北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
ヤーマン(6630)は美顔器や痩身器具など家庭用美容、健康機器メーカー。化粧品も販売。通販や家電量販店が販路。■業績・参考指標2024年3月期は大幅な減収減益。売上高は△25.5%、営業利益は△93.2%となっています。これは中国での日本製品買い控えや中国向け一部の売掛金に貸倒引当金を計上したことによります。また国内の新カテゴリや直販部門への投資も先行で、売上の伸長に寄与できませんでした。これに伴い当初2025年4月期に...
ロック・フィールド(2910)はサラダ主体の高級総菜「RF1」が主力。「神戸コロッケ」等業態複数。出店は百貨店地階が中心。■業績・参考指標2024年4月期は前期比で増収増益。売上高:付加価値の高い商品の提案強化により客単価が上昇、都心店舗の回復もあり増収営業利益:価格改定効果や品揃えの工夫などにより粗利率は改善、店舗の運営コストは上昇も増益ただし、計画対比では減収減益です。売上高は年明けから苦戦、売上未達と店...
アイ・ケイ・ケイホールディングス ホテル事業への新規参入検討開始
アイ・ケイ・ケイHD(2198)は九州地盤に地方中核都市中心にゲストハウス型婚礼施設を展開。介護併営。■業績・参考指標2024年10月期の3Qは前期比増収増益。施行組数は減少も単価が好調に推移しました。費用の減少や利益率の高いフォト事業の増益も貢献しました。受注残組数(2024年7月末)は前年同期比6.6%減の4,776組となっています。この受注残組数はコロナ禍前と比較すると+10.6%です。売上高・利益の水準はコロナ禍前に戻っ...
ベルーナ(9997)はアパレルやグルメなどを扱うカタログ通販大手、主要顧客は50~60代。不動産事業にも注力。■業績・参考指標2024年3月期は売上高・各種段階利益で前年を下回りました。アパレル・雑貨で売上高と営業利益を大きく落としています。投資有価証券の売却で特別利益を計上も、地熱発電事業で33.8億円の減損損失を計上しています。プロパティ・ホテル事業と専門通販事業をグロース領域として新しくグルーピングします。そ...
やまや(9994)はイオン系。東北地盤の酒類専門店。関東、関西にも店舗多い。13年末に居酒屋チムニーを子会社化。■業績・参考指標2024年3月期は酒販事業、外食事業ともに増収増益でした。酒販事業の好調要因は以下の通りです。・料飲店の需要が回復・家飲みニーズへの対応(より専門性の高い商品の訴求)・インバウンド需要への対応ウイスキー人気も業績好調を牽引していると思いますが、これはいつまで続くのでしょうか?個人的に...
MRKホールディングス(9980)は女性用体型補整下着、化粧品、サプリなど販売。全面委託生産。RIZAPグループの子会社。■業績・参考指標業績はほぼ横ばいが続いています。一方で営業CFは2期連続でマイナスです。2024年3月期は売上債権の増加と棚卸資産の増加、税金の支払増によるものです。健全な増加であれば良いですが、不良在庫の積み上げだと困りますね。それにしても利益の絶対額も低いですが、EPSも低いですね。2024年3月期のE...
松屋フーズホールディングス(9887)は「牛めし」や「とんかつ」のチェーンを東名阪中心に全国展開。カレーやすし業態を育成中。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益。とはいえ利益水準は経年で見るとバラツキがあります。次年度はなぜか大幅に減益計画。1Q決算では増益発信でここまで下がる要因はちょっと見当たりません。総合利回りは食べるもの次第です(笑)(私の表では1枚600円換算なので高額商品にすればもっと利回りは高...
日本KFCホールディングス(9873)は「ケンタッキーフライドチキン」を全国展開。FC比率7割強。三菱商事系。カーライルがTOB。■業績・参考指標2024年9月18日をもって上場廃止となっています。これは米投資ファンドのカーライル・グループによるTOBが成立したことによります。TOB価格は6,500円。優待目的で保有を開始した銘柄で短期間に大幅増で回収できたのはラッキーでした。■株主優待なし■今日の一言最後の株主優待券が届いてい...
