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藤井寺市
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2014/09/06

  • 第60番「法念寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(60番まで進んだのでビールで祝杯!)

    海田市駅から広電バスで矢野駅を経由して熊野町に入る。目指すのは第60番・法念寺だが、熊野西防災交流センターのバス停の向かいにあった。寺の看板がどこか商店街にでもありそうな造りで、ひょっとしてどこかの商店を居抜きで買ったのではないかとも思わせる。熊野町といえば、過日呉からの帰りに第49番・浄空寺に参詣したが、地図をよく見ると浄空寺があるのは呉市で、法念寺が熊野町唯一の札所という。今いる辺りは熊野町、呉市、広島市安芸区の3つの境界線が接している。さて、法念寺を開いたのは芳念尼僧で、戦後に高野山に上り、女性として初めて加行を受け護摩を焚くことを授かったという。その後、道場の地を求めていたところ、広島の東雲町にて、原爆で亡くなった人を焼いたという土手下の広場に縁があり、お堂を建てて無縁仏を供養したのが寺の始まりと...第60番「法念寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(60番まで進んだのでビールで祝杯!)

  • 第59番「薬師禅寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(海田の町の祈りスポット)

    本格的な春になり、関西、中国、九州と多重債務状態の札所めぐりもどんどん進めていこう。4月16日は広島新四国八十八ヶ所めぐり。4月の初めに倉橋島を訪ねた続きで、今回は第59番・薬師禅寺、そして第60番・法念寺の2ヶ所である。それぞれ海田町、熊野町にあり、ここまで時間がかかったがようやく60番に到達するとともに、安芸郡の札所もコンプリートする。今回も鉄道またはバスでのアクセスが容易なので、それらに身を委ねることにする。まずは山陽線で海田市を目指す。時刻は9時台、この日はマツダスタジアムでカープ対スワローズ戦のデーゲームが行われるが、さすがにこの時間だとスタジアム周辺の客はまばらである。ちょうどこの日の夜は広島~海田市間で一部列車の運転取り止め、バス代行輸送が行われるとある。広島市東部地区連続立体交差事業にとも...第59番「薬師禅寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(海田の町の祈りスポット)

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~大阪駅うめきたエリアへ

    完全に大阪での記事なのに九州八十八ヶ所百八霊場めぐりのカテゴリに入れるのはどうかと思うが、大分からのフェリーの続きということで、開業したばかりの大阪駅うめきたエリアをのぞいた時のことを書いておく。4月9日、大分からの「さんふらわあ」で神戸六甲アイランドに到着し、送迎バスでJRの住吉まで来た。そのまま快速で新大阪に向かう。途中、大阪に到着の際の乗り換え案内で、「特急くろしお、はるか、おおさか東線」というのが加わっていたのが斬新だった。改めて、大阪でもこれらにつながったのだなと思う。帰りは新幹線に乗るので荷物を改札内のコインロッカーに預けるのと、新大赤から大阪への新たなルートの乗車である。なお、新たな路線といってもあくまで新大阪~大阪にもう1本線路ができただけの扱いという。これまで、貨物船を利用する形で特急「...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~大阪駅うめきたエリアへ

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~「さんふらわあ」で大分から神戸へ

    4月8日、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの一連の札所めぐりを終え、帰途につく・・のか関西への行きの続きなのか、大分から神戸までフェリー「さんふらわあ」で移動する。大分から日豊線で1駅進んだ西大分に到着。貨物駅を併設しており、コンテナヤードのある側線には貨物列車が停車している。かつては大分港までの貨物専用線も延びていたそうだ。これから乗船する「さんふらわあ」の大分側の乗り場は西大分駅からほど近い(その他、別府~大分間の路線バスでもアクセスできる)。公式サイトでは駅から徒歩10分とあるが、駅前から国道10号線を渡るともう港のエリアで、海でも見ながら歩くとすぐに到着する。金曜・土曜の大分出航は19時30分。徒歩での乗船開始は1時間前の18時30分との案内である。ちょっと早く来すぎたかな。ただ、大分駅近辺にいても中...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~「さんふらわあ」で大分から神戸へ

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第26番「福寿院」(豊後大分府内城と灌仏会)

    4月8日、大分駅に到着。大友宗麟とフランシスコ・ザビエルの銅像が出迎える。宗麟は当時山口で布教していたザビエルを豊後府内に招き、会見を行ってキリスト教の布教を許可した。ザビエルの府内滞在はわずか2ヶ月ほどだったが、その後もポルトガルからの宣教師が多く府内を訪れ、宗麟自身も禅宗に帰依していたのがキリスト教徒になった。また、南蛮貿易でも賑わったという。その銅像のある広場にて、100人ほどの人だかりができている。キリスト教の宣教師でも来るのかと思いきや、お揃いのブルゾンでマイクを手にした人が「間もなく、候補者本人がこちらに参ります!皆様盛大な拍手でお迎えください!」と叫ぶ。そして候補者が姿を現した。この日は統一地方選挙の投票日前日で、いわゆる「最後のお願い」というやつである。この候補者をスマホで検索すると、これ...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第26番「福寿院」(豊後大分府内城と灌仏会)

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~天ヶ瀬から豊後森の機関庫へ

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは久留米から日田を経て大分に出て、瀬戸内航路に続く。第95番・明王寺の参詣と豆田町を回った後、日田から「ゆふいんの森3号」別府行きで豊後森に移動する。久大線の日田~大分間は随分前に1回か2回乗ったことがあり、由布院には立ち寄ったことがあるものの、豊後森は初めてである。たまたま、特急の指定席が1つだけ空いていたので日田の滞在時間を縮めて先行することに。「ゆふいんの森」は1989年から運行されており、現在九州各地で運行されている観光列車の元祖ともいえる。前面展望席を設けた車体は戦隊ものに出てきそうな面構えだ。扉が開くと客室乗務員がうやうやしく出迎えてくれる。客室はハイデッカー構造で眺望が利く。もっともそのぶん座席の上の棚のスペースが狭いが、デッキには広く荷物スペースが取られていて、...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~天ヶ瀬から豊後森の機関庫へ

  • 退職は恥。死んだほうがまし。

    死ぬなら列車に轢かれるのが本望かな・・。退職は恥。死んだほうがまし。

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第95番「明王寺」(日田の淡窓不動尊と昔からの町並み)

    九州北部の交通の要衝で、豊後、豊前、さらには筑後川で筑後方面とを結ぶ地である日田に到着。天領の町として見どころもさまざまあるのだが、駅前には「進撃の巨人」のキャラクターたちが出迎える。作者の諌山創さんが日田の出身ということで、観光PRに一役買っている。また、駅舎の前では「HITA」の「I」の位置に人が立って記念撮影をするのが人気となっている。ここでも、外国人観光客の姿を見かける。先の記事で、次の大分方面の鈍行は2時間後ということに触れ、それならば町歩きも含めて十分回ることができるとしたが、実は私の日田での時間は半分の1時間あまりしかない。というのも、日田11時32分発の特急「ゆふいんの森3号」に乗るためである。もっとも、この列車で由布院や大分まで行くのではなく、天ヶ瀬を過ぎた次の豊後森までの乗車である。久...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第95番「明王寺」(日田の淡窓不動尊と昔からの町並み)

  • 第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~九州横断と瀬戸内航路で大阪まで・・

    4月9日は京セラドーム大阪での開幕6連戦の最終戦を観戦した(結果は、序盤で席を立つくらいのバファローズの惨敗だったのだが・・)。当初はこの野球観戦と組み合わせて、その前段の8日、9日の午前を利用して関西の神仏霊場めぐりを行おうと考えていた。ただその間際になって、これとは別に関西に行くこともあるし、神仏霊場はその機会に委ねようという気になった。その代わりということで持ってきたのが、逆方向の九州八十八ヶ所百八霊場。要は、大阪に行くのにいったん九州に向かうわけだ。九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、そしてその前の九州西国霊場ともどもここまでさまざまな交通手段を使っているが、どこかに「フェリー」という選択肢を作りたかった。そして目をつけたのが、関西と別府・大分を結ぶ瀬戸内航路である。九州に行くということで大阪または神戸...第9回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~九州横断と瀬戸内航路で大阪まで・・

  • 第58番「白華寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(倉橋島!)

    広島新四国八十八ヶ所めぐりはしばらく間隔が空いていたが、前回から約2ヶ月ぶりにようやく第58番・白華寺に向かう。4月2日、当初の予定がぽっかり空き、ちょうど天気も良いのでここで出かけることにした。白華寺があるのは倉橋島である。当初はクルマで出かけようかと思っていたが、調べると呉駅から1時間に1本の割合で桂浜温泉館行きのバスが出ている。呉駅からは1時間ほどかかるが、逆に同じ県内でちょっとした日帰り旅の気分が味わえそうだ。倉橋島には以前の広島勤務時代、音戸の瀬戸から渡ったことはあるが、確かその時は江田島に向かう際に通過しただけで、倉橋島を目的地とするのは初めてである。広島から呉行きに乗り換え、呉線を走る。帰りは呉港からフェリーで宇品に出るのも面白いかな・・・。呉駅から10時20分発の桂浜温泉館行きに乗る。座席...第58番「白華寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(倉橋島!)

  • 観戦記・バファローズ対ファイターズ@大阪(序盤で球場を後に・・・)

    4月9日、バファローズの本拠地開幕6連戦の6戦目である。前日まで8試合を終えて4勝4敗。まあ、ぼちぼちといったところだろう。今季の公式戦初観戦ということで京セラドーム大阪に向かう。この9日の試合、前日8日は別の札所めぐりを行ったうえでの大阪入りである。その紀行文はまた改めて書くことにして・・。元々公式サイトにて1塁側上段の席を確保していたのだが、行く直前になり、チケットのリセールサイトにて下段席の空席があるのを見つけ、別に購入した。まずはこちらの席に向かう。今季、公式戦開幕に合わせてバックスクリーンが大型化された。これまでスクリーンの両側に固定した広告がかかっていたエリアも新たにスクリーンとなり、映像演出の幅が広がった。この試合は「大阪観光局デー」と銘打たれている。2025年の大阪関西万博も含めて大阪の魅...観戦記・バファローズ対ファイターズ@大阪(序盤で球場を後に・・・)

  • 第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~別府にて温泉と一献

    3月30日、杵築、日出、別府と札所を回り、せっかくなので少しだけ別府を楽しむことにする。せっかくなので温泉に浸かるとして、向かったのは竹瓦温泉。以前に利用したことがある砂湯を楽しむとしよう。現在の時刻は14時台。受付で砂湯を希望すると、「19時半からです」と言われる。その時間まで順番待ちのようだ。さすがに日帰りではその時間まで待つことはできず、普通の入浴のみとする。現在の建物は1938年に完成したもので、登録有形文化財、近代化産業遺産にも指定されている。ある意味別府のシンボル的な存在と言える。通常の浴槽は空いていて、地元の親父さんらしいのが鼻歌を唄いつつ、旅行者らしい若い人をつかまえて話しかけている。別府の湯は熱いというイメージがあるのだが、浴槽から洗面器で体に湯をかけてもそれほどでもない。何分でも入って...第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~別府にて温泉と一献

  • 第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第25番「金剛頂寺」(別府のど真ん中の札所)

    別府に到着。駅に降り立つのは2021年の正月以来である。あの時はコロナ禍の最中であったが、久しぶりに来ると駅の内外に外国人含め観光客の姿も目立つ(九州西国霊場の時はクルマで来たこともあり駅前には来ていない)。駅前にはバンザイの格好をした銅像が建つ。別府観光の生みの親とされる油屋熊八の像。幕末の生まれで明治、大正、昭和にわたり活躍した実業家で、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチフレーズで別府の名を全国に広めたとされる。亀の井ホテルの創業や、別府地獄めぐりもこの人によるものである。このキャッチフレーズを見て、「山が富士なら酒は白雪」というセリフが私の頭に浮かんだのだが・・。その横に囲いがあり、「ゆ」の暖簾が出ている。モニュメントであり、実際に手を浸けることができる「手湯」である。先に、別府には2...第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第25番「金剛頂寺」(別府のど真ん中の札所)

  • 第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第24番「蓮華寺」(日は暘谷より出でて・・)

