見返してきちんとタイトルと本文がちぐはぐになっていないが確認するだろうが私はそういうことはしない。昔誰かが拡散する文章と私の文章か誰か他の人の文章かをそう評していて、確かに私の文章は収束するものではない…

  • 本文

    私はこのブログサービスを利用していていつもスマホで投稿している。何故なら私はPCを持っていないから。私は今でこそユーチューブやらインターネットを熱心に視聴するけど少し前まで全然やらなくてしたがってPCを買った当初はセッティングとか窓の杜とか楽しかったがやがて飽きた。初めて買った端末はDELL製だったがいくらも使わないうちに壊れた。幸い保険に入っていたから修理は無償でできた。本体の梱包材の透明のフィルムを使って子供とテレビごっこをして遊んだのはいい思い出だ。それからiPadも画面に縦線が入って立ち上がらなくなったから交換したし、その後買ったノートPCも壊れた気がする。私が強力な磁気を帯びているん…

  • 一貫性を保つのはむずかしい

    読まないこととか、読むこととか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。いぬじんさんの「2021年以降、これまでとは全く違う自分を生きている」という文を読んで私も今は違う自分だなと思った。私の場合は2018年で自発的に生きたわけではなく、今までと違う部署で会社の意志で生かされた。会社の意志で、とか言うと今の会社はそういうのは気にくわないみたいな雰囲気だが私も周りも部署が変わっても仕事は大して変わらんよねと思っていたら違った。色んな歯車が狂ってしまって元通りにならなくなり、しかたなく1から作り直すようになった。その間に上司が替わりいなくなった上司が戻ったり突然キャンピングカーを買ってやめたり、最後…

  • 痛いのは自分

    土曜の夜中に子供から電話があって運転している車がパンクしたと言ってきてとりあえず保険会社に電話するように言ったらレッカーが車を迎えにくるが人は乗せてくれないと言うから私が迎えに行った。片道30分くらいの道のりで夜中だったのでもっと短い時間で着いた。若い頃によく通った道だった。土手の前に急カーブがあってコースアウトしそうになったことがある。私の子供も今は若いから無茶な運転をしたのかもしれない。特に文句は言わずに乗せて帰った。私はその他にも鍵の閉じこめを2回やったし免許取り立てで父親のセダンを思い切りこすったこともある。ガレージの壁が思い切りへこみ、そのガレージは叔父の経営する洗車場だった。私はそ…

  • 夏を待ちきれなくて

    JRに乗っていると駅でスキーのポスターを見かけることがよくある。そこにはコピーというものがあってそこに「冬を取り戻すんだ」とある。私はそれを読む度に頭の中でTUBEの「夏を待ちきれなくて」が流れてしまう。これは季節こそ反対だが自然の摂理である季節の移り変わりを思い通りに終始したいという傲慢さを表しているという部分で共通している。だからなんだという話だがTUBEは中学時代によく聞いた。 子供の習い事の催しがあるので見に行った。妻が「川越のあそこだよ、わかるでしょ?」と場所を聞く私にとても大ざっぱな指示しか出さないので仕方なく川越駅に向かった。そこからナビをしてもらってたどり着いたが私には馴染みの…

  • 子供にほめられた

    妻が自分の仕事について上司にダメ出しされたときにダメ出しするなら最初から教えてほしいという意見に対し失敗しなきゃわからないこともあるよね的なことを車の中で言ったら後から私がいないときに子供が「いいこと言うね」と私をほめたらしい。私は会社の人間にそういうことを言われたら「当然だろ」と思ってしまうが自分の子供に言われたら得意な気持ちになってしまう。そういえば私が子供の頃に自分の親に対して「いいこと言うなァ」なんて思ったことはない。母に対しては主張ばかりだったし父からは一方的な指導しかなかった。あまり仕事上の悩みとか教育とかが俎上にあがることがそもそもなかった。今より親というポジション、子というポジ…

  • 続・セオリーマン(完)

