スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
リコーリース(8566)はリコー系。中小企業が顧客基盤。集金代行や投資事業など強化。みずほリースと資本業務提携。■業績・参考指標2024年3月期は投資有価証券評価損52億円を計上し、大幅に減益です。資料にはどの銘柄で評価損を計上したのか明記されていないようです。(少なくとも私は見つけられなかった)ま、これはネットプロテクションズホールディングスですね…2022年3月期の有報には77億円の価値でブックされています。2024...
名古屋銀行(8522)は地銀中位。愛知県内3行中首位。第二地銀のリーダー格。十六銀行や百五銀行、静岡銀行と親密。■業績・参考指標1956年に資金量100億円達成とあります。そして2020年には資金量4兆円達成と大きく成長しています。そんな中で地盤の愛知県の人口は1950年339万人→2024年746万人と倍増しています。一方で2020年頃から人口の折れ線は下向きになっています…役務取引等利益、コア業務利益は右肩上がり。資金利益(足元は...
SBIホールディングス(8473)は国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向。証券口座数首位。■業績・参考指標2024年3月期の収益は過去最高となりました。金融サービス事業の収益が大きく貢献しました。税引前利益は金融サービス事業の堅調に加え、暗号資産事業の業績改善が寄与しました。SBI証券でオンラインでの国内株式売買手数料を無料にするゼロ革命を開始しています。これによる遺失利益は158億...
みずほリース(8425)は旧興銀系、みずほFGの顧客基盤活用。みずほFG、丸紅の持分会社。持分会社にリコーリース。■業績・参考指標2024年5月に丸紅と資本業務契約を締結しています。第三者割当による新株式の発行により、丸紅は発行済株式総数の20%を保有します。これにより当社は丸紅の持分法適用会社となります。また同じくみずほFGにも株式を割り当て、保有持分比率23.5%を維持させます。それ以外にJFEグループの重仮設事業者...
みずほフィナンシャルグループ(8411)は3メガバンクの一角。旧富士、第一勧業、日本興業の3行が前身。銀行・信託・証券の連携加速。■業績・参考指標2024年3月期は連結業務純益は1兆円へ到達、過去最高益を達成しました。それでも当期利益は6,789億円。三菱は1兆4,908億円とダブルスコア、三井住友は9,629億円と約1.5倍と大きく引き離されています。それもあってかPBRも他の2社と比較しても一段階低い状況です。逆に言うと業績の伸...
セブン銀行(8410)は金融機関からのATM手数料が柱。セブン‐イレブン店舗中心にATM設置。海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期の経常収益は連単ともに増収、過去最高。経常利益は連結増益、単体減益でした。次期は増収減益の業績見通しです。セブン銀行単体はATM利用件数の伸長を主因に増収を見込みます。一方で新型ATM入替に伴う減価償却費増がピークとなり、経常利益は減少します。またセブン・カードサービスの連結子会社化...
百十四銀行(8386)は香川県を地盤に岡山県や大阪府など瀬戸内地域に展開。資金量は四国で2位。大企業取引多い。■業績・参考指標下段で紹介しますが、ここの株主優待は香川の名産品を中心に魅力的な内容です。配当利回りも4%弱で、このPBRですから株価も大きく下落する可能性は低いかなと。それにしてもPBR0.22倍はマズイです…過去推移を見ていると2022/3月期に株価1,659円でPBR0.17倍というのがあります。金利がかなり底の時でマ...
三井住友フィナンシャルグループ 業務環境は好転し、アップサイドを追求できる状況
三井住友フィナンシャルグループ(8316)は傘下に三井住友銀、SMBC日興証券、カードなど。3大金融グループの一角、効率性トップ。■業績・参考指標中計策定時の想定に比べて業務環境は好転し、アップサイドを追求できる状況です。国内経済は好転、海外も想定以上に景気が継続しています(当社認識)。政策金利は国内はマイナス金利継続から金利のある世界へ、米国は想定より高金利です。また政策保有株式の削減に関しても株高により...