    日出(ひじ)は杵築と別府の間にある町だが、江戸時代には木下氏が治める日出藩というのがあり、また現在は別府や大分のベッドタウンとして賑わっている。サンリオのハーモニーランドもある。平成の大合併では杵築市などとの合併が検討されたが、新しい市の名称や市役所本庁舎の場所などで折り合わず、日出町だけ離脱。別府、大分近郊のコンパクトシティの道を選び、存在感を示している。バスを降りて2~3分歩くと、若宮八幡神社に出る。目の前の道路は狭いながらクルマの通行が多いのだが、境内からは日出の港を見下ろすことができる。若宮八幡神社は平安時代、八津島宮から勧請して開かれ、鎌倉時代以降は豊後の大友氏により保護された。しかし、豊後が豊臣秀吉の直轄地となり、日出の代官となった人物が熱心なキリシタンで、社殿を破壊し、ご神体を海に投げ捨てた...第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第24番「蓮華寺」(日は暘谷より出でて・・)

  • 第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第23番「光明院」(杵築の城下町、酢屋の坂)

    3月30日、ハーモニーランドに向かう若い女性たちとは対照的におっさん一人を乗せた大分交通のバスは杵築駅を出発し、杵築の城下町を目指す。杵築の中心部は八坂川の河口に近くにあるのだが、日豊線となるとさすがに遠回りとなる。以前は大分交通の国東線という鉄道が杵築の町とを結んでいたそうだ。バスターミナル行きは杵築市役所前を通り、両側の高台である北台・南台に武家屋敷があり、谷間に商家が並ぶ城下町に着く。観光スポットである酢屋の坂のバス停で下車する。目指す第23番・光明院は高台を回り込み、八坂川沿いにあるので少し歩く。九州西国霊場めぐりで国東半島を回った時、杵築にも立ち寄ったのだが、光明院の前も通っている。その時は、九州三十三観音の札所の一つで、九州八十八ヶ所百八霊場の札所とまでは思わなかった。一応山門はあるが、その横...第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第23番「光明院」(杵築の城下町、酢屋の坂)

  • 第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~急遽出かけることにして日豊線で杵築へ

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの第7回は、2月からの仕切り直しで3月26日に出かけ、中津、宇佐地区の4ヶ所を回った。ちょうど桜も見頃を迎えていた。その次は4月以降、あるいは5月の連休を利用して大分県の続き、豊後の国を回るつもりでいた。そんな中、3月30日に平日ながら1日有給休暇を取ることになった。3月の労働時間が法定外時間をかなり上回っていたため、半ば無理くり休暇取得となった。そこで30日を選んだのだが、予報を見ても天気もよさそうだし、家にこもっていても仕方ないので、急遽、日帰りにて九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの続きを行うことにした。何かのためにと買っておいた青春18きっぷの端切れも残っている。前回宇佐まで進んだ九州一巡ルートの続きは、杵築にある第23番・光明院に始まり、日出の第24番・蓮華寺、そして別府の...第8回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~急遽出かけることにして日豊線で杵築へ

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~復路もグリーン車にて・・豊前の国終了

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは大楽寺から宇佐神宮の参拝を終えて、その後どうするかというところ。宇佐駅前のトヨタレンタカーへの返却時間は17時30分とまだまだ余裕があるのだが、それまでどこかに行くにしても、着いたらすぐに閉館時間を迎えるとか、見物の時間がほとんどないとか、中途半端である。結局、今回で豊前の国の札所はきりがついたところで宇佐神宮で終了として、予定を早めて帰宅することにする。宇佐17時49分発の「ソニック48号」のグリーン車を押さえていたのだが、いったん宇佐駅に向かい、1時間早い16時49分発の「ソニック44号」のグリーン車に変更する。そのまま近くのスタンドでの給油と、セブンイレブンでの買い物を済ませてトヨタレンタカーに向かう。しばらく駅で小休止。待合室には木製のベンチとテーブルが備え付けられて...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~復路もグリーン車にて・・豊前の国終了

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第22番「大楽寺」(宇佐神宮とともに・・)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、八面山に近い田口インターから中津日田道路に乗る。現在は中津港からここ田口までの区間と、途中の耶馬渓近辺の区間が開通しているが、全線開通となると大分県内陸部と沿岸部がぐっと近くなる。また、東九州道、九州横断道と合わせてのネットワークも強化される。各地の鉄道ローカル線の厳しい経営のニュースが続く中、道路のほうはいかようにも拡張できる。これで国道10号線バイパスまで出て、宇佐を目指す。どこかで昼食をと思う中、通りがかったバイパス沿いの新しい建物のラーメン店「嬉屋」に入る。別のところから移転して来たようだ。シンプルにラーメンとギョーザをいただく。「中津の宝来軒本店で修行し独自のアレンジを加えた一杯」とある。普通に美味しくいただいた。思ったより早く行程が進んでおり、この後の第22番・大...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第22番「大楽寺」(宇佐神宮とともに・・)

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第21番「神護寺」(八面山の桜と修行場)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの中津・宇佐シリーズ、この日(3月25日)3ヶ所目となる第21番・神護寺に向かう。神護寺と聞くと京都の高雄にある名刹を連想するが、大分にもあるのね。神護寺があるのは中津市三光地区にある八面山の中腹である。中津の人たちにとってはシンボルともいえる山だという。その中腹にある八面山平和公園の駐車場に停める。神護寺へもここから入ることになる。この駐車場の桜がちょうど見頃であった。今年は全国的に桜の開花が早く、その分見頃も早くなっている。いいタイミングに来たものだ。この日乗っているレンタカーとの1枚も収める。そのまま、神護寺の境内に入る。山門の建物はないが石造りの仁王像が出迎える。山全体が修行の場であるような雰囲気が漂ってくる。参道には狩場明神にはじまり、弘法大師、諸仏の石像が祀られてい...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第21番「神護寺」(八面山の桜と修行場)

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第20番「三明院」(求聞持秘法の寺)

    中津の市街地を後にして、レンタカーを南東の方向に走らせる。向かうのは郊外の永添地区にある第20番・三明院である。三明院は住宅地の中にある。特に山門があるわけでなく、寺の名前が掘られた石碑が表札がわりである。そんな中、まず目に入るのは八角形の夢殿。こちらは位牌を祀るお堂かな。すぐ横の桜もちょうど見頃を迎えている。その脇のお堂が本堂だ。九州八十八ヶ所百八霊場のほか、九州三十六不動、九州三十三観音(先日まで回っていた九州西国霊場とは別物)の札所でもある。扉は閉まっているが、上り口には中に入ってご自由にお参りくださいとの紙がある。扉に手を掛けると開いたので中に入る。ちょうど外陣、内陣があり、手前には御守りの類も置かれている。朱印もここでセルフで押すことになる。こういうところなら、気兼ねなくお勤めができる。三明院が...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第20番「三明院」(求聞持秘法の寺)

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~黒田官兵衛、奥平氏ゆかりの中津城へ

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、第19番の普門院、そして赤壁の合元寺に参詣した後、中津城に向かう。山国川に面したところに黒田官兵衛により築城され、現在の天守閣は1964年に再建された鉄筋コンクリート造りの模擬天守である。模擬天守といえども50年も経てばそれなりの風格が出るもので、往年の姿もイメージできる。合元寺の血染めの赤と、天守閣の黒が中津の象徴のように見える。その天守閣の土台となる石垣だが、築城した黒田官兵衛が普請したものと、その後に入城した細川忠興が普請した石垣が混在しており、それを継いだ境目を見ることができる。画像でいえば、右側が黒田官兵衛、左側が細川忠興によるものだという。中津城は黒田官兵衛・長政、その後は細川忠興・忠利が城主となり、大坂の陣の後に細川忠利が肥後に移った後には小笠原氏、そして江戸中...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~黒田官兵衛、奥平氏ゆかりの中津城へ

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第19番「普門院」(中津の寺町へ)

    当初は2月に訪ねる予定だった九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの中津・宇佐シリーズ。1ヶ月が過ぎ、季節は冬から春に移った。ここまでの沿線でも桜の花が開いていた。今年は例年以上に桜の開花が早く、4月にもならぬうちに散ってしまうのではないかというくらいである。中津駅南のトヨタレンタカーに向かい、この日の手段となるヤリスに乗車。中津から宇佐の4ヶ所を回り、17時30分に乗り捨てで宇佐駅前店に返却予定である。最初に向かうのは第19番の普門院。中津城の東側にあり、駅からも歩いて行ける範囲である。狭い道に入り、早速到着する。この辺りは中津城の城下町で、城の防衛の役割も果たしていたところ。城下の一角に防衛を兼ねて寺を集めるというのはあちこちの藩で取られた町造りの手法である。駐車場に停めた後、まず楼門が目に入る。こちらは向かい...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第19番「普門院」(中津の寺町へ)

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~仕切り直しは「にちりんシーガイア」で

    2月の中旬、第7回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりとして大分県の中津、宇佐といった豊前地区を訪ねるべく自分の軽自動車で出発し、手前の築上町で前泊とした。しかし、入院中の父親の病状が悪化したとの連絡を受け、翌日の札所めぐりは取り止めて帰宅した。それから1ヶ月あまり、病状は落ち着いているようだが、病院自体がコロナ禍から引き続いて面会制限を行っているため、家族から状況を聞くばかりだ。5月の連休明けにも予定されている5類への移行後はその辺りは緩和されると思うのだが。そこで仕切り直して、前回の続きを進めることにする。2月は札所には行けていないので、今回も「第7回」として出かけよう。行先は中津から宇佐にかけての4ヶ所だが、スケジュールの関係で前泊の手を使わず、3月25日の日帰りでの往復とする。そうすると新幹線+特急とい...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~仕切り直しは「にちりんシーガイア」で

  • 芸備線の1日3往復区間が「当面の間」運休、はたして存続は大丈夫か・・

    3月23日、芸備線の備後八幡~内名間を走行中の列車が、線路上に落下した石に接触し、脱線する事故が発生した。原因調査等を行うこともあり、翌24日から「当面の間」列車の運転を取りやめ、代行輸送を行うという。芸備線のこの区間といえば東城~備後落合間の1日3往復の運転で、かねてから今後の存続のあり方についてJRが地元への協議を働きかけているところである。事故に遭った列車は備後落合への夕方の最終列車。発生したのが19時25分頃だが、列車には乗客が乗っておらず、運転士にもけがはなかったそうである。死傷者がなかったのは幸い・・・であるが、平日の19時台にして「乗客ゼロ」というのが、この区間の現状を物語っている。芸備線の東城~備後落合間も、青春18きっぷの時季には全国から乗りに来る人が多く立ち客も出るくらいの乗車数になる...芸備線の1日3往復区間が「当面の間」運休、はたして存続は大丈夫か・・

  • WBC日本代表、優勝おめでとう

    アメリカとの決勝戦は仕事のため生中継を見ることはなかったが、昼前に3対2で日本勝利の一報があり、ともかく優勝おめでとう。私の勤務先企業は「侍JAPAN」に協賛しており(その割には、社員として何か恩恵があるわけではなく)、バファローズファンとしては山本、宮城、宇田川、山﨑颯の4人、そして昨季まで在籍していた吉田が決勝ラウンドに選出されたことでうれしかったが、いかんせん一部マスゴミのはしゃぎように閉口して、試合の中継も見ることはなかった。予選を通過するとますますその度合が高くなり、他にも報道すべき出来事がいろいろあったにも関わらずWBC一色だったので、この数日は朝はテレビをつけない日が続いていた。この対応、コロナ禍初期にいろんなコメンテーターとやらが不安を煽り立てた時以来である。・・・あ、でもよく考えればその...WBC日本代表、優勝おめでとう

  • オープン戦観戦記~カープ対バファローズ@マツダ(3月19日は最後までもつれる展開に・・)

    NPBの開幕前ということで、17日にNHK広島でカープ関連の番組をやっていたのだが、確かに選手に期待するのはわかるが、出演者が揃いも揃ってカープの優勝を予想するという構成に、まあ、NHKといえども地元局となるとそうならざるを得ないのだろうが、何といいますか・・。そして18日、19日は広島でカープ対バファローズの2連戦である。18日は仕事のため行けなかったが、2対1でバファローズの逆転勝ち。そして19日、現地にて観戦である。マツダスタジアムでのカープ戦ということで、アウェイの雰囲気を楽しみ、そしてカープに勝つことを願うばかりである。オープン戦ということで内野席はネット裏も含めて自由席(下段と上段で値段は違う)である。そうすると、良い席は早い者勝ちである。どのくらい前に行けばよいか見当つかないが、開門の11時...オープン戦観戦記~カープ対バファローズ@マツダ(3月19日は最後までもつれる展開に・・)

  • 広島にあってパ・リーグは3軍以下に見下された存在。ボコボコにしたれや!!