オートバックスセブン フランチャイズ(FC)チェンパッケージ変更
オートバックスセブン(9832)は自動車用品店の国内最大手。「オートバックス」をFC中心に全国展開。欧州、アジアでも運営。■業績・参考指標2024年3月期は前期比で減収減益。下期の暖冬の影響で冬季用品の販売が低迷しました。またFCチェンパッケージ変更に伴い店舗在庫の価格低減措置を実施したことも響きました。FC加盟店舗への卸売価格を引き下げ、小売りに付随するロイヤリティ料率を引き上げます。これに伴い、期初在庫に対し...
ヤマダホールディングス(9831)は傘下に家電量販首位ヤマダデンキ。M&Aで注文住宅も業界上位に。デンキが大塚家具吸収合併。■業績・参考指標2024年3月期は減収減益、計画未達でした。デンキセグメントは海外伸長も、国内の家電市場冷え込みによりマイナスでした。住建はヤマダホームズの先行投資の影響で減益です。中計は未達の状況です。当初計画の売り場面積の増床未達、店舗売上計画未達。住建は当初想定より計画を要し計画未...
ナック(9788)はダスキン加盟店最大手。レンタル事業、水宅配が主力。住宅や建築コンサルにも展開。M&Aも。■業績・参考指標2024年3月期は前期比減収減益でした。住宅の営業利益は黒転しましたが、粗利率の高いコンサルの売上減少により減益です。これは建築原価の高騰や審査に時間を要する補助金商品の販売比重増加による期ずれもあるようです。という訳で来期はコンサル事業の収益回復で増益計画としています。当社はレンタル事...
学究社(9769)は東京西部地盤に小中学生向け塾「ena」展開。都立中高一貫校受験に強み。私立受験も強化中。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益。新校舎の生徒数が順調に推移、授業料の改定が増収に貢献しました。一方でコスト増に対して十分な価格転嫁ができず利益の減少につながりました。次期は「都立のena」から「私立も都立も合格する塾ena」への転換を図ります。最難関私国立中受験指導「極」を2校舎開校します。なお資本...
沖縄セルラー電話(9436)はKDDI傘下の総合通信会社。沖縄県では携帯シェア5割と圧倒的。固定通信と併せて顧客開拓。■業績・参考指標2024年3月期は12期連続の増収増益で過去最高を更新。配当も23期連続増配で配当性向は44.9%でした。あまり言うことはないです(笑)このまま地域で強いポジションを維持してもらえればと思います。5Gエリア展開も人口カバー率96%超としっかり対応できています。■株主優待権利確定月:3月末日自社...
ソフトバンク(9434)は「ソフトバンク」「ワイモバイル」展開の通信会社。ヤフー、ZOZO、ペイペイなど非通信強化。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益。前期のPayPay再測定益2,948億円の影響によります。次期は増収増益を計画。25年度には営業利益1兆円強レベルを創出可能ですが、成長投資により利益額を押し下げる見通しです。(当初は成長投資を見込んでいなかったの?という話ですが)成長投資は生成AI等への投資が中心とな...
KDDI(9433)は総合通信大手。携帯・光回線を展開。物販など非通信伸ばしライフデザイン企業への脱皮模索中。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益。ミャンマー通信事業リース債権引当、低稼働通信設備の減損・撤去引当等の一過性影響がありました。影響額は営業利益で△1,190億円、当期利益で△440億円となっています。なお中計期間を1年延長し、EPS目標達成に向けて取り組みます。今後のポイントはローソンの事業成長でしょうか。...
日本電信電話(9432)はNTTグループ持株会社。ドコモ主力。固定電話独占、光回線高シェア。海外開拓・提携に注力。■業績・参考指標2024年3月期の営業収益・営業利益・当期利益は過去最高を更新しました。EPSは当年度を最終年度とする前中計目標を達成しています。次期中計では成長のためのキャッシュ創出力の強化を目指します。そのため主要指標にEBITDAを設定します。2027年度に向けて20%アップとなる4兆円を目指します。そのド...
朝日放送グループホールディングス(9405)は大阪地盤の民放でテレ朝系列。「探偵!ナイトスクープ」など自社番組も制作。住宅展示場大手。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益。タイム収入・配信収入増。アニメ関連の売り上げが増収につながりました。一方で新規事業展開の遅れ・コンテンツ開発のため費用が先行しています。また、利益率の高いスポット収入減も響いています。次期は増益予想としています。売上高はほぼ横ばい、...