りそなホールディングス(8308)は旧大和・あさひ。傘下にりそな、埼玉りそな、関西みらい、みなとの4行。グループ連携を加速。■業績・参考指標2024年3月期はガイダンスを超過達成しました(+5.9%)。次期はMB統合費用関連の一時費用を除けば、中計の実質1年前倒しを狙う内容となっています。株主還元額も着実に増加させています。配当は21円/年からほぼ不動でしたが、ここ数年は+1円の増配です。それ以外に自己株式取得を機動的...
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は国内最大の民間金融グループ。銀行、信託、証券、カード、リース等。米州、アジアでの展開進む。■業績・参考指標2024年3月期の当期利益は1兆4,907億円とMUFG発足以来の最高益を更新しました。次期は過去最高を更新する1兆5,000億円の当期利益を予想します。(+93億円なので絶対金額としては大きいのですが、増率としては…)新中計では「成長」を取りにいく3年間と位置付けます。財務目標...
ケーズホールディングス(8282)は北関東発祥の家電量販。デンコードーなど買収し全国区へ拡大。現金値引きと郊外大型店に特徴。■業績・参考指標2024年3月期は減収減益。2Qは猛暑でエアコン好調も、冬商戦は暖冬により暖冬商品が不振でした。電気代高騰、物価高による耐久消費財への消費マインド低下が影響しています。次期は24年3月期の業績を底とみて、増収増益を計画します。業績推移では売上高は横ばいから微減、利益はそれ以...
丸井グループ(8252)は小売店は自社での販売から賃貸へ移行。自社「エポスカード」による割賦販売・手数料収入が柱。■業績・参考指標2024年3月期、中計3年目の主要KPIは当初計画に届かず、達成率は93~99%となっています。達成率が93%なのはEPSで当初計画差が△9.3円です。当社では計画未達の主要因をコロナからの回復時期の見誤りとしています。回復想定時期に約1年の遅れ、選択的支出は23年度もコロナ前水準を下回っています。...
AOKIホールディングス(8214)は紳士服業界2位。「パジャマスーツ」展開。複合カフェの快活CLUBや式場アニヴェルセルも。■業績・参考指標2024年3月期は通期予想を上回り着地しました。各事業で既存店が好調に推移しました。これで3期連続の増収増益です。当社の業績は順調に回復していますが、ROEの向上には資本政策が不可欠です。株主還元の基本方針は配当性向30%以上、総還元性向は50%以上です。これを中計期間は配当性向50%...
テンアライド(8207)は首都圏中心に「天狗」ブランドで居酒屋、和食レストランを直営展開。立ち飲みの「神田屋」育成中。■業績・参考指標2024年3月期は5期ぶりに最終黒字転換を果たしました。店舗形態の見直しや収益基盤の強化推進によります。店舗形態という意味では当期も業態変更を進めています。期末時点で98店舗あり、最多は神田屋の32店舗、次はてんぐ大ホールとなっています。和食れすとらん天狗は△10店舗、テング酒場も△4...
ファンケル(4921)は通販主力の無添加化粧品メーカー。サプリや健康食品も展開する。キリンHDと資本業務提携。■業績・参考指標2024/9/11にキリンHDによるTOBが成立しました。6/14に発表されたTOB価格は2,690円。6/13の終値から43%のプレミアムを付したものでした。しかしTOB初日から株価はTOB価格を上回って推移。香港系ファンドが大量保有報告書を提出し、プレッシャーを掛けてきました。キリンHDは7/29に8/13までの期限延長を...
長野旅行2日目は善光寺近辺を観光します。まずはドーミーイン長野で朝食です。会場はちょっと狭いですが待たずに入れました。メインは信州そば(写真では端になっていますが)。炊きこみご飯や信州牛たっぷりの牛鍋なども美味しかったです。写真にはありませんが、おやきや柿も食べています。これでもいつもと比較すると量は控えめ。牛に引かれて、ではなくバスに揺られて「善光寺」参り。まずは山門。ここで善光寺参拝セット券を...
9月上旬に1泊2日で長野県を訪問しました。長野県をチョイスしたのは北陸新幹線「あさま」に50%割引で乗車できるチケットが発売されたためです。結論:事前予約をしたのですが落選…もう行くと決めたら行くしかありません(笑)朝食は「日本ばし大増 チキン弁当」、昭和39年発売のロングセラー駅弁です。素朴な味ですが、美味。長野駅に着いてから、乗り換えて松本に向かうという謎行程。昼食は「そばきり みよ田 松本店」です。(...
