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2014/09/06

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  • 美祢線を代行バスでたどる

    山陰線に続き、長門市から乗るのは美祢線の代行バスである。こちらも2023年の豪雨の影響で全線の不通が続いている。その被害は山陰線よりも大きく、現在のところ復旧時期は明らかにされていない。美祢線は2010年にも大雨の被害に遭い、復旧まで1年かかったことがある。1年が長かったか早かったかはともかくとして、その時は何とか復旧できた。ただ今回の不通は、当時と比べてJRや地域を取り巻く状況も厳しくなっていることもあり、見通しが立っていない。JRとしても、美祢線については単独での持続的な運行は困難だとの見解を示しているそうだ。その一方で、美祢線の利用促進協議会はさまざまな活性化策を出しており、この10月からは復旧後の利便性向上に向けた実証実験として「快速」が増便運行されている。通学利用や厚狭駅での新幹線接続も考慮して...美祢線を代行バスでたどる

  • 山陰線代行バスで長門市へ

    山陰線の小串~長門市間を結ぶ代行バス。広い下関市をようやく抜け、長門市に入る。車窓に広がるのは油谷湾。その対岸には油谷半島が広がる。中国四十九薬師霊場めぐりでたどったことがある。また、楊貴妃伝説のあるところだ。唐の時代、安禄山の乱で捕えられ処刑されるところ、近衛兵により逃され、海を渡って長門のこの地に漂着したという。油谷湾を見るうち、伊上に到着。続いて人丸に到着。長門の有名スポットといえば、鳥居がシンボルの元乃隅稲成神社。人丸は一応その最寄り駅である。駅舎の前にも鳥居が建つし、ホームには案内板もありPRされてはいるが、だからといって元乃隅稲成神社までバスが出ているわけではない。まあ、タクシーは呼べそうだが・・。人丸といえば、元乃隅稲成神社よりよほど近いところにあるのが安倍家墓所。もちろん観光地ではないのだ...山陰線代行バスで長門市へ

  • 山陰線~代行バスで下関市をたどる

    「WESTEXPRESS銀河」で下関までやって来て、折り返しまでの約9時間をどのように過ごすか。九州に渡ることも含めてさまざまな動きが取れるところだが、まずは駅前の大衆食堂で郷土料理の鯨で一献。時刻表を見て、山陰線~美祢線をたどって下関に戻ることができることがわかり、現在不通区間を代行バスでたどることにした。青春18きっぷの期間中にたどることを検討したこともあったが、今回下関まで来たことで、ついでと言っては失礼だが行ってみよう。12時05分発、下関から山陰線の小串行きに乗る。キハ47の2両編成。山陰線ではICカードは使えないので、券売機でとりあえず長門市までの乗車券を購入した。それぞれのボックス席に1~2人という乗車数で発車する。幡生から山陽線の複線の間に潜り込み、上りの線路をくぐって山陰線へと入る。この...山陰線~代行バスで下関市をたどる

  • WEST EXPRESS銀河 本州の端、下関に到着

    朝の山陽線を西に走る「WESTEXPRESS銀河」。徳山を過ぎ、「藍と愛」の海である富海を過ぎる。ここが山陽線で海沿い最後の区間。防府に停車し、次は9時45分着の新山口である。新山口到着前に、「SLやまぐち号」の紹介放送が流れる。ふと時刻表を見ると、「SLやまぐち号」は10時54分発。そして一瞬、機関車D51ともすれ違う。津和野行きも空席があるようで、「銀河」を下車して乗り換えるのも面白いかと思った。かつての新快速117系を使った夜行列車で一夜を過ごし、翌朝はさらに時代をさかのぼるSL列車に乗る。新山口で下車した人の中にはこの乗り継ぎを実行した方もいるのでは(ちなみに、この逆の乗り継ぎも可能である)。この先、駅間の長い区間も多い。新山口の次は宇部に停車。一方、美祢線との乗換駅・厚狭は通過である。宇部と厚狭...WESTEXPRESS銀河本州の端、下関に到着

  • バファローズ・岸田新監督誕生・・・「勝つには彼の力が必要だ」

    2024年のレギュラーシーズン終了後、中嶋監督が電撃退任を発表。その理由は様々伝えられている中、後任監督をどうするか気になるところだった。候補としては水本ヘッドコーチ、田口守備走塁コーチ、あるいは小林2軍監督といったところの内部昇格が言われていた。外部からの招聘はなかなか難しいし、在野のOBも大勢いるがどうだろうか・・。その中で決まったのは、岸田投手コーチの昇格である。さすがにこれは意外だった。かつてのブルーウェーブ~阪急の系統だと梶本隆夫、近鉄の系統だと鈴木啓示までさかのぼるそうだが、それは別にどうでもいい。あの球団合併から20年を経て、ついに「オリックス・バファローズ」として生え抜きの監督が誕生したことのほうが大きいと思う。ちょうど首相が交代し、衆議院も解散したタイミングということもあってか、一部マス...バファローズ・岸田新監督誕生・・・「勝つには彼の力が必要だ」

  • WEST EXPRESS銀河 朝の山陽線を走る

    9月5日の朝、広島から乗り込んだ「WESTEXPRESS銀河」下関行き。この日は4号車のフリースペース「遊星」に陣取り、山口県の特産品の展示など眺める。以前「銀河」に乗った時はコロナ禍の中で、座席も間隔を空けて発売されていた(そもそも列車じたいが日本旅行のツアー専用で、席割は旅行会社により行われていた)一方、こうした公共スペースにはパーティションが立てられており、「遊星」の4人掛けテーブルの真ん中にもあった。ただこれが取り払われたことで車内も広く感じる。また、4人掛けで向かいの席に他の乗客も来たが、適度に離れており気にならない。7時16分、宮島口に到着。何人かの下車がある。この時間、すでに宮島行きのフェリーも運航されている。今からなら厳島神社もゆったり参拝できることだろう。7時37分、岩国到着。ここで貨物...WESTEXPRESS銀河朝の山陽線を走る

  • WEST EXPRESS銀河 山陽コース初日に広島から乗る

    JR西日本の臨時特別急行列車「WESTEXPRESS銀河」。2020年、かつての新快速117系車両を改造してデビューした列車である。運行開始当初はコロナ禍の中、政府の観光支援「GoToトラベル」の一環で、日本旅行が企画したツアー専用列車として運行されていた。いずれも事前応募、抽選があり、私も「繰り上げ当選」で山陰、紀南、そして「一発当選」で山陽の各ルートに参加したことがある。私としてはその中で山陽ルートが印象的だった。当選したのがグリーン車にあたる「ファースト」で、実にゆったりした空間でのんびりした時間を過ごすことができた。早朝に大阪を出発し、約12時間かけて夕方に下関に着くのだが、私はこの時、大阪から「WESTEXPRESS銀河」」に乗るために広島からわざわざ夜行バスで大阪に向かい、翌朝早朝、大阪から下...WESTEXPRESS銀河山陽コース初日に広島から乗る

  • バファローズ今季最終戦、宮城残念、そして中嶋監督が・・・

    10月6日、バファローズの今季最終戦は仙台・楽天モバイルパーク。バファローズの先発は宮城。最優秀防御率のタイトルをホークスのモイネロと争うが、タイトル獲得にはまず規定投球回に到達する必要がある(その意味では、タイトルを「争う」までにも至っていないのだろうが)。その規定投球回までは7回3分の1で、タイトル獲得にはそこまで自責点0で投げ切ることが求められる。あるいは、8回3分の1を自責点1でとどめる必要がある。同じBクラスが確定したイーグルス相手ということでまだ期待が持てそうだが・・。その宮城は序盤から好投を見せた。そして珍しく?打線も若月の満塁本塁打、セデーニョの2ランで序盤からリードを広げた。しかし4回に浅村の犠牲フライで1点を失う。タイトルにはもう1点も許せない展開となった。もう一つの「敵」はこの日の雨...バファローズ今季最終戦、宮城残念、そして中嶋監督が・・・

  • 岸田前首相「広島ふみきゅん焼き」

    9月27日に行われた自民党総裁選。9人の立候補者が連日論戦を繰り広げ、ニュースにも取り上げられていた。ならばこうした選挙の時だけでなく、通常の政権運営でももっと熱くアピールしろよ・・と思ったのだが、9人それぞれ主張するところにうなずけるところはあった。中国地方からは石破茂(鳥取)、林芳正(山口)、加藤勝信(岡山)の3氏が立候補。さすが、昔から自民党の勢力が強いところである。そして総裁選当日。高市早苗、石破茂両氏の決選投票の結果、石破氏が当選。まあ最後は数の力というか、旧派閥間の駆け引き、そして今後の総選挙をにらんで・・といろいろあったが。10月1日の臨時国会にて石破首相が選出。内閣発足となった。ただ、今月には衆議院解散、そして総選挙である。諸事情があるのだろうというのは理解するが、何だかなあ。結局この石破...岸田前首相「広島ふみきゅん焼き」

  • 観戦記・カープ対ドラゴンズ@マツダスタジアム~9月最後の試合で月間20敗目

    9月29日、バファローズとの交流戦以来のマツダスタジアムである。混戦の中で9月は首位で迎え、これは最後ぎりぎりで優勝するかな?と思わせながらズルズルと黒星を重ね、気づけばBクラス、また前夜はジャイアンツの4年ぶりリーグ優勝をここで決められるという有様である。カープファンの方々にとっては急に秋の空が訪れたようで、このドラゴンズ戦はチケット完売ながら、売買サイトには多数の出品があり、価格も大幅に下がっている。この日は内野2階席を確保してやって来た。ペナントレースは秋の空かもしれないが、実際の空気はまだまだ暑い。熱中症対策として、ライトスタンドの奥のコンコースでは名物の「大雲海」が定期的に発生し、また無料の氷配布コーナーもできている。ビニール袋に氷詰め放題で、これを体に当てると実に気持ちいい(もっとも、飲むのは...観戦記・カープ対ドラゴンズ@マツダスタジアム~9月最後の試合で月間20敗目

  • とうとうカープはCS出場ならず・・・1ヶ月でここまで転落するのか

    NPBプロ野球のレギュラーシーズンもそろそろ終わりを迎え、2日までに両リーグの優勝、クライマックスシリーズ進進出球団が決まった。3連覇を受けたバファローズは結局序盤からそのまま低空飛行で、一転して5位に終わった。特に優勝したホークス、3位のマリーンズにはことごとくやられた感がある。特に福岡でのホークス戦は1勝8敗1分と散々なものだったが、その唯一の1勝を現地で観ることができたのは私にとっては(福岡での観戦連敗を何年かぶりに止めたこともあり)今季の思い出である。またバファローズといえば、今季5月終わりにマツダスタジアムで行われたカープとの交流戦も観戦した。ありがたいことに平日夜のナイターながら訪ねることができたのだが、試合は14対0でカープが圧勝。カープはこの試合の直前にセ・リーグの首位に浮上し、苦手の交流...とうとうカープはCS出場ならず・・・1ヶ月でここまで転落するのか

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~芦北から八代へ

    小倉~八代間のツアー列車・リバイバル急行「ひのくに」乗車から始まった今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。九州一周を前倒しする形で八代、人吉の札所を回り、2020年の豪雨災害からの復興、あるいは復旧道半ばの様子を見たところで、ようやく最終ルートである。国道219号線の不通区間を迂回する形で、県道27号線(芦北球磨線)を走り、国道3号線に出る。ここを右折してそのまま走れば新八代のニッポンレンタカーに戻れるのだが、まだ少し時間があるので、海べりのルートを少し走ることにする。芦北海浜総合公園の看板も見える。途中、佐敷港を通る。かつては天草との間にフェリーが出ていたという。天草は島とはいえ、三角ルートで九州本土と直接結ばれているし、天草、そして鹿児島県の長島と連なって内海である不知火海を形成する。その一角のスポット...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~芦北から八代へ