日本テレビホールディングス(9404)は読売グループでテレビ放送草分け。視聴率首位継続。動画配信「Hulu」、スポーツジムも展開。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益。テレビ広告は厳しい市況が続き、地上波テレビ広告収入が減少しています。この動きは不可逆でしょう。更に視聴率争いでも他社の後塵を拝す形になりそうです。アニメ、海外番販、IPビジネス、映画など、日本テレビ放送網の事業収支は好調とのことです。他グルー...
日本管財ホールディングス(9347)はビル、公共住宅の清掃、警備など総合管理に実績。自治体など公共施設管理拡充。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は新規管理案件の受託等が好調に推移し、増収。営業利益は人件費の増加や設立費用の発生により微減、当期利益は微増となりました。利益は高成長とは言えませんが、順調に成長しています。この原動力になっているのかは分かりませんが、M&A・出資の推進に注力しています。それも...
九州旅客鉄道(9142)はJR九州。新幹線運営、在来線は観光列車に強み。多角化推進し、不動産や流通・外食の比重高い。■業績・参考指標中計で掲げた設備投資計画は順調に進捗しています。2025年3月期は借入余力を活用し、物流不動産開発等の成長投資を計画しています。D/EBITDAは5倍台、自己資本比率は40%程度を維持しています。成長投資は良いのですが、投資過多の状態が続いていますので配当増加は優先順位低そうです。配当は下...
FJネクストホールディングス(8935)は首都圏で「ガーラ」ブランドの投資用ワンルームマンション販売が主力。ファミリー向けも展開。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益。マンション販売戸数の増加、建設事業の完成工事件数の増加が寄与しました。低い借入依存度で良好な財務健全性を保持とあります。自己資本比率71.4%はちょっと高いですね。次期の業績は増収減益を見込みます。原材料価格の上昇を織り込んで利益率は悪化して...
大阪・兵庫旅行の2日目は神戸観光です。まずは「天然温泉 浪漫湯 ドーミーイン神戸元町」の朝食から。1Fの会場は道路と面しているので室内着だと少々恥ずかしい…メインは兵庫県産播磨牛使用の牛丼。神戸名物ビーフカツもあったようですが、食べるのを失念しました。中華粥、中華茶碗蒸しもありますよ。お代わりでパンとデザート。正直これは余計でした。後々に響くことに…ホテルをチェックアウトした後は中華街の「老祥記」へ。こ...
10月上旬に1泊2日で大阪府・兵庫県を訪問しました。相方が所用で大阪に行くことになったので途中で合流する形に。初日の夕方までは大阪一人旅、合流後は神戸に向かうという流れです。朝食は「the 3rd Burger」にてハンバーガーをセットで。1,270円を請求され、優待券2枚と1,000円札にてお支払い。お釣りはなぜか500円×2枚+100円玉×2枚、10円玉×4枚。お金が増えとるがな…そしてなぜかセットのコーヒーがS×1とL×1と2つトレイに乗っ...
MIRARTHホールディングス カシューナッツのポテンシャル
MIRARTHホールディングス(8897)は1次取得者中心にマンション分譲。首都圏地盤だが、地方都市にも進出。再エネ発電事業も展開。■業績・参考指標2025年3月期の通期業績予想は増収増益を見込みます。各事業の状況は以下の通りです。不動産事業:前期同様を計画エネルギー事業:施設売却の減少を計画、売電収入は増加を見込むアセットマネジメント事業:AUM拡大に伴う運用報酬の増加を計画事業ポートフォリオは不動産事業を安定成長...
平和不動産(8803)は東京、大阪、名古屋、福岡の証券取引所を賃貸。東京・兜町や札幌で再開発が複数進行中。■業績・参考指標前中計はKPIを全て達成しました。連結総還元性向70%程度は最終年度に特別配当50円で無理やり?達成させています。次期の中計から総還元性向の文字は消え、連結配当性向50%のみが残っています。ビジネスとしては以下の点に取り組みます。①日本橋兜町・茅場町ブランドの確立②当社史上最大規模となる札幌再...
