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広島市
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藤井寺市
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2014/09/06

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  • 第26回中国四十九薬師めぐり~第48番「大樹寺」(八頭の有楽椿)

    6月11日、中国四十九薬師めぐりの満願に向けての1日である。順調に行けば午前中には無事満願となるところ。宿泊した「鳥取グリーンホテルモーリス」にて、和洋とメニューが豊富なバイキング形式の朝食をいただく。8時前に出発。前日と同じく薄曇りである。これから目指すのは八頭町にある第48番・大樹寺で、鳥取駅前からなら国道29号線を南に走るところだが、逆方向の国道9号線バイパスにて岩美町を目指す。前日訪ねた第47番・東源寺は寺の方が留守で(本堂の中に書き置きがあったが扉が閉まっていて)朱印をいただくことができず、まずはこちらに出向くことにした。岩井温泉に到着。前日に続いて「ゆかむり温泉」にも惹かれるが、まずは寺である。境内に入るとクルマが停まっており、これなら在宅されているだろう。本堂の前でお勤めとして、庫裏を訪ねる...第26回中国四十九薬師めぐり~第48番「大樹寺」(八頭の有楽椿)

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~鳥取にて満願前祝い

    中国四十九薬師めぐりは満願に向けた最後の夜ということになった。鳥取駅前の「鳥取グリーンホテルモーリス」にチェックインする。天然温泉ではないものの大浴場があり、朝食やリラックススペースも充実している。以前の中国観音霊場めぐりの最後にも宿泊したところである。チェックインの前に近くの提携駐車場にレンタカーを停めたのだが、提携施設に以前は「鳥取大丸」とあったのが、「丸由(まるゆう)百貨店」という名前に変わっている。最近、地方の百貨店が相次いで閉店、縮小する中で大丸も閉店したのかと思ったが、多少事情は異なるようだ。ここは大丸の直営店ではなく、元々あった「丸由(まるゆ)百貨店」が大丸と資本提携して「鳥取大丸」という名前だったのが、その後大丸との資本提携を解消してライセンス契約のみ存続していたが、2022年にその契約も...第26回中国四十九薬師めぐり~鳥取にて満願前祝い

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~東浜駅と浦富海岸

    中国四十九薬師めぐりは第47番・東源寺まで回り、朱印がいただけなかったので翌日にもう一度訪ねるとして、この後は宿泊地の鳥取駅前に戻る。その前に「山陰ジオパーク」に属する浦富海岸に立ち寄ろうと、岩井温泉からそのまま北上して山を一つ越える。目指すのは山陰線の東浜駅。山陰線で鳥取県の東端の駅で、隣の居組駅は兵庫県に入る。東浜に停車する列車は兵庫県の浜坂発着だが、JR西日本の福知山と山陰の支社の境界にあたる、つまりは近畿と中国地方の境界に位置することから、災害時の列車運行情報が出る際には「豊岡~東浜間運転見合わせ」「鳥取~東浜間運転見合わせ」といった具合に表示される。実際は「豊岡~鳥取間運転見合わせ」で、現地に行けばそうした案内になるのだが、地域単位、支社単位の視点だとこうした発表になることがある。これまで山陰線...第26回中国四十九薬師めぐり~東浜駅と浦富海岸

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~第47番「東源寺」(岩井温泉にて憩う・・)

    中国四十九薬師めぐりは鳥取県の東の端、岩美町に入る。山陰ジオパークを構成する浦富海岸で知られる。この日(6月10日)の札所めぐりは第47番の東源寺で折り返して鳥取駅前に戻るので、帰りは海岸線をちょっと見物しようかとも思う。国道9号線・鳥取バイパスから在来の国道9号線に入り、岩井温泉に向かう。1200年ほどの歴史を持つ山陰でも最古に属する温泉場である。カーナビは東源寺に近づくが、路地の突き当たりにある。手前に「ゆかむり温泉」の駐車場があり、ちょっとそこに停めさせてもらう。境内に上がると、正面の愛宕山の下に戦没者の慰霊碑があり、左手に本堂がある。「本尊薬師如来」の札が掛けられている。ここ東源寺だが、案内板に「岩井温泉の歴史と関わりを持つ寺である」と紹介されている。平安時代、左大臣藤原冬嗣の子孫に藤原冬久という...第26回中国四十九薬師めぐり~第47番「東源寺」(岩井温泉にて憩う・・)