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~球泉洞をめぐり、海側への迂回ルートをたどる

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの復路は、球磨川沿いの国道219号線を走り、先ほど「一勝地温泉かわせみ」に入浴した。その後、もう少し足を延ばしてみるとして、これも初めての訪問となる球泉洞に向かう。あ、駅ではなく鍾乳洞のほう。一勝地を出て、引き続き国道219号線、球磨川、肥薩線、そして線路と並走する県道の眺めである。2020年の豪雨災害では球泉洞の駅や周辺の家屋も被災し、亡くなった方もいるとのこと。今は駅舎も解体されたそうだ。ショートカットするトンネルを出たところに球泉洞の見学スポットがある。結構多くのクルマが停まっており、観光スポットとしては賑わいを取り戻しているように見える。ここ球泉洞も豪雨災害の時には周辺で土石流が発生したため、1年9ヶ月にわたり閉鎖されたそうだ。球泉洞が「発見」されたのは1973年のこと...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~球泉洞をめぐり、海側への迂回ルートをたどる

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~肥薩線不通区間と一勝地温泉

    人吉での八十八ヶ所百八霊場めぐりを終え、新八代に戻ることにする。往路は八代~人吉間が無料措置の九州自動車道を利用したが、復路は国道219号線を行くことにする。もっとも、2020年の豪雨で寸断されており、行けるところまで行こうというもの。先ほど人吉駅で肥薩線の縁起のよい名前である一勝地駅の入場券を買ったが、その一勝地までは行けそうだ。またそこから少し奥に入ったところにある「一勝地温泉かわせみ」が営業再開ということで、クルマの機動性を活かして訪ねることにする。青井阿蘇神社、高野寺の前を過ぎ、国道219号線に入る。標識は熊本、八代と出ているが、この先一般車両が行けるのは大野大橋までという。相良三十三観音の札所への案内板を見る中、「急流と鍾乳洞の里球磨村」の看板が現れ、球磨村に入る。ちょうど左手に肥薩線の線路があ...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~肥薩線不通区間と一勝地温泉

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第50番「願成寺」(相良家菩提寺へ)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは人吉市内を回る。最後は人吉駅の東にある願成寺に向かう。地図を見ればすぐに着きそうに思うが、カーナビは遠回りのルートを誘導する。ナビが言うことだから何か根拠があると思うのだが、そのナビに従ったがために痛い目にあったことがあり、運転は慎重に。そのため、くま川鉄道の線路をアンダーパスでくぐったかと思えば、踏切を渡ることになる。くま川鉄道は人吉温泉~肥後西村間が2020年の豪雨災害のため運休が続いているが、2025年に全線復旧の見込みである。その後押しとなったのが、新たな上下分離方式での経営とのこと。九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、次回は今回いったんパスした鹿児島の北薩地区、そしてその次にこの先の多良木、湯前を訪ねる予定である。その時にはまだ全線復旧前ではあるが、くま川鉄道に乗る時間...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第50番「願成寺」(相良家菩提寺へ)

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第53番「観蓮寺」(相良三十三観音)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、青井阿蘇神社、そして高野寺を後にして、人吉駅の北西の村山公園にある第53番・観蓮寺に向かう。途中、肥薩線の踏切を渡るが、遮断機は折れて線路も草生している。2020年の九州豪雨以降、4年以上列車が走っていないわけだが、こうした踏切でも一旦停止は義務なのかと思う。狭い道幅の上り坂を抜け、人吉市立第二中学校の前に出る。その先に墓地が並び、「南無観世音菩薩」の大きな幟が立つ。どうやら到着したようだ。ただ、山門の先に駐車スペースがあるものの、その手前にもお堂に続く参道があり、どこからどう回ったものか。そこへ、法事帰りか単車に乗った僧侶がやって来た。「八十八ヶ所?」と声をかけられ、駐車した境内にあるのが本堂だが、札所めぐりなら手前の参道を上がった先のお堂に向かうよう案内される。その間に...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第53番「観蓮寺」(相良三十三観音)

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第99番「高野寺」(青井阿蘇神社と2020年豪雨災害)

    人吉駅からほど近い青井阿蘇神社に向かう。人吉の国宝が集まる有名スポットである。境内の駐車場にレンタカーを置いたが、改めて外に出て、赤い禊橋を渡って参拝とする。青井阿蘇神社が開かれたのは平安遷都から間もない頃で、1200年の歴史を持つ。阿蘇神社から阿蘇三社の分霊を祀ったのが始まりとされ、後に相良氏の氏神として篤い信仰を受けた。地元では「青井さん」として親しまれている。楼門をくぐる。この楼門から拝殿、幣殿、廊、そして本殿は江戸時代初期に造営されたもので、独特の茅葺屋根でできている。ただこれらの社殿も、2020年の豪雨災害では浸水の被害に遭った。先ほど渡った赤い禊橋も濁流で欄干が損壊し、その後修復、再建された印がある。やはり歴史ある神社ということで、多くの支援があったそうだ。まずは拝殿にて手を合わせる。そして、...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第99番「高野寺」(青井阿蘇神社と2020年豪雨災害)

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~列車が来なくなった人吉駅へ

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの人吉シリーズ。この日、レンタカーで新八代を出発し、九州自動車道の無料特例で人吉に到着。手前の山江村にある第52番・高寺院に参詣した後、人吉市街に入った。市内3ヶ所をどう回るかは後で考えるとして、まずやって来たのは人吉駅。肥薩線の中心駅で、第三セクターのくま川鉄道もここから発車する。2020年の九州豪雨で両鉄道は大きな被害を受け長期運休となった。このうち、くま川鉄道は現在肥後西村~湯前間が運転再開、代替バスが走る人吉温泉~肥後西村間も2025年度中の復旧、全線運転再開を目指すというが、肥薩線についてはまったく目途が立っていない。ただその中でも、鉄道による復旧を目指すとしているそうだが・・。列車が来なくなって4年以上になる。それでも駅舎は観光の玄関口として、観光案内所もあれば駅の...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~列車が来なくなった人吉駅へ

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第52番「高寺院」(山江村の毘沙門天)

    9月16日、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは人吉シリーズである。まずは前日宿泊の八代から1駅、新八代に移動する。駅前のニッポンレンタカーに向かい、この日の移動手段である軽自動車の手続き。さて新八代から人吉だが、高速道なら九州自動車道、そして一般道なら国道219号線で向かうのが一般的である。国道219号線は球磨川、そしてJR肥薩線と並走しているのだが、2020年の豪雨被害のため、今でも国道は寸断されており、肥薩線も八代~人吉~吉松間が運休となっている。ここは九州自動車道で向かうことになる。ETCを挿入し、八代インターから九州自動車道に入る。このルート、これまでにも都城、宮崎への「B&Sみやざき号」で利用したことがあり、かつて肥薩線が担っていた宮崎方面へのアクセスも、高速バスを含めてこの道路に移っているのが実態...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第52番「高寺院」(山江村の毘沙門天)

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~八代で一泊

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、八代にある第54番・医王寺を訪ねた後、すぐ隣にあるホテルルートイン八代にチェックイン。ルートインといえば大浴場。ラジウム温泉「旅人の湯」に入り、まずは急行「ひのくに」乗車後の疲れをいやす。ちょうどこの日は大相撲秋場所の中日で、入浴後はテレビで土俵の熱戦を見る。今場所の成績に大関昇進をかける大の里がストレートでの勝ち越しを決めた。この記事を書いている後日談として、大の里は14日目の取組に勝って2回目の優勝を決め、大関昇進を確実にした。一方、大関復帰を狙ったものの首の故障で休場の貴景勝が引退を発表。今場所は一つの節目となる場所となった。さて八代での一献。ホテルの周辺は繁華街のようで飲食店もいろいろあるが、この日は日曜日ということで休みの店も多いようだ。そんな中、予約しておいたの...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~八代で一泊

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第54番「医王寺」(八代城主の祈願寺)

    9月15日、リバイバル急行「ひのくに」の終点、そして現在の鹿児島線の北側の終点(八代~川内間は肥薩おれんじ鉄道)である八代に到着。ここから肥薩おれんじ鉄道の普通列車に乗っても夕方には川内に着くことができ、九州一周の前回の続きにもつながる。また改札の外では、これから上りの「ひのくに」に乗るらしい客の姿も目立つ。中には往復乗車という猛者もいることだろう。八代は鹿児島線、肥薩おれんじ鉄道、そして現在も運休が続く肥薩線のジャンクションで、周辺の九州新幹線の新八代駅、九州自動車道・南九州自動車道の分岐も含めると、九州南部への交通の要衝である。もっとも、かつての八代城を中心とした市の中心部からは若干離れており、駅のすぐ横には日本製紙の八代工場が広がる。さて今回だが、九州一周の続きとして北薩地区の札所を回るところ、リバ...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第54番「医王寺」(八代城主の祈願寺)

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が火の国に到着

    さて、昼食時間帯となった鳥栖を過ぎ、811系使用リバイバル急行「ひのくに」は鹿児島線を南下する。筑後川を渡り、久留米では少しの運転停車。そして差し掛かったのが筑後船小屋。駅前にあるホークスのファーム本拠地・タマホームスタジアム筑後を見る。この九州八十八ヶ所百八霊場めぐりで九州を回る中、このスタジアムでの野球観戦を組み合わせたいものだと思う。近くに札所があるのかなと地図で検索すると、何と、筑後船小屋駅、タマスタ筑後に隣接する形で第59番・光明寺があるではないか。行基により開かれ、筑後ではもっとも古い寺院だという。これはぜひホークス戦に合わせての巡拝としたいところで(別にバファローズ相手でなくてもよい)、順番、そして日程的には来年春以降の楽しみである。次の瀬高でドアを開けての停車となる。ここでも方向幕の入れ替...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が火の国に到着

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が筑紫を駆け抜ける

    順番を繰り上げて熊本南部の札所を訪ねることにした九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。そのアクセスとして選んだのが、JR九州主催のイベント列車・リバイバル急行「ひのくに」である。九州北部で活躍する811系の登場当時の「未更新」車両を使っての運転で、小倉を出発し、一路八代を目指す。今回のイベント列車は、小倉を8時56分に発車し、八代には14時45分に到着する。一応「急行」を名乗っているが、途中駅で長時間停車もあるため、単に移動するだけなら小倉をこの後の区間快速、そして普通列車を乗り継いだほうが早く着いてしまう。まあ、現在の普通列車はロングシート車なのに対して、イベント列車は転換クロスシートを一人で実質2席使いながら移動できる・・。小倉を発車後、行橋駅駅長による案内放送が入る。現在は駅長だがかつては九州内のさまざまな...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が筑紫を駆け抜ける

  • 第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~目指すべきは北薩だが、リバイバル急行「ひのくに」で八代を目指す

    前回、6月最後の週末に薩摩半島を回った九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。レンタカーで半島をぐるりと回り、九州一周のコマは薩摩川内まで進んだ。エリア順で次に回るのは北薩の内陸のさつま町にある第46番・峰浄寺、第48番・薩摩薬師寺。その昔は国鉄宮之城線、山野線といったローカル線が近くを走っていたところ。ここは、薩摩川内か出水での宿泊とレンタカーを組み合わせて回ろうと思っていた。第三セクターの肥薩おれんじ鉄道にも乗りたいので、九州新幹線で新八代まで行き、その後はローカル列車で不知火の海を眺めながら移動するのもよいだろう。今回で難関とされた鹿児島県も今回でクリアの運びである。ただそんな中、不定期にチェックしているJR九州のオリジナルツアーのサイトを見ていると、面白そうな列車イベントを見つけた。JR九州では同社自慢のD...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~目指すべきは北薩だが、リバイバル急行「ひのくに」で八代を目指す

  • 奈良2番「春日大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・113(災害復興を祈る「朝拝」)

    9月8日、JR奈良駅横のスーパーホテルで迎える朝。日曜の朝くらいゆっくり寝ればいいのに、いつもの習慣で5時過ぎには起床する。まずは「飛鳥の湯」にて朝風呂とする。そして朝食。メニューは和、洋ともに揃っており、奈良の郷土食として柿の葉寿司や茶粥もある。ちょっと欲張りすぎたかな。味噌汁の代わりに大阪の肉吸いもあったりする。身支度を終え、8時すぎにチェックアウト。駅のコインロッカーに荷物を預け、これから向かうのは春日大社である。JR奈良駅からだと結構離れており、バスの便もあるのだがせっかくなので歩いて向かうことにする。まずは三条通りを行くのだが緩やかな上りが続く。興福寺に着く。今回は札所めぐりの対象ではないが、西国三十三所の南円堂に手を合わせる。そしてその先にあるシンボルの五重塔だが、明治時代以来となる大規模な修...奈良2番「春日大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・113(災害復興を祈る「朝拝」)