東京海上ホールディングス(8766)はメガ損保で首位級、東京海上日動が主体。欧米柱の海外保険事業はM&Aで急拡大。生保も育成。■業績・参考指標新中計のKPIターゲットは以下の通り。政策保有株式の売却益効果が大きいです。・新中計のEPS Growth(3年CAGR)は+8%以上(含む政策株式売却益では+16%以上)と、引続き世界トップクラス・修正ROEは2026年度に14%以上(含む政策株式売却益では20%以上)を見込み、引続きグローバルピア水...
MS&ADインシュアランスグループHD 利益がジャンプアップしている要因は?
MS&ADインシュアランスグループHD(8725)は損保首位級。傘下に三井住友海上、あいおいニッセイ同和。生保育成、アジア軸に欧米も拡大。■業績・参考指標2025年3月期の業績予想で当期利益は+2,407億円の6,100億円となっています。+109.2%とジャンプアップしているのでビックリしました。大きな要因は資産運用損益・その他で+3,531億円となっていることでした。これは政策保有株式売却加速によるものです。配当は株式3分割後で145円...
日本取引所グループ(8697)は国内唯一の総合取引所グループ。傘下に東証、大阪取引所、東京商品取引所(TOCOM)。■業績・参考指標2025年3月期の業績予想を上方修正しています。要因は期初に設定していた売買代金・取引高を見直したことによります。これにより配当予想も修正しています。律儀に、業績が悪化したら配当を下げる会社なので、業績上がれば配当は上がります。配当性向は60%程度としています。FCFの動きを見ている...
三菱HCキャピタル(8593)は三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速。■業績・参考指標2024年3月期の純利益は前期比+76億円。年間配当金は37円、25期連続増配です。2025年3月期の純利益は前期比+9.0%の1,350億円。年間配当金は+3円の40円を予想しています。航空事業をはじめとした各事業の伸長、大口損失の剥落などによるものです。業績は順調に伸びていますが、配当の伸びは従来よりは鈍...
オリックス 当期純利益の39%を配当すると133.2円>下限98.6円
オリックス(8591)はリース手始めに生保、不動産など多角化、海外展開突出。エネルギー、空港運営など事業投資も。■業績・参考指標2024年3月期の当期純利益は3,461億円(前期比+19%)で過去最高。ROEは9.2%となりました。インバウンド関連事業や保険の好調に加え、国内PE投資先の成長も寄与しました。売却益はクレジットのほか、不動産、国内PEおよびアジア・豪州が下期に売却益を計上しています。次期の利益予想は3,900億円(+...
2024年9月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,919.55円月間で728円20銭(2%)安となりました。一時、米景気不安が強まったことで外国為替市場では円高・ドル安が進行。円高が収益下押しにつながりやすい輸出関連株の下落が相場全体の重荷となった。と日経の記事にありますが、30日に1,910円安になったのが月間マイナスの主要因ですよね…年末に向けて政治によるボラティリティ要素が高まりました。私のポ...
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北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社11社。M&A推進。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高は過去最高額を記録も、予算未達で着地・粗利は増収により増加も、価格競争のなか粗利率は-0.2%・販管費は予算内執行も、営業利益・経常利益は前年・予算を下回るという訳で、上記の文章は全て○○も、…という構文になりました。つまり、良いところもあったが...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。全店舗の約8割に調剤併設。ツルハHDと経営統合協議中。■業績・参考指標ツルハとウエルシアの経営統合の概要は以下の通りです。①2025年5月頃イオンによるツルハHD株式の追加取得持分比率19.7%→26.8%②2025年12月ツルハHD・ウエルシアHDによる株式交換効力発生③2025年12月上旬~2026年1月(予定)イオンによるツルハHDへのTOBイオンのツルハに対する持分比率:5...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・顧客単価の上昇を伴い増収、既存店の回復も顕著・原価上昇も、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、粗利率は上昇・管理コストの上昇は継続も、増収の範囲内で推移会社別で見ると、日本レストランシステムの増益が目立ちます(+50.9%)。次期も増...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・住関連は増収、微減益・外食事業は増収増益・投資有価証券売却益により当期利益は増加住関連の売上高増はフレッシュハウスの子会社化及び新店が寄与しました。外食事業ではからやまの好調が継続しています。次期の業績予想は増収、経常利益は減益。住関連は大型のホ...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・気候変動による季節商品への影響や物価上昇での節約意識の高まりによる買い控え等により減益・粗利の増加と経費の抑制により営業利益は増加・特別利益の減少と特別損失の増加により、当期純利益は減益コロナ禍の特需が終わってからは、ほぼ右肩下がりの...
