「夜を統べる者。その神名はー」世界に安らかな朝と夜を授ける為に三百六十五日空に矢を射る者。神の御業を託された『巫の射手』。大海原に浮かぶ大和と呼ばれる列島の国では、射手はこう呼ばれている。朝を齎す者、『暁の射手』。夜を齎す者、『黄昏の射手』と。黎明二十一年五月、黄昏の射手・巫覡輝矢は囚われていた。目覚めたとき、そこは自分の部屋ではなかった。春夏秋冬の代行者達と同様に神に力を与えられた彼が、なぜ見知...
断酒継続半年で授与される努力賞。僕は12年ぶり2回目(前回)。今回、再飲酒してしまったから……。なので嬉しいよりも、正直恥ずかしかったです。おまけ:ふ、ふうさん!?どいてください(この後、ちゅーるで手をうってもらいました)...
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さかなクン『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!』読了
トラック、妖怪、タコ、そしてお魚!大好きなものに夢中になりつづけてきた男の子は、大きくなって、さかなクンになりました。大好きなことを見つけて、つづけること。ワクワクと感動がいっぱいの生き方のひみつが、この本にはつまっていますー。内容(「BOOK」データベースより)今はまだでも。本書はタレントで魚類学者のさかなクンの自伝書。夢中になれるモノを見つた著者のポジティブな人生がありました。佳作。内容はバッサリ...
ふうも元気です。...
4/15から4/24は本ブログの更新をお休みします。よろしくお願いします。...
明日からに怯え「ここまでしなくても」そんな自問自答を繰り返す...
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悲しくて。悔しくて。寂しくて。一瞬成功したかにみえても待ち受けている落とし穴は底なし。「I love you Debby」ほか、珠玉の作品6編!!内容(「BOOK」データベースより)折り合いをつける。本書はままならない人生を描いた6つの短編集。鬱屈した日々の中で、さまよい、あらがう人たちの姿がありました。佳作。ここからは一言感想を。『I love you Debby』自分のせいで兄を、母を死なせたと自分を責める祖父と娘。こんな時、自...
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職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。内容紹介(「BOOK」データベースより)好きなコトより、上手くやれそうな方。本書は第167回(2022年上半期)芥川賞受賞作。社会的価値観と個人的価値観。その二つのギャップが小さな社会。とある職場を通して描か...
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雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かろうとした頃、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが…。内容(「BOOK」データベースより)幸せに生きる...
話題(?)の薬指が長い人は……って奴。僕も該当します。さてさて僕はどんな奴?...
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うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは?機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。内容(「BOOK」データベースより)自分で決めるしかない...
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殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”...
どうしたの?そんなトコロで。...
マンションの一室で三十八歳の女性が睡眠薬を服用して死亡。遺書らしきプリントも見つかった。警視庁捜査一課の大河内部長刑事は現場の不自然さに気づく。パソコンからはメールが消去され、死の前日にスーパーの宅配サービスに注文をしていることもわかった。そして事件当夜には男女の言う争う声も聞かれていた。女性は、高校時代の同級性が娘のために立ち上げた移植手術のための募金活動に関わっていた。だが、寄付金の管理に不正...
先日のコト。お見舞いでお花を頂いた。僕は男だけれど、花は貰って嬉しい贈り物。...
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新川帆立『縁切り上等!-離婚弁護士松岡紬の事件ファイル』読了
最良の離婚、請け負います! 家族はもっと、いろんな形があっていい。新時代のリーガル・エンタメ。夫のモラハラと浮気に耐えられなくなり家を飛び出した聡美が北鎌倉で出会ったのは、縁切寺の娘で弁護士の松岡紬。勢い込んで離婚相談をするも、思いがけないことを言われ……。上手に縁を切る方法、教えます。温かなヒューマンドラマにして、前を向く元気をもらえる、痛快リーガル小説。内容(出版社内容紹介より)選べない。本書は...