木曽路(8160)は部地盤。しゃぶしゃぶ最大手で、居酒屋や焼き肉も展開。21年、千葉の焼き肉「大将軍」を買収。■業績・参考指標2024年3月期は15億円の減損損失を計上するも当期利益は黒字を確保しました。次期は(当然?)減損計上の予定はなく、増益・増配の計画としています。基幹部門である「木曽路」の出店と焼き肉業態の関東・中部地区での出店をバランスよく実行します。それ以外にも居酒屋業態の「大穴」という店舗があるよ...
サンリオ(8136)は「ハローキティ」等キャラクター商品の企画・販売、ライセンス事業を展開。テーマパークも。■業績・参考指標笑顔による社会貢献を計測するサンリオ時間というものがあるそうです。算出方法は以下の通り。非財務の視点ですね。夢中時間=検索時間や主要リアル接点滞在時間、主要デジタル接点滞在時間を総計寄り添い時間=年間販売個数にカテゴリごとの単位時間を乗じて算出2024年3月期を含む前中計の業績はV字回...
RYODEN(8084)は三菱電機系商社で最大。FA、ビル昇降機・空調から半導体まで幅広い。非三菱電機系製品も拡充。■業績・参考指標2024年3月期はサプライチェーンの回復による出荷増や車載市場の好調で堅調に推移しました。とはいえ売上高は微減、営業利益と当期利益は過去最高となりました。次期はルネサス製品の販売終了等で売上高は約15%減少を予想しています。利益率の改善により粗利は増加も、先行投資により営業利益は減益の見...
住友商事(8053)は住友系の総合商社。油井管など鋼管は強大、CATVなどメディアも強い。資源は非鉄が軸。■業績・参考指標2023年度の当期利益は複数案件で一過性損失を計上しました。主な一過性損益は以下の通りです。・マダガスカルニッケル事業減損・ミャンマー通信事業貸倒引当金計上・航空機リース事業保険金受領次期は概ね足元の事業環境が継続、非資源ビジネスで着実な利益成長を見込みます。中計2026より株主還元方針を「総...
長瀬産業(8012)は電子材料・合成樹脂等の化学品専門商社首位。医薬中間体等も展開。傘下にバイオの旧林原も。■業績・参考指標2024年3月期は粗利は増加も人件費等の一般管理費が増加したことにより営業利益は減益でした。全体を通して通期見通し通りの着地となりました。CFでは在庫の削減により運転資本が減少し、530億円の増加効果がありました。かなり影響大きいですね。次期の業績見通しは増収増益としています。2024年度と202...
スクロール(8005)は生協向けカタログ通販からM&Aでネット通販等へ展開。PB化粧品、物流等受託も。旧ムトウ。■業績・参考指標2024年3月期は前期比で減収減益となりました。eコマース事業セグメントの急激な業績悪化をカバーしきれませんでした。加えて事業リストラ・再編費用を計上しています。アウトドア・キャンプ用品は市場が縮小し、需給バランスが悪化しています。ブランド商材も実店舗や公式店舗を含めた競争の激化により苦...
丸紅(8002)は芙蓉グループの総合商社大手。穀物、発電で商社首位級。プラントや輸送機、農業化学品に強み。■業績・参考指標2024年3月期の純利益は4,714億円(前年比△716億円)と見通し4,500億円を超過。実態純利益は4,670億円と従来実力値としていた4,000-4,500億円のレンジを上振れしました。次期の実態純利益は4,600億円。非資源分野は3,210億円(+140億円)と着実な利益成長を見込みます。なお純利益の見通しは不測の損失に備...
伊藤忠商事(8001)は総合商社大手。非財閥系の雄。繊維や食料、中国に強い。傘下にファミリーマートなどの有力企業。■業績・参考指標2024年3月期の業績は今後の新たな成長ステージに向けて盤石な体制を整備しました。主な取り組み内容は以下の通りです。・非資源分野を中心とする底堅い収益基盤・戦略的投資からの利益貢献・低調であった事業の改善・将来懸念への早期対応次期の経営計画は以下の通りです。連結純利益8,800億円、R...