オンワードホールディングス(8016)はアパレル大手。百貨店、SC向けに展開。「23区」「J.プレス」など、中高価格帯ブランド軸。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高はブランド事業が好調に推移し増収・旧年品在庫高の調整により粗利率は低下、店舗運営効率化により販管費率は低下・営業利益は減益も、繰延税金資産の計上等により親会社利益は増益、計画達成昨年10月から新規連結対象となったウィゴー事...
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・5月、12月の価格改定後も来店数が堅調に推移し、増収・原材料高騰(米、キャベツ等)、人件費の増加等を増収で吸収し、増益次期の業績は値上げ効果が一巡してきますが、一定の効果は見込めます。原価率は前期並みとし、増益を目指します。“Hiday Challenge”...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・対計画では、売上収益と粗利率は未達も、経費コントロールでコア営業利益は達成・営業利益以下はMCファッション買収に伴う負ののれん益が支えに・アパレルブランドの一部はMD課題を残すも、デジタルとプラットフォーム事業でリカバリ前期は決算期変更に伴う11ヵ月決...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・期末の店舗数は81店舗(前期比+1)・既存店の業態転換を進め、新業態「もつ焼き酒場てけてけ」を9店舗まで拡大・増収増益、当期利益の黒転を達成もう少し規模拡大しないとダメなレベルですが、新規出店は進んでいません。立地の慎重な選定と...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・国内事業はEC堅調に推移も、SCブランドの苦戦や不採算整理により減収・販管費コントロールも、粗利減少をカバーしきれず・中国事業における持分法による投資損失24.3億円の影響により当期利益は赤転中国は合弁事業の株式譲渡を実施しています。これ...
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は国内流通首位。日米コンビニ核にスーパー、外食、銀行等。23年百貨店売却など選択と集中推進。■業績・参考指標2024年2月期は修正計画を達成しています。前期比では国内外コンビニともに減益です。またSEI不採算店閉店($375M)やラストワンマイル戦略再構築に伴う損失等を計上しています。当社の注目点は今後のコーポレートアクションですね。まずは株主還元を強化します。配当は次期に+1...
DCMホールディングス(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・売上高は過去最高、営業利益、経常利益も過去最高を更新・親会社利益は前期の段階取得差益の影響を除いた場合は34億円の増益これはケーヨーとの統合により事業規模が拡大、収益性が向上したことが効いています。販管費も統合による削減効果を含め、計画比2.8%抑えることが...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・年商は5年ぶりの100億円超・既存店前年比は売上・客単価が堅調に推移するも、客数は前年を下回る結果・増収と営業利益の増益、繰延税金資産の計上により当期利益も増益商業施設、駅、空港などに出店を進めています。そのうえで地域に根差したスポーツ・事業等と協業することで...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等カジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標2025年2月期の売上高は過去最高となりました。一方で営業利益は計画未達、減益となっています。減益の要因は粗利率の悪化、海外事業と飲食事業のグループ会社の業績不振です。対応策は手早く、飲食子会社は新規出店抑制などによるコスト改善、米国事業は撤退します。米国事業から撤退し、東南アジ...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標2025年2月期は売上高、各段階利益で前年実績及び計画を上回りました。中国の代理商への商品全般の販売とスポーツ卸先へのフットボール商品の販売が好調でした。都市部はインバウンド増加により好調、地方は値上げによる需要減と購買力格差が出ています。タビオスポーツは生産能力の拡大により、売上牽引に...
2025年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,965.10円月間で1,919円(5%)高となりました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受け、貿易摩擦の激化への懸念が和らぎました。とはいえ、また雲行きが怪しくなっていますが…私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+3.0%、年初来損益で+2.0%となりました。日経平均には付いていけませんが、年初来ではプラスに転じています。<国内...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・増収増益、各段階利益は上場後の最高益を達成・既存店売上高前期比+4.0%、グループ全体も好業績を維持・2件のM&Aを実施4Qに2件のM&Aを実行したことにより、計画外の手数料等を計上しています。これにより計画比では若干下回る利益がありま...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理、和食などを直営・FCで展開。比マニラにも出店。■業績・参考指標2025年2月期の業績概要は以下の通り。・売上高は前年、修正計画を達成・営業利益は前年割れ、修正計画も未達営業利益の未達は大阪の旗艦店「XEX WEST」の収益力改善遅れ、費用増によるものです。楽観的な計画を出して未達になるのは当社の性なので、驚きはありません。決算説明資...