    広島にあっては、パ・リーグというのはマイナーリーグ、独立リーグ以下の扱いやな。いや、WBCの中国代表以下の存在でしかないようだ。3月17日、NHKの広島ローカル枠では開幕直前ということでカープの応援番組をやっていたのだが、結局は何をおいてもカープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カーウ、カープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カープ、カーウ、カープ、カープ、カープ、カープの10乗。そしてリーグ優勝は判を押してカープ、カープ、カープ、カープ、カープ・・・。昨年もこういう番組があり、開幕直後の2週間くらいはカープが爆勝していましたね。NHKが地元球団を応援するのもある意味地域に根差した放送の役割なのかもしれない。そして、応援してもらえるカープはうらやましいですね。それに引き換えバファロ...広島にあってパ・リーグは3軍以下に見下された存在。ボコボコにしたれや!!

  • 奈良23番「室生寺」~神仏霊場巡拝の道・49(古代からのパワースポットの後は・・・焼きとんとキンミヤ)

    3月12日、神仏霊場めぐりは大和の女人高野・室生寺に向かう。近鉄大阪線の室生口大野駅から出るバスは「室生寺方面室生龍穴神社行き」とある。室生龍穴神社とは室生寺よりも歴史が古く、水の神である龍神を祀っており、平安時代には朝廷により雨乞いの祈祷も行われていたそうだ。この神社のさらに奥には「吉祥龍穴」と呼ばれる穴があり、知る人ぞ知るパワースポットなのだという。室生寺も平安時代から続く寺院だが、室生龍穴神社の神宮寺として開かれたとも言われているくらい。それだけ、神社、龍穴の存在は大きいそうだ。・・・初めて知った。最近はその吉祥龍穴を目指す人も多いのか、2022年のダイヤ改正で、室生寺行きのバスが室生龍穴神社まで延長したそうである。ただ、今回のスケジュールだと、室生寺から1キロほど奥にある室生龍穴神社までなら行けそ...奈良23番「室生寺」~神仏霊場巡拝の道・49(古代からのパワースポットの後は・・・焼きとんとキンミヤ)

  • 神仏霊場巡拝の道~夜行バスと「ひのとり」で大和路へ

    3月に入っての神仏霊場めぐりである。前回、播磨西部の赤穂大石神社、廣峯神社、圓教寺を回り、次の行き先は奈良の室生寺である。これまでにも近くの長谷寺と合わせての参詣や、西国四十九薬師の札所として訪ねたところである。どのタイミングで行こうかといろいろ考えたが、3月12日に大阪でのバファローズのオープン戦観戦と合わせて出かけることにした。理想なら、前日の3月11日から関西に出向いて、室生寺だけでなく長谷寺も訪ね(西国三十三所の4巡目にもなる)、どこかに泊まっての一献。そして12日午前中に次のシリーズを訪ねた後に京セラドーム大阪に向かうところだが・・仕事も忙しく、11日の日中は出勤ということになった。このところ、土曜日に所用や仕事を済ませた後に出発し、前泊の形で近くまでアクセス、そして翌日に1日かけて札所をめぐる...神仏霊場巡拝の道~夜行バスと「ひのとり」で大和路へ

  • オープン戦観戦記・バファローズ対ファイターズ@京セラドーム大阪

    このところ情報番組でもっとも取り上げられているのが野球のWBCである。連日、大谷、ヌートバーといったところの活躍が話題をさらっている(地味に、レッドソックスの吉田もいいところでタイムリーを打っているし、山本も好投を見せたがあまり取り上げられないなあ)。私も野球観戦は好きだし、日本代表の活躍を願っているのだが、実は中継そのものは見ていない。開始時間も遅いので仕事が終わって帰宅してもまだ試合は続いているのだが、メディアのああいう騒ぎ方(ニッポン!!ニッポン!!というノリ)が好きではないのだろう(サッカーのW杯やオリンピックなども同じ理由。特に、2021年の東京五輪については、テレビのニュースがその関連になるとテレビを切っていたくらいだ)。そんなひねくれた感のある私だが、WBCの陰には隠れているが、プロ野球もオ...オープン戦観戦記・バファローズ対ファイターズ@京セラドーム大阪

  • 第24回中国四十九薬師めぐり~「スーパーやくも」にて「吾左衛門鮓」の丸かじり

    今回の中国四十九薬師めぐりを終え、予定より早く、米子14時25分発の「やくも20号」にて出発することにする。列車の発車まで少し時間があるので、境線ホームに行ってみる。ちょうど境港からの列車が到着したところで、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターが描かれた車両が目を引く。境港は「鬼太郎」の作者・水木しげるの出身地で、今や漁港というより妖怪の町として人気を集めており、そのアクセスとなる境線も妖怪を前面に出している。札所めぐりでは境港に行くことはなかったが、また訪ねてみたいところだ。そうするうちに「やくも20号」が入線。薄紫色の車体に、紫と赤の帯をまとった「スーパーやくも」の復刻塗装である。「スーパーやくも」とは、かつて「やくも」のうち速達列車につけられた名前。また、「やく20号」は6両編成だが、「スーパー...第24回中国四十九薬師めぐり~「スーパーやくも」にて「吾左衛門鮓」の丸かじり

  • 第24回中国四十九薬師めぐり~第40番「安国寺」(寺町から米子城に向かう)

    中国四十九薬師めぐりはようやく最後の県である鳥取県に入る。鳥取県には10の札所があり、東西に広がっている。広島からもっとも遠い県ということもあり、回るにはそれなりの回数を費やすことになるだろう。まずは西の米子から始める。山陰線で島根県から鳥取県に入り、米子で下車する。現在、南北自由通路の設置を含めた橋上駅舎の建設工事が進められており、今年の夏に完成予定という。さてこれから向かうのは、この直前に訪ねたのと同じ名前の安国寺。安国寺は足利尊氏が全国に建立を命じた寺院で、先ほど訪ねたのが出雲の安国寺、そしてこれから訪ねるのが伯耆の安国寺である。米子の街中、寺町エリアにある。歩いて行けないこともないが、ちょうど発車する米子市循環バス「だんだんバス」に揺られることにする。米子には何度も来ているし、宿泊したこともあるの...第24回中国四十九薬師めぐり~第40番「安国寺」(寺町から米子城に向かう)

  • 第24回中国四十九薬師めぐり~第39番「安国寺」(出雲街道を行く)

    「サンライズ出雲」に乗って到着した松江。ここで折り返して島根県を後にすることから、駅高架下にて地酒「李白」や水産加工物のあれこれを購入して土産とする。これから、島根県最後の札所である第39番・安国寺に向かう。最寄り駅は山陰線で1駅米子方面にある東松江だが、松江市バスの竹矢という停留所からでも歩いて行けそうだ。どちらにするかは時刻表次第だが、このタイミングだと列車のほうが先に発車する。松江から乗るのは10時06分発の米子行きである。ワンマン列車で、次の東松江は無人駅のため、あらかじめ1両目の前扉に近い席に座る。次の駅といっても乗車時間は7分、結構距離がある。東松江到着。ICカードの利用範囲ということで、カードだけ運転士に提示してそのまま下車する。駅の北側にはJR貨物の集配基地があり、かつては貨物列車の駅でも...第24回中国四十九薬師めぐり~第39番「安国寺」(出雲街道を行く)

  • 第24回中国四十九薬師めぐり~「サンライズ出雲」にあえて岡山から乗って山陰入り

    これまで、大阪時代、そして現在の広島勤務において、中国観音霊場、中国四十九薬師といった札所めぐりのため、さまざまなルート、手段にて札所までアクセスしてきた。札所よりもその行き帰りの方法が紀行文の重きを置いていたといえなくもないし、「この列車に乗るついでに札所を回ろう」ということで訪ねたこともしばしばあった。その最たるものは「WESTEXPRESS銀河」だろう。当時は目的地へのツアーへの抽選だったが、ご縁があって山陰、紀南、山陽各コースに繰り上げも含めて当選し、その御礼も込めて足を延ばして各地の札所めぐりを絡めたこともある。そんな中、ついにこの列車に乗る時が来た。寝台特急「サンライズ出雲」である。「サンライズ瀬戸・出雲」そのものはかなり以前2回乗ったことがある。いずれもこのブログの記事になっていないのだが、...第24回中国四十九薬師めぐり~「サンライズ出雲」にあえて岡山から乗って山陰入り

  • 第24回中国四十九薬師めぐり~岡山のミシュラン居酒屋にて前一献

    前回、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの前泊で福岡県にいた時、実家の父親の容態が悪くなったとの連絡を受け、翌日の札所めぐりは取りやめにして帰宅した。幸い、病院の措置により何とか取り戻し、依然として重篤であることには変わりないが今は落ち着いているとのことである。だからというわけではないが、札所めぐりの予定を続けることにする。かねてからそうだったが、札所での祈りには父の病気平癒も入れている。さてそうなると、前回中断した九州行きの仕切り直しということだが、3月は先に他の予定が埋まっており、いつになるかはまだ見通せていない。まだ東九州にも入っていないのだが、そこは機会をうかがうとしよう。そして、3月4日~5日にかけて中国四十九薬師めぐりとする。前回松江まで進んでいるが、島根県として東松江にある第39番・安国寺が残って...第24回中国四十九薬師めぐり~岡山のミシュラン居酒屋にて前一献

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~築上町にて一泊、しかし・・・

    2月18日、午後から山陽道~九州道~東九州道を通ってやって来たのが福岡県の築上町。翌日、大分県に入って中津から宇佐にかけて九州八十八ヶ所百八霊場を回るが、その前泊のためである。九州一周のコマも北九州から福岡東部に進んだ形だ。廿日市から乗り、築城で下車するまでの高速料金は軽自動車、ETCと休日割引で3260円だった。自分で運転することをどう捉えるかだが、ガソリン代を加えても思ったより安く移動できた。この日の宿泊は国道10号線沿いにある「ホテルAZ福岡築上」。九州を回るなら、このホテルチェーンに今後もお世話になることだろう。築城駅からは少し離れているし、周りに一献できる店があるわけではないが、クルマ移動ならちょうどよさそうだ。今回はホテル併設のレストランでの夕食つきプランとした。バイキング形式で、もう990円...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~築上町にて一泊、しかし・・・

  • 第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~まずは前泊で出発

    九州の札所めぐりとして九州西国霊場、そして九州八十八ヶ所百八霊場を回っている。このうち九州西国霊場は、2年近くかかったが第33番の大宰府・観世音寺にて結願となった。そして九州八十八ヶ所百八霊場は福岡県の東部を回り、次からは大分県に入る。大分県は中津から佐伯まで14の札所が点在し、内陸の日田にも1ヶ所ある。日田にどのタイミングで行くか、九州をぐるりと回り、再び福岡県に戻った時に行くか。なお、日田に行くなら豪雨災害のため長く不通となり、鉄道での復旧を断念してBRTに転換することになる日田彦山線には乗ってみたい。まずは中津から宇佐、そして杵築にかけてのルートである。日豊線および国道10号線に沿ったところで、九州西国霊場でも通ったところである。列車とレンタカーの組み合わせもよいし、雪の影響もないだろうから自分の軽...第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~まずは前泊で出発

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~松江道経由で広島に戻る

    松江駅から広島行きの高速バスに乗車する。結局今回で一気に島根県コンプリートとはならず、次回、米子とのセットで訪ねることにする。この時点で一応予定は組んでおり、その通り行くことができれば、また鉄道旅行の要素が強くなるはずだ。バスの時間までもう少し時間があれば、高架下の飲食店で軽く一献できたのだが、ちょっと中途半端な時間だったので土産物だけ買い求め、駅横のホール「松江テルサ」のロビーにて寒さをしのぐ。16時00分発の便は予約時点で結構埋まっており、窓側の席は確保したのだが、発車直前で改めて予約サイトをみるとほぼ満席となっている。4人掛けで隣に相客がいると窮屈に感じるのだが、致し方ない。隣は若い男性で、道中ウトウトしたり、スマホで漫画を見たりしているから特に気をつかうこともなかったのだが。松江駅を出発し、しばら...第23回中国四十九薬師めぐり~松江道経由で広島に戻る

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~第37番「延命寺」(斐伊川に向かう)