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~奈良での打ち上げ一献

    9月7日、木津川市の2ヶ所の札所を回った後、JR奈良駅に戻る。時刻は15時を回ったところで、外はまだまだ暑い。そんな中、この日の移動は早々に終了して、JR奈良駅すぐ隣の「スーパーホテルPremierJR奈良駅」にチェックイン。このホテルには2022年、桜井から山の辺の道エリアの神仏霊場めぐりの際に泊まったことがある。天然温泉「飛鳥の湯」や、JR奈良駅前一帯を見渡せるラウンジでのウェルカムドリンクを楽しんだのを覚えている(もっとも、朝食はバイキング形式ながら定員制とのことでいただけなかったのだが)。その後、工事があってこの4月にリニューアルオープンしたとある。今回は旅行サイトのポイントを使い、無事に朝食付きプランを予約することができた。専用エレベーターで4階のフロントに上がると、画面による自動チェックインと...神仏霊場巡拝の道めぐり~奈良での打ち上げ一献

  • 京都48番「浄瑠璃寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・112(当尾の石仏を眺めつつ、現世・来世の利益を願う)

    岩船寺の参詣を終え、暑い中だが浄瑠璃寺までは歩いて石仏の里をめぐることにする。当尾は岩船寺、浄瑠璃寺の二つの寺院がスポットになっているが、両寺院を結ぶ石仏群もウォーキングコースとして人気である。別に順路があるわけではないが、岩船寺から浄瑠璃寺に向かうのがおすすめである。この順路だと基本的には下り道なのでそのぶん負担も軽減される。また浄瑠璃寺までの案内表示もポイントごとにあるので、手元に地図がなくても道に迷うことはない。車道から離れて集落の中を進み、最後は階段を下りて最初の石仏である一願不動明王に着く。岩船寺の奥の院の修行場があったところとされる。鎌倉時代の作というが、近くで見ると表情もうかがうことができる。次の石仏までは距離が短いが急な坂、あるいは緩やかな道なりに行くか二通りのルートがある。確か前回来た時...京都48番「浄瑠璃寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・112(当尾の石仏を眺めつつ、現世・来世の利益を願う)

  • 京都49番「岩船寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・111(当尾の里へ)

    神仏霊場巡拝の道めぐりは春日大社が目的地だが、合わせて県を跨いだ木津川市にある岩船寺、浄瑠璃寺も訪ねることにする。当初の予定では青春18きっぷでの乗り継ぎで午後に奈良に入り、春日大社を参拝して1泊。翌日に木津川市に向かうようにしていたが、いろいろあって早い時間に大阪入りしたので、そのまま大和路快速で終点の加茂まで来た。まだ昼前である。岩船寺、浄瑠璃寺へは加茂駅から木津川市のコミュニティバスが結んでいる。以前、西国四十九薬師の札所である浄瑠璃寺に向かった時も岩船寺を訪ねている。同じ当尾(とうの)の里の古刹で、セットで訪ねる人も多いようだ。今回、大阪から加茂まで前倒しで来ることができた・・と得した気分になったのはよいが、「そういえば加茂駅にコインロッカーはあったかな?」というところまで気が回らず、ロッカーがな...京都49番「岩船寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・111(当尾の里へ)

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~青春18きっぷと新幹線の組み合わせで奈良最終編へ・・

    9月7日~8日、青春18きっぷの有効期間内最後の週末である。どこに行こうかと考えた末、少し遠いが奈良まで、神仏霊場巡拝の道めぐりを進めることにする。前回のあみだくじで決まった行先は、奈良2番・春日大社である。春日大社じたいは東大寺、元興寺、興福寺とともに今年の大型連休中に訪ねたのだが、混雑防止のため朱印は書き置きのみでの対応であった。神仏霊場めぐりの朱印は専用朱印帳への直書きにこだわっていただけに、「これを何と読む!!」と言われた気分でがっかりしたものだ。春日大社としてはやむを得ない対応というのはわかるが、巡拝済とはカウントせず、次の機会とした。それが思ったより早く来た形である。神仏霊場めぐりも100ヶ所を超え、地図もだいぶ埋まってきている。その時は「春日大社のためにもう一度奈良に来なければならないのか」...神仏霊場巡拝の道めぐり~青春18きっぷと新幹線の組み合わせで奈良最終編へ・・

  • 退職するくらいなら自殺します

    ありがとう。さようなら。どうぞどうぞ(笑)ですね・・・・・退職するくらいなら自殺します

  • 辞職要求=不信任決議とは違うのか?

    兵庫県県議会の議員どもも腰抜けやな。全ての県議会議員が辞職要求??要求したところで、知事がウンと言わなければ何の意味もない。ならばさっさと議会で不信任決議すればどうか。その場合は知事が辞職するか、議会を解散して選挙するということで新たな局面になるはずだが、そうしないのはどういうわけか。結局、県議会議員が選挙で落選するかもしれないから、そうしたくないというわけか。しょうもない。こいつらも全員クビや。辞職要求=不信任決議とは違うのか?

  • 芸能人はいいご身分ですね

    大相撲の溜席で見放題、好き放題。芸能人はいいご身分ですね

  • Tー岡田、今季限りでの現役引退、これまでありがとう!

    パ・リーグのペナントレース争いはホークスが圧倒的な強さで、ここに来て敗戦があるものの全体で見てリーグ優勝は揺るぎないところだろう。あとはクライマックスシリーズ進出争いだが、ファイターズ、マリーンズがこのまま続くのだろう。バファローズも追い上げを見せているとはいうものの、ならばここで勝たねばならぬという試合もとことん落としているし、このまま5位で終わるのだろうな。それに対して今更どうこういうことでもない。そんな中、T-岡田選手の今季限りでの現役引退が発表された。このところの成績からして致し方ないところだが、バファローズの低迷期、そして3連覇への道のりの中で、生え抜きの「浪速の轟砲」も一区切りを迎えたということか。ここまでありがとう、お疲れ様でした。個人的には、岡田彰布監督就任時に苗字がかぶるのを避けて「T-...Tー岡田、今季限りでの現役引退、これまでありがとう!

  • 関門海峡を行って帰って・・そして下関でもう一品

    9月1日、下関は唐戸まで来て、ふく(ふぐ)をはじめとした海の幸を味わった後、せっかくなので関門海峡で対岸の門司港に渡ることにする。この関門海峡、私の好きな景色の一つである。関門海峡を渡る手段として新幹線、山陽線、連絡船、関門橋、関門トンネル、人道トンネルとさまざまあるが、唐戸と門司港という観光エリアを結ぶという意味では時間も最短の連絡船が人気である。2階のオープンデッキ席に陣取る。確か前に乗った時は波も高く、船も結構揺れたし波しぶきがかかった。この日は穏やかで、5分の航海もあっという間である。門司港の乗り場に到着。折り返し便を待つ客がずらりと待っている。果たして1回の乗船でさばくことができるのだろうか。ちょうどこの日はフリーマーケットのイベントが行われていた。骨董品や古着、手作り雑貨、おもちゃなどが並ぶ。...関門海峡を行って帰って・・そして下関でもう一品

  • 防府から唐戸へ~山口・海の幸の続き

    9月1日、台風10号は紀伊半島の沖合にあり、この後伊勢志摩方面に向かったところで温帯低気圧となった。東海から関東にかけてはまだ大雨の影響はあるものの、西日本は台風一過ですっきりした空模様である。宿泊したホテルルートイン防府駅前には全日本プロレスの御一行が宿泊。前日の広島から移動し、この日は昼から福岡での興行のようだが、早い時間の朝食会場には選手らしき姿は見えなかった。防府から福岡市中心部までは高速利用で2時間~2時間半ほど。多少ゆっくり出ても十分間に合うのだろう。・・そこまで気になるなら、急遽企画を変更して「青春18きっぷで福岡へプロレス観戦に行く・・」という旅行記にすればよかったかな、と思うところだ。当日券があったかどうかは知らないが・・。さて私はといえば、ルートインならではの朝食をしっかり摂った後、山...防府から唐戸へ~山口・海の幸の続き

  • 防府にて一献

    8月31日、台風10号の影響で当初の行き先は変更となったが、台風一過の山口県内に向けての青春18きっぷ旅。防府に到着後、防府天満宮と種田山頭火関連のスポットを回り、駅前のホテルルートイン防府駅前にチェックイン。部屋からは山陽線の高架線路を見ることができる。この角度に思わずニヤリとするが、列車の本数が少ない区間である。またほとんど報じられることはなかったが、台風10号の影響で多くの貨物列車が運休の憂き目に遭っており、コンテナ列車が高架線路を過ぎるシーンを見ることもなかった。チェックイン後、人工温泉「旅人の湯」に入り(ルートインならではの楽しみの一つである)、しばらく部屋でのんびりする。さて夕方になりホテルを出る。ちょうど玄関前にはチェックイン時に見なかった観光バスが停まっていた。どこかの観光ツアーかなと、ふ...防府にて一献

  • 米を出し惜しみしている米問屋、農家、政府の連中たちへ

    農協や米屋が何やかんや歯切れ悪いですね。米屋、打ちこわしたろか。米を出し惜しみしている米問屋、農家、政府の連中たちへ

  • 防府天満宮と種田山頭火で「幸せます」

    8月31日~9月1日、当初は四国・徳島に行く予定だったのが、台風の接近・通過の状況を見て急遽逆方向の山口県に向かうことにした青春18きっぷの旅。端数をネットオークションで買い求めたのだが、もう元が取れるかどうかは度外視して、ともかく出かけようというところである。山陽線を乗り継いでやって来たのは防府。時刻は14時半頃で、この後は駅周辺をぶらついた後、そのまま宿泊することに。山口県の主な市の一つだが、まだ泊まったことがないという理由での防府宿泊。チェックイン受付時間前だが、予約したホテルルートイン防府駅前に立ち寄り、荷物だけ預ける。ありがたくも部屋まで運んでくれるという。防府には中国四十九薬師めぐり等で訪ねている。その時は防府天満宮に向かい、レンタサイクルにて周防国分寺や毛利氏庭園、毛利博物館を回った。今回そ...防府天満宮と種田山頭火で「幸せます」

  • 台風の影響で四国に行くのを断念して、山陽線を西に向かうことに・・

    8月の最終盤、日本列島に大きな混乱をもたらした台風10号。台風じたいは鹿児島県に上陸後、九州から四国を横断した後、いったん紀伊半島の沖合いに出て、何を思ったかそこから再度北上し、その後熱帯低気圧に変わった。台風10号、直接通過した九州各地で家屋の倒壊や浸水の被害が大きかったが、それよりニュースとなっていたのが、台風から遠く離れた東海や関東でも大雨となったことで、あちこちで道路の冠水、家屋の浸水が報じられた。また、東海道新幹線をはじめとした交通に大きな影響があった。先ほどのお盆後半も含め、稼ぎ時の1ヶ月に2度も大規模な運休となるのは異例中の異例だと思う。さて、広島では8月30日は県内のほぼすべての公共交通機関が終日運転取り止めとなったが、その翌31日~9月1日の週末、私はもともと久しぶりの青春18きっぷで徳...台風の影響で四国に行くのを断念して、山陽線を西に向かうことに・・

  • 「職業は?」「野球をやっています」・・・スワローズ田口投手が広島で街頭インタビュー

    8月29日に九州に上陸した台風10号、30日は九州から瀬戸内海を横断しつつあるところである。上陸後に勢力は弱くなり暴風域こそなくなったものの、各地で強い雨となった。広島でも日中から夕方にかけては時折強い雨となった。その中で30日、広島近郊ではJR在来線、広電の路面電車、そしてバス路線も全面運休となった。動いていたのは山陽新幹線の新大阪~広島間、そしてアストラムラインだけである。特に「アトム」は私の実家近くを走る近鉄南大阪線以上の「最強交通機関」といっていいだろう。さて県内の動画ニュースでは、路面電車もバスも走らない広島市中心部を映し出していた。ある種異様な景色に見えた。普段ならひっきりなしにバスが出入りする広島バスセンターも無人。また、広島平和記念資料館も臨時休館となり、残念がる外国人観光客の姿も。そうし...「職業は?」「野球をやっています」・・・スワローズ田口投手が広島で街頭インタビュー

  • 台風のせいでとんだ週末になりそうだ・・

    台風10号は29日に鹿児島県に上陸し、21時現在、熊本あたりを進んでいる。台風の中心から遠いところでも結構な雨が降り、線状降水帯が発生した地域もある。東海道新幹線ですら早々と全線運休を決め、夜のニュースでは混乱の様子も中継されていた。私の上司がこの日東京本社での会議のため出張予定だったが、台風の接近を受けて急遽リモートに変更。さらに、明日30日は広島近辺のJRだけでなく、広島電鉄やバスも終日計画運休が発表された。私の職場でもリモートワークに切り替え、パソコンを持って帰る人も。また、マイカー通勤の人も厳しそうならリモートワークで対応することとしている。こうして会議や出勤をリモートで対応したり、交通機関も早くから計画運休するのが浸透している。数年前なら考えられなかったことだ。ただ、世の中にはそうしたくてもでき...台風のせいでとんだ週末になりそうだ・・

  • 台風10号、この先日本列島縦断??