大庄(9979)は居酒屋大手。大衆割烹「庄や」「日本海庄や」などを首都圏軸に全国展開。卸売り、運送を育成中。■業績・参考指標2025年8月期2Qの業績は以下の通りです。・飲食事業は増収も原材料や各種コストの増加等により利益は微減・卸売・ロジスティックス事業は総合物流サービスによる外部売上高増加により増収増益通期の業績予想は上記を踏まえ修正。当初計画比増収も、コスト増をカバーできず営業利益は減益としています。ち...
エディオン(2730)は家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を「エディオン」に統一。リフォームにも強い。■業績・参考指標PLは置いておいて、気になった点をピックアップします。2023年9月にプロサッカーチームのサンフレッチェ広島を連結子会社としています。クラブ設立時からスポンサーでしたが、まさかの展開!また家電に次ぐ第2の柱としてリフォーム事業に注力していますが、ここでもM&Aを実施しています。CFを見て...
エムスリー(2413)はソニーG関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験等周辺分野開拓。■業績・参考指標24年3月期はCOVID関連以外の通常事業の売上は+11%の成長となりました。一方でCOVID期の一時的需要の剥落や製薬会社のコスト圧縮、海外治験事業の減速で減益となりました。これまで毎年10件程度のM&Aを実施しています。FY23はトータルで10件、FY24も当直連携基盤とメドケアの買収をすでに完了してい...
寿スピリッツ(2222)は菓子大手。土産やギフト用軸に地域限定菓子製販会社多数、「ルタオ」「フランセ」など抱える。■業績・参考指標24年3月期はすべての指標で前期を上回り、過去最高値を更新しました。インバウンド対策の強化や新ブランド出店、商品価格の改定が奏功しました。インバウンド売上は4Q単で初めて20億円を突破するなど好調です。またシュクレイが3つの新ブランドプロデュース、好立地への新規出店等で成長を牽引し...
名糖産業(2207)はチョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は増益となりました。原材料価格の高騰が続いていますが、増収や商品の内容量変更・価格改定により利益を確保しました。一方で粉末飲料部門や子会社にて固定資産の減損22億円を実施し、当期利益はマイナスとなりました。さて当社のPBRは0.6倍程度で推移しています(当社資料によ...
大林組(1802)は最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期は減益も計画は上回って着地しました。八重洲を含む複数案件での損失引当や海外での貸倒引当により費用が増加しました。一方で国内土木や海外での手持工事の大幅な利益改善が大きく奏功しました。長期安定配当の維持を第一に、自己資本比率(DOE)を3%程度から5%程度に引き上げています。...
ビーアールホールディングス(1726)は極東興和が中核。中国、関西地盤のPC橋梁大手。M&Aで関東、東北へエリア拡大し全国化。■業績・参考指標2年連続の増収、3年ぶり増益となっています。推移をまとめて興味深かったのがFCFの動きです。なんと過去5年間、ずっとFCFはマイナスです。営業CFもほぼマイナス。これは受取手形・完成工事未収入金等の増加によって運転資本が悪化しているのでしょう。この状態だとCashが必要になりますね...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社10社。■業績・参考指標2024年2月期は人件費の上昇等により販管費は増加したものの、既存店の好調や単価上昇により伸長。増収・2桁増益での着地となりました。次期も増収増益を見込んでいます。当社は安定的に成長はしていますが、ROEは6%台、PBRは1倍割れです。成長投資(特にM&A)による利益水準の向上を第一義に、ROE8%の実現を目指...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。ツルハHDと経営統合協議開始。■業績・参考指標2024年2月期は調剤が好調でしたが、コロナ関連需要の反動減の影響で増収減益でした。次期は増収増益増配を見込んでいます。さて色々あった当社ですが気になる点をピックアップしておきます。・WAON POINTを中心としたポイントサービスへ移行ま、これは早々にやるべきことだったので...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標24年2月期の売上高は顧客単価の上昇を伴い、前年比で大きく改善しました。原価上昇も直営店舗の売上構成比が増加したこともあり、粗利率は上昇しています。管理コストの増加は増収に伴うコストコントロールの範囲内で推移しています。ブランド別でみると、ドトールとエクセルシオールの伸びが+2...