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「夜を統べる者。その神名はー」世界に安らかな朝と夜を授ける為に三百六十五日空に矢を射る者。神の御業を託された『巫の射手』。大海原に浮かぶ大和と呼ばれる列島の国では、射手はこう呼ばれている。朝を齎す者、『暁の射手』。夜を齎す者、『黄昏の射手』と。黎明二十一年五月、黄昏の射手・巫覡輝矢は囚われていた。目覚めたとき、そこは自分の部屋ではなかった。春夏秋冬の代行者達と同様に神に力を与えられた彼が、なぜ見知...
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群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶりに現れた兄・然。小狡くて卑しい然とは縁を切っていたが、200万円を用立ててくれと泣きつかれる。然にとある負い目がある蕗は、追い詰められて署の証拠品保管庫から現金を盗み出す。数日後、元検事の小曾根に金を借り保管庫に戻すが、今度は小曾根から強請られる。借用書を取り返そうと小曾根宅へ侵入した蕗だったが、そこには目を疑う光景があったー元白バイ隊員の著者が挑...
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党員のケイを気まぐれに愛し、いつか熱烈に傾倒し破れ去る有似子。愛とは一体何なのか? 昭和三十九年度芥川賞受賞作【感傷旅行】。著者のやさしさが滲みでている【大阪無宿】等。内容(出版社内容紹介より)世はなべてこともなし。本書は第50回(1963年下半期)芥川賞受賞作。戦後のまだまだ貧しい日本を舞台に、女と男のあれやこれやがありました。ここからは一言感想を。『感傷旅行』この恋?はトラベルとジャーニーの違い。ニ...
最近、目薬が鼻から出る。...
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溶接加工会社勤務の入江悠斗が、何者かに刃物で胸を刺されて死んだ。悠斗は17歳のときに傷害事件を起こしていた。事件を担当する捜査一課の新田はかつての先輩警官・本宮、女性エリート警部・梓、その部下として働く能勢の捜査報告から、別の二件の殺人事件との関連性を疑う。そしてそれぞれの事件の容疑者が「あのホテル」に宿泊することが判明。新田は三度、潜入捜査を開始するー。内容(「BOOK」データベースより)意味がない...
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「ただ普通でありたかった。」中学受験、トー横、起業サークル、悪徳コンサル、闇バイト。「普通」が壊れた時代に漂う「自己本位」への誘惑。誰か教えてください。ぼくはどう生きればよかったのでしょうか。三通の手紙に刻まれた魂の叫びが、現代の精神的堕落をあぶりだす。内容(「BOOK」データベースより)うまくやれよ。本書は「普通」を願いながら転落した死刑囚・川辺優人の物語。格差社会において、枠に、ガチャに “外れた” ...
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不幸なことが続き、大切な人たちを失ってしまった少年は、将来が不安で泣いていました。その様子が心配になった旅人は、未来を見せてくれるというクスノキの女神に会いに行くように勧めました。様々な困難を乗り越え、出会えたクスノキの女神は、少年の願いを聞き未来の姿を見せてくれます。そこで見た未来の姿とは…。内容(「BOOK」データベースより)感謝しよう。本書は大ヒット作『クスノキの女神』の中で登場した絵本を書籍化...
併設の図書館も(が)混んでいました。期日前投票、出足は順調のようです。...
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息子の顔見たさに何かひとつ事を起こせばそのたびにパトカーがやってくる。わたしはこれまで三回パトカーに乗った。そのことが繰り返される。それがわたしの人生になる。わたしはパトカーに乗り慣れた老人になどなりたくないし、そんな母親の姿を息子に見せたくもなかった。そんな母親が自分の産みの母親だと知られるべきではなかった。人生を踏み外した女性の静かな決意。内容(「BOOK」データベースより)鳥が来る。本書はひき逃...
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作家森博嗣さんの日常はまさに“工作する哲学者”。「ミクロ思考」と「マクロ思考」の往復運動から導き出された「人生とは何か」「人間とは何か」が面白い!本書を読めば、あなたの日常は180度変わる!内容(出版社内容紹介より)平和。本書は『森博嗣』によるエッセイ集。著者の作家引退後も変わらない思考と、少しだけ変化した日常がありました。内容はバッサリ略で一言、普通です。勿論、本書にも適度に刺激的で、独特な思考(お...