    お盆時期の台風7号は関東直撃か?という寸前に東の海上に進路を変え、想定されていたほどには被害もなくやれやれといったところだった。それからおよそ2週間後、今度は台風10号が南の海上からゆっくり日本列島に近づきつつある。台風本体は来ていないものの、離れた場所で大雨、そして線状降水帯が発生という恐ろしいことになった。さらにここに来て勢力を増しているとか。28日以降の予報円も出ているが、なんとまあ、きれいに日本列島を縦断する進路である。今回は広島を含む中国地方も何らかの影響を受けるだろう。進路がゆっくりで、長い期間風雨に耐えることになるだろう。この週末、はたしてどうなるやら。祈るしかないな・・・。台風10号、この先日本列島縦断??

  • 紀州鉄道に乗る~神仏霊場巡拝の道めぐり

    8月17日、道成寺の参詣を終えて御坊に戻る。あ、そういえば次回の行き先を決めるあみだくじがまだだったので、道成寺から御坊に戻る列車の中で候補のくじ引き、そして本選のあみだくじである。・住吉大社(大阪1番)・八坂神社(京都36番)・仁和寺(京都12番)・大覚寺(京都9番)・春日大社(奈良2番)・貴船神社(京都24番)結構、京都に寄って来た。仁和寺や大覚寺といった洛西地区もまだまだ残っているし、八坂神社が出れば清水寺、六波羅蜜寺といった西国三十三所もセットで行ける。貴船もいいかな・・。大阪の実家に帰省した折、午前中のローカル番組で貴船エリアをぶらぶら回るのを見たばかりということもある。その中で出たのは、春日大社。おおっ、この5月の連休で訪ねたのだが、「これを何と読む!!」(御朱印は書き置きのみ・・の意)に出く...紀州鉄道に乗る~神仏霊場巡拝の道めぐり

  • 和歌山6番「道成寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・110(物語の古刹)

    8月17日、和歌山県・海南の朝。前日の16日は台風16号が関東に接近したことで東海道新幹線の東京~名古屋間が終日運休し、山陽新幹線も本数を減らしての運行となったが、この日は始発から平常通りの模様だ。この日は海南から御坊を経て道成寺に向かい、そこから折り返すコース。当初は、朝は海南でのんびりしてから道成寺に行くことも考えたが、朝風呂にも入ったし、朝食も済ませたし、早めに出かけるとしよう。その分、帰りの新幹線も繰り上げるつもりだ。ルートインホテルをチェックアウトして、7時43分発の御坊行きに乗る。227系のロングシート車である。気のせいか、乗客は日本人より外国人のほうが多いように見える。それもインバウンドというよりは地域の貴重な働き手ということで・・。関西2府4県すべてで人口減少傾向にあるが、中でも和歌山県は...和歌山6番「道成寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・110(物語の古刹)

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~海南にて一献

    8月16日、大阪帰省から和歌山に足を延ばしての神仏霊場巡拝の道めぐり。まずは和歌山7番・藤白神社に参拝し、この日の宿泊地である海南駅前に向かう。その前に、藤白坂の手前にある有間皇子の史跡に向かう。有間皇子は飛鳥時代、孝徳天皇の皇子である。あの大化の改新後の孝徳天皇と中大兄皇子(後の天智天皇)との政争に巻き込まれる中で謀反を企てたとして、味方とされる人物の密告により捕らえられ、護送中にここ藤白坂で絞首刑に処せられたという。いわゆる辞世の歌とされるのが、有名な「家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る」である。一見すると「草枕」や「旅にしあれば」という単語に旅情を感じさせるのだが、事実は途中で殺されることが確実な「護送の旅」で、椎の葉にご飯が盛られること自体が屈辱という無念の歌である。大化の改新後、...神仏霊場巡拝の道めぐり~海南にて一献

  • 和歌山7番「藤白神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・109(全国の鈴木さん集まれ!)

    盆休み中の8月16日。この期間は南海トラフ地震臨時情報あり、岸田首相の次期総裁選不出馬表明あり、台風7号の接近ありと、いろいろあった。台風7号が伊豆諸島から関東、東北に接近・上陸の恐れとの予報を受け、14日の時点で早々と、16日は東海道新幹線の東京~名古屋間の運転を終日取り止めることを発表した。予定を切り上げて15日までに移動するよう呼びかけられている。そして16日の東海道新幹線、名古屋~新大阪間は「こだま」のみ1時間に2本程度の運行。そして山陽新幹線も「のぞみ」の東海道区間への乗り入れは取り止め、本数は半減。一応、新大阪から西に向かう「さくら」や「こだま」は平常運転とある。その16日だが、実家を後にした私が向かうのは広島ではなく和歌山。神仏霊場巡拝の道めぐり、前回7月の京都5番・善峯寺でのあみだくじで出...和歌山7番「藤白神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・109(全国の鈴木さん集まれ!)

  • 観戦記・バファローズ対イーグルス@京セラドーム大阪~今季大阪観戦初勝利はサヨナラで!

    8月15日、お盆の京セラドーム大阪である。この日行われたバファローズ対イーグルス戦を、人生2度目のフィールドシート・大商大シートにて観戦。さて試合内容は?まずはバファローズの先発・背番号96の高島が登板。このところ、バファローズはルーキーや育成からの支配下登録選手に90番台をつける傾向があり、昨年活躍した東、宇田川は10番台に「出世」。今季は私の勤務先企業出身の「優勝」古田島の97番や、この高島の96番といったドラフト組、また育成から新たに支配下登録され1軍登板も果たした93番・佐藤、95番・才木らが続く。その高島は初回、先頭の小深田を打ち取り、続く村林は四球としたものの辰己、阿部と退けて無失点。そして初回のバファローズ。イーグルス先発の岸から先頭の大里がヒットで出塁。その後二死から4番・森が右中間へのタ...観戦記・バファローズ対イーグルス@京セラドーム大阪~今季大阪観戦初勝利はサヨナラで!

  • 観戦記・バファローズ対イーグルス@京セラドーム大阪~久しぶりの大商大シートへ

    お盆の帰省、法要に合わせての野球観戦。ちょうど京セラドーム大阪では13~15日にイーグルス戦、そして16~18日にファイターズ戦という6連戦である。このうち、法要も終わった15日のイーグルス戦観戦に出かける。当初は内野上段の指定席を確保していたのだが、チケットのリセールサイトを見ていると、一塁側・大商大シートBの出品を見つけた。1席の価格も抽選販売の定価に手数料相当が若干プラスされた程度で、法外な価格ではない。防球ネットのないグラウンドレベルでの野球観戦もいいだろう。このエリアでの試合観戦はこれまで2010年に一度だけあり、その当時は法律事務所がスポンサーとなった「アヴァンスシート」という名前だった。ちょうどその試合ではバファローズがベイスターズを破り、オリックス・バファローズとして初のタイトルとなる「交...観戦記・バファローズ対イーグルス@京セラドーム大阪~久しぶりの大商大シートへ

  • 大阪17番「道明寺天満宮」~神仏霊場巡拝の道・108(さまざまな思い出語ります・・)

    今年のお盆は大阪の実家で過ごす。13日に広島から高速バスで移動し、実家に到着。昨年他界した父の葬儀以来お世話になっている高野山真言宗の寺院から届いたお札等を仏壇に飾りつけ、一応迎え火も焚いてお盆の準備とする。翌14日、寺院から山主自ら実家に来ていただき、お盆の供養。暑い中、檀家の要請を受けてルートを決めて回ってらっしゃるが、やはり13日~16日がピークで、山主自らクルマを飛ばしても1日10軒が限度。ちょうどご子息が高野山で修行中の身とのことで、晴れて正式に僧侶となれば負担も少しは軽減されるそうだが・・。そして15日。この日は京セラドーム大阪でのナイター、バファローズ対イーグルスを観戦する予定である。今回の帰省はお盆の法要に加えて野球観戦、そして神仏霊場巡拝の道めぐりと盛りだくさんだ(その合間に、実家で長年...大阪17番「道明寺天満宮」~神仏霊場巡拝の道・108(さまざまな思い出語ります・・)

  • 広島~大阪間高速バス 新たに西条駅に停車

    南海トラフ地震臨時情報にともなう一部列車の遅れや運休、そして台風7号の接近が気になる中で迎えた2024年のお盆時期。大阪の実家でのお盆供養の予定等あり、帰省、野球観戦、さらには神仏霊場巡拝の道めぐりをセットにしてのお出かけである。まずは13日、広島から大阪への移動である。今回選択したのは広島から大阪へのJR高速バス「広島エクスプレス大阪号」である。何度か利用しているルートで、以前は本数も多く、またJR大阪駅のほかJR難波(湊町バスターミナル)、USJにも乗り入れていたが、現在は夜行便を含めて1日3往復のみである。もとより新幹線と競合する区間だし、運転手の確保等も含めてなかなか難しいところもあるのだろう。今回は大きな荷物もあるし、大阪までの約5時間、日中の車内を3列独立シートでのんびり過ごすのもよいかと思い...広島~大阪間高速バス新たに西条駅に停車

  • 第85番「安養院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(これで広島市内は終了ということで、大衆食堂での一献)

    2回目の広島勤務となってしばらく、ちょうどコロナ禍の中、2021年1月に始めた広島新四国八十八ヶ所めぐり。集注して回ったり、一方で数ヶ月のブランクがあったりしたが、ようやく第85番である。どこかの札所を引き継いだのか、廿日市から宮島に向かうところが広島駅近辺に戻り、安養院に向かう。8月12日、南海トラフ地震臨時情報が続く中、世間は盆休みに入る。朝から真夏日、猛暑日の中、広島駅に向かう。外国人を含めた旅行客の姿も目立ち、みどりの窓口、みどりの券売機にも行列ができている。地図を見ると、目指す安養院は新幹線口から出て、ちょうど新幹線の高架に沿って歩くと到着するようだ。新幹線の高架橋の向こう、在来線の線路・車両区や広島貨物ターミナル越しにマツダスタジアムが見える。ちょうどこの日はナイターでベイスターズ戦が予定され...第85番「安養院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(これで広島市内は終了ということで、大衆食堂での一献)

  • 岸田首相が自民党総裁選不出馬を表明

    盆時期は法事のため大阪に帰省、また後半は野球観戦、また神仏霊場巡拝の道めぐりを予定しているが、ニュースでは南海トラフ地震への警戒、そして台風7号の関東東北への接近の呼びかけ。16日は東海道新幹線も東京〜名古屋間が終日計画運休となる。そんな中、14日に急に飛び込んだのが岸田首相の次の自民党総裁選への不出馬表明。盆時期で政治家の皆さんや記者の方もお休みの方が多いだろうに、どういう意図でこのタイミングでの発表になったのやら。お盆明けと同時に政局が始まるようにということかな。広島選出ということで期待をしていた面もあり、G7広島サミットを無事仕切ったことは評価したい。ただ、政治不信、経済政策、外交・・・これは難しい課題だが、目立った成果が出なかったのは残念。ただ、他の方が首相だったとして、果たして成果は出せたかどう...岸田首相が自民党総裁選不出馬を表明

  • 南海トラフ地震臨時情報・・いよいよやって来るのか?