松風(7979)は歯科材料・器具の大手。人工歯、研削材で国内シェア高い。欧米など海外積極展開、ネイル事業も。■業績・参考指標2024年3月期は海外売上の拡大及び為替の影響により増収となりました。営業利益は増収効果により増益、利益率も向上しています。次期は更なる海外事業の拡大、特に新興国を中心に旺盛な需要を見込みます。4期連続の増収増益、過去最高益を更新する計画です。1Qは堅調に推移、早速通期の業績予想を上方修...
プロネクサス(7893)は上場企業のディスクロージャー、IR支援大手。電子開示用システムに強み。利益は上期偏重。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益でした。イベント映像機材・運営支援会社を連結子会社化したことが寄与しました。上記により非印刷分野のイベント事業が拡大しています。非印刷分野の売上高は55.0%から65.9%へとジャンプアップ。なお招集電子化1年目の業績影響は軽微でした。むしろ新サービスの受注促進等の...
タカラトミー(7867)は玩具大手。06年タカラ吸収合併。「トミカ」等定番品多い。海外中心にネット通販を強化中。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は日本、アジア地域が好調でした。増収および輸送費の落ち着き等による原価率の改善から粗利が伸長、販管費も減少して増益です。株主還元方針を変更しています。安定配当という定量水準がない記載から総還元性向50%以上と明記しています。あわせて5月には27億円程度の自己株式取...
CYBERDYNE(サイバーダイン) 投資フェーズ続く &かんちさん本
CYBERDYNE(サイバーダイン)(7779)はロボットスーツ「HAL」開発の筑波大発ベンチャー。レンタルによる医療・福祉サービス主体。■業績・参考指標2024年3月期は海外の売上高が増加しました。米国RISEグループの治療サービス等売上や独会社の買収などによります。営業利益は赤字拡大。米欧子会社に対する初期投資、のれん等の減損による一時費用の発生によります。次期の業績予想は未開示です。革新的技術により新規性の高い事業を...
杉田エース(7635)は建築用金物主体の建材商社で全国展開。開発は自社で、生産は外部委託。DIY関連等直需育成。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益。ルート事業は宅配ボックス等、直需事業は長期保存食「IZAMESHI」の需要が高まりました。次期は要因が良く分かりませんが、減収減益の計画です。1Qは前期比減益(赤転)、ホームセンター関連商品の回復傾向が見られないようです。後は良く分かりません( ̄^ ̄)ゞ■株主優待権利...
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スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社11社。M&A推進。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高は過去最高額を記録も、予算未達で着地・粗利は増収により増加も、価格競争のなか粗利率は-0.2%・販管費は予算内執行も、営業利益・経常利益は前年・予算を下回るという訳で、上記の文章は全て○○も、…という構文になりました。つまり、良いところもあったが...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。全店舗の約8割に調剤併設。ツルハHDと経営統合協議中。■業績・参考指標ツルハとウエルシアの経営統合の概要は以下の通りです。①2025年5月頃イオンによるツルハHD株式の追加取得持分比率19.7%→26.8%②2025年12月ツルハHD・ウエルシアHDによる株式交換効力発生③2025年12月上旬~2026年1月(予定)イオンによるツルハHDへのTOBイオンのツルハに対する持分比率:5...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・顧客単価の上昇を伴い増収、既存店の回復も顕著・原価上昇も、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、粗利率は上昇・管理コストの上昇は継続も、増収の範囲内で推移会社別で見ると、日本レストランシステムの増益が目立ちます(+50.9%)。次期も増...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・住関連は増収、微減益・外食事業は増収増益・投資有価証券売却益により当期利益は増加住関連の売上高増はフレッシュハウスの子会社化及び新店が寄与しました。外食事業ではからやまの好調が継続しています。次期の業績予想は増収、経常利益は減益。住関連は大型のホ...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・気候変動による季節商品への影響や物価上昇での節約意識の高まりによる買い控え等により減益・粗利の増加と経費の抑制により営業利益は増加・特別利益の減少と特別損失の増加により、当期純利益は減益コロナ禍の特需が終わってからは、ほぼ右肩下がりの...