オンワードホールディングス(8016)はアパレルメーカー大手。「23区」「自由区」など、中高価格帯ブランド軸。百貨店向け中心に展開。■業績・参考指標2024年2月期の営業利益は2008年度以降で最高益となっています。要因は増収とグローバル事業構造改革の成果、商品サプライチェーン効率化等によるものです。2025年2月期は引き続き営業利益で最高益の更新を目論んでいます。前提は以下の通りです。・売上高:国内事業は堅調、海外...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標「事業計画及び成長可能性に関する事項」から気になる点をピックアップします。・24期で不採算店の撤退を完了し、てけてけ及び新業態を緩やかに出店・新規出店とともに既存店強化の取り組みによりトップラインの回復を図る・トップラインの回復と徹底したコスト管理により、26期に...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2024年2月期のサマリーは以下の通りです。・国内事業は粗利は増加も、販管費の増加をカバーしきれず、減益・海外事業は中国事業は回復も、米国事業のマイナス響く当初は現中計で3年をかけコロナ後の新常態を確立し、再び成長軌道に乗せる計画でした。しかし、国内外の業績苦戦を受け、飛躍...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標損益の推移をみていると2024年2月期で辛うじてプラスに転じています。と思っていたら、これが上場後の最高益なんですね。なんかすみません…店舗は2018年2月期に149店舗ありましたが、111店舗まで減少しています。関東の店舗も随分と減りました。まあ現状で地域を分散するより...
イオンモール(8905)はイオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営。海外は中国やベトナムなどで展開。■業績・参考指標中計数値の見直しを行っています。これは初年度である2024年2月期に回復が遅れ、営業利益で121億円の未達で着地しています。直近数年間は計画乖離が続いており、次年度以降はトレンド、リスクシナリオを加味しての見直しです。推移でみても売上高は伸びていますが、利益は減少トレンドです。今後の海...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2024年2月期は決算期変更に伴う11ヵ月決算でした。そのためPLよりもBS・CFにフォーカスを当ててみたいと思います。[BS]当期より永久劣後ローンの借換えを本格始動させています。これに伴い50億円が資本から借入金に振り替わったものの、D/Eレシオ1倍以下に改善。商品在庫の資金化は下期で大きく進展、ただ...
DCMホールディング(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開、傘下にケーヨー。■業績・参考指標売上高減少を粗利益率改善、経費削減でカバーできず減益となりました。なおケーヨーの3ヶ月分を連結として取り組んでいます。M&Aを推進し、「協働・共創」を通じた事業領域の拡大を図っています。今後はエリアの拡大と各種アライアンス・異業種連携や機能強化をターゲットとしています。ただし...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2024年の売上高2019年度比は81.1%、4Q単は87.0%でした。営業時間は4Q単で通常営業時間の91.0%、23時以降深夜帯の売上高はコロナ禍前比44.6%です。利益はコロナ禍以降初、全四半期で黒字化しました。という訳で新規出店を行っています。出店ターゲットを47都道府県に拡大し、厳選した200店舗体制を構築する計...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開。営業赤字続き立て直し中。■業績・参考指標業績の推移を見ると、まだまだ油断はできませんが最悪期は脱したようです。25年2月期の取り組みのうち、インバウンドと和食事業の強化に興味があります。和の鉄人・森本シェフによるプロデュース店は鉄板焼と鮨の業態で客単価を大幅にアップさせています。とんかつ業態の展開も個...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2024年2月期は以下の点から大きく利益を落としています。・天候不順・暖冬による季節商品の伸び悩み・物価高による顧客の買い控え・2024年問題によるコスト上昇・人件費の増加・新店投資に伴う減価償却費負担の増加2025年2月期の業績見通しも伸び悩みで、状況の改善を見込む状況ではありませ...
2024年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 38,487.90円月間で82円24銭(0.2%)高となりました。2カ月ぶりに上げましたが、上値は重かったです。3月期企業の決算発表で慎重な業績見通しが相次いだほか、日米の長期金利上昇も足かせになりました。私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+0.6%、年初来損益で+3.4%となりました。日経の月間の値幅は狭かったようですが、私のポートフォリオ...