ふう玉。...
大学院生の町村と指導教員の宇賀神は、ニセ科学批判の急先鋒・蓮見教授にある事実を知らされる。深海パワーが、がんを治すというニセ科学商品の開発に、宇賀神が想い続ける研究者・美冬が手を貸した後、消息不明だと。なぜ美冬は怪しいビジネスに加担したのか?内容紹介(「BOOK」データベースより)科学は救わない。本書は人の心に付け込む「ニセ科学」のお話。科学を中心に、人が理性と感情の間で揺れ動く様子がありました。内容...
シャンパンだと思った。※モエピンやドンピンの仲間だと思うじゃん。...
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騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開くー。美味絶佳の人情時代小説。内容(「BOOK」データベースより)受け継ぐ。本書...
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中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、人間との同居は彼らの掟では大罪だった。禁断の、だが掛けがえのない日々-。内容(「BOOK」データベースより)許さないで欲しい。本書は人間と吸血種族バンブーの許されない交流を描いた作品。三つの章で三世代を描いており、大河小説的なファンタジ...
たぶん芸術って誰かの人生を食べるコト。今日、僕はバレエダンサーの人生を味わい、彼等に人生を喰われた。...
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数ある猫漫画の中で、「とにかく猫の描写がリアル!」と絶賛される「俺、つしま」がついに書籍化!何気ない猫のしぐさや細かな毛色の表現が抜群の画力で描かれる猫漫画の根底にあるのは、溢れんばかりの猫愛。読み進めていくうちに猫への愛情がふくらんでいきます。内容(出版社内容紹介より)猫飼いあるある。本書は実在の猫「つしま(つーさん)」を中心とした猫漫画(1,2)。野良出身の「つしま」を中心に、ゴーイングマイウェ...
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確立されたスタイルと、全くのオリジナリティをもって、鋭く重く、既成の文学シーンに切り込んだ稀有の作家レイモンド・カーヴァー。確かな才能を明示する、そのデビュー短篇集から十三篇を収録。内容(「BOOK」データベースより)劣等感。本書はレイモンド・カーヴァーの処女短篇集。分冊されており、本書は前半の13編が収録されています(1,2)その多くに、日常に潜む “無いものねだり” がありました。内容はバッサリ略で一言、...
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立ち飲み屋のマドンナ、その正体は悪女だった。人情酒場の闇堕ちミステリー。新橋の老舗酒場の「あじろ」。常連客にも店主にも愛された清廉な美女が殺されてー。職業偽装、パパ活斡旋、深夜の奇行…彼女は嘘をいくつ重ねたのか?内容(「BOOK」データベースより)境界知能。本書は新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」を舞台とした物語。殺されたマドンナの隠された秘密に、意外なモノがありました。内容はバッサリ略で一言、残念です。...
夢でえるに会う。彼女は少し怒っていた。...
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幕末志士がひっそり訪ねる、ほっこり料理の隠れ家。内容(「BOOK」データベースより)料理よりお酒。本書は料理人・サヨの活躍を描いたシリーズ第二弾(1)板前茶屋として再出発したサヨの元に、一癖も二癖もある客人が集いました。ここからは一言感想を。『板前茶屋』麟太郎と同じく、僕もお酒が飲めません。なので、割烹やそれなりのレストランは(お店に申し訳なくて)苦手意識が先立ちます。また<さげ>にもあった様に、ヨー...
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クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルで女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢と戸塚警察署の田所は再びコンビを組み、捜査に当たる。そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。二つの不可解な事件は予想外の接点でつながるが!?彼女はなぜ殺されなければならなかった...
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野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約...
TVアニメ『ガールズバンドクライ』。第9話のタイトルが『欠けた月が出ていた』だった。別に会いたくないし、気も遠くにならない。ただアニメなんか観ないグルーヴァーズ一筋な人を思い出して、少し笑った。おまけ:BGM: THE GROOVERS / 欠けた月が出ていた...
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