オンワードホールディングス(8016)はアパレル大手。百貨店、SC向けに展開。「23区」「J.プレス」など、中高価格帯ブランド軸。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高はブランド事業が好調に推移し増収・旧年品在庫高の調整により粗利率は低下、店舗運営効率化により販管費率は低下・営業利益は減益も、繰延税金資産の計上等により親会社利益は増益、計画達成昨年10月から新規連結対象となったウィゴー事...
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・5月、12月の価格改定後も来店数が堅調に推移し、増収・原材料高騰(米、キャベツ等)、人件費の増加等を増収で吸収し、増益次期の業績は値上げ効果が一巡してきますが、一定の効果は見込めます。原価率は前期並みとし、増益を目指します。“Hiday Challenge”...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・対計画では、売上収益と粗利率は未達も、経費コントロールでコア営業利益は達成・営業利益以下はMCファッション買収に伴う負ののれん益が支えに・アパレルブランドの一部はMD課題を残すも、デジタルとプラットフォーム事業でリカバリ前期は決算期変更に伴う11ヵ月決...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・期末の店舗数は81店舗(前期比+1)・既存店の業態転換を進め、新業態「もつ焼き酒場てけてけ」を9店舗まで拡大・増収増益、当期利益の黒転を達成もう少し規模拡大しないとダメなレベルですが、新規出店は進んでいません。立地の慎重な選定と...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・国内事業はEC堅調に推移も、SCブランドの苦戦や不採算整理により減収・販管費コントロールも、粗利減少をカバーしきれず・中国事業における持分法による投資損失24.3億円の影響により当期利益は赤転中国は合弁事業の株式譲渡を実施しています。これ...
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は国内流通首位。日米コンビニ核にスーパー、外食、銀行等。23年百貨店売却など選択と集中推進。■業績・参考指標2024年2月期は修正計画を達成しています。前期比では国内外コンビニともに減益です。またSEI不採算店閉店($375M)やラストワンマイル戦略再構築に伴う損失等を計上しています。当社の注目点は今後のコーポレートアクションですね。まずは株主還元を強化します。配当は次期に+1...
DCMホールディングス(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・売上高は過去最高、営業利益、経常利益も過去最高を更新・親会社利益は前期の段階取得差益の影響を除いた場合は34億円の増益これはケーヨーとの統合により事業規模が拡大、収益性が向上したことが効いています。販管費も統合による削減効果を含め、計画比2.8%抑えることが...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・年商は5年ぶりの100億円超・既存店前年比は売上・客単価が堅調に推移するも、客数は前年を下回る結果・増収と営業利益の増益、繰延税金資産の計上により当期利益も増益商業施設、駅、空港などに出店を進めています。そのうえで地域に根差したスポーツ・事業等と協業することで...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等カジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標2025年2月期の売上高は過去最高となりました。一方で営業利益は計画未達、減益となっています。減益の要因は粗利率の悪化、海外事業と飲食事業のグループ会社の業績不振です。対応策は手早く、飲食子会社は新規出店抑制などによるコスト改善、米国事業は撤退します。米国事業から撤退し、東南アジ...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標2025年2月期は売上高、各段階利益で前年実績及び計画を上回りました。中国の代理商への商品全般の販売とスポーツ卸先へのフットボール商品の販売が好調でした。都市部はインバウンド増加により好調、地方は値上げによる需要減と購買力格差が出ています。タビオスポーツは生産能力の拡大により、売上牽引に...
2025年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,965.10円月間で1,919円(5%)高となりました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受け、貿易摩擦の激化への懸念が和らぎました。とはいえ、また雲行きが怪しくなっていますが…私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+3.0%、年初来損益で+2.0%となりました。日経平均には付いていけませんが、年初来ではプラスに転じています。<国内...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・増収増益、各段階利益は上場後の最高益を達成・既存店売上高前期比+4.0%、グループ全体も好業績を維持・2件のM&Aを実施4Qに2件のM&Aを実行したことにより、計画外の手数料等を計上しています。これにより計画比では若干下回る利益がありま...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理、和食などを直営・FCで展開。比マニラにも出店。■業績・参考指標2025年2月期の業績概要は以下の通り。・売上高は前年、修正計画を達成・営業利益は前年割れ、修正計画も未達営業利益の未達は大阪の旗艦店「XEX WEST」の収益力改善遅れ、費用増によるものです。楽観的な計画を出して未達になるのは当社の性なので、驚きはありません。決算説明資...