    何日か前の記事に書いたセオリーマン上司と我々の戦いに決着がついた。残念ながら我々がセオリーの壁を打ち破ることはできなかったが相手から「社長」という言葉を引き出すことができた。社長の後ろ盾を利用した=相手に本気出させたみたいな構図だが、結局後ろで糸を引いているのは社長でセオリーマンは傀儡だった、とセオリーマンは我々に思わせたいのである。実際社長は超ドライで我々の諍いなどまったく興味はない。結局金が儲かれば良いということを包み隠さず、正直なのがいちばんだと思っているのである。私のような存在は社長からしたら泡沫であり誤差なのである。 ところでこの記事は電車に揺られながら書いているが手がチクチクするの…

  • 明日は雪だが朝は寒くない

    今朝はついに会社のトイレが凍って水が流れなくなってしまった。2週間くらい前に後輩に「さむいね」と言ったら「まだこれからですよ」と返されたがそれは本当のことだった。朝も夜も寒いのである。前に朝礼のときに「みなさんの家の暖房機器はなんですか? の聞いたときにいつも塩対応の女性が「コタツオンリーです」と答えて正気かよと思ったが週はじめに聞いたら「朝だけヒーターつけてます」と言われ裏切られたと思った。確かに朝寒いと布団から抜け出せないが今は布団に入っていても寒いから寝ても起きても同じなのである。だから早いとこ支度をして会社に行くのがよろしい。仕事をして寒さをまぎらわせようと言うのである。そうしたらトイ…

  • セオリー好きの上司

    私の上司というわけではないが上司の上司であり前に裸の王様と揶揄した上司がやってきた。端で聞いていたら今日は「セオリー」という言葉を連発していた。確かに経験という武器が使えなければ知識である。この人は現場を知らないからセオリーで太刀打ちしなければならない。それに対して私の上司は「沈黙」で対抗する。私はこれは良手だと思う。セオリーマン上司はロジックにはかなりの自信を持っているから同じ土俵に上がってはいけない。ましてや上司対部下の場合、部下が立場というハンデを背負っているのである。ちなみに私もロジック系なのでセオリーマンとはガチンコになって確実に負ける。 沈黙とは消極的かワガママである。「うーん」と…

  • 暗室

    私の実家には暗室があって父はそこで写真の現像をしていた。白黒専門である。暗室はその名の通り完全な闇であり、幼いころは特に恐ろしい場所でもあった。私の実家は当時は平屋で大した広さもないからどの部屋も完全に馴染みであったが暗室だけは未踏であった。一度だけ父と一緒にその部屋で過ごしたことがあるが見たことのない脚立や机があって独特のにおいがして自分の家でないような気がした。 またその部屋はいつも窓が開いていて風が強いと吹き込んだ風がドアを激しく揺らした。あまりにその音が不気味なので母に相談したら隙間に新聞紙を挟んでくれた。まだペーパーレスの時代ではないからいらない紙はいくらでもあった。そんなときは父も…

  • 見送られる

    昨日の夜に会社のそばの住まいまで帰ってきたが途中まで子供と一緒だった。習い事の関係で同じ電車に乗った。Suicaが空だというから500円チャージしてあげた。3駅が4駅で降りたがその際私を見送ってくれた。時間がぎりぎりだから早くいけよと思ったが私もぽんやりとその様子を見てしまった。10年近く前にも見送ってもらったことがある。子供がまだ幼稚園児で私は土曜の仕事に出るときに表まで出てきてくれた。道路に出たら危ないと思いながらミラーを見続けた。その頃は車で通勤していた。私の方が事故を起こしてしまいそうであった。日々は同じことを繰り返しているが少しずつ何かから遠ざかっている。記憶はまぼろしと言うけれど常…