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~第46番「最勝院」(池田氏の祈願寺)

    中国四十九薬師めぐり、この日(6月10日)3ヶ所目となる第46番・最勝院に向かう。正面に鳥取城がある久松山を見て、その脇、雁金山との間の谷間にある坂道を上る。車道脇に「最勝院」の石標が見え、カーナビの案内もここで終了する。しかし駐車場が見当たらない。やむを得ず、レンタカーは隣接する寺の駐車場に停めさせてもらって石段を上がる。最勝院が開かれたのは8世紀、法道上人によると伝えられる。元々は池田氏の祈願所として岐阜にあったが、その後池田氏の転封にともない播磨、備前を経て鳥取に移る。鳥取では当初寺町にあり、領内八ヶ寺の一つとして伽藍を有する巨大な寺院だったが、火災に遭い規模を縮小、そして明治になり現在地に移された。現在地でも伽藍が建てられたそうだが、1952年の鳥取大火災で焼失し、現在の建物はその後の再建とある。...第26回中国四十九薬師めぐり~第46番「最勝院」(池田氏の祈願寺)

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~第45番「座光寺」(都と因幡のお薬師さん)

    中国四十九薬師めぐりは第44番・宝泉寺を回り終え、吉岡温泉から山陰道で鳥取インターまで向かう。このまま乗り続けると鳥取道に入り、因美線、智頭急行にも沿う形で姫路方面に抜けることができる。鳥取インターで下車して、国道29号線につながる連絡道を走り、国道に出る手前で側道に入る。田んぼのあぜ道のような細道をたどると空地と墓地に出る。ここが座光寺である。背後の丘の上にはゴルフ練習場が広がる。座光寺が開かれたのは平安中期、摂関政治の頃とされる。因幡の国司として都から赴任した橘行平という人物が、当地で病にかかった時、夢枕で霊木があるとのお告げがあり、浜辺に行くと薬師如来が打ち上げられていた。これを因幡の菖蒲浦にお堂を建てて薬師如来を祀り、薬師寺と称した。後に行平が任期を終えて都に戻る際、この薬師如来も持ち帰り、自らの...第26回中国四十九薬師めぐり~第45番「座光寺」(都と因幡のお薬師さん)

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~第44番「宝泉寺」(寺ゆかりの吉岡温泉にてひとっ風呂)

    中国四十九薬師めぐりの最終シリーズは鳥取駅前にてレンタカーを借り、翌6月11日の夕方までの時間で6ヶ所を回る予定である。その中に岩美町の石井温泉にある第47番・東源寺や八頭町にある第48番・大樹寺など、結構広範囲にわたっている。時間的に、本日10日は東源寺まで、そして鳥取駅前にて宿泊し、翌11日に残り2ヶ所を回って満願ということになりそうだ。11時前、鳥取駅から高架に沿って西に行ったタイムズレンタカーに向かう。マツダ系列ということで今回の乗車はコンパクトカーの「MAZDA2」だが、どうしても以前の国内向け名称の「デミオ」と呼んでしまう。梅雨の中休みの快晴の下、まずは第44番・宝泉寺に向かう。カーナビで入力すると寺の名前というよりは吉岡温泉の温泉マークがヒットする。鳥取県内も多くの温泉があり、それなりに名の...第26回中国四十九薬師めぐり~第44番「宝泉寺」(寺ゆかりの吉岡温泉にてひとっ風呂)