円谷フィールズホールディングス(2767)は遊技機の企画開発、販売が軸。「エヴァ」シリーズ著名。円谷プロ、映像制作等コンテンツ事業も。■業績・参考指標2024年3月期のトピックスは以下の通りです。・売上高はPS事業セグメントの販売が好調に推移・持分法適用関連会社としたダイコク電機に関する投資利益が増加・ソフィアの買収により生じた負ののれん発生益コンテンツ&デジタル事業セグメントは増収減益。新商品発売をにらみ現...
エディオン(2730)は家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を「エディオン」に統一。リフォームにも強い。■業績・参考指標PLは置いておいて、気になった点をピックアップします。2023年9月にプロサッカーチームのサンフレッチェ広島を連結子会社としています。クラブ設立時からスポンサーでしたが、まさかの展開!また家電に次ぐ第2の柱としてリフォーム事業に注力していますが、ここでもM&Aを実施しています。CFを見て...
エムスリー(2413)はソニーG関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験等周辺分野開拓。■業績・参考指標24年3月期はCOVID関連以外の通常事業の売上は+11%の成長となりました。一方でCOVID期の一時的需要の剥落や製薬会社のコスト圧縮、海外治験事業の減速で減益となりました。これまで毎年10件程度のM&Aを実施しています。FY23はトータルで10件、FY24も当直連携基盤とメドケアの買収をすでに完了してい...
寿スピリッツ(2222)は菓子大手。土産やギフト用軸に地域限定菓子製販会社多数、「ルタオ」「フランセ」など抱える。■業績・参考指標24年3月期はすべての指標で前期を上回り、過去最高値を更新しました。インバウンド対策の強化や新ブランド出店、商品価格の改定が奏功しました。インバウンド売上は4Q単で初めて20億円を突破するなど好調です。またシュクレイが3つの新ブランドプロデュース、好立地への新規出店等で成長を牽引し...
名糖産業(2207)はチョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は増益となりました。原材料価格の高騰が続いていますが、増収や商品の内容量変更・価格改定により利益を確保しました。一方で粉末飲料部門や子会社にて固定資産の減損22億円を実施し、当期利益はマイナスとなりました。さて当社のPBRは0.6倍程度で推移しています(当社資料によ...
大林組(1802)は最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期は減益も計画は上回って着地しました。八重洲を含む複数案件での損失引当や海外での貸倒引当により費用が増加しました。一方で国内土木や海外での手持工事の大幅な利益改善が大きく奏功しました。長期安定配当の維持を第一に、自己資本比率(DOE)を3%程度から5%程度に引き上げています。...
ビーアールホールディングス(1726)は極東興和が中核。中国、関西地盤のPC橋梁大手。M&Aで関東、東北へエリア拡大し全国化。■業績・参考指標2年連続の増収、3年ぶり増益となっています。推移をまとめて興味深かったのがFCFの動きです。なんと過去5年間、ずっとFCFはマイナスです。営業CFもほぼマイナス。これは受取手形・完成工事未収入金等の増加によって運転資本が悪化しているのでしょう。この状態だとCashが必要になりますね...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社10社。■業績・参考指標2024年2月期は人件費の上昇等により販管費は増加したものの、既存店の好調や単価上昇により伸長。増収・2桁増益での着地となりました。次期も増収増益を見込んでいます。当社は安定的に成長はしていますが、ROEは6%台、PBRは1倍割れです。成長投資(特にM&A)による利益水準の向上を第一義に、ROE8%の実現を目指...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。ツルハHDと経営統合協議開始。■業績・参考指標2024年2月期は調剤が好調でしたが、コロナ関連需要の反動減の影響で増収減益でした。次期は増収増益増配を見込んでいます。さて色々あった当社ですが気になる点をピックアップしておきます。・WAON POINTを中心としたポイントサービスへ移行ま、これは早々にやるべきことだったので...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標24年2月期の売上高は顧客単価の上昇を伴い、前年比で大きく改善しました。原価上昇も直営店舗の売上構成比が増加したこともあり、粗利率は上昇しています。管理コストの増加は増収に伴うコストコントロールの範囲内で推移しています。ブランド別でみると、ドトールとエクセルシオールの伸びが+2...