    日御碕にある第36番・神宮寺を出て、第37番・延命寺に向かう。途中、出雲大社の西側を通り、正面の勢溜の鳥居を横から見る。好天に恵まれたこともあり、出雲大社にも大勢の人が参詣に訪れており、バス乗り場や周辺の商店にも人の姿が目立つ。そのまま、正面の参道をクルマで通り抜ける。歩行者も結構車道にはみ出している。さて、このまま直進すると、かつての国鉄~JR大社線の大社駅がある。せっかくなので大社駅を見ようか。・・・そう思って角を曲がったのだが、その正面に巨大なフェンスが立ちはだかった。あらあら、どういうことか。大社駅は2021年2月から2025年12月の予定で保存修理工事が行われているとのこと。これはここに来るまで全く知らなかったことで、改めてネット検索した。総事業費は10億円近くかかるとの記事もあった。駅舎の修理...第23回中国四十九薬師めぐり~第37番「延命寺」(斐伊川に向かう)

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~第36番「神宮寺」(日御碕をめぐる)

    一畑薬師、出雲大社と来て、ここから中国四十九薬師の札所がある日御碕に向かう。札所の名前は神宮寺で、名前からして元々は日御碕神社と神仏習合で一体だった寺だと推察される。稲佐の浜から日御碕への道は日本海にほど近く、この日は穏やかな眺めが広がる。途中に温泉旅館がある。出雲を回るにあたり、目の前に日本海が広がるこの宿に泊まることも検討した。結局松江駅前の宿泊となったが、こうして現地に来てみると、旅の良い思い出になりそうなところだなと思った。日御碕が近づくと、神社を遠くに見ることができるスポットがある。入江に面したその境内は、出雲大社とはまた違った存在感である。まずは神宮寺を目指すとして、日御碕灯台、そして神社への分岐とは反対の方向に進む。神宮寺がすぐそこという案内板が見えたが、寺はあっても境内にクルマは入れないよ...第23回中国四十九薬師めぐり~第36番「神宮寺」(日御碕をめぐる)

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~出雲大社と稲佐の浜(回る順序逆だった・・)

    中国四十九薬師めぐりの札所には参加していないが、島根でお薬師さんといえばここは外せないだろうと、勝手に「番外、特別札所」に決めた一畑薬師に参詣した。その後、日御碕にある第36番・神宮寺に向かうのだが、その手前に鎮座するのは出雲大社。さすがに素通りするわけにはいかないだろう。出雲大社には何回か参拝しているが、クルマで来るのは初めてである。出雲大社の正門であり、記念撮影のスポットでもある二の鳥居(勢溜の大鳥居)の前を過ぎ、道なりに境内の西へと進む。そして駐車場に着き、何とか空きを見つけてクルマを停める。名高い神社だが駐車料金が無料というのが、出雲らしい大らかさを感じさせる。そしてこの駐車場を出て少し歩くと神楽殿に出る。さらに横に進めばもう拝殿である。一畑電車やバスで訪ねたなら勢溜の大鳥居から参道をてくてく歩き...第23回中国四十九薬師めぐり~出雲大社と稲佐の浜(回る順序逆だった・・)

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~一畑薬師へ(札所ではないが、やはり外せないでしょう)

    2月12日。松江の朝は多少冷え込んでいるものの晴れの天気である。冬の山陰シリーズでこうした天候になるとは思わなかった。ホテルでの朝食、朝風呂を済ませた後出発する。向かったのは松江駅の北にある日産レンタカー。この日のコースとして、中国四十九薬師めぐりの札所、出雲大社に加えて、一畑薬師も訪ねることにした。それなら一畑電車に乗ればよいことだが、駅からのアクセスの悪さは以前に経験済で、他のスポットと一緒に回るならレンタカーという選択肢となる。乗るのはマーチ。朝8時すぎの出発で、帰りは松江駅16時発の広島行き高速バスを予約している。まずは宍道湖の北岸に出る。ちょうど公園になっており、朝の散歩を楽しむ人の姿も見られる。路肩に駐車場があり、ちょっと下車して宍道湖畔の景色を眺める。この後も宍道湖に沿ったドライブが続く。「...第23回中国四十九薬師めぐり~一畑薬師へ(札所ではないが、やはり外せないでしょう)

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~松江にて一献

    2月11日、まずは中国四十九薬師の1ヶ所を回ったところで夕方のチェックインである。泊まるのはグリーンリッチホテル松江駅前。このホテルにはかなり前に一度泊まったことがある。一般タイプのシングルルームに入る。しばらく部屋で休むことに。夕方になり、今回は松江駅前で一献とする。松江には「宍道湖七珍」というのがある。それぞれの頭文字を取って「すもうあしこし」(相撲足腰)」と呼ばれる。「すずき、もろげえび、うなぎ、あまさぎ、しらうお、こい、しじみ」の7つだが、7つ全てを味わうとなると結構値段が張るようだ。それぞれの旬もあるし。この中でもっとも身近に味わえるのはしじみかな。山陰を中心にチェーンが広がる「炉端かば」もあるのだが、今回は別の店を予約をしていた。「日本海の幸漁火」である。土曜日の夜ということで満員御礼のようで...第23回中国四十九薬師めぐり~松江にて一献

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~国宝松江城

    中国四十九薬師めぐり、常栄寺を訪ねた後は国宝松江城である。大手門跡で堀尾吉晴像が指すのが天守閣である。平山城だが、そこまで急な坂や石段があるわけでもなく気軽に訪ねることができる。そして天守閣の前に出る。その前には武将が一人陣取り、観光客と言葉を交わしたり、記念撮影に応じている。「まつえ若武者隊」の方である。「若武者」にしては風格があるように見えるが・・。松江城は全国に12ある現存天守の一つである。先般訪ねた姫路城のようは華麗さはないものの、落ち着いたたたずまいである。今回は中に入ってみよう。松江城を築いたのは堀尾吉晴だが、その後は跡取りがなく改易、京極氏の時代を経て、徳川家康の孫である松平直政が城主となる。以後、松平氏の治世となり、その中には「不昧公」と呼ばれる松平治郷がいる。この「不昧公」という呼び名、...第23回中国四十九薬師めぐり~国宝松江城

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~第38番「常栄寺」(松江城下・寺町の札所)

    新山口からの「スーパーおき2号」で松江に到着。この日はまず、札所番号は飛ぶが第38番・常栄寺に行くことにする。その前に昼食である。この日は松江駅前に宿泊で、夕方の一献の店も予約しているのだが、駅高架下の飲食店街に向かう。こちらでは何軒かの酒場が昼からの通し営業を行っている。その中で入ったのは「庄や」。「大衆酒蔵」の看板が目を引く。この時間帯はランチメニューが主体で、居酒屋メニューは一部のみだが、それでも観光客らしき人が昼から一献傾けている。こちらでは刺身定食をいただく。そして、浜田の赤天もつける。そして、これから寺参りの前だが、ビール一杯くらいいいでしょう・・・。刺身も何種類もあり、結構いける。目指す常栄寺は松江駅から徒歩10分とある。場所は寺町という、文字通り寺が並ぶ一帯である。松江城から宍道湖にかかる...第23回中国四十九薬師めぐり~第38番「常栄寺」(松江城下・寺町の札所)

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~「スーパーおき」で里山と日本海の眺望を楽しむ

    広島から松江に向かうのにわざわざ新山口を経由する今回の中国四十九薬師めぐり。まあ、伯備線経由で行くのもわざわざ岡山を経由するわけだから、そこにはほとんど違いはないと言えるが。言えるのは、最短距離で行くなら高速バス一択で、芸備線~木次線で行こうものなら松江に着く前に日が暮れてしまう・・・。新山口8時53分発の「スーパーおき2号」米子行き。「スーパーおき」といえば、2021年に「西日本どこでもきっぷ」で、「すーぱーおき3号」に鳥取から新山口まで5時間あまり乗り通したことがある。山陰線で鳥取・島根両県を端から端に走り抜け、さすがに乗りごたえがあった。今回はその半分を少し過ぎた距離・時間であるが、山口と松江という2つの県庁所在地を結んでみようと思う。さて、中国四十九薬師めぐりの札所順なら、まずは第36番の神宮寺を...第23回中国四十九薬師めぐり~「スーパーおき」で里山と日本海の眺望を楽しむ

  • 第23回中国四十九薬師めぐり~目的地は出雲、松江

    中国四十九薬師めぐりはシリーズ第23回。第21回でいったん島根県に入り、浜田、そして邑南町口羽にある第35番・延命寺まで進んだ。そして第22回は後回しにした第33番の円政寺を回り、これで中国地方一周も石見国を終えて、今回は出雲シリーズである。札所は出雲市に第36番・神宮寺、第37番・延命寺。そして松江市に第38番・常栄寺、第39番・安国寺と2ヶ所ずつある。それぞれ出雲シリーズ、松江シリーズとしてもよいし、一気に4ヶ所回って島根県をコンプリートしてもいい。もっとも、冬ということで、ノーマルタイヤしかない軽自動車での中国山地越えは難しいところだ。かといって春まで待つのも・・。公共交通機関で行くとして、予定日に充てた2月11日~12日の2日間でどう回るか考えてみる。出雲市駅または松江駅間の高速バスの利用や、特急...第23回中国四十九薬師めぐり~目的地は出雲、松江

  • 広島新四国八十八ヶ所めぐり~スカイレールに初めて乗車

    広島新四国八十八ヶ所めぐりで西条を訪ねた帰途、山陽線の瀬野で下車する。ここに札所があるわけではないが、瀬野で接続している「スカイレールみどり坂線」に乗ってみることにする。隣接するのはみどり口駅である。スカイレールとは、懸垂式モノレールとロープウェイを合わせたような交通手段で、ここ瀬野で、住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として1998年に開通した。一応これも鉄道の一種といえるのだが、前回、今回の広島勤務時を通して乗ったことがなかった。所要時間も5分ほどで、瀬野駅と住宅地を結ぶだけだから、是が非でも乗らなければ・・というほどでもないかなと思っていた。ところがここに来て、2023年末をもってスカイレールの営業を終了するとの報道が出た。採算面で合わないようで、今後は電気自動車を使った路線バスへの...広島新四国八十八ヶ所めぐり~スカイレールに初めて乗車

  • じゃあ、辞めます。人生も

    今までありがとうございました。さようなら・・・。じゃあ、辞めます。人生も

  • 退職するくらいなら

    自殺したほうが、そのほうが楽だし、他人にも迷惑がかからないし、同情してもらえるし、いいよね。退職するくらいなら

  • 第57番「福寿院(円通寺)」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(西条の酒蔵、ふたたび)

    広島新四国八十八ヶ所めぐりは再びの東広島・西条である。以前、西条駅の北にある第38番・国分寺に参詣したが、すぐ近くにある第57番・福寿院(円通寺)は門の前を通ったものの、番号順での参詣ということで素通りした。そして前回(1月)、わざわざ山陽道の河内インター近くのホテルに前泊して第56番・棲真寺に参詣し、その帰途に立ち寄ることもできたが、そのまま山陽道でスルーした。西条へは日を改め、2月5日に出かけることにした。午前中に用事を済ませ、山陽線で昼前に出発。西条駅に降り立った。あえて三原からの帰りにお参りせず、今回にわざわざ回したのは福寿院の立地のためである。西条といえば県内有数の酒どころ。駅前にも地元酒蔵の銘柄の看板が並び、ちょっと遠くを見やると赤レンガの煙突がいくつも見える。その中を歩く。駅に近く、そして目...第57番「福寿院(円通寺)」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(西条の酒蔵、ふたたび)

  • 神仏霊場巡拝の道~姫路城へ

    神仏霊場めぐりの帰りに、姫路城に立ち寄る。ブログの過去の記事を振り返ると、前に姫路城に来たのは2016年4月で、平成の大修理が完了して1年あまり経った頃である。姫路駅まで行ってレンタカーを先に返却してもよかったのだが、また城まで戻るのも面倒だし、荷物もある。駐車料金はかかるが大手門駐車場にレンタカーを停め、姫路城公園に入る。2023年は姫路城が世界遺産に登録されてから30年目の節目で、その記念の幟や、2月26日に開かれる「世界遺産姫路城マラソン」の幟があちこちに並ぶ。券売機で1000円の入城券を購入し、受付に差し出す。すると渡されたのが、「旅する姫路!地域クーポン」800円分。金券ではないので厳密には違うが、姫路城に実質200円で入るようなものである。コロナの影響を受けた姫路市内の飲食店、土産物店の支援、...神仏霊場巡拝の道~姫路城へ

  • 兵庫10番「圓教寺」~神仏霊場巡拝の道・48(雪の「西の比叡山」)