    8月8日の夕方、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。この日は朝から外出しており、新幹線で広島に戻り、改札内のビジネススペースでパソコンを開けてWEB会議に参加していた。その後メールチェックなどして、さて在来線に乗り換えようとパソコンを閉じた瞬間に緊急地震速報のアラーム音が鳴り響いた。周りの人も「何だ何だ」という様子でスマホを取り出す。駅構内でも緊急放送が流れ、上からの落下物に注意するよう繰り返される。地震発生直後、新幹線、在来線とも安全確認のためにいったん運転を見合わせた。広島駅構内では少しばかりざわつきがあったが、10分ほどで順次運転再開の放送が流れ、落ち着きを取り戻した様子である。広島市内は震度2~3だったが、宮崎県南部で震度5以上、日南市では震度6弱を記録した。幸い津波もなく、亡くなった方も...南海トラフ地震臨時情報・・いよいよやって来るのか?

  • 第84番「浄心院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(己斐の修練道場)

    いよいよ終盤の広島新四国八十八ヶ所めぐり、第84番は廿日市から一気に宮島に向かうと思いきや、また西区に戻り、己斐上にある浄心院である。広島新四国の札所番号は諸事情で必ずしも地図順に並んでいないので、その都度改めて出かけることになる。7月28日のこと。浄心院へのアクセスは西広島駅から己斐団地を経てジ・アウトレット広島、免許センター行きのバスだが、バスの本数は1時間に1本、また連日の猛暑である。近場だがクルマで行くことにしよう。その己斐上への道だが、西広島駅の北の己斐橋から住宅地を抜ける上り坂が続く。道幅が狭いのだが住宅も多く、また己斐峠の向こうのジ・アウトレット広島をはじめとしたエリアへの近道ということでクルマがひっきりなしに行き交う。ゴルフ練習場に向かう道と分かれ、浄心院の看板も見える。最後は住宅地の最も...第84番「浄心院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(己斐の修練道場)

  • 観戦記・バファローズ対マリーンズ@大阪(連敗ストップ後にまた敗戦・・)

    8月3日、オールスター戦をはさんでの連敗がようやく10で止まったバファローズ。首位はおろかAクラスも遠くなってしまったが、ここからどこまで巻き返せるか。その翌4日、京セラドーム大阪でのマリーンズ戦に出かける。この日は広島から新幹線での日帰りだが、高松から出陣のマリーンズファンのⅠ氏と現地で合流する。この方とバファローズ対マリーンズ戦を現地観戦するのは10年ぶりのこと。8月のバファローズ主催試合は恒例「Bs夏の陣」である。限定ユニフォームの試合が続くが、それにしてもこの暑い中、いくらドーム球場での試合とはいえ真っ黒な色彩というのはいかがなものか。まあこのシリーズ、かつては「大坂夏の陣」の真田幸村の赤備えをイメージしたものあれば、涼し気なライトブルー、果ては迷彩柄までいろいろあったが、このところは濃いめの色合...観戦記・バファローズ対マリーンズ@大阪(連敗ストップ後にまた敗戦・・)

  • 第83番「正覚院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(札所めぐりの後は暑気払い・・)

    第83番・正覚院に向かう。広電の廿日市電停からすぐのところに「天満宮」の看板がある小高い丘が見える。正覚院はその境内に同居している。まずは天満宮の鳥居をくぐる。廿日市天満宮は鎌倉時代、幕府から厳島神社の神主に任命された藤原親実が桜尾城に着任後、鎌倉の荏柄天神を勧請したのが始まりである。藤原氏はその後代々厳島神社の神主を務めていたが戦国時代、大内義隆に討たれて断絶した(厳島神社の神職は、藤原氏以前に当主であった佐伯氏に移り、現在に至る)。現在の天満宮は江戸時代、町の氏子たちの寄付によりここに移転する形で社殿が建てられた。その別当天神坊が現在の正覚院である。石段を上ると広島湾から廿日市の木材港、建物の背後であるが宮島・弥山の景色が広がる。外は猛暑だがここは常に風が吹き抜けて心地よい。天満宮に手を合わせた後、前...第83番「正覚院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(札所めぐりの後は暑気払い・・)

  • 第82番「洞雲寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(中世からの古刹)

    広島新四国八十八ヶ所めぐり、終盤の廿日市駅前シリーズの2ヶ所目は第82番・洞雲寺。JR廿日市の橋上駅舎を渡り、北側に出る。駅前の道は、JR五日市の北口から続く道で、西広島バイパスと宮島街道の間にある生活道路。その道路沿いに洞雲寺がある。道路の南側には洞雲寺前公園というのがあるが、おそらく昔は同じ境内だったのかなと思う。整備された境内、山門が広がる。洞雲寺が開かれたのは室町時代。当時の厳島神社の神主(おみくじを引いて「今日~も~カ~プが勝~ち勝~ち勝っち勝ち」と申した方)である藤原教親が創建し、曹洞宗の高僧である金岡用兼(きんこうようけん)により開かれた。やはり宮島が近くなると、広島新四国八十八ヶ所の札所も長年の歴史を持つ寺院が残されている。洞雲寺は中国地方で勢力を伸ばした大内氏、そして戦国時代の毛利氏、関...第82番「洞雲寺」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(中世からの古刹)

  • 第81番「蓮光院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(廿日市駅前シリーズ)

    広島新四国八十八ヶ所めぐりはようやく最後の80番台に入り、廿日市駅前の3ヶ所、己斐、そしてなぜか東区に1回飛び、最後は宮島の3ヶ所で、第88番は弥山の本堂である。7月27日、朝から暑い中だが1日空いたので広島新四国の続きである。もう、午前中から出かけることにする。高須から広電に乗車して広電廿日市に到着。広島新四国で廿日市には何回か来ているが、札所番号順にこだわるとそういうことになる。まず目指すのは第81番・蓮光院。広電からすぐ北にあるJRの廿日市に出る。蓮光院はスマホ地図で見るとすぐ駅前にあるが、寺の入口はさらに路地を入ったところにある。歴史ある本堂・・というわけではなく、むしろ大きな邸宅の母屋を寺にしているように見える。玄関横に「納経の方はインターフォンを」とあるので鳴らすと寺の方が出て来られ、中に通さ...第81番「蓮光院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(廿日市駅前シリーズ)

  • 第80番「玉照院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(久しぶりに動いた札所めぐりをかなり後になって記事に・・)

    ・・いったいいつまでかかっているのかという広島新四国八十八ヶ所めぐり。このカテゴリーの前回の記事が4月中旬、さすがに桜も散った後のことである。この時には第79番・浄土王院を訪ね、ようやく80番台に差し掛かった。それから約2ヶ月空いた6月16日、この先の札所でポツンと存在する第80番・玉照院を訪ねることにした。たまたまこの日の午前中に時間が空き、午後までの一時でサクッと回ってみよう。玉照院があるのは佐伯区の広島市植物公園の手前。公共交通機関でも五日市駅からバスで行くことができる。本来なら、広島市のスポットである植物公園とセットで訪ねた紀行文とすべきなのだろうが、6月というか夏になると見頃の植物もそれほどないようで・・(いや、6月ならあじさいが見頃じゃろ?と言われればそれまでだが)。そのまま帰宅したらちょうど...第80番「玉照院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(久しぶりに動いた札所めぐりをかなり後になって記事に・・)

  • 神仏霊場巡拝の道~結局神戸でのBs大花火大会は・・

    7月21日、京都・善峯寺の参詣後に阪急東向日駅前の餃子の王将で昼呑みとした後、JRの向日町から新大阪に向かう。この日購入した乗車券は「彦根~広島市内」で、新大阪から新幹線経由としている。元々今回の神仏霊場めぐりは、21日16時試合開始のほっともっとフィールド神戸でのバファローズ対イーグルス戦が目当てで、関西に遠征するなら札所めぐりの続きということで滋賀まで向かったものだ。ただ、その滋賀・湖東シリーズもいろいろあって積み残し、またいつか出かけることになった。そしてこの日も、善峯寺を訪ねて西国三十三所の4巡目も進めることができたが、何せこの暑さである。この先、神戸での試合は16時開始だが、周りを緑に囲まれているとはいえ、屋外でまだ猛暑の名残が残っていることだろう。試合終了後には年に一度の「Bs大花火大会」が行...神仏霊場巡拝の道~結局神戸でのBs大花火大会は・・

  • 京都5番「善峯寺」~神仏霊場巡拝の道・107(朝から暑い~)

    7月21日、彦根で朝を迎える。昨日からそうだったのだが、ホテルの部屋の窓から東海道線の線路が見え、列車のコトコトいう走行音も時折聞こえる。早朝の時間帯は長い走行音が相次ぐ。貨物列車だ。JR貨物の一般コンテナが雑然と積まれているかと思えば、福山通運や西濃運輸のコンテナが何両も続く景色も圧巻である。朝風呂、バイキング形式の朝食を済ませる。さてこの日は、前日訪ねるのを断念した湖東の札所を回ることも考えたが、結局は次回以降にするとして、あみだくじで出た京都5番・善峯寺に向かう。善峯寺は西国三十三所の札所でもあり、終盤に差し掛かった4巡目を進めることができる。結局彦根城は駅コンコースからの遠景として、彦根8時07分発の新快速で京都まで一気に移動する。京都で普通に乗り換え、向日町で下車。ちょうど橋上駅化に向けた工事中...京都5番「善峯寺」~神仏霊場巡拝の道・107(朝から暑い~)

  • 神仏霊場巡拝の道~彦根にて一献・・はちょっとやりすぎたか

    7月20日の神仏霊場巡拝の道めぐりは途中の札所で朱印がいただけなかったり、突然の大雨に遭ったために思うように進まず、結局湖東にはまたいつか来ることにして終了。宿泊地の彦根に着き、東口にあるトヨタレンタカーにてクルマを返却し、東西の自由通路を通る。この通路からは、かつて石田三成の居城だった佐和山城が向こうにあり、そして手前には近江鉄道の駅と車庫が広がる。明日、近江鉄道でまず多賀大社まで行き、さらに八日市を経て近江八幡に出ようかとも考えたが、先ほどのあみだくじで出た京都・向日市の善峯寺に行くことにする。西国三十三所の4巡目も終盤なので・・。そして西口からは彦根城の天守閣も見える。彦根まで来たのだから国宝の名城を訪ねるべきなのだろうが、まあ以前にも行っているし・・。駅前では彦根藩初代の井伊直政の像が出迎える。武...神仏霊場巡拝の道~彦根にて一献・・はちょっとやりすぎたか

  • 滋賀3番「金剛輪寺」~神仏霊場巡拝の道・106(千体地蔵に願いを込めた後には・・)

    神仏霊場巡拝の道は湖東シリーズとして先ほど湖東三山の一つ、百済寺を訪ねたが、朱印の書き手がいない「書き置きの日」ということで参詣を断念。「明日なら書き手がいる予定」とのことだが、公共交通機関でのアクセスは難しく、かといって改めて明日レンタカーを借りるのもどうかと思う。まあ、もう一度滋賀に来る機会ができたと思うことにしよう。気を取り直して、同じ湖東三山の一つで、今回のあみだくじの目的地である金剛輪寺に向かう。百済寺からは5~6キロほどで、国道307号線に出てしばらく走ると間もなく到着する。名神高速の湖東三山パーキングエリア、スマートインターの横を過ぎる。そういえば以前、西国四十九薬師めぐりでこの先の西明寺を訪ねた時、レンタカーで湖東三山のスマートインターで下車した。その時にも金剛輪寺へ続く交差点を過ぎたのだ...滋賀3番「金剛輪寺」~神仏霊場巡拝の道・106(千体地蔵に願いを込めた後には・・)