オンワードホールディングス(8016)はアパレルメーカー大手。「23区」「自由区」など、中高価格帯ブランド軸。百貨店向け中心に展開。■業績・参考指標2024年2月期の営業利益は2008年度以降で最高益となっています。要因は増収とグローバル事業構造改革の成果、商品サプライチェーン効率化等によるものです。2025年2月期は引き続き営業利益で最高益の更新を目論んでいます。前提は以下の通りです。・売上高:国内事業は堅調、海外...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標「事業計画及び成長可能性に関する事項」から気になる点をピックアップします。・24期で不採算店の撤退を完了し、てけてけ及び新業態を緩やかに出店・新規出店とともに既存店強化の取り組みによりトップラインの回復を図る・トップラインの回復と徹底したコスト管理により、26期に...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2024年2月期のサマリーは以下の通りです。・国内事業は粗利は増加も、販管費の増加をカバーしきれず、減益・海外事業は中国事業は回復も、米国事業のマイナス響く当初は現中計で3年をかけコロナ後の新常態を確立し、再び成長軌道に乗せる計画でした。しかし、国内外の業績苦戦を受け、飛躍...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標損益の推移をみていると2024年2月期で辛うじてプラスに転じています。と思っていたら、これが上場後の最高益なんですね。なんかすみません…店舗は2018年2月期に149店舗ありましたが、111店舗まで減少しています。関東の店舗も随分と減りました。まあ現状で地域を分散するより...
イオンモール(8905)はイオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営。海外は中国やベトナムなどで展開。■業績・参考指標中計数値の見直しを行っています。これは初年度である2024年2月期に回復が遅れ、営業利益で121億円の未達で着地しています。直近数年間は計画乖離が続いており、次年度以降はトレンド、リスクシナリオを加味しての見直しです。推移でみても売上高は伸びていますが、利益は減少トレンドです。今後の海...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2024年2月期は決算期変更に伴う11ヵ月決算でした。そのためPLよりもBS・CFにフォーカスを当ててみたいと思います。[BS]当期より永久劣後ローンの借換えを本格始動させています。これに伴い50億円が資本から借入金に振り替わったものの、D/Eレシオ1倍以下に改善。商品在庫の資金化は下期で大きく進展、ただ...
DCMホールディング(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開、傘下にケーヨー。■業績・参考指標売上高減少を粗利益率改善、経費削減でカバーできず減益となりました。なおケーヨーの3ヶ月分を連結として取り組んでいます。M&Aを推進し、「協働・共創」を通じた事業領域の拡大を図っています。今後はエリアの拡大と各種アライアンス・異業種連携や機能強化をターゲットとしています。ただし...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2024年の売上高2019年度比は81.1%、4Q単は87.0%でした。営業時間は4Q単で通常営業時間の91.0%、23時以降深夜帯の売上高はコロナ禍前比44.6%です。利益はコロナ禍以降初、全四半期で黒字化しました。という訳で新規出店を行っています。出店ターゲットを47都道府県に拡大し、厳選した200店舗体制を構築する計...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開。営業赤字続き立て直し中。■業績・参考指標業績の推移を見ると、まだまだ油断はできませんが最悪期は脱したようです。25年2月期の取り組みのうち、インバウンドと和食事業の強化に興味があります。和の鉄人・森本シェフによるプロデュース店は鉄板焼と鮨の業態で客単価を大幅にアップさせています。とんかつ業態の展開も個...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2024年2月期は以下の点から大きく利益を落としています。・天候不順・暖冬による季節商品の伸び悩み・物価高による顧客の買い控え・2024年問題によるコスト上昇・人件費の増加・新店投資に伴う減価償却費負担の増加2025年2月期の業績見通しも伸び悩みで、状況の改善を見込む状況ではありませ...