    1月28日の神仏霊場めぐり。圓教寺に向かうため書写山ロープウェイに乗る。このロープウェイ、例年冬から春にかけて定期点検で運休するのだが、2023年は2月27日~3月31日まで運休とあった。1ヶ月後だったらこれに引っかかるところだった。もっとも、運休期間中は圓教寺のほうがロープウェイの山麓駅まで出開帳するという。朱印をもらうだけならそれでええやろ・・というところで、それについて一言ある方もいるだろうが、それはそれでどんなものか一度見るのもいいかな。次の巡拝にでもどうかな・・。ゴンドラが上がると視界が開けてくる。道路の雪はすっかり溶けているが、やはり屋根の上や田畑、同乗のガイドも「姫路でこれだけ雪が積もるのも珍しい」「夜中の何時間かでこれだけ降ったようで、朝起きたらびっくりした」と言っていた。5分ほどで山上に...兵庫10番「圓教寺」~神仏霊場巡拝の道・48(雪の「西の比叡山」)

  • 兵庫9番「廣峯神社」~神仏霊場巡拝の道・47(雪の廣峯山へ)

    1月28日、前日宿泊の相生を出発して姫路に向かう。この日はまず、姫路でレンタカーを借りて兵庫9番の廣峯神社に向かう。あみだくじでは廣峯神社が目的地となっていて、その後は兵庫10番・圓教寺に向かうつもりだ。この日も朝から結構冷え込んでいた。8時12分発の姫路行きは福山始発である。姫路に向けて進むうち、周りの家々の屋根や道端の雪が少しずつ増えてきたように見える。ちょっと内陸に入ったからだろうか。姫路に到着。改札口にて、JR西日本の西国三十三所めぐりのデジタルスタンプラリーで、姫路駅の圓教寺、一乗寺のスタンプを確保する。この日一乗寺に行くかどうかはまだ決めかねているのだが・・。あ、そういえば今回のお出かけの前に、このスタンプラリーにて5ヶ所コースに当選したとして賞品が届いた。タニタの歩数計である。前回スタンプラ...兵庫9番「廣峯神社」~神仏霊場巡拝の道・47(雪の廣峯山へ)

  • 神仏霊場巡拝の道~相生にて一泊

    1月27日、播州赤穂から宿泊地である相生で下車する。新幹線の駅があるくらいだから町には違いないのだが、駅周辺は実にシンプルである。新幹線の「こだま」や「ひかり」に乗った時、相生では列車の通過待ちで数分停車することが多いので駅歩ホームから外を見ることがあるが、住宅地はそれなりに広がっているものの、少なくとも駅周辺には大型店舗や人が集まるスポットはほとんどないように見える。駅前にコンビニがないというのも・・。もっとも、コンコースには駅売店代わりのセブンイレブンがあるし、駅前にはデイリーヤマザキが1件あったが、大手3社の通常タイプの店舗は見当たらない。夜の部屋飲みの食料品はどうするか・・ということだが、駅前にあったのはディスカウントスーパーのラムー。まあここで飲み物やおつまみ系は安く購入できたのだが・・(弁当も...神仏霊場巡拝の道~相生にて一泊

  • 兵庫11番「赤穂大石神社」~神仏霊場巡拝の道・46(赤穂義士、赤穂浪士に思いを馳せて・・)

    播州赤穂に到着し、赤穂駅近くで牡蠣づくしの昼食とした後、赤穂城に向かう。その途中にあるのが花岳寺である。花岳寺は新西国三十三所の一つとして参詣したことがある。赤穂浅野家の菩提寺であるとともに、浅野家の取り潰し後に赤穂藩主となった森氏の菩提寺でもある。また今回はお参りを省略したが、境内には赤穂義士たちの墓所もある。ここで、「赤穂義士」と書いたが、四十七士の呼び方もいろいろあり、私の感覚では「赤穂浪士」のほうが一般的かなと思う。ただ、地元赤穂の人たちにすれば「浪士」という響きはよろしくなく、あくまで「義士」である。いろいろ解説を読むと、元々は「忠臣蔵」にあるように「忠義の士」だったのが、大佛次郎が昭和の初めに、四十七士を幕府に反抗する「浪士」という捉え方をした小説「赤穂浪士」を著し、昭和の金融恐慌の時代にヒッ...兵庫11番「赤穂大石神社」~神仏霊場巡拝の道・46(赤穂義士、赤穂浪士に思いを馳せて・・)

  • 神仏霊場巡拝の道~札所の最西端・播州赤穂へ

    神仏霊場巡拝の道は、初めて兵庫県の札所を訪ねる。兵庫県には南部に15ヶ所あり、最も北にあるのが西国三十三所の第25番でもある播州清水寺。丹波や但馬といった北部まで行くことはない。兵庫県最初ということで、前回のあみだくじで出たのが、姫路にある廣峯神社。姫路駅から途中までバスで行くこともできるが、そこから山登りが続くようだ。なお、姫路市内には西国三十三所第26番でもある一乗寺、第27番でもある圓教寺がある。そして最西端として、赤穂大石神社がある。最西端ということは、西の広島から見れば最も近い札所である。今回は播州シリーズとして、これらをどのように回るか。廣峯神社の他に、赤穂大石神社はこの際訪ねることにしよう。赤穂大石神社は播州赤穂駅から徒歩圏内であるが、これ以外はいずれも神姫バスを絡める必要がある。ただ、それ...神仏霊場巡拝の道~札所の最西端・播州赤穂へ

  • 第15回九州西国霊場めぐり~締めくくりは太宰府天満宮へ・・

    九州西国霊場の「結願成就」として観世音寺を訪ね、太宰府市のコミュニティバスで西鉄太宰府駅に到着。ここまで来たのだから、九州西国霊場とは直接関係ないが、太宰府天満宮に参拝することにしよう。太宰府駅前は多くの内外の観光客でごった返している。やはり九州という土地柄か、韓国語、中国語、その他東南アジアの言語が飛び交う。先般訪ねた京都の伏見稲荷には西洋人の姿も多く見られたが、九州、特に福岡は昔からの伝統か、アジアとの結びつきが強いように感じられる。平成から令和に代替わりする直前に来て以来だが、その時ほどまでではないものの、結構な賑わいである。あちこちに九州国立博物館の展覧会の広告が並ぶ。その中にお目当ての「加耶展」もあるのだが、それを見て「あっ!!」となってしまった。私が九州西国霊場の結願に来たのが1月22日。しか...第15回九州西国霊場めぐり~締めくくりは太宰府天満宮へ・・

  • 第15回九州西国霊場めぐり~第33番「観世音寺」(九州西国霊場・結願成就)

    大宰府政庁跡、坂本八幡宮と回り、いよいよ観世音寺に参詣する。観世音寺が開かれたのは古く、天智天皇が母・斉明天皇の追善のために発願したという。斉明天皇は百済救援のために出兵し、自らも筑紫まで遠征したが、その地で亡くなった。それから造営が進められたが、完成したのは奈良時代に入ってからのことである。後に鑑真が日本に渡り、日本における授戒の制度を整えた後は奈良の東大寺、下野の薬師寺とともに「天下三戒壇」の一つとされた。当時は大きな伽藍も有していたが、平安時代以降は寺の勢力も衰え、また何度も火災に遭ったことで建物も失われた。現在の建物は古いもので江戸時代の再建という。まず、西にある戒壇院に向かう。戒壇院は聖武天皇の勅願により、鑑真により設けられた。案内板では「観世音寺・戒壇院」と記載されている。正面の本堂は江戸時代...第15回九州西国霊場めぐり~第33番「観世音寺」(九州西国霊場・結願成就)

  • 第15回九州西国霊場めぐり~「令和」ゆかりの坂本八幡宮へ

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりでいったん田主丸に向かった後、本題の太宰府に向かう。久留米から鳥栖行きに乗り、そこから博多行きに乗り継ぐ。車内のドア脇に週刊誌の中吊り広告があるな・・とよく見ると、「佐賀空港」とある。空港の利便性をPRすべく、インパクトのある広告にしたものだという。二日市に到着。JRとしては太宰府への最寄り駅であり、二日市温泉への玄関口である。一時は、こちらでの宿泊も考えた。駅のコインロッカーに荷物を預ける。この後は新幹線に乗るので、またこちらに戻ることになる。西鉄の二日市に向かうが、バスもあるが徒歩でもそれほど離れていない。ちょうどJRと西鉄を結ぶグリーンベルトも伸びていて、それに沿って歩く。10分ほどで西鉄の二日市に到着した。太宰府天満宮や九州国立博物館に行くのなら太宰府線に乗って太宰府に...第15回九州西国霊場めぐり~「令和」ゆかりの坂本八幡宮へ

  • 第6回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第5番「大師寺」(もう一度、田主丸へ)

    この記事は九州八十八ヶ所百八霊場として書くことにする。鳥栖から久大線に直通する日田行きの気動車で出発する。久留米を過ぎ、郊外に向けて走る。久大線のこのルート、九州西国霊場でも訪ねたし、九州八十八ヶ所百八霊場でも甘木地区にある札所めぐりのために訪ねた。その拠点として下車した田主丸に到着。河童伝説が残る町で、駅のホームにも河童の像が立ち、また駅舎自体も河童をイメージした建物である。前回、田主丸と甘木を結ぶ甘木観光バスも活用して回ったのだが、第5番・大師寺だけは本堂、庫裏が改修工事中だったため、朱印も得られず、お参りにカウントしなかった。久留米市内は九州南部をぐるり回った後でまた何ヶ所か訪ねることになるのだが、久大線に入るということでこの機に押さえておこう。大師寺の前にもバス停はあるのだが、田主丸駅からはそれほ...第6回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第5番「大師寺」(もう一度、田主丸へ)

  • 第15回九州西国霊場めぐり~鳥栖にて前泊

    九州西国霊場めぐりの結願を前に、鳥栖で宿泊する。「前泊」というのもこれはこれで楽しみである。どうせならもう少し太宰府に近いところで宿泊すればよいのだろうが、実は、今回のついでで、九州八十八ヶ所百八霊場の札所にも行くことを考えてのことである。九州八十八ヶ所については順当に行けば次は大分の中津から宇佐へと回るところだが、久大線の田主丸にあって、以前のシリーズで本堂・本坊が改装中でお参りができなかった第5番・大師寺がある。また、少し足を伸ばすが、大分県に入った日田に1ヶ所ぽつんと第94番・不動寺がある。太宰府に行く前に2ヶ所とも訪ねるか、どちらか片方だけにするかも含めて、いったんそちらに向かうことにしている。そのため、南寄りで宿泊地を探した。当初は久留米で考えたのだが、その手前、交通の要衝である鳥栖は佐賀県であ...第15回九州西国霊場めぐり~鳥栖にて前泊

  • 第15回九州西国霊場めぐり~いよいよ、結願に向かいます

    2021年の3月から始めた九州西国霊場めぐり。福岡、大分、熊本、佐賀、長崎各県にある33ヶ所プラス特別霊場1ヶ所をめぐるこの札所も、結願となる第33番の観世音寺を残すのみとなった。旧国名でいえば、豊前、豊後、肥後、筑後、肥前と来て筑前で終わり。九州においては現在九州八十八ヶ所百八霊場めぐりを行っているが、この先大分、宮崎と進む中で、先行している九州西国霊場は結願しておこうと思う(何分、札所めぐりの多重債務状態なもので・・)。観世音寺があるのはかつての大宰府跡に隣接するところ。観世音寺そのものは以前にも訪ねたことがある。ちょうど、元号が平成から令和に代わろうとするタイミングで、太宰府天満宮から「令和」ゆかりの坂本八幡宮に向かう途中に立ち寄った。その時は「由緒ある寺」と思ったものの、九州西国霊場を回ることは全...第15回九州西国霊場めぐり~いよいよ、結願に向かいます

  • 第56番「棲真寺」その2~広島新四国八十八ヶ所めぐり(小早川氏ゆかりの寺から広島空港大橋を・・)

    広島新四国八十八ヶ所めぐりの最東端ということで、同じ広島県内ながら前泊を前泊を含めた前後編となった。気分転換を兼ねて、第56番・棲真寺の参詣を前に、河内インター近く、広島空港手前の「ホテルエリアワン広島ウイング」にてゆったりした部屋と温泉、朝食を楽しんだ。曇り空なのが残念だがこれから出発する。空港の手前で、分岐する広島中央フライトロードに入る。「地域高規格道路」との位置づけのようだ、現在は大和町まで開通しているが、最終的には世羅町まで伸ばして尾道道とつなぐことで、県北からの広島空港、あるいは山陽道方面へのアクセス向上を目的としている。ただ、現在はその手前の三原市大和町までである。インターチェンジやホテルのある「河内」から棲真寺がある「大和」に向かうというのも、私にとっては関西での国境越えのような気分で面白...第56番「棲真寺」その2~広島新四国八十八ヶ所めぐり(小早川氏ゆかりの寺から広島空港大橋を・・)