  • 滋賀9番「百済寺」~神仏霊場巡拝の道・・・まさかの「これを何と読む!」

    7月20日、神仏霊場巡拝の道は湖東シリーズである。まずは永源寺を訪ね、これから湖東三山の百済寺、金剛禅寺、西明寺を順番に回る。遅めの出発のため、レンタカーを使える時間も限られるがどうだろうか。湖東三山とは琵琶湖の東に並ぶ天台宗の古刹で、永源寺ともども紅葉の名所として知られる。室町時代には敏満寺、大覚寺と合わせて湖東五山と呼ばれていたが、その後の戦乱による衰退~復興の中で広い寺域を保った3つの寺院が湖東三山となった。さてレンタカーは愛知川沿いから鈴鹿山脈の西を進み、湖東三山の看板も見える。まず目指すのは百済寺である。百済寺への石標もあり、集落を抜けて山道を上る。そして駐車場に到着。暑い中である。百済寺は1400年以上前、聖徳太子により開かれたとある。寺の名前に「百済」とあるから朝鮮半島とも関係あるのかなと思...滋賀9番「百済寺」~神仏霊場巡拝の道・・・まさかの「これを何と読む!」

  • 滋賀8番「永源寺」~神仏霊場巡拝の道・105(クールジャパンはここにも)

    今回の神仏霊場巡拝の道めぐり、当初の予定から遅くなって午後からのスタートだが、近江八幡でレンタカーに乗り、午後の半日で彦根に向かう。その途中の札所、特に公共交通機関だと不便なところをレンタカーで回れればと思う。予定では滋賀8番・永源寺、9番・百済寺、そしてあみだくじの目的地である3番・金剛禅寺、拝観時間に間に合えば4番・西明寺まで押さえられるかなというつもり。時刻は12時15分すぎ、トヨタレンタカーを出発し、まずは永源寺に向かう。近江八幡からは約25キロである。近江鉄道の八日市行きに近いところを走るが、沿線には近江牛の看板がいろいろ並ぶ。一口に近江といっても範囲は広いが、かつてこの辺りを領有した蒲生氏郷や豊臣秀次が牛馬の畜産を奨励し、江戸時代に彦根藩の井伊氏も太鼓用の牛革確保の名目で畜産を行い、そこから出...滋賀8番「永源寺」~神仏霊場巡拝の道・105(クールジャパンはここにも)

  • 神仏霊場巡拝の道~ペナントレース前半最終戦は神戸での「Bs大花火大会2024」

    NPBプロ野球は7月21日の試合で前半戦終了。まあ厳密にいえば公式戦143試合のうち半数以上の90試合近くを消化しているのだが、7月下旬のオールスター戦が一つの区切りである。オールスター第1戦はファイターズの本拠地・エスコンフィールド。前半の健闘もありファイターズの選手も多数ファン投票等で選出されているが、先発・山﨑福也が2番・DHという二刀流での登場、さらにファイターズの選手がそれぞれ歴代のユニフォームを身にまとうなど、オールスターならではの演出である(かつての「日拓ホームフライヤーズ」の「七色のユニフォーム」をオマージュしたかのようだ)。もっとも、その山﨑は2回に9失点と完全にのされてしまったのだが・・。さて、前半戦のパ・リーグはホークスが2位マリーンズに10ゲーム差で独走状態。そこにマリーンズ、ファ...神仏霊場巡拝の道~ペナントレース前半最終戦は神戸での「Bs大花火大会2024」

  • D51使用の「SLやまぐち号」は雨の中力強く・・

    7月15日、山口線を行く「SLやまぐち号」に乗車。この日は九州から中国地方にかけて雨模様で、山口県内も宇部線、岩徳線が終日運転見合わせ。そんな中、「SLやまぐち号」は無事に新山口を出発し、上り勾配の区間を過ぎて篠目に到着。ただ、ここで雨脚が強まり、しばらく様子見となる。扉は半自動扱いとなる。ここでホームの様子を見ようとデジカメをポケットから取り出したのはいいが、手元から落としてしまう。ただ打ち所が悪かったか、電源は入るが作動しなくなった。・・・うーん、コンパクトで使いやすい機種(しかも単3乾電池で動く)で気に入っていたが残念。現在使っているのは同型式の2台目だが、すでに製造終了の型式のため、次を入手するならネットショッピング、あるいはオークション頼みとなる・・。この先はスマホのカメラ。今や画質ならコンデジ...D51使用の「SLやまぐち号」は雨の中力強く・・

  • D51使用の「SLやまぐち号」に乗りに行く

    7月中旬の3連休、いろいろな所用があったのだが15日の海の日は体が空くことに。さてどうしようか・・。このところ、日帰りで中国・四国への「乗り鉄」も楽しんでいるが、山口県が少しご無沙汰である。そこで思いついたのが、「SLやまぐち号」の乗車である。「SLやまぐち号」といいつつも、2022年に肝心の蒸気機関車C57、D51に故障が相次ぎ、それ以降はディーゼル機関車DD51が牽引する「DLやまぐち号」として運転された。まあ、機関車が牽引する客車列車に乗ることじたいが今や貴重な体験で、それはそれで人気を博していた。その「SLやまぐち号」、今年5月の連休からD51の牽引で復活したという。ここは一つ行ってみようか・・。ただ、九州北部から山口県、さらには中国山地にかけては大雨の影響で運転見合わせ、あるいは終日計画運休の路...D51使用の「SLやまぐち号」に乗りに行く

  • 髙島屋岡山でビアガーデンのはずが・・・結局はミシュラン居酒屋へ

    7月7日、早朝、広島から呉に移動して松山への「シーパセオ」に乗船し、JR松山駅前で温泉、そして生ビールをあおり、予讃線~瀬戸大橋線と乗り継いだ。広島から岡山に向かうのに、わざわざ瀬戸内海を渡って四国の鉄道も楽しむという、なんとも欲張りな一日である。瀬戸大橋を渡る。広島から松山にかけての区間とはまた違った島々の景色である。児島に到着。ここからは時間つぶしを兼ねて鈍行に乗り換えてもよかったが(次の岡山行きは新型227系だった)、そのまま特急で乗り通す。松山から3時間弱の鉄道旅で岡山に到着。さて、向かいの津山線ホームにはキハ47の旧国鉄急行色「ノスタルジー号」編成が停まっている。16時27分発の津山行きに充てられる。実をいうと、今回乗り鉄で岡山に行くに当たり、広島から山陽線で倉敷、以後、伯備線~姫新線~津山線を...髙島屋岡山でビアガーデンのはずが・・・結局はミシュラン居酒屋へ

  • 特急「しおかぜ」で予讃線から瀬戸大橋を渡る

    松山駅前の「喜助の湯」に浸かった後、松山13時26分発「しおかぜ20号」に乗る。この列車の岡山着は16時11分。駅前のビアガーデンの開店前だが、駅前で少しゆっくりして、それから繰り込めば・・というつもりだった。「しおかぜ20号」にも十分な空席がある。改札口の向こうのホームに赤と黄色の車体が見える。観光列車「伊予灘ものがたり」である。JR四国の中でも人気の列車で、私はリニューアル前、キハ47改造の「伊予灘ものがたり」には一度乗車したことがあるが、現在のキハ185系になってからはまだである。これから出発するのは13時31分発の「八幡浜編」で、車内ではフレンチのミニコースをいただくことができる。伊予市~伊予長浜間は「愛ある伊予灘線」を経由し、海沿いの景色で知られる下灘駅にも停車し、八幡浜には15時50分の到着で...特急「しおかぜ」で予讃線から瀬戸大橋を渡る

  • 松山駅前「喜助の湯」でととのい、潤う。

    7月7日、呉から松山まで瀬戸内海汽船「シーパセオ」にて渡る。定期航路だがクルーズ船の気分も楽しめる船であった。その後、高浜から伊予鉄道で移動し、大手町からJR松山駅に到着する。さて今回の日帰りお出かけの目的地は、岡山駅前の髙島屋のビアガーデンでの一献。夕方に岡山にたどり着くためのルートをいろいろ考える中、フェリーでいったん松山に上陸し、予讃線~瀬戸大橋線をたどって向かうことにしたのだ。その予讃線にしても、鈍行でたどる、特急に乗って途中の駅でも下車する・・いろいろ考えたが、結局は直通の岡山行き13時26分発特急「しおかぜ20号」に乗ることにして、それまで松山で過ごす。特急の発車まで3時間近くあるのだから、松山城や道後温泉まで往復するだけの時間はある。もっともこの時は道後温泉本館はまだ工事中(リニューアルオー...松山駅前「喜助の湯」でととのい、潤う。

  • 松山行き「シーパセオ」乗船

    7月7日、松山に向かうべく呉から乗船したのは旅客船「シーパセオ」である。「海の散歩道」という意味だという。松山までの移動手段ではあるが、クルーズ気分も味わうことができる。先に広島から乗船していたのは20人いるかいないかという程度で、やはり宇品6時45分発に間に合う公共交通機関がないというのはいかがなものかと思う。呉からの徒歩の乗船も数名、クルマも数台というところで出航する。乗船客が少ない分、船内ではゆったりと過ごせる。客室の前方は前面の景色が楽しめるソファーシート、そしてテーブル付きのリクライニングシートが並ぶ。また側方には靴を脱いで上がる「OZASEKIエリア」、そして「GORONEエリア」がある。このうち「GORONEエリア」は、ごろ寝するとちょうど海が見える小窓がついているのが特徴で、広島からの乗船...松山行き「シーパセオ」乗船

  • 目的地は岡山だが・・・フェリーで松山に渡る・・・そのために呉に行く

    ・・・今回、松山に行った記事を書こうというのだが、7月12日朝、松山城がある城山で土砂崩れが発生し、周辺の住宅やマンションに土砂が流入した。行方不明の方もいるようだ。前日まで松山は大雨が降っていた中での出来事である。道後温泉本館が修復工事を終えてリニューアルオープンという明るい話題の直後、松山城にこうした影響が出るとは・・。毎年毎年、どこかの地域が当番が回って来るかのごとく大雨による災害に遭っている。連日「○○豪雨から×年」というニュースに接しているように感じる。この週末も雨雲が心配である。・・さて、本題に入ろう。雨が降る日もある一方、晴れの天気だと真夏日、猛暑日というこのところ。ふと、ビアガーデンに行きたいな・・という気になった。ビールを飲むのならいくらでも居酒屋があるのだが、ビアガーデンは夏独特のもの...目的地は岡山だが・・・フェリーで松山に渡る・・・そのために呉に行く

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~坊津から薩摩半島北上

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりはこれから徐々に北に向けて駒を進める。枕崎の火之神公園を出発する。国道226号線に入り、耳取峠を越える。その先が坊津である。歴史資料センター「輝津館」に入る。こちらは南さつま市役所の坊津庁舎も兼ねた建物である。坊津の歴史、民俗についての紹介が充実した施設だった。館内撮影禁止のため画像はないが・・。坊津は古くから立地的に海上交通の要地であり、遣唐使船の寄港地となっていた。仏教の公式的な伝来よりも先に龍蔵寺一乗院という寺が建立されたし、この先の秋目地区には鑑真和上が唐から上陸している。また中世では倭寇や遣明船、琉球貿易の拠点にもなっていた。明の歴史書「武備志」では近隣の地誌も紹介しており、「日本三津」として安濃津、博多津と並び、ここ坊津を挙げている。同時期に日本で成立した式目では「...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~坊津から薩摩半島北上

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~枕崎

    先ほどの大国寺から一気に山道を下り、枕崎の市街地に入る。そして、日本最南端の終着駅・枕崎に到着する。前回に続いての来訪だが、前回は列車乗り遅れのためタクシー移動、そして今回はレンタカー・・。列車から終着駅に降り立つ、という演出はならなかった。ちょうどこの時間、列車の姿はない。もっともこの日(6月30日)は先日来の大雨で指宿枕崎線じたい運転を見合わせている。しばらく、誰もいない終着駅の雰囲気を楽しもうかと思ったが、それより先に食事である。枕崎に来たからにはかつお料理をと思っていたが、いろいろ立ち寄っている間に時刻は14時すぎ、そろそろ昼の営業を終えている頃ではないだろうか。幸い、駅の目の前にある「一福」は14時30分ラストオーダーでまだ営業中だった。駅の見物は後にして、先に食事にしよう。いただいたのはかつお...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~枕崎

