山陰線に続き、長門市から乗るのは美祢線の代行バスである。こちらも2023年の豪雨の影響で全線の不通が続いている。その被害は山陰線よりも大きく、現在のところ復旧時期は明らかにされていない。美祢線は2010年にも大雨の被害に遭い、復旧まで1年かかったことがある。1年が長かったか早かったかはともかくとして、その時は何とか復旧できた。ただ今回の不通は、当時と比べてJRや地域を取り巻く状況も厳しくなっていることもあり、見通しが立っていない。JRとしても、美祢線については単独での持続的な運行は困難だとの見解を示しているそうだ。その一方で、美祢線の利用促進協議会はさまざまな活性化策を出しており、この10月からは復旧後の利便性向上に向けた実証実験として「快速」が増便運行されている。通学利用や厚狭駅での新幹線接続も考慮して...美祢線を代行バスでたどる