  • 第56番「棲真寺」その1~広島新四国八十八ヶ所めぐり(同じ県内だが、わざわざ前泊で出かけました・・)

    広島新四国八十八ヶ所めぐり、次の第56番は棲真寺である。この前まで広島市内を回っていたが、今度は一気に東に飛ぶ。棲真寺があるのは三原市で、三原市といえば備後の国ではないか?と思ったのだが、元々は賀茂郡大和町である。賀茂郡なら安芸の国か。その賀茂郡の町村のほとんどは東広島市や呉市と合併されており、大和町も当初は東広島市との合併を検討していたそうだが、住民投票の結果、豊田郡本郷町、御調郡久井町とともに三原市との合併となった。いろんな思いがあったことだろう。棲真寺があるのは広島空港の北東で、行くならクルマ一択である。こう書くとかなり遠い印象だが、広島市内からだと山陽道経由で1時間あまり、下道経由でも2時間あまりで着くところである。早起きして出かければ十分事足りることだが、同じ広島県内ながら広島新四国で最も東端と...第56番「棲真寺」その1~広島新四国八十八ヶ所めぐり(同じ県内だが、わざわざ前泊で出かけました・・)

  • 第55番「長性院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(比治山の札所の後は、流川で一献)

    12月18日、比治山にある広島新四国の2つの札所をめぐっている。第54番の多聞院の次は、すぐ近くにある第55番の長性院である。電車通りから細い道を入っていく。どうやらこの突き当りの坂を上り切ったところにあるようだ。この先の駐車場は長性院への参詣、もしくはその手前の接骨院用とある。お寺が接骨院も経営しているようだ。長性院は広島新四国の札所であるが、宗派は浄土宗である。弘法大師と浄土宗とはなかなかイメージとして結び付きにくいのだが、いくつかそうした札所がある。長性院が開かれたのは江戸時代初期。信州松本の僧である正誉玄斉が諸国を修行で回る中で、この地に感得して背負っていた阿弥陀如来を祀り、「栄山庵」を開いて念仏の修行を行ったという。玄斉はいつしか庵を出てそのまま戻らなかったが、その後に紀州の僧、白誉が庵を継ぎ、...第55番「長性院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(比治山の札所の後は、流川で一献)

  • 第54番「多聞院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(比治山の被爆鐘楼)

    12月の初めに久しぶりに広島新四国八十八ヶ所めぐりを行ったが、その続きとして出かけたのが12月18日、午後からのことである。次は比治山の麓にある第54番・多聞院、第55番・長性院の2ヶ所である。また広電に乗り、的場町の電停から宇品行きに乗り換えて比治山下に到着。電停前には坂道があり、ここを行くと比治山に向かう。比治山公園や、現在リニューアル工事中の広島市現代美術館がある。その手前に建つのが多聞院である。まずは本堂に向かってみる。多聞院が開かれたのは平安時代、高倉天皇の勅願で呉の音戸に建立された。本尊は、後白河法皇のお手製によるという毘沙門天である。音戸といえば音戸の瀬戸で、平清盛が沈む夕日を扇で呼び戻し、1日で掘削したという伝説があるところ。ちょうど、平清盛が厳島神社に般若心経を奉納したのとも関係するのか...第54番「多聞院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(比治山の被爆鐘楼)

  • 第53番「興禅寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(市街中心部へ)

    12月4日、広島新四国めぐりで宇品地区を訪ねた後、県立広島大学前から八丁堀方面へのバスに乗る。県立広島大学、以前の広島勤務時代にはなかったと思うが、県立広島女子大学、広島県立大学(庄原にあったのを覚えている)、広島県立保健福祉大学が統合して2005年に開設された大学である。平和大通りの手前の富士見町で下車する。次に向かうのは第53番の興禅寺で、平和大通りと駅前通りが交差する田中町交差点に近い。その平和大通りには点灯前のイルミネーションが並ぶ。「ひろしまドリミネーション2022」で、11月17日から1月3日まで開催されていたイベントである。このところの広島の冬の風物詩だそうだが、まだ行ったことないなあ・・。交通量の多い2つの通りだが、そこから1本中に入ると飲食店も多い一角である。その中に、立派な構えを持つ本...第53番「興禅寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(市街中心部へ)

  • 第52番「法眞寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(宇品線跡に出会い、ひとっ風呂浴びる)

    元宇品にある観音寺を訪ねた後、元宇品口の電停から歩いて北上する。先ほどは「元」の札所だったが、次に向かう宇品御幸にある第52番・法眞寺で、広島新四国の続きである。広電で行ってもいいのだが、停留所2~3つ分ならそのまま歩いたほうがよさそうだ。この辺り、明治時代に宇品に港を建設するにあたり干拓が行われて陸地が広がったそうだ。元宇品口から北に伸びる道路を境に左右で段差ができているが、当時の堤防と新たに干拓された一帯の境目の名残だという。そして山陽鉄道(現在の山陽線)の広島開業、日清戦争の開戦にともない、宇品港が兵士や物資の輸送拠点となったことで広島は軍の拠点として重要なところとなった。現在の宇品御幸は碁盤の目のような街並みに住宅が密集しているが、その一角に、他の住宅地とほとんど変わらない様子で法眞寺が現れた。看...第52番「法眞寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(宇品線跡に出会い、ひとっ風呂浴びる)

  • (元)第51番「元宇品観音寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(宇品港と平和の鐘)

    相変わらず各地の札所めぐりについて書いている中、広島新四国八十八ヶ所については佐伯区にある第51番・観音寺で記事が止まっている。観音寺を訪ねたのは11月19日のこと。この時はそのまま島根に抜けて、石見地区の中国四十九薬師の札所を回った。実は広島新四国も12月に少し進めている。ここで各地の記事が長々と続いたが、一段落したところでようやく書くことにする。まず訪ねたのは12月4日のこと。順番でいえば第52番の法眞寺だが、まず向かうのは宇品港である。佐伯区にある第51番・観音寺でも触れたが、「佐伯区観音寺」とともに「元宇品観音寺」というのがある。広島新四国の札所としては元宇品から佐伯区の観音台に移った形だが、寺そのものは残っているし、せっかくなので番外編として訪ねてみることにした。ともかく宇品港に向かおう。広電の...(元)第51番「元宇品観音寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(宇品港と平和の鐘)

  • 奈良5番「帯解寺」~神仏霊場巡拝の道・45(皇室も詣でる安産祈願の寺)

    大安寺から帯解寺に徒歩で移動する。最後は万葉まほろば線の線路を越し、帯解駅を右手に見る。昔から安産、子育て祈願の寺として信仰を集めており、私も名前は知っていたが訪ねるのは初めてである(それにしても、各種の札所めぐりをするようになって初めて訪ねることになった寺社の多いこと)。安産、子育てに縁がないからかな・・。帯解寺は元々霊松庵といい、弘法大師の平城京における師であった勤操によって開かれたお堂の一つであった。平安時代、文徳天皇の皇后である藤原明子(藤原良房の娘)が長らく世継ぎに恵まれなかったが、当地で祈願したところ皇子(後の清和天皇)が産まれた。このことで文徳天皇の勅命により帯解寺という名を与えられ、伽藍も建立されたという。また江戸時代には2代将軍秀忠の妻・江が帯解寺で祈願して家光が誕生し、長く世継ぎに恵ま...奈良5番「帯解寺」~神仏霊場巡拝の道・45(皇室も詣でる安産祈願の寺)

  • 奈良4番「大安寺」~神仏霊場巡拝の道・44(かつての大官大寺はがん封じの寺へ)

    1月3日、連泊となった河内松原を出発し、大阪阿部野橋に向かう。広島に戻るまでの時間、札所めぐりの続きである。この日は奈良に向かうのだが、訪ねるスポットとしてはJR奈良のほうが便利なので、大和路快速に揺られる。今回の目的地は奈良5番の帯解寺だが、その前に、奈良4番の大安寺に向かうことにする。JR奈良からは少し離れているが、奈良交通のバスが出ているのでこれで行くことにする。シャープの天理工場、あるいはイオンモールの大和郡山店に行く系統で、大安寺バス停へは10~20分ごとに1本の割合で走っている。5~6分で大安寺バス停に到着し、そこから西に10分ほど歩くと大安寺に到着する。大安寺の歴史は古い。元々は飛鳥時代、聖徳太子の遺志を受けた舒明天皇が建てた百済大寺という官寺で、その後平城京への遷都にともない、奈良に移り、...奈良4番「大安寺」~神仏霊場巡拝の道・44(かつての大官大寺はがん封じの寺へ)

  • 大阪18番「葛井寺」~神仏霊場巡拝の道・43(帰省を兼ねて河内松原で連泊し、実家へ)

    元日の夕方、長浜から一気に大阪に戻り、そのまま市内を通過して近鉄南大阪線に乗る。いよいよ実家のある藤井寺が近づくのだが・・・。準急で1つ手前の河内松原で下車する。このまま実家に戻ると思いきや、ここで宿泊である。日が落ち、一応イルミネーションはあるものの駅前の店舗もほとんど閉まっている駅前に降り立つ。帰省したというのなら実家に泊まればよいではないかと思われるだろうが、物理的に私が横になれるスペースの確保が難しいし、またいい年して両親に面倒をかけさせたくないし・・という思いがある。何となく気恥ずかしいというのかな(別に、家族仲が悪いというのではない)。当初は大阪市内に泊まろうかと思い宿泊予約サイトを見ていると、河内松原駅前に新しくホテルができていたのを見つけた。(松原市には失礼ながら)こんなところにホテルがで...大阪18番「葛井寺」~神仏霊場巡拝の道・43(帰省を兼ねて河内松原で連泊し、実家へ)

  • 滋賀6番「宝厳寺」~神仏霊場巡拝の道・42(荒波の琵琶湖を渡る)

    大津から長浜に来て、竹生島に渡る。竹生島にある宝厳寺は西国三十三所めぐりで訪ねたこともあるが、神仏霊場めぐりの札所でもある。いずれにしても、船でなければ訪ねることができないというのはある意味難所である。特に冬の時季は観光船の便数も限られている。広島からだと訪ねるまで結構大変なので、この年末年始、当初の目的地が京都だったこともあり、もう少し足を延ばしてみようということで指名した。長浜12時50分発の便に乗る。大津で初日の出クルーズに乗ったこともあり、長浜発はこの時間となった。ここでも旅行会社の旗を持った添乗員が案内する団体に出会う。ひょっとしたら琵琶湖初日の出クルーズにもいたかもしれない。話の内容から、西国三十三所めぐりというよりは正月の滋賀であちこちお参りしようということで、さらに三井寺の除夜の鐘にもいた...滋賀6番「宝厳寺」~神仏霊場巡拝の道・42(荒波の琵琶湖を渡る)

  • 滋賀5番「長浜八幡宮」~神仏霊場巡拝の道・41(元日初詣、脇からお参りさせてもらう・・)

    2022年~2023年の年末年始の神仏霊場めぐりは、京都に続いて滋賀に入り、今回あみだくじではなく「指名」で目的地とした竹生島の宝厳寺を目指す。大晦日の夜に三井寺参詣、琵琶湖初日の出クルーズで泊まった大津から、竹生島行きの観光船が出る長浜に移動する。竹生島まで行った後、そのまま大阪に移動するので、青春18きっぷの1回分を使用する。長浜に到着。時刻は11時10分すぎで、長浜港から乗船予定の観光船の出航は12時50分。駅から少し歩くが、1時間半あまりの時間がある。それならば・・ということで、長浜市内にあるもう1ヶ所の神仏霊場の札所である長浜八幡宮に行くことにする。各種案内では駅から徒歩20分とある。長浜といえば羽柴秀吉が築いた長浜城、そして楽市楽座を取り入れた町づくりで知られている。また、江戸時代からは北国街...滋賀5番「長浜八幡宮」~神仏霊場巡拝の道・41(元日初詣、脇からお参りさせてもらう・・)

  • 滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(琵琶湖初日の出クルーズ)

    2023年は大津、三井寺の除夜の鐘で迎え、宿泊の東横インに戻る。そして4時間あまり眠った後、再び外出する。今度向かったのは大津湊である。琵琶湖の初日の出クルーズ。年始をどのように迎えるか考える中で、船の上から初日の出を見るというのに引かれて予約した。これにより宿泊は大津、そして現地に来て三井寺の除夜の鐘が撞けるのを見つけて先ほど訪ねたばかりである。朝6時15分、窓口にて予約の旨を告げて乗船券と引き換える。ちなみにこの便は満員御礼という。乗船時刻が近づくと行列ができ、ツアーでの団体客の姿も見られる。大津プリンスホテルに宿泊したようだが、あのホテルなら部屋からでも初日の出が観られるのではないかと思う。6時35分に乗船開始となり、就航する「ビアンカ」に向かう。この船舶に乗るのは初めて。通常は日中のクルーズ船とし...滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(琵琶湖初日の出クルーズ)