  • 第26回中国四十九薬師めぐり~今回でいよいよ満願目指して鳥取へ

    2021年に岡山県吉備中央町の大村寺から始めた中国四十九薬師めぐり。途中間隔が空いたり、1回の巡拝で1ヶ所だけ参拝・・ということもあったが、第26回のお出かけにしていよいよ満願となる。ちょうど2年がかりである。今回は最後に残った鳥取県の因幡エリアの6ヶ所を一気に回ることにする。最初は、この6ヶ所を2回に分けて別のイベントとも絡めて回ろうとも考えていた。6月10日~11日の1泊2日として、10日はいったん大阪に行き、京セラドーム大阪での交流戦(バファローズ対ベイスターズ)をデーゲームで観戦した後、日本交通の高速バスで移動して鳥取に宿泊。そして11日にレンタカーにて3~4ヶ所を回るものである。野球と札所の両取りを狙ったが、その前週に名古屋に観戦に出ていることもあって、野球は次の機会にしようかと(一応、7月以降...第26回中国四十九薬師めぐり~今回でいよいよ満願目指して鳥取へ

  • 神仏霊場巡拝の道~近鉄特急「あをによし」で2タイプの座席を楽しむ

    5月27日、神仏霊場巡拝の道の2ヶ所を回り、近鉄の京都駅にやって来た。大阪に戻るのに、観光特急「あをによし」に乗るためである。2022年4月にデビューした「あをによし」。このところの近鉄特急の車両は、「しまかぜ」や「ひのとり」のような新型車両があるかと思えば、「青の交響曲」や「かぎろひ(団体用)」といったかつての車両を改造したものの往年の外観をとどめているものもあり、バラエティに富んでいる(「青の交響曲」にいたっては、一般車両を改造したものである)。そして「あをによし」は後者に該当し、かつてのエース12200系を改造した列車である。車内はサロンシート、ツインシートの2種類で、いずれも複数での利用を想定している。しかしながらツインシートに限り、おとな1人+ことも1人の特急料金で1人利用が可能である。ツインシ...神仏霊場巡拝の道~近鉄特急「あをによし」で2タイプの座席を楽しむ

  • 大阪23番「神峯山寺」~神仏霊場巡拝の道・53(6年ぶりの「拝仏」)

    神仏霊場巡拝の道、大阪23番の神峯山寺に向かうべく、JR高槻駅から高槻市営バスの原大橋行きに乗車し、駅から北に広がる住宅地を行く。今は代が替わって家も売りに出されたそうだが、かつて高槻市のこのエリアに、私の父親の2人の叔父がそれぞれ家を構えていて、それぞれ存命の時、父親はちょくちょく顔を出していた。弟(私から見て叔父)と一緒に出かけ、帰りにはJR高槻で飲んでから帰ったとか帰らなかったとか。また、千手観音を本尊とする安岡寺の近くも通る。これから向かう神峯山寺ともども、新西国三十三所の札所として訪ねたことがある。住宅地を抜け、里山に近い景色が広がり、神峰山口のバス停に到着。新西国で神峯山寺を訪ねた時バス停からどのくらいの距離だったかがうろ覚えなのだが、案内板では徒歩15分~20分ほどかかるという。「拝仏」の予...大阪23番「神峯山寺」~神仏霊場巡拝の道・53(6年ぶりの「拝仏」)

  • 大阪22番「総持寺」~神仏霊場巡拝の道・52(父の追善にて・・)

    4月30日に「のぞみ」で京都まで出て、平安神宮と聖護院に参詣した後で京セラドーム大阪に野球観戦に出向いた神仏霊場巡拝の道。これまで回った札所は1年で50ヶ所を超え、思ったよりも早いペースで来ているのではないかと思う。札所が固まっているエリアが多いことや、公共交通機関で訪ねるのが難しいところはレンタカーでつなぐことが効果的である。帰省や野球観戦とも絡めている。さて、次の行き先は5月27日、大阪21番・水無瀬神宮である。大阪府の北東部の島本町にあり、最寄り駅は阪急京都線の水無瀬、またはJR京都線の島本である。大阪北東部の神仏霊場の札所はほかに大阪22番・総持寺、大阪23番・神峯山寺がある。新大阪側から総持寺、神峯山寺、そして水無瀬神宮とJR京都線でたどり、京都駅から近鉄で大阪難波に出るルートを計画する。という...大阪22番「総持寺」~神仏霊場巡拝の道・52(父の追善にて・・)