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第97番・大国寺(枕崎のスピリチュアルスポット)

    西大山駅から途中の海岸スポットを見た後、国道226号線から内陸に入る。いよいよ、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの最南端にある第97番・大国寺に向かう。97という番号は、当初番外札所だったのが百八霊場になるにあたり新たに振られたものである。当初は茶畑の中を一直線に走るが、坂道を上り、集落を抜けるとカーナビは狭い道を案内する。コンパクトカーのヤリスといえども道幅ぎりぎりのところに出会い、ヒヤリとする。かといってここからバックで引き返そうにもUターンできるところがない。ようやく離合可能なところに出て、さらに山道を上る。人家もなくなり、果たしてこの上に寺があるのかなと不安になったが・・・。ここで大国寺の山門が見えた・・というより前に弘法大師像が出迎える。「人々に慈悲と感謝を与え、安心して生きられる様に、又人々に金運...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第97番・大国寺(枕崎のスピリチュアルスポット)

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~日本最南端の駅・西大山で列車を出迎えるが・・

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、目指すのは最南端の枕崎にある第97番・大国寺である。その前に知覧に立ち寄って特攻平和会館を訪ね、そのまま枕崎に向かうと思いきや、レンタカーは逆の南東方向に向かう。そして国道226号線を東に進む。海岸が見え、駐車スペースがあったので思わず停める。瀬平公園というところで、ちょうど海の向こうには頂上は雲で覆われているが薩摩富士・開聞岳を望むことができる。少し、開聞岳の方向に歩く。今は海にせり出した国道の橋がかかるが、かつては岩と岩の間を波しぶきを受けながら渡っていたそうで、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌も残されている。迫平まで我れを追い来りて松かげに爪を裂くなり頴娃の村をさ(鉄幹)片はしを迫平に置きて大海の開聞が岳立てるなりけり(晶子)夫妻が鹿児島各地を周遊する中で、地元の村長の歓待を受...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~日本最南端の駅・西大山で列車を出迎えるが・・

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~特攻基地・知覧へ

    6月30日、日曜日。鹿児島の朝は「さつま狂句」から始まる(始まるというのも変だが)。今月の入選の句の紹介だが、文字で見るから一句の意味がわかるが、これ、選者の先生の鹿児島弁でのコメントも含め、耳で聞いたらさっぱりわからないぞ。前日の夕方、夜、そして今朝と地下の大浴場に計3回入り、バイキング形式の朝食をいただく。こちらも地元のものを含めて種類は豊富である。身支度を整えてチェックアウト。この日はトヨタレンタカーのお世話になる。同じ県内、一定のエリア内であれば乗り捨て無料ということで、夕方に川内駅前での返却である。乗るのはコンパクトカーのヤリス。8時半に出発。これから目指す札所があるのは本土の端の枕崎だが、せっかくの薩摩半島なのでいくつかのスポットに立ち寄りながらである。指宿温泉は前回に札所と合わせて訪ねており...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~特攻基地・知覧へ

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島駅前にて癒しの一時

    今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは前回5月に続き鹿児島に宿泊。そしてホテルも前回と同じ「ホテルタイセイアネックス」である。今回は部屋おまかせプランで予約していたが、何とツインルーム。もっとも、部屋の広さじたいはシングルルームとさほど変わらないように見える。テーブルをテレビ台と切り離した小ぶりなものとして、ベッドの向きを変えることで2台収めたのかな。荷物を置き、部屋着に着替えて、早速地下のサウナ・大浴場に向かう。今回もこのホテルを選んだのはこの大浴場目当てである。本来は地階で別途24時間営業しているサウナ・カプセルホテルの設備だが、アネックスの宿泊者は無料で利用できる。部屋着のままで行けるのもありがたい。先ほど大雨に濡れたこともあり、早速の入浴はありがたい。普段は入らないサウナも試してみる。さっぱりした。...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島駅前にて癒しの一時

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~再びの鹿児島王将、鹿児島知事選挙、そして豪雨・・

    第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは鹿児島市内。第45番・大歓寺から城山公園、黎明館と回り、そのまま天文館までやってきた。そして少し遅めの昼食として、鹿児島王将・中町店に向かう。前回5月に鹿児島を訪ねた時は、夜の天文館で一献の後、ひとり二次会として入ったのだが今回は昼食、いや、町中華での一献である。公共交通機関での札所めぐりならではの楽しみである。全国チェーンの「餃子の王将」(いわゆる「京都王将」)から、あの稲盛和夫の仲介によりのれん分けが許された「鹿児島王将」。その1号店は繁華街から1本入ったところで、町中華の風情がある。「餃子の王将」だが、ある意味郷土料理の店といえる。テーブル上の伝票に鉛筆で数字を入れて注文する独特のスタイル。厨房から対応するスタッフはすべて男性で、「鹿児島=男性社会」というのを体...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~再びの鹿児島王将、鹿児島知事選挙、そして豪雨・・

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島・黎明館

    6月29日、鹿児島市内めぐりの続きである。城山公園から遊歩道を下って着いたのは鶴丸城跡。関ヶ原の戦いの後、薩摩藩初代藩主となった島津家久により築城された。それまでは島津氏の本拠地は鹿児島市内でも少し奥まった内城だったが(その近くに、九州八十八ヶ所百八霊場の第44番・不動寺がある)、関ヶ原で勝利した徳川氏の脅威に対抗すべく、錦江湾を前に、城山を後ろにするこの地に強固な城を建てた形である。その後、徳川氏が鹿児島まで攻めてくることはなかったが、幕末の薩英戦争の時には海岸から近かったことでイギリス軍の砲弾を受け、明治の西南戦争では政府軍の攻撃の末、西郷隆盛が城山で自刃するという歴史が繰り広げられた。正面には2020年に復元された御楼門が建つ。周りの堀にはハスの花が開いていて、これも鹿児島の夏の風景だという。現在の...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島・黎明館

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第45番「大歓寺」(鹿児島市街から城山へ)

    6月29日、九州新幹線で鹿児島中央に到着。第45番・大歓寺まで市営バスで向かうことにする。中草牟田バス停が最寄りのようだ。JR九州の在来線は前日からの大雨で運転見合わせとなっているが、鹿児島市内、この時間は雨も小止みである。バスの乗車口にはICカードリーダーがあるが、使えるのはラピカという鹿児島市交通局独自のカードのみで、他の全国交通系ICカードには対応していない。出張や旅行で鹿児島に来た人は一見不便で戸惑いそうだが、鹿児島市交通局の市電、市バスではクレジットカードのタッチ決済が導入されている。市バスでは今年の3月から導入されたそうで、車内ポスターによると、1ヶ月の利用金額が市バスの定期運賃に相当する9660円に達するとそれ以降は無料になるとある。考えようによっては、専用のカードを買う必要もなく、チャージ...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第45番「大歓寺」(鹿児島市街から城山へ)

  • 第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今年もまた大雨の時季がやって来た

    今年もまた線状降水帯が発生する季節となった。このところ毎年どこかの地域でまるで当番にでも当たるがごとく被害が出ている。7月に入り、広島県内は前夜から大雨が続き、幸い大きな被害はないようだがそれでも気がかり。またこの直前には南九州が大雨だった。さて、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりである。前回は5月中旬、鹿児島で行われるホークス対バファローズの試合観戦と組み合わせてのものだったが、残念ながら雨天中止。代わりに、日置市にある第49番・剣山寺に先に参詣した後、午後の時間を指宿枕崎線の乗り鉄に充てたのだが、途中停車の日本最南端の駅・西大山でのわずかな停車時間にホームに出てそのまま列車に置き去りにされるというハプニング。雨の中タクシーで枕崎に向かい、枕崎で車内に置いたままの荷物は回収できたが、帰りの列車は途中大雨のため...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今年もまた大雨の時季がやって来た

  • 試合途中降雨コールドゲームにバファローズ監督が激怒しているようですが・・

    雨は仕方ないでしょう・・・。運営のマズさはあったかもしれないが、こうなることが想定された試合ならなおのこと途中コールドになる前に1点でも多く得点しとけやというだけのこと。審判に八つ当たりはないでしょ。見苦しい。監督の無能さが露呈するだけ。・・・今季、バファローズの現地観戦成績1勝5敗「1雨天中止(ここ大事)」のおっさんのひとりごと。試合途中降雨コールドゲームにバファローズ監督が激怒しているようですが・・

  • 観戦記・バファローズ対ホークス@京セラドーム大阪(出張帰りの現地観戦で自力優勝消滅)

    パ・リーグは依然としてホークスが首位独走、2位~5位が混戦で、ライオンズが大きく離されての最下位という展開が続く。ファイターズが若手台頭、イーグルスも交流戦優勝というプラス材料で健闘しているがホークスが抜きんでている状況は変わらない。バファローズはそのホークスを大阪に迎えての3連戦。この第2戦である26日、現地観戦に出かけた。この日は大阪で行われる会議出席のため日帰り出張だったのだが、出張が決まった際たまたま日程表を見ると大阪での試合である。まあ、帰りに立ち寄ればのぞいてみようというくらいの気持ちで、ファンクラブ特典の指定席引換券を使って一塁側上段中央指定席を確保していた。仮に観戦できなくなったとしても金銭的に損はしない。会議終了後はそのまま散会となり、自由行動である。帰宅の時間を考えると試合終了までの観...観戦記・バファローズ対ホークス@京セラドーム大阪(出張帰りの現地観戦で自力優勝消滅)

  • 京都47番「毘沙門堂」~神仏霊場巡拝の道・104(八方睨みの龍、動く襖絵)

    神仏霊場巡拝の道、京セラドーム大阪での野球観戦との組み合わせで広島から日帰りでまず京都に向かう。当初、6月22日と23日のどちらに行くか迷ったが、22日の午前中だとまだ雨は降らない、しかし23日は西日本で広く雨の予報ということで、22日の朝から出かけることにした。そして、バファローズとライオンズの両日の試合はどうだったか。選択した22日はバファローズ先発の齋藤を序盤に攻略したライオンズが4対2で勝利し、連敗を止めた。そして23日はバファローズ先発のカスティーヨが好投、私の勤務先企業出身の古田島がデビューから22試合連続無失点というNPB記録に並び、4対1でバファローズが勝利。23日の試合は広島の自宅にて外が大雨の中テレビ桟敷での観戦だったが、こういう巡り合わせなら23日、京都で雨に濡れての参拝の後、ドーム...京都47番「毘沙門堂」~神仏霊場巡拝の道・104(八方睨みの龍、動く襖絵)

  • 観戦記・バファローズ対ライオンズ@京セラドーム大阪(オリ姫デー、100敗ペースの相手に・・)

    交流戦明けのカードとなったライオンズ3連戦の2戦目の観戦に出かける。当初は22日にするか23日にするか迷ったのだが、天気予報を見て22日に遠征とした。ドーム球場だから雨は関係ないのだが、そこに1ヶ所、神仏霊場めぐりを絡ませようというのがある中で、22日は夕方以降に雨というので日帰りで出かけた。広島からいったん京都に出かけた後、大阪に移動する。神仏霊場めぐりのことはまた別の記事として・・。このカードは恒例の「オリ姫デー」として行われる。今季のテーマはロックとポップということで、選手たちがミュージシャン風にキメている。離脱者が多いのはさておき、限定ユニフォームの配布には長い列ができている。さてこの日座ったのは三塁側、大商大シートのすぐ後ろである。普段はグラウンド全体を見渡す内野上段に陣取るのだが、たまにはこう...観戦記・バファローズ対ライオンズ@京セラドーム大阪(オリ姫デー、100敗ペースの相手に・・)