  • スマホでゲーム

    定期的にスマホでゲームをするが数日で飽きる。思えば初めてスマホを使い出したときは周りで使う人もそんなにいなくてジャイロ機能を使って画面の中の玉をうまく傾けながら落ちないようにするような単純なゲームがもてはやされた。「スマホって何?」という人に紹介するのにちょうど良かったのである。だけれどもそういうゲームはすぐに飽きてしまうのでそれ以降は別にスマホでなくてもできるゲームばかりやっている。そういえばポケモンGOとドラクエもすぐにすぐにやらなくなってしまった。 それでもYouTubeとか見てると宣伝が流れてやりたくなってダウンロードする。そういうのの最初はにゃんこ大戦争で当時まだ小さかった子供とじっ…

  • リトルマーメイドを見た

    子供がディズニーチャンネルでリトルマーメイドを見ていたから一緒に見た。夕食を食べながらである。今日の夕食はすき焼きの鍋だったが肉が少ない上に味も薄かったため卵の味ばかりがした。「肉は塊で入れたから」と妻は言うが私がありつけたのは一口くらいだった。総じて少なかったのか子供たちが食い占めてしまったのかはわからない。とにかくライオン並に肉が好きな子供たちなのである。私はまあいいやと思ってシラタキや椎茸や白菜を食べた。 ディズニープリンセスというので見慣れていて気付かなかったが私はリトルマーメイドをちゃんと見るのは初めてだった。あるいは忘れただけかもしれない。王子様とのキスが日没に間に合わなくて悲鳴を…

  • 夜更かし

    朝寝坊をしたので、朝食もとらずに家を出て空きっ腹にコーヒーを飲んだら胃が痛くなった。とても眠いし午後から外出もしなきゃだったから早退しようかと思った。やがて元通りになってお昼も普通に食べられたので出かけた。出かけるときは会社の自転車に乗ることになっていたが滅多に出かける人などいないから予め空気入れを用意した。前回乗ったときに信じられないくらい空気がスカスカでよくパンクしないもんだと感心しながら運転したのを覚えていたからだ。空気はじゅうぶん入ったがサドルの汚れ具合は忘れていたのでウェットティッシュを取りに戻った。 自転車はとても快適だった。私は普段自分の自転車で通勤しているが、これがタイヤの径が…

  • 会社の文章

    正確に文章が読めない人の話。 Books&Appsメールでよく文章を書くようになったのは今の会社に入ってからでまだここ6年の話だ。ここでいうメールとは会社でやりとりするメールのことだ。私の所属するところは顧客とやりとりするわけではないからビジネスメールと言うかは知らない。メールの書き方がわからなかったので当時の部長という人がいてこの人がとてもカラフルでみっちりしたメールを書くので参考にした。それまではここで書く文章のノリで書いていたら上司がため息のようなゲップのような息を漏らしていた。でも後々考えたらここ人は胃だかどこかの内臓が悪いらしくしょっちゅう息を漏らしている。だから私の文章も特に読…

  • ヘルメット直置き

    帰りにスーパーに寄ったら私の自転車のそばにヘルメットが直置きされていておどろいた。いったん買い物をして戻ったらあったのである。表面には「大和魂」と書かれている。私にはそれがスーパーマリオのノコノコの甲羅に見えてしまった。端っこに体重をかけて弾いたら壁まで滑っていきそうである。しかしどんな持ち主なのか知らないので自重する。初代スーパーマリオはパッケージのデザインがとてもワクワクした。私は小さい頃はファミコンを買ってもらえなかったからそういうのでワクワクするしかなかった。そういう子は決まってティッシュの空き箱をファミコンのカセットの投入口に見立ててカセットっぽい空き箱を差し込むのだが、カセットっぽ…

  • 問われる私たちの常識

    去年いちばん買ってよかったものは、「バットでぶっ叩いても割れないティーポット」です :: デイリーポータルZ上記の記事の中で"問うべきはメーカーの責任ではなく人間の常識の方であろう"という言い回しがあって大変気に入った。自社のガラスポットの丈夫さをアピールするために金属バットで殴った社員に対する揶揄である。記事の筆者も大変得意になっているような気配もあり、私もこの言い回しを思いついたことを羨ましくかんじる。ただ私はうまい言い回し、を自分では少し敬遠するところもあり、それはそういうときは大抵無防備になってしまうからである。 無防備でもなんでも気に入ったことには変わりないので記事についたコメントを…