  • 「奥出雲おろち号」に乗り、さらに追いかけて堪能する

    5月21日、出雲坂根から備後落合まで「奥出雲おろち号」で往復したその復路編。木次線ホームから発車する際、国鉄OBで備後落合駅のボランティアガイドを務める永橋則夫さんが手を振って見送る。「奥出雲おろち号」が備後落合に姿を見せるのも、あと半年ほどだ。復路はトロッコ車両の窓側(窓はないが)で、おじいさんとお孫さん2人と相席である(この後、「おばば」が運転するクルマが国道を並走し、それに向かって手を振っていた)。復路も満席表示だったが、一角がすっぽりと空いている。三井野原から団体客が乗って来るそうだ。備後落合からは機関車が牽引する。本来の客車列車としての構図である。ディーゼル機関車から発せられる熱気と煤煙が後方に伝わって来る。途中のトンネルでは煤煙が結構来る。ここは先ほどまで外していたマスクが役立つ。また、沿線に...「奥出雲おろち号」に乗り、さらに追いかけて堪能する

  • 出雲坂根の「延命水」と「奥出雲おろち号でのスイッチバック

    G7広島サミット開催中の5月21日、広島をクルマで抜け出して木次線の出雲坂根にやって来た。駅前には駐車スペースがあり、ここにクルマを停めて、「奥出雲おろち号」で備後落合まで往復する。それまで1時間以上あるのだが、しばらくは駅でのんびりすることにしよう。ここ出雲坂根は「延命水」で知られている。木次線の列車の停車中に汲むこともできるが、多くはクルマ、バイク等で訪ねる。駅舎横の水汲み場のほかに、道路脇により多く湧き出ている一角があり、大きなペットボトルやポリタンクに汲むならこちらからが適している。これだけ垂れ流して大丈夫かとちょっと気になるが、私も今回クルマでということで2リットル入りの空のペットボトルを2~3本ほど積んできており、こちらでありがたくいただくことにする。さて、駅舎横では「奥出雲おろち号」の客を迎...出雲坂根の「延命水」と「奥出雲おろち号でのスイッチバック

  • G7広島サミット中に「奥出雲おろち号」に乗りに行く

    木次線を走る観光列車「奥出雲おろち号」。赤字にあえぐ木次線の利用促進として1998年から運転されている列車で、機関車が牽引する客車列車、開放的なトロッコ車両、そして出雲坂根のスイッチバックなどで人気だったが、車両の老朽化を理由に2023年度をもって運転終了が決まっている。「奥出雲おろち号」は前回、そして今回の広島勤務あわせて何回か乗っているが、運行終了が発表された後、これが最後かなということで2022年に自分としては「お別れ乗車」したつもりだった。ただ、いよいよ最終の2023年度に入り、やはりもう一度くらい乗ってみようという気になった。運転終了までまだおよそ半年あるから、まだまだ廃止間際の熱狂とまではいかないだろう。とはいえ、運転終了が近いということでどの運転日も軒並み満席で、JR西日本の予約サイト「e5...G7広島サミット中に「奥出雲おろち号」に乗りに行く

  • 第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~帰りは日豊海岸を北上

    5月6日~7日に訪ねた九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの大分~延岡シリーズの記事も長くなったが、ようやく帰途に就く。行き帰りで変化をつけるため、延岡からは国道388号線を経由する。日豊海岸沿いに走るルートで「日豊リアスライン」の愛称もある。この地域は典型的なリアス式海岸で、地図を見ても半島と湾が入り組んでおり、複雑な海岸線となっているのがわかる。佐伯までの区間、東九州道も国道10号線よりはこちらの国道388号線に近いルートをたどっている。雨が降り続いて景色もあまりよろしくないが、どこかで海を見よう。そこで「道の駅北浦」に立ち寄る。下阿蘇ビーチリゾート「浜木綿村」の中にある。早速海岸に出る。天気がよければ海岸線も美しく、夏などは海水浴客で賑わうのだろうが、やはり雨なのは残念だ。正面に見えるのは島浦島。ここ北浦は...第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~帰りは日豊海岸を北上

  • 交流戦観戦記・ドラゴンズ対バファローズ@名古屋(見ごたえある投手戦は宮城完封、森の一発が決まる)