  • 党首討論、やってたんや・・

    所詮、その程度の扱いでしかないし、テレビニュースでその様子も報じられていたが、党首討論という割には何の内容もなく、正直、やる意味があるのかとすら思った。政治とカネの問題、確かに大きなことかもしれないが、いつまでこうしたことに議論を費やすのかと思う。個人的には、別に多額の政治献金を受けようが、それを記載したかどうかということはどうでもよく、真に国民のためになる素晴らしい政策をしてくれれば何ら構わないと思う。まあ、そうなっていないグダグダな有様だし、野党もあてにならないし、党首討論といってもお互いのマスターベーションの時間でしかない。結構なご身分、気楽な商売でいいですね。うらやましい。ロシアと北朝鮮は首脳会談してますよ。こいつらが連合して日本に攻めて来たらどないすんねん・・・。党首討論、やってたんや・・

  • 20年目の交流戦、球団創設20周年のイーグルスが優勝

    今季も、ペナントレース前半の楽しみである交流戦が終了(正しくは、雨天中止になったタイガース対ファイターズの1試合が残っているが)、2024年の交流戦は最終戦でカープに勝利したイーグルスが初優勝した。今江新監督のイーグルスはリーグ戦前半低調だったが、交流戦に入って投打がかみ合ってきた。大きかったのが超アウェイ状態で臨んだ(ビジター応援席の割り当てが11球団一狭い)甲子園でタイガースを3タテしたことだろう。球団ホームページでは交流戦優勝記念のロゴが表示されていたが、その中に「20th」の文字が見える。ああそうか、球団創設からもう20年が経つのかと思う。イーグルス創設にいたるきっかけが「あの出来事」だったわけだが、その一連の協議の中で行われるようになったのがセ・パ交流戦である。片や「あの出来事」の結果、合併球団...20年目の交流戦、球団創設20周年のイーグルスが優勝

  • 特急「スーパーおき5号」で山陰から山陽へ

    6月14日、国鉄型特急車両381系による「やくも」の定期運行が終了し、岡山、米子、出雲市などの駅に多くの人たちがかけつけた様子がテレビでも流されていた。「ゆったりやくも」編成については当面多客期の臨時列車に割り当てられることがあるそうで、その時はその時で多くの人が駆け付けるのだろう。は6月9日の続き。出雲市にて、岡山に向かう旧国鉄特急色の「やくも24号」を見送った後、これから乗る「スーパーおき5号」に乗るべくしばらく待つ。381系のお別れ乗車が目的ならこの「やくも24号」に乗ればよかったのだろうが、この日は「中国地方一周」ということで、この先山陰線~山口線~山陽線と続く「広島市内~広島市内」の乗車券を作っている。まあ、広島~出雲市を往復するより多少安くつくというのもある。15時48分発の「スーパーおき5号...特急「スーパーおき5号」で山陰から山陽へ

  • もう一度、381系「やくも」に出会う

    6月14日、旧国鉄型381系による「やくも」がラストランとなった。沿線の各駅ではさまざまな記念イベントが行われたそうだ。この日、岡山~鳥取の県境区間で落石が見つかり一部区間が一時運休になったが、その後運転を再開し、無事に最後走りおおせた。14日の金曜日が最後となったのはどういう理由からだろうか。せめて16日の日曜日まで運転すればよかったと思うが、車両運用の都合や、日曜日ということで多くの人が押しかけることによる混乱を避けることがあったのか。さて、その直前の週末である6月9日、岡山から旧国鉄特急色の381系「やくも9号」で出雲市まで乗車した。岡山からの3時間を満喫して、無事「お別れ乗車」とした。この後だが、出雲市15時48分発「スーパーおき5号」で新山口まで出る。曇り空だが日本海沿いの区間を走り抜けるのも面...もう一度、381系「やくも」に出会う

  • 今度こそ最後の乗車 381系「やくも」

    381系「やくも」が6月14日に運行最終日を迎えるのを前に(正確には6月15日の朝、「ゆったりやくも」編成の岡山7時05分発の出雲市行き「やくも1号」が381系の最終列車だが)、今度こそ最後の乗車として旧国鉄特急色の編成に乗りに出かけた。6月9日、岡山11時13分発の出雲市行き「やくも9号」に乗る。全車指定の中、私がこの列車の指定席券を購入した時にはまだ結構空席があったのでどこにしようか考えたのだが、選んだのはこの変則的なシート。2人がけシートが並ぶ中、車両の途中に1人かげの席が点在する。空調のダクトが窓側の壁を伝っているためだ。過去にこの1人がけの席に座ったこともあるのだが、窓から中途半端に離れていて落ち着かなかったのを覚えている。まあ、車窓関係なしにゆっくり寝て過ごすなら隣に気をつかわずに済むとしてお...今度こそ最後の乗車381系「やくも」

  • 最後の国鉄特急色「やくも」に乗りに出かける

    6月14日、381系「やくも」が運行最終日を迎える。旧国鉄特急型からの車両の置き換えがこれまで進められてきた中、この「やくも」でいよいよ最後となる(厳密には、国鉄末期に製造された気動車特急はまだ存在するのだが)。運行終了が近づくと多くの人が名残惜しんで駆け付けるのは世の常で「葬式鉄」と揶揄されるのだが、沿線にも多くの「撮り鉄」が訪れているそうだ。人の土地に勝手に侵入する輩がいる一方、地元の有志が撮影スポットを整備して受け入れているという話もある。伯備線が廃線になるわけではなく、特急「やくも」も乗り心地よい新型車両に置き換わるのだが、かつての国鉄を代表するあの「型式」が引退するのは鉄道の歴史の区切りの一つと言えるだろう。かくいう私、「葬式鉄」は早めに済ませておこうとこの4月の末に、観光列車「あめつち」の木次...最後の国鉄特急色「やくも」に乗りに出かける

  • 白内障手術を受ける(左眼編)

    以前の記事で、いろいろあった2024年5月の出来事として、「白内障の手術」にさらっと触れた。このたび、だいぶ症状も落ち着いてきたことで体験談として残しておくことにする。前の記事では最初の右眼の手術、そして1週間の経過観察について書いた。ここまでの経過は良好である。片方だけながら、これまで感じることのなかった視覚をいただくことができた。水曜日までの右眼の経過観察の1週間が経過し、明くる木曜日に左眼の手術である。同じように朝から眼科に向かう。手術の流れは一度経験しているので、気持ちとしては前回より多少は落ち着いているように思う。瞳孔を開く点眼薬、そして局部麻酔の点眼薬を入れていただき、手術室に入る。リクライニングシートを倒され、血圧計、酸素濃度計をつけられた後に顔にカバーが掛けられる。ただこれは意外だったが、...白内障手術を受ける(左眼編)

  • 白内障手術を受ける(右眼編)

    以前の記事で、いろいろあった2024年5月の出来事として、「白内障の手術」にさらっと触れた。このたび、だいぶ症状も落ち着いてきたことで体験談として残しておくことにする。前の記事では、眼科にて両眼の白内障と診断され、手術の説明を聞いたところまで。目玉をグリグリされるのに心理的抵抗はあったものの、この先を考えるとやはり手術しなければならないだろう。後日眼科に電話を入れ、5月中旬の手術を予約した。まず症状がより進んでいる右眼、そして1週間後に左眼の順番で行うことになった。手術前にも通院して精密検査を受けるとともに、入れる人工レンズの種類について打合せする。単焦点レンズ、多焦点レンズという選択肢があるが、どのタイプが適しているかは患者それぞれで異なるという。先生の診立てにより、私は単焦点レンズ、その中で遠いほうに...白内障手術を受ける(右眼編)

  • 白内障手術を受ける(手術まで)

    以前の記事で、いろいろあった2024年5月の出来事として、「白内障の手術」にさらっと触れた。このたび、だいぶ症状も落ち着いてきたことで体験談として残しておくことにする。話は半年以上前にさかのぼるのだが、長くかけていた眼鏡が合わなくなった。今思えば2度目の広島勤務となった2020年以降少しずつ見えにくさを感じていたのだが、パソコンの画面を見る時間が長くなったのと、年齢で近視の度合いが進んだのだろうとそれほど気には留めていなかった。しかし、健康診断などで眼鏡をかけても視力が出ず、このままだと運転免許証の更新に影響が出ると思い、10年以上ぶりに眼鏡を新調することにした。そして近くの商業施設にある眼鏡店に行ったのだが、レンズの度を上げても十分見えるところまではいかず、眼科に相談したほうがよいと言われた。そこで、同...白内障手術を受ける(手術まで)

  • 19歳齋藤プロ初勝利!、バファローズも復調4連勝!

    高校からプロ入り2年目、初登板初先発から5試合目にしてバファローズ先発の齋藤が5回を無失点に抑え、その後も中継ぎ陣がゼロでつないでジャイアンツ相手にプロ初勝利。これでバファローズも今季初の4連勝、交流戦の関東シリーズもベイスターズ、ジャイアンツ相手に2カード連続の勝ち越しとなった。またこのジャイアンツ戦、1回戦は2対0,そして2回戦は5対0と2試合連続で0封。これは面白い。またこの試合先制打を放ったのは4番・西川。故障や不調で選手の離脱が相次ぐとはいえ西川を4番に据えたのは不調にあえぐFA選手への荒療治に見えたが、面白いものでそこから4連勝とは。そして、私の勤務先企業出身として応援する古田島が7回二死満塁の場面で登板し、ピンチを脱する。そして8回も三者凡退として19試合連続無失点。えらいこっちゃ。さて9日...19歳齋藤プロ初勝利!、バファローズも復調4連勝!

  • 「etSETOra」に乗車

    ハローキティ新幹線~ラ・マルしまなみに続いて尾道から乗車するのは、広島行きの「etSETOra」。読みの「エトセトラ」はラテン語の「その他いろいろ」という意味だが、この列車においては広島弁で「たくさん」という意味の「えっと」に「瀬戸」を掛け合わせたものである。この列車の「e5489」での座席指定も運任せなのだが、進行方向とは逆向きながら海側、そして大きな窓の席を取ることができた。中国地方には「あめつち」や「○○のはなし」といったキハ47を改造した観光列車が走っているが、「etSETOra」は「瀬戸内マリンビュー」を再改造した車両。それにしてもキハ40、47といったところはあちらこちらで改造された観光列車に使われているが、それだけ使い勝手がよいのだろう。旧国鉄時代にはそういうことはまったく想定されていなかっ...「etSETOra」に乗車

  • 「ラ・マルしまなみ」で尾道へ・2

    5月19日、岡山を発車した「ラ・マルしまなみ」は山陽線を西に向かう。この車両「ラ・マル・ド・ボァ」とはフランス語で「木製の旅行カバン」という意味だとか。どれが「木製」でどれが「旅行」でどれが「カバン」かはさておき、やはりスマートな印象である。この日は運転席後ろのスペースに自転車が置かれている。カウンター席の上は網棚ではなく、ちょっとしたアートや瀬戸内関連の書籍が並ぶ。瀬戸内のさまざまな姿を収めた写真集もあり、岩合光昭氏のネコの写真集もある。瀬戸内はネコにとっては楽園のようで、写真集の中でもさまざまなスポットが紹介されている。笠岡を過ぎ、広島県に入る。岡山県と広島県の県境を通るルートは鉄道、道路といろいろあるが、いずれもはっきり「国境を越えた」という実感がしない。現在の備後エリアは元々備前、備中とともに「吉...「ラ・マルしまなみ」で尾道へ・2

  • 「ラ・マルしまなみ」で尾道へ

    振り返れば5月はいろいろな出来事があった。ブログ記事にしているのは札所めぐりや野球観戦のことばかりだが、仕事もなかなか忙しかったし、その他プライベートでは亡父の一周忌法要があり、そして中盤には私自身、両目の白内障手術を行った。白内障手術とさらっと書いたが、これも貴重な経験かと思うのでまたどこかで「闘病記」でも書くことにしよう。さて5月19日、その手術の合間のことである。前週は鹿児島に行き、雨でプロ野球が中止になるわ、代替で乗り鉄とした指宿枕崎線で日本最南端・西大山駅で積み残しになるわ、最後は雨で列車が遅れ、予定の新幹線に間に合わず乗車券・特急券を買い直すことになるわ・・という波乱の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりだった。1日空いたこの日は乗り鉄としよう。特急「やくも」の旧国鉄型381系の引退が6月14日と近づ...「ラ・マルしまなみ」で尾道へ

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