  • AKBは上からマリコのときが全盛期

    あじさいさんの記事を読んでいたら篠田麻里子が出てきたので懐かしくなって上からマリコを聴いた。サビ以外は全然覚えがないものの、歌のかんじがもろAKBというかんじで全然手をかけずに作られた歌のように聞こえた。ひょっとしたらこの曲がリリースされた頃がAKBの全盛期では? と思った。手前のグループのメンバーをそのまま曲名にするという楽屋オチみたいなやり方でも何万枚もさばけてしまう。まるで「平家であらずんば人にあらず」と言っていた平氏のような傲慢さである。もちろん誰かが特別に調子こいたわけではなく時代がそうさせたのである。栄枯盛衰に漏れることなくその後のAKBは以前ほどの勢いはなくなってしまった。 私は…

  • いつか走馬燈も自分で選べる時代に

    何日か前の夢で見たのか突然妄想がわいたのか、そのうちに死ぬ前の走馬燈も自分の好みのセレクションにできるサービスが出てくるのではないかと考えた。それほど難しくないようにかんじたからやはり夢だったのか。例えば網膜の脇に小型のカメラを埋め込んでおいて自動車のカメラみたいに衝撃を受けたらサーバーにデータを飛ばして保存しておく、心拍が下がったら溜まっていた映像を流すみたいなことだったら案外早くできるのかもしれない。網膜にカメラというのが一番の障壁だが、実際ある富豪のカメラマンはシャッターチャンスを逃すのが惜しくてヘッドバンド型のカメラを頭に装着して日中見た映像をすべて記録し、あとからいい感じの風景を写真…

  • 「大聖堂」を読んでいる

    年末のオススメ本のブログを読んでいたら大聖堂というのがあって読んでみることにした。色々なブログやサイトでオススメの本が出ていてどれも熱っぽくその小説の魅力などについて語られているが、私が読んでもその通りになるかはケースバイケースである。よく「眠れなくなる」と書いてあるが、眠れなくなることはまずない。文字を追っていれば私の場合だいたい眠くなる。漫画だと逆に眠くならないから、私は文字から場面や情景をイメージするのにとてもエネルギーを消費しているのである。 ところが「大聖堂」は先週読んでいたら眠れなくなった。私の今の生活スタイルはベッドに入る前に床でくつろぐというものだが冬になってホットカーペットを…

  • 朝史

    仕事場から出ると雨が降っていておどろいた。ひさしぶりに見る雨である。一瞬濡れて帰ろうかと思ったが傘を取りに戻った。私は今雨ならば歩きで、そうじゃない天気で雪以外の日は自転車で通勤していた。以前は雨降りでもカッパを着ていたが濡れた後に干したりするのが面倒だからやめた。この技はもうやめた人に教わった。なので雨の日の方が通勤時間がかかるのだが、遅刻防止のため自転車の日も早めに家を出ている。ゴミの収集の時間がいい合図になる。ゴミを出してそのまま会社に向かえば手段問わず遅刻しないで済む。最初の頃はゴミを出してから一度家に戻りそれから歯を磨いたりした。朝ご飯も食べなかった。 4年くらい前までは車で通勤して…

  • 裸の王様

    いわゆる仕事のできる人ほど裸の王様化しやすいのではないかと最近考えている。上司が素知らぬ顔で前言をひっくり返しても周りは愛想笑いを浮かべながら「こりゃうっかりしてました」とか「目的を曲解してました」と競うようにへりくだる図は地獄である。サラリーマンは正義とプライドを売ってお金を得るのである。昔のドラマに「正しいことをしたけりゃ偉くなれ」という文言があるが偉くなれば正しいことができるのかもしれないが、するかどうかはその人次第なのである。また、その正義に周りがシラケてしまうケースもある。 その上司は正論マンで直属の部下でないのがせめてもの救いだが一緒にやっている人がいつも引きつり笑いを浮かべていて…

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