    さて前置きが長くなったが、6月4日のバンゲリンドームナゴヤでの交流戦観戦。ドラゴンズとしては交「竜」戦である。そして、私が陣取った三塁側上段パノラマシートにはドラゴンズファン、バファローズファンが半々といったところだ。中には、セ・リーグはドラゴンズ、パ・リーグはバファローズを応援しているという人もいるだろう。ドラゴンズの先発は20歳にしてWBCにも選出された高橋宏。1回表、まずは内野ゴロ3つで簡単に三者凡退とする。150キロ台後半のストレートとスプリットが武器のパワーピッチャーである。一方、バファローズの先発はこちらもWBC組の宮城。こちらはストレートは140キロ台も、80キロ台のスローカーブもあり、打者を翻弄する。対照的な若手二人の投げ合いで、こちらも初回、ライト・茶野の好プレーもあって三者凡退とする。...交流戦観戦記・ドラゴンズ対バファローズ@名古屋(見ごたえある投手戦は宮城完封、森の一発が決まる)

  • 交流戦観戦記・ドラゴンズ対バファローズ@名古屋(8年ぶりの名古屋観戦を楽しむ)

    プロ野球も前半戦の一つの山場である交流戦に突入した。その中、私が空いたスケジュールの中で、6月4日のバンテリンドームナゴヤでのドラゴンズ対バファローズ戦を広島から日帰りで観戦した。当初から名古屋に行く計画があったわけではないが、私のほうもいろいろあった中で、ふとカレンダーを見ると名古屋での交流戦とあった。名古屋のデーゲームなら日帰りで十分往復できるし、久しぶりに行ってみよう。チケットは三塁側上段のパノラマシートの通路側に空きがあり、無事に確保できた。新幹線は日本旅行の限定「のぞみ」利用の日帰り往復プランである。そりゃ、3日~4日と1泊できるに越したことはなかったが・・。広島から「のぞみ2号」に乗車し、9時19分、名古屋に到着。いったん在来線ホームに出てホームのきしめんをすすり、名古屋に来たのだからとこちら...交流戦観戦記・ドラゴンズ対バファローズ@名古屋(8年ぶりの名古屋観戦を楽しむ)

  • 第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第32番「光明寺」(ツタヤ図書館と元祖チキン南蛮)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの延岡編。先ほどは西階城跡に近い第31番・龍仙寺に参詣し、今度は延岡城に近い第32番・光明寺に向かう。この辺りは古城町という地名だが、ここでいう「古城」とは延岡城ではなく、中世に延岡を支配していた土持氏が築いた井上城のことだという。目の前を流れる大瀬川を天然の堀とした城であったとのこと。延岡にも時代によりあちこちに城があったものである。地元の名門・延岡高校の横に光明寺がある。寺の創建は鎌倉時代、井上城の鬼門除けとして建てられた。白壁の塀に沿って西国三十三所の観音像が並ぶ。こちらは江戸時代の延岡藩主・内藤氏の寄進によるものだという。正面の本堂は鉄筋コンクリート造りで再建された堂々とした建物である。扉が開いており中に入る。法要も大勢の人数が収容できそうだ。本尊は阿弥陀三尊、他に不動...第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第32番「光明寺」(ツタヤ図書館と元祖チキン南蛮)

  • 第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第31番「龍仙寺」(延岡は僻遠の地か?)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、大分県最後の札所である佐伯の大日寺の朱印をいただけないまま宮崎県に入った。西南戦争最後の激闘地となった和田越を過ぎ、延岡の市街に入る。まず目指すのは、市街から少し西に進んだ第31番・龍仙寺である。宮崎県北部の町である延岡と聞いて、どういう連想をするだろうか。これまで日豊線で通過したり、かつて走っていた高千穂鉄道の起点として駅を通ったことがあるが、町並みを目にするのは実質初めてである。旭化成の発祥の地であり、現在もグループ最大の生産拠点を有する工業都市ということはよく知られている。その一方で頭に浮かんだのは、夏目漱石の「坊っちゃん」である。この作品は、主人公の「坊っちゃん」が赴任した松山をことさら田舎のように描いているのだが(もっとも、書かれたほうの松山の人たちがこぞって「坊...第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第31番「龍仙寺」(延岡は僻遠の地か?)

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