  • 滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(三井寺で除夜の鐘を撞いて新年を迎える)

    三井寺での除夜の鐘を撞くことができるというので、22時前、宿泊の東横インを出発する。フロントは24時間対応している。夕方は買い物客もそれなりにいた商店街も人の姿がなく、そのまま歩いていく。観音堂側の入口に着き、周りも暗い中、石段を上がる。境内に入ると観音堂の灯りがついていて、人の姿もちらほら見える。こちらはここまでずっと開いていたのかな。観音堂に入り、冥加料として1000円を納めると、番号札を渡される。除夜の鐘は番号順に撞くそうで、ポスターにあった集合時間の22時半より前に来たが、番号は90番台だった。もっと早くから受付が始まったのかもしれないし、あるいは団体など、早い番号枠があったのかもしれない。別に構わないが。鐘楼に向けて観音堂を出発するのは23時半という。近所の人などは一度家に帰ったか、クルマの中で...滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(三井寺で除夜の鐘を撞いて新年を迎える)

  • 滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(年越しの前にお参りしたが・・)

    大晦日、混雑の伏見稲荷大社の参拝を終え、稲荷駅からJR奈良線で京都駅に出る。コインロッカーから荷物を取り出し、米原方面の列車に乗り、そして下車したのは大津である。ここまで触れていなかったが、大晦日の宿泊は大津ということにした。京都や大阪での宿泊も考えたのだが、決め手となったのは元日の記事にも載せた琵琶湖クルーズからの初日の出である。当初、この年末年始は広島からいったん九州に渡り、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりをした後に大阪行きのフェリーに乗船し、大阪湾を行く船上から初日の出を見ようと思っていた。それが、大学の同窓生との忘年会が入ったため直接関西に出たのだが、その中で見つけた湖の上から初日の出というのも貴重な体験になりそうだ。そして元日は初日の出の後、滋賀県内のある札所に向かう予定である。これはあみだくじには...滋賀15番「園城寺(三井寺)」~神仏霊場巡拝の道・40(年越しの前にお参りしたが・・)

  • 京都43番「伏見稲荷大社」~神仏霊場巡拝の道・39(戻って来たインバウンドとともに一ノ峯へ)

    神仏霊場めぐりは大晦日、東寺~今熊野観音寺~泉涌寺を経て伏見稲荷大社にやって来た。東寺と伏見稲荷大社を1日で回るとは、ちょっとした京の冬の旅の趣である。JRの稲荷駅を出るとすぐ正面に伏見稲荷の大鳥居が出迎える。大晦日であるが境内は早くも初詣モードのようで、大勢の参拝客が行き交っている。先ほどまでの札所とは大違いだ。着物姿も人もあちこちで記念撮影している。そして、行き交う人たちの言葉といえば・・・中国語に韓国語、そしてベトナムかタイか、東南アジア系の言葉である。さらに西洋の人たちも数多い(西洋の人となると、アメリカなのかイギリスなのか、欧州のどこかなのか全然区別がつかない)。伏見稲荷大社は京都の中でも外国人観光客が特に多いところ。特に朱塗りの千本鳥居が「クール」として人気で、旅行サイトでも日本で訪れたいスポ...京都43番「伏見稲荷大社」~神仏霊場巡拝の道・39(戻って来たインバウンドとともに一ノ峯へ)

  • 京都41番「泉涌寺」~神仏霊場巡拝の道・38(御寺泉涌寺も大晦日は静かに・・)

    2022年大晦日の神仏霊場めぐり。今熊野観音寺に続いて、この一帯の中心寺院である泉涌寺に着く。境内に人の姿はまばらである。泉涌寺の実質的な開山は鎌倉時代、月輪大師俊仍(しゅんじょう)である。仁和寺や大覚寺と同様に皇室とのつながりが強く、一帯の月輪山には鎌倉時代、江戸時代の天皇陵がある。もっとも近い年代だと明治天皇の前の孝明天皇だから、遠い昔の話ではない。拝観料を納め、まずは山門を入ってすぐ左手にある楊貴妃観音堂に向かう。唐の楊貴妃をモデルにした観音像で、鎌倉時代に南宋から勧請したという。秘仏ではなくこの観音堂で拝むことができる。堂内は暗いので遠くに観音像が祀られているなという感想だが、近くから撮影した写真が飾られていて、そこで表情をうかがうことができる。当時の美の基準としてはふっくら、ふくよかさというのが...京都41番「泉涌寺」~神仏霊場巡拝の道・38(御寺泉涌寺も大晦日は静かに・・)

  • 京都42番「今熊野観音寺」~神仏霊場巡拝の道・37(頭痛封じ、ぼけ封じ)

    東寺を参詣後、京都市バスの202系統に乗る。この系統は市内循環ルートで、九条車庫前を起点として東福寺、清水五条、丸太町、西大路などを経由する。事前に意図していたわけではないが、泉涌寺の一帯を訪ねるのにちょうどよいということで移動する。泉涌寺道で下車。今熊野観音寺への案内板に見覚えがある。ちょうどJR・京阪の東福寺駅からの徒歩道の中間点にあたるところで、寺へのアクセスも短縮できた。総門をくぐり、七福神の幟が並ぶ参道を歩く。京都では「都七福神めぐり」が有名だが、他にもさまざまな七福神めぐりがあり、こちらでは泉涌寺の塔頭寺院をめぐるそうだ。ちなみに、これから向かう今熊野観音寺は恵比寿神の担当だとか。今熊野観音寺に到着。子どもと戯れる弘法大師像が出迎える。さまざまな表情を見せるのが弘法大師である。今熊野観音寺を開...京都42番「今熊野観音寺」~神仏霊場巡拝の道・37(頭痛封じ、ぼけ封じ)

  • 京都4番「教王護国寺(東寺)~神仏霊場巡拝の道・36(ゆく年くる年を祈る)

    年末年始の神仏霊場巡拝の道めぐり。今回の目的地は京都41番の泉涌寺であるが、これにプラスして他の寺社もめぐることにしている。30日夜は大阪ミナミでの忘年会の後、阪神尼崎にて宿泊。バイキング式の朝食を済ませた後、まずは阪神で梅田に向かう(乗ったのは山陽電車からの直通特急)。泉涌寺の最寄り駅はJR、京阪の東福寺で、まずはJRの大阪から京都まで移動する。そうすると、京都市内に数多くある札所の中で、京都4番の教王護国寺(この後は一般的な「東寺」の名称で書くことにする)がポツンと存在するので、先に東寺に参詣し、その後泉涌寺、そしてその塔頭寺院であり西国三十三所第15番である今熊野観音寺に行くことにした。おそらく泉涌寺まで行っても時間があるので、そこから近いところをもう少し回ることにする。そして、宿泊地にて年越しだ。...京都4番「教王護国寺(東寺)~神仏霊場巡拝の道・36(ゆく年くる年を祈る)

  • 2023年元日

    2023年元日新たな年が皆様にとって良き一年になりますように。拙ブログもよろしくお願いします。(画像琵琶湖上ミシガンより初日の出)2023年元日

  • 神仏霊場巡拝の道~まずはミナミにて忘年会

    12月30日、広島から大阪に向けて出発する。今回、大阪までは青春18きっぷを使っての移動だが、夕方になんば駅集合なので多少ゆっくり出ても間に合う。前日は私の年内最終の出勤日だったが、結構遅くまで残っていたので朝は少しゆっくり起きる。西広島を9時23分発の白市行きで出発し、広島でいったん下車。次の糸崎行きが広島発9時50分で、1本早い列車での席取りのためである。白市~三原間は日中1時間に1本しか列車がなく、この糸崎行きも3両しかない。そのためか、広島出発時点で立ち客も出る。そのまま下車する人もほとんどないまま進む。11時05分、糸崎の一つ手前の三原に到着。ここで下車する。次の11時34分発の列車は愛生行き。2時間40分の長時間移動となるため、始発駅から座っていきたいところだ。あらかじめそれを狙ってか、大きな...神仏霊場巡拝の道~まずはミナミにて忘年会

  • 神仏霊場巡拝の道~年末年始は関西へ

    2022年も残りわずか。今年もさまざまな暗いニュースが相次ぎ、その一方でスポーツの明るい話題に心安らぐという世相だったように思う。私としては今季一番うれしかったニュースは、やはりオリックス・バファローズのリーグ連覇、そして日本一である。それで充分である。さて、2022年~2023年の年越しをどうするか。昨年は九州西国霊場めぐりで久留米を訪ね、新門司港からの名門大洋フェリーに揺られて船内で新年を迎えた。翌朝、大阪南港に入る手前で雲の上越しに初日の出を見ることができた。今年はどうするか。当初は、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの続きを考えていた。前回11月に北九州を回っており、続きは中津から宇佐、別府にかけてである。この九州八十八ヶ所だが、六郷満山と呼ばれ多数の寺院を有する国東半島の中に札所がないのも特徴だ。宇佐...神仏霊場巡拝の道~年末年始は関西へ

  • 第22回中国四十九薬師めぐり~萩から長門市、美祢線へ

    東萩駅にて「○○のはなし」の発車を見送り、14時24分発の長門市行きを待つ。ここで雨が本降りになってきた。もう少し駅に戻るタイミングが遅かったら、しっかり雨に濡れていたところだ。益田からやって来たのはキハ40の単行。1両でも乗客も少ないのは少ないのだが、海側のボックス席はそれぞれしっかり独占されている。やはりその筋の人たち、あるいは一般の旅行者で、益田から長門市まで直通する列車が限られる中、時刻表を読んでこの貴重な列車狙いのようだ。この前の列車は3時間以上前だし、後の列車は2時間後である。ロングシートは空いているのだが車内で昼食をということでちょっと座りにくい。幸い、山側のボックス席に一つ空きがあったのでそちらに陣取る。まずは萩の市街地の外周をぐるりと回る。玉江で阿武川の河口に近づき、再びどんよりした日本...第22回中国四十九薬師めぐり~萩から長門市、美祢線へ

  • 第22回中国四十九薬師めぐり~第33番「円政寺」(維新の志士も遊んだ神仏習合の寺院、そして後の総理大臣は・・・)

    12月28日、世間はこの日が「納め」で、2022年を振り返るニュース、映像がさまざま流れる。いろいろなことがあった1年。スポーツでも多くの話題があって賑わったのだが、その中にあってはプロ野球においてオリックス・バファローズの日本一が取り上げられることはなかった。日本のプロ野球のニュースはスワローズ・村上の「村神様」、そしてマリーンズ・佐々木の完全試合だけ。いまだに、ジャイアンツ、タイガースが勝たなければ日本のプロ野球は盛り上がらないようである。バファローズは日本一になってが、所詮全国的に見ればマイナー、不人気チームであることには変わりない。ましてや関西においては毎日マスゴミがこぞってタイガース、六甲おろし、そらそうよ監督の話題で発狂しており、バファローズの日本一など他国の出来事のように報じられている。あの...第22回中国四十九薬師めぐり~第33番「円政寺」(維新の志士も遊んだ神仏習合の寺院、そして後の総理大臣は・・・)

  • 第22回中国四十九薬師めぐり~松下村塾、松陰神社

    タイトルだけを見ればバリバリの萩の観光旅行なのだが・・。益田からの列車で東萩に到着したのが10時43分。そして、東萩から乗る予定にしているのが14時24分の長門市行きである。長門市行きの少し前、14時13分に観光列車「〇〇のはなし」が発車する。全車指定だが当日でも空席はあるようだ。ただ、今回は長門市から美祢線に乗ることにしており、「〇〇のはなし」は東萩からいったん仙崎を経由するため長門市に着いても予定の列車に間に合わない。無理に短区間乗ることもなく、後発の鈍行まで3時間40分ほどの時間を萩で過ごすことにする。これが何もないところでの3時間40分なら持て余すところだが、萩は世界遺産にも登録されているスポット、見どころには事欠かないだろう。まして、目指す中国四十九薬師の札所・円政寺は城下町の中にあるので、そこ...第22回中国四十九薬師めぐり~松下村塾、松陰神社

  • 第22回中国四十九薬師めぐり~山陰線海岸区間を行く

    12月11日、前泊した浜田から山陰線で東萩に移動する。時計回りに中国地方を一周する中国四十九薬師めぐりのコマは石見まで進んでいるので逆走する格好だが、鉄道でというのがポイントである。ホテルでの朝食を済ませ、浜田駅から出発。前日ここの券売機で購入した青春18きっぷにスタンプをもらう。ちょうど、8時10分発の益田行きが到着したところだ。この列車は出雲市を5時50分に出発しており、浜田で18分停車する。2両編成だが、ちょうど乗客が入れ替わる形となり、浜田からの乗客は旅行者らしい人を含め数人である。もちろん、海側のボックス席を確保する。この日の島根県は曇り、一時雨の予報。山口県の日本海側も似たようなものでろう。周布を過ぎると海岸に出る。風、波もそれなりに強い。ここに来て雨も落ちてきたようだ。冬の日本海らしい景色で...第22回中国四十九薬師めぐり~山陰線海岸区間を行く

  • 第22回中国四十九薬師めぐり~萩を目指すためにまずは浜田で前泊。

    今年も残り1週間となったが、12月23日から24日にかけては広島市内も結構な積雪となった。朝起きるとクルマが駐車場ですっぽり雪に埋もれた状態。通勤にも一苦労、二苦労したところで、まさに「クリスマス寒波」となった。ちょうど東京から出張で来た人の対応を行っていたが、「広島は瀬戸内なので温暖なところと思っていたけど、結構『雪国』なんですね」と。昼食を市内のレストランでご一緒したのだが、外の木々に雪が積もり、さらに雪が降り重なる景色は、広島は広島でも芸北や備北にでもいるかのような感じがした。・・・さて、ここからは年末に向けて中国四十九薬師めぐりの記事である。前回は現地での鉄道廃線・未成線関連のスポットめぐりのため、第34番・長徳寺、そして第35番・延命寺と先に島根県石見地方の札所を回った。その一方で、萩にある第3...第22回中国四十九薬師めぐり~萩を目指すためにまずは浜田で前泊。

  • 第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦記・3(そして優勝決定巴戦へ・・)

    大相撲九州場所千秋楽は幕内の土俵入りである。この時間になるとさすがに館内も多くの客が訪れ、満員御礼となる。土俵入りはまずは東方から。2敗で単独トップの高安、そして3敗で追う大関貴景勝が最後に土俵に上がる。続いては西方の土俵入り。先頭は平戸出身の若手・平戸海ということで館内から拍手が起こる。特に、私が座っていた席の右手には応援団らしき方々がいたのでより大きな拍手である。その次は期待の新入幕・熱海富士だがこちらは残念ながら大負けである。そういえば、他の力士の写真はあるのに、優勝争いしている阿炎の土俵入りは撮っていなかったな・・。今思うと、高安が本割で勝ってすんなりと優勝を決めると踏んでいたのだろう。本来ならここで横綱土俵入りのはずだが、照ノ富士は休場。この先、照ノ富士の土俵入りをナマで観る機会は訪れるだろうか...第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦記・3(そして優勝決定巴戦へ・・)

  • 第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦・2(協会ご挨拶はじめ、千秋楽の光景を・・)

    大相撲九州場所千秋楽の観戦記の続き。十両の土俵入りが終わり、幕下上位5番の取組。こちらも熱の入った取組が続く。十両の取組。最初に登場するのは新十両の對馬洋である。負け越しが決まっており、幕下への陥落も危ぶまれていたが、この日は幕下の藤青雲との取組。藤青雲は3勝3敗で、勝てば勝ち越し、ひょっとしたら幕下~十両の入れ替え戦になるかと思われたが、ここは對馬洋の勝ち。7勝8敗なら何とか踏みとどまれるかという成績である。2番後には、3敗で十両優勝争いのトップの欧勝馬と、4敗の大奄美が対戦。ここは大奄美が押し出しで勝ち、4敗で並び優勝決定戦となることが決まった。さらにこの後に登場する4敗の北青鵬、剣翔、そして天空海も勝てば優勝決定戦に進出である。しかし、この3人が相次いで敗れ、決定戦は欧勝馬と大奄美の2人が本割に続い...第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦・2(協会ご挨拶はじめ、千秋楽の光景を・・)

  • 第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦・1(序ノ口から十両土俵入りまで・・)

    九州八十八ヶ所百八霊場、九州西国霊場めぐりと組み合わせる形で訪ねた大相撲九州場所観戦。11月27日は千秋楽。福岡での観戦は初めてである。また千秋楽にしたのは、優勝争いがどのような形になろうとも、久しぶりに表彰式、そして最後の「神送りの儀式」まで見てみようと思ったからである。九州場所が終わって半月以上経過し、冬巡業も終わった後での観戦記は情報としての新鮮味はないが、そこは何かの記録になればと思う。大相撲本場所の朝は早く、朝8時に開場、8時半頃には序ノ口の取組が始まるのだが、千秋楽となれば幕下以下では7番勝負を取り終えた力士も多く、その分取組も少ない。そのため10時開場、10時25分取組開始である。この朝の2時間の差があったからこそ、小倉をゆっくり出発できたし、博多にて寺参りをすることもできた。まずはロビーに...第14回九州西国霊場めぐり~大相撲九州場所千秋楽観戦・1(序ノ口から十両土俵入りまで・・)

  • 第14回九州西国霊場めぐり~第32番「龍宮寺」(さて、大相撲九州場所千秋楽へ)

    11月26日、27日と九州の札所めぐりである。初日の26日は九州八十八ヶ所百八霊場めぐりとして北九州市内の4ヶ所を回り、小倉に宿泊。そして2日目は九州西国霊場めぐりに切り替える。九州西国霊場も残り2ヶ所で、今回はそのうち1ヶ所、第32番の龍宮寺を目指す。1日あれば太宰府まで行き、第33番・観世音寺にお参りして満願とすることもできるのだが、今回は大相撲九州場所の観戦との組み合わせである。最後1ヶ所だけ、楽しみに取っておくことに・・。小倉駅前の東横インで簡易朝食をとった後、小倉から博多に向かう。新幹線ならあっという間だが、せっかく九州に来たのなら鹿児島線に乗ろう。「九州ネットきっぷ」なら事前予約で特急料金込みで1470円。在来線の通常運賃が1310円だから、160円追加で特急の指定席が利用できる計算だ。乗車す...第14回九州西国霊場めぐり~第32番「龍宮寺」(さて、大相撲九州場所千秋楽へ)

  • 第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~小倉にて1泊

    今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは北九州シリーズということで、戸畑で終了。若戸渡船にて戸畑から若松に渡り、かつての石炭積み出し港の賑わいの跡地を見た後で、15時57分発の直方行き「DENCHA」に乗り込む。今は筑豊線の中で「若松線」と呼ばれる区間だが、石炭輸送のために昔から複線化されている。折尾に到着。ここで鹿児島線に乗り換える。「DENCHA」もパンタグラフを出して、直方までは電化区間の運転となる。折尾駅はおよそ10年の歳月をかけて行われた駅の高架化が今年完成し、鹿児島線、若松線、福北ゆたか線のホームが改めて一体化して、広大なコンコースで結ばれた。駅舎はかつての面影を残しているようだ。また、駅弁「かしわめし」を販売する東筑軒もコンコースに立ち食いうどんとともに店を構えているが、駅ホームでの立ち売りとい...第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~小倉にて1泊

  • 第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第18番「徳泉寺」(戸畑から渡船で若松へ)

    第17番の阿弥陀院から第18番の徳泉寺に向かうため、戸畑区役所でバスを降りる。道路の向かいに昔ながらの建物がある。戸畑図書館だ。元は戸畑市庁舎として建てられたが、保存を願う地元の人たちの思いから図書館として活用されることになり、内部もリニューアルされたという。ここから通りを行く。偶然だろうが寺、PL教団、キリスト教の教会が並ぶ。先ほどから1つ隔てた通りに出る。周りにビルが立ち並ぶ通り沿いに山門がある。乗っている時は気づかなかったが、バスで通った道である。戸畑区役所よりも天神一丁目、天神二丁目バス停のほうが近かった。徳泉寺が開かれたのは大正時代。佐伯心海が北九州に延命地蔵を本尊とした大光坊を開き、昭和戦前に現在地に移って徳泉寺となった。戸畑のお地蔵さんとして地元の人に親しまれている。九州八十八ヶ所百八霊場で...第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第18番「徳泉寺」(戸畑から渡船で若松へ)

  • 第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第17番「阿弥陀院」(皿倉山、帆柱山を望む)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは午後からの後半戦である。小倉から鹿児島線で3駅、戸畑で下車する。戸畑からは第17番・阿弥陀院、第18番・徳泉寺の2ヶ所を回るが、まずは路線バスで南側にある阿弥陀院に行くことにする。駅のホームから赤い若戸大橋を望むことができる。戸畑駅には以前にも下車したことがあるが、その時は橋の下を通る若戸渡船に乗るのが目的で、駅の南口に出るのは初めてである。ロータリーにはバスが頻繁に出入りする。その中でやたら「製鉄飛幡門」という行き先表示が見えるが、日本製鉄(戸畑地区)へのアクセスとなる系統のようで、通勤需要もありそうだ。八幡駅行きのバスに乗る。八幡駅行きといっても経由地によっていくつか系統があり、戸畑区役所などがある中心部から天願寺通りを行く。これから阿弥陀院に行くが、交通に関しての案内が...第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第17番「阿弥陀院」(皿倉山、帆柱山を望む)

  • 第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第92番「不動院」(門司の名門ゴルフ場と北九州のBRT)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、貫山真光寺から第92番・不動院へと移動する。不動院は西鉄バスの門司ゴルフ場前が最寄りで、下曽根駅を挟んで南北に位置しているが、西鉄バスのサイトで検索すると、乗り継ぎは下曽根駅ではなくそこから少し進んだ寺迫口で、かつ40分ほどの待ち時間とある。寺迫口とはどういうところか、しかもバス待ちの40分は長いなと思っていたが、実際にバスで着いてみると、門司方面への道路と、小倉、苅田港方面の道路が交わる交通量の多いところだった。近くにはコンビニもあれば商業施設の中にGEOがあり、40分くらいの待ち時間なら全く退屈することがなかった。GEOの書籍コーナーで文庫本1冊購入、そして商業施設前のバス停は1つ進んだ寺迫口北。次に乗るのは恒見営業所行きである。恒見営業所からは門司方面、小倉方面のバス...第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第92番「不動院」(門司の名門ゴルフ場と北九州のBRT)

  • 第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第91番「真光寺」(今回は北九州シリーズ・・と大相撲九州場所)

    2022年5月に始めた九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。先に始めた九州西国霊場めぐりが終わらないうちにこちらの札所めぐりも加わり、ここまで4回の巡拝で福岡県内を回って今回は北九州シリーズである。北九州市内には、第17番・阿弥陀院(八幡東区)、第18番・徳泉寺(戸畑区)、第91番・真光寺(小倉南区)、第92番・不動院(門司区)と4つの札所がある。当初からの番号順の札所と、後に追加された90番台が同居している。今回はこれらを一度に回るのだが、それぞれ駅からの徒歩または路線バスで行くことができることもあり、どの順番にするかはいろいろシミュレーションした。クルマを使えばこうした悩みもなくあっさりと回れるのだが、鉄道、バスでアクセスできるところは最大限利用したいところである。行くのは11月だが、11月の九州といえば大相...第5回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第91番「真光寺」(今回は北九州シリーズ・・と大相撲九州場所)

  • 第21回中国四十九薬師めぐり~第35番「延命寺」(口羽の大阿闍梨)

    江の川鐡道のトロッコに乗車した宇都井駅を後にして、本来の目的である中国四十九薬師の札所に向かう。第35番の延命寺は口羽にある。この口羽にある札所を訪ねるところから旧三江線、江の川鐡道と来て、さらに同じ石見にある未成線としての広浜鉄道。そして益田に向かう途中で思わぬ形で出会った可部線廃線区間、入口は広島新四国八十八ヶ所めぐりの佐伯区観音寺・・・と、さまざまなものがつながった。宇都井駅を出て江の川を渡り、いったん広島県に入る。橋梁の下で次のトロッコ列車を見送った後、やって来たのは伊賀和志駅。ホームには立ち入ることはできないが、江の川鐡道は伊賀和志、そして口羽までのトロッコ列車の運行を次の目標として活動している。再び江の川を渡り島根県に戻る。延命寺は口羽駅に向かう途中にある。ただ、カーナビが案内したところは通り...第21回中国四十九薬師めぐり~第35番「延命寺」(口羽の大阿